JPH09306843A - 半導体製造装置 - Google Patents
半導体製造装置Info
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- JPH09306843A JPH09306843A JP14857896A JP14857896A JPH09306843A JP H09306843 A JPH09306843 A JP H09306843A JP 14857896 A JP14857896 A JP 14857896A JP 14857896 A JP14857896 A JP 14857896A JP H09306843 A JPH09306843 A JP H09306843A
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- semiconductor wafer
- working chamber
- chamber
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 作業チャンバ13内の気密性が維持できてい
るか否かを自動的に検出し、気密性が低下していると
き、自動停止できる半導体製造装置10を提供する。 【解決手段】 作業チャンバ13と、真空度が高められ
た作業チャンバ13内に不活性ガスを供給するプロセス
ガス供給手段12と、半導体ウエハ15に不活性ガス雰
囲気下で所定の処理を施す処理手段17と、半導体ウエ
ハ15を作業チャンバ13に搬入する取扱い手段16と
を備える半導体製造装置10に、プロセスガス供給手段
12および処理手段17が非作動状態にあってかつ作業
チャンバ13内の真空度が所定の値を超えていないと
き、取扱い手段16の作動を停止させるための停止信号
を発する負圧チェック手段19を設ける。
るか否かを自動的に検出し、気密性が低下していると
き、自動停止できる半導体製造装置10を提供する。 【解決手段】 作業チャンバ13と、真空度が高められ
た作業チャンバ13内に不活性ガスを供給するプロセス
ガス供給手段12と、半導体ウエハ15に不活性ガス雰
囲気下で所定の処理を施す処理手段17と、半導体ウエ
ハ15を作業チャンバ13に搬入する取扱い手段16と
を備える半導体製造装置10に、プロセスガス供給手段
12および処理手段17が非作動状態にあってかつ作業
チャンバ13内の真空度が所定の値を超えていないと
き、取扱い手段16の作動を停止させるための停止信号
を発する負圧チェック手段19を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造装置に
関し、特に不活性ガス雰囲気下で半導体ウエハにスパッ
タリングのような所定の処理を自動的に施すべくシーケ
ンス制御を受ける半導体製造装置に関する。
関し、特に不活性ガス雰囲気下で半導体ウエハにスパッ
タリングのような所定の処理を自動的に施すべくシーケ
ンス制御を受ける半導体製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ICチップのような半導体素子の
製造ラインに設置される半導体製造装置の1つに、スパ
ッタリング装置がある。スパッタリング装置は、半導体
ウエハの各IC回路部に、例えばアルミ金属による配線
部分あるいはモリブデンのような金属を含むシリサイド
による抵抗部分等を形成するために使用されている。
製造ラインに設置される半導体製造装置の1つに、スパ
ッタリング装置がある。スパッタリング装置は、半導体
ウエハの各IC回路部に、例えばアルミ金属による配線
部分あるいはモリブデンのような金属を含むシリサイド
による抵抗部分等を形成するために使用されている。
【0003】このスパッタリング装置では、負圧源に接
続された作業チャンバ内に、スパッタリング処理を受け
る半導体ウエハが取扱い手段によって搬入され、作業チ
ャンバ内の真空度が高められると、この作業チャンバ内
に不活性ガスが供給される。作業チャンバ内の不活性ガ
スが、アルミ金属のようなターゲットと半導体ウエハと
の間に印加される電圧によりグロー放電を生じると、イ
オン化した不活性ガスがターゲットをスパッタし、スパ
ッタを受けたターゲット粒子が半導体ウエハに堆積す
る。このターゲット粒子の堆積により、半導体ウエハ上
に所望の金属膜等が形成される。スパッタリング処理を
受けた半導体ウエハは、引き続いて作業チャンバ内に搬
入される他の半導体ウエハと入れ替わりに、作業チャン
バから取扱い手段によって搬出される。これらの一連の
作業は、シーケンス制御により、自動的に繰り返され
る。
続された作業チャンバ内に、スパッタリング処理を受け
る半導体ウエハが取扱い手段によって搬入され、作業チ
ャンバ内の真空度が高められると、この作業チャンバ内
に不活性ガスが供給される。作業チャンバ内の不活性ガ
スが、アルミ金属のようなターゲットと半導体ウエハと
の間に印加される電圧によりグロー放電を生じると、イ
オン化した不活性ガスがターゲットをスパッタし、スパ
ッタを受けたターゲット粒子が半導体ウエハに堆積す
る。このターゲット粒子の堆積により、半導体ウエハ上
に所望の金属膜等が形成される。スパッタリング処理を
受けた半導体ウエハは、引き続いて作業チャンバ内に搬
入される他の半導体ウエハと入れ替わりに、作業チャン
バから取扱い手段によって搬出される。これらの一連の
作業は、シーケンス制御により、自動的に繰り返され
る。
【0004】ところで、作業チャンバの気密性が低下し
て大気が作業チャンバ内に進入すると、形成される半導
体素子の特性、例えば抵抗値が大きく変化してしまう。
そのため、製品の品質管理を維持する上で、作業チャン
バ内に高い気密性が維持されているか否かを知る必要が
ある。作業チャンバ内の真空度を知るための真空計が設
けられているが、不活性ガスの導入時には作業チャンバ
の真空度は低下する。
て大気が作業チャンバ内に進入すると、形成される半導
体素子の特性、例えば抵抗値が大きく変化してしまう。
そのため、製品の品質管理を維持する上で、作業チャン
バ内に高い気密性が維持されているか否かを知る必要が
ある。作業チャンバ内の真空度を知るための真空計が設
けられているが、不活性ガスの導入時には作業チャンバ
の真空度は低下する。
【0005】そのため、この作業チャンバに高い気密性
が維持されているか否かを知るには、真空計の指針値を
単に読み取るだけでは不可能であり、読取りのタイミン
グが重要となり、不活性ガスが作業チャンバ内に供給さ
れていないときの指針値を読み取る必要がある。
が維持されているか否かを知るには、真空計の指針値を
単に読み取るだけでは不可能であり、読取りのタイミン
グが重要となり、不活性ガスが作業チャンバ内に供給さ
れていないときの指針値を読み取る必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このことから、作業チ
ャンバ内に所定の高い気密性が維持されているか否かを
知るには、人手が必要となる。そのため、人手を介さ
ず、作業チャンバ内の気密性が維持できているか否かを
自動的に検出し、気密性が低下しているとき、自動的に
作業を停止できる半導体製造装置の出現が望まれてい
た。
ャンバ内に所定の高い気密性が維持されているか否かを
知るには、人手が必要となる。そのため、人手を介さ
ず、作業チャンバ内の気密性が維持できているか否かを
自動的に検出し、気密性が低下しているとき、自動的に
作業を停止できる半導体製造装置の出現が望まれてい
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の点を解
決するために、次の構成を採用する。 〈構成〉本発明は、基本的には、一連のシーケンス制御
において作業チャンバ内に不活性ガスが導入される前の
アイドリング完了状態を検出し、このアイドリング完了
状態での作業チャンバ内の真空度を所定の値と比較し、
作業チャンバ内が所定の真空度を越えていなければ、作
業チャンバにリークが生じていると判断して、半導体製
造装置の作動を自動的に停止させるという構想に立脚す
る。
決するために、次の構成を採用する。 〈構成〉本発明は、基本的には、一連のシーケンス制御
において作業チャンバ内に不活性ガスが導入される前の
アイドリング完了状態を検出し、このアイドリング完了
状態での作業チャンバ内の真空度を所定の値と比較し、
作業チャンバ内が所定の真空度を越えていなければ、作
業チャンバにリークが生じていると判断して、半導体製
造装置の作動を自動的に停止させるという構想に立脚す
る。
【0008】ために、本発明に係る半導体製造装置は、
負圧源に接続された作業チャンバと、負圧源の作動によ
り真空度が高められた作業チャンバ内に不活性ガスを供
給するためのプロセスガス供給手段と、作業チャンバ内
で半導体ウエハに不活性ガス雰囲気下で所定の処理を施
す処理手段と、作業チャンバ内に処理手段により処理を
受ける半導体ウエハを搬入する取扱い手段と、プロセス
ガス供給手段および処理手段が非作動状態にあってかつ
作業チャンバ内の真空度が所定の値を超えていないと
き、取扱い手段の作動を停止させるための停止信号を発
する負圧チェック手段とを含むことを特徴とする。
負圧源に接続された作業チャンバと、負圧源の作動によ
り真空度が高められた作業チャンバ内に不活性ガスを供
給するためのプロセスガス供給手段と、作業チャンバ内
で半導体ウエハに不活性ガス雰囲気下で所定の処理を施
す処理手段と、作業チャンバ内に処理手段により処理を
受ける半導体ウエハを搬入する取扱い手段と、プロセス
ガス供給手段および処理手段が非作動状態にあってかつ
作業チャンバ内の真空度が所定の値を超えていないと
き、取扱い手段の作動を停止させるための停止信号を発
する負圧チェック手段とを含むことを特徴とする。
【0009】本発明に係る半導体製造装置では、作業チ
ャンバにリークが生じていない通常の作動状態では、負
圧源の連続作動により、プロセスガス供給手段および半
導体ウエハに所定の処理を施す処理手段が非作動状態に
ある限り、作業チャンバ内の真空度は、ほぼ適正に維持
されると考えられることから、このプロセスガス供給手
段および処理手段の非作動状態を作業チャンバ内に適正
な真空度が維持されたアイドリング完了状態として捉え
ることができる。
ャンバにリークが生じていない通常の作動状態では、負
圧源の連続作動により、プロセスガス供給手段および半
導体ウエハに所定の処理を施す処理手段が非作動状態に
ある限り、作業チャンバ内の真空度は、ほぼ適正に維持
されると考えられることから、このプロセスガス供給手
段および処理手段の非作動状態を作業チャンバ内に適正
な真空度が維持されたアイドリング完了状態として捉え
ることができる。
【0010】負圧チェック手段は、このアイドリング完
了状態での作業チャンバ内の真空度が所定の値を超えて
いないときに、作業チャンバにリークが生じていると判
定し、負圧チェック手段が取扱い装置の作動停止信号を
発する。取扱い手段は、負圧チェック手段からの作動停
止信号に基づき、半導体ウエハの作業チャンバ内への搬
入作業を停止することから、作業チャンバのリーク状態
での所定の処理が自動的に防止される。
了状態での作業チャンバ内の真空度が所定の値を超えて
いないときに、作業チャンバにリークが生じていると判
定し、負圧チェック手段が取扱い装置の作動停止信号を
発する。取扱い手段は、負圧チェック手段からの作動停
止信号に基づき、半導体ウエハの作業チャンバ内への搬
入作業を停止することから、作業チャンバのリーク状態
での所定の処理が自動的に防止される。
【0011】従って、本発明に係る負圧チェック手段を
定期的に、例えば半導体製造装置の始動時毎(1回/
日)に一度作動させることにより、あるいはシーケンス
制御による1サイクル毎のアイドリング完了状態で作動
させることにより、作業チャンバのリークによる特性の
ばらつきを製品に生じさせることなく、高い品質管理を
維持することができる。
定期的に、例えば半導体製造装置の始動時毎(1回/
日)に一度作動させることにより、あるいはシーケンス
制御による1サイクル毎のアイドリング完了状態で作動
させることにより、作業チャンバのリークによる特性の
ばらつきを製品に生じさせることなく、高い品質管理を
維持することができる。
【0012】また、本発明に係る半導体製造装置では、
その取扱い手段に関する比較的複雑な機構を有するシー
ル部分に、取扱い手段の作動中にのみリークが生じるこ
とがある。従って、負圧チェック手段による負圧チェッ
ク作動は、取扱い手段の作動状態で行うことが望まし
く、これにより、作業チャンバのリーク状態を一層正確
にチェックすることが可能となる。
その取扱い手段に関する比較的複雑な機構を有するシー
ル部分に、取扱い手段の作動中にのみリークが生じるこ
とがある。従って、負圧チェック手段による負圧チェッ
ク作動は、取扱い手段の作動状態で行うことが望まし
く、これにより、作業チャンバのリーク状態を一層正確
にチェックすることが可能となる。
【0013】以下、本発明を図示の実施の形態について
説明する。 〈具体例〉図1は、本発明に係る半導体製造装置の具体
例をスパッタリング装置として概略的に示す模式図であ
る。本発明に係るスパッタリング装置10は、負圧源1
1およびプロセスガス供給手段12に接続された作業チ
ャンバ13を規定するハウジング14と、作業チャンバ
13内の気密性を維持した状態で、作業チャンバ13内
に処理すべき半導体ウエハ15を搬入し、また処理され
た半導体ウエハ15を作業チャンバ13から搬出する半
導体ウエハ取扱い手段16と、半導体ウエハ取扱い手段
16により作業チャンバ13内に搬入された半導体ウエ
ハ15にスパッタリング処理を施すための処理手段すな
わちスパッタリング手段17とを含む。
説明する。 〈具体例〉図1は、本発明に係る半導体製造装置の具体
例をスパッタリング装置として概略的に示す模式図であ
る。本発明に係るスパッタリング装置10は、負圧源1
1およびプロセスガス供給手段12に接続された作業チ
ャンバ13を規定するハウジング14と、作業チャンバ
13内の気密性を維持した状態で、作業チャンバ13内
に処理すべき半導体ウエハ15を搬入し、また処理され
た半導体ウエハ15を作業チャンバ13から搬出する半
導体ウエハ取扱い手段16と、半導体ウエハ取扱い手段
16により作業チャンバ13内に搬入された半導体ウエ
ハ15にスパッタリング処理を施すための処理手段すな
わちスパッタリング手段17とを含む。
【0014】図示の例では、負圧源11は真空ポンプで
あり、プロセスガスとして不活性ガスであるアルゴンガ
スが用いられている。プロセスガス供給手段12は、ア
ルゴンガスの作業チャンバ13への供給を制御するため
のバルブ装置12aを備える。また、半導体ウエハ取扱
い手段16として、コンベア装置が用いられており、コ
ンベア装置16は、作業チャンバ13内に搬入した半導
体ウエハ15にスパッタリング処理を施すために、例え
ば一時的に停止された後、スパッタリング処理を受けた
半導体ウエハ15を作業チャンバ13から搬出するため
に再び駆動され、この搬出と同時に新たな半導体ウエハ
15が作業チャンバ13内に搬入される。このコンベア
装置を連続作動させることができる。
あり、プロセスガスとして不活性ガスであるアルゴンガ
スが用いられている。プロセスガス供給手段12は、ア
ルゴンガスの作業チャンバ13への供給を制御するため
のバルブ装置12aを備える。また、半導体ウエハ取扱
い手段16として、コンベア装置が用いられており、コ
ンベア装置16は、作業チャンバ13内に搬入した半導
体ウエハ15にスパッタリング処理を施すために、例え
ば一時的に停止された後、スパッタリング処理を受けた
半導体ウエハ15を作業チャンバ13から搬出するため
に再び駆動され、この搬出と同時に新たな半導体ウエハ
15が作業チャンバ13内に搬入される。このコンベア
装置を連続作動させることができる。
【0015】スパッタリング手段17は、従来における
と同様な、作業チャンバ13内に配置された例えばアル
ミニウムのようなターゲット17aと、アルゴンガスの
グロー放電のために半導体ウエハ15が載せられたコン
ベア装置16と、ターゲット17aとの間に電圧を印加
するための直流電源17bとを備え、直流電源17bと
直列的に、グロー放電を断続するための開閉スイッチ1
7cが挿入されている。
と同様な、作業チャンバ13内に配置された例えばアル
ミニウムのようなターゲット17aと、アルゴンガスの
グロー放電のために半導体ウエハ15が載せられたコン
ベア装置16と、ターゲット17aとの間に電圧を印加
するための直流電源17bとを備え、直流電源17bと
直列的に、グロー放電を断続するための開閉スイッチ1
7cが挿入されている。
【0016】これら負圧源11、プロセスガス供給手段
12、半導体ウエハ取扱い手段16およびスパッタリン
グ手段17は、シーケンス制御手段18により、従来の
スパッタリング装置におけると同様に、次のようにそれ
ぞれの作動の制御を受けている。
12、半導体ウエハ取扱い手段16およびスパッタリン
グ手段17は、シーケンス制御手段18により、従来の
スパッタリング装置におけると同様に、次のようにそれ
ぞれの作動の制御を受けている。
【0017】スパッタリング装置10が起動されると、
負圧源11である真空ポンプが作動される。所定時間の
経過により、作業チャンバ13内の真空度が高められ、
アイドリング運転が完了すると、半導体ウエハ取扱い手
段16により半導体ウエハ15が作業チャンバ13内に
搬入される。
負圧源11である真空ポンプが作動される。所定時間の
経過により、作業チャンバ13内の真空度が高められ、
アイドリング運転が完了すると、半導体ウエハ取扱い手
段16により半導体ウエハ15が作業チャンバ13内に
搬入される。
【0018】続いて、プロセスガス供給手段12のバル
ブ装置12aが開放され、作業チャンバ13にアルゴン
ガスが導入される。このアルゴンガス雰囲気下で、スパ
ッタリング手段17の開閉スイッチ17cが閉接され
る。開閉スイッチ17cの閉接により、ターゲット17
aと、半導体ウエハ15が載せられたコンベア装置であ
る半導体ウエハ取扱い手段16との間に所定の電源電圧
が印加されると、アルゴンガスがグロー放電によりイオ
ン化される。このイオン化したアルゴンがターゲット1
7aに衝突すると、はじき出されたターゲット17aの
金属が半導体ウエハ15上に堆積し、アルミ金属膜が形
成され、これによりスパッタリング処理が終了する。
ブ装置12aが開放され、作業チャンバ13にアルゴン
ガスが導入される。このアルゴンガス雰囲気下で、スパ
ッタリング手段17の開閉スイッチ17cが閉接され
る。開閉スイッチ17cの閉接により、ターゲット17
aと、半導体ウエハ15が載せられたコンベア装置であ
る半導体ウエハ取扱い手段16との間に所定の電源電圧
が印加されると、アルゴンガスがグロー放電によりイオ
ン化される。このイオン化したアルゴンがターゲット1
7aに衝突すると、はじき出されたターゲット17aの
金属が半導体ウエハ15上に堆積し、アルミ金属膜が形
成され、これによりスパッタリング処理が終了する。
【0019】スパッタリング処理を受けた半導体ウエハ
15は、半導体ウエハ取扱い手段16により作業チャン
バ13から搬出され、それと同時に新たな半導体ウエハ
15が作業チャンバ13内に搬入される。これら一連の
作業が、シーケンス制御手段18の制御下で反復して行
われる。
15は、半導体ウエハ取扱い手段16により作業チャン
バ13から搬出され、それと同時に新たな半導体ウエハ
15が作業チャンバ13内に搬入される。これら一連の
作業が、シーケンス制御手段18の制御下で反復して行
われる。
【0020】前記した一連のシーケンス作業が、作業チ
ャンバ13の気密性を維持した状態で行われるか否か、
すなわち、作業チャンバ13にリークが生じていないか
否かを検出するために、負圧チェック手段19が設けら
れている。負圧チェック手段19は、作業チャンバ13
内に配置された圧力検出器19aと、圧力検出器19a
が検出した真空度と設定された所定の値とを比較し、検
出した真空度が設定された値を越えていないとき、半導
体ウエハ取扱い手段16の作動を停止させるための停止
信号を起生する演算回路19bとを備える。
ャンバ13の気密性を維持した状態で行われるか否か、
すなわち、作業チャンバ13にリークが生じていないか
否かを検出するために、負圧チェック手段19が設けら
れている。負圧チェック手段19は、作業チャンバ13
内に配置された圧力検出器19aと、圧力検出器19a
が検出した真空度と設定された所定の値とを比較し、検
出した真空度が設定された値を越えていないとき、半導
体ウエハ取扱い手段16の作動を停止させるための停止
信号を起生する演算回路19bとを備える。
【0021】負圧チェック手段19は、プロセスガス供
給手段12が非作動状態であるか否か、すなわちバルブ
装置12aが閉鎖状態にあるか否かについての情報と、
スパッタリング手段17が非作動状態にあるか否か、す
なわち開閉スイッチ17cが開放状態にあるか否かにつ
いての情報とを、シーケンス制御手段18から受ける。
給手段12が非作動状態であるか否か、すなわちバルブ
装置12aが閉鎖状態にあるか否かについての情報と、
スパッタリング手段17が非作動状態にあるか否か、す
なわち開閉スイッチ17cが開放状態にあるか否かにつ
いての情報とを、シーケンス制御手段18から受ける。
【0022】負圧チェック手段19は、このシーケンス
制御手段18からの情報に基づき、プロセスガス供給手
段12が非作動状態にありかつスパッタリング手段17
が非作動状態にあるときであって、演算回路19bが前
記停止信号を起生したときのみ、この停止信号をシーケ
ンス制御手段18に送る。シーケンス制御手段18は、
負圧チェック手段19から前記停止信号を受けると、半
導体ウエハ取扱い手段16の作動を停止させる。
制御手段18からの情報に基づき、プロセスガス供給手
段12が非作動状態にありかつスパッタリング手段17
が非作動状態にあるときであって、演算回路19bが前
記停止信号を起生したときのみ、この停止信号をシーケ
ンス制御手段18に送る。シーケンス制御手段18は、
負圧チェック手段19から前記停止信号を受けると、半
導体ウエハ取扱い手段16の作動を停止させる。
【0023】図2は、シーケンス制御手段18に組み込
まれた負圧チェック手段19の作動フローチャートであ
り、以下、このフローチャートに沿って負圧チェック手
段19の作動を説明する。
まれた負圧チェック手段19の作動フローチャートであ
り、以下、このフローチャートに沿って負圧チェック手
段19の作動を説明する。
【0024】スパッタリング装置10が始動され(ステ
ップS1)、アイドリング完了後に負圧チェック手段1
9を作動させるためのチェックモードが選択される(ス
テップS2)と、シーケンス制御手段18により半導体
ウエハ取扱い手段16が作動される(ステップS3)。
この半導体ウエハ取扱い手段16の作動状態下で、負圧
チェック手段19は、シーケンス制御手段18からプロ
セスガス供給手段12およびスパッタリング手段17が
非作動状態にあるか否かの情報を受ける。
ップS1)、アイドリング完了後に負圧チェック手段1
9を作動させるためのチェックモードが選択される(ス
テップS2)と、シーケンス制御手段18により半導体
ウエハ取扱い手段16が作動される(ステップS3)。
この半導体ウエハ取扱い手段16の作動状態下で、負圧
チェック手段19は、シーケンス制御手段18からプロ
セスガス供給手段12およびスパッタリング手段17が
非作動状態にあるか否かの情報を受ける。
【0025】この両手段12および17のいずれか一方
が作動状態にあれば(ステップS4またはステップS
5)、演算回路19bの検出値の如何に拘わらず、負圧
チェック手段19はその機能を停止し、シーケンス制御
手段18に前記停止信号を発することはない。従って、
後述する繰り返し運転時のサイクル毎に負圧チェック手
段19を作動させても、プロセスガス供給手段12また
はスパッタリング手段17のいずれか一方が作動状態に
あることによって生じる正常運転時での作業チャンバ1
3内の真空度の低下によっては、負圧チェック手段19
はシーケンス制御手段18に前記作動停止信号を発する
ことはなく、これにより半導体ウエハ取扱い手段16の
作動が停止されることはない。
が作動状態にあれば(ステップS4またはステップS
5)、演算回路19bの検出値の如何に拘わらず、負圧
チェック手段19はその機能を停止し、シーケンス制御
手段18に前記停止信号を発することはない。従って、
後述する繰り返し運転時のサイクル毎に負圧チェック手
段19を作動させても、プロセスガス供給手段12また
はスパッタリング手段17のいずれか一方が作動状態に
あることによって生じる正常運転時での作業チャンバ1
3内の真空度の低下によっては、負圧チェック手段19
はシーケンス制御手段18に前記作動停止信号を発する
ことはなく、これにより半導体ウエハ取扱い手段16の
作動が停止されることはない。
【0026】これに対し、プロセスガス供給手段12お
よびスパッタリング手段17の両手段が非作動状態にあ
ることを負圧チェック手段19が検出すれば(ステップ
S4およびステップS5)、この負圧チェック手段19
は、圧力検出器19aが検出した作業チャンバ13内の
真空度の値の大小によって、シーケンス制御手段18に
半導体ウエハ取扱い手段16を停止させるための停止信
号を送る。
よびスパッタリング手段17の両手段が非作動状態にあ
ることを負圧チェック手段19が検出すれば(ステップ
S4およびステップS5)、この負圧チェック手段19
は、圧力検出器19aが検出した作業チャンバ13内の
真空度の値の大小によって、シーケンス制御手段18に
半導体ウエハ取扱い手段16を停止させるための停止信
号を送る。
【0027】すなわち、演算回路19bに設定された値
が、例えば10-7Torrを示す値に設定されていると
き、圧力検出器19aにより検出された真空度がこの値
をこの値を越えていないと、負圧チェック手段19は、
シーケンス制御手段18に停止信号を送る(ステップS
6)。これにより、半導体ウエハ取扱い手段16の作動
が停止されることから(ステップS7)、作業チャンバ
13内のリークによる真空度不足でのスパッタリング処
理が防止される。
が、例えば10-7Torrを示す値に設定されていると
き、圧力検出器19aにより検出された真空度がこの値
をこの値を越えていないと、負圧チェック手段19は、
シーケンス制御手段18に停止信号を送る(ステップS
6)。これにより、半導体ウエハ取扱い手段16の作動
が停止されることから(ステップS7)、作業チャンバ
13内のリークによる真空度不足でのスパッタリング処
理が防止される。
【0028】他方、プロセスガス供給手段12およびス
パッタリング手段17の両手段が非作動状態にあって、
圧力検出器19aにより検出された真空度が設定値を越
えている限り、負圧チェック手段19からの停止信号に
よって半導体ウエハ取扱い手段16の作動が停止される
ことはなく、前記したシーケンス制御手段18による一
連の正常運転の繰り返し(ステップS8)が行われる。
パッタリング手段17の両手段が非作動状態にあって、
圧力検出器19aにより検出された真空度が設定値を越
えている限り、負圧チェック手段19からの停止信号に
よって半導体ウエハ取扱い手段16の作動が停止される
ことはなく、前記したシーケンス制御手段18による一
連の正常運転の繰り返し(ステップS8)が行われる。
【0029】負圧チェック手段19による作業チャンバ
13内のリークチェックを半導体ウエハ取扱い手段16
の非作動状態で行うことができる。しかしながら、半導
体ウエハ取扱い手段16の作動状態でのみ生じるリーク
現象をも検出する上で、図2に示したとおり、半導体ウ
エハ取扱い手段16の作動状態下で負圧チェック手段1
9を作動させることが望ましい。
13内のリークチェックを半導体ウエハ取扱い手段16
の非作動状態で行うことができる。しかしながら、半導
体ウエハ取扱い手段16の作動状態でのみ生じるリーク
現象をも検出する上で、図2に示したとおり、半導体ウ
エハ取扱い手段16の作動状態下で負圧チェック手段1
9を作動させることが望ましい。
【0030】また、負圧チェック手段19によるリーク
チェックをスパッタリング装置10の始動時にのみ行う
ことができるが、シーケンス制御手段18による一連の
作業の1サイクル毎に、負圧チェック手段19によるリ
ークチェック工程をシーケンス制御に組み込むことによ
り、作業チャンバ13内のリークチェックを一層確実に
行うことができ、これにより製品のより高度な品質管理
が可能となる。
チェックをスパッタリング装置10の始動時にのみ行う
ことができるが、シーケンス制御手段18による一連の
作業の1サイクル毎に、負圧チェック手段19によるリ
ークチェック工程をシーケンス制御に組み込むことによ
り、作業チャンバ13内のリークチェックを一層確実に
行うことができ、これにより製品のより高度な品質管理
が可能となる。
【0031】図示の例では、半導体ウエハ取扱い手段1
6として、連続運転可能なコンベア装置を示したが、例
えば挟持装置のような種々の取扱い手段を適用すること
ができる。また、負圧チェック手段19によりプロセス
ガス供給手段12およびスパッタリング手段17の非作
動状態を検出するための検出機構を、シーケンス制御手
段18から独立して、各手段12および17に組み込む
ことができる。
6として、連続運転可能なコンベア装置を示したが、例
えば挟持装置のような種々の取扱い手段を適用すること
ができる。また、負圧チェック手段19によりプロセス
ガス供給手段12およびスパッタリング手段17の非作
動状態を検出するための検出機構を、シーケンス制御手
段18から独立して、各手段12および17に組み込む
ことができる。
【0032】さらに、本願発明を不活性ガス雰囲気下で
半導体ウエハにスパッタリング処理を施すスパッタリン
グ装置の例について説明したが、これに限らず、例えば
不活性ガス雰囲気以下で半導体にイオン注入処理を施す
イオン注入装置等、不活性ガス雰囲気以下で処理を行う
種々の半導体製造装置に本願発明を適用することができ
る。
半導体ウエハにスパッタリング処理を施すスパッタリン
グ装置の例について説明したが、これに限らず、例えば
不活性ガス雰囲気以下で半導体にイオン注入処理を施す
イオン注入装置等、不活性ガス雰囲気以下で処理を行う
種々の半導体製造装置に本願発明を適用することができ
る。
【0033】
【発明の効果】本発明に係る半導体製造装置によれば、
負圧チェック手段が自動的に、プロセスガス供給手段の
作動前のアイドリング完了状態で、作業チャンバ内の負
圧をチェックし、作業チャンバ内にリークが生じたとき
には自動的に搬送手段が動作を停止する。
負圧チェック手段が自動的に、プロセスガス供給手段の
作動前のアイドリング完了状態で、作業チャンバ内の負
圧をチェックし、作業チャンバ内にリークが生じたとき
には自動的に搬送手段が動作を停止する。
【0034】従って、監視のための作業員を必要とする
ことなく、作業チャンバのリークによる特性のばらつき
を製品に生じさせることなく、優れた品質管理を実現す
ることができ、これにより、特性にばらつきのない優れ
た半導体デバイスの製造が可能になる。
ことなく、作業チャンバのリークによる特性のばらつき
を製品に生じさせることなく、優れた品質管理を実現す
ることができ、これにより、特性にばらつきのない優れ
た半導体デバイスの製造が可能になる。
【図1】本発明に係るスパッタリング装置を概略的に示
す模式図である。
す模式図である。
【図2】本発明に係る負圧チェック手段の動作フローチ
ャートである。
ャートである。
10 (スパッタリング装置)半導体製造装置 11 (真空ポンプ)負圧源 12 プロセスガス供給手段 13 作業チャンバ 15 半導体ウエハ 16 半導体ウエハ取扱い手段 17 (スパッタリング手段)処理手段 18 シーケンス制御手段 19 負圧チェック手段
Claims (4)
- 【請求項1】 負圧源に接続された作業チャンバと、前
記負圧源の作動により真空度が高められた前記作業チャ
ンバ内に不活性ガスを供給するためのプロセスガス供給
手段と、前記作業チャンバ内で半導体ウエハに不活性ガ
ス雰囲気下で所定の処理を施す処理手段と、前記作業チ
ャンバ内に前記処理手段により処理を受ける半導体ウエ
ハを搬入する取扱い手段と、前記プロセスガス供給手段
および前記処理手段が非作動状態にあってかつ前記作業
チャンバ内の真空度が所定の値を超えていないとき、前
記取扱い手段の作動を停止させるための停止信号を発す
る負圧チェック手段とを含む半導体製造装置。 - 【請求項2】 前記負圧チェック手段の作動は、前記取
扱い手段の作動状態で行われる請求項1記載の半導体製
造装置。 - 【請求項3】 前記プロセスガス供給手段、前記処理手
段および前記取扱い手段の一連の作動はシーケンス制御
を受け、前記負圧チェック手段は、前記プロセスガス供
給手段および前記処理手段が非作動状態にあるか否かの
情報を前記シーケンス制御の情報から受けることを特徴
とする請求項1記載の半導体製造装置。 - 【請求項4】 前記処理手段は、半導体ウエハにスパッ
タリング処理を施すスパッタリング装置である請求項1
記載の半導体製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14857896A JPH09306843A (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | 半導体製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14857896A JPH09306843A (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | 半導体製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09306843A true JPH09306843A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=15455883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14857896A Pending JPH09306843A (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | 半導体製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09306843A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011155047A (ja) * | 2010-01-26 | 2011-08-11 | Koyo Thermo System Kk | 熱処理装置及びその運転方法 |
-
1996
- 1996-05-20 JP JP14857896A patent/JPH09306843A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011155047A (ja) * | 2010-01-26 | 2011-08-11 | Koyo Thermo System Kk | 熱処理装置及びその運転方法 |
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