JPH09306814A - 露光方法及び装置 - Google Patents

露光方法及び装置

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JPH09306814A
JPH09306814A JP8120405A JP12040596A JPH09306814A JP H09306814 A JPH09306814 A JP H09306814A JP 8120405 A JP8120405 A JP 8120405A JP 12040596 A JP12040596 A JP 12040596A JP H09306814 A JPH09306814 A JP H09306814A
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light
optical system
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reticle
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JP8120405A
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Inventor
Hideo Mizutani
英夫 水谷
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Original Assignee
Nikon Corp
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 露光光と波長の異なるアライメント光を用い
てTTR方式で位置合わせを行う際に、投影光学系でそ
のアライメント光に対して倍率色収差等が残存していて
も高精度に位置合わせを行う。 【解決手段】 2周波ビーム生成系22から射出される
所定の周波数差を有する2対のレーザ光の内で、レーザ
光A1,B1をレチクルR上のピッチPmの回折格子マ
ーク16AXに照射し、レーザ光A2,B2をレチクル
R、投影光学系PL、及び色収差制御板20を介してウ
エハW上のピッチPwの回折格子マーク19AXに照射
する。回折格子マーク16AX,19AXからの干渉光
C1,C2を受光してビート信号SR,SWを生成す
る。レーザ光A2,B2のもとでの投影光学系PLの投
影倍率βaを用いて、ピッチPwをピッチPmのβa倍
に設定し、ビート信号SR,SWをそれぞれ参照ビート
信号SDと比較する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体素
子、撮像素子(CCD等)、液晶表示素子、又は薄膜磁
気ヘッド等を製造するためのフォトリソグラフィ工程中
で、マスクパターンを感光基板上に転写するための露光
方法及び露光装置に関し、特に露光光と異なる波長のア
ライメント光を用いてTTR(スルー・ザ・レチクル)
方式でアライメントを行って露光する場合に使用して好
適なものである。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体素子を製造する際に、マス
クとしてのレチクルのパターンを投影光学系を介して、
フォトレジストが塗布されたウエハ上の各ショット領域
に転写露光するための投影露光装置(ステッパー等)が
使用されている。最近は、投影光学系に対する負担を重
くすることなく、転写パターンを大面積化するために、
投影光学系に対してレチクル及びウエハを同期走査する
ことによって露光を行うステップ・アンド・スキャン方
式等の走査露光型の投影露光装置も開発されている。一
般に半導体素子はウエハ上に多数層の回路パターンを所
定の位置関係で積み重ねて形成されるため、それらの投
影露光装置には、ウエハ上の各ショット領域に付設され
たアライメントマーク(ウエハマーク)等の位置をアラ
イメントセンサによって検出し、この検出結果に基づい
てそれら各ショット領域とレチクルとの位置合わせを行
うためのアライメント装置が備えられている。
【0003】従来のアライメントセンサの組込み方式と
して最も高精度の方式の一つが、レチクル及び投影光学
系を介してレチクル上のアライメントマーク(レチクル
マーク)とウエハマークとの位置ずれ量を検出するTT
R(スルー・ザ・レチクル)方式である。この場合、ア
ライメント光としては、ウエハ上のフォトレジストに対
して非感光性の光束が使用されるため、水銀ランプのi
線(波長365nm)や、KrFエキシマレーザ(波長
248nm)又はArFエキシマレーザ(波長193n
m)等のエキシマレーザ光を露光光として使用する装置
では、アライメント光として波長が600〜800nm
程度の赤色光を使う必要がある。このとき、投影光学系
は露光光に対して収差補正され、アライメント光に対し
ては色収差が残存しているため、その色収差の影響を軽
減する必要がある。
【0004】但し、露光光としてi線を使用する程度ま
では、例えば収差補正用の光学部材等を使用することに
よって、何とか必要な精度でアライメントが行えてい
た。しかしながら、露光光としてエキシマレーザ光を使
用するときには、投影光学系においてアライメント光に
対して大きな色収差(軸上色収差、及び倍率色収差等)
が発生し、必要な精度でTTR方式のアライメントを行
うことが困難であった。特に、倍率色収差が十分に補正
されていない状態で、レチクルとウエハとの相対位置ず
れがあると、アライメント光での位置ずれ量と露光光で
の位置ずれ量とが異なり、位置合わせ誤差が生じてしま
う。例えば露光光がKrFエキシマレーザ光(波長24
8nm)の場合、アライメント光に対して5%程度の倍
率誤差が生じる場合もある。このときに、アライメント
光での位置ずれ量が2μmあったとすると、露光光での
位置ずれ量との誤差は100nm(=2[μm]×0.
05)にも達してしまい、必要な精度(例えば10nm
程度)での位置合わせが困難となる。
【0005】そこで、露光光が例えばエキシマレーザ光
であっても、投影光学系におけるアライメント光に対す
る色収差の影響を軽減できる従来のアライメントセンサ
として、次の(イ)及び(ロ)のような例が知られてい
る。 (イ)特開平3−3224号公報で開示されているアラ
イメントセンサ 露光光と異なる波長のアライメント光を用いて投影光学
系を介してTTR方式でアライメントを行う際に、その
投影光学系内に設けた補正レンズによってそのアライメ
ント光に対する軸上色収差を補正していた。また、レチ
クル付近に設けた補正光学系によって、投影光学系での
アライメント光のもとでの投影倍率(倍率色収差)を補
正していた。
【0006】(ロ)特開平4−7814号公報、及び米
国特許(USP)第5,214,489号で開示されて
いるアライメントセンサ この例では、アライメントセンサとして、回折格子状の
マークに対して可干渉の1対のレーザビームを照射し、
そのマークから同一方向に発生する複数の回折光からな
る干渉光を光電変換して得られるビート信号の位相に基
づいて、そのマークの位置を検出する所謂2光束干渉方
式で、且つTTR方式のセンサが使用されていた。2光
束干渉方式は、LIA(Laser Interferometric Alignm
ent)方式とも呼ばれている。そして、この例では、レチ
クル側の回折格子状マーク(レチクルマーク)の格子ピ
ッチを、投影光学系の投影倍率を考慮したウエハ側の回
折格子状マーク(ウエハマーク)のピッチの1/2にす
ると共に、レチクルマーク及びウエハマークに対応する
各ビート信号の位相を比較することによってレチクルと
ウエハとの位置ずれ量を求め、この位置ずれ量に基づい
て位置合わせを行っていた。更に、投影光学系におい
て、露光光での投影倍率と、非露光光よりなるアライメ
ント光での投影倍率とが異なることに鑑みて、レチクル
マーク上に形成される2光束の干渉縞のピッチに対し
て、ウエハマーク上に形成される2光束の干渉縞の倍率
補正後のピッチを変化させていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き従来の技術
の内で、(イ)のアライメントセンサでは、倍率色収差
を補正するための補正光学系が、レチクルの露光光によ
る照明領域と部分的に重なる恐れがあった。このように
補正光学系と照明領域とが重なった部分では、レチクル
のパターンの像が正確にウエハ上に転写されないという
不都合がある。また、TTR方式では、種々の工程を経
る内にウエハマークが次第に劣化するため、ウエハ上の
所定のレイヤでウエハマークを別の位置に打ち換えるこ
とがある。そこで、TTR方式のアライメントセンサ
は、ウエハマークが打ち換えられた場合に備えて移動自
在に構成する必要があるが、(イ)のアライメントセン
サではその補正光学系を移動自在に構成すると、装置が
大型化するという不都合があった。
【0008】また、(ロ)のLIA方式のアライメント
センサのように、投影光学系における倍率色収差に応じ
てレチクルマーク及びウエハマーク上の2光束の干渉縞
のピッチを互いに変える方式では、レチクル側とウエハ
側とで観察倍率を変えることになるため、光学系が複雑
化して製造コストが高くなるという不都合がある。更
に、レチクルマークとウエハマークとのピッチの関係よ
り、レチクルマークから得られるビート信号の位相の計
測範囲をウエハマークの場合の1/2にする必要があ
り、レチクルマーク側のビート信号のSN比が実質的に
劣化するという不都合もあった。
【0009】本発明は斯かる点に鑑み、露光光と波長の
異なるアライメント光を用いて投影光学系を介してレチ
クルとウエハとの位置合わせを行う際に、その投影光学
系でそのアライメント光に対して倍率色収差等の色収差
が残存していても高精度に位置合わせを行うことができ
る露光方法を提供することを目的とする。更に本発明
は、そのような露光方法を実施できる露光装置を提供す
ることをも目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による露光方法
は、所定の露光光(IL)のもとでマスク(R)上の原
画パターンを投影光学系(PL)を介して感光性の基板
(W)上に投影露光するのに先だって、その露光光と異
なる波長の位置検出光を用いて投影光学系(PL)を介
してマスク(R)上の位置合わせ用マーク(16AX)
と基板(W)上の位置合わせ用マーク(19AX)との
相対位置ずれ量を検出し、この検出結果に基づいてマス
ク(R)と基板(W)との位置合わせを行う露光方法に
おいて、その露光光及びその位置検出光(A1,A2,
B1,B2)のそれぞれにおける投影光学系(PL)の
投影倍率に基づいて、その検出される相対位置ずれ量を
その露光光のもとでの相対位置ずれ量に換算し、この換
算結果に基づいてマスク(R)と基板(W)との位置合
わせを行うものである。
【0011】斯かる本発明によれば、予めその露光光及
びその位置検出光(アライメント光)のもとでの投影倍
率をそれぞれ求めてキャリブレーションを行っておく。
そして、その位置検出光での相対位置ずれ量をその露光
光のもとでの相対位置ずれ量に換算することによって、
特に補正用の光学系等を設けることなく正確にその露光
光のもとでの相対位置ずれ量が求められる。
【0012】この場合、マスク(R)上の位置合わせ用
マーク(16AX)と基板(W)上の位置合わせ用マー
ク(19AX)との相対位置ずれ量を検出する際に、そ
のマスク上の位置合わせ用マークと所定の基準(参照マ
ーク、投影光学系、又は参照電気信号等)との位置ずれ
量、及びその基板上の位置合わせ用マークとその基準と
の位置ずれ量をそれぞれ独立に検出し、このように独立
に検出される2つの位置ずれ量を投影倍率で補正して得
られる値の差分を求めることが望ましい。
【0013】即ち、投影光学系(PL)において、倍率
色収差によって、その露光光とその位置検出光とで投影
倍率が異なる場合、直接にマスク(R)上の位置合わせ
用マーク(16AX)と基板(W)上の位置合わせ用マ
ーク(19AX)との相対位置ずれ量を計測すると、計
測される位置ずれ量の中に投影倍率の異なる成分が混じ
っている。これに対して、2つの位置合わせ用マーク
(16AX,19AX)をそれぞれ所定の基準と比較す
ることによって、投影倍率の異なる成分が明確に分離さ
れ、正確に投影倍率の補正を行うことができる。
【0014】なお、その位置検出をLIA方式(2光束
干渉方式)で行った場合、その基準は電気信号であるこ
とが、装置の安定性及び簡略化の点で望ましい。更に、
そのマスク上の位置合わせ用マーク及びその基板上の位
置合わせ用マークの計測方向のピッチをそれぞれPm及
びPwとして、その位置検出光のもとでの投影光学系
(PL)のマスク(R)から基板(W)への投影倍率を
βaとすると、ピッチPm及びPwを、次の条件を満た
すように設定することが望ましい。
【0015】Pw=βa・Pm (1) この関係により、マスク(R)上において位置検出光で
見たマスク上の位置合わせ用マーク(16AX)と基板
上の位置合わせ用マーク(19AX)とは同じピッチに
なる。従って、LIA方式でマークの位置検出を行う場
合、アライメントセンサから見たそれら2つのマークの
ピッチは同じになり、アライメント光学系が簡素化でき
る。
【0016】以上の条件で、その所定の基準に対するマ
スク(R)上でのマスク(R)の位置変化をXm、同じ
基準に対する位置検出光(アライメント光)のもとでの
基板(W)の位置変化をXw、更に同じ基準に対するア
ライメント光学系の位置変化(例えばアライメント光学
系全体の変位等)をXs、露光光におけるマスク(R)
から基板(W)への投影倍率をβeとする。
【0017】このとき、その基準に対するマスク(R)
上でのマスク(R)の位置ずれ量を位置検出光で見た計
測値ΔXmは、次のようになる。 ΔXm=Xm+Xs (2) 次に、位置検出光のもとでの基板(W)上でのその基準
に対する基板(W)の位置ずれ量の計測値ΔXwは、次
のようになる。
【0018】ΔXw=Xw+βa・Xs (3) これら(2)式、(3)式の計測値は例えばLIA方式
により独立に求められる。次に、(3)式の計測値を露
光光におけるマスク(R)上の値に換算し、マスク
(R)と基板(W)との相対位置ずれ量をΔXeとする
と、次のようになる。
【0019】 ΔXe=ΔXm−ΔXw/βe =Xm−Xw/βe+(1−βa/βe)・Xs (4) このなかで、実際に必要な値は(Xm−Xw/βe)
で、例えばこの値が0になるようにマスク(R)又は基
板(W)を動かして位置ずれ補正を行う。そして、
(4)式では(1−βa/βe)・Xsが残存誤差にな
る。但し、通常は位置変化量Xsの値は0.1μm程度
であり、(1−βa/βe)の値も1〜5%程度である
ので、その残存誤差量は1〜5nmとなり実際上問題は
ない。従って、(4)式の実質的な値は(Xm−Xw/
βe)となり、倍率誤差が補正された正確な位置合わせ
が可能となる。
【0020】次に、本発明による露光装置は、所定の露
光光のもとでマスク(R)上の原画パターンの像を感光
性の基板(W)上に結像投影する投影光学系(PL)
と、その露光光とは異なる波長の位置検出光を用いて投
影光学系(PL)を介してマスク(R)上の位置合わせ
用マーク(16AX)と基板(W)上の位置合わせ用マ
ーク(19AX)との相対位置ずれ量を検出する位置検
出手段(21)と、を有し、この位置検出手段の検出結
果に基づいてマスク(R)と基板(W)との位置合わせ
を行って、マスク(R)の原画パターンを投影光学系
(PL)を介して基板(W)上に転写する露光装置にお
いて、その露光光及びその位置検出光のそれぞれにおけ
る投影光学系(PL)の投影倍率に基づいて、その位置
検出手段で検出される相対位置ずれ量をその露光光のも
とでの相対位置ずれ量に換算する位置ずれ量補正手段
(28a)を備えたものである。斯かる本発明によれ
ば、上述の本発明の露光方法が実施できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
につき図面を参照して説明する。本例は、LIA方式
で、且つTTR方式のアライメントセンサを備えたステ
ップ・アンド・スキャン方式の投影露光装置に本発明を
適用したものである。図1は本例の投影露光装置の全体
の構成を示し、この図1において、露光用光源、及びフ
ライアイレンズ等からなる照度分布均一化光学系1から
射出された露光光ILは、第1リレーレンズ2、視野絞
り(レチクルブラインド)3、第2リレーレンズ4、及
びコンデンサーレンズ5を介してダイクロイックミラー
6に入射し、ダイクロイックミラー6で反射された露光
光ILが、レチクルRのパターン面(下面)のスリット
状の照明領域を均一な照度分布で照明する。照明光IL
として、本例ではKrFエキシマレーザ(波長248n
m)、又はArFエキシマレーザ(波長193nm)等
のエキシマレーザ光が使用されている。但し、照明光I
Lとしては、金属蒸気レーザやYAGレーザの高調波
等、又は水銀ランプの輝線(波長365nmのi線等)
等を使用することもできる。
【0022】露光時には、レチクルR上の照明領域を通
過した露光光ILは、両側(又はウエハ側に片側)テレ
セントリックな投影光学系PLに入射し、その照明領域
内のパターンを投影光学系PLにより投影倍率βe(β
eは例えば1/4,1/5等)で縮小した像が、表面に
フォトレジスト層が塗布されたウエハW上のスリット状
の露光領域に投影露光される。以下では、投影光学系P
Lの光軸AXに平行にZ軸を取り、Z軸に垂直な平面内
で図1の紙面に平行にX軸を、図1の紙面に垂直にY軸
を取って説明する。本例では、そのX軸に平行な方向
(X方向)が走査方向となっている。
【0023】本例では、レチクルRはレチクルステージ
7上に保持され、レチクルステージ7は、レチクル支持
台8上でXY平面内で2次元的にレチクルRの位置決め
を行うと共に、X方向(走査方向)にレチクルRを所定
速度で走査できるように構成されている。レチクル側の
レーザ干渉計9によって計測されるレチクルステージ7
の2次元座標が、装置全体の動作を統轄的に制御する主
制御系10に供給され、主制御系10は供給された座標
に基づいてレチクルステージ駆動部11を介してレチク
ルステージ7の位置、及び走査速度を制御する。
【0024】一方、ウエハWは、ウエハホルダ(不図
示)を介して試料台12上に保持され、試料台12はウ
エハステージ13上に固定されている。ウエハステージ
13は、X方向及びY方向に試料台12(ウエハW)の
位置決めを行うと共に、X方向にウエハWを一定速度で
走査できるように構成されている。また、ウエハステー
ジ13は、オートフォーカス方式でウエハWのZ方向の
位置(フォーカス位置)の制御を行う。ウエハ側のレー
ザ干渉計14によって計測される試料台12の2次元座
標が主制御系10に供給され、主制御系10はウエハス
テージ駆動部15を介してウエハステージ13の動作を
制御する。走査露光時には、レチクルステージ7を介し
て投影光学系PLに対してレチクルRが+X方向(又は
−X方向)に速度VR で走査されるのに同期して、ウエ
ハステージ13を介してウエハW上の1つのショット領
域が−X方向(又は+X方向)に速度βe・VR(βeは
投影倍率)で走査され、これによってそのショット領域
にレチクルRの回路パターン像が転写される。
【0025】次に、本例のLIA方式(2光束干渉方
式)で、且つTTR方式のアライメントセンサの構成に
つき説明する。先ず、図2(a)はレチクルR上のレチ
クルマークの配列を示し、この図2(a)において、レ
チクルRのパターン領域PAの−Y方向の側面部に、X
方向に所定ピッチのX軸の回折格子マーク16AX、及
びY方向に所定ピッチのY軸の回折格子マーク16AY
よりなるレチクルマーク16Aが形成されている。ま
た、レチクルマーク16Aと対称に、X軸の回折格子マ
ーク16BX、及びY軸の回折格子マーク16BYより
なるレチクルマーク16Bが形成され、レチクルマーク
16A,16Bの内側にウエハ側に向かうアライメント
光を通過させるための窓(レチクル窓)17A,17B
が形成されている。
【0026】図2(b)は、ウエハW上の各ショット領
域に付設されたウエハマークを示し、この図2(b)に
おいて、ウエハW上の1つのショット領域18の+Y方
向に隣接するストリートライン上に、X方向に所定ピッ
チのX軸の回折格子マーク19AX、及びY方向に所定
ピッチのY軸の回折格子マーク19AYよりなるウエハ
マーク19Aが形成されている。また、ウエハマーク1
9Aと対称にショット領域18に隣接して、X軸の回折
格子マーク19BX、及びY軸の回折格子マーク19B
Yよりなるウエハマーク19Bが形成されている。同様
に、他のショット領域にもそれぞれ2組のウエハマーク
が付設されている。以下では、ショット領域18のX軸
の回折格子マーク19AXとレチクルR上のX軸の回折
格子マーク16AXとの位置ずれ量を計測するものとし
て説明する。
【0027】更に、図1において、投影光学系PLのレ
チクルRのパターン面に対するフーリエ変換面(瞳面)
の近傍に、アライメント光の投影光学系PLによる色収
差を制御するための複数個の色収差制御部材が配置され
た色収差制御板20が配置されている。図3はその色収
差制御板20を示し、この図3において、露光光ILを
透過するガラス基板よりなる色収差制御板20上にそれ
ぞれ位相型の回折格子状の12個の色収差制御部材が形
成されている。それらの内の光軸AXに近い2個の回折
光用の色収差制御部材20a,20dと、X方向及びY
方向にそれぞれ所定間隔で形成された入射光用の2個の
色収差制御部材20b,20c及び2個の色収差制御部
材20e,20fとがウエハマーク19Aの検出に使用
され、残りがウエハマーク19Bの検出に使用される。
なお、投影光学系PLの収差がそれほど大きくない場合
は、色収差制御板20を設ける必要はない。
【0028】ウエハW上のショット領域18のアライメ
ントを行う場合、レチクルR及びウエハWの位置決めの
初期設定は、不図示のレチクル位置検出系及びウエハ位
置検出系を使って行われる。そして、そのウエハ位置検
出系を用いて予め行われたサーチアライメントの結果に
基づいて、図1のウエハステージ13を駆動することに
よって、ウエハW上のショット領域18の中心が投影光
学系PLの光軸AXにほぼ合致するように大まかに位置
合わせが行われている。そして、その位置ずれ量を計測
するためにアライメントセンサが使用される。
【0029】図1において、レチクルR上のダイクロイ
ックミラー6の上方に、本例のLIA方式のアライメン
トセンサのアライメント光学系21が配置されている。
アライメント光学系21において、レーザ光源、2つの
音響光学素子(AOM)及びレンズ系等を含む2周波ビ
ーム生成系22から、周波数差がΔf(例えば数10k
Hz程度)でコヒーレントな1対のレーザ光A1,B1
と、周波数差がΔfでコヒーレントな別の1対のレーザ
光A2,B2とが同一の交差角で射出されている。2周
波ビーム生成系22内のレーザ光源としては、ウエハW
上のフォトレジストに対して非感光性の波長域のレーザ
光を発生するHe−Neレーザ光源(発振波長633n
m)、又は半導体レーザ素子(発振波長600〜800
nm)等が使用される。
【0030】レーザ光A1,B1及びA2,B2はそれ
ぞれ一度交差した後、小型のミラー24Bの側面を通過
してアライメント対物レンズ23、光路折り曲げ用のミ
ラー24Aを経た後、ダイクロイックミラー6を透過し
てレチクルRのパターン面で交差する。この場合、レー
ザ光A1,B1はレチクルRのX軸のレチクルマークと
しての回折格子マーク16AX上に所定の交差角で入射
し、レーザ光A2,B2はレチクルRのレチクル窓17
Aを通過した後、投影光学系PL及び色収差制御板20
を介してウエハW上のX軸のウエハマークとしての回折
格子マーク19AX上に所定の交差角で入射する。
【0031】ここで、レーザ光A1,B1及びA2,B
2はアライメント光であり、このアライメント光のもと
での投影光学系PLのレチクルRからウエハWへの投影
倍率をβaとすると、本例ではレチクルR側の回折格子
マーク16AXのピッチPm、及びウエハW側の回折格
子マーク19AXのピッチPwは、次の関係を満たすよ
うに設定されている。なお、その投影倍率βaは、色収
差制御板20でそのアライメント光に対する色収差制御
を行って得られる投影倍率であり、投影倍率βaは、予
め計算、又は空間像計測等によって正確に求められてい
る。
【0032】Pw=βa・Pm (5) また、回折格子マーク16AXのピッチPmは、この上
に入射したレーザ光A1,B1の±1次回折光が互いに
平行に干渉光C1としてレチクルRから垂直上方に射出
されるように設定されている。従って、その干渉光C1
は、ダイクロイックミラー6、ミラー24A、アライメ
ント対物レンズ23を経てミラー24Bに入射し、ミラ
ー24Bで反射された干渉光C1は、集光レンズ25及
び部分的に反射膜が形成されたレチクル/ウエハ干渉光
分離ミラー26を経て、フォトダイオード等からなるレ
チクルマーク用の光電検出器27Rで受光される。光電
検出器27Rで干渉光C1を光電変換して得られる周波
数Δfのレチクルビート信号SRは、アライメント信号
処理系28中の一方の位相比較部28cに供給される。
【0033】一方、レチクル窓17Aを通過した1対の
レーザ光A2及びB2は、それぞれ投影光学系PL中の
色収差制御板20上の色収差制御部材20c及び20b
で偏向されて、ウエハW上の回折格子マーク19AX上
に入射する。この際に、色収差制御部材20c,20b
によってレーザ光A2,B2のもとでレチクルRのパタ
ーン面とウエハWの表面とが共役になっており、且つ
(5)式の関係が成立するため、回折格子マーク19A
X上に入射したレーザ光A2,B2の±1次回折光が互
いに平行に干渉光C2としてウエハWから垂直上方に射
出される。この干渉光C2は、投影光学系PL及びその
中の色収差制御板20上の色収差制御部材20aを経て
レチクルR上のレチクル窓17Aに戻り、レチクル窓1
7Aを通過した干渉光C2は、レチクルRからの干渉光
C1とほぼ平行にダイクロイックミラー6〜集光レンズ
25を経てレチクル/ウエハ干渉光分離ミラー26に至
る。そして、レチクル/ウエハ干渉光分離ミラー26で
干渉光C1と分離された干渉光C2は、フォトダイオー
ド等からなるウエハマーク用の光電検出器27Wで受光
される。光電検出器27Wで干渉光C2を光電変換して
得られる周波数Δfのウエハビート信号SWは、アライ
メント信号処理系28中の他方の位相比較部28dに供
給される。以上の2周波ビーム生成系22〜光電検出器
27R,28Wよりアライメント光学系21が構成され
ている。
【0034】また、アライメント信号処理系28内の駆
動信号発生部28bから2周波ビーム生成系22内の2
つの音響光学素子(AOM)に対して周波数差がΔfの
駆動信号が供給され、この2つの駆動信号を例えば混合
して得られる周波数Δfの参照ビート信号SDが2つの
位相比較部28c,28dに供給されている。なお、参
照ビート信号SDの代わりに、単純な基準クロック発生
装置からの周波数Δfのパルス信号を使ってもよい。
【0035】そして、位相比較部28cではレチクルビ
ート信号SRと参照ビート信号SDとの位相差φmを検
出して、検出結果を演算制御部28aに供給し、位相比
較部28dではウエハビート信号SWと参照ビート信号
SDとの位相差φwを検出して、検出結果を演算制御部
28aに供給する。即ち、本例では所定の基準として、
電気信号である参照ビート信号SDが使用されている。
【0036】前者の位相差φmを使用すると、参照ビー
ト信号SDという仮想の基準に対して、アライメント光
によって検出されるレチクルR上での回折格子マーク1
6AX(レチクルマーク)のX方向への位置ずれ量ΔX
mは次のようになる。 ΔXm=φm・Pm/(2π) (6) 同様に、後者の位相差φwを使用すると、参照ビート信
号SDという仮想の基準に対して、アライメント光によ
って検出されるウエハW上での回折格子マーク19AX
(ウエハマーク)のX方向への位置ずれ量ΔXwは次の
ようになる。
【0037】 ΔXw=φw・Pw/(2π) (7) 従って、露光光ILのもとでのレチクルRとウエハWと
のX方向への位置ずれ量を、レチクルR上での位置ずれ
量に換算した値をΔXeとすると、(6)式、(7)
式、及び露光光ILのもとでの投影倍率βeを用いて、
演算制御部28aでは次式より位置ずれ量ΔXeを求め
る。なお、途中で(5)式の関係を使用している。
【0038】 ΔXe=ΔXm−ΔXw/βe =φm・Pm/(2π)−φw・Pw/(2πβe) =φm・Pm/(2π)−φw・βa・Pm/(2πβe) ={Pm/(2π)}・(φm−φw・βa/βe) (8) この(8)式より得られる位置ずれ量ΔXeが主制御系
10に供給され、主制御系10ではその位置ずれ量ΔX
eが0、又は所定の基準値になるようにレチクルステー
ジ7のX方向の位置を微調整する。同様に、不図示のY
軸用のアライメントセンサによって検出されるY軸のレ
チクルマーク及びウエハマークの位置に基づいて、レチ
クルステージ7のY方向の位置が微調整され、その後そ
の相対位置関係を保って走査露光方式で露光が行われ
る。なお、実際には、例えば図2(a)において、レチ
クルR上の2つのX軸の回折格子マーク16AX,16
BXと、対応するウエハW上の2つのX軸の回折格子マ
ーク19AX,19BXとのX方向への位置ずれ量の平
均値に基づいて、レチクルステージ7のX方向への位置
が調整される。Y方向の位置についても同様であり、2
つのX方向への位置ずれ量の差分に基づいてレチクルス
テージ7の回転角が調整される。
【0039】この場合、(8)式から分かるように、レ
チクルビート信号SRについて位相比較部28cで検出
される位相差φmと、ウエハビート信号SWについて位
相比較部28dで検出される位相差φwとの差分を直接
求めるだけでは、露光光のもとでのレチクルRとウエハ
Wとの位置ずれ量を求めることはできない。そのため、
本例のように参照ビート信号SDを用いて、個別にレチ
クルマークの位置ずれ量ΔXm及びウエハマークの位置
ずれ量ΔXwを求めた後に、投影倍率の補正を行って差
分を求めることが望ましい。
【0040】なお、上述の実施の形態では、レチクルR
とウエハWとの位置ずれ量をレチクルステージ7を駆動
して補正しているが、ウエハステージ13を動かしてそ
の位置ずれ量を補正してもよい。(8)式の位置ずれ量
ΔXeを用いて、露光光のもとでのウエハW上での、レ
チクルRとウエハWとの位置ずれ量ΔXewは次のよう
になる。
【0041】ΔXew=ΔXe・βe (9) このとき、この位置ずれ量ΔXewが0、又は所定の基
準値になるようにウエハステージ13を駆動することに
よってX方向への位置合わせが行われる。上述のように
本例では、露光光のもとでの投影光学系PLの投影倍率
βeとアライメント光のもとでの投影光学系PLの投影
倍率βaとを考慮して位置合わせを行っている。これに
関して、例えば図2(a)において、レチクルR上の回
折格子マーク16AX及び対応するウエハW上の回折格
子マーク19AXの位置が投影光学系PLの光軸AXに
対してX方向(計測方向)にずれた位置にあると、ウエ
ハW上の回折格子マーク19AXに入射するアライメン
ト光としてのレーザ光A2,B2の光路は図4のように
なる。
【0042】図4において、レーザ光A2,B2のもと
で回折格子マーク16AXと対応する回折格子マーク1
9AXとは、投影光学系PLに関して共役な位置にある
ものとする。しかしながら、点線で示す露光光ILのも
とでは、投影倍率βeとβaとの相違によって回折格子
マーク16AXと回折格子マーク19AXとは、投影光
学系PLに関して共役な位置にはなく、回折格子マーク
19AXの位置は、露光光ILのもとで回折格子マーク
16AXと共役な位置からX方向にΔXだけずれてい
る。本例のように色収差制御板20を使用しても、露光
光ILとしてエキシマレーザ光を使用するような場合に
は、そのずれΔXは無視できない量となる。そこで、本
例のように投影倍率βeとβaとの相違を考慮して、ア
ライメント光のもとでの位置ずれ量を露光光のもとでの
位置ずれ量に換算することによって、投影倍率βeとβ
aとが大きくずれている場合でも、正確にアライメント
を行うことができる。
【0043】また、本例では、レチクルR側の回折格子
マーク16AXのピッチPmに対して、ウエハW側の回
折格子マーク19AXのピッチPwは、(5)式を満た
すように設定されている。図5は、その回折格子マーク
19AXを示し、この図5において、点線で示す回折格
子マーク19CXは、レチクルR側の回折格子マーク1
6AXのピッチPmに対して、露光光のもとでの投影倍
率βeを用いてピッチPw0 がβe・Pmで表される回
折格子マークを表している。即ち、本例で使用される回
折格子マーク19AXは、従来のような露光光のもとで
の投影倍率βeを基準としたマークに対して異なったピ
ッチを有している。これによって、図1において、レチ
クルR側の回折格子マーク16AXに照射されるレーザ
光A1,B1の交差角と、ウエハW上の回折格子マーク
19AXに照射されるレーザ光A2,B2のレチクルR
上での交差角とは同一となり、アライメント光学系21
の構成が簡略化されている。
【0044】なお、アライメント光での投影倍率βaと
露光光での投影倍率βeとの差が小さい場合で、且つウ
エハW上の回折格子マーク19AXよりもレーザ光A
2,B2の照射面積が小さい場合には、レチクルR側の
回折格子マーク16AXのピッチPmに対して、ウエハ
W側の回折格子マーク19AXのピッチPwを、必ずし
も(5)式を満たすように設定する必要はなく、ピッチ
Pw0 のままにしておいてもよい。但し、この場合に
は、例えばレチクルR側の回折格子マーク16AXの位
置をX方向に、そのレーザ光A2,B2の照射位置での
ずれ量に対応してずらしておく必要がある。これによっ
て、アライメントマークとしての回折格子マークの作成
が容易になる利点がある。
【0045】また、上述の実施の形態では所定の基準と
して電気信号である参照ビート信号SDが使用されてい
るが、それ以外に例えばその基準としての参照格子を投
影光学系PLに対して固定された位置に設け、この参照
格子からの1対の回折光よりなる干渉光を光電変換して
得られるビート信号と、レチクルビート信号SR及びウ
エハビート信号SWとの位相差を検出してもよい。ま
た、本発明はステッパー型等の投影露光装置用のアライ
メントセンサとしても使用できることは明らかである。
【0046】このように、本発明は上述の実施の形態に
限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構
成を取り得る。
【0047】
【発明の効果】本発明の露光方法によれば、露光光及び
位置検出光(アライメント光)における投影光学系での
投影倍率に基づいて、位置検出光によって検出される相
対位置ずれ量を露光光のもとでの相対位置ずれ量に換算
しているため、露光光と波長の異なる位置検出光を用い
て投影光学系を介してマスクと感光性の基板との位置合
わせを行う際に、その投影光学系でその位置検出光に対
して色収差が残存していても高精度に位置合わせを行う
ことができる利点がある。
【0048】また、そのマスク上の位置合わせ用マーク
とその基板上の位置合わせ用マークとの相対位置ずれ量
を検出する際に、そのマスク上の位置合わせ用マークと
所定の基準との位置ずれ量、及びその基板上の位置合わ
せ用マークとその基準との位置ずれ量をそれぞれ独立に
検出し、このように独立に検出される2つの位置ずれ量
を投影倍率で補正した値の差分を求める場合には、露光
光及び位置検出光(アライメント光)における投影光学
系での投影倍率が大きく異なっても、正確に露光光のも
とでの相対位置ずれ量が算出される。特に、その所定の
基準として電気信号を使用するときには、検出機構が簡
略化され、検出結果の安定性も増す利点がある。
【0049】また、そのマスク上の位置合わせ用マーク
及びその基板上の位置合わせ用マークの計測方向のピッ
チをそれぞれPm及びPwとして、その位置検出光のも
とでのその投影光学系のそのマスクからその基板への投
影倍率をβaとしたとき、(1)式の条件を満たす場合
には、そのマスク上での2組の位置検出光の交差角を等
しくできるため、位置検出用の光学系(アライメント光
学系)の構成が簡略化できる利点がある。
【0050】また、本発明の露光装置によれば、上述の
露光方法が実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の投影露光装置、及
びアライメントセンサを示す構成図である。
【図2】(a)はレチクルR上のレチクルマークの配置
を示す平面図、(b)はウエハWの各ショット領域に付
設されたウエハマークの配置を示す平面図である。
【図3】図1の色収差制御板20に形成された色収差制
御部材の配置を示す平面図である。
【図4】露光光のもとでの投影倍率とアライメント光の
もとでの投影倍率との相違による位置ずれの説明図であ
る。
【図5】図2のウエハW上のX軸の回折格子マーク19
AXを示す拡大平面図である。
【符号の説明】
R レチクル PL 投影光学系 W ウエハ 10 主制御系 16A,16B レチクルマーク 16AX,16AY 回折格子マーク 17A,17B レチクル窓 18 ショット領域 19A,19B ウエハマーク 19AX,19AY 回折格子マーク 20 色収差制御板 20a〜20f 色収差制御部材 21 アライメント光学系 22 2周波ビーム生成系 23 アライメント対物レンズ 27R,27W 光電検出器 28 アライメント信号処理系 28a 演算制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/30 525L 525M

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の露光光のもとでマスク上の原画パ
    ターンを投影光学系を介して感光性の基板上に投影露光
    するのに先だって、 前記露光光と異なる波長の位置検出光を用いて前記投影
    光学系を介して前記マスク上の位置合わせ用マークと前
    記基板上の位置合わせ用マークとの相対位置ずれ量を検
    出し、 該検出結果に基づいて前記マスクと前記基板との位置合
    わせを行う露光方法において、 前記露光光及び前記位置検出光のそれぞれにおける前記
    投影光学系の投影倍率に基づいて、前記検出される相対
    位置ずれ量を前記露光光のもとでの相対位置ずれ量に換
    算し、該換算結果に基づいて前記マスクと前記基板との
    位置合わせを行うことを特徴とする露光方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の露光方法であって、 前記マスク上の位置合わせ用マークと前記基板上の位置
    合わせ用マークとの相対位置ずれ量を検出する際に、前
    記マスク上の位置合わせ用マークと所定の基準との位置
    ずれ量、及び前記基板上の位置合わせ用マークと前記基
    準との位置ずれ量をそれぞれ独立に検出し、該独立に検
    出される2つの位置ずれ量を投影倍率で補正した値の差
    分を求めることを特徴とする露光方法。
  3. 【請求項3】 請求項1、又は2記載の露光方法であっ
    て、 前記マスク上の位置合わせ用マーク及び前記基板上の位
    置合わせ用マークの計測方向のピッチをそれぞれPm及
    びPwとして、前記位置検出光のもとでの前記投影光学
    系の前記マスクから前記基板への投影倍率をβaとする
    と、ピッチPm及びPwを、 Pw=βa・Pm の条件を満たすように設定することを特徴とする露光方
    法。
  4. 【請求項4】 所定の露光光のもとでマスク上の原画パ
    ターンの像を感光性の基板上に結像投影する投影光学系
    と、 前記露光光とは異なる波長の位置検出光を用いて前記投
    影光学系を介して前記マスク上の位置合わせ用マークと
    前記基板上の位置合わせ用マークとの相対位置ずれ量を
    検出する位置検出手段と、を有し、 該位置検出手段の検出結果に基づいて前記マスクと前記
    基板との位置合わせを行って、前記マスクの原画パター
    ンを前記投影光学系を介して前記基板上に転写する露光
    装置において、 前記露光光及び前記位置検出光のそれぞれにおける前記
    投影光学系の投影倍率に基づいて、前記位置検出手段で
    検出される相対位置ずれ量を前記露光光のもとでの相対
    位置ずれ量に換算する位置ずれ量補正手段を備えたこと
    を特徴とする露光装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002047133A1 (fr) * 2000-12-08 2002-06-13 Nikon Corporation Substrat, procede et dispositif de mesure de la position, procede et systeme d'exposition et procede de fabrication de dispositif
KR100623260B1 (ko) * 2003-03-07 2006-09-18 에이에스엠엘 네델란즈 비.브이. 리소그래피장치 및 디바이스 제조방법
WO2017170514A1 (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 株式会社ニコン パターン描画装置、パターン描画方法、および、デバイス製造方法

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