JPH09306008A - 光ディスク傾き補正機構 - Google Patents

光ディスク傾き補正機構

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JPH09306008A
JPH09306008A JP8124526A JP12452696A JPH09306008A JP H09306008 A JPH09306008 A JP H09306008A JP 8124526 A JP8124526 A JP 8124526A JP 12452696 A JP12452696 A JP 12452696A JP H09306008 A JPH09306008 A JP H09306008A
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JP
Japan
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tilt
optical disk
optical
optical disc
clamper
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JP8124526A
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Shigeo Minami
茂雄 南
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Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスクの傾き,変形に光ヘッドを追従さ
せる。 【解決手段】 光ディスクDを載置してスピンドルモー
タSにより回転するターンテーブル1と、このターンテ
ーブル1と載置された光ディスクDとの間に介挿される
弾性部材2と、光ディスクDを介してターンテーブル1
上に載置する円板状のクランパ3と、このクランパ3に
傾斜動作を付勢する傾斜付勢手段4と、光ヘッドHに併
設した光ディスクDの傾き量を検出する検出センサ5
1,52と、傾斜付勢手段4の動作制御を行う動作制御
手段とを備え、動作制御手段が、傾斜付勢手段4につい
て、検出手段51,52による傾き量を減少させる動作
制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク傾き補
正機構に係り、特に、光ディスク装置に装備される光デ
ィスク傾き補正機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光ディスクの傾きを補正する先行
技術としては、光ヘッド又は光ヘッドの内部構造を動作
させるか、或いは、光ディスクを回転させるスピンドル
モータ全体を動作させて、光ディスクと光ヘッドの間の
相対的な傾き量を変化させる方法がある。
【0003】光ヘッドを動作させる技術としては、例え
ば、実開昭59−189731号公報のように、光ヘッ
ドを揺動機構によって揺動させる方法がある。
【0004】また、光ヘッドの内部構造を動作させる技
術としては、たとえば、特開昭63−25413号公報
のように、光ヘッドの内部構造である回転ミラーを回転
ミラー駆動系によって回転させて光ヘッドの光軸角度を
変化させる方法と、特開平7−201057号公報のよ
うに、光ヘッドの対物レンズと対物レンズ保持具とをコ
イルと永久磁石の組合せからなるリニアモータによって
動作させ、対物レンズを傾ける方法とがある。
【0005】一方、光ディスクを回転駆動するスピンド
ルモータ全体を動作させる技術としては、例えば特開昭
63−253545号公報のように、スピンドルモータ
の下部に下方に向かって突出する円弧状の凸状部を設
け、さらに、この円弧状の凸状部を摺動自在に保持する
同じ曲率の円弧状の凹状部を備えると共に円弧状の凸状
部の摺動を付勢する付勢手段を備え、この付勢手段の駆
動によって凸状部と共にスピンドルモータ全体を揺動さ
せ光ディスクを傾ける方法がある。
【0006】また同様に、スピンドルモータ全体を動作
させる技術として、特開昭60−177434号公報の
ように、スピンドルモータを支持する支持板に設けられ
た支持ピンを中心として、スピンドルモータ全体を他の
モータおよび減速機構を介して光ディスクの半径方向に
傾動させる方法が挙げられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光ヘッ
ドや光ヘッド内のミラーを駆動させることにより光ディ
スクの傾きに追従する構成の場合は、その動作中に光ヘ
ッドに振動が加わり、また加速度により外乱が生じてト
ラックずれを発生させる場合があった。
【0008】また、スピンドルモータと共に光ディスク
を揺動又は傾動させる構成の場合には、光ディスクのみ
ならず重量の重いスピンドルモータまでを駆動させなけ
ればならないため、強力な駆動機構が必要となると共に
駆動機構の大型化が不可避であった。これにより、生産
コストの低減が困難であると共に光ディスクの傾き量を
連続的に高速で変化させることが困難であるという不都
合を有していた。
【0009】
【発明の目的】本発明の目的は、小型且つ光ディスクの
傾き量を連続的に高速で変化させる光ディスク傾き補正
機構を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
光ディスクのトラックを横切る方向に移動自在に装備さ
れた光ヘッドを備えた光ディスク装置に装備される光デ
ィスク傾き補正機構において、光ディスクを載置してス
ピンドルモータにより回転するターンテーブルと、この
ターンテーブルと載置された光ディスクとの間に介挿さ
れる弾性部材と、光ディスクを介してターンテーブル上
に載置する円板状のクランパと、このクランパに傾斜動
作を付勢する傾斜付勢手段と、光ヘッドに併設した光デ
ィスクの傾き量を検出する検出センサと、傾斜付勢手段
の動作制御を行う動作制御手段とを備え、この動作制御
手段が、傾斜付勢手段について、検出手段による傾き量
を減少させる動作制御を行うという構成を採っている。
【0011】この構成では、検出センサにより検出され
た光ディスクの傾き量に基づいて、動作制御手段はクラ
ンパに傾き量がなくなる方向に傾斜付勢手段の動作制御
を行う。即ち、クランパに所定方向の傾き動作(例え
ば、検出された傾きと反対方向の傾き)を付勢し、クラ
ンパを介してターンテーブル上の光ディスクにまでこの
傾斜動作が伝達される。これにより、光ディスクはター
ンテーブル上において弾性部材に許容されつつ傾斜して
傾きが補正される。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明と同様の構成を有すると共に、傾斜付勢手段を、クラ
ンパの周縁部に設けた環状の磁性材料からなる被吸引部
材と、この被吸引部材に対向して環状に配設した複数の
電磁石とから構成するという手段を採っている。
【0013】上記構成では、前述のクランパの傾斜動作
が、当該クランパの周縁部に設けられた環状の被吸引部
材がこれに対向して配設された複数の電磁石のいずれか
に吸引されることにより行われ、その他の動作は、請求
項1記載の発明と同様に行われる。
【0014】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載の発明と同様の構成を有すると共に、ターンテーブ
ルを、その回転中心の上端部を突出させてなる突出部と
この突出部の周囲に形成された円板状の載置部とから構
成し、クランパの外径を、載置部の外径より充分大きく
設定するという構成を採っている。
【0015】上記構成では、光ディスクの中心孔にター
ンテーブルの突出部が嵌挿されつつ当該光ディスクが載
置部に載置された状態で請求項1又は2記載の発明と同
様の動作が行われる。
【0016】請求項4記載の発明では、請求項2又は3
記載の発明と同様の構成を有すると共に、複数の電磁石
が、被吸引部材に対向する環状の領域の直交する二つの
直径の両端部にそれぞれ配設した四つの電磁石からなる
という構成を採っている。
【0017】上記の構成では、請求項2又は3記載の発
明と同様の動作が行われると共に、前述したクランパ
が、直交する二方向について傾斜動作の付勢が行われ
る。
【0018】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
発明と同様の構成を有すると共に、四つの電磁石が配設
された直交する二つの直径方向の内の一方が、光ヘッド
の移動方向と平行であるという構成を採っている。
【0019】上記の構成では、請求項4記載の発明と同
様の動作が行われると共に、前述したクランパが、光ヘ
ッドのアクセス方向とこれに直交する二方向について傾
斜動作の付勢が行われる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について図1
乃至図3に基づいて説明する。本実施形態は、光ディス
クDの記録面上のトラックの半径方向に沿って移動自在
に装備された光ヘッドHを備えた光ディスク装置に装備
され,光ヘッドHによる読み出し動作の際に光ディスク
Dの変形,傾きによる読み出しエラーを防止するために
補正動作を施す光ディスク傾き補正機構10を示すもの
である。
【0021】この光ディスク傾き補正機構10は、光デ
ィスクDを載置してスピンドルモータSにより回転する
ターンテーブル1と、このターンテーブル1と載置され
た光ディスクDとの間に介挿される弾性部材2と、光デ
ィスクDを介してターンテーブル1上に載置する円板状
のクランパ3と、このクランパ3に傾斜動作を付勢する
傾斜付勢手段4を設けるという構成を採っている。
【0022】図1及び図2に基づいて各部を詳説する
と、まず、ターンテーブル1は、その下端部がスピンド
ルモータSと直結された回転軸11とこの回転軸11の
上端部に形成された突出部12とこの突出部12を中心
としてその周囲に形成された円板状であり且つ光ディス
クDを載置する載置部13とから構成される。
【0023】この載置部13上面側(光ディスクDとの
対向面側)には、その周端部に沿って環状の弾性部材2
が装着されている。この弾性部材2は、例えば、ゴム系
又はプラスチック系等の弾性素材から形成されている。
【0024】通常、光ディスクDには、その中心部に貫
通穴が設けられており、前述したターンテーブル1の突
出部12が嵌挿されるようになっている。そして、その
嵌挿状態を維持しつつ載置部13に載置された状態で当
該光ディスクDを介して円板状のクランパ3が載置され
る。このクランパ3の中央部には、凹状の穴部が形成さ
れており、この穴部には、前述のターンテーブル1の突
出部12が光ディスクDの貫通穴を貫通した状態で嵌挿
される。
【0025】ここで、クランパ3の外径は、前述したタ
ーンテーブル1の載置部13の外径よりも充分に大きく
設定されている。そして、クランパ3の上面(光ディス
クDとの対向面の反対側面)は、光ディスク装置におけ
る内部上壁と近接対向しており、この内部上壁とクラン
パ3の上面との間には、傾斜付勢手段4が配設されてい
る。
【0026】即ち、この傾斜付勢手段4は、クランパ3
の上面の周縁部に沿って設けた環状の磁性材料(鉄等)
からなる被吸引部材41と、光ディスク100の内部上
壁側に被吸引部材41に対応して同径の環状に配設した
四つの電磁石42,43,44,45とから構成されて
いる。
【0027】これら電磁石42,43,44,45の各
配置について図2に基づいて説明する。この図2は、光
ディスクDの平面に対して垂直上方からみた図を示して
おり、矢印qは光ヘッドの移動方向(アクセス方向)で
あり、矢印rはこのアクセス方向に直交する方向を示し
ている。
【0028】まず、電磁石43,45は、光ディスク装
置100の内部上壁面J上の被吸引部材41に対応する
環状の領域において、矢印qに平行な直径の両端部にそ
れぞれ配設されている(図2(A))。一方、電磁石4
2,44は、光ディスク装置の内部上壁面J上の被吸引
部材41に対応する環状の領域において、矢印rに平行
な直径の両端部にそれぞれ配設されている(図2
(B))。
【0029】これらの電磁石42,43,44,45に
より、アクセス方向とこれに直交する方向及びこれらを
組み合わせた方向について光ディスクDの傾きを補正す
ることができ、光ディスクのあらゆる方向の傾きに対応
することが可能である。
【0030】光ディスクの下方には、当該光ディスクD
の半径方向に沿ったガイドレールGに案内される光ヘッ
ドHが配設されている。この光ヘッドHの上面部には、
光ディスクDの下面側に近接対向する対物レンズTが装
備されており、この対物レンズTから光ディスクDの記
録情報の読み出しを行う。
【0031】さらに、この光ヘッドHの上面部には対物
レンズTに近接して光ディスクDの傾き量を検出する検
出センサ51,52が装備されている。そして、一方の
検出センサ51は、前述した矢印q方向における光ディ
スクの傾き量を検出し、他方の検出センサ52は、前述
した矢印r方向における光ディスクの傾き量を検出す
る。これら各センサ51,52の検出信号は、図示しな
い光ディスク装置100の動作制御手段に出力され、こ
の動作制御手段では、これらの検出信号に基づいて各電
磁石42,43,44,45の印加電圧が決定され、光
ディスクの傾き状態が補正される。
【0032】なお、動作制御手段については、光ディス
ク傾き補正機構10に独立して装備しても良い。
【0033】また、ここで、光ディスクDがq方向に傾
斜している状態とは、r方向を軸として傾斜している状
態を示し、同様にして、光ディスクDがr方向に傾斜し
ている状態とは、q方向を軸として傾斜している状態を
示すものとする。
【0034】次に、本発明の実施の形態の動作につい
て、図3に基づいて説明する。
【0035】まず、光ディスクDがアクセス方向(q方
向)に傾いている状態が検出センサ51(図3では図示
略)によって検出されると、動作制御手段では、検出さ
れた偏差値によって各電磁石43,45への印加電圧の
値をコントロールし、傾きの補正量および方向,速度を
設定する。
【0036】そして、電磁石43,45への電圧印加が
OFFの状態(図3(A))から、電磁石45への電圧
印加をON、電磁石43への電圧印加をOFFの状態
(図3(B))、或いは、電磁石43への電圧印加をO
N,電磁石45への電圧印加をOFFの状態(図3
(C))にする。この電磁石43(又は45)の吸引力
により被吸引部材41に伴いクランパ3が磁石43(又
は45)側に引き寄せられ、このクランパ3に付勢され
る形で、光ディスクDは回転状態を維持しつつ傾斜動作
が付勢される。このとき、ターンテーブル1は、スピン
ドルモータSと連結されているため、常に傾斜すること
なく一定方向に直立状態を維持しているが、載置部13
の上面に設けられた弾性部材2により光ディスクDの傾
斜動作が許容される。なお、この図3に示す光ディスク
Dの傾き量は過大に示してあり、実際はより微小なもの
である。
【0037】一方、光ディスクDがアクセス方向に直交
する方向(r方向)に傾いている状態が検出センサ52
(図3では図示略)によって検出されると、動作制御手
段では、検出された偏差値によって各電磁石42,44
への印加電圧の値をコントロールし、傾きの補正量およ
び方向,速度を設定する。
【0038】即ち、各電磁石43,45の場合と同様
に、電磁石42,44への電圧印加がOFFの状態か
ら、電磁石42への電圧印加をON、電磁石44への電
圧印加をOFFの状態、或いは、電磁石444への電圧
印加をON,電磁石42への電圧印加をOFFの状態に
する。
【0039】光ディスク2をアクセス方向11とは直角
な方向14へ傾ける場合に、同様に電磁石15,16に
それぞれ電圧印加をON,OFFすることによって行
い、アクセス方向11とは直角な方向14のチルト量を
検知するチルトセンサ18によって検出された偏差値に
よって印加電圧の値をコントロールすることによって、
チルト量および方向、速度を設定する。
【0040】以上のように、本実施形態では、弾性部材
2と傾斜付勢手段4とにより、スピンドルモータS及び
ターンテーブル1を傾斜させることなく光ディスクDの
回転状態を維持しつつ傾斜させることができ、これによ
り、光ヘッドに振動及び外乱を発生させることなく当該
光ディスクの傾き量を連続的に高速で変化させることが
可能である。このため、光ディスク傾き補正機構10を
光ディスク装置に装備することにより、光ディスクDの
傾き,変形に対する光ヘッドHの追従性を向上させるこ
とが可能である。
【0041】また、クランパ3の半径をターンテーブル
1の載置部13の半径より充分大きく設定したことによ
り、ターンテーブル1の載置部13上において、光ディ
スクDは、クランパ3を介して傾斜動作の付勢が良好に
行われるという利点を有している。
【0042】さらに、直交する二つの直径の両端部に四
つの電磁石42,43,44,45を配設しているた
め、二つの直径方向を軸とする傾斜動作の組み合わせに
より、光ディスクDのあらゆる方向についての傾斜を補
正することが可能である。
【0043】また、上記の直径方向の内の一方が、光ヘ
ッドHの移動方向と平行であるため、光ヘッドHのアク
セス動作におけるオフトラックに、当該一方の直径の両
端部に配設された二つの電磁石43,45のみの駆動で
対処することができ、これにより、光ヘッドHの迅速な
移動に対応することが可能となり、光ヘッドHの追従性
をさらに向上させることが可能である。
【0044】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、弾性部材と傾
斜付勢手段とにより、スピンドルモータ及びターンテー
ブルを傾斜させることなく光ディスクの回転状態を維持
しつつ傾斜させることができ、これにより、光ヘッドに
振動及び外乱を発生させることなく当該光ディスクの傾
き量を連続的に高速で変化させることが可能である。
【0045】このため、本願発明を光ディスク装置に装
備することにより、光ディスクの傾き,変形に対する光
ヘッドの追従性を向上させることが可能である。
【0046】また同時に、従来のように出力の大きな駆
動源が不要となり、機構全体の小型化を図ることが可能
となる。
【0047】さらに、光ディスクの傾き量を検出する検
出センサを光ヘッドに併設しているため、これら検出セ
ンサの出力信号に基づいてより正確且つ迅速に光ディス
クの傾き量の補正を行うことが可能となる。また、光ヘ
ッド内に、独立して傾き検出手段を装備する必要がなく
なり、光ヘッド内の光学系をより簡易な構成とすること
が可能となり、光ディスク装置全体の生産性の向上が図
られる。
【0048】請求項2記載の発明は、上記の効果に加え
て、傾斜付勢手段を、環状の被吸引部材と、この被吸引
部材に各々対向する複数の電磁石とから構成したことに
より、光ディスクの一定の直径方向の傾きだけでなく、
複数の方向について光ディスクの傾きの補正を行うこと
が可能となる。また、電磁石を使用するため、各電磁石
の印加電圧を変化させることより傾きの補正量を調整す
ることが可能であり、さらに、被接触で傾斜動作の付勢
を行うことができ、光ディスクの回転動作に対する影響
を殆どなくすことが可能である。
【0049】請求項3記載の発明は、上記の効果に加え
て、クランパの半径を、ターンテーブルの載置部の半径
より充分大きく設定しているため、ターンテーブルの載
置部上において、クランパを介して光ディスクに傾斜動
作が伝達された場合に、当該光ディスクが傾斜し易く、
かかる補正動作が良好に行われるという利点を有してい
る。
【0050】請求項4記載の発明は、上記の効果に加え
て、被吸引部材と対向する環状の領域の直交する二つの
直径の両端部にそれぞれ配設した四つの電磁石により傾
斜動作の付勢を行うため、二つの直径方向における傾斜
動作の組み合わせにより、光ディスクのあらゆる方向に
ついての傾斜を補正することが可能である。
【0051】請求項5記載の発明は、上記の効果に加え
て、四つの電磁石が配設された直交する二つの直径方向
の内の一方が、光ヘッドの移動方向と平行であるため、
光ヘッドのアクセス動作におけるオフトラックに、当該
一方の直径の両端部に配設された二つの電磁石のみの駆
動で対処することができ、これにより、光ヘッドの迅速
な移動に対応することが可能となり、光ヘッドの追従性
をさらに向上させることが可能である。
【0052】本発明は以上のように構成され機能するの
で、これにより、従来にない優れた光ディスク傾き補正
機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す一部省略した構成図
であり、図1(A)は一部切り欠いた平面図であり、図
1(B)は側面方向からの断面図である。
【図2】上述の実施形態の電磁石の位置関係を示す説明
図であり、図2(A)はアクセス方向と平行な被吸引部
材の直径の両端部に対向する二つの電磁石の位置を示し
ており、図2(B)は図2(A)の直径方向と垂直な直
径の両端部に対向する他の二つの電磁石の位置を示して
いる。
【図3】本実施形態の動作説明図であり、図3(A)は
双方の電磁石に電圧の印加を行っていない状態を示し、
図3(B)は一方の電磁石に電圧の印加を行っている状
態を示し、図3(C)は他方の電磁石に電圧の印加を行
っている状態を示している。
【符号の説明】
1 ターンテーブル 2 弾性部材 3 クランパ 4 傾斜付勢手段 10 光ディスク傾き補正機構 12 突出部 13 載置部 41 被吸引部材 42,43,44,45 電磁石 51,52 検出手段 D 光ディスク H 光ヘッド S スピンドルモータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクのトラックを横切る方向に移
    動自在に装備された光ヘッドを備えた光ディスク装置に
    装備される光ディスク傾き補正機構において、 光ディスクを載置してスピンドルモータにより回転する
    ターンテーブルと、このターンテーブルと載置された前
    記光ディスクとの間に介挿される弾性部材と、前記光デ
    ィスクを介して前記ターンテーブル上に載置する円板状
    のクランパと、このクランパに傾斜動作を付勢する傾斜
    付勢手段と、前記光ヘッドに併設した前記光ディスクの
    傾き量を検出する検出センサと、前記傾斜付勢手段の動
    作制御を行う動作制御手段とを備え、 前記動作制御手段が、前記傾斜付勢手段について、前記
    検出手段による前記傾き量を減少させる動作制御を行う
    ことを特徴とする光ディスク傾き補正機構。
  2. 【請求項2】 前記傾斜付勢手段を、前記クランパの周
    縁部に設けた環状の磁性材料からなる被吸引部材と、こ
    の被吸引部材に対向させて環状に配設した複数の電磁石
    とから構成したことを特徴とする請求項1記載の光ディ
    スク傾き補正機構。
  3. 【請求項3】 前記ターンテーブルを、その回転中心の
    上端部を突出させてなる突出部とこの突出部の周囲に形
    成された円板状の載置部とから構成し、 前記クランパの外径を、前記載置部の外径より充分大き
    く設定したことを特徴とする請求項1又は2記載の光デ
    ィスク傾き補正機構。
  4. 【請求項4】 前記複数の電磁石は、前記被吸引部材に
    対向する環状の領域の直交する二つの直径の両端部にそ
    れぞれ配設した四つの電磁石からなることを特徴とする
    請求項2又は3記載の光ディスク傾き補正機構。
  5. 【請求項5】 前記四つの電磁石が配設された直交する
    二つの直径方向の内の一方が、前記光ヘッドの移動方向
    と平行であることを特徴とする請求項4記載の光ディス
    ク傾き補正機構。
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