JPH09305826A - 現金取扱い自動化機器 - Google Patents

現金取扱い自動化機器

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JPH09305826A
JPH09305826A JP8144946A JP14494696A JPH09305826A JP H09305826 A JPH09305826 A JP H09305826A JP 8144946 A JP8144946 A JP 8144946A JP 14494696 A JP14494696 A JP 14494696A JP H09305826 A JPH09305826 A JP H09305826A
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Kazuo Fujikawa
和男 藤川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筐体14の製造コストの高騰を招くことな
く、しかも筐体14の自由なデザインを妨げることな
く、耐破壊強度に優れた現金取扱い自動化機器10を提
供する。 【解決手段】 現金取扱い口17が設けられた筐体14
内に配置され、現金取扱い口17を経る現金の受払ため
の現金取扱い機構18を有する現金収納ユニット15が
設けられた現金取扱い自動化機器10において、現金収
納ユニット15を、現金取扱い機構18による現金取扱
い口17を経る現金の受け払いを許す開口22が設けら
れた金庫ユニット16に収容した状態で筐体14内に配
置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現金を取り扱うA
TM(自動入出金装置)あるいはCD(現金自動支払
機)のような現金取扱い自動化機器に関する。
【0002】
【従来の技術】ATMあるいはCDのような現金取扱い
自動化機器では、取り扱う現金は、現金取扱い機構が設
けられた現金収納ユニットに収容された状態で、この自
動化機器内に配置されている。この現金を収容する自動
化機器の筐体は、内部に配置された現金収納ユニットを
盗難等の災害から守るために、極めて強固に形成する必
要があった。自動化機器の筐体の強度を高めるには、筐
体を構成する外板の板厚を大きくすること、筐体を構成
する外板の接合部にバール返しのような格別な工夫を凝
らすこと、および破壊を受け易い筐体の開閉部のヒンジ
構造の強度を高めること等が考えられる。このような筐
体への補強対策により、例え自動化機器が盗難等によっ
て破壊を受けることがあっても、現金収納ユニットへの
接近を困難にすることにより、この現金収納ユニット内
の現金に手を触れることを困難にし、これにより、耐破
壊強度を高めることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自動化
機器の筐体を補強するという対策法によって現金収納ユ
ニットへの接近を困難にするという発想は、筐体の構造
およびその製造工程の複雑化および煩雑化を招くことか
ら、自動化機器の製造コストの高騰を招くのみならず、
筐体に自由なデザインを施すことをも困難にする。そこ
で、筐体の製造コストの高騰を招くことなく、しかも筐
体の自由なデザインを妨げることなく、耐破壊強度に優
れた現金取扱い自動化機器が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の点を解
決するために、次の構成を採用する。 〈構成〉請求項1に記載の本発明は、現金取扱い口が設
けられた筐体内に配置され、現金取扱い口を経る現金の
受払のための現金取扱い機構を有する現金収納ユニット
が設けられた現金取扱い自動化機器において、現金収納
ユニットを、現金取扱い機構による現金取扱い口を経る
現金の受け払いを許す開口が設けられた金庫ユニットに
収容した状態で前記筐体内に配置したことを特徴とす
る。
【0005】また、請求項3に記載の本発明は、現金収
納ユニットを収容する金庫ユニットに、この金庫ユニッ
トを収容する筐体内への搬入を容易とするための車輪を
設け、筐体の底部に、金庫ユニットに設けられた開口を
筐体の現金取扱い口に整合させる位置に金庫ユニットを
位置決めするための位置決め手段を金庫ユニットの車輪
に関連して設けたことを特徴とする。
【0006】〈作用〉請求項1に記載の発明では、現金
収納ユニットを収容する金庫ユニットは、現金取扱い機
構による現金の取扱いを妨げることなく、この現金取扱
い機構が設けられた現金収納ユニットを収容した状態
で、筐体に配置される。従って、現金収納ユニットを収
容する金庫ユニットの構造を強固に形成することによ
り、筐体に格別な補強対策を講じることなく、現金収納
ユニットへの接近の困難度、すなわち耐破壊強度を高め
ることができることから、筐体の構成の複雑化および製
造工程の煩雑化を招くことなく、製造コストの高騰を防
止し、また筐体のデザインの自由度を高めることができ
る。ちなみに、強固な金庫ユニットを採用しても、筐体
の補強に比較して、本発明に係る現金取扱い自動化機器
によれば、約50kgの重量軽減が可能となる。また、
金庫ユニットを現金自動化機器の筐体と共に、この自動
化機器が設置される床面にアンカーボルトで固定するこ
とにより、盗難に対する防御性を一層高めることができ
る(請求項2に対応)。
【0007】請求項3に記載の発明では、現金取扱い機
構による現金の取扱いを妨げることなく現金収納ユニッ
トを収容する金庫ユニットの底部に設けられた車輪は、
筐体への搬入をはじめとする金庫ユニット自体の取扱い
を容易にすると共に、筐体の底部に設けられた位置決め
手段と共同して、金庫ユニットに収容された現金収納ユ
ニットの現金取扱い機構と筐体の現金取扱い口とを整合
させる位置への金庫ユニットの位置決め作業を容易とす
る。従って、請求項3に記載の発明によれば、さらに、
金庫ユニットの取扱いおよび筐体内への設置作業を容易
とすることができる。
【0008】筐体の底部に凸部を規定しかつ凸部の両側
に車輪の軌道部を規定する置き台を設け、この軌道部に
金庫ユニットの車輪が落ち込む車輪受入れ穴を形成し、
この車輪受入れ穴によって位置決め手段を構成し、車輪
受入穴に車輪が落ち込んだ状態で、置き台の凸部で金庫
ユニットの底面を保持し、これにより、金庫ユニットを
所定の高さ位置に確実に保持することができる(請求項
4に対応)。金庫ユニットの車輪を、例えば千鳥配置の
ように、この金庫ユニットの移動方向へ見て、相互にず
れを以て配置することにより、移動方向前方の車輪が対
応する車輪受入れ穴に落ち込む前に、非対応の車輪受入
れ穴に落ち込むことを防止することができる(請求項5
に対応)。また、金庫ユニットの車輪を一対の前輪およ
び一対の後輪から構成し、前輪の相互間隔と後輪の相互
間隔とを異ならせることにより、金庫ユニットの移動中
での傾きによる不安定な移動を招くことなく、車輪の非
対応車輪受入れ穴への落ち込みを防止する車輪配置を好
適に実現することができる(請求項6に対応)。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
について詳細に説明する。 〈具体例1〉図1は、本発明に係る現金取扱い自動化機
器の具体例をその筐体および金庫ユニットがそれぞれ開
放された状態で概略的に示す斜視図である。図示の例で
は、現金取扱い自動化機器の一例として、現金自動支払
機10が示されている。
【0010】現金自動支払機10は、ほぼ矩形の底部1
1と、底部の四辺から立ち上がる周壁部12と、周壁部
12の上端開放部を閉鎖する上部13とを備える例えば
鉄のような金属板からなる筐体14を備える。また、現
金自動支払機10は、筐体14内に、取り扱う紙幣を収
容する全体に矩形の紙幣収納ユニット15と、この紙幣
収納ユニット15を出し入れ可能に収容する金庫ユニッ
ト16とを備える。
【0011】筐体14の上部13は、従来におけると同
様な枢軸(図示せず)を介して、周壁部12に開閉可能
に枢着されている。この上部13には、例えば従来よく
知られたキャッシュカード等のためのカード取扱い口、
タッチキーあるいは操作案内等が表示される表示操作部
等を組み込んだ操作パネル13Aが設けられている。ま
た、この操作パネル13Aには、紙幣収納ユニット15
から払い出される紙幣を取り出すための現金取扱い口1
7が設けられている。筐体14の周壁部12の前面部分
12Aは、紙幣収納ユニット15およびこの紙幣収納ユ
ニット15を収容する金庫ユニット16の出し入れのた
めに、上部13におけると同様な枢軸(図示せず)を介
して、開閉可能であり、これら上部13および前面部分
12Aは、それぞれ閉鎖位置で施錠可能である。
【0012】筐体14内に収容される紙幣収納ユニット
15には、その内部に収容された所望の種類の紙幣を所
望枚数取り出すための従来よく知られた紙幣取扱い機構
18が設けられ、この紙幣の受け渡しを許すための開口
19が紙幣収納ユニット15の頂部に形成されている。
【0013】紙幣収納ユニット15を受け入れる金庫ユ
ニット16には、紙幣収納ユニット15の出し入れのた
めの開口20を開閉するための扉21が設けられてい
る。扉21に、一般の金庫扉に適用されるような施錠機
構を組み込むことができる。また、金庫ユニット16に
耐火性を高めるための断熱構造を適用することが望まし
い。金庫ユニット16の頂部には、紙幣収納ユニット1
5の開口19に整合可能の開口22が形成されている。
この開口22に、上方からの開放操作が可能でありかつ
通常、ばね力により通常閉鎖位置に保持される蓋部材2
3を設けることができる。
【0014】金庫ユニット16に収容される紙幣収納ユ
ニット15は、比較的重重量である。そのため、この重
重量の紙幣収納ユニット15の金庫ユニット16への出
し入れを容易とするための出し入れ手段24を設けるこ
とが望ましい。図示の例では、出し入れ手段24は、金
庫ユニット16の両側の内壁面に、開口20から先端部
を突出可能なように、滑動可能に支持された一対のガイ
ド部材25と、この一対のガイド部材25の先端部に固
定され、紙幣収納ユニット15を受け入れる受け台26
とを備える。金庫ユニット16から引き出された受け台
26上に紙幣収納ユニット15を載せた状態で受け台2
6を押し込むことにより、金庫ユニット16内に配置す
ることができ、また引き出された受け台26から紙幣収
納ユニット15を引き下ろすことにより、金庫ユニット
16内の紙幣収納ユニット15を取り出すことができる
ことから、紙幣収納ユニット15の金庫ユニット16へ
の出し入れ作業を比較的容易に行うことができる。この
ような紙幣収納ユニット15の出し入れを容易にする出
し入れ手段24として、図示の例に限らず、種々の構成
を適用できる。
【0015】図2は、現金自動支払機10の側面図であ
る。金庫ユニット16は、その内部に紙幣収納ユニット
15を収容した状態で、開口22が操作パネル13Aの
現金取扱い口17に整合する位置で、筐体14内に保持
される。金庫ユニット16は、盗難等によって持ち去ら
れることがないように、図2に示すように、キャスタ1
1Aが設けられた筐体14の底部11と共に、アンカー
ボルト27で、現金自動支払機10が設置される床面2
8に固定することが望ましい。
【0016】現金自動支払機10では、キャシュカード
等を用いた取引本人の確認後、タッチキー等の操作によ
る入力情報および図示しないホストコンピュータからの
情報に基づく制御部(図示せず)の制御下で、従来よく
知られているように、紙幣収納ユニット15の紙幣取扱
い機構18が、紙幣収納ユニット15に収納された所望
種類の所望枚数の紙幣を現金取扱い口17へ向けて払い
出す。紙幣取扱い機構18による紙幣の払い出しは、金
庫ユニット16に設けられた開口22を経て行なわれる
ことから、金庫ユニット16は、この紙幣取扱い機構1
8の動作を妨げることなく、筐体14内で、紙幣が収容
された紙幣収納ユニット15を強固に保護する。そのた
め、盗難等によって、例え筐体14が破損を受けても、
紙幣収納ユニット15が露出する状態で筐体14内に配
置されておらず、この紙幣収納ユニット15は、強固な
金庫ユニット16に保護された状態で筐体14内に収容
されていることから、直ちに紙幣収納ユニット15に手
を触れることはできず、耐破壊強度が高められる。
【0017】従って、現金自動支払機10によれば、紙
幣収納ユニット15は、筐体14内で金庫ユニット16
に収容され、この金庫ユニット16により保護されてい
ることから、金庫ユニット16を収容する筐体14に厚
くしかも重い格別な鋼板を使用したり、また筐体14に
格別な補強対策を施すことなく、金庫ユニット16内の
紙幣収納ユニット15の安全性を高めることができる。
これにより、筐体14への格別な補強対策が不要となる
ことから、筐体14の全体的な構成の簡素化により、現
金自動支払機10の全体的な重量の軽減、さらにはコス
トの低減が可能となり、また筐体14へのデザインの自
由度が増す。
【0018】〈具体例2〉図3は、金庫ユニット16の
他の具体例を概略的に示す斜視図である。図3に示す金
庫ユニット16には、その底部の下面に、四つの車輪2
9(29Aおよび29B)が設けられ、金庫ユニット1
6を受け入れる筐体14の底部11には、金庫ユニット
16を受ける置き台30が設けられている。
【0019】図4は、車輪29が設けられた金庫ユニッ
ト16をその下方から示す斜視図である。車輪29は、
金庫ユニット16の筐体14内への搬入時に前方に位置
する一対の前輪29Aと、搬入時に後方に位置する一対
の後輪29Bとから成る。図示の例では、各車輪29
は、底部11に固定的に支持された固定ブラケット31
を介して、金庫ユニット16に設けられているが、これ
らの車輪29として、可動ブラケットを有するキャスタ
を使用することができる。一対の前輪29A間の車輪間
隔W1 は、一対の後輪29Bの車輪間隔W2 よりも大き
く設定されている。
【0020】図5は、図3に示された置き台30を示す
斜視図である。この置き台30には、その中央部を筐体
14の前後方向へ向けて伸長する凸部32と、この凸部
32の両側で車輪29(29Aおよび29B)が載る軌
道部33とが形成されている。軌道部33には、凸部3
2を間にそれぞれが対をなすように、車輪29(29A
および29B)を部分的に受け入れる車輪受入れ穴34
(34Aおよび34B)が形成されている。従って、周
壁部12の前面部分12Aに近接した位置に形成された
一対の後輪用の車輪受入れ穴34Bは、後輪29B間隔
2 に対応した間隔W2 で形成されており、前面部分1
2Aから離れた位置に形成された一対の前輪用車輪受入
れ穴34Aは、前輪29A間隔W1 に対応した間隔W1
で形成されている。置き台30は、例えば溶接あるいは
ボルトナット締結具のような固定手段により図3に示し
たように筐体14の底部11に固定することが望まし
い。
【0021】図6は、図3に示した金庫ユニットの筐体
内への搬入方法の一例を示す概略図である。金庫ユニッ
ト16を筐体14内に搬入するために、フォークリフト
を用いることができる。しかしながら、車輪29(29
Aおよび29B)を設けた金庫ユニット16では、図6
に示されているように、床面28から置き台30の軌道
部33へ向けて傾斜板35を配置し、金庫ユニット16
を傾斜板35のスロープに沿って押し入れることによ
り、人手による金庫ユニット16の置き台30上への設
置が可能となる。
【0022】図7および図8は、それぞれ金庫ユニット
16の置き台30上への設置手順を示す概略図である。
図7に示されているように、金庫ユニット16の前輪2
9Aが置き台30の軌道部33上に押し上げられると、
両前輪29A間に凸部32が受け入れられる。このと
き、前輪29Aは、その車輪間隔W1 よりも小さな間隔
2 で設けられた後輪用車輪受入れ穴34Bに落ち込む
ことはなく、金庫ユニット16の底面と置き台30の凸
部32頂面との間に間隔が保持される。また、両前輪2
9A間に位置する凸部32は、金庫ユニット16の案内
部として作用する。従って、金庫ユニット16の容易か
つ円滑な押し込み作業が妨げられることはなく、また金
庫ユニット16および置き台30等がこの金庫ユニット
16の押し込み作業中に損傷を受けることはない。
【0023】引き続く金庫ユニット16の押し込み作業
により、前輪29Aが対応する前輪用車輪受入れ穴34
Aに達すると、これと同時的に、後輪29Bが対応する
後輪用車輪受入れ穴34Bに達する。その結果、各車輪
29が対応する車輪受入れ穴34に落ち込む。この車輪
29の車輪受入れ穴34への落ち込みにより、各車輪2
9が部分的に対応する車輪受入れ穴34に受け入れられ
ることから、図8に示されているように、置き台30の
凸部32の頂部に、金庫ユニット16の底面が当接し、
これにより凸部32上に金庫ユニット16が載る。金庫
ユニット16が凸部32上に載った状態では、図1に示
したように、金庫ユニット16は、その開口22が操作
パネル13Aに設けられた現金取扱い口17に整合しか
つ操作パネル13Aから適正な間隔をおく適正位置に、
確実に位置決められる。
【0024】金庫ユニット16の車輪29を千鳥配置と
することにより、金庫ユニット16の移動方向に沿った
前後方向で見て、相互にずれを与えることができ、前輪
および後輪が直線上に整列することを防止し、前輪が後
輪用車輪受入れ穴に落ち込むことを防止することができ
る。また、金庫ユニット16の位置決め手段として、軌
道部33に設けられた車輪受入れ穴34の例を示した
が、これに代えて各車輪29ごとにロック機構を設ける
ことができる。しかしながら、構成の簡素化を図り、金
庫ユニット16の安定した移動を確保しかつ金庫ユニッ
ト16の確実な保持を可能とする上で、図3ないし図8
に沿って説明したとおり、前輪間隔W1 および後輪間隔
2 の異なる四つの車輪29を金庫ユニット16の底部
の四隅に配置し、この車輪29を受け入れる車輪受入れ
穴34を位置決め手段とすることが望ましい。
【0025】前記したところでは、現金収納ユニットが
紙幣ユニットのみからなる現金自動支払機に本発明を適
用した例について説明したが、紙幣ユニットおよび硬貨
ユニットからなる現金収納ユニットを備える自動化入出
金装置のような種々の現金取扱い装置に、本発明を適用
することができる。
【0026】
【発明の効果】本発明に係る現金取扱い自動化機器で
は、前記したように、現金収納ユニットは、筐体内で、
この筐体の現金取扱い口への現金の取扱いを妨げること
のない金庫ユニットに収容されていることから、この金
庫ユニットを強固にすることにより、筐体に格別な補強
対策を講じることなく、盗難等に対する耐破壊強度を高
めることができる。従って、本発明によれば、耐破壊強
度を損なうことなく、筐体の構成の簡素化を実現するこ
とができ、自動化機器の全体的な軽量化および製造コス
トの低減を図ることが可能となり、また、耐破壊強度を
犠牲にすることなく筐体へのデザインの自由度を高める
ことが可能となる。
【0027】さらに、本発明によれば、金庫ユニットに
車輪を設けることにより、金庫ユニットへの搬入を含む
金庫ユニットの取扱いが容易になると共に、この車輪と
共同する位置決め手段によって、金庫ユニットの適正位
置への位置決め作業が容易となることから、金庫ユニッ
トの取扱いおよび筐体内への設置作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る現金取扱い自動化機器の具体例を
その筐体および金庫ユニットがそれぞれ開放された状態
で概略的に示す斜視図である。
【図2】図1に示した現金取扱い自動化機器の側面図で
ある。
【図3】本発明に係る現金取扱い自動化機器の筐体内に
配置される金庫ユニットの他の具体例を概略的に示す斜
視図である。
【図4】図3に示した金庫ユニットを下方から見た斜視
図である。
【図5】図3に示した置き台の斜視図である。
【図6】図3に示した金庫ユニットの筐体内への搬入方
法の一例を示す概略図である。
【図7】図3に示した金庫ユニットの置き台上への設置
手順を示す概略図(その1)である。
【図8】図3に示した金庫ユニットの置き台上への設置
手順を示す概略図(その2)である。
【符号の説明】
10 現金取扱い自動化機器(現金自動支払機) 14 筐体 15 現金収納ユニット(紙幣収納ユニット) 16 金庫ユニット 17 現金取扱い口 18 紙幣取扱い機構(現金取扱い機構) 22 開口 29 車輪 34 位置決め手段(車輪受入れ穴)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現金取扱い口が設けられた筐体と、前記
    現金取扱い口を経る現金の受払のための現金取扱い機構
    が設けられた現金収納ユニットと、該現金収納ユニット
    の前記現金取扱い機構による前記現金取扱い口を経る現
    金の受払を許す開口が設けられた金庫ユニットとを含
    み、前記現金収納ユニットは前記金庫ユニットに収容さ
    れた状態で前記筐体内に配置されていることを特徴とす
    る現金取扱い自動化機器。
  2. 【請求項2】 前記金庫ユニットは、前記筐体と共に、
    アンカーボルトを介して前記現金取扱い自動化機器の設
    置面に固定されていることを特徴とする請求項1記載の
    現金取扱い自動化機器。
  3. 【請求項3】 現金取扱い口が設けられた筐体と、前記
    現金取扱い口を経る現金の受払のための現金取扱い機構
    が設けられた現金収納ユニットと、該現金収納ユニット
    の前記現金取扱い機構による前記現金取扱い口を経る現
    金の受払を許す開口が設けられかつ前記筐体内に配置さ
    れる、前記現金収納ユニットを収容する金庫ユニットと
    を含み、前記金庫ユニットには、前記筐体内への搬入を
    容易とするための車輪が設けられ、該車輪に関連して、
    前記筐体の底部には、前記金庫ユニットの前記開口を前
    記現金取扱い口に整合させる位置に前記金庫ユニットを
    位置決めするための位置決め手段が設けられていること
    を特徴とする現金取扱い自動化機器。
  4. 【請求項4】 さらに、前記筐体の底部に凸部を規定し
    かつ該凸部の両側に前記車輪が載る軌道部を規定する置
    き台を備え、前記位置決め手段は、前記車輪に対応して
    前記軌道部に設けられ、前記車輪が落ち込む車輪受入れ
    穴からなり、該車輪受入れ穴に対応する前記車輪が落ち
    込んだ状態で前記置き台の前記凸部が前記金庫ユニット
    の底面に当接することにより、前記金庫ユニットが前記
    筐体内で所定の高さ位置に保持されていることを特徴と
    する請求項3記載の現金取扱い自動化機器。
  5. 【請求項5】 前記車輪は、前記金庫ユニットの移動方
    向に沿った前後方向へ見て相互にずれを以て配置されて
    いることを特徴とする請求項4記載の現金取扱い自動化
    機器。
  6. 【請求項6】 前記車輪は、一対の前輪および一対の後
    輪からなり、前記前輪の相互間隔と前記後輪の相互間隔
    とは異なることを特徴とする請求項5記載の現金取扱い
    自動化機器。
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JP2015197686A (ja) * 2014-03-31 2015-11-09 沖電気工業株式会社 媒体収納装置及び媒体処理装置
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