JPH0252318B2 - - Google Patents

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JPH0252318B2
JPH0252318B2 JP14562981A JP14562981A JPH0252318B2 JP H0252318 B2 JPH0252318 B2 JP H0252318B2 JP 14562981 A JP14562981 A JP 14562981A JP 14562981 A JP14562981 A JP 14562981A JP H0252318 B2 JPH0252318 B2 JP H0252318B2
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JP
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container
key
lock
atm
banknote
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JP14562981A
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JPS5785173A (en
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Teii Gureifu Harii
Ei Maasaa Sukotsuto
Ei Hiru Jefurii
Riiontasu Supairo
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Diebold Inc
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Publication date
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Publication of JPS5785173A publication Critical patent/JPS5785173A/ja
Publication of JPH0252318B2 publication Critical patent/JPH0252318B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D11/00Devices accepting coins; Devices accepting, dispensing, sorting or counting valuable papers
    • G07D11/10Mechanical details
    • G07D11/12Containers for valuable papers
    • G07D11/125Secure containers

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Refuse Collection And Transfer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動銀行業務処理機(以下、
「ATM」又はATMユニツト」とも略称する)に
関し、特に、本店銀行から離れた遠隔部所に配置
することができ、一種類以上の額面金額の紙幣の
支払装置と、各種預入れ物(現金、小切手等)の
預金装置との両方を装備したATMに関する。本
発明は、又、支払うべき各額面金額の紙幣を米国
特許第4113140号に示された型式の「不正」顕示
式容器内に入れてATMへ供給するようにした
ATMに関する。「不正」顕示式容器の意味につ
いては後述する。
従来の技術 米国特許第第4154437号は、預金受容機構を装
備し、二枚送り検出機構等を備えた複数の封止さ
れた紙幣収納容器を装備したATMを開示してい
る。
又、本出願人の米国特許第4312277号には封止
型預金受容容器を装備したATMが開示されてい
る。
本出願人の米国特許第4313601号は、紙幣供給
源から出された後、正規の払出し経路から偏向さ
れた紙幣を投入するための封止型「不正」顕示式
容器を装備したATMを開示している。
発明が解決しようとする課題及び発明の目的 しかしながら、上述の各米国特許に開示された
容器は、それぞれ、預金を受容するものと、紙幣
供給源を収納するものと、支払操作中何らかの理
由で正規の払出し経路から偏向された紙幣を受容
するものとが別個であり、相互に関連していな
い。
又、各封止容器をATMに対して装填又は取外
すには所定の組付け手順に従つて正しく、かつ、
漏れなく操作しなければならないキーや、ノブや
レバー等の、各々、独自の特殊な装置を有する複
数の多機能容器のための制御機構は、従来全く提
案されていない。
従つて、本発明は、預金、支払紙幣供給源及び
偏向された紙幣のための封止型「不正」顕示式容
器を組入れるATMに、そのような容器がATM
に不完全に装填されることがなく、必然的に該容
器が正しく装填され取外されるように相互に関連
づけられた掛止制御機構を装備し、それによつて
封止容器内に内容物に常に最大限の安全を保証す
ることを企図するものである。
従つて、本発明の目的は、一連の制御機構を所
定の順序に従つて正しく、かつ、漏れなく操作し
ない限り、各制御機構が他の作動を阻止するよう
に相互に関連させた一連の制御機構を備えた預
金、紙幣供給源、及び偏向紙幣収容容器を含む複
数の多機能容器を装備したATMを提供すること
である。本発明によれば、封止容器をATMにに
組付け又はそれから取外す際所望の手順の制御機
構操作が誤つて省除されることが防止される。
本発明の他の目的は、容器の内容物の安全が常
に確保されるうに、かつ、容器を適正にATMに
組み付けない限りATMを操作することができな
いように構成し、相互に関連させた、多機能型容
器のための封止制御機構を提供することである。
課題を解決するための手段 本発明の特徴は、複数個の封止された多機能型
「不正」顕示式容器を装填するようにしたATM
において、それらの容器がATM内に装填された
ときそれらの容器を相互に、かつ、ATMに作動
的に連結する相互掛止手段を設けたことあり、こ
の相互掛止手段は、ATMへの容器の組付け又は
取外しの際一連の操作手順にに従つて漏れなく操
作しなければならないようにした制御機構を備え
ており、それによつてATMへの容器の誤つた装
填を防止し、容器の安全を常に支持する。
作用 本発明によれば、各容器、即ち、供給紙幣収納
容器、偏向紙幣受容容器、及び預金受容容器の紙
幣出入れ開口の扉を鎖錠するための錠のキーは、
それぞれ、閉鎖ハウジング、取付部材及び取付ブ
ラケツトに恒久的に取付けられている。即ち、そ
れらのキーは、ATM内に備え付けのキーであ
り、それぞれ対応する容器がATM内に安全に装
填されたときにのみ、対応する錠に係合して紙幣
出入れ開口の扉を解錠することができ、出入れ開
口を開放してATMの作動に備えることができ
る。そして、各容器は、それぞれの扉の錠をキー
によつて鎖錠しない限りATMから取出すことが
できないようになされているので、容器の出入れ
開口が開放されたままでATMから取出されるこ
とがなく、盗みや、強奪にに対して安全である。
実施例 以下に、本発明の好ましい実施例を添付図を参
照して説明する。
第1図には、銀行顧客がコード化カードを挿入
するのに応答して現金を支払うための代表的な自
動銀行処理機、即ちATM(「ATMユニツト」と
も称する)1が示されている。ATM1は、顧客
がコード化カードをスロツト内へ挿入すると付勢
されるうになされている。挿入されたコード化カ
ードは、ATM1内に内蔵されている、あるい
は、ATMに電気的に接続されているカード続取
機又はその他の装置を通して検証され、カードが
正当なカードであり、その使用者が正当な使用者
であるかどうかが確認される。
カード及びその使用者の検証が行われた後、顧
客は、指図パネル4に表示されている指図に従つ
てキーボード3に例えば引出したい金額、あるい
は、希望する銀行取引の種類などを示す情報を打
込む。
現金が支払われる場合、現金は、ATMユニツ
ト1内の現金払出機構から機械の前面の現金払出
部署即ち紙幣渡し口5へ送出される。場合によつ
ては、取引の記録即ちレシートがレシート排出ス
ロツト6を通して顧客に交付される。カード挿入
スロツト2、キーボード3、例えばTVスクリー
ン4のような指図パネル、現金渡し口5、及びレ
シート排出口6は、いずれも、引込められた正面
パネル7に設けるのが好ましい。預入れすべき現
金、小切手等を入れ封筒をATMへ投入するため
の封筒投入スロツト8も正面パネル7に形成する
ことができる。
現金払出機構及びそれに関連する構成要素は、
第2及び3図に概略的に示されているように、1
つ又はそれ以上の額面金額の紙幣の積重供給源を
安全に収納するための1つ又はそれ以上の紙幣収
納容器9を包含している。この紙幣容器9は、例
えば米国特許第4113140号に記載されている型式
の封止型「不正」顕示式現金支払容器と称される
容器であつてよい。このATM内には異なる額面
金額の紙幣を収納するのに必要な任意の個数の容
器9を装填することができる。紙幣容器9(1つ
又は複数個)には閉鎖ハウジング10内の紙幣取
出機構に組合せることができる。紙幣取出機構
は、容器9内に積重された紙幣供給源から紙幣を
1枚づつ取出し、それを1枚づつATMのコンベ
ア11へ供給するための任意の型式の機構であつ
てよい。
閉鎖ハウジング10は、後述するように、第2
0及び22図に示される閉鎖位置におかれたとき
には、供給紙幣容器9をATMから取出すことが
できないように閉鎖するとともに、該ハウジング
内に設けられた紙幣取出機構ににより容器9から
紙幣を取出すことができるように紙幣取出機構を
容器9に組合せるようになされており、ハウジン
グ10が第23図に示されるように開放位置にお
かれたときは、紙幣取出機構を邪魔にならない位
置へ移動させ、容器9をATMに対し出入れする
ことができるようにする。
第2及び3図に概略的に示されたATM構成要
素には、米国特許第4154437号に記載されたもの
に類似した紙幣二枚重ね検出機構(図示せず)が
含まれている。
上記米国特許第4154437号に記載されているよ
うに、支払うべき紙幣は、紙幣取出機構によつて
コンベア11のような搬送機構へ送給され、次い
で紙幣渡し口5へ送給される。紙幣は、コンベア
11へ送給される際二枚送りを検出する二枚重ね
検出帯域を通過する。紙幣の二枚重ねが検出され
ると、コンベア11の走行方向が逆転され、検出
された二枚重ね紙幣が偏向されてコンベア11に
より反対方向へ送られ、コンベアの偏向排出端1
2から偏向紙幣受容容器13内へ排出される。こ
のような偏向紙幣受容容器(以下、単に「偏向容
器」とも称する)13の構造及び紙幣支払操作
は、上述の米国特許第4313601号に記載されたも
のに類似している。
ATMへ預入れるべき現金、小切手等の預入れ
物は、封筒に入れて封筒投入スロツト8を通して
挿入するのが好ましい。投入された封筒は、
ATM内のコンベアによつて搬送され、預金受容
容器(以下、単に「預金容器」とも称する)14
内へ排出される。預金容器14は、上述の米国特
許第4312277号に記載された型式のものであつて
よく、その作動は、該米国特許に示されているよ
うなコンベア及び反らせ装置と協調して預入れ物
を預金容器内へ送給するようにすることができ
る。預金容器は、それをATMに組付け、又はそ
れから取外す際上記米国特許第4312277号に記載
されているように、ATMに備付けのキー又はそ
の他の錠操作機構によつて鎖錠又は解錠されるよ
うにすることができる。
本発明は、1つ又は複数個の紙幣供給源収納容
器(以下、単に「供給紙幣容器」とも称する)
9、偏向容器13、預金容器14、及び供給紙幣
容器9のための閉鎖ハウジング10をATM内に
組付ける態様を改良することを企図するものであ
る。本発明の重要な側面は、それらの供給紙幣容
器9と、偏向容器13と、預金容器14と、供給
紙幣容器9のための閉鎖ハウジング10との間に
設定される相互関係及び相互封止である。即ち、
本発明の上記相互関係等によれば、各容器の組付
け及び取外しは唯1つの方法によつてしか行うこ
とができず、「不正」顕示式容器が、封止され、
錠止されていない限り、そして所定の手順に従わ
ない限りATM内に据付けることができないよう
にされ、又、容器をATMから取外す際には、遠
隔ATMと本店銀行の間で紙幣や預入れ物を安全
に搬送するための封止型「不正」顕示式容器と
し、容器が錠止されない限り取外すことができな
いようになされる。(「不正」顕示式とは、容器内
の紙幣を取出すために容器を不正に開放した場
合、開放したことが外部から分るようになされて
いることをいう。)本発明の方式は、警備係員が
封止された供給紙幣容器を所望の時間間隔を置い
て本店銀行から遠隔ATMへ搬送することを企図
している。紙幣を充填した供給紙幣容器が遠隔
ATMに組付けられた時点で交換すべき供給し閉
容器をATMから取外す。それと同時に、同じ
ATM内に組付けられている偏向容器及び預金容
器も交換のために取外し、それらを本店銀行へ搬
送するのが有利であり、それによつて供給紙幣容
器及び偏向容器内の紙幣及び預金容器内の現金、
小切手等の有価証券の安全が常に確保されるよう
にする。
各容器をATMから取出すには、まず、ATM
ユニツト1の後部の金庫様の扉を開放し、第3図
に見られるようにATMユニツト1内の容器に触
れる(アクセスする)ことができるようにする。
最初の操作は、預金容器14をそのスライド取
付部材に沿つて第4図に示される位置へ引出すこ
とである。それによつて、上記米国特許第
4312277号に記載されているように容器14の出
入れ開口の扉が閉鎖される。この時点では、預金
容器14のための係留キー即ちATMユニツトに
備付けられた備付けキー15は、容器15は容器
14の錠16を解錠することができる位置にある
(第4図ではキー15のつまみは水平位置にあ
る。)備付けキー15は、取付ブラケツト17か
ら不正に取外されることがないように鉛とワイヤ
などの適当な封印手段によつて封印しておくこと
ができる。次いで、キー15をそのつまみが第5
図に示されるように垂直位置になるように回して
錠16を解錠する。錠16を解錠すれば、キー1
5は錠16から引抜くことができるが、その枢動
自在の取付ブラケツト17に係留されたままであ
る。次いで、ブラケツト17を錠16から離して
第5図に示される位置へ枢動させる。この時点
で、錠止されたままの「不正」顕示式預金容器1
4をATMから完全に取外すことができる。預金
容器を取外すための上述の手順及び操作は、米国
特許第4312277号に記載されている通りであるが、
本発明に置いては、相互掛止用凹部20を形成す
る肩部19を有するレール18を預金容器14に
付設することによつて容器14の構造を改変す
る。
相互掛止用凹部20(第3図)は、預金容器1
4がATM1内に据付けられている限りは偏、篇
向容器13のための捕捉されたキー21のつまみ
が回動されて、キー21と偏向容器13の錠22
との解錠状態が変えられるのを防止している。偏
向容器13に固定されている錠22は、キー21
のつまみが第3図に示される水平位置に置かれた
状態では解錠されており、従つて、偏向容器13
の閉鎖部材(蓋)は、上記米国特許第4313601号
に記載されているようにして容器13内へ排出さ
れる偏向された紙幣を受容する開放位置にある。
偏向容器13のためのキー21(キー15の場
合と同様に不正に取外されることがないように鉛
とワイヤから成るシールによつて封印することが
できる)は、ATMのフレーム38にピボツト点
24において枢動自在に取付けた取付ブラケツト
23の上端に取付ける(第3図及び第6〜9図参
照)。容器13の蓋を閉めてキー21により錠2
2を施錠すれば、キー21は錠22から引抜くこ
とができる状態となる。
しかしながら、預金容器14に付設されたレー
ル8及びその凹部20と、偏向容器のキー21と
は、預金容器がATMから引出されるまでは偏向
容器13の取外しを阻止するように相互に掛止さ
れており、従つて、偏向容器13を取外すための
機構(キー21及び錠22)に触れることができ
る様にするためには、その前に預金容器14を取
外さなければらない。
第6図は、預金容器14が、ATMから取外さ
れ、偏向容器13がまだATMに組み付けられた
状態にあるところを示す。この時点では、偏向容
器13のキー21のつまみは、水平位置にある
が、預金容器14のレール18による拘束は解か
れている。
ここで、キー21のつまみを第7図に示される
垂直位置へ回して偏向容器13の錠22を鎖錠
し、該容器の蓋を錠止する。この状態で、キー取
付ブラケツト23を容器から第8図に示されるよ
うに横方向外方下向きに枢動することによりキー
21を錠22から引抜くことができる。キー21
を偏向容器13から離脱させたならば、容器13
を第9図に示されるように傾けて下方にATMか
ら取外すことができる。保持部材25からの容器
13の取外し操作、及び容器13の構造は、上述
の米国特許第4313601号に記載されている。
このようにしてATM型取外された偏向容器1
3は、その蓋を封止されたままであり、ATMユ
ニツトの他の関連部品は、第10図に概略的に示
された状態にある。即ち、閉鎖ハウジング10が
完全に外部に露呈され、手を触れることができる
状態となる。
偏向容器13は、上述のような完全に取外され
る間では、閉鎖ハウジング10に手を触れること
を阻止し、該ハウジングを掛外すために制御ハン
ドル26を移動させることを阻止する。第10図
に示される位置から第12〜16図に示される掛
外し位置までの制御ハンドル26の枢動操作段階
を以下に説明する。閉鎖ハウジング10は、掛外
された状態では開放位置へ移動させることができ
る。ハウジング10の初期開放状態は第12図に
示されており、ハウジングの全開状態は第123
図に示されている。
上述のように、偏向容器13は、ATMから取
外されるまでの、閉鎖ハウジング及びその制御ハ
ンドル26に対して相互掛止機構を構成し、ハウ
ジング10が掛外されて(掛止を解かれて)開放
されるのを防止する。閉鎖ハウジング10によつ
て閉鎖されている紙幣容器9に手を触れるため
に、制御ハンドル26を含む、閉鎖ハンドル10
の諸要素を操作するためには、その前に偏向容器
13を取外さなければならない。
ハウジング10及びそれに取付けられている
諸々の装置は、第14図に示されている。第14
図では、偏向容器13がATMに組付けられた状
態にあり、ハンドル26が通常位置にある。
閉鎖ハウジング10の互いに離隔した両側壁2
8(第16図)の各々に装着したブツシユ27a
に軸27の各端を回転自在に担持させる。制御ハ
ンドル26は、一方の側壁28即ち第3図でみて
右側の側壁28の外部で軸27の一端部分に固定
する。又、ハウジング10の内部で各側壁28に
近接させてそれぞれレバー腕29を固定し、各レ
バー腕の外端に屈曲レバー30の一端をピボツト
点31に置いて枢着する。各レバー30の外端に
は、互いにハウジング10の内部に互いに対向す
るようにピン32を突設する。各ピン32の一端
は、ハウジング10の各側壁28に形成したカム
スロツト33を貫通して突出させる。各ピン32
の他端は、1対の供給紙幣容器9の各々の滑り扉
35に形成したそれぞれの箱形凹部34内へ嵌入
させ係合させる(第13図、第23〜25図)。
詳細すれば、一方のピン32は、一方の供給紙
幣容器9の扉35の、一方の側壁28に近接した
一隅34a(第13図)に形成した凹部34に係
合させ、他方のピン32は、他方の供給紙幣容器
9の扉35の、他方の側壁28に近接した一隅3
4cに形成した同時の箱形凹部34bに係合させ
る。ことによつて、供給紙幣容器9がATM内の
誤つた位置に装填されるのを防止する。
ハウジング10は、軸27上で開放位置と閉鎖
位置との間で回転しうるように回転自在に取付け
る。この目的のために、軸27の一端近くの
ATMユニツト1のフレーム38に取付ブラケツ
ト36を固定し、該ブラケツトに軸27の一端の
ブツシユ27aを回転自在に取付ける。制御ハン
ドル26が固定されている軸27の他端にはブツ
シユ37(第16図)を取付け、このブツシユ3
7をフレーム38に固定した取付ブラケツト36
aに回転自在に担持させる。かくして、軸27
は、ATMユニツト1のフレーム38に回転自在
にに支承され、ハウジング10は、軸27上に回
転自在に支承される。軸27の回転は制御ハンド
ル26によつて行われる。
押棒39の下方L字形端40を制御ハンドル2
6に連結し、該押棒の上方端41は、案内ブラケ
ツト42を通して長手方向に上下に移動自在とす
る。制御ハンドル26を枢動させることにより押
棒39を移動させると、下記のようしてハウジン
グ10の掛金が外される。
取付案内部材43は、各供給紙幣容器9に1つ
づつ対応するようにハウジング10の内部に取付
ける(第4図)。取付案内部材43は、キー操作
44を貫挿する長手方向の内孔43a(第14a
図)を有している。ロツド44の外端部は、ハウ
ジング10の外部へ突出させ、その先端に表示ハ
ンドル46を有する操作ノブ45を取付ける。キ
ー操作ロツド44を常態においてはハウジング1
0の外方への矢印47aの方向に偏倚させるため
にハウジング10の壁とノブ45との間にばね4
7を介設する。
各取付案内部材43の内端には、断面でみて十
文字形にスロツト48(第14a図)を形成し、
それによつて対角線状に対して1対の軸方向に長
い指49,49と、対角線状に対向した1対の短
い指50を画定する(第14a及び15図)。各
ロツド44の内端には、スロツト51を形成し、
対応する供給紙幣容器9のキー52のつまみを挿
入し、該つまみを、例えば鉛とワイヤから成るシ
ールによつて封印した「不正」顕示式ねじ53に
よつて所定位置に保持する。従つて、キー52
は、不正接触したことが露呈されずしては、操作
ロツド44から抜取ることはできない。ねじ53
の右側に離隔させて(第14図)ピン54をキー
52のつまみの水平平面に対し直角に、かつ、上
下方向にロツド44を貫通して延長させる。キー
52のつまみの平面は、キー操作ノブ45のハン
ドル46の平面と同じ向きに設定する。
第14図にに示されるようにハウジング10が
閉鎖位置にあり、ATMユニツト1が供給紙幣容
器9から紙幣を払出す作動状態にあるときは、キ
ー52は供給紙幣容器9の錠55に係合して錠5
5を解錠させており、従つて、容器9の滑り扉3
5が開放位置にあり、容器9の紙幣出入れ開口5
6aを開放しているので、容器9内の紙幣(図示
せず)がハウジング10内に配設されている任意
の型式の取出機構(図示せず)によつて取出され
る。供給紙幣容器9及びそのATM内への据付態
様は、上述の米国特許第4113140号に記載されて
いるものとほぼ同様のものであつてよい。
第14図は、閉鎖された閉鎖ハウジング10に
対する供給紙幣容器9の位置を示し、かつ、制御
はドル6が通常作作動位置へ下げられていて容器
9が現金払出状態に置かれているところを示す。
この作動位置はドル26月錠のか方位置に下げられ
たとき設定され、屈曲レバー30及びそのピン3
2は、カムスロツト33の下端に嵌合している。
この時点では、供給紙幣容器9の箱形凹部34に
係合しているピン32の突出内端は、後述する扉
35を開放位置(第14図)へ下降させている。
又、この時点では、各容器9のキー52は、案
内部材43の頂部及び底部スロツト48に係合し
たピン54によつて錠55を解錠した位置に保持
されており、案内部材の指49,50は、キー操
作ロツド44の回転を阻止している。
ハウジング10内には、該ハウジングの前壁に
符号57で示されている位置で枢着したキー探り
板56を配設する。板56の外端縁には直立探り
フランジ58を設ける。探り板56は、レバー腕
29と29の間で軸27にかぶせたスリーブ60
に固定した押しレバー59によつて係合されるよ
うにする。スリーブ60は、制御はドル26の回
転と共に、軸27と一緒に回転される。
供給紙幣容器9をATMから取外す際には、ま
ず先に述べたようにして偏向容器13を取外した
後、制御ハンドル26を第17図に示される中間
位置へ回動する。制御ハンドル26のこの回動に
より、屈曲レバー30の端部のピン32はカムス
ロツト33の頂部(第20図)へ移動され、供給
紙幣器9の滑り扉35を閉鎖位置へ持ち上げる。
その結果、扉35の底部フランジ62の凹入端6
1は、第14図の下方位置から供給紙幣容器9の
底壁68に設けられた開口73を通して錠55の
近くにおいて供給紙幣容器9の底壁の凹所63
(第14,20図)内に挿入される。
又、ピン32は、容器9の箱形凹部34に係合
したままでハウジング10の側壁28のカムスロ
ツト33に沿つて移動することにより容器9を第
14図に示される位置から第17図に示される位
置へと左方へ即ち内方へ移動させる。容器9が左
方へ移動されることにより錠55内に解錠位置に
おいて係合してる各容器のキー52は、その操作
ロツド44を第14図の位置からノブ45がハウ
ジング10の前壁に近接する第17図の位置へ引
張る。
キー操作ロツド44の第17図の位置への軸方
向左方への移動と共に、ピン54も移動されて案
内部材43の短指50の先端から離脱するので、
キー52を解錠位置から鎖錠位置へ回すためにノ
ブ45によりロツド44を回すことができる状態
となる。
又、制御ハンドル26を第17図の中間位置へ
回動させると、押しレバー板59が軸27の周り
に回動されてキー探り板56に係合することによ
り該探り板が第17図に示される位置へと上方へ
枢動される。この時点で、探りフランジ58のそ
れ以上の上昇は、第19図に示されるように該フ
ランジ58の移動経路を横切つているキー操作ロ
ツド44によつて阻止され、従つて、制御ハンド
ル26のそれ以上の上昇が阻止される。
この時点で、ノブ45を掴んでロツド44及び
それに担持されているキー52を該ノブの正面か
らみて時計回り方向に回すことができる。ノブ4
5を回すことによつてハンドル26を第20図に
示される垂直位置にすると、錠55が鎖錠されて
キー操作ロツド44が錠55から解放され、ばね
47によつて自動的に外方へ戻され、キー52を
錠55から引抜いてロツド44を第20図に示さ
れる位置に位置ずける。
キー操作ロツド44が外方へ戻される際、ピン5
4が案内部材43の水平スロツト48に進入し、
ロツド44を第20及び21図に示される位置に
保持する。ノブ45のハンドル46が垂直位置に
あることは、容器9の錠が鎖錠されていることを
示す。
この時点で、ハンドル26を第20図の位置か
ら第22図の位置へ回動することができる。なぜ
なら、ロツド44にに担持されているキー52の
端部が探りフランジ58から離脱するので、キー
探り板56を押しレバー59によつて第22図に
示される位置へと上方へ枢動させることができる
からである。
閉鎖ハウジング10は、ATMのフレーム38
に取付けた掛金ばね板64(第3及び20図)に
よつて第20図にされる閉鎖位置に掛止される。
ばね板64は、押棒39のための案内ブラケツト
42に形成した屈曲フランジ65に係合するよう
になされている。制御ハンドル26が第20図に
示される中間位置から第22図に示される掛外し
位置へ回動されると、押棒39が上昇せしめら
れ、その上端41がばね板64に係合して後者を
第2図に示されるように屈曲フランジ65から離
脱した掛外し位置へ移動させる。ハウジング10
の掛金が外されたならば、その保持部材25を掴
んでハウジング10をそのピボツト軸線(軸2
7)の回りに第23図の開放位置へ手前下方に枢
動させることができる。ことによつて、供給紙幣
容器9が鎖錠され封止された状態でATMから取
外すことができるように露呈される。
先に述べたように、各容器9の滑り扉35は、
制御ハンドル26が第14図の通常位置から第1
7及び20図の中間位置へ移動されたとき、滑り
扉35の箱形凹部34に係合した屈曲レバー30
のピン32によつて(容器9の錠55を鎖錠する
前に)、閉鎖位置へ移動されている。制御ハンド
ル26が中間位置へ回されて容器9の扉35が完
全へい載置に移動されたならば、ピン32を箱形
凹部34から自由に離脱させることができるので
(第22図)、掛金64を外されたハウジング10
を上述のようにして駆動させて開放することがで
きる。
第14図及び20図に示されるように、各供給
紙幣容器9には更に安全装置を設ける。即ち、容
器9内にその壁68に沿つて摺動しうるようにス
ライド部材67を取付け、該スライド部材をばね
69によつて右方へ偏倚させるようにしうる。ス
ライド部材67は、阻止指70とそれに連接する
傾斜部分71(第16図)を有している。錠55
の錠止ボルト72の鈎形舌片74は、容器9の扉
35が第14図の開放位置にあるときは、スライ
ド部材67の阻止指70によつて動きを阻止され
ており、それによつてボルト72の錠止方向への
回転を阻止している。
扉35が第20図の位置へ閉鎖されると、該扉
の底部フランジ62の凹入端即ち指61が容器9
の壁68の開口73を通つて進入し、スライド部
材67の傾斜部分71に係合してスライド部材を
左方へ移動させ、阻止指70が鈎形舌片74から
脱係合し、錠止ボルト72の錠止方向への回転を
阻止しないようにする。
このようにして、容器錠止ボウルと72の鈎形
舌片74を回転させることができるようになるの
で、鈎形舌片74(第20図)は、錠55の鎖錠
操作によつて錠止ボルト72が回動されると、扉
35の底部フランジ62の凹入端61の下側に係
合し、それによつて、扉35を閉鎖位置に錠止す
る。
この安全装置は、閉鎖ハウジング10とその制
御ハンドル26との間の相互掛止機構を構成する
ものであり、供給紙幣容器9を取出すことができ
るようにハウジング10を開放するために各部材
を最終的に操作するときには、扉35が完全に閉
鎖位置におかれており、スライド部材67を移動
させて錠止ボルト72の拘束を解き、該ボルトを
解錠位置から第20図の鎖錠位置へ回すことがで
きるようになされてなければならない。
換言すれば、供給紙幣容器9、閉鎖ハウジング
10、制御ハンドル26等を含む各部材間の層ご
関係及び相互掛止機構によれば、容器9をATM
から取外すためにハウジング10を開放するため
には、容器9が錠止されていなければならない。
以上、各種容器9,13,14を錠止された状
態で取出すための操作順のを詳述したが、以下に
これを要約して述べる。最初は、すべての容器
9,13,14の制御機構は、鎖錠されており、
唯一の可能な操作は、預金容器14を第14図に
示される位置にまで半ば引出すことである。預金
容器14は、その扉を錠止しない限りそれ以上引
出すことができない。キー15を第4図の位置か
ら回すと、容器14の錠16が扉を錠止し、その
時点でキー15を錠16から引抜いて第5図の位
置へ揺動させることができる。
次に、預金容器14を第5図に示されるように
引出すことができ、偏向容器13のキー21を第
6図に示されるように解放する。次いで、偏向容
器13を錠止するためにを第6図の位置から第7
図の位置へ回さなければならない。次いで、キー
21を錠22から引抜いて第8図の位置へ枢動さ
せ、偏向容器13を第9図に示されるように取出
すことができるようにする。
偏向容器13を取外背場、制御ハンドル26を
第9及び10図の通常位置から第11及び17図
の中間位置へ持上げることができる。ハンドル2
6は、この中間位置にで停止される。ハンドル2
6を中間位置に移動させれば、供給紙幣容器9の
キー52を錠55ないで回し、容器9の扉35を
錠止することができる。次いで、キー52を第2
0図に示されるように錠55から引抜く。その結
果、ハンドル26を第22図の位置へ更に持上げ
ることができ、それによつて閉鎖ハウジング10
の掛金が外され、該ハウジングを第23図に示さ
れるように開放することができ、次いで、極紙幣
容器9を取出すことができる。
この容器取外し操作の手順は、唯一つしかな
く、どの操作を省いても、取外し操作を完遂する
ことはできない。
次に、ATMへの上記各種封止容器9,13,
14の取付け手順を説明する。新しい紙幣供給源
を充填した供給紙幣容器9を第13図に示される
位置へ挿入する。供給し閉容器9を先に据付けな
い限り、偏向容器13も、預金容器14も据付け
ることはできない。
次に、閉鎖ハウジング10を掛止位置へ閉鎖
し、制御ハンドル26を第11及び20図に示さ
れる中間位置へ下げる。この位置では、レバー腕
29を介して制御ハンドル26に連結されている
屈曲レバー30の上端を下降させることができな
いので、ハンドル26を第20図の中間位置から
下降させることはできない。即ち、レバー30の
上端のピン32が供給紙幣容器9のための扉35
の凹部34に係合しており、扉35が閉止位置に
錠止されているので、レバー30が第20図の位
置に保持され、従つて、ハンドル26をそれ以上
下降させることはできない。
即ち、供給紙幣容器9の錠55が解錠されるま
では、扉55は閉鎖位置に保持されており、従つ
て第20図の位置からの屈曲レバー30の移動を
阻止し、従つて制御ハンドル26が中間位置から
下降されるのを阻止する。
次いで、ノブ45及びキー操作ロツド44を第
20図の位置から第17図の位置へ内方に押込
み、キー52を供給紙幣容器9の錠55に係合さ
せる。次いで、ノブ45を回して錠55を解錠す
る。制御ハンドル26は、錠55が解錠されるま
で中間位置に保持されており、その中間位置にお
いては偏向容器13を据付けるのを阻止する。そ
れと同時に、偏向容器13のキー21は、第8及
び9図に示されるように、預金容器14の据付け
を阻止している。
ここで、制御ハンドル26を第14図の通常位
置へ下げると、それに伴つて供給紙幣容器9の扉
35が開放される。又、ハンドル26が下げられ
ると、偏向容器13を第14及び8図に示される
ように据付けることができる。次いで、ATMユ
ニツト1に備付けられている偏向容器13のキー
21を枢動させて錠22に挿入して第6図の位置
へ回し、容器13を解錠する。キー21が第6図
の位置へ枢動され、キー21のつまみが水平位置
に回されたならば、預金容器14を据付けること
が可能となる。
預金容器14は、最初は第4図に示されるよう
に中途までしか挿入することができない。そこで
容器14のキー15を錠16に挿入して回転し、
錠16を解錠すれば、容器14を第3図に示され
るように完全にATMユニツト1内へ押込むこと
ができる。預金容器14がATMユニツト内に完
全に挿入されない限り、ATMユニツトの安全扉
(図示せず)を閉鎖し、鎖錠することができない。
ななら、容器14は、第4図の位置までは安全扉
を閉じるのを妨害するからである。
更に、預金容器14は、他のすべての容器9,
13が正しい作動可能位置におかれていない限
り、ATMユニツト1内の作動可能位置へ完全に
挿入することはできない。
1つ又はそれ以上の供給し閉容器9の他に偏向
容器13又は預金容器14、又はその両方を装備
したATMのために本発明は更に追加の安全装置
を設ける。偏向容器13及び預金容器14の機能
は、供給紙幣容器9の機能とは異なる。供給紙幣
容器9は、ATMの作動により払出す紙幣を保管
するためのものであつて、それに対して、偏向容
器13及び預金容器14は、それに投入される紙
幣等を受容し、保管するためのものである。
このような容器の機能の差が存在するために、
何らかの防護措置を講じない限り、警備輸送員が
新しい供給紙幣容器9をATM内へ装填する際偏
向容器13及び預金容器14の一方又は両方を
ATMへ装填しないことによりATMの安全を破
ることが可能となる。即ち、輸送員が偏向容器1
3又は預金容器14をATMにに装填しないでお
けば、ATMの作動中偏向された紙幣又は預金さ
れた紙幣等がATMの防護キヤビネツト内へ直接
排出される。従つて、後で警備輸送員が戻つてき
てATMのキヤビネツトを開けて、キヤビネツト
内に直接排出されている紙幣等を取出し、その後
偏向容器13及び預金容器14をATM内に正し
く装填しておけば、取出した現金を持逃げするこ
とができる。
このような盗み行為を防止するために、預金容
器14をATM内に装填すると、該容器の扉によ
つて係合されて第4図に示される発信位置即ち表
示位置へ作動されるようにした預金容器装填表示
スイツチ75を第5図に示されるようにATMの
フレーム38に取付けることができる。で預金容
器14がATM内に装填されると、該容器の扉が
スイツチ75の作動腕に係合してそれを第4図に
示される位置へ移動させ、スイツチ75を作動さ
せる。
同様にして、偏向容器装填表示スイツチ76を
閉鎖ハウジング10に取付け(第10図)、偏向
容器13がATM内に装填されると、スイツチ7
6が容器13によつて係合されるようにすること
ができる。
表示スイツチ75,76は、それらが閉成され
て容器14及び13がATM内に実際に装填され
たことを表示しない限り、ATMが作動されない
ようにATMの制御回路を接続することが好まし
い。
発明の効果 叙上のように、本発明の多重、多機能容器は、
唯一の所定の順序で1つの工程をも省除すること
なく操作しなければ組立又は取出すことができな
いようにする相互連動機構及び相互関係を有して
いる。上述の相互連動関係は、先に述べた本発明
の諸目的の達成を可能にし、最大限の安全を保証
する。
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが本
発明は、これに限定されるものではなく、本発明
の精神及び範囲から逸脱することなく、いろいろ
な変型、変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の安全機構を備えた遠隔
ATMユニツトの概略透視図、第2図は、例えば
預金容器と、偏向容器と、少なくとも1つの供給
紙幣容器を含む複数の封止された「不正」顕示式
容器を作動可能状態に装填するための安全機構を
備えたATMの各構成要素を示す概略的側面図、
第3図は、第2図の矢印3―3の方向にみた概略
立面図、第4図は、第3図の預金容器をATMか
ら半ば引出したところを示す部分透視図、第5図
は、第4図と同様であるが、預金容器の錠をその
備付けキーによつて鎖錠した後該キーを路外へ枢
動させ、該容器をほぼ完全に手出したところを示
す。第6図は、偏向容器の部分透視図であり、備
付けキーが容器解錠位置にあり、第5図の預金容
器が取外されているので、偏向容器が取外し可能
状態にあるところを示す。第7図は、第6図と同
様の図であり、偏向容器の備付けキーが偏向容器
を鎖錠する位置へ回され、偏向容器の錠からキー
を引抜くことができる状態にあるところを示す。
第8図は、第6及び7図と同様の図であるが、偏
向容器用キーが錠から引抜かれたところを示す。
第9図は、第6〜8図と同様の図であるが、偏向
容器がATMから取外されたところを示す。第1
0図は、第3図の一部を同様な図であり、偏向容
器が取外された後、枢動自在の閉鎖ハウジングが
閉鎖位置にあり、その制御ハンドルが掛止位置に
あるところを示す。第11図は、第10図と同様
の図であるが、制御ハンドルが閉鎖ハウジングの
備付けキーを鎖錠位置へ移動させることを可能に
する位置へ回動されたところを示す。第12図
は、第10及び11図に示された幾つかの構成要
素の部分透視図であり、制御ハンドルが閉鎖ハウ
ジングを掛外す位置へ回動されたところを示す。
第13図は、第12図と同様な図であるが、閉鎖
ハウジングが開放されたところを示す。第14図
は、第3図の線14―14に沿つてみた断面図、
第14a図は、第14図の線14a―14に沿つ
てみた拡大断面図、第15図は、第14図の矢印
15―15の方向にみた平面図、第16図は、第
14図の線16―16に沿つてみた断面図、第1
7図は、第14図と同様な図であるが、制御ハン
ドルが中間位置へ回動されたところを示す。第1
8図は、第17図の矢印18―18の方向にみた
部分平面図、第19図は、第17図と同様な図で
あるが、制御ハンドルを中間位置から回動させよ
うとしたとき探り板がキー作動器によつて妨害さ
れるところを示す。第20図は第17図と同様な
図であるが、供給紙幣容器のキーのつまみを90゜
回して錠を鎖錠し、キーを錠から引抜いたところ
を示す。第21図は第20図の矢印21―21の
方向にみた部分平面図、第22図は、第20図と
同様な図であるが、制御ハンドルが閉鎖ハウジン
グの掛金を外す位置へ回動されたところを示す。
第23図は、第22図と同様な図であるが、閉鎖
ハウジングが開放位置へ枢動され、供給紙幣容器
を露呈させたところを示す。第24図は、第22
図の矢印24―24の方向にみた部分断面図、第
25図は、第24図の矢印25―25の方向にみ
た部分図である。 図中、1は自動銀行業務処理機(ATM又は
ATMユニツト)、9は供給紙幣容器、10は閉
鎖ハウジング、13は偏向容器、14は預金容
器、15は備付けキー、16は錠、17は取付ブ
ラケツト、18はレール、21はキー、22は
錠、23は取付ブラケツト、26は制御ハンド
ル、27は軸、35は扉、39は押棒、43は取
付及び案内部材、44はキー操作ロツド、52は
キー、55は錠、56aは出入れ開口、64は掛
金ばね板、65は屈曲フランジ、75,76は表
示スイツチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1つの預金受容容器14、1つの偏向紙幣受
    容容器13、及び少なくとも1つの供給紙幣容器
    9を含む複数の容器を着脱自在に装填することが
    できるようになされた自動銀行業務処理機におい
    て、 該自動銀行業務処理機には開放位置と閉鎖位置
    の間で枢動自在に閉鎖ハウジング10が取付けら
    れており、該閉鎖ハウジングは、閉鎖位置にある
    ときは前記供給紙幣容器9及び該容器の紙幣出入
    れ開口56aを囲包することによつて該供給紙幣
    容器に外部から触れるのを阻止するようになされ
    ており、供給紙幣容器には、その出入れ開口56
    aの開閉扉35を錠止するために錠55が取付け
    られており、該閉鎖ハウジングに取付けられてい
    る回動自在のキー52は、該ハウジングが閉鎖位
    置におかれたとき供給紙幣容器の錠55に係合し
    てその係合状態に保持され、該キーを回すことに
    よつて開閉扉35を開放し出入れ開口56aを開
    放することができるようになされており、該閉鎖
    ハウジングは、その枢動軸線27上に枢動自在に
    取付けられた制御ハンドル26を備えており、該
    動在銀行業務処理機に取付けられたばね板64と
    閉鎖ハウジングに取付けられた屈曲フランジ65
    とから成る掛金が設けられ、該ばね板とフランジ
    とは、常態では相互に係合して該閉鎖ハウジング
    を前記閉鎖状態に掛止するようになされており、
    前記制御ハンドルは、該ばね板とフランジを掛止
    させる通常位置と、ばね板とフランジを脱掛止さ
    せる脱掛止位置との間で移動自在であり、該閉鎖
    ハウジングに押棒39が取付けられており、該押
    棒は、該制御ハンドルが脱掛止位置へ移動された
    ときは該ばね板とフランジとを脱掛止するように
    作動され、それによつて閉鎖ハウジングを掛止状
    態から解放することができるようになされてお
    り、前記偏向紙幣受容容器は、自動銀行業務処理
    機から取出されるまでは、前記制御ハンドルの脱
    掛止位置への移動を阻止するようになされてお
    り、該偏向紙幣受容容器は、開閉扉を備えた出入
    れ開口及び該扉のための錠22を有しており、該
    錠のための第1キー21が自動銀行業務処理機に
    枢動自在に連結された取付部材23に回動自在に
    取付けられており、該第1キー21は、偏向紙幣
    受容容器が自動銀行業務処理機内に装填されたと
    きにのみ該容器の前記錠22と係合する係合位置
    と、該錠から脱係合する脱係合位置との間で移動
    自在であり、該第1キー21は、錠22との該係
    合位置において回すことによつて該錠を解錠し、
    偏向紙幣を受容することができるように該偏向紙
    幣受容容器の出入れ開口の開閉扉を開放させるこ
    とができるようになされており、前記預金受容容
    器には、該容器及び偏向紙幣受容容器が自動銀行
    業務処理機に装填されたとき第1キー21と係合
    し、第1キーが解錠位置から鎖錠位置へ回される
    のを阻止するレール部材18が取付けられてお
    り、該預金受容容器14は、開閉扉を備えた出入
    れ開口及び該扉のための錠16を有しており、該
    錠のための第2キー15が自動銀行業務処理機に
    枢動自在に連結された取付部材17に回動自在に
    取付けられており、該第2キー15は、預金受容
    容器が自動銀行業務処理機内に装填されたときに
    のみ該容器の錠16と係合する係合位置と、該錠
    から脱係合する脱係合位置との間で移動自在であ
    り、該第2キー15は、自動銀行業務処理機内に
    装填された預金受容容器の錠16との係合位置に
    おいて回すことによつて該錠を解錠し、預金を受
    容することができるように該預金受容容器の出入
    れ開口の開閉扉を開放させることができるように
    なされていることを特徴とする自動銀行業務処理
    機。 2 前記偏向紙幣受容容器13及び預金受容容器
    14の各々は、それらが正しく自動銀行業務処理
    機内に装填されたとき、そのことを表示する信号
    を発する表示スイツチ76,75を作動させるよ
    うになされている特許請求の範囲第1項記載の自
    動銀行業務処理機。
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