JPH09305721A - カード読取装置 - Google Patents

カード読取装置

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JPH09305721A
JPH09305721A JP8147862A JP14786296A JPH09305721A JP H09305721 A JPH09305721 A JP H09305721A JP 8147862 A JP8147862 A JP 8147862A JP 14786296 A JP14786296 A JP 14786296A JP H09305721 A JPH09305721 A JP H09305721A
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Japan
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card
data
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magnetic
capacitive
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JP8147862A
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English (en)
Inventor
Koichi Awano
好一 粟野
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Tokyo Mechatronics Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Mechatronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャパシティブ・データ・カード、磁気カー
ド等のカード読取装置に関し、これら記憶方式の異なる
カード、或は、複数の記憶方式を有するカードを共通に
読み取ることができるカード読取装置を提供する。 【解決手段】 キャパシティブ・データを記憶するキャ
パシティブ記憶領域及び磁気データを記憶する磁気記憶
領域の二種類の記憶領域を有する複合カードを取り込む
カード挿入孔と、上記磁気データを読み取るとともにこ
の読み取り結果を判別する第1の読取手段と、上記キャ
パシティブ・データを読み取るとともにこの読み取り結
果を判別する第2の読取手段と、上記第1の読取手段及
び第2の読取手段からの判別結果に基づき、これら両方
における読み取りが正常に行われた場合には、複合カー
ドが挿入されたものと判断するカード判断手段とを有
し、該複合カードデータの処理を行う構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、キャパシティブ
・データ・カード、磁気カード等のカード読取装置に関
する。
【0002】
【従来技術】公衆電話、駐車メータ、自動販売機、交通
機関の如き多くの応用先において支払いの釣り銭を不要
とするカードを用いることは利用者にとっては便利なこ
とであり、また、カードを受け入れる機器においては、
現金を扱わないため、盗難の目的で破壊される等の被害
に合うことが避けられるため装置寿命が長くなる等の利
点がある。
【0003】また、銀行等の金融機関、或いは商業の分
野においても、種々の目的でカードが用いられている。
上記カードとしては、磁気データ記憶領域を有する磁気
カード、キャパシティブ・データ・カード等があり、さ
らに、情報量を多く記憶することができるIC(集積回
路)カードが知られている。
【0004】上記キャパシティブ・データ・カードは、
低価格で省エネルギなカードとして注目されつつある。
このキャパシティブタイプのプリペイドカードシステム
としては、1981年7月21日に米国パテントNo.
4280119として登録済みとなっている。また、1
995年5月26日の国際出願WO95/14285の
明細書に記載されたプリペイドカードシステムには、キ
ャパシティブ・データ・カードの回路内にヒューズを内
蔵し、そのヒューズが完全な状態の場合には電流が流れ
る状態にあり、ヒューズが飛んだ場合には抵抗が実質上
増加するため、ヒューズの抵抗の状態によってデータの
ビットを表すようにしたシステムが開示されている。
【0005】このキャパシティブ・データ・カードは、
図4に示すように、カード部1が読み取り装置側に形成
させたセンサー部2と一体になって始めてコンデンサを
有する回路3を形成させることができるものである。
【0006】カード部1には、抵抗R1と、この抵抗R
1の各端に結線接続させるコンデンサの一部を形成する
電極部1a,1bを有し、センサー部2には、電源4の
各端子に結線接続されるコンデンサの一部を形成する電
極部2a,2bを有して、カード部1がセンサー部2に
セットされたときに、図示されたように、各電極部間に
空気を挟んだ空気コンデンサ3a,3bを有する回路が
形成される。
【0007】このようにして形成させた回路3では、抵
抗R1に高い電圧で電流を流すことにより焼き切ると、
使用済みとなり、焼き切っていない状態が未使用のビッ
トとなり、1つの閉回路で1ビットの信号が与えられ
る。このため任意個数の閉回路を形成させることにより
必要な桁数を有する信号を記憶することができるカード
が形成できるようになる。
【0008】上記キャパシティブ・データ・カードは、
抵抗R1を焼き切ることでビットを未使用から使用状態
に変更するため、この逆のデータの再生が困難であり、
このようにデータの再生が容易でないため改竄が防止さ
れて信頼性が高いという利点がある。
【0009】しかし、キャパシティブ・データ・カード
はカードに記憶されるデータの更新には一定の制限が課
せられることになることから、本願出願人は、キャパシ
ティブ・データ・カードに磁気データを複合させた複合
カードを提案した(特願平8−39210号)。
【0010】図5は、このキャパシティブ・データ・カ
ードを示したものである。このカードは、キャパシティ
ブ・データの記憶に係るキャパシティブ記憶領域12と
磁気データの記憶に係る磁気記憶領域10とを有してお
り、通常プリペイドカードとして用いられるものであ
る。
【0011】上記磁気記憶領域10には、カード5の読
み書き方向に磁気トラック11が設けられている。この
トラック11の本数は、カードの使用目的により記憶量
に応じた本数(1本或いは複数本)設けられる。
【0012】上記トラック11への記憶は情報キャラク
タ順に行われ、記録する有効データには読取り検査のた
めの巡回冗長検査符号(CRC符号)が設けられる。磁
気記憶領域10における磁気的特性及び情報記録様式
は、例えば、日本工業規格(JIS)に基づくものとし
てもよい。
【0013】一方、上記キャパシティブ記憶領域12
は、図6に示すように、一面側に後述する入出力部16
の電極配置に一致するように一列に配設した複数個の第
1電極6を表面に配置させるとともに、この第1電極6
の列と平行に配置させた細長く形成した第2電極7を表
面に配置させる。第1電極6と第2電極7とはヒューズ
8で接続する。このヒューズ8が無傷の時は第1電極6
と第2電極7の間を自由に電流が流れて非常に抵抗の小
さい状態にあり、ヒューズ8が溶断すると電流の流れを
減少させるに充分な抵抗増加を生じることになる。
【0014】この複合カードは必要なデータの書換が自
由に行えて利用価値が高く、しかも所定のデータについ
ては再生が容易でないためデータの改竄等が防止されて
信頼性が高く、プリペードカード等として有効である。
【0015】また、ICカードは、内部に半導体記憶素
子からなる集積回路が設けられたカードであり、カード
としては記憶容量が大きく個人情報等多くの情報を記憶
することができる。このカードは、読取装置にICカー
ドインターフェース回路を設け、このICカードインタ
ーフェース回路を介して読取装置とICカードとを電気
的に接続し、回路電圧の供給及び情報伝達の通路を設け
てICカード内の半導体メモリに記憶されたデータを読
み取ったり、或いはこのメモリにデータを書き込んだり
する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記各種カ
ードはそれぞれ専用の読取装置によりカードデータが読
み取られ、また、必要に応じて更新したデータが書き込
まれている。通常、上記カードは記憶方式が異なること
から、読取装置には各カードに対応した機構及び読書回
路が設けられている。
【0017】マルチメディア指向の今日においては、将
来的にもカードの多様化が進み、複数の種類のカード
で、例えば、買い物をしたりすることが予想され、売り
場において各カードに対応する読取装置を備えておく必
要がある。
【0018】このような場合、カード毎に読取装置を使
い分けることになり、操作の煩わしさ、或は、読取装置
が複数になって効率が悪く、また、読取装置の設置場所
の確保等の問題が懸念される。
【0019】この発明は、かかる現状に鑑み創案された
ものであり、その目的とするところは、キャパシティブ
・データ・カードや磁気データカード等記憶方式の異な
るカード、或は、複数の記憶方式を有するカードを共通
に読み取ることができるカード読取装置を提供しようと
するものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明に係るカード読
取装置第一の手段は、キャパシティブ・データを記憶す
るキャパシティブ記憶領域及び磁気データを記憶する磁
気記憶領域の二種類の記憶領域を有する複合カードを取
り込むカード挿入孔と、上記磁気データを読み取るとと
もにこの読み取り結果を判別する第1の読取手段と、上
記キャパシティブ・データを読み取るとともにこの読み
取り結果を判別する第2の読取手段と、上記第1の読取
手段及び第2の読取手段からの判別結果に基づき、これ
ら両方における読み取りが正常に行われた場合には、複
合カードが挿入されたものと判断するカード判断手段と
を有し、該複合カードデータの処理を行う構成である。
【0021】第二の手段は、キャパシティブ・データを
記憶するキャパシティブ記憶領域を有するキャパシティ
ブカード、又は磁気データを記憶する磁気記憶領域を有
する磁気カードを取り込む一のカード挿入孔と、上記磁
気データを読み取るとともにこの読み取り結果を判別す
る第1の読取手段と、上記キャパシティブ・データを読
み取るとともにこの読み取り結果を判別する第2の読取
手段と、上記第1の読取手段及び第2の判別手段からの
判別結果に基づき、読み取りが正常に行われた読取手段
に該当するカードが挿入されたものと判断するカード種
別判断手段とを有し、該判断された種類のカードデータ
の処理を行う構成である。
【0022】第三の手段は、上記カード挿入孔は、さら
に、ICカードデータを集積回路に記憶するICカード
を取り込み可能とし、上記ICカードデータを読み取る
とともに、この読み取り結果を判別する第3の読取手段
を設け、上記第1の読取手段、第2の読取手段及び第3
の読取手段からの判別結果に基づき、読み取りが正常に
行われた読取手段に該当するカードが挿入されたものと
判断する第2のカード種別判断手段を設けて、該判断さ
れた種類のカードデータの処理を行う構成である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態に係
るカード読取装置について説明する。
【0024】このカード読取装置は、図1に示すよう
に、カード15を載置して読み書きできる位置まで送る
カード送り台21、このカード送り台21の上方からカ
ード15に移送力を加えて読み書きできる位置まで移動
させる送りローラ22、この送りローラ22を回転させ
るための回転動力を供給するカード取込みモータ23を
有している。
【0025】さらにカード読取装置は、カードの磁気記
憶領域10における磁気データの読み書きを行う磁気ヘ
ッド19と、カード送り台21のエッジングセンサ28
前側の上に設けた入出力部16と、カード15を押圧す
る押圧部材としてのクッションラバーケース8と、この
クッションラバーケース8の上面に設けた押圧方向変換
部材としてのテーパ板8aと、このテーパ板8aを上か
ら押圧するローラ25,25を取り付けたレバー26
と、このレバー26を動作させるソレノイド27と、入
出力部16の所定の読み取り位置にカード15が到達し
たことを検出するエッジングセンサ28または光センサ
29と、を備えている。
【0026】上記入出力部16には、図2に示すよう
に、カード挿入位置にインターフェイスパッド41を設
け、このインターフェイスパッド41には、カード15
の第1電極6と同数の第1電極42を一列に配設すると
ともにカード15の第2電極7と同様に第2電極43を
細長く形成し、カード15の第1電極6と第2電極7と
にそれぞれ接続させることができるようにそれぞれ電極
6,7に対応した位置に各電極42,43を配置させて
パッド表面に配置する。
【0027】各第1電極42と第2電極43はスイッチ
ネットワーク44にそれぞれ並列に接続し、スイッチネ
ットワーク44では供給すべきアナログ電圧の供給先を
選択的に切り換え、選択した電極42のいずれかまたは
電極43に対して必要な電圧を供給する。
【0028】一方カード読取装置は、図2に示すよう
に、装置全体を制御するCPU(マイクロコンピュー
タ)部46を有し、このCPU部46には、上記第1電
極42と第2電極43、スイッチネットワーク44の他
に、スイッチネットワーク44を介して各第1電極42
または第2電極43に必要な電圧を供給するとともに出
力電圧を検知する電圧発生器45、磁気ヘッド19及び
ICカードの集積回路を電気的に機能させるICカード
インターフェース回路47が接続されており、これらは
CPU部46からの指示に基づいて稼働する。
【0029】上記CPU部46は、図3に示すように、
キャパシティブ・データの読み書きの処理及び読み取り
が正常か否かを判別するキャパシティブデータ読書部5
2と、磁気データの読み書きの処理及び読み取りが正常
か否かを判別する磁気データ読書部51と、ICカード
の読み書きの処理及び読み取りが正常か否かを判別する
ICデータ読書部53と、を有している。
【0030】さらに、CPU部46は、上記各読書部5
1,52,53におけるカードデータの読み取り結果に
基いて、読書装置に挿入されたカード15の種別を判断
するカード種別判断部54及び読み取ったカードデータ
に基いて所定の処理を行うカードデータ処理部55及び
上記各部を統括制御する制御部56を有している。
【0031】そして、上記カード読取装置のカード挿入
孔(図示せず)から所定のカード15を挿入すれば、こ
のカード15はカード送り台21から入出力部16側へ
と移動する。カード15の移動に際しては、カード取込
みモータ23によって回転駆動されたローラ22,22
はカード15の背面から移送力を与え、カード15が磁
気ヘッド19を通過するときに、磁気ヘッド19は磁気
記録部から磁気データを読み取る。この磁気データは磁
気データ読書部51で保持される。
【0032】引き続きカード15は移送され、カード1
5が入出力部16に達すると、エッジングセンサ28ま
たは光センサ29によってカード15が所定位置に到達
したことを認識し、ソレノイド27に通電する。
【0033】ソレノイド27に通電されると、ソレノイ
ド27はレバー26を動作方向に動かし、レバー26を
ピン26aを中心にして回動させ、ローラ25,25を
回転させてテーパ板8aの上を高さが高くなる方向へ移
動させ、テーパ面を押圧しながらクッションラバーケー
ス8を下方へ押圧し、クッションラバー7を介して一様
な押圧力をカード15に加える。
【0034】一方、カード15が入出力部16に達する
と、スイッチネットワーク44およびCPU部46に対
して信号が出力され、読み書き可能な状態になったこと
が通知される。そして、もし、このカード15がキャパ
シティブデータ領域を有するものであれば、カード15
と入出力部16との間で空気コンデンサを有する閉回路
が形成されて入出力部16によってデータの読み書きが
実行可能になる。
【0035】データの読み出し時には、キャパシティブ
データ読書部52からの読み出し指示に基づき、第2電
極43と接続する一対の第1電極42,42に信号出力
して通電させる電極を指定し、そして、通電して、その
ビットの情報を読み取る。この手順を繰り返して、すべ
ての第2電極43とこの第2電極43に接続するすべて
の一対の第1電極42,42とを指定し、通電して、カ
ード15の記録内容すべてを読み取る。
【0036】この時点では、磁気データ読書部51にお
いて磁気ヘッド19における磁気データの読取りの可
否、及び読み取りデータの解析が行われ、またキャパシ
ティブデータ読書部52においてキャパシティブデータ
の読取りの可否及び読み取りデータが解析される。
【0037】これら磁気データ読書部51及びキャパシ
ティブデータ読書部52における読取りの可否情報に基
づき、カード種別判断部54において、カード15に磁
気データが含まれていたか否か、またキャパシティブデ
ータが含まれていたか否かが判断され、これから挿入さ
れたカード15の種別を判断する。
【0038】この結果、カード種別判断部54において
磁気カードが挿入されたと判断した場合には、以降は自
動的に磁気カードに関する処理に切り換えて磁気カード
読取装置として機能し、またキャパシティブカードが挿
入されたと判断した場合には、以降は自動的にキャパシ
ティブカードに関する処理に切り換えてキャパシティブ
カード読取装置として機能する。各カード種別に対応す
るデータ処理は、カードデータ処理部55において行わ
れる。
【0039】さらに、カード種別判断部54において、
挿入されたカード15に磁気データ及びキャパシティブ
データの両方が含まれていたと判別した場合は、磁気デ
ータとキャパシティブデータの混在した複合カードが挿
入されたものと判断し、カードデータ処理部55におい
て複合カードに対するデータ処理を行う。
【0040】上記判別の結果、磁気データ及びキャパシ
ティブデータの何れも含まれていかかったと判別した場
合、あるいは磁気データのみが含まれていたと判別した
場合には、挿入したカード15はICカードである可能
性があるため、続いてICカードの読み取り動作に移
る。尚、磁気データ、キャパシティブデータ及びICカ
ードデータの全てを含んだカード、或いはこの内の二種
類のデータを含んだカードの発行も予想されることか
ら、このような場合にはカード読取装置に所定のモード
を設定しておけば、例えば全てのデータの読み取りを実
行するようにすることができる。
【0041】ICカードデータの読み取りに際しては、
ローラ(図示せず)によりカード15をさらに移送し、
エッジングセンサ31または光センサ32により入出力
部16の端縁部にカード15が到達したことを検出す
る。この位置において、ICカードインターフェース回
路47により、カード15に設けられた端子と読取装置
とを電気的に接続する。
【0042】そして、ICデータ読書部53からの指示
に基づいて、ICカードインターフェース回路47はア
ドレス情報等をカード15に与えてメモリからデータを
読出す。さらにICデータ読書部53では、このデータ
の読出し結果の可否、及びデータの解析を行う。この読
出し結果の可否情報に基づいて、カード種別判断部54
は、挿入されたカード15がICカードデータが含まれ
ていたか否かを判別し、ICカードデータが含まれてい
たと判断した場合には、カードデータ処理部55におい
てICカードに対するデータ処理を行う。なお、このカ
ード15から既に磁気データを読出していた場合には、
この磁気データも併せて処理する。
【0043】上記カードデータ処理部55においては、
カードデータ内容の正当性等が検査され、例えば、挿入
されたカード15がプリペイドカード等の場合にはカー
ドの残高等が確認され、カード15の価値が消滅してい
ると判断した場合には、カード15の返却、或は、カー
ド回収等の処置が取られる。
【0044】検査の結果、有効なカード15と判断した
場合には、プリペイドカードとしての機能が発揮され、
カード精算の処理がされ、新たに「カード新残高」等の
書き込みを行う。
【0045】このカード書込みについては、書込みデー
タがカードデータ処理部55において作成され、さらに
このカードデータは、該当するデータ読書部51,5
2,53へと送られる。もし、該当するデータが磁気デ
ータ及びキャパシティブデータの場合には、これらカー
ドデータはそれぞれ磁気データ読書部51及びキャパシ
ティブデータ読書部52へと送られ、各読書部51,5
2において所定の書込み形式のデータ等に変換され、入
出力部16に送られてカード15に書込みが行われる。
【0046】キャパシティブデータの書込みに際して
は、キャパシティブ読書部52からの書き込み制御信号
に基づいて、第2電極43とこの第2電極43に接続す
る一対の第1電極42,42とが指定され、書き込み電
流を通電して、指定のフューズを溶断する。このように
してヒューズ33が溶断された箇所のある回路が形成さ
れる場合にはビットデータは0となり、ヒューズ33が
溶断されない閉回路ではビットデータが1となって、所
望の2進データがカード15に書き込まれる。
【0047】この後カード15の返却にともなう移送時
に、磁気データ読書部51からの書き込みデータに基づ
いて、磁気ヘッド19に書き込みデータが供給されカー
ド15の磁気記憶領域に新たなデータが書き込まれ、カ
ード15が返却される。
【0048】従って、上記実施の形態によれば、カード
読取装置に、カード15に記録された磁気データ、キャ
パシティブデータ及びICカードデータ等の各読取機能
を設け、さらに、読取結果から、挿入されたカード15
が磁気カード、キャパシティブカード或いはICカード
のいずれの種別のカードであるのか、又はこれらの内の
二種類の記憶方式を含む複合カードであるか、等のカー
ド種別を判断するようにしたから、一のカード読取装置
で記録方式の異なるカードの何れのカードであってもカ
ードデータの読書きが行えることとなり、このためカー
ド毎に読取装置を使い分ける必要もなく操作の煩わしさ
から解放され、また、一の読取装置で足りるため経済的
であり、読取装置の設置場所の確保等も容易であるとい
う種々の効果がある。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、カードから磁気デ
ータを読み取りその結果を判別する第1の読取手段と、
キャパシティブ・データを読み取りその読み取り結果を
判別する第2の読取手段と、上記第1の読取手段及び第
2の読取手段からの判別結果に基づき、これら両方にお
ける読み取りが正常に行われた場合には、複合カードが
挿入されたものと判断するカード判断手段とを有し、該
複合カードデータの処理を行う構成を採用したから、カ
ード毎に読取装置を使い分ける必要もなく操作の煩わし
さから解放され、また、複合カードが挿入されたことが
的確に判断でき、キャパシティブ・データのみ含むカー
ド、及び磁気データのみ含むカードとの区別も明確に行
え、挿入されたカードのカード種別毎の処置が適切に行
えるという効果がある。
【0050】第二の手段は、一のカード挿入孔から挿入
されたカードから、磁気データを読み取りその結果を判
別する第1の読取手段と、キャパシティブ・データを読
み取りその結果を判別する第2の読取手段と、これ判別
結果に基づきカード種別を判断するカード種別判断手段
とを有し、該判断された種類のカードデータの処理を行
う構成を採用したから、カードの種別毎に読取装置を使
い分ける必要がなくて操作の煩わしさから解放され、ま
た、一の読取装置で足りるため経済的であり、かつ読取
装置の設置場所の確保等も容易であるという種々の効果
がある。
【0051】第三の手段は、上記カード挿入孔からさら
にICカードデータを読み取りその結果を判別する第3
の読取手段を設け、上記第1の読取手段、第2の読取手
段及び第3の読取手段からの判別結果に基づき、読み取
りが正常に行われた読取手段に該当するカードが挿入さ
れたものと判断する第2のカード種別判断手段を設け
て、該判断された種類のカードデータの処理を行う構成
を採用したから、ICカードについても第二の手段と同
様に、カードの種別毎に読取装置を使い分ける必要がな
くて操作の煩わしさから解放されるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態に係るカード読書装置
の機構を示す図である。
【図2】同カード読書装置の入出力部を示すブロック図
である。
【図3】同カード読書装置のCPU部の処理を示すブロ
ック図である。
【図4】キャパシティブ・データ記憶方式の原理説明図
である。
【図5】キャパシティブ・データ・カードの一例を示す
図である。
【図6】キャパシティブ記憶領域の回路構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
15 カード 51 磁気データ読書手段(磁気データ読書部) 52 キャパシティブデータ読書手段(キャパシティブ
データ読書部) 53 ICデータ読書手段(ICデータ読書部) 54 カード種別判断部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャパシティブ・データを記憶するキャ
    パシティブ記憶領域及び磁気データを記憶する磁気記憶
    領域の二種類の記憶領域を有する複合カードを取り込む
    カード挿入孔と、上記磁気データを読み取ると共にこの
    読み取り結果を判別する第1の読取手段と、上記キャパ
    シティブ・データを読み取ると共にこの読み取り結果を
    判別する第2の読取手段と、上記第1の読取手段及び第
    2の読取手段からの判別結果に基づきこれら両方におけ
    る読み取りが正常に行われた場合には複合カードが挿入
    されたものと判断するカード判断手段と、を有し、該複
    合カードデータの処理を行うことを特徴とするカード読
    取装置。
  2. 【請求項2】 キャパシティブ・データを記憶するキャ
    パシティブ記憶領域を有するキャパシティブカード、又
    は磁気データを記憶する磁気記憶領域を有する磁気カー
    ドを取り込む一のカード挿入孔と、上記磁気データを読
    み取ると共にこの読み取り結果を判別する第1の読取手
    段と、上記キャパシティブ・データを読み取ると共にこ
    の読み取り結果を判別する第2の読取手段と、上記第1
    の読取手段及び第2の判別手段からの判別結果に基づき
    読み取りが正常に行われた読取手段に該当するカードが
    挿入されたものと判断するカード種別判断手段と、を有
    し、該判断された種類のカードデータの処理を行うこと
    を特徴とするカード読取装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のカード挿入孔はさら
    に、ICカードデータを集積回路に記憶するICカード
    を取り込み可能とし、上記ICカードデータを読み取る
    とともにこの読み取り結果を判別する第3の読取手段を
    設け、上記第1の読取手段、第2の読取手段及び第3の
    読取手段からの判別結果に基づき、読み取りが正常に行
    われた読取手段に該当するカードが挿入されたものと判
    断する第2のカード種別判断手段を設けて、該判断され
    た種類のカードデータの処理を行うことを特徴とする請
    求項2に記載のカード読取装置。
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