JP2000076412A - 指紋認証付電子カード及びその方法 - Google Patents

指紋認証付電子カード及びその方法

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JP2000076412A
JP2000076412A JP28188198A JP28188198A JP2000076412A JP 2000076412 A JP2000076412 A JP 2000076412A JP 28188198 A JP28188198 A JP 28188198A JP 28188198 A JP28188198 A JP 28188198A JP 2000076412 A JP2000076412 A JP 2000076412A
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card
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JP28188198A
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Nobuo Kamata
信夫 鎌田
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SORITON SYST KK
Soliton Systems KK
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SORITON SYST KK
Soliton Systems KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カードの不正使用を防ぐためカード上に指
紋捺印部を設けて暗証番号と併用して本人確認と安全性
の向上を可能にする。 【解決手段】 カード1に指紋読取り部2を設けて指
紋パターンの検出を行う。 指紋読取り部2は指紋捺印
部2aと指紋読取りCCDエリアセンサー2b、制御用
LSI、2cと外部装置インタフェース部2dより構成
する。 本人確認のために2より入力した指紋は悪用を
防ぐため、所定時間経過後に自動消去する。 制御用L
SI、2cに格納してある登録指紋パターンと入力した
指紋パターンを照合して本人の認証を行う。 不正使用
が複数回行われた場合制御LSI、2cの機能によって
自らカードの機能を使用不可能にするために破壊する。
使用期限が過ぎたカードは自ら内部機能を破壊して再
使用を不可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクレジットカード、
電子マネー等の本人確認のための指紋認証とその方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】マルチメディアが全世界規模に進展する
中で、キャッシュレス時代が急速に到来した。マルチメ
ディアの基幹網とも言うべき地球規模の情報ハイウェイ
GII(GLOBAL INFORMATION IN
FRASTRUCTURE)は21世紀初頭に実用化す
る。
【0003】カード決裁、電子マネーは社会に広く流通
し、街角でも家庭でも使用が可能になった。しかし現実
には、前記高速情報ハイウェイが整備されても個人確認
を暗証番号及びサインのみにたよっている。
【0004】この本人確認方法だと他人に悪用されたり
偽造され易く、とても電子マネー、クレジットカードに
は適しているとは言いがたい。現実にカードによる事
故、トラブルは多発していて社会問題となっている。
【0005】暗証番号を盗まれたり、改ざん、あるいは
海外でカードを使用して、身に覚えのない請求が来たり
する例は後をたたない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のカード決済にお
いては暗証番号の盗用や不正使用が絶えなかった。この
ような悪用を防ぐためには、暗証番号、自筆のサインだ
けではとても不可能である。近年技術の進歩によって人
の眼のアイパターンをカメラに撮って識別する方法も実
現している。
【0007】しかし現実には装置が複雑で高価であっ
て、とても容易に家庭などで使えない。まして、街中
で、銀行、オフィスでの使用は使い勝手が悪く実用的で
ない。眼科医院用なら実用化は可能であろう。
【0008】本発明は上記の問題に鑑みてなされたもの
で、クレジットカード、電子マネーの決済に最も簡便な
指紋パターンの照合によって本人確認の精度を向上させ
て不正使用を防ぐ事を目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のカード及びその方法は以下の構成を備えてい
る。即ちカード上に指紋捺印部を設けて、使用する際本
人確認のために指紋の捺印をする。
【0010】電子カードには指紋パターンを認識する半
導体エリヤセンサ、制御用LSIが一体となって埋込ま
れており、制御部メモリには本人登録の指紋パターンが
格納してある。決済の際入力した指紋パターンは半導体
エリヤセンサで読み取って制御部キャッシュメモリに一
時貯える。
【0011】入力した指紋パターンと登録してある指紋
パターンの照合は制御部CPUによって行われる。一
致、不一致の信号は、カード上の外部装置とのインタフ
ェースを介して出力する。
【0012】入力した指紋パターンは所定時間、例えば
5分とか10分間経過したら自動的に消却する。不正使
用を防ぐために、落してしまっても他人に使用されない
ために有効である。
【0013】登録指紋パターンはカード上のメモリでは
なくカード会社、銀行のデータベースセンターに保管し
ておいても良い。決済の都度、高速公衆回線を介して決
済端末機(カードリーダー)に呼び出して照合しても良
い。当然従来からの暗証番号を併用して安全性を確保す
る。
【0014】また、好ましくは電子カード上にある個人
情報又は、電子マネー、銀行カードの場合は残高が表示
出来る電子財布41を用意する。 ワイシャツのポケッ
トに入るサイズで電子カードを挿入して携帯する事が出
来る。 必要に応じて指紋パターンを捺印すれば前記内
容が電子財布41に表示される。
【0015】また、好ましくは電子カードを、より簡単
にするために従来のカード上に指紋捺印部を設けて決済
の都度、使用者は捺印して決済端末機に挿入する。 決
済端末機はカード上の指紋パターンを読み取って、デー
タベースセンターに登録してある指紋パターンと照合す
る。
【0016】この場合、決済端末機には捺印した指紋を
消却するための清浄装置が備えられている。 従って決
済の都度、捺印した指紋は消却されるから、他人に悪用
される心配はない。
【0017】また、好ましくは、カード決済端末機は家
庭用FAX付電話器と一体となった構造にしてホーム決
済を可能にする事。 高齢化社会を迎えて、ショッピン
グ、銀行、郵便局に出向かなくても家庭で用事をすませ
る事が可能になる。
【0018】また、好ましくは前記電子カードは、複数
回不正使用された場合はカード上の制御機能によって内
部メモリ上の情報の破壊、制御LSI自体を自動的に壊
してしまう機能をもっている事。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付の図を参照して本発明
の実施形態を説明する。
【0020】
【第1の実施形態】各種クレジットカードをはじめ、銀
行カード、近年は電子マネーを含めてカードの決済(以
下カードと呼ぶ)は普及の段階に達した。 インターネ
ットの社会への浸透と伴にこの傾向は一段と拍車がかか
ってきた。
【0021】しかしカード社会の到来と伴に困った問題
も発生してきた。カード決済に伴う犯罪が急激に増加し
ている事だ。 クレジットカードの悪用は手口が年々と
巧妙になってきている。 暗証番号の解読による不正使
用、カードの偽造は日常化している。 要は本人しか使
えないようにして、他人が不正使用した場合は没収する
とかカード機能を破壊する構造にしておけば問題は解決
する。
【0022】従来、クレジットカードのたぐいは変造、
偽造が容易であった。 テレフォンカードやパチンコカ
ードが大きな社会問題になったのは記憶に新しい。 ク
レジットカードにいたっては使用者のサインだけで決済
できるので、落として他人に拾われ不正に使われた例は
枚挙にいとまがない。
【0023】その対策として近年、二重の暗証番号を使
用するインターネットショッピングの例も出現した。
即ち電子財布を開く暗証番号と決済する際の、暗証番号
を二重にしてセキュリティを確保している。 しかしこ
れでも完全とは言えない。番号を他人知られてしまえば
悪用されてしまう。
【0024】さらに最近実用化されているものに、暗証
番号発生器(パターンジェネレータ)を備えた決済装置
が登場した。 決済機はランダムに発生する暗証番号の
パターンジェネレータがあり、決裁者は使用の都度、任
意の暗証番号を選んで決済する。 これとて、パターン
ジェネレータを備えた決済装置が必要となり、簡単に使
える代物ではない。
【0025】本発明はカードに捺印した指紋認識と暗証
番号の併用によって、本人確認のセキュリティの向上を
計ったものである。 カードを盗まれたり、偽造されて
も、指紋の照合により決済を行うから、暗証番号を他人
に知られたり、解読されても悪用の危険は少ない。 か
つ、使用する本人は決済直前にカード上に指紋の捺印を
して決済機、銀行のATM等で本人の確認を行う。 カ
ード上に捺印した指紋は、例えば10分後とか15分後
の所定時間経過後に自動消去するから、拾われたり偽造
されて悪用される心配がない。
【0026】図1は本発明によるクレジットカード等の
カードの全体図1を示す。表面上は普通流通しているカ
ードと何ら変らない。 図1は図1(a)に示すよう
に、カード1と指紋読取り部、制御部2、それに電池3
より構成している。
【0027】図1(b)はカード1の断面図を示す。
指紋読取り部2は、透明な部材で構成された捺印部2
a、指紋読取りセンサアレイ2b、制御用LSI2c、
それに外部装置、例えば銀行のATMとか店舗の決済機
36との接続部2dより成る。指紋読取り部2は、例え
ば米国ベリディコム社の商品名“FPS100”を用い
る。 “FPS100”は標準CMOSプロセス技術を
使用した静電容量型の指紋スキャナチップである。
【0028】制御用LSI2cは、例えば日立製作所商
品名“F−ZTAT”マイコンを使用する。 “F−Z
TAT”マイコンは指紋読取り、本人確認用指紋パター
ンの記憶、本人登録パターンとの照合、本人確認の信号
出力、不正使用の場合の誤り信号の出力を行う。外部装
置との入出力は制御LSI2cと一体となったデータバ
スポートあるいはシリアルポート2dの外部装置インタ
フェース部によって行われる。
【0029】本カードの特徴は指紋読取り部2にある。
指紋パターン読取りエリヤセンサ2b、制御LSI2
cそれに指紋捺印部2aが一体となった構造でカードに
埋込まれている。 CMOSエリヤセンサ2bと制御L
SI2cは階層構造になっており2bと2c間は絶縁層
によって電気的に隔離している。2b、2c、2d間の
信号の入出力部は当然絶縁層を介して導体によって接続
している。
【0030】図1において電池3はフイルム一次電池を
示す。 薄さ0.1〜0.5mmの薄型で、高イオン導
電性高分子固体電解質で実現している。 もち論、従来
のコイン電池をカードに埋込んで使用しても良いが、フ
イルム電池は薄さとパワーと寿命に大きな特徴がある。
【0031】クレジットカード等においては有効期限が
定められており、有効期限に寿命をもうけている。 カ
ード会社の大部分は新規カードの更新にあたって旧カー
ドの回収を行う場合もあるが、図1(b)2cの制御L
SIによって使用期限に達したら自から内部情報、デー
タ、機能を破壊してしまうのも一方法である。
【0032】銀行カードのように使用期限の決まってい
ない場合もある。 その場合、例えば銀行のATMにカ
ードを挿入した時に、図1(b)2dの入出力端子の一
端に充電端子を設けて、決済中に電位を測定して、充電
の必要があれば、決済処理中にATMより充電しても良
い。
【0033】図2は制御LSI、2cの内部構成を示
す。 先にも説明したように指紋読取り用の透明な部材
図1(b)の2aとCMOSエリヤセンサ2bが一体と
なった構造になっている。 エリヤセンサから瞬時に指
紋パターンを読み出すために各種のレジスター21、2
2が効率よく備えてある。
【0034】21はエリヤセンサからサンプリングする
ためのエリヤセンサの縦方向、横方向の上位、下位のア
ドレスレジスタ、22はエリヤセンサ2cのセル(受光
部)にチャージされた容量の充放電時間を制御するレジ
スタである。
【0035】23は外部装置とのデータの入出力を行う
データバスポート又はシリアルポートを示す。 23に
接続した2dは図1(b)に示した入出力ポートのハー
ドウェア、端子部材である。 24はキャッシュメモ
リ、及びRAMを示す。 2bより入力した指紋パター
ンは21、22のレジスタの作用によって、瞬時に読み
取って24のキャッシュメモリに一時貯える。
【0036】24はキヤッシュメモリとRAMより構成
したメモリ領域である。 25はROM、フラッシュメ
モリより成るメモリ領域で電源がダウンしても中にある
情報、データは消えない。 しかし先にも説明したよう
にカードの使用期限に達したら25のデータ、情報は自
動的に破壊する。 従って25のROM領域もEERO
Mであれば電気信号によって消去できる。 フラッシュ
メモリも同様である。
【0037】26はタイマー、カウンターで複数チャネ
ルより構成している。 エリヤセンサ2bより入力した
指紋パターンを24のRAM上に貯えてある。 所定時
間経過のカウントを26のカウンターで行う。 所定時
間経過後、例えば5分とか10分間の経過後カウンター
は消却信号をCPU100により出力する。
【0038】さらに26のタイマー、カウンターはカー
ドの使用期限のカウントを行う。所定期間、例えば3年
とか5年とか経過後同様に24、25のメモリ上のデー
タ、情報を消去するのとCPU100自体も最終的に全
ての機能を破壊する。カードの寿命をカード自身の機能
によって全うする機構を備えている。
【0039】27はA/D変換器で、2bからの指紋パ
ターンをデジタル情報に変換して24のキャッシュメモ
リに直ちに貯えられる。 そして、25のROM上に登
録してある本人認証パターンと照合する。 本人認証指
紋パターンはシステムによってはカード内のメモリにお
かずに決済の時に公衆回線を介してカード会社、銀行の
データベースからポート23を介して入力する。 デー
タベースより入力した本人認証パターンと使用時に入力
した指紋パターンの照合をCPU100によって行う。
【0040】あるいはカードの構成をより単純化にする
ために、カード上に、今入力した指紋パターンを外部装
置とのインタフェース23を介して、データベースに送
って、カード会社、銀行等のデータベースセンターでこ
れらの処理を行っても良い。登録してある指紋パターン
とカード上から入力した指紋パターンが不一致の場合、
複数回のくり返し入力を決済端末機より音声、表示によ
って使用者に指示する。
【0041】複数回行っても不一致の場合は、カードを
没収したりカード内の機能によって、又はデータベース
センターより信号を発生してカード上のCPUをはじめ
全ての機能を破壊して再度の使用を不可能にする。
【0042】28はD/A変換器で、カード内で演算し
た結果をアナログ出力したり、電子財布図4、41に示
すようなケースに電子マネーカードを入れると残高、及
び個人情報が表示される。このようなデジタル情報を数
字又は文字で表示するためにアナログに変換する。
【0043】29は乗算器で、指紋パターンの入力デー
タと本人認証の照合をすばやく行うための演算を行う。
当然100のCPUの指示によって処理実行を行う。
100はCPUで8ビット又は16ビット程度のCMO
S低消費電力型のものを使用する。 101はシステム
バスでワンチップCPU図1(b)の2cにおいて同一
ウエハー上に実装している。
【0044】図3は本カードを使用する環境のシステム
構成を示す。公象網31を介してカード決済センター3
2、銀行、デパート、スーパーマーケットなど大型店舗
を示す35、小形店舗、街角にある端末機37,38は
スモールオフィス、ホームオフイス等を示す。39はご
く一般の家庭を示す。ここでは電話器FAX付の決済端
末機110を特徴とする。
【0045】カード決済センター32は銀行等の金融機
関、クレジットカード会社に設置してある。 33は各
種データ、情報の処理を行うサーバ、34はパスワー
ド、指紋パターン等個人情報の格納を行うデータベース
を示す。 113は公象回線112と接続分配するルー
タ、111はLANを示す。
【0046】35の銀行、大型店舗、大オフィス等にお
いては公象回線112を介して高速LAN111をはり
めぐらせて、お客様の対応に答える。 高速LANは少
なくても100Mbps以上のスピードをもっている。
36はATM(自動金銭処理機)又はカードリーダ等
の決済端末機を示す。
【0047】37は比較的小型店舗、街角におかれたカ
ードリーダ(決済端末機)を示す。この場合は公象回線
112より直接接続している。 38はスモールオフィ
ス、ホームオフィスを示す。 サーバ33、決済端末機
36より構成する。一般家庭及ホームオフィスにおいて
もサーバ、パソコン33を複数台使用する場合も多くな
ってきた。 ルータ113を介して、LAN111で家
庭内の各部屋を結んで使用する場合もある。 ルータ1
11は近年、家庭用のものも出回っている。
【0048】39は一般家庭、普通の家庭を示す。電話
器110と決済端末機36が1体となった安価な構造の
カードリーダを備えた。 この装置があれば1台で電
話、FAX機能と決済機の機能が使用出来て一挙両得と
なる。 家庭からのホームショッピング、銀行決済等が
可能となって、わざわざ銀行、郵便局に出かけなくとも
用は足りる。 高齢化社会に必携となるツールになるに
違いない。
【0049】公象網31は通常の電話網PSTNの他に
21世紀初めに実用化するGII(Gloval In
formation Infrastracture)
を基幹とする、ATM網、B−ISDNが主流となって
高速化が実現する。
【0050】図4は電子財布と言うべきカードのケース
を示す。 41はカードを収納ケースで42は液晶等で
構成した表示部を示す。 43はスイッチで、ONする
と42にカードの個人情報、銀行カード、電子マネーで
あれば残高が表示される。
【0051】カード内の情報、残高を表示させる場合、
スイッチ43のONだけでなくカード1上に指紋捺印し
て、カード内に登録した指紋パターンに一致しない場合
は表示しない。 電子財布41にカードと同様に図示し
てない指紋捺印部を設けて、カード上に登録してある指
紋パターンと照合して、一致したときのみ、個人情報、
残高等を表示して安全性を確保しても良い。 カードと
同様に電子財布41を落として他人に拾われても悪用さ
れる心配はない。
【0052】電子財布41の図示してない指紋捺印部の
指紋パターンは、所定の時間経過と伴に、又は所定時間
個人情報を表示したらカードと同様に自動消去する。
これらの機能及び電源はカード内の処理機能によって行
われる。 41には図示してないカードとの接触端子が
あってこれよりカードから電源と情報を入力する。41
はワイシャツのポケットに入る程度の大きさで良い。
【0053】電子財布41は、近年普及の著しい図示し
てないPDA(携帯情報端末器)と1体となった構造に
しても良い。 PDAのPIM(個人情報)と伴にさら
に使い勝手は向上する。
【0054】
【第2の実施形態】図5は第2の実施形態によるカード
の構成を示す図である。 ここではカードの構成51
は、現在流通しているクレジットカードと遜色がない。
カード51上に指紋捺印部52があるだけで、暗証番
号の記憶部は従来のカードと同一である。
【0055】指紋捺印部52は図1(b)の2aと同様
に指紋のパターンが乗り易い部材で構成している。 図
1(a)の2の指紋捺印部は背面に1体に構成したエリ
アセンサー図1(b)の2bによって読取るために透明
でなければばらないが、52は必ずしも透明である必要
はない。 指紋パターンが乗り易い部材であれば良い。
【0056】当然、読取り装置は図1の構造とは全く異
なる。 図6は読取り装置(カード決済端末機)を示し
た図である。 61は読み取り装置の全体図を示す。6
2はカード51上の指紋捺印部52を照射する光源。
ここではLED(発光ダイオード)を使用した例を示し
た。 指紋パターンを高率良く反射又は、透過する波長
を発光する光源が最適である。
【0057】光源はLED、半導体レーザ、キセノンラ
ンプ、蛍光灯、EL等、効率良く指紋パターンを反射又
は透過する波長を発生する安価で、小型のものを備えれ
ば良い。
【0058】63はラインセンサで、CMOS、CCD
(Charge CoupledDevice)を使用
する。 カード51は指紋読取り、カード清浄部66の
中を移動するのでここではエリアセンサでなく安価なラ
インセンサで構成しても良い。
【0059】従来のクレジットカードと同様にカード5
1上にある暗証番号を66を移動中に読み取る機能を備
えている。 暗証番号は決済装置のキーボード、タッチ
キー上から使用者が入力するのも従来通りである。 暗
証番号の読取り部は図示してないヘッド、又はカード5
1に埋込まれたCPUより同様に図示してない66にあ
る電気的な接触部から読み取る。
【0060】64,65は清浄部である。カード51上
の指紋捺印部52の清浄を行う。64は清浄ローラで6
5は清浄液を補給する容器を示す。 64のローラは柔
らかいゴム等で構成して読み取った後の指紋捺印部52
を清浄して指紋パターンの消去を行う。
【0061】読み取った指紋パターンは本人認証の登録
指紋パターンは51のカード上には記録されてなく、図
3に示してある32のデータベース34に登録してあ
る。使用方法は図3のシステム構成と同様である。
【0062】ただ図1、1のカードと異なり捺印した指
紋を所定時間経過後に消去する機能はない。 決済時に
消去する安価で容易なカード構成であるのが特徴であ
る。
【0063】又62、63による指紋パターン読み取り
部は透過型でも良い。 この場合52の捺印部は透明な
部材を用いる。
【0064】以上述べた様に21世紀の電子マネー時代
に備え、他人の無断使用、盗用、悪用を防ぐのと、職
場、店舗、街角で、それに家庭からでも決済可能なカー
ドを提供する事によって利便性の向上を目的としたもの
である。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
上のような効果を奏する。
【0066】カード上に捺印した指紋パターンと登録し
てある本人確認用指紋パターンを照合して、かつ従来か
らある暗証番号と併用することによって、本人認証の精
度と安全性を向上させる事。
【0067】カード上に捺印した指紋パターンは所定時
間経過後、又は決済時に自動消去して悪用を防ぐ事。
【0068】本人認証の安全性と精度を向上してあるか
ら、家庭においても電話器と併用して電子決済が可能で
ある。
【0069】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態による電子カードの全体を示す図で
ある。
【図2】本実施形態における電子カードのシステム構成
を示す図である。
【図3】本実施形態における使用環境を示すシステム構
成図である。
【図4】本実施形態による電子財布の全体を示す図であ
る。
【図5】第2の実施形態によるカードの全体を示す図で
ある。
【図6】第2の実施形態によるカード読取り装置を示す
図である。
【符号の説明】
1 電子カード 2 指紋読取り部 2a 指紋捺印部 2b 半導体エリヤセンサー 2c 制御用LSI 2d 外部装置インターフェース部 3 フィルム電池 21,22 レジスター 23 データパス/シリアルポート 24 キャッシュメモリ/RAM 25 フラッシュメモリ/ROM 26 タイマー/カウンター 27 A/D変換器 28 D/A変換器 29 乗算器 31 公象網 32 カード決済センター 33 サーバ 34 データベース 35 銀行、スーパーマーケット、大オフィス 36 ATM/決済端末機 37 店舗、街角ターミナル 38 スモールオフィス、ホームオフィス 39 家庭 41 電子財布 42 表示部 43 スイッチ 51 第2の実施形態によるカード 52 第2の実施形態による指紋捺印部 61 カード読取り装置 62 発光ダイオード 63 CCDラインセンサー 64 清掃ローラ 65 清掃液容器 66 カード移動部 100 CPU 101 アドレス、データバス 110 カード決済機付電話器 111 LAN 112 公衆回線 113 ルータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 19/077 G06F 15/64 G G06K 19/00 K

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銀行カード、クレジットカード、電子
    マネー等に、本人であることを認証するための指紋捺印
    部を設け、かつ捺印した指紋は所定時間後に自動消去す
    る事を特徴としたカード。
  2. 【請求項2】 請求項1において、カード上に設けた指
    紋読取りセンサーは半導体を使用し、かつカード上に制
    御用LSIを設け、該メモリに登録した指紋パターン
    と、半導体センサーから入力した指紋パターンと照合す
    る手段を備えた事を特徴とするカード。
  3. 【請求項3】 請求項1において、本人確認のための指
    紋認証と伴に暗証番号を併用し、本人識別の精度を向上
    した事を特徴とするカード。
  4. 【請求項4】 請求項2において、カード上の制御用L
    SIは、メモリ上に登録した指紋パターンと半導体セン
    サーより入力した指紋パターンが一致した場合は一致信
    号を、一致しない場合は誤り信号をカード上の制御部よ
    り出力する事を特徴としたカード。
  5. 【請求項5】 請求項2において、該半導体センサーか
    ら入力した指紋パターンはメモリに格納後、所定時間経
    過後に消去する事を特徴としたカード。
  6. 【請求項6】 請求項2において、該半導体センサーよ
    り入力した指紋パターンは、公衆網を介してデータベー
    スに登録格納してある、該認証の目的のための、指紋パ
    ターンをカード読取り装置に入力の都度、呼び出し照合
    を行う事を特徴としたカード。
  7. 【請求項7】 請求項1においてカード等は所定の期限
    に達したら、前記カード上の制御LSIによって、内部
    データ、情報等を破壊して使用不可能にする事を特徴と
    したカード。
  8. 【請求項8】 請求項1においてカードに備えてある指
    紋捺印部は、指紋パターンの写る事が容易な部材で構成
    し、写された部材上の指紋を光照射して反射又は、透過
    光により認識する手段を備えた事を特徴としたカード。
  9. 【請求項9】 請求項8において、該カード読取り装置
    に捺印した指紋パターンを清掃する部材を備えてカード
    の決済の都度捺印部の清掃を行い、捺印した指紋パター
    ンを消去する事を特徴としたカード。
  10. 【請求項10】 請求項2において登録指紋パターンと
    捺印した指紋パターン及び暗証番号が一致しない場合、
    少なくとも複数回の不一致を確認したとき、カード読み
    取り装置において、カードの没収を行う事を特徴とする
    事。
  11. 【請求項11】 請求項10において、カードの没収と
    伴にカード読取り装置に備えられたカメラによって不正
    使用者の容貌等の撮影を行い記憶、保存する事を特徴と
    する事。
  12. 【請求項12】 前記請求項1において、カードは電子
    財布41に収納して、前記指紋認証手段によって残高又
    は個人情報等の表示を行う事を特徴とする事。
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