JPH09305658A - 人件費報知装置 - Google Patents

人件費報知装置

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Publication number
JPH09305658A
JPH09305658A JP11491096A JP11491096A JPH09305658A JP H09305658 A JPH09305658 A JP H09305658A JP 11491096 A JP11491096 A JP 11491096A JP 11491096 A JP11491096 A JP 11491096A JP H09305658 A JPH09305658 A JP H09305658A
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JP
Japan
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personnel
input
cost
time
notification device
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Application number
JP11491096A
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English (en)
Inventor
Hikari Oike
光 大池
Tadamichi Hosoya
任道 細谷
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Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】会議の出席者に人件費の上限を意識させるよう
に警報を出力する人件費報知装置を提供する。 【解決手段】本装置1は、会議の出席者数・出席者の平
均分給等を入力するテンキー10等を有する。また時刻
・時間表示部20と、金額表示部21と、平均分給表示
部22と、人数表示部23を有する。また記録紙25に
印字する印字装置24を有する。また警告手段としてス
ピーカー26を有する。本装置1は、各種メモリーやタ
イマを有するCPU9によって制御される。会議の出席
者数・出席者の平均分給・目標とする人件費を入力す
る。スタート後、費やした人件費が所定時間ごとに表示
部に表示され、目標額に近づくとスピーカーが警報を出
力する。又は、目標額から費やした人件費を引いた残高
が表示され、残高が所定値に近づくと警報が出される。
会議出席者の注意を喚起し、許容される人件費の上限を
意識させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時間に応じて費や
された人件費を利用者に知らせる装置に関わる。例えば
本発明は、会議等に費やされた人件費を会議の参加者に
知らせることにより会議時間の短縮と経費削減をはかる
ために利用することができる。
【0002】
【従来の技術】時間に応じて費やされた費用を報知する
装置としては、例えば次のような装置が知られている。
ひとつは、タクシーの料金表示メータのように、乗車時
間と走行距離の2つの変数により、運賃をリアルタイム
で算出しつつ表示するものである。またひとつは、電話
機の料金表示機能のように、接続電話会社、接続距離お
よび接続時間の3つの変数により、電話料金をリアルタ
イムで算出しつつ表示するものである。
【0003】会議に費やした人件費を会議の出席者に知
らせる装置としては、実公昭58−53640号公報に
記載された会議コスト演算表示装置が知られている。こ
の装置は、会議出席者の人数、単位時間当たりの人件費
および会議時間の3つの変数により、会議に要した人件
費をリアルタイムで算出しつつ表示する。該装置は、会
議開始から現時点までに要した人件費を刻々と増大させ
ながら表示するので、会議の参加者に対して会議時間の
短縮を促す効果を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記会議コスト演算表
示装置は、会議の効率化にある程度の効果を有している
が、継続して運用しようとしたときには以下のような問
題点がある。ひとつは、継続運用による慣れによって会
議中に該装置を見ることが少なくなり、したがって会議
時間の短縮を図ろうという意識が薄れることである。ま
たひとつは、目標とする金額が定められていないことに
より、会議人件費の上限に関する意識が生じないことで
ある。さらにひとつは、単位時間当たりの人件費を入力
するにあたって会議参加者全員の金額を把握しておかね
ばならなかったり、それらの人件費の平均値を計算しな
ければならないなど、運用上の煩雑さがあることであ
る。加えてひとつは、該装置によって計算した結果を他
に利用するすべがなかったことである。
【0005】本発明は、時間に応じて費やされた人件費
を計算して単に表示するだけでなく、人件費を計算する
対象になっている装置の利用者に、許容される人件費の
上限を意識させるような手段を備えており、また使用方
法が簡単で計算結果を他の目的に利用することが容易な
人件費報知装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された人
件費報知装置は、人数と単位人数単位時間当たりの人件
費を入力する入力手段と、前記入力手段に入力されたデ
ータと経過時間に応じて人件費を演算する計算手段と、
一定時間経過するごとに前記人件費を書き換えて表示す
る表示手段と、前記人件費が予め定められたある一定の
金額になったときに警告をする警告手段を有している。
【0007】請求項2に記載された人件費報知装置は、
人数と単位人数単位時間当たりの人件費と目標とする人
件費を入力する入力手段と、前記入力手段に入力された
データと経過時間に応じて残された人件費を演算する計
算手段と、一定時間経過するごとに前記残された人件費
を書き換えて表示する表示手段を有している。
【0008】請求項3に記載された人件費報知装置は、
請求項2記載の人件費報知装置において、前記残された
人件費が予め定められたある一定の金額になったときに
警告をする警告手段を備えたことを特徴としている。
【0009】請求項4に記載された人件費報知装置は、
請求項1又は2に記載の人件費報知装置において、前記
表示手段は経過時間と現在時刻を選択的に表示する表示
部を備えたことを特徴としている。
【0010】請求項5に記載された人件費報知装置は、
請求項1又は2に記載の人件費報知装置において、前記
人件費を記録媒体に記録する記録手段を有することを特
徴としている。
【0011】請求項6に記載された人件費報知装置は、
請求項1又は3に記載の人件費報知装置において、前記
警告手段が音によるものであることを特徴としている。
【0012】請求項7に記載された人件費報知装置は、
請求項1又は3に記載の人件費報知装置において、前記
警告手段が光によるものであることを特徴としている。
【0013】請求項8に記載された人件費報知装置は、
請求項1又は2に記載の人件費報知装置において、前記
入力手段に入力されるデータの少なくとも一部が、磁気
記録カードによって磁気カード読み取り装置を介して入
力されることを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の人件費報知装置1
の実施の形態の第1の例について詳細に説明する。本例
の人件費報知装置1は、会議に費やされた人件費を計算
して一定時間経過するごとに書き換えて表示することが
でき、また計算された人件費と許容される人件費の上限
との比較において必要に応じて警告を発することもでき
る。
【0015】図1は人件費報知装置1の全体の基本構成
を表したものであり、図2は人件費報知装置1のさらに
具体的な構成を表したものである。図1に示す入力手段
2は、会議に参加する人数と、会議に参加する者の単位
時間当たりの人件費と、目標とする人件費のうち、必要
とするデータを入力する機能をもっている。
【0016】図2に示すように、本装置1は、入力手段
2として数値を自分で入力するためのテンキー10と、
磁気記録カード等に記録してあるデータを読み取らせる
入力手段2としてのカードリーダ11を備えている。ま
た、本装置1は、人件費報知装置1を動作させるために
必要な指示を与えるための種々の特定機能のスイッチを
入力手段2として有している。12は電源スイッチであ
る。13はリセットスイッチである。14は装置1を始
動させるスタートスイッチである。15は入力したデー
タや計算された人件費等のデータを記録する記録手段4
を作動させるための記録スイッチである。16は、所定
時間ごとに計算した人件費を順次加算していく場合と、
所定時間ごとに計算した人件費を目標とする人件費から
順次減算していく場合とを選択するための加算・減算切
替スイッチである。17は、算出された人件費がある一
定の値になった場合に後述する警告手段が作動する警告
モードを設定する警告モード設定スイッチである。18
は、会議参加者の人数を入力するための人数入力スイッ
チであり、数値表示部の各桁の上下にそれぞれ数値を増
大させるスイッチと減少させるスイッチとが設けられて
いる。19は、会議参加者の平均分給を入力するための
平均分給入力スイッチであり、その構成は前記人数入力
スイッチ18と略同じである。30は、現在時刻の表示
と本装置使用開始後の経過時間の表示を切り換えるため
の時刻・時間表示切替スイッチである。
【0017】図1に示す表示手段3は、入力手段2によ
り入力されたデータである平均分給や会議出席者の人数
を表示したり、またCPU9により演算された演算結果
を表示する。CPU9により演算された演算結果として
は、一定時間経過するごとに演算結果である人件費の積
算額や、一定時間経過するごとにそれまでに費やされた
人件費の積算額を目標とする人件費から差し引いて得ら
れる残された人件費等がある。
【0018】図2に示すように、本装置1は、表示手段
3として、それぞれ7セグメントのLEDからなる時刻
・時間表示部20と、金額表示部21と、平均分給表示
部22と、人数表示部23とを有している。
【0019】図1に示す記録手段4は、入力手段2によ
り入力されたデータやCPU9により演算された演算結
果を記録するためのものであり、必要に応じて設ける。
【0020】図2に示すように、本装置1は、記録手段
4として記録紙25にプリンタを用いて印字する印字装
置24を有している。この他、フロッピイディスク等の
記録媒体に磁気データとして記録する方法も採用でき
る。
【0021】図1に示す警告手段5は、会議コストの低
減を使用者に促すためのもので、会議参加者が人件費報
知装置1に注目していないときでも参加者に注意を促す
ことができる。
【0022】図2に示すように、本装置1は、警告手段
5として、チャイムやベル等の音による警告を行うため
のスピーカー26を備えている。この他、赤や黄色等の
警報色のランプを明滅させたり、閃光を発する照明器具
等を用いた光による警告手段も採用できる。
【0023】図1に示すタイマー6は、CPU9からの
指示により、本装置1が始動されてからの経過時間を計
る役割をもっている。
【0024】図1に示す記憶手段としてのROM7は、
人件費報知装置1が動作するために必要な情報を予め保
持している。
【0025】図1に示す記憶手段としてのRAM8は、
入力手段2から入力されたデータやCPU9の演算結果
等を一時的に保存する役割をもっている。
【0026】図1に示すCPU9は、前記入力手段2か
ら入力されたデータと前記タイマー6が計測した経過時
間に応じて人件費を演算する計算手段としての役割と、
上述した本装置1の各構成要件を統合する役割とをもっ
ている。
【0027】前記人件費報知装置1の動作について図3
の流れ図を参照して説明する。まず、電源スイッチ12
がONされることにより、人件費報知装置1が動作可能
となる(SP1)。この時点で、前回実施された総コス
ト、経過時間などはクリアされている。また、リセット
ボタン13が押下されても総コスト、経過時間などはク
リアされる。
【0028】次にデータが入力状態であるかどうかをチ
ェックする(SP2)。入力状態とは、操作者がデータ
を入力するために特定のスイッチを押下した状態と考え
ても良い。ここで入力状態だと判別されると、作業は諸
データ入力ルーチンに移る。諸データ入力ルーチンで
は、会議に参加する人数、会議参加者の平均分給や目標
コスト等を順に入力手段2である人数入力スイッチ1
8、平均分給入力スイッチ19、テンキー10などから
入力する。入力されたデータはRAM8に保存される。
【0029】入力手段2として前記カードリーダ11を
用い、記録媒体として磁気カード27を用いる場合につ
いて説明する。磁気カード(magnetic card )は、磁化
可能な表面をもつカードのことで、ある部分を磁化する
ことでデータを記録するものである。データを記録した
磁気カードとしては以下のものが考えられる。
【0030】まず一つ目は単位時間当たりの人件費のみ
を記録した磁気カードである。磁気カードは様々な値の
人件費に対応できるよう複数種類設けられ、常に装置の
近くに保管される。参加者に応じて該当するカードのみ
を必要な回数だけカードリーダ11に通せば、使用した
カードに記録された単位時間当たりの人件費のデータが
入力され、カードを通す回数により人数を知ることがで
きる。
【0031】二つ目は、社員証などのIDカードを転用
し、そのデータを利用することである。ROM7または
後述するフロッピーデイスクなどの記録媒体に、IDカ
ードにより読みとれる社員番号等のデータと当該社員の
単位時間当たりの人件費とを関連づけるデータベースを
用意しておけば、それぞれのIDカードをカードリーダ
11に通すことで前記方法の代用とすることができる。
この場合、各人の単位時間当たりの人件費を知る必要が
ない。
【0032】三つ目は、予めメンバーが決まっている定
例会のごとき会議について、その会議の通常の参加人数
と平均人件費とが記録された会議カードを使用する場合
である。この場合、ひとつの会議について一度だけ会議
カードをカードリーダ11に通せばデータの入力が完了
するので操作が簡単である。参加者に変更があったとき
には、変更分の人件費カードを読み込ませて追加・削除
をおこなえばよい。なお、会議カードは、後述するフロ
ッピーディスクなどの記録媒体に読み込まれた情報等を
利用して、データ書き込み機能を合わせ持つカードリー
ダ11で磁気カードに記録することにより作成できる。
【0033】これらの3種類の磁気カード27を利用し
て入力する方法と、テンキー10等から直接入力する方
法を組み合わせることにより、様々な状況に対応させ合
理的な入力を実現できる。
【0034】なお、磁気カード等により一人ずつの分給
をそれぞれ入力した場合には、CPU9によってそれら
の平均分給が算出され、RAM8に保存される。会議に
参加する人数、会議参加者の平均分給、目標コスト等は
必要に応じて表示手段3によって表示される。
【0035】なお、同様の効果が得られるのであれば、
磁気カード27に限らず他の各種の記録媒体が転用でき
る。
【0036】データが入力状態でなければ、そのまま通
過する。また、入力手段2である人数入力スイッチ18
と平均分給入力スイッチ19が機械式の場合にはCPU
9の動作と並行してデータの入力ができるので、諸デー
タ入力ルーチンを設けるかわりにこのステップでCPU
9がデータを毎回読み取ってRAM8に保存するように
しても良い。
【0037】次にコストを記録媒体に記録するかどうか
を判断する(SP3)。この判断は、操作パネル上の記
録スイッチ15が押下されたことを検知して行う。記録
するのであれば記録ルーチンを実行して各種データを印
字装置24によって用紙上に記録する。記録しないなら
ばこの処理を通過させる。
【0038】記録ルーチンで記録するデータの内容とし
ては、参加者データ、単位時間当たりの分給についての
データ、実際にかかったコストのデータ、目標コストの
データおよび残されたコストのデータなどがあげられ、
これらの中で必要な項目が記録されることになる。
【0039】本例のようにデータを紙媒体上に可視情報
として記録する方法の場合は、会議コストを目に見える
形で保存できるため、議事録への添付資料としたり、そ
の場で参加者全員に配布したりできる利点をもってい
る。
【0040】記録手段4としてデータをフロッピーディ
スクなどの電子記録媒体に電子情報として記録する手段
も使用できる。この手段によれば、参加者データ等のデ
ータを記録しておけば次回入力時には必要なデータを記
録媒体から適宜読み出して利用できる。また複数の会議
のデータを記録すれば、CPU9により1会議あたりの
平均コストや人数あたりの会議コスト等の統計を取るこ
とができるなどの利点もある。
【0041】次にスタートスイッチ14などによりコス
ト演算を開始する状態にあるかどうかを確認する(SP
4)。開始状態であれば、タイマー6により経過時間の
計時を開始して経過時間の加算を行い(SP5)、次の
処理に進む。このステップで、すでに以前に計時された
積算時間が保持されている場合には、その値に加算して
ゆく。開始状態でなければ、SP1に戻る。
【0042】次にコストを演算し表示する(SP6)。
加算モードの場合は、経過時間、人数および平均分給か
ら、それまでに要したコストを算出し、表示手段3に表
示させる。減算モードの場合は、目標コストからそれま
でに要したコストを減算して残されたコストを算出し、
表示手段3に表示させる。加算モードと減算モードは、
操作パネル上の加算・減算切替スイッチ16により適宜
切り替える。ここで、減算モードにするには予め目標コ
ストが入力してあることが条件となる。
【0043】次に警告を行うべきかを判断する(SP
7)。このステップは操作パネル上の警告モード設定ス
イッチ17がONとされて警告モードが設定されている
ときにのみ有効であり、その他の場合は処理をせずに通
過する。警告を行うべきか否かは、SP5にて算出され
たコストがある一定の値になっているかどうかで判断す
る。
【0044】一例を挙げて説明すると、それまでに要し
たコストがa,2a,3a…Naと、ある所定金額aの
N倍を超える度に、注意を喚起する意味で前記スピーカ
ー26を作動させてもよい。警告動作としては、一定時
間ブザーや音声をならす、コスト表示を点滅させる、警
告灯を光らすなどでもよい。
【0045】また、減算モードの場合は、残されたコス
トがある所定金額のN倍を下回る度に上記の警告動作を
させてもよいし、残されたコストが0に近づくにしたが
って頻繁に警告動作を行うようにしてもよいし、警告音
量や点滅周期、光量等を徐々に上げるようにするのもよ
い。また、残されたコストが0を下回ると、警告が連続
して特別な停止操作を行わない限り停止しないようにし
てもよい。
【0046】ステップSP6の役割は、会議参加者の注
意を喚起することである。警告のタイミングは使用者が
状況に応じて自由に設定できるようにすることが好まし
い。警告動作は目的に応じた様々な方法が適用できる。
これらSP1からSP6までの一連の処理を終えると、
またSP1に戻って処理が再開される。
【0047】以上説明した第1の例の人件費報知装置1
は、人数入力スイッチ18や平均分給入力スイッチ19
のような入力項目別に専用に設けた入力手段と、テンキ
ーのような汎用の数値入力手段の両方を有しているが、
必要な項目について入力を行える構成であれば、そのど
ちらか一方でもかまわない。例えば、人数と平均分給を
テンキーで入力するには、図示しない入力項目切替スイ
ッチによって入力可能な項目を所望の項目に切替えてか
らテンキーで数値を入力する。なお、以上説明した例に
おける入力項目と入力手段の構成は一例であり、これ以
外の入力項目の入力スイッチを設けたり、これ以外の入
力項目をテンキーで入力するために入力項目切替スイッ
チを設けてもよい。
【0048】本発明の実施の形態の第2の例を図4を参
照して説明する。前述した第1の例において、入力装置
としてカードリーダ11を用い、記録媒体の磁気カード
に社員証などのIDカードを転用してそのデータを利用
する場合を説明した。図4は、このような場合の人件費
報知装置31の具体的な構成の一例を示す。前記例と重
複する部分については図2と同一の符号を付して説明を
省略する。
【0049】会議出席者は先ず個人のIDカードを各人
毎に入力手段2としてのカードリーダ11のカード挿入
口に通す。このIDカードに各人の賃金のデータが入っ
ていてもよいし、IDNo.と装置内部のメモリの内容
を照合して各人の賃金データが読みだされるようにして
もよい。また、テンキー10は入力手段2の予備として
ついており、カードが無い場合には入力切替スイッチ3
2を操作した後にテンキー10でデータの入力が可能で
ある。
【0050】動作順序は第1の例と同じである。記録ス
イッチ15を押すと、総コスト、経過時間、日付、会議
出席者名などが記録手段4としての印字装置24によっ
て記録用紙25に印字される。又、出席カードスイッチ
33を押すと、カード排出口34から会議出席証明カー
ドが会議出席者人数分でてくる。12は電源スイッチ、
35は表示手段3としての表示画面である。データの演
算を行う計算手段やブザー音を電子的に発する警告手段
は、その機能上第1の例と略同一であり、本体の筐体内
に収納されている。
【0051】本発明の実施の形態の第3の例を図5を参
照して説明する。前記例と重複する部分については図2
又は図4と同一の符号を付して説明を省略する。前述の
第1の例においては、入力手段2、計算手段としてのC
PU9、表示手段3、記録手段4および警告手段5が一
筐体に収められていた。しかし、本例の人件費報知装置
41においては図5に示すように少なくとも入力手段2
と表示手段3とが別々の筺体に収められていて、それら
の間で無線あるいはケーブルを介した通信手段によって
データの授受を行う。この場合、表示手段3は壁に掛け
て見やすいところに設置し、入力手段2は机上の操作し
やすいところに置くなどすれば、視認性と操作性が向上
する。なお、図5において、32は入力項目を選択する
ための入力切替スイッチ、36は入力して表示部に表示
されているデータを決定する入力決定スイッチである。
【0052】本発明の実施の形態の第4の例を説明す
る。この例においては、人件費報知装置の構成要件のう
ち少なくとも計算手段をパーソナルコンピュータで代替
している。入力手段2は、キーボードやマウス等であっ
てもよいし、前記磁気カード読み取り装置を別に備える
ようにしてもよい。前記磁気カード読み取り装置を使用
しない場合、パーソナルコンピュータのアプリケーショ
ンソフトにより、ソフト内で擬似的にカードを作る方法
もある。表示手段3は、パーソナルコンピュータに付随
した表示装置であってもよいし、ビデオプロジェクタの
ように画像をスクリーンに投影するものでもよい。記録
手段4は、フロッピーディスクドライブ、ハードディス
クドライブ、各種プリンタ等、通常パーソナルコンピュ
ータと接続されるあらゆる記録装置が使用できる。警告
手段5は、パソコンに内蔵された音源や、パソコンに付
随した表示手段を使用したものでもよいし、外部音源や
外部光源をパソコンで制御するものでもよい。
【0053】本発明の実施の形態の第5の例を説明す
る。この例においては、電卓に人件費報知装置としての
機能をもたせている。この場合、入力手段2としてはテ
ンキー10及び各種操作ボタンを使用し、計算手段とし
てはマイコンチップをそのまま使用し、表示手段3は液
晶パネルとを使用すればよい。また、警告手段5として
ブザーを内蔵させ、必要に応じて記録手段4としてのプ
リンターやICカードを内蔵させてもよい。
【0054】以上説明した各例の人件費報知装置は、会
議等に要した人件費を会議の参加者に知らせて会議時間
の短縮と経費削減を促すのに有効であるが、これは使用
方法の一例にすぎず、一般に本発明は時間に応じて加算
されていく人件費を計算して表示し、必要に応じて警告
するための手段として広範な分野において使用できる。
例えば、工場等での作業に要する人件費を管理するため
に本装置を使用することができる。即ち、作業に係わる
作業員の人数及び単位人数単位時間当たりの人件費と、
当該作業に許容される人件費とを本装置に入力し、作業
中に該装置によって作業員に警告を与えることにより作
業の効率化を促せば、当該作業に要する人件費を所期の
範囲に止めて製品のコスト管理を行うことができる。
【0055】
【発明の効果】本発明の人件費報知装置によれば、時間
に応じて費やされた人件費を計算して単に表示するだけ
でなく、警報を発したり、残りの人件費を表示したりす
ることにより、人件費を計算する対象になっている装置
の利用者の注意を喚起して許容される人件費の上限を意
識させることができる。また使用方法が簡単で計算結果
を他の目的に利用することが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1の例の全体構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態の第1の例を示す斜視図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態の第1の例における動作を
規定する流れ図である。
【図4】本発明の実施の形態の第2の例を示す斜視図で
ある。
【図5】本発明の実施の形態の第3の例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1,31,41…人件費報知装置、2…入力手段、3…
表示手段、4…記録手段、5…警告手段、9…計算手段
としてのCPU、10…入力手段としてのテンキー、1
1…入力手段である磁気カード読み取り装置としてのカ
ードリーダ、20…表示手段としての時刻・時間表示
部、21…金額表示部、24…記録手段としての印字装
置、26…警告手段としてのスピーカー、27…磁気カ
ード。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人数と単位人数単位時間当たりの人件費
    を入力する入力手段と、前記入力手段に入力されたデー
    タと経過時間に応じて人件費を演算する計算手段と、一
    定時間経過するごとに前記人件費を書き換えて表示する
    表示手段と、前記人件費が予め定められたある一定の金
    額になったときに警告をする警告手段を有する人件費報
    知装置。
  2. 【請求項2】 人数と単位人数単位時間当たりの人件費
    と目標とする人件費を入力する入力手段と、前記入力手
    段に入力されたデータと経過時間に応じて残された人件
    費を演算する計算手段と、一定時間経過するごとに前記
    残された人件費を書き換えて表示する表示手段を有する
    人件費報知装置。
  3. 【請求項3】 前記残された人件費が予め定められたあ
    る一定の金額になったときに警告をする警告手段を備え
    た請求項2記載の人件費報知装置。
  4. 【請求項4】 前記表示手段は経過時間と現在時刻を選
    択的に表示する表示部を備えた請求項1又は2に記載の
    人件費報知装置。
  5. 【請求項5】 前記人件費を記録媒体に記録する記録手
    段を有する請求項1又は2に記載の人件費報知装置。
  6. 【請求項6】 前記警告手段が音によるものである請求
    項1又は3に記載の人件費報知装置。
  7. 【請求項7】 前記警告手段が光によるものである請求
    項1又は3に記載の人件費報知装置。
  8. 【請求項8】 前記入力手段に入力されるデータの少な
    くとも一部が、磁気記録カードによって磁気カード読み
    取り装置を介して入力されることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の人件費報知装置。
JP11491096A 1996-05-09 1996-05-09 人件費報知装置 Pending JPH09305658A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011034358A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Yamatake Corp 会議管理装置および会議コスト表示方法
JP2011081504A (ja) * 2009-10-05 2011-04-21 Hitachi Ltd 会議支援システムおよびプログラム
JP2020194525A (ja) * 2019-05-27 2020-12-03 株式会社SmartHR 情報管理システム、情報管理プログラム及び情報管理方法

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