JPH09305533A - マイクロプロセッサとその命令実行制御方法、パイプライン制御方法、及びdma転送方法 - Google Patents

マイクロプロセッサとその命令実行制御方法、パイプライン制御方法、及びdma転送方法

Info

Publication number
JPH09305533A
JPH09305533A JP8120184A JP12018496A JPH09305533A JP H09305533 A JPH09305533 A JP H09305533A JP 8120184 A JP8120184 A JP 8120184A JP 12018496 A JP12018496 A JP 12018496A JP H09305533 A JPH09305533 A JP H09305533A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bus
data
instruction
microprocessor
sets
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8120184A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Ito
将史 伊藤
Hisashi Tada
久 多田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
Priority to JP8120184A priority Critical patent/JPH09305533A/ja
Publication of JPH09305533A publication Critical patent/JPH09305533A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Advance Control (AREA)
  • Bus Control (AREA)
  • Microcomputers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロプロセッサの処理効率を向上させ、
さらにDMA転送を高速化し制御を簡単化する。 【解決手段】 コードメモリ、データメモリ、I/0デ
バイス等の独立なアドレス空間ごとにバスセットb#0
〜b#3を設け、命令実行時に別のアドレス空間の複数
データにアクセスするときは各バスセットを同時アクセ
スする。またパイプライン制御のデータアクセスを伴う
命令実行と他命令の命令フェッチはそれぞれ対応するバ
スセットへ同時アクセスして同時実行する。さらに2つ
のバスセットのデータバスを接続するクロススイッチ部
4を設けてDMA転送する2つのアドレス空間のデータ
バスを接続し、各アドレス空間の一方へはリードアクセ
ス、他方へはライトアクセスしてDMA転送を実行す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマイクロプロセッサ
とその命令実行制御方法、パイプライン制御方法、及び
DMA転送方法に係わり、とくに処理効率がよく、かつ
DMA転送のための特別の資源を必要としないマイクロ
プロセッサとその命令実行制御方法、パイプライン制御
方法、及びDMA転送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフォン・ノイマン型マイクロプロ
セッサは1つのバスシステムを有している。従って、独
立したアドレス空間に対してはメモリ・マネジメント・
ユニット(MMU)を介して単一のバスへ時間的に独立
してアクセスしていた。例えば異なる空間で定義された
2個のメモリの内容を比較する場合、1セットのバスで
2回のアクセスを行う。また、DMA転送のためには、
転送対象となるデバイスごとにDMA転送用のインター
フェースを用意し、このインターフェースとの間でDM
Aリクエスト、DMAアクノリッジ信号をやりとりして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のマイク
ロプロセッサでは、異なるメモリ空間に対するアクセス
であっても、バスシステムが1つしかないために同時に
アクセスできず、別のマシンサイクルでアクセスしなけ
ればならない。このため例えば、異なる空間で定義され
た2個のメモリの内容を比較する演算の場合、それらの
データを取り出すのに2マシンサイクルを必要とし、処
理効率が落ちる。
【0004】また、パイプライン制御を行っていて、あ
るマシンサイクルで例えばある命令の実行サイクルと他
の命令のコードフェッチのサイクルが同一サイクルで合
致し、かつ実行サイクルの方でメモリからのデータ読み
出しを伴う場合には、バスが1つのために同時実行が行
えず、パイプライン制御の効率を低下させる原因とな
る。
【0005】さらにDMA転送に当たっても、デバイス
ごとにDMA転送用インターフェースを用意し、それら
と1つのバスで信号のやりとりをするから、その制御も
複雑になる。
【0006】本発明の目的は、データの処理効率がよ
く、かつ特別な資源を用意しなくても簡単な手続きでD
MA転送が可能な構成のマイクロプロセッサとその命令
実行制御方法、パイプライン制御方法、及びDMA転送
方法を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、独立アドレス
空間ごとに1つのバスセットを設け、さらに該バスセッ
トの各々を同一のクロックにより物理的に同期して動作
させるとともに命令に応じて論理的には同期または非同
期に動作させるところの制御手段を設けたマイクロプロ
セッサを開示する。
【0008】また、本発明は、前記複数のバスセットの
内の2つのバスセットのデータバスを互いに接続するた
めのクロススイッチ手段を設け、該手段により接続され
た2つのバスセットへのアクセス命令によって前記2つ
のバスセットに接続されたアドレス空間の間でのDMA
転送を行うことを特徴とするマイクロプロセッサを開示
する。
【0009】また、本発明は、独立なアドレス空間ごと
に独立動作可能なバスセットを設け、互いに独立なアド
レス空間にある複数のデータを参照する命令の実行時に
は当該アドレス空間対応のバスセットを同時にアクセス
することを特徴とするマイクロプロセッサの命令実行制
御方法を開示する。
【0010】また、本発明は、プログラムコード空間と
データ空間を別の独立動作可能なバスセットに接続し、
パイプライン制御時に1つの命令のデータアクセスを伴
う実行サイクルでは前記データ空間に接続されたバスセ
ットへアクセスし、命令フェッチサイクルでは前記プロ
グラム空間に接続されたバスセットへアクセスするよう
にしたことを特徴とするマイクロプロセッサのパイプラ
イン制御方法を開示する。
【0011】また、本発明は、独立なアドレス空間ごと
の独立動作可能なバスセットと、該バスセットの任意の
2つのデータバスを接続するスイッチ手段とを設け、該
スイッチ手段により接続された2つのバスセットの一方
をリードアクセスし、他方をライトアクセスすることに
よって前記接続された2つのバスセット対応の2つのア
ドレス空間の間のDMA転送を行うことを特徴とするマ
イクロプロセッサのDMA転送方法を開示する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は、本発明になるマイクロプロセッサの一構
成例を示すもので、本発明の特徴とするバスとその関連
部分のみが図示されている。この構成例の特徴は、4つ
のバスセットb#0〜b#3を有している点であり、ま
た、処理ユニット(MPU)100内には、クロック発
生部1、シーケンス制御部2、パイプライン制御部3等
の他に、これらバスセットの制御部5〜8と、DMA転
送時に各バスを接続するためのクロススイッチ部4とが
設けられている。
【0013】シーケンス制御部2は、パイプライン制御
部3を監視し、パイプライン制御部3の内部の各部間の
データの受け渡しや動作の同期制御などを総合的に受け
持つ。これは命令の種類によって異なる組み合わせの制
御が必要になるからである。クロック発生部1は、シス
テムの動作に必要なクロックを発生し各部に供給する。
各制御部は物理レベルではこのクロックに同期して動作
する。バス制御の各信号も同様である。
【0014】図2は、1つのバスセットの詳細を示すも
ので、図2ではバスセットb#0を示しているが、他も
同様である。アドレス/データバスは24ビットで、ア
ドレス転送時は24ビット全部が、データ転送時は24
ビット中の下位16ビットが用いられる。制御バスは、
インテル社のプロセッサに倣ってALE(アドレス・ラ
ッチ・イネーブル:時分割バスからアドレスバスをラッ
チするための信号)、WR(ライト:書き込みストロー
ブ信号)、RD(リード:読み出しストローブ信号)、
RDY(レディ:アクセス準備完了信号)、及びBHE
(バス・ハイ・イネーブル:上位データバイトアクセス
可能信号)の各制御信号を持つものとするが、物理的な
制御のしかたは同等の機能が実現できればこれらに限ら
ず、例えばモトローラ社のプロセッサに倣った方式でも
構わない。さらにこれらのバスセットは独立に動作可能
で、命令実行時などに必要に応じてその物理的タイミン
グを調停できるものとする。
【0015】図3は、パイプライン制御部3の論理構成
を示すブロック図で、コードフェッチ部31、命令デコ
ード部32、アドレス計算部33、及び命令デコード部
34と、このパイプライン制御部3をどのバスセットと
を接続するかの制御を行うバス選択部35から成ってい
る。なお、本発明では、このパイプライン制御の構成も
この4段式に限ったものではない。
【0016】また、この実施の形態では、バスセットb
#0にはプログラムコードの空間を、バスセットb#1
にはデータ空間A、バスセットb#2にはデータ空間
B、バスセットb#3にはI/O(入出力デバイス)空
間を割り付けるものとする。また、必要に応じて各バス
に対してメモリ・マネージメント・ユニットを与えても
良いが、ここでは簡単のためメモリ・マネージメント・
ユニットはないものとする。
【0017】次に、上記した構成のマイクロプロセッサ
の動作を説明する。まず、データXとYの2個のメモリ
の内容を比較する場合を想定する。例えばXはシステム
のRAM上に存在し、YはROM上に存在すると考えて
よい。またこのような状況は頻繁に発生する。このよう
な場合、従来技術では、データX、Yは共通なバスで接
続されたデバイス上に存在するので同時読み出しはでき
ない。従って一旦XないしYを読み込んで暫定レジスタ
に格納しておき、これと新たに読み込むYないしXを比
較することになり、実行には少なくとも2マシンサイク
ルの時間が必要であった。ところが図1の構成によれ
ば、データX、Yのメモリを別のバスに割り付けること
が可能である。例えば、バス選択部35によってデータ
Xをバスセットb#1上のメモリデバイスに割り付け、
データYをバスセットb#0上のメモリデバイスに割り
付けることにする。そうすると、データX、Yは異なる
バスに接続されたデバイスにあるので、同時にアクセス
が可能である。従って1マシンサイクルで実行が可能に
なり、処理効率が向上する。
【0018】次に別の例、例えば、あるI/Oデバイス
から読み出した値Zが上限値Uと下限値Lの間にあるか
否かを調べる場合を考察する。従来技術では最低でもデ
ータZの読みだしとデータUまたはLの読みだしで2マ
シンサイクルは必要であるが、本構成では少なくともI
/0デバイスをメモリとは別のバスに割り付ければ、最
低1マシンサイクルで処理できる。これらの例の他に
も、メモリーメモリ間転送、メモリーI/O間転送も、
さらに間に論理演算が入る場合も、多くの場合に同様に
して1マシンサイクルでの実行を実現できる。
【0019】従来技術に於けるパイプライン制御を用い
れば上記の例の差は縮められる場合があるが、その場合
でも、前述したようにコードフェッチと競合すれば後の
処理が遅れていくので、同じくパイプライン制御を行う
本発明には及ばない。しかも、以下に説明するように、
パイプライン制御を行う場合でも本発明は従来技術に優
れている。
【0020】まず、図1のパイプライン制御部3は図3
に示す構成をとるものとする。即ち1個の命令はコード
フェッチ部31でフェッチされ、命令デコード部32に
送られ、バスが空いていればコードフェッチ部31は次
のコードをフェッチしに行く。命令デコード部32では
命令コードの解読を行い、結果をアドレス計算部33に
送って次の命令コードを解読しに行く。アドレス計算部
33ではオペランドアドレスを計算し、結果を命令実行
部34に渡し、次のオペランドアドレス計算にかかる。
命令実行部34では、解読された命令を計算されたオペ
ランドアドレスに従って実行する。各部でバスアクセス
が必要であったり、バス選択指示が必要である場合には
必要な情報をバス選択部35経由で各バス制御部に与え
たり、あるいは受け取ったりする。
【0021】以上のようなパイプライン動作をタイムチ
ャートでかくと図4のようになる。但しτは1マシンサ
イクルの時間である。この図からもわかるように、命令
I1の実行サイクルには命令I4のフェッチサイクルが
重なるが、実行サイクルがメモリアクセスを伴うときは
バスが1つしかないとこの命令1の実行時のメモリアク
セスと命令4のフェッチサイクルは同時に実行できず、
これが従来技術に於けるパイプライン制御の効率低下を
もたらしていた。しかも実行サイクルでメモリアクセス
を伴うものは一般に多く、さらにこの「バス競合」は、
パイプラインの各サイクルに全ての処理部31〜34
(図3)が動作しているときは定常的に起こりうるので
大きな問題点であった。
【0022】本実施の形態ではこの問題が図5に示すよ
うにして解決される。即ちバス選択部35によって、命
令フェッチにはバスセットb#0、データアクセスには
バスセットb#1及びb#2を割り当てる。このように
すれば、前記のようなバス競合は殆ど生じなくなり、パ
イプライン制御の処理効率を大幅に向上させることがで
きる。
【0023】さらに本実施の形態によると、従来1命令
ではできなかった機能も1命令で実現できるようにな
る。即ち、従来技術に比べて少なくともバスのセット数
だけはオペランドを増やして行くことができるからであ
る。例えば4個のオペランドの内容が等しいかを調べる
命令、3個のオペランドのうち最大ないし最小値を見つ
けて別のオペランドの示す場所に格納する命令などを容
易に実現できる。
【0024】次に本発明に於けるDMA転送の動作を説
明する。従来のDMA転送技術では、CPUとは別個に
DMAコントローラが必要で、このコントローラとCP
Uとはバス要求信号とバス開放信号、及び通常のバスで
接続される。CPUはDMAコントローラに対しI/O
アクセスして、DMAコントローラを動作させるための
諸設定(DMAチャネル指定、転送メモリアドレス指
定、転送回数指定、開始/終了条件指定、DMA動作モ
ード指定等)を施し、しかる後ハードウエアないしソフ
トウエアにてDMAを起動させる。DMAの起動は、通
常I/0デバイス側からDMAコントローラに対しDM
Aリクエスト信号をアサートし、DMAコントローラが
これを認識するとCPUに対してバス要求信号をアサー
トし、CPUはこれを受け入れるとバス開放信号をアサ
ートしバスを開放する。そうするとDMAコントローラ
がこれを認識してアドレスバスにはメモリの転送先アド
レスを出力し、転送方向によってCPUの代わりにメモ
リ読みだし信号は書き込み信号をアサートし、同時にI
/Oデバイスに対してはDMAアクノリッジとI/0読
みだしまたは書き込み信号をアサートする。従って同じ
マシンサイクルでI/Oデバイスとメモリが同じバスを
共有するために、CPUを経由してCPU命令によって
転送するよりも効率よくデータの転送ができるというの
が従来技術であった。
【0025】このような従来技術のDMA転送を実現す
るには、前述のようにDMAコントローラが不可欠で、
その上各I/0デバイス側にもDMA対応の、DMAリ
クエスト発生/停止、DMAアクノリッジによる転送開
始、通常アクセスとの調停等を行うインターフェース用
ハードウエアが必要であった。そこでDMAコントロー
ラといえるほどのコントローラは不要で、バスの要求/
開放にかかわる信号のやりとりや制御が不要で通常のデ
バイスアクセスと同じハードウエアでDMA転送が可能
になるようにするために、本実施の形態では、既に述べ
た複数の独立したバスセットと、クロススイッチ部4を
設けた。
【0026】クロススイッチ部4は4つのバスセットb
#0〜3のうち、データバスを相互に接続するもので、
図6にこのうちバスセットb#1とb#3のデータバス
をクロススイッチによって接続した例を示す。この接続
の制御は、パイプライン制御部3よりのスイッチ選択信
号により行われる。なお、ここでは2つのバスを接続し
たが、資源が許せば接続するバスの数を増やしてもよ
い。このクロススイッチ4の接続によって、DMA転送
の必要条件であるデータバスの共有が実現できる。そし
て、例えばバスセットb#1からバスセットb#3へD
MA転送によりデータ転送するときは、バスセットb#
1を”Read”モード、バスセットb#3を”Write”モ
ードとすればよい。一方、アドレスバスは元々独立して
いるので、転送対象デバイスへのアクセスはDMAだろ
うと通常アクセスだろうと全く同じにできる。
【0027】従って本実施の形態の優れた点は、DMA
転送のための特別なハードウエアをデバイス側で負担し
なくてよいことと、DMAリクエスト/アクノリッジに
よるバス使用権移動の確認機構が必要ない、即ち通常の
アクセスによるデータ転送機能さえ持っていればよい点
である。DMAリクエストの転送要求の発生と終了を示
す機能に関していえば、他の信号(割り込み等)で代用
できる。さらに、従来技術に於けるDMAコントローラ
は、通常限られた数のチャネルしかDMA転送をサポー
トできないが、本実施の形態によれば、特別なDMA転
送用のハードウエアなしで、すべてのデバイスがDMA
転送可能になる。さらに、2つのバスセット間でDMA
転送を行っているとき、後の2つのバスセットは無関係
に独立動作可能で、これを他の処理に利用すれば非常に
効率のよい動作を実現できる。即ち、従来技術の単一バ
スによるDMA転送では、デバイスの転送レートに合わ
せてバスの占有・開放を切り替えながらDMA転送とC
PUによるプログラムを並行して実行できるが、平均実
行速度がかなり低下するのは避けられない。しかし上記
のように、本実施の形態によればDMA転送と他の処理
が同時に独立動作可能であり、実行速度が向上する。
【0028】さらに、ソフトウエアの負担も軽減でき
る。これは従来のような独立したDMAコントローラを
必要とせずにCPU内部でDMA転送を実現できるの
で、DMA転送を特に意識しないように命令を作ること
が可能だからである。例えば、インテル社8086系の
プロセッサでサポートしている、リピートプリフィクス
とストリング命令の組合せによるデータのブロック転送
は、本発明に適用すれば多くの場合そのままDMA転送
にできる。
【0029】なお、図1の実施の形態では、4つの独立
なバスセットを設けるものとしたが、本発明はこの個数
に限定されるものではない。
【0030】
【発明の効果】本発明のマイクロプロセッサによると、
データ転送処理が多くの場合1マシンサイクルで効率良
く行われ、コードフェッチの「空振り」が減るのでパイ
プライン制御の効率が良くなり、本発明のアークテクチ
ャを生かした専用命令を設ければ従来にない高速化が可
能になるという効果がある。さらに、特別の資源を外部
に必要とせずプロセッサに対する通常の命令を利用して
簡単に制御できるDMA転送が実現でき、そのDMA転
送中でも、CPUの処理能力を下げずに他のバスを使っ
ての処理が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるマイクロプロセッサの構成例を示
すブロック図である。
【図2】1つのバスセットの詳細構成を示す図である。
【図3】パイプライン制御部の構成例を示すブロック図
である。
【図4】従来のパイプライン制御の説明図である。
【図5】本発明のマイクロプロセッサに於けるパイプラ
イン制御の説明図である。
【図6】クロススイッチ部の説明図である。
【符号の説明】
3 パイプライン制御部 4 クロススイッチ部 5〜8 バス制御部 35 バス選択部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 独立アドレス空間ごとに1つのバスセッ
    トを設け、さらに該バスセットの各々を同一のクロック
    により物理的に同期して動作させるとともに命令に応じ
    て論理的には同期または非同期に動作させるところの制
    御手段を設けたマイクロプロセッサ。
  2. 【請求項2】 前記アドレス空間がプログラムコードメ
    モリ、第1のデータメモリ、第2のデータメモリ、及び
    入出力デバイスの各アドレス空間であり、これら各アド
    レス空間に接続された4つの独立なバスセットを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のマイクロプロセッ
    サ。
  3. 【請求項3】 その処理手段がパイプライン制御の処理
    手段であることを特徴とする請求項1及び2に記載のマ
    イクロプロセッサ。
  4. 【請求項4】 前記複数のバスセットの内の2つのバス
    セットのデータバスを互いに接続するためのクロススイ
    ッチ手段を設け、該手段により接続された2つのバスセ
    ットへのアクセス命令によって前記2つのバスセットに
    接続されたアドレス空間の間でのDMA転送を行うこと
    を特徴とする請求項3に記載のマイクロプロセッサ。
  5. 【請求項5】 前記クロススイッチ手段の接続制御及び
    前記接続された2つのバスセットへのアクセス命令の発
    行は前記パイプライン制御部により行われることを特徴
    とする請求項4に記載のマイクロプロセッサ。
  6. 【請求項6】 独立なアドレス空間ごとに独立動作可能
    なバスセットを設け、互いに独立なアドレス空間にある
    複数のデータを参照する命令の実行時には当該アドレス
    空間対応のバスセットを同時にアクセスすることを特徴
    とするマイクロプロセッサの命令実行制御方法。
  7. 【請求項7】 プログラムコード空間とデータ空間を別
    の独立動作可能なバスセットに接続し、パイプライン制
    御時に1つの命令のデータアクセスを伴う実行サイクル
    では前記データ空間に接続されたバスセットへアクセス
    し、命令フェッチサイクルでは前記プログラム空間に接
    続されたバスセットへアクセスするようにしたことを特
    徴とするマイクロプロセッサのパイプライン制御方法。
  8. 【請求項8】 独立なアドレス空間ごとの独立動作可能
    なバスセットと、該バスセットの任意の2つのデータバ
    スを接続するスイッチ手段とを設け、該スイッチ手段に
    より接続された2つのバスセットの一方をリードアクセ
    スし、他方をライトアクセスすることによって前記接続
    された2つのバスセット対応の2つのアドレス空間の間
    のDMA転送を行うことを特徴とするマイクロプロセッ
    サのDMA転送方法。
JP8120184A 1996-05-15 1996-05-15 マイクロプロセッサとその命令実行制御方法、パイプライン制御方法、及びdma転送方法 Pending JPH09305533A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8120184A JPH09305533A (ja) 1996-05-15 1996-05-15 マイクロプロセッサとその命令実行制御方法、パイプライン制御方法、及びdma転送方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8120184A JPH09305533A (ja) 1996-05-15 1996-05-15 マイクロプロセッサとその命令実行制御方法、パイプライン制御方法、及びdma転送方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09305533A true JPH09305533A (ja) 1997-11-28

Family

ID=14779998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8120184A Pending JPH09305533A (ja) 1996-05-15 1996-05-15 マイクロプロセッサとその命令実行制御方法、パイプライン制御方法、及びdma転送方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09305533A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4323967A (en) Local bus interface for controlling information transfers between units in a central subsystem
JPH0332094B2 (ja)
JPS5916063A (ja) デ−タ・ロ−テ−シヨン装置を有する記憶装置制御器
US5371857A (en) Input/output interruption control system for a virtual machine
JPH09185514A (ja) 割込み装置
JP4642531B2 (ja) データ要求のアービトレーション
JPS5846728B2 (ja) ケイサンキシステム
US4089052A (en) Data processing system
US6701388B1 (en) Apparatus and method for the exchange of signal groups between a plurality of components in a digital signal processor having a direct memory access controller
JPH10283304A (ja) 割り込み要求を処理する方法及びシステム
EP0546354B1 (en) Interprocessor communication system and method for multiprocessor circuitry
JPH09305533A (ja) マイクロプロセッサとその命令実行制御方法、パイプライン制御方法、及びdma転送方法
WO2003034243A1 (en) A computer system with a communication bus
JPH11232213A (ja) 入出力装置におけるデータ転送方式
JP4451010B2 (ja) プログラマブルコントローラ
JP3111052B2 (ja) 複数のプロセッサに接続されたバスにデータを供給する方法およびシステム
JPS6035698B2 (ja) デ−タ処理システム
JP2002175265A (ja) 直接メモリ・アクセス・コントローラを有するディジタル信号プロセッサにおける複数の構成素子間での信号群交換装置および方法
JP2972557B2 (ja) データ転送制御装置および制御方法
EP1193606B1 (en) Apparatus and method for a host port interface unit in a digital signal processing unit
JP3211694B2 (ja) マルチプロセッサ接続方式
JPS61248153A (ja) マルチプロセツサシステムにおけるメモリアクセス制御方式
JPH056333A (ja) マルチプロセサシステム
JP2785738B2 (ja) 分散メモリ型マルチプロセッサ情報処理システム
EP0553742A1 (en) A method of operating a first and second cache tag memory array

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees