JPH093051A - トリメルカプト−s−トリアジンのトリアルカリ塩及びトリアンモニウム塩の製造方法 - Google Patents

トリメルカプト−s−トリアジンのトリアルカリ塩及びトリアンモニウム塩の製造方法

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JPH093051A
JPH093051A JP8091098A JP9109896A JPH093051A JP H093051 A JPH093051 A JP H093051A JP 8091098 A JP8091098 A JP 8091098A JP 9109896 A JP9109896 A JP 9109896A JP H093051 A JPH093051 A JP H093051A
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JP
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triazine
silver
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trimercapto
salt
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JP8091098A
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Jr Charles S Christ
スチュワート クリスト,ジュニア チャールズ
Jianmin Shi
シー ジャンミン
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Eastman Kodak Co
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D251/00Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings
    • C07D251/02Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings
    • C07D251/12Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D251/26Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with only hetero atoms directly attached to ring carbon atoms
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  • Organic Chemistry (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 硫化物不純物を実質的に含まないために不快
な硫化物臭が排除された、可溶性の2,4,6−トリメ
ルカプト−s−トリアジン塩を提供する。 【解決手段】 塩化シアヌルのアセトン溶液と硫化水素
ナトリウム水和物の水溶液とを攪拌下に混合して2,
4,6−トリメルカプト−s−トリアジンを形成せし
め;ついで酸化することにより沈殿物を形成せしめ;該
沈殿物を、アルカリ金属水酸化物及び水酸化アンモニウ
ムから選ばれた塩基性溶液中に溶解させることによって
2,4,6−トリメルカプト−s−トリアジンのトリア
ルカリ金属塩またはトリアンモニウム塩を形成せしめ
る。上記の硫化物を含まない2,4,6−トリメルカプ
ト−s−トリアジンの水溶性塩を銀含有処理液に混合す
ることにより、当該処理液から銀を沈澱物として除去す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水溶液、特に使用
済み写真溶液から金属を回収する組成に関する。
【0002】
【従来の技術】写真材料の商業的処理においては、銀イ
オンを含む使用済み溶液が生成する。銀を含む溶液の排
出は、環境規制によって、使用済み溶液中に一般に見ら
れる銀濃度よりはるかに低い濃度に規制されている。従
って、使用済み溶液中の銀濃度は、環境に排出する前に
大幅に減少させなければならない。
【0003】使用済みの銀含有溶液から銀を除去するた
めの大幅に改良された沈殿法が米国特許第5,288,
728号に開示されている。この方法は、メルカプト−
s−トリアジン(TMT)のトリナトリウム塩を使用し
て銀を沈殿させるものである。この塩は、米国特許第
5,075,444号に記載された方法に従って製造さ
れると考えられる。この塩を銀の回収に使用することに
よって、従来の技術よりも改良がなされた。この方法で
は、貯蔵の間にTMTトリナトリウム塩中に不所望な沈
殿物が形成されるため、濾過が必要である。このこと
は、市販の55%TMTトリナトリウム塩固体から15
%のTMTトリナトリウム塩溶液を調製する場合に特に
問題である。さらに、市販の材料は不快な硫化物臭を有
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】TMTの他のアルカリ
金属塩は市販されていない。米国特許第5,075,4
44号の方法は、TMTのこのような他の塩の製造には
これまで使用されていない。この特許の方法は、不快な
硫化物臭を有する塩をもっぱら生成すると考えられる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、 (a)塩化シアヌルのアセトン溶液と硫化水素ナトリウ
ム水和物の水溶液との反応混合物を形成せしめ; (b)その混合物を攪拌することによって沈殿物として
2,4,6−トリメルカプト−s−トリアジンを形成せ
しめ; (c)その混合物を酸性化し;そして (d)沈殿物を、アルカリ金属水酸化物及び水酸化アン
モニウムから選ばれた塩基性溶液中に溶解させることに
よって2,4,6−トリメルカプト−s−トリアジンの
トリアルカリ金属塩またはトリアンモニウム塩を形成せ
しめる工程を含んでなる、2,4,6−トリメルカプト
−s−トリアジンのトリアルカリ金属塩及びトリアンモ
ニウム塩の製造方法を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】この方法は、硫化物不純物を実質
的に含まないために不快な硫化物臭が排除された可溶性
TMT塩を提供する。市販のTMTトリナトリウム塩と
は異なり、数ヶ月の貯蔵後でも溶液中には沈殿物は見ら
れず、従って、不所望な沈殿物の除去に関連した問題は
回避される。沈殿を排除できるので、溶液からは金属回
収法に関連した問題は生じない。
【0007】一般に、TMTのトリアルカリ金属塩及び
トリアンモニウム塩の製造方法は次のように説明でき
る:
【0008】塩化シアヌルを含むアセトン溶液を硫化水
素ナトリウム水和物水溶液に添加して、激しく攪拌しな
がら反応混合物を形成する。2,4,6−トリメルカプ
ト−s−トリアジンの沈殿が形成される。塩化シアヌル
含有溶液の添加の間は、反応温度は混合物の沸点約60
℃またはそれ以下に保持する。反応が完了するまで、反
応混合物を60℃において攪拌する。目的生成物を適度
の収率で得るためには25℃より高い温度が必要であ
り、少なくとも50℃の温度が好ましく、最良の反応温
度は約60℃である。次いで、反応混合物を室温まで冷
却し、酸含有水溶液を添加して、沈殿の形成を完了させ
る。種々の多数の酸含有溶液を使用できるが、塩酸のよ
うな無機鉱酸が好ましい。沈殿を濾過する。固形物の洗
浄は不要であるが、吸蔵不純物の除去のために行う方が
よい。湿った沈殿を、アルカリ金属塩基または水酸化ア
ンモニウムから選ばれた塩基溶液中に直接溶解させる。
これによって、可溶性のTMTのトリアルカリ金属塩ま
たはトリアンモニウム塩が形成される。アルカリ金属塩
基以外の塩基も使用できるが、最も有用なTMT塩は、
アルカリ金属塩基中に固形物を溶解させることによって
得られる。所望のTMT塩濃度を得るために、塩基濃度
を変化させることができる。2番目の濾過工程は、完全
に均一な溶液を得るために必要であるが、最終用途によ
っては省略することもできる。得られた溶液は多数の遷
移金属及び重金属を不溶性TMT塩として回収するのに
使用できる。
【0009】
【実施例】以下の実施例は、本発明の前記一般的方法を
実施する方法を説明する。実施例1 TMTトリカリウム塩の合成
【0010】
【化1】
【0011】硫化水素ナトリウム水和物(24.2g,
0.33モル,アルドリッチ(Aldrich), ロット(Lot)0
6509JF)の水溶液60mlに塩化シアヌル(18.4g,
0.1モル)を含むアセトン溶液100mlを徐々に添加
した。TMTの沈殿が形成された。反応温度は、塩化シ
アヌル溶液の添加速度によってコントロールした。添加
後、反応混合物を攪拌しながら30分間60℃に加熱し
た。次いで、反応混合物を室温に冷却し、0.5%塩酸
200mlを添加した。沈殿を濾過した。沈殿を30%水
酸化カリウム溶液70g中に溶解させて、TMTトリカ
リウム塩を形成した。得られた淡黄色の溶液を濾過し
た。濾液を、水の添加によって200gに希釈した。こ
うして得られたTMTトリカリウム塩溶液は、水溶液か
らの金属の回収、特に銀の回収に直接使用できる。
【0012】使用済み写真溶液からの、特に、使用済み
写真安定化剤溶液を含むこのような溶液の混合物からの
銀の回収の第1工程は、混合物をメルカプト−s−トリ
アジン化合物と接触させることによって実施する。溶解
している銀は、メルカプト−s−トリアジン化合物と水
不溶性の錯体を形成する。
【0013】一般に、沈殿は約4〜約14のpH範囲
で、実際には約5〜約8のpHにおいて実施する。メル
カプト−s−トリアジンの銀化合物(以下、「銀錯
体」)はpHが高いほど不溶であって、容易に沈殿する
ので、pHは高いほど好ましい。pHは、作業者に都合
のよい常法によって調製できる。
【0014】本発明の方法の場合には、酸型に比較して
溶解度が高いので塩型のメルカプト−s−トリアジン化
合物が好ましい。使用済み溶液と接触させるためのメル
カプト−s−トリアジンは、固体(粉末)の形態でまた
は水性懸濁液または水溶液の形態で提供できる。好まし
いメルカプト−s−トリアジン化合物は、製品名「TM
T−15」としてデグッサ(Degussa)から販売
されているメルカプト−s−トリアジンのトリナトリウ
ム塩である。
【0015】使用済み溶液の混合物と接触させるのに使
用するメルカプト−s−トリアジンの量は、混合物中の
銀イオンの濃度に基づいて決定できる。一般に、以下の
実施例からわかるように、化合物対銀濃度の理論量比よ
りも多く使用するのが望ましい。最初に、使用済み溶液
の混合物中の銀の濃度を常用の分析法、例えば、側光
法、電位差滴定法、または原子吸光分光分析法によって
測定できる。作業者はまた、使用済み溶液に関する知識
及び存在するこのような各溶液の割合に基づけば、最も
よく概算できる。例えば、糸が実質的な定常状態に達し
た後にミニラボから除去される漂白定着液は、かなり予
測可能な銀濃度を有し得る。トリメルカプト−s−トリ
アジンのトリナトリウム塩を使用する場合、好ましい量
は、処理を受ける使用済み溶液の混合物中の銀3モル当
たり約1モル〜約3モルであり、特に好ましいのは銀3
モル当たり約1.5モル〜約2.0モルである。トリメ
ルカプト−s−トリアジンの各分子は3個の銀イオンと
錯体を形成するので、比は銀3分子当たりで示す。
【0016】本発明の方法は、写真処理ミニラボ中にお
ける銀回収に適用できる。このようなラボにおいては、
銀含有写真廃液を代表的には5〜10ガロン/日の割合
で生成する。銀濃度の範囲は1〜4g/Lである。この
方法はまた、大規模なフォトフィニッシャーのための二
次的な銀回収法として適用できる。後者の場合には、銀
の大部分を、電気泳動のような一時的回収法によってあ
らかじめ回収する。
【0017】この方法はまた、回分式回収法で稼働して
いる大規模フォトフィニッシャーのための二次的銀回収
法を提供する。本発明の方法を行った後、排出または必
要ならばさらに濾過するために上層をデンカントする。
容器の底部からスラッジ層を取り除き、精製装置に送
り、そこで銀を回収する。銀を回収できる使用済み写真
処理溶液としては、安定化液、定着液、漂白定着液、こ
のような材料を含むオーバーフロー及びこのような処理
溶液の混合物が挙げられる。
【0018】ミニラボ及び大規模写真処理装作の両者に
関して、本方法は大まかには次のように適用される: 1.銀含有溶液を用意する。 2.トリメルカプト−s−トリアジンのトリナトリウム
塩のようなメルカプト−s−トリアジン化合物をこの溶
液と混合して、銀イオンの沈殿を最大にし、それによっ
て沈殿物と液体との二相混合物を形成する。塩は一般に
液体の形態で(15重量%トリメルカプト−s−トリア
ジン)溶液中の銀g当たり約6〜8mLの用量で混合す
る。この方法のためにコダック(KODAK)から入手
できる装置は、容器中で回分式でまたは連続流操作にお
いてインラインでトリメルカプト−s−トリアジン溶液
を写真溶液と混合する手段を提供する。
【0019】3.本発明に従って、凝集剤を前記混合物
中に少なくとも10mg/L、好ましくは30〜50mg/
Lの濃度で混合する。凝集剤によって沈殿した微粉が生
長及び凝集する。このため、混合物中の微粉の数は減少
する。 4.凝集剤の添加に続いて短時間で急速に攪拌後、混合
物をより緩慢な速度で混合して、沈殿した粒子をより大
きく生長させる。この操作は、1994年3月4日に出
願された前記米国特許出願08/206,335号(参
照することによって本明細書中に取り入れる)に開示さ
れたKodak装置一式中で、管状反応器コイルを用い
てその中に混合物を通すことによって行う。この実施態
様においては、粒子は成長し続け、二相混合物の液体部
分には微粒子が懸濁している証拠がほとんどまたは全く
ない。
【0020】5.混合物を濾過装置中で濾過する。懸濁
微粒子が減少するため、フィルターが目詰まりするまで
には、かなりの容量の使用済み溶液を濾過することがで
きる。 6.濾過中の銀の濃度は、代表的には1mg/L未満であ
る。 7.フィルター上に採取された銀含有スラッジは、銀を
回収するために精製装置に送ることができる。
【0021】特に有用なコポリマー凝集剤は1994年
7月27日に出願されたUSSN08,281,382
(参照することによって本明細書中に取り入れる)に開
示されている。沈殿した銀混合物中の凝集剤濃度が10
〜100ppm となるように凝集剤を添加することによっ
て、不溶性銀メルカプト−s−トリアジン微粒が凝集
し、より分離の容易なより大きい粒子が形成され、同時
に、コロイド銀沈殿物が減少する。好ましい濃度は15
〜60ppm であり、最良の濃度は30〜50ppmであ
る。これより高い濃度の凝集剤はある程度までは有効で
あるが、ここに記載した目的では最適ではない。有用な
市販コポリマー凝集剤としては、商品名POL−E−Z
−2406;E−2280;E−2272;E−226
7としてカルゴン(Calgon)から市販されている
材料が挙げられる。TMTトリカリウム塩を、以下の実
施例に従って、銀回収方法において使用した。
【0022】実施例2 銀を含むミニラボ流出混合物を、本発明のTMTトリカ
リウム塩(K3 TMT)試薬溶液で処理して、流出液か
ら銀を沈殿させた。流出液は以下の溶液の組み合わせか
ら調製した: コダックフレキシ(FLEXI)カラー定着液 13.9% コダックフレキシカラー安定化液LF 16.8% コダックエクタカラー(EKTACOLOR) プライム漂白定着液 21.0% コダックエクタカラープライム安定化液 48.3% K3 TMT溶液の分析によって、試薬溶液がK3 TMT
を約9.3重量%含むことがわかった。容量10及び2
0mlの2種のサンプルを秤量することによって、この溶
液の密度を測定したところ、1.15g/mlであった。
【0023】種々の量のK3 TMT試薬溶液をミニラボ
流出液に添加して、種々の用量に関する沈殿の有効性を
求めた。各用量の実験については、角形ガラス容器にミ
ニラボ流出液(2.2g/L銀)500mlを装入し、平
らな3”x1”の櫂型攪拌プロペラを用いて、約180
RPM で溶液を攪拌した。この流出液にK3 TMT溶液を
添加したところ、黄色の沈殿物が形成された。15秒後
に、凝集剤10mlを添加し(最終凝集剤濃度を30ppm
とし)、さらに180RPM において15秒間攪拌を続け
た。凝集剤の最初の混合後、攪拌速度を30秒間、10
0RPM に低下させ、さらに1分間20RPM に低下させ
た。いずれの場合にも、大きい凝集塊が形成され、容器
の底部に向かって沈降し、透明な溶液が得られた。約2
0mlの溶液を0.45ミクロンのディスクフィルターを
通して濾過し、銀分析に供した。濾過前の銀濃度を測定
するために、試験4において得られた最終溶液から2つ
目のサンプルを取った(4a参照)。行った4回の試験
のうち、試験4は、K3 TMTの用量が最も低く、銀除
去に関しては最悪であった。種々の用量の実験の結果を
以下に要約する:
【0024】
【表1】
【0025】いずれの試験においても、濾過後の最終銀
濃度は1ppm 未満であり、代表的な写真処理溶液からの
銀の除去に対する、新規なK3 TMT沈殿剤の有効性を
明白に示す。さらに結果はまた、新規K3 TMT沈殿剤
が、米国特許出願第08/281,382号に開示され
た凝集剤と共に使用された場合に極めてよく作用するこ
とを示している。
【0026】
【発明の効果】本発明は、 (a)塩化シアヌルのアセトン溶液と硫化水素ナトリウ
ム水和物の水溶液との反応混合物を形成せしめ; (b)混合物を攪拌することによって沈殿物として2,
4,6−トリメルカプト−s−トリアジンを形成せし
め; (c)混合物を酸性化し;そして (d)沈殿物を、アルカリ金属水酸化物及び水酸化アン
モニウムから選ばれた塩基性溶液中に溶解させることに
よって2,4,6−トリメルカプト−s−トリアジンの
トリアルカリ金属塩またはトリアンモニウム塩を形成せ
しめる工程を含んでなる、2,4,6−トリメルカプト
−s−トリアジンのトリアルカリ金属塩及びトリアンモ
ニウム塩の製造方法を提供する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)塩化シアヌルのアセトン溶液と硫
    化水素ナトリウム水和物の水溶液との反応混合物を形成
    せしめ; (b)その混合物を攪拌することによって沈殿物として
    2,4,6−トリメルカプト−s−トリアジンを形成せ
    しめ; (c)その混合物を酸性化し;そして (d)沈殿物を、アルカリ金属水酸化物及び水酸化アン
    モニウムから選ばれた塩基性溶液中に溶解させることに
    よって2,4,6−トリメルカプト−s−トリアジンの
    トリアルカリ金属塩またはトリアンモニウム塩を形成せ
    しめる工程を含んでなる、2,4,6−トリメルカプト
    −s−トリアジンのトリアルカリ金属塩及びトリアンモ
    ニウム塩の製造方法。
  2. 【請求項2】 硫化物を含まない、2,4,6−トリメ
    ルカプト−s−トリアジンの、ナトリウム以外のトリア
    ルカリ金属塩またはトリアンモニウム塩。
  3. 【請求項3】 a)トリカリウム2,4,6−トリメル
    カプト−s−トリアジン及びリチウム2,4,6−トリ
    メルカプト−s−トリアジンからなる群から選ばれた、
    硫化物を含まない2,4,6−トリメルカプト−s−ト
    リアジンの水溶性塩を銀含有処理溶液と混合することに
    よって、銀沈殿物の混合物を形成せしめる工程を含んで
    なる銀含有処理溶液からの銀の除去方法。
JP8091098A 1995-04-12 1996-04-12 トリメルカプト−s−トリアジンのトリアルカリ塩及びトリアンモニウム塩の製造方法 Pending JPH093051A (ja)

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