JPH09305170A - 電子楽器の電源装置 - Google Patents
電子楽器の電源装置Info
- Publication number
- JPH09305170A JPH09305170A JP8143425A JP14342596A JPH09305170A JP H09305170 A JPH09305170 A JP H09305170A JP 8143425 A JP8143425 A JP 8143425A JP 14342596 A JP14342596 A JP 14342596A JP H09305170 A JPH09305170 A JP H09305170A
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- JP
- Japan
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- power supply
- jack
- circuit
- adapter
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、ＡＣアダプターのジャックを挿入
することにより制御回路を切り換え、電源の種類に応じ
た出力で電源電流を供給することのできる電子楽器の電
源装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明は、ＡＣアダプターにより供給さ
れる常用電源に加えてバッテリー電源を有する電子楽器
の電源装置において、電源回路を常用電源とバッテリー
電源に切り換える切換手段と、前記切換手段により切り
換えられた電源の種類に応じて制御回路を切換え、供給
する電源電流の出力を制御する制御手段と、を有して構
成される。
することにより制御回路を切り換え、電源の種類に応じ
た出力で電源電流を供給することのできる電子楽器の電
源装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明は、ＡＣアダプターにより供給さ
れる常用電源に加えてバッテリー電源を有する電子楽器
の電源装置において、電源回路を常用電源とバッテリー
電源に切り換える切換手段と、前記切換手段により切り
換えられた電源の種類に応じて制御回路を切換え、供給
する電源電流の出力を制御する制御手段と、を有して構
成される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＡＣアダプターに
より供給される常用電源に加えてバッテリー電源を有す
る電源装置において、使用される電源の種類に応じて電
源出力を自動的に切換えることのできる電子楽器の電源
装置に関する。
より供給される常用電源に加えてバッテリー電源を有す
る電源装置において、使用される電源の種類に応じて電
源出力を自動的に切換えることのできる電子楽器の電源
装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】電子楽器は、例えば屋外で演奏する場合
等、常用電源のない場所で使用されることも少なくな
い。このため、小型の電子キーボードやパワーアンプを
持った電子楽器にはＡＣアダプターによる電源とバッテ
リー電源の２種類の電源を有するものがある。
等、常用電源のない場所で使用されることも少なくな
い。このため、小型の電子キーボードやパワーアンプを
持った電子楽器にはＡＣアダプターによる電源とバッテ
リー電源の２種類の電源を有するものがある。
【０００３】図２は、かかる２種類の電源方式を備えた
従来の電源装置の構造を説明する図である。図におい
て、１は電源スイッチ、２はＡＣアダプターのジャック
挿入口、３はバッテリー電源、４は切換スイッチ、６は
コンデンサ、７は増幅器、８はスピーカ、Ｒ1 ，Ｒ2 は
出力を制御する抵抗器である。
従来の電源装置の構造を説明する図である。図におい
て、１は電源スイッチ、２はＡＣアダプターのジャック
挿入口、３はバッテリー電源、４は切換スイッチ、６は
コンデンサ、７は増幅器、８はスピーカ、Ｒ1 ，Ｒ2 は
出力を制御する抵抗器である。
【０００４】かかる構成において、ＡＣアダプターのジ
ャックが挿入されていない状態では切換スイッチ４は常
にオンされており、電源スイッチ１がオンされるとバッ
テリー電源３からの電流が増幅器７に供給されるように
なっている。
ャックが挿入されていない状態では切換スイッチ４は常
にオンされており、電源スイッチ１がオンされるとバッ
テリー電源３からの電流が増幅器７に供給されるように
なっている。
【０００５】一方、ＡＣアダプターのジャックがジャッ
ク挿入口２に挿入されると、切換スイッチ４がオフされ
てバッテリー電源からの回路がオフされて、ジャックか
らの常用電源回路がオンされ、ＡＣ電源からの電力が供
給されるようになっている。
ク挿入口２に挿入されると、切換スイッチ４がオフされ
てバッテリー電源からの回路がオフされて、ジャックか
らの常用電源回路がオンされ、ＡＣ電源からの電力が供
給されるようになっている。
【０００６】しかしながら、図２のような従来の電子楽
器の電源装置においては、何れの電源を使用する場合
も、電源から供給される電流を制御するための抵抗器Ｒ
1 ，Ｒ2 は一定であり、増幅器７に入る楽音信号Ｓのレ
ベルは、何れの電源の場合もＳ0 ×Ｒ2 ／（Ｒ1 ＋
Ｒ2 ）とゲインは固定されていた。
器の電源装置においては、何れの電源を使用する場合
も、電源から供給される電流を制御するための抵抗器Ｒ
1 ，Ｒ2 は一定であり、増幅器７に入る楽音信号Ｓのレ
ベルは、何れの電源の場合もＳ0 ×Ｒ2 ／（Ｒ1 ＋
Ｒ2 ）とゲインは固定されていた。
【０００７】一方、従来のＡＣアダプターから電源を供
給する機能を有する電子楽器は、良好な音質や音量を得
るため、大音量のパワーアンプを使用するものが多く、
消費電力の大きなものが少なくない。
給する機能を有する電子楽器は、良好な音質や音量を得
るため、大音量のパワーアンプを使用するものが多く、
消費電力の大きなものが少なくない。
【０００８】このため、かかる消費電力の大きなパワー
アンプ等を使用すると、常用電源の場合は良好な音質や
音量等が得られ効果的であるが、消費電流が大きいため
バッテリー電源使用時には極端に電池寿命が短くなった
り、電圧低下により音の歪みが発生しやすくなる等の問
題点があった。
アンプ等を使用すると、常用電源の場合は良好な音質や
音量等が得られ効果的であるが、消費電流が大きいため
バッテリー電源使用時には極端に電池寿命が短くなった
り、電圧低下により音の歪みが発生しやすくなる等の問
題点があった。
【０００９】係る問題点を解消するため、常に電源電圧
を測定して電源電圧に応じて電流を制御する方式を具備
した電源装置もあるが、電源電圧に基づいて制御をする
場合、例えば大音量で放音した場合は急激に電圧が低下
し、小音量の場合は消費電力が少なく電圧が高くなる。
を測定して電源電圧に応じて電流を制御する方式を具備
した電源装置もあるが、電源電圧に基づいて制御をする
場合、例えば大音量で放音した場合は急激に電圧が低下
し、小音量の場合は消費電力が少なく電圧が高くなる。
【００１０】このため、電圧の変動が激しく電圧に基づ
く制御は安定性にかけ、適切な電圧制御を行うためには
複雑な制御機能を有する装置を必要とするため装置が高
価になるという問題点があった。
く制御は安定性にかけ、適切な電圧制御を行うためには
複雑な制御機能を有する装置を必要とするため装置が高
価になるという問題点があった。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる事情に
鑑みなされたものであり、ＡＣアダプターのジャックを
挿入することにより制御回路を切換え、電源の種類に応
じた最適な出力で電源電流を供給することのできる電子
楽器の電源装置を提供することを課題とする。
鑑みなされたものであり、ＡＣアダプターのジャックを
挿入することにより制御回路を切換え、電源の種類に応
じた最適な出力で電源電流を供給することのできる電子
楽器の電源装置を提供することを課題とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明は、ＡＣアダプタ
ーにより供給される常用電源に加えてバッテリー電源を
有する電子楽器の電源装置において、電源回路を常用電
源とバッテリー電源に切換える切換手段４と、前記切換
手段４により切換えられた電源の種類に応じて制御回路
を切換え、供給する電源電流の出力を制御する制御手段
５と、を有して構成される。
ーにより供給される常用電源に加えてバッテリー電源を
有する電子楽器の電源装置において、電源回路を常用電
源とバッテリー電源に切換える切換手段４と、前記切換
手段４により切換えられた電源の種類に応じて制御回路
を切換え、供給する電源電流の出力を制御する制御手段
５と、を有して構成される。
【００１３】前記常用電源とバッテリー電源の切換えが
スイッチ操作により行われることを特徴とする。
スイッチ操作により行われることを特徴とする。
【００１４】前記電源回路は通常はバッテリー電源に設
定されており、前記切換手段による電源回路の切換え
は、ＡＣアダプターのジャックの挿入により行われるよ
うに構成される。
定されており、前記切換手段による電源回路の切換え
は、ＡＣアダプターのジャックの挿入により行われるよ
うに構成される。
【００１５】前記制御手段５はトランジスタ及び抵抗器
で構成されることを特徴とする。
で構成されることを特徴とする。
【００１６】
【作用】パワーアンプを有する電子楽器においては、常
用電源とバッテリー電源３の双方を備えたものがある。
係る電子楽器の電源装置は、良好な音質や音量、安定し
た電源を得るためＡＣ電源を常用電源とするものが多
く、消費電力が大きいためバッテリー電源使用時には極
端に電池寿命が短くなったり、電圧低下により音の歪み
が発生しやすくなったりしていた。
用電源とバッテリー電源３の双方を備えたものがある。
係る電子楽器の電源装置は、良好な音質や音量、安定し
た電源を得るためＡＣ電源を常用電源とするものが多
く、消費電力が大きいためバッテリー電源使用時には極
端に電池寿命が短くなったり、電圧低下により音の歪み
が発生しやすくなったりしていた。
【００１７】本発明は係る問題点を解消するため、使用
される電源の種類を自動的に検出して、検出された電源
の種類に応じて制御回路を切換えて、常用電源を使用す
るときには大きな出力で良好な音質と音量で、バッテリ
ー電源３を使用するときはパワーセーブしてバッテリー
の寿命を伸ばすものである。
される電源の種類を自動的に検出して、検出された電源
の種類に応じて制御回路を切換えて、常用電源を使用す
るときには大きな出力で良好な音質と音量で、バッテリ
ー電源３を使用するときはパワーセーブしてバッテリー
の寿命を伸ばすものである。
【００１８】さらに、本発明の電源装置は、切換スイッ
チ４とトランジスタ５、抵抗器Ｒ3，Ｒ4 ，Ｒ5 を使用
する簡単な構成で、必要とする部品点数が少なく低価格
で提供できる。また、制御回路を自動的に切換えるので
取扱操作が容易であり、バッテリー電源３を使用する際
には増幅器７のゲインを落としているので音の歪みを防
止できる。
チ４とトランジスタ５、抵抗器Ｒ3，Ｒ4 ，Ｒ5 を使用
する簡単な構成で、必要とする部品点数が少なく低価格
で提供できる。また、制御回路を自動的に切換えるので
取扱操作が容易であり、バッテリー電源３を使用する際
には増幅器７のゲインを落としているので音の歪みを防
止できる。
【００１９】
【発明の実施の形態】図１は、本発明に係る電子楽器の
電源装置の全体的な構成を示す概略ブロック図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施例について説
明する。
電源装置の全体的な構成を示す概略ブロック図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施例について説
明する。
【００２０】図において、１は図示しない電子楽器のパ
ネル部に設けられている電源スイッチであり、該スイッ
チ１のオン／オフにより電源のオン／オフを行う。
ネル部に設けられている電源スイッチであり、該スイッ
チ１のオン／オフにより電源のオン／オフを行う。
【００２１】２はＡＣアダプターのジャック挿入口であ
り、該ジャック挿入口２にＡＣアダプターのジャックを
挿入することにより切換スイッチ４がオフされて常用電
源、即ちＡＣ電源からの電源回路が本電源装置に形成さ
れるようになっている。
り、該ジャック挿入口２にＡＣアダプターのジャックを
挿入することにより切換スイッチ４がオフされて常用電
源、即ちＡＣ電源からの電源回路が本電源装置に形成さ
れるようになっている。
【００２２】３はバッテリー電源（ＢＡＴ電源）であ
り、通常はジャック挿入口２に内蔵されている切換スイ
ッチ４はオンされており、バッテリー電源からの電源回
路が形成されている。
り、通常はジャック挿入口２に内蔵されている切換スイ
ッチ４はオンされており、バッテリー電源からの電源回
路が形成されている。
【００２３】４はバッテリー電源３と常用電源の電源回
路を切換える切換スイッチである。該切換スイッチ４は
通常ジャック挿入口２のプラス端子の回路にオンされて
おり、バッテリーのプラス電源は該切換スイッチ４を通
じてジャック挿入口２のプラス端子の回路に接続されて
バッテリー電源回路が形成されている。
路を切換える切換スイッチである。該切換スイッチ４は
通常ジャック挿入口２のプラス端子の回路にオンされて
おり、バッテリーのプラス電源は該切換スイッチ４を通
じてジャック挿入口２のプラス端子の回路に接続されて
バッテリー電源回路が形成されている。
【００２４】なお、ジャック挿入口２にＡＣアダプター
のジャックが挿入されると、前記切換スイッチ４がオフ
されてバッテリー電源の回路がオフとなり常用電源回路
が形成されるようになっている。
のジャックが挿入されると、前記切換スイッチ４がオフ
されてバッテリー電源の回路がオフとなり常用電源回路
が形成されるようになっている。
【００２５】５はトランジスタであり、電源の種類、即
ち、ＡＣアダプターのジャック端子の挿入の有無を検出
して、制御回路を切換えて増幅器７のゲインを制御する
ものである。
ち、ＡＣアダプターのジャック端子の挿入の有無を検出
して、制御回路を切換えて増幅器７のゲインを制御する
ものである。
【００２６】６はノイズを防止するコンデンサであり、
７は増幅器、即ちパワーアンプであり、８はスピーカで
ある。
７は増幅器、即ちパワーアンプであり、８はスピーカで
ある。
【００２７】Ｄ１，Ｄ２は電流の逆流を防止するダイオ
ードであり、該ダイオードＤ１，Ｄ２は、誤って逆の極
性を有するＡＣアダプターが挿入された際の事故防止の
ために設けられている。
ードであり、該ダイオードＤ１，Ｄ２は、誤って逆の極
性を有するＡＣアダプターが挿入された際の事故防止の
ために設けられている。
【００２８】Ｒ3 ，Ｒ4 ，Ｒ5 は、使用される電源の種
類に応じて増幅器７のゲインを制御するための抵抗器で
あり、Ｓは電子楽器の音源部から送られる楽音信号であ
る。
類に応じて増幅器７のゲインを制御するための抵抗器で
あり、Ｓは電子楽器の音源部から送られる楽音信号であ
る。
【００２９】かかる構成の本発明の電源装置は、図２に
例示した従来の電源装置の抵抗器Ｒ2 をＲ4 ，Ｒ5 に分
割して、該抵抗器Ｒ4 ，Ｒ5 の間にトランジスタ５を挿
入し、該トランジスタ５のスイッチ動作により制御回路
を切換えてゲインを制御するものである。
例示した従来の電源装置の抵抗器Ｒ2 をＲ4 ，Ｒ5 に分
割して、該抵抗器Ｒ4 ，Ｒ5 の間にトランジスタ５を挿
入し、該トランジスタ５のスイッチ動作により制御回路
を切換えてゲインを制御するものである。
【００３０】これにより、使用されている電源に応じて
変化するトランジスタ５のベースにかかる負荷により使
用されている電源が判定され、バッテリー電源３を使用
している場合は抵抗器Ｒ5 をバイパスさせることにより
制御値を変化させる。
変化するトランジスタ５のベースにかかる負荷により使
用されている電源が判定され、バッテリー電源３を使用
している場合は抵抗器Ｒ5 をバイパスさせることにより
制御値を変化させる。
【００３１】次に、本発明の電源装置の動作について説
明する。ＡＣアダプターのジャックがジャック挿入口２
に挿入されていないときは、ジャック挿入口２に内蔵さ
れている切換スイッチ４がジャック挿入口２のプラス端
子にオンされてバッテリー電源回路が形成されている。
明する。ＡＣアダプターのジャックがジャック挿入口２
に挿入されていないときは、ジャック挿入口２に内蔵さ
れている切換スイッチ４がジャック挿入口２のプラス端
子にオンされてバッテリー電源回路が形成されている。
【００３２】従って、電源スイッチ１がオンされると点
Ｃは回路的にオープンな状態になり、トランジスタ５の
ベースはプルアップされてＨになるため、トランジスタ
５のコレクター部がＧＮＤとなり、トランジスタ５のコ
レクタはオンされ、制御回路は抵抗器Ｒ5 をバイパスす
る。
Ｃは回路的にオープンな状態になり、トランジスタ５の
ベースはプルアップされてＨになるため、トランジスタ
５のコレクター部がＧＮＤとなり、トランジスタ５のコ
レクタはオンされ、制御回路は抵抗器Ｒ5 をバイパスす
る。
【００３３】従って、増幅器７に入る信号のレベルは となる。
【００３４】一方、ＡＣアダプターのジャックがジャッ
ク挿入口２に挿入されると、切換スイッチ４がオフされ
てバッテリーからの電源回路はオフとなりＡＣ電源から
の回路が形成される。
ク挿入口２に挿入されると、切換スイッチ４がオフされ
てバッテリーからの電源回路はオフとなりＡＣ電源から
の回路が形成される。
【００３５】従って、電源スイッチ１がオンされると、
交流電源よりコンセントを通じて取り込まれた電源は、
ＡＣアダプターにより直流電源に変換されたのち、電源
回路に供給される。
交流電源よりコンセントを通じて取り込まれた電源は、
ＡＣアダプターにより直流電源に変換されたのち、電源
回路に供給される。
【００３６】これにより、ＡＣ電源が入るとＤ１を通し
てトランジスタ５のベースがＧＮＤに落ちるため、トラ
ンジスタ５のコレクタはオフとなり非動作状態になるた
め、制御回路には抵抗器Ｒ5 が挿入される。
てトランジスタ５のベースがＧＮＤに落ちるため、トラ
ンジスタ５のコレクタはオフとなり非動作状態になるた
め、制御回路には抵抗器Ｒ5 が挿入される。
【００３７】よって、増幅器７に入る信号レベルは、 となる。
【００３８】従って、電源にＡＣ電源を使用した場合と
バッテリー電源を使用した場合の利得の差Ｓ’を求める
と、 となる。
バッテリー電源を使用した場合の利得の差Ｓ’を求める
と、 となる。
【００３９】上記（３）式において、各抵抗器の抵抗値
はいずれも正の値であるので、利得の差Ｓ’は正であ
り、バッテリー電源を使用した場合はＡＣ電源を使用し
た場合よりＳ’分だけ利得が低くなる。
はいずれも正の値であるので、利得の差Ｓ’は正であ
り、バッテリー電源を使用した場合はＡＣ電源を使用し
た場合よりＳ’分だけ利得が低くなる。
【００４０】このように本発明によれば、供給されてい
る電源の種類はトランジスタ５のベースにかかる信号の
Ｌ，Ｈにより判定され、該トランジスタ５のベースにか
かる信号のＬ，Ｈにより制御回路が切換えられることに
より、増幅器７に入力される楽音信号Ｓのゲインが制御
される。
る電源の種類はトランジスタ５のベースにかかる信号の
Ｌ，Ｈにより判定され、該トランジスタ５のベースにか
かる信号のＬ，Ｈにより制御回路が切換えられることに
より、増幅器７に入力される楽音信号Ｓのゲインが制御
される。
【００４１】これにより、バッテリー電源の消費電力
は、上記Ｓ’分だけパワーセーブされることになる。
は、上記Ｓ’分だけパワーセーブされることになる。
【００４２】なお、上記（１）、（２）式によって決定
される各電源に応じたゲインは、それぞれの電源に応じ
た最大の利得を規定するものであり、実際の電子楽器に
おいては、これらの利得に制御されたゲインを、さらに
演奏者がボリュームスイッチを操作することによって最
適な音量に制御することになる。
される各電源に応じたゲインは、それぞれの電源に応じ
た最大の利得を規定するものであり、実際の電子楽器に
おいては、これらの利得に制御されたゲインを、さらに
演奏者がボリュームスイッチを操作することによって最
適な音量に制御することになる。
【００４３】また、上記の各抵抗器Ｒ3 ，Ｒ4 ，Ｒ5 の
抵抗値は予めメーカーによって設定されるものであり、
その値はＡＣ電源や使用されるバッテリーの能力に応じ
て決定すればよい。
抵抗値は予めメーカーによって設定されるものであり、
その値はＡＣ電源や使用されるバッテリーの能力に応じ
て決定すればよい。
【００４４】なお、本実施例は電子楽器に適用する場合
を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、例えば音響機器やゲーム機器、家庭用電気製品等
にも適用可能である。
を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、例えば音響機器やゲーム機器、家庭用電気製品等
にも適用可能である。
【００４５】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ＡＣアダプターのジャックを挿入する簡単な動作でＡＣ
電源とバッテリー電源の電源回路を切換えるとともに、
バッテリー電源を使用する際には自動的に最大出力を制
御してパワーセーブできる。
ＡＣアダプターのジャックを挿入する簡単な動作でＡＣ
電源とバッテリー電源の電源回路を切換えるとともに、
バッテリー電源を使用する際には自動的に最大出力を制
御してパワーセーブできる。
【００４６】また、電源の種類に応じた出力に制御され
るので音の歪みのない演奏ができるとともに、バッテリ
ー電源の長寿命化が図れる。しかも、所要部品点数は少
なく構造が簡単で低価格化が図れるとともに、取扱操作
が簡単で使いやすい電子楽器の電源装置を提供できる。
るので音の歪みのない演奏ができるとともに、バッテリ
ー電源の長寿命化が図れる。しかも、所要部品点数は少
なく構造が簡単で低価格化が図れるとともに、取扱操作
が簡単で使いやすい電子楽器の電源装置を提供できる。
【図１】本発明に係る電源装置の回路構成を説明する図
である。
である。
【図２】従来の電源装置の回路構成を説明する図であ
る。
る。
１ 電源スイッチ ２ ジャック挿入口 ３ バッテリー電源（ＢＡＴ電源） ４ 切換スイッチ（切換手段） ５ トランジスタ（制御手段） ６ コンデンサー ７ 増幅器（パワーアンプ） ８ スピーカ Ｓ 楽音信号 Ｄ１，Ｄ２ ダイオード Ｒ1 ，Ｒ2 ，Ｒ3 ，Ｒ4 ，Ｒ5 抵抗器（制御手段）
Claims (4)
- 【請求項１】 ＡＣアダプターにより供給される常用電
源に加えてバッテリー電源を有する電子楽器の電源装置
において、 電源回路を常用電源とバッテリー電源に切換える切換手
段と、 前記切換手段により切換えられた電源の種類に応じて制
御回路を切換え、供給する電源電流の出力を制御する制
御手段と、 を有することを特徴とする電子楽器の電源装置。 - 【請求項２】 前記常用電源とバッテリー電源の切換え
がスイッチ操作により行われることを特徴とする請求項
１記載の電子楽器の電源装置。 - 【請求項３】 前記電源回路は通常はバッテリー電源に
設定されており、前記切換手段による電源回路の切換え
は、ＡＣアダプターのジャックの挿入により行われるこ
とを特徴とする請求項１記載の電子楽器の電源装置。 - 【請求項４】 前記制御手段はトランジスタ及び抵抗器
で構成されることを特徴とする請求項１記載の電子楽器
の電源装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8143425A JPH09305170A (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | 電子楽器の電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8143425A JPH09305170A (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | 電子楽器の電源装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09305170A true JPH09305170A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=15338440
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8143425A Pending JPH09305170A (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | 電子楽器の電源装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09305170A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019176098A1 (ja) * | 2018-03-16 | 2019-09-19 | ヤマハ株式会社 | 電池充放電回路、電子機器、楽器、及び電池充放電方法 |
| EP3843089A1 (en) * | 2019-12-27 | 2021-06-30 | Roland Corporation | Electronic musical instrument, power control device for electronic musical instrument, power control method, and program |
-
1996
- 1996-05-15 JP JP8143425A patent/JPH09305170A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019176098A1 (ja) * | 2018-03-16 | 2019-09-19 | ヤマハ株式会社 | 電池充放電回路、電子機器、楽器、及び電池充放電方法 |
| JPWO2019176098A1 (ja) * | 2018-03-16 | 2020-12-03 | ヤマハ株式会社 | 電池充放電回路、電子機器、楽器、及び電池充放電方法 |
| EP3843089A1 (en) * | 2019-12-27 | 2021-06-30 | Roland Corporation | Electronic musical instrument, power control device for electronic musical instrument, power control method, and program |
| US20210201878A1 (en) * | 2019-12-27 | 2021-07-01 | Roland Corporation | Electronic musical instrument, power control device for electronic musical instrument, and power control method |
| US11810541B2 (en) | 2019-12-27 | 2023-11-07 | Roland Corporation | Electronic musical instrument, power control device for electronic musical instrument, and power control method |
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