JPH09305093A - 光情報記録媒体、光情報記録装置、光情報記録方法および光情報再生装置 - Google Patents

光情報記録媒体、光情報記録装置、光情報記録方法および光情報再生装置

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JPH09305093A
JPH09305093A JP8141135A JP14113596A JPH09305093A JP H09305093 A JPH09305093 A JP H09305093A JP 8141135 A JP8141135 A JP 8141135A JP 14113596 A JP14113596 A JP 14113596A JP H09305093 A JPH09305093 A JP H09305093A
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    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
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    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/007Arrangement of the information on the record carrier, e.g. form of tracks, actual track shape, e.g. wobbled, or cross-section, e.g. v-shaped; Sequential information structures, e.g. sectoring or header formats within a track
    • G11B7/00772Arrangement of the information on the record carrier, e.g. form of tracks, actual track shape, e.g. wobbled, or cross-section, e.g. v-shaped; Sequential information structures, e.g. sectoring or header formats within a track on record carriers storing information in the form of optical interference patterns, e.g. holograms

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用する媒体の厚みが異なるシステム間で互
換性を持った光情報記録媒体を容易に作成することがで
きるようにする。 【解決手段】 光情報記録媒体1は基板101とホログ
ラム材料層102からなり、光ディスク2は基板201
と反射膜202からなり、これらの境界面に情報を担持
したエンボスピット203が形成されている。光ディス
ク2に記録された情報を光情報記録媒体1に記録する場
合、光情報記録媒体1と光ディスク2は重ね合わせら
れ、基板101側より、エンボスピット203上で収束
する照射光24が照射され、ホログラム材料層102に
照射光24とエンボスピット203からの反射光による
干渉パターンが記録される。再生時には、光情報記録媒
体1に対してエンボスピット203上で収束する光を照
射して再生光を発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホログラフィを利
用して情報が記録される光情報記録媒体、この光情報記
録媒体より情報を再生する光情報再生装置および方法、
および光情報記録媒体に情報を記録する光情報記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光ディスクシステムは、一般に、
透明な基板の一面に情報記録層が設けられた光ディスク
に対して、情報記録層上で収束するような光を基板側よ
り照射して情報の記録や再生を行うようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の光デ
ィスクシステムでは、システムによって使用する光ディ
スクの基板の厚みが異なる場合、システム間で互換性を
取ることが非常に難しいという問題点があった。例えば
基板の厚みが1.2mmの光ディスクを使用するコンパ
クトディスク(以下、CDと記す。)のシステムでは、
基板の厚みが0.6mmの光ディスクに記録された情報
を再生することができなかった。これは、各システムで
は、使用する光ディスクの基板の厚みに合わせて光学的
な収差を無くすように光学系を設計しているので、本来
システムで使用する光ディスクとは基板の厚みが異なる
光ディスクを用いると、光学的な収差が発生し、信号を
読み出すための光スポットの形状が崩れてしまうためで
ある。
【0004】また、従来より、光ディスクにおいて、複
数の情報記録層を一定間隔を保ちながら積み重ねて多層
化を行い、記録容量を増大するということが提案されて
いた。この方式によれば、できるだけ多くの情報記録層
を重ねることができれば、より高い記録容量を実現する
ことができる。しかしながら、従来は、情報記録層と情
報記録層との間隔を正確に一定の値にコントロールする
のが難しいという問題点があった。
【0005】また、これまでの実用化されている光ディ
スクシステムにおいては、それぞれ異なる情報を記録し
た2枚のディスクを作成し、これらを張り合わせて1枚
の光ディスクとすることも行われていた。この場合は、
光ディスクの表面と裏面の双方で、情報の記録,再生が
可能となり、その結果、光ディスク1枚の記録容量が、
片面だけの場合に比較して2倍に上げられるとう利点が
ある。しかしながら、このように作成された張り合わせ
型の光ディスクから、両面に記録された情報を再生する
には、ユーザが光ディスクを裏返しにしなければなら
ず、手間がかかる上に、光ディスクの両面に記録された
情報を連続して再生するすることが不可能であるという
問題点があった。また、従来、光ディスクを裏返すこと
なしに両面に記録された情報を再生できるようにするた
めに、光ディスクを挟んで対向する2つのピックアップ
を搭載したり、ピックアップを光ディスクの表面側から
裏面側に移動させる機構を搭載するといった工夫もなさ
れていたが、いずれの場合も光情報再生装置の大きさが
極めて大きくなり、実用性に乏しいという問題点があっ
た。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その第1の目的は、使用する媒体の厚みが異なる
システム間で互換性を持った光情報記録媒体を容易に作
成することができるようにした光情報記録媒体および光
情報記録装置を提供することにある。
【0007】本発明の第2の目的は、光情報記録媒体の
物理的な厚みにかかわらず、光情報再生装置が最適な状
態で情報を再生することができるようにした光情報記録
媒体および光情報再生装置を提供することにある。
【0008】本発明の第3の目的は、簡単な構成の光情
報記録媒体によって、複数の情報を多重記録することが
でき、記録容量を増大させることができるようにした光
情報記録媒体、光情報記録装置および方法、および情報
が多重記録された光情報記録媒体から情報を再生するた
めの光情報再生装置を提供することにある。
【0009】本発明の第4の目的は、張り合わせ型の光
情報記録媒体であっても光情報記録媒体を裏返す必要な
く両面に記録された情報を再生することができるように
した光情報記録媒体および光情報再生装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の光情報記録媒体
は、一方の面側より再生用照射光が照射されたときに、
他方の面側の所定の距離だけ離れた位置に情報を担持し
た物点が存在する場合に生じる光と同等の情報再生光を
発生させるための情報記録領域を備えたものである。
【0011】また、本発明の光情報記録装置は、光に感
応して光学的特性が変化する光記録材料からなる情報記
録領域を有する第1の光情報記録媒体と光学的特性の変
化として予め情報が記録された情報担持領域を有する第
2の光情報記録媒体とを重ね合わせた状態で第1の光情
報記録媒体側から記録用照射光を照射して、第2の光情
報記録媒体の情報担持領域に記録された情報を、記録用
照射光とこの記録用照射光に基づく第2の情報記録媒体
からの戻り光との干渉パターンとして、第1の光情報記
録媒体の情報記録領域に記録する情報記録手段を備えた
ものである。
【0012】また、本発明の光情報記録方法は、光に感
応して光学的特性が変化する光記録材料からなる情報記
録領域を有する第1の光情報記録媒体と光学的特性の変
化として予め情報が記録された情報担持領域を有する第
2の光情報記録媒体とを重ね合わせた状態で第1の光情
報記録媒体側から記録用照射光を照射して、第2の光情
報記録媒体の情報担持領域に記録された情報を、記録用
照射光とこの記録用照射光に基づく第2の情報記録媒体
からの戻り光との干渉パターンとして、第1の光情報記
録媒体の情報記録領域に記録する手順を、同一の第1の
光情報記録媒体に対して複数の第2の光情報記録媒体の
それぞれについて順次実行することにより、同一の第1
の光情報記録媒体に複数の第2の光情報記録媒体に記録
された情報を多重記録するものである。
【0013】また、本発明の光情報再生装置は、一方の
面側より再生用照射光が照射されたときに、他方の面側
の所定の距離だけ離れた位置に情報を担持した物点が存
在する場合に生じる光と同等の情報再生光を発生させる
ための情報記録領域を有する光情報記録媒体に対して、
再生用照射光を照射し、その結果得られる情報再生光を
検出して情報の再生を行う情報再生手段を備えたもので
ある。
【0014】本発明の光情報記録媒体では、情報記録領
域の一方の面側より再生用照射光が照射されると、情報
記録領域の他方の面側の所定の距離だけ離れた位置に情
報を担持した物点が存在する場合に生じる光と同等の情
報再生光が情報記録領域より発生される。
【0015】また、本発明の光情報記録装置では、光に
感応して光学的特性が変化する光記録材料からなる情報
記録領域を有する第1の光情報記録媒体と光学的特性の
変化として予め情報が記録された情報担持領域を有する
第2の光情報記録媒体とを重ね合わせた状態で、情報記
録手段によって、第1の光情報記録媒体側から記録用照
射光が照射され、第2の光情報記録媒体の情報担持領域
に記録された情報が、記録用照射光とこの記録用照射光
に基づく第2の情報記録媒体からの戻り光との干渉パタ
ーンとして、第1の光情報記録媒体の情報記録領域に記
録される。
【0016】また、本発明の光情報記録方法では、光に
感応して光学的特性が変化する光記録材料からなる情報
記録領域を有する第1の光情報記録媒体と光学的特性の
変化として予め情報が記録された情報担持領域を有する
第2の光情報記録媒体とを重ね合わせた状態で、第1の
光情報記録媒体側から記録用照射光を照射し、第2の光
情報記録媒体の情報担持領域に記録された情報を、記録
用照射光とこの記録用照射光に基づく第2の情報記録媒
体からの戻り光との干渉パターンとして、第1の光情報
記録媒体の情報記録領域に記録する手順が、同一の第1
の光情報記録媒体に対して複数の第2の光情報記録媒体
のそれぞれについて順次実行され、これにより、同一の
第1の光情報記録媒体に複数の第2の光情報記録媒体に
記録された情報が多重記録される。
【0017】また、本発明の光情報再生装置では、一方
の面側より再生用照射光が照射されたときに、他方の面
側の所定の距離だけ離れた位置に情報を担持した物点が
存在する場合に生じる光と同等の情報再生光を発生させ
るための情報記録領域を有する光情報記録媒体に対し
て、情報再生手段によって、再生用照射光が照射され、
その結果得られる情報再生光が検出されて情報の再生が
行われる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の第1の実施の形態に係る光
情報記録装置の構成を示すブロック図である。この光情
報記録装置10は、本実施の形態に係る光情報記録媒体
1と光学的特性の変化として予め情報が記録された情報
担持領域を有する光ディスク2とが、光情報記録媒体1
が下側となるように重ね合わせられた状態で取り付けら
れるスピンドル11と、このスピンドル11を回転させ
るスピンドルモータ12と、光情報記録媒体1および光
ディスク2の回転数を適正な値に保つようにスピンドル
モータ12を制御するスピンドルサーボ回路13とを備
えている。
【0020】光情報記録装置10は、更に、光情報記録
媒体1および光ディスク2に対して光を照射すると共に
これらからの戻り光を検出するためのピックアップ15
と、このピックアップ15を光情報記録媒体1および光
ディスク2の半径方向に移動可能とする図示しない駆動
装置と、ピックアップ15によって光情報記録媒体1お
よび光ディスク2の所定の位置で記録を行うことができ
るように、駆動装置を制御してピックアップ15を光情
報記録媒体1および光ディスク2の半径方向に移動させ
るスライドサーボを行うと共に、ピックアップ15の検
出信号に基づいてピックアップ15より照射される照射
光の収束点の位置を光情報記録媒体1および光ディスク
2の深さ方向について調整するフォーカスサーボと照射
光を所定のトラックに追従させるトラッキングサーボを
行うサーボ回路16と、ピックアップ15内に設けられ
た後述する半導体レーザの出力を常に適正な値を保つよ
うに制御するためレーザパワーコントロール回路17と
を備えている。なお、フォーカスサーボおよびトラッキ
ングサーボに必要なフォーカスエラー信号およびトラッ
キングエラー信号を検出するための構成や、スライドサ
ーボ,フォーカスサーボおよびトラッキングサーボを行
うための構成は、一般的な光ディスクのシステムで広く
用いられているものと同様であるので、ここでは説明を
省略する。
【0021】なお、本出願において、収束点とは、結像
光学系における物点,像点に相当し、収束光の場合はそ
の収束光を構成する各光線が集まる点を言い、発散光の
場合はその発散光を構成する各光線の延長線が集まる点
を言う。
【0022】図2は光情報記録媒体1の断面構成を示し
たものである。光情報記録媒体1は、ポリカーボネート
やガラス等によって形成された円板状の基板101の一
面に、情報記録領域としてのホログラム材料層102を
形成して構成されている。本実施の形態では、基板10
1の厚みは0.6mmであり、ホログラム材料層102
の厚みは数10μm例えば10〜40μm程度である。
なお、以下では、ホログラム材料層102の厚みは無視
して説明する。ホログラム材料層102は例えばスピン
コート法によって、基板101の一面にホログラム材料
を塗布して形成される。ホログラム材料は、光が照射さ
れたときに光の強度に応じて屈折率,誘電率,反射率等
の光学的特性が変化する材料であり、例えば、デュポン
社からホログラム材料として発表されている材料(「W.
K.Smothers他,“Photopolymersfor holography”,Pra
ctical HolographyIV,SPIE OE/Laser Conference Pr
oceedings, 1212-03,Los Angeles,CA,Jan. 第14〜1
9ページ、1990年」参照)を用いることができる。
なお、ホログラム材料層102の上に、透明な保護膜を
形成しても良い。
【0023】図3は光ディスク2の断面構成を示したも
のである。光ディスク2は、ポリカーボネートやガラス
等によって形成された円板状の基板201の一面に、例
えばアルミニウムからなる反射膜202を形成して構成
されている。基板201と反射膜202との境界面には
所定の情報を担持したエンボスピット203が形成され
ている。このエンボスピット203は、通常のCD等と
同様に、例えば射出成形装置によって基板201の一面
に転写、形成される。反射膜202は例えば真空蒸着法
やスパッタリング法によって形成される。本実施の形態
では、基板201の厚みは0.6mmである。エンボス
ピット203が形成されている基板201と反射膜20
2の境界面が、本発明における情報担持領域に対応す
る。
【0024】図4は、ピックアップ15の主要な構成部
分を示したものである。ピックアップ15は、スピンド
ル11に光情報記録媒体1および光ディスク2が固定さ
れたときに、光情報記録媒体1の基板101側に対向す
る対物レンズ21と、レーザ光を出射する半導体レーザ
22と、半導体レーザ22と対物レンズ21との間に配
設されたコリメータレンズ23とを備えている。なお、
対物レンズ21は、フォーカス用アクチュエータおよび
トラッキング用アクチュエータによって、移動可能に支
持されている。半導体レーザ22から出射されたレーザ
光は、コリメータレンズ23によって平行光線とされ、
対物レンズ21で集光されて光情報記録媒体1および光
ディスク2に照射されるようになっている。
【0025】次に、本実施の形態に係る光情報記録装置
10の動作と光情報記録媒体1の作用について説明す
る。
【0026】本実施の形態に係る光情報記録装置10お
よび光情報記録媒体1は、例えば、エンボスピット20
3よって光ディスク2に予め記録された情報を光情報記
録媒体1に記録(転写)するために用いられる。この場
合、図4に示したように、情報記録前の光情報記録媒体
1および情報が記録された光ディスク2は、光情報記録
媒体1が下側となるように重ね合わせられてスピンドル
11に固定される。なお、光情報記録媒体1および光デ
ィスク2は、それぞれ基板101,201が下側になる
ように配置される。光情報記録媒体1および光ディスク
2のクランプの方法は、一般的な光ディスクシステムと
同様である。この状態で、光情報記録媒体1および光デ
ィスク2は、スピンドルサーボ回路13によって規定の
回転数を保つように制御されてスピンドルモータ12に
よって回転され、半導体レーザ22は、レーザパワーコ
ントロール回路17の制御により、適正な出力(例えば
15mW程度)のレーザ光を出射する。
【0027】半導体レーザ22から出射されたレーザ光
は、コリメータレンズ23によって平行光線とされ、対
物レンズ21で集光されて、記録用照射光24として光
情報記録媒体1および光ディスク2に照射される。ここ
で、記録用照射光24の収束点の位置は、光ディスク2
における基板201と反射膜202との境界すなわちエ
ンボスピット203が形成されている位置である。光情
報記録媒体1のホログラム材料層102を通してエンボ
スピット203上に照射された記録用照射光24は、エ
ンボスピット203の状態によって変調を受けて、反射
光となって再び対物レンズ21へ戻っていくが、その途
中には光情報記録媒体1のホログラム材料層102が存
在する。そのため、ホログラム材料層102の部分で
は、記録用照射光24とエンボスピット203からの反
射光が干渉し、その結果、光の強度分布は一様ではな
く、例えば図5に示したような干渉パターン(強度パタ
ーン)となっている。このような干渉パターンは、エン
ボスピット203の状態によって変調されるので、エン
ボスピット203の状態に対応して光情報記録媒体1の
ホログラム材料層102の場所に応じて若干異なる。そ
のため、ホログラム材料層102には、図5に示したよ
うな干渉パターンが、場所場所で、その強度およびパタ
ーンを変化させながら多重記録されていく。
【0028】このような記録を、サーボ回路16によっ
て光ディスク2に対してフォーカスサーボおよびトラッ
キングサーボを行いながら、光ディスク2の全面をスキ
ャンして行う。このスキャンが終わると、ホログラム材
料層102には、光ディスク2に記録されている全情報
が記録される。このようにしてホログラム材料層102
への情報の記録が終了したら、光情報記録媒体1と光デ
ィスク2は、図1に示した光情報記録装置10から取り
外される。そし、必要があれば、光情報記録媒体1の全
面に、所定の強度の紫外線が所定時間照射され、ホログ
ラム材料層102に記録された情報が確定される。な
お、同じディスク2の情報を、他の新しい光情報記録媒
体1に記録する場合には、同じ光ディスク2は何回も再
利用される。
【0029】次に、以上にようにして情報が記録された
光情報記録媒体1より情報を再生する本実施の形態に係
る光情報再生装置について説明する。この光情報再生装
置の概略の構成は、図1に示した光情報記録装置10と
同様である。そのため、以下では、光情報記録装置10
と同様の構成要素については同じ符号を用いて説明す
る。ただし、光情報再生装置の場合には、レーザパワー
コントロール回路17は、半導体レーザの出力を適正な
読み取りパワー(記録時の10分の1程度)となるよう
に制御する。また、光情報再生装置の場合には、ピック
アップ15は、図6に示したような構成となる。すなわ
ち、光情報再生装置におけるピックアップ15は、スピ
ンドル11に光情報記録媒体1が固定されたときに、光
情報記録媒体1の基板101側に対向する対物レンズ3
1と、レーザ光を出射する半導体レーザ32と、半導体
レーザ32と対物レンズ31との間に、半導体レーザ3
2側より順に配設されたコリメータレンズ33およびビ
ームスプリッタ34と、光情報記録媒体1からの戻り光
がビームスプリッタ34で反射された光の光路上に、ビ
ームスプリッタ34側より順に配設された集光レンズ3
5,ピンホール部材36および光検出器37を備えてい
る。なお、対物レンズ31は、図示しないフォーカス用
アクチュエータおよびトラッキング用アクチュエータに
よって、移動可能に支持されている。ピンホール部材3
6に形成されたピンホールは、集光レンズ35に平行光
線が入射したときに集光レンズ35からの出射光が収束
する位置に配置されている。なお、本実施の形態に係る
光情報再生装置におけるピックアップ15は、基板の厚
みが1.2mmの光ディスク用に設計された光ディスク
再生装置におけるピックアップと同様の構成となる。
【0030】次に、図6ないし図8を参照して、本実施
の形態に係る光情報再生装置の動作と光情報記録媒体1
の作用について説明する。情報再生時には、光情報記録
媒体1は、基板101が下側となるようにスピンドル1
1に固定される。この状態で、光情報記録媒体1は、ス
ピンドルサーボ回路13によって規定の回転数を保つよ
うに制御されてスピンドルモータ12によって回転さ
れ、半導体レーザ32は、レーザパワーコントロール回
路17の制御により、適正な出力(例えば1mW程度)
のレーザ光を出射する。
【0031】半導体レーザ32から出射されたレーザ光
は、コリメータレンズ33によって平行光線とされ、一
部はビームスプリッタ34を通過し、図7に示したよう
に、対物レンズ31で集光されて、再生用照射光38と
して光情報記録媒体1に照射される。ここで、再生用照
射光38の収束点の位置は、光ディスク1の深さ方向に
ついて記録用照射光の収束点の位置と同じ位置、すなわ
ち、情報の記録時に光情報記録媒体1上に光ディスク2
が重ね合わされた状態においてエンボスピット203が
形成されていた位置(以下、情報担持物点位置と言
う。)39である。従って、光情報記録媒体1の基板1
01の表面から情報担持物点位置39までの距離は1.
2mmとなる。厚みが0.6mmの光情報記録媒体1で
は、再生用照射光38は大きなスポットとなってホログ
ラム材料層102に照射される。ホログラム材料層10
2には、図5に示したような干渉パターンが記録されて
いるので、上述の再生用照射光38が照射されると、図
8に示したように、ホログラム材料層102からは、情
報の記録時におけるエンボスピット203からの反射光
と同じ特性を持ち、同じ方向に向かう光波が情報再生光
40として発生する。この情報再生光40の収束点の位
置は情報担持物点位置39である。情報再生光40は、
対物レンズ31に入射し平行光線となり、一部がビーム
スプリッタ34で反射され、集光レンズ35で集光され
て、ピンホール部材36のピンホールを通過して光検出
器37によって受光され、電気信号に変換されて再生信
号が出力される。この再生信号は、実際にエンボスピッ
ト203からの戻り光に基づく場合と同様の信号とな
る。再生信号の処理回路は、一般的な光ディスクシステ
ムと同様であるため、説明を省略する。また、ホログラ
ム材料層102より発生される情報再生光はエンボスピ
ット203からの反射光と同じ特性を持つので、エンボ
スピット203からの反射光を用いて行う場合と同様に
してフォーカスサーボおよびトラッキングサーボを行う
ことが可能である。
【0032】なお、光情報記録媒体1に再生用照射光を
照射したとき、情報再生光以外の光も戻ってくるが、情
報再生光以外の光は、ピンホール部材36のピンホール
上で収束しないので、そのほとんどはピンホール部材3
6によって遮断され、光検出器37に到達しない。
【0033】このように本実施の形態に係る光情報記録
媒体1および光情報再生装置によれば、光情報記録媒体
1の物理的な厚みが0.6mmであるにもかかわらず、
基板の厚みが1.2mmの光ディスク用に設計されたピ
ックアップを用いて情報を再生することができる。
【0034】以上説明したように、本実施の形態に係る
光情報記録媒体1および光情報記録装置によれば、基板
201の厚みが0.6mmの光ディスク2に記録された
情報を光情報記録媒体1に記録(転写)することで、基
板の厚みが1.2mmの光ディスク用に設計されたピッ
クアップを用いて最適な状態で、光ディスク2に記録さ
れていた情報を再生することのできる光情報記録媒体を
作成することができ、使用する媒体の厚みが異なるシス
テム間で互換性を持った光情報記録媒体を容易に作成す
ることが可能となる。また、本実施の形態に係る光情報
記録媒体1および光情報再生装置によれば、光情報記録
媒体1の物理的な厚み(0.6mm)にかかわらず、基
板の厚みが1.2mmの光ディスクを使用する場合と同
様に最適な状態で情報を再生することができる。
【0035】なお、本実施の形態では、光情報記録装置
と光情報再生装置を別体のものとして説明したが、図6
に示した再生用のピックアップが記録用のピックアップ
を兼ねるようにし、光情報記録装置と光情報再生装置の
両方の機能を備えた光情報記録再生装置を構成しても良
い。
【0036】次に、図9ないし図11を参照して本発明
の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態
は、同一の光情報記録媒体1に対して複数の光ディスク
の情報を多重記録するようにした例である。本実施の形
態では、図3に示した光ディスク2の他に、図9に示し
た光ディスク3を使用する。この光ディスク3には、光
ディスク2に記録された情報とは異なる情報が記録され
ている。光ディスク3は、ディスク2と同様に、ポリカ
ーボネートやガラス等によって形成された円板状の基板
301の一面に、例えばアルミニウムからなる反射膜3
02を形成して構成され、基板301と反射膜302と
の境界面には所定の情報を担持したエンボスピット30
3が形成されている。ただし、この光ディスク3におけ
る基板301の厚みは0.65mmになっている。
【0037】次に、同一の光情報記録媒体1に対して複
数の光ディスク2,3に記録された情報を多重記録する
方法について説明する。本実施の形態において、光情報
記録装置としては、第1の実施の形態と同様のものを使
用する。ただし、フォーカスサーボ用アクチュエータに
よって、対物レンズ21を移動させて記録用照射光の収
束点の位置を0.05mm以上移動させることのできる
構成とする。まず、第1の実施の形態における記録動作
と同様にして、情報記録前の光情報記録媒体1に対し
て、光ディスク2に記録された情報を記録する。ただ
し、その時点で、紫外線照射による情報の確定は行わな
い。次に、同じ光情報記録媒体1に対して、第1の実施
の形態における記録動作と同様にして、光ディスク3に
記録された情報を記録する。これにより、光情報記録媒
体1のホログラム材料装置102には、光ディスク2に
記録された情報と光ディスク3に記録された情報とが多
重記録される。そして、その後、光情報記録媒体1の全
面に紫外線を照射して、ホログラム材料装置102に記
録された全情報の確定を行う。
【0038】このようにして情報が記録された光情報記
録媒体1では、図10および図11に示したように、光
ディスク2に記録された情報に対応する情報担持物点位
置39は光情報記録媒体1の基板101の表面から1.
2mmの位置にあり、光ディスク3に記録された情報に
対応する情報担持物点位置41は光情報記録媒体1の基
板101の表面から1.25mmの位置にある。従っ
て、この光情報記録媒体1は、物理的な厚みは0.6m
mであるが、基板101の表面から1.2mmの位置と
1.25mmの位置に、光ディスク2に記録された情報
と光ディスク3に記録された情報がそれぞれエンボスピ
ットによって記録されているものと同等の媒体となる。
【0039】次に、このようにして2種類の情報が多重
記録された光情報記録媒体1から情報を再生する方法に
ついて説明する。本実施の形態において、光情報再生装
置としては、第1の実施の形態と同様のものを使用す
る。ただし、フォーカスサーボ用アクチュエータによっ
て、対物レンズ31を移動させて再生用照射光の収束点
の位置を0.05mm以上移動させることのできる構成
とする。光ディスク2に記録されていた情報を再生する
場合には、図10に示したように、第1の実施の形態に
おける再生動作と同様に、情報担持物点位置39で収束
するように光情報記録媒体1に再生用照射光38を照射
して行う。一方、光ディスク3に記録されていた情報を
再生する場合には、図11に示したように、情報担持物
点位置41で収束するように光情報記録媒体1に再生用
照射光38を照射して行う。このとき、ホログラム材料
層102からは、光ディスク3のエンボスピット303
からの反射光と同じ特性を持つ情報再生光が発生するの
で、この情報再生光を検出することによって光ディスク
3に記録されていた情報を再生することができる。
【0040】このように本実施の形態によれば、極めて
簡単な構成の光情報記録媒体1を用いて複数種類の情報
を多重記録することができ、光情報記録媒体1の記録容
量を増大させることができる。また、本実施の形態によ
れば、従来の多層構造の光ディスクのように複数の情報
記録層を一定間隔で配置するといった複雑な工程を必要
とすることなく、従来の多層構造の光ディスクと同様の
媒体を極めて容易に作成することができる。なお、本実
施の形態において、互いに基板の厚みの異なる3つ以上
の光ディスクを用意し、同一の光情報記録媒体1に対し
て、上述の記録動作を、各光ディスク毎に順次実行する
ことにより、同一の光情報記録媒体1に3種類以上の情
報を多重記録するようにしても良い。
【0041】なお、本実施の形態において、多重記録さ
れた各情報の情報担持物点位置、言い換えると多重記録
する各情報を担持した各光ディスクの基板の厚みは、各
情報間の干渉を防止するために、互いにピックアップ1
5の光学系で定まる焦点深度以上に離れていることが望
ましい。
【0042】なお、焦点深度とは、像点の広がりが許容
できる値以下となる範囲(距離)、簡単に言うと焦点が
略合っているとみなせる範囲(距離)を言う。焦点深度
Zは例えば次式で表される(G Bouwhuis他,“Principl
es of Optical Disc Systems”,Adam Hilger Ltd ,第
195 ページ参照)。ただし、(NA)は集光レンズの開
口数、λは光源の波長である。
【0043】
【数1】Z=±λ/{2(NA)2
【0044】本実施の形態におけるその他の構成、作用
および効果は第1の実施の形態と同様である。
【0045】次に、図12ないし図17を参照して本発
明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態
は、2枚の光情報記録媒体を張り合わせて2層の情報記
録領域を有する張り合わせ型光情報記録媒体を作成する
例である。本実施の形態では、2枚の光情報記録媒体
1,51を使用する。情報記録前の光情報記録媒体51
は、厚みが0.6mmで、情報記録前の情報記録媒体1
と全く同一の構成である。また、本実施の形態では、第
2の実施の形態と同様に、2つの光ディスク2,3を使
用する。光ディスク2の基板201の厚みは0.6m
m、光ディスク3の基板301の厚みは0.65mmで
ある。
【0046】次に、本実施の形態に係る張り合わせ型光
情報記録媒体を作成する方法について説明する。本実施
の形態において、光情報記録装置としては、第1の実施
の形態と同様のものを使用する。ただし、フォーカスサ
ーボ用アクチュエータによって、対物レンズ21を移動
させて記録用照射光の収束点の位置を0.05mm以上
移動させることのできる構成とする。まず、図12に示
したように、第1の実施の形態における記録動作と同様
にして、情報記録前の光情報記録媒体1に光ディスク2
を重ね合わせた状態で、光情報記録装置におけるピック
アップの対物レンズ21より記録用照射光24を照射し
て、光ディスク2に記録された情報を光情報記録媒体1
のホログラム材料層102に記録する。次に同様に、図
13に示したように、情報記録前の光情報記録媒体51
に光ディスク3を重ね合わせた状態で、対物レンズ21
より記録用照射光24を照射して、光ディスク3に記録
された情報を光情報記録媒体51のホログラム材料層1
02に記録する。
【0047】このようにして情報が記録された光情報記
録媒体1では、図14に示したように、光ディスク2に
記録された情報に対応する情報担持物点位置39は光情
報記録媒体1の基板101の表面から1.2mmの位置
にあり、光情報記録媒体1は、基板101の表面から
1.2mmの位置に、光ディスク2に記録された情報が
エンボスピットによって記録されているものと同等の媒
体となる。従って、光情報記録媒体1に対して、光情報
再生装置におけるピックアップの対物レンズ31より、
情報担持物点位置39上で収束する再生用照射光38を
照射することにより、ホログラム材料層102に記録さ
れた情報の再生が可能となる。同様に、情報が記録され
た光情報記録媒体51では、図15に示したように、光
ディスク3に記録された情報に対応する情報担持物点位
置41は光情報記録媒体51の基板101の表面から
1.25mmの位置にあり、光情報記録媒体51は、基
板101の表面から1.25mmの位置に、光ディスク
3に記録された情報がエンボスピットによって記録され
ているものと同等の媒体となる。従って、光情報記録媒
体51に対して、光情報再生装置におけるピックアップ
の対物レンズ31より、情報担持物点位置41上で収束
する再生用照射光38を照射することにより、ホログラ
ム材料層102に記録された情報の再生が可能となる。
【0048】ところで、情報が記録された光情報記録媒
体1,51は、それぞれ全く逆方向から再生用照射光3
8を入射させても、同様に情報を再生することが可能で
ある。図16は、図15の状態から光情報記録媒体51
を裏返して、図15の場合とは逆方向から再生用照射光
38を入射させた例を示している。ただし、この例で
は、光情報記録媒体51のホログラム材料層102と対
物レンズ31との間に、基板101と同質の材料からな
る厚み0.6mmのダミーディスク52を挿入し、この
ダミーディスク52を通して光情報記録媒体51に再生
用照射光38を入射させることで、ホログラム材料層1
02に照射される光に光学的な収差が発生しないように
している。このように、光情報記録媒体51を裏返し
て、ダミーディスク52を通して光情報記録媒体51に
再生用照射光38を入射させると、ダミーディスク52
の表面から1.25mm離れた情報担持物点位置41に
エンボスピット203が存在する場合と同等の情報再生
光がホログラム材料装置102より発生される。従っ
て、ダミーディスク52の表面から1.25mm離れた
情報担持物点位置41で収束するような再生用照射光3
8を照射することで、光情報記録媒体51のホログラム
材料層102に記録された情報(光ディスク3に記録さ
れていた情報)を再生することができる。
【0049】更に、図17に示すように、図16におけ
るダミーディスク52を、同じ厚みを有する光情報記録
媒体1で置き換えても、同様に、光情報記録媒体51の
ホログラム材料層102に記録された情報を再生するこ
とができる。そこで、本実施の形態における張り合わせ
型光情報記録媒体55は、図17に示したように、光デ
ィスク2に記録されていた情報を記録した光ディスク1
と、光ディスク3に記録されていた情報を記録した光デ
ィスク51とを、ホログラム材料層102同士が向かい
合うように張り合わせて作成したものである。
【0050】次に、張り合わせ型光情報記録媒体55か
ら情報を再生する方法について説明する。本実施の形態
において、光情報再生装置としては、第1の実施の形態
と同様のものを使用する。ただし、フォーカスサーボ用
アクチュエータによって、対物レンズ31を移動させて
再生用照射光の収束点の位置を0.05mm以上移動さ
せることのできる構成とする。図17に示したように、
光情報記録媒体1が下側になるように張り合わせ型光情
報記録媒体55を配置したとき、光情報記録媒体1のホ
ログラム材料層102に記録された情報(光ディスク2
に記録されていた情報)を再生する場合には、光情報記
録媒体1の基板101の表面より1.2mmの位置にあ
る情報担持物点位置39で収束するように張り合わせ型
光情報記録媒体55に再生用照射光38を照射して行
う。一方、光情報記録媒体51のホログラム材料層10
2に記録された情報(光ディスク3に記録されていた情
報)を再生する場合には、光情報記録媒体1の基板10
1の表面より1.25mmの位置にある情報担持物点位
置41で収束するように張り合わせ型光情報記録媒体5
5に再生用照射光38を照射して行う。
【0051】このように、互いに情報担持物点位置3
9,41が異なる2枚の光情報記録媒体1,51を、ホ
ログラム材料層102同士が向かい合うように張り合わ
せて作成された張り合わせ型光情報記録媒体55によれ
ば、各光情報記録媒体1,51単体に比べて記録容量を
2倍に増大させることができる。しかも、本実施の形態
における張り合わせ型光情報記録媒体55では、2つの
ホログラム材料層102に記録された情報のいずれを再
生する場合にも、再生用照射光は張り合わせ型光情報記
録媒体55の片側のみから入射させれば良いので、従来
の張り合わせ型光ディスクのように光ディスクを裏返す
必要がなく、光情報再生装置の大きさを小さく保ったま
まで、速いアクセススピードで、大量のデータを再生す
ることが可能となる。
【0052】なお、本実施の形態においても、第2の実
施の形態と同様に、各情報の情報担持物点位置39,4
1は、各情報間の干渉を防止するために、互いにピック
アップ15の光学系で定まる焦点深度以上に離れている
ことが望ましい。本実施の形態におけるその他の構成、
作用および効果は第1の実施の形態と同様である。
【0053】次に、図18および図19を参照して本発
明の第4の実施の形態について説明する。本実施の形態
における光情報記録媒体は、ホログラム材料層の他に、
光学的特性の変化として情報が記録される情報担持領域
を設けたものである。図18および図19に示したよう
に、本実施の形態における光情報記録媒体60は、例え
ばポリカーボネートによって形成された円板状の基板6
01の一面に、基板601とは屈折率が異なる例えば窒
化シリコンからなる透明誘電体層602と、ホログラム
材料層603とを、この順番で積層して構成されてい
る。基板601は、例えば射出成形法によって形成さ
れ、基板601の透明誘電体層602側の面には、通常
のCD等と同様に、射出成形装置によって、所定の情報
に対応するエンボスピット604が予め転写、形成され
ている。透明誘電体層602は例えば真空蒸着法やスパ
ッタリング法によって形成される。ホログラム材料層6
03は例えばスピンコート法によってホログラム材料を
塗布して形成される。また、光情報記録媒体60の厚み
は0.6mmである。
【0054】光情報記録媒体60のホログラム材料層6
03に他の光ディスクに記録された情報を記録する方法
は、第1の実施の形態と同様である。また、第2の実施
の形態と同様の方法で、ホログラム材料層603に、複
数の光ディスクの情報を多重記録することも可能であ
る。
【0055】また、光情報記録媒体60のホログラム材
料層603に記録された情報を再生する方法は、第1の
実施の形態と同様である。図18には、ホログラム材料
層603に、基板の厚みが0.6mmの光ディスク2に
記録された情報を記録した場合において、この情報を再
生する場合の再生用照射光38の状態を示している。こ
の図に示したように、本実施の形態における光情報記録
媒体60では、基板の厚みが1.2mmの光ディスク用
に設計されたピックアップを用いて、基板601の表面
より1.2mmの位置にある情報担持物点位置39で収
束するように、対物レンズ31より再生用照射光38を
照射することで、ホログラム材料層603に記録された
情報を再生することができる。
【0056】図19には、光情報記録媒体60のエンボ
スピット604によって記録された情報を再生する場合
の照射光の状態を示している。この図に示したように、
本実施の形態における光情報記録媒体60では、基板の
厚みが0.6mmの光ディスク用に設計されたピックア
ップを用いて、エンボスピット604上で収束するよう
に、対物レンズ31より光62を照射し、その戻り光を
検出することで、通常のCD等と同様に、エンボスピッ
ト604によって記録された情報を再生することができ
る。
【0057】このように本実施の形態における光情報記
録媒体60は、基板の厚みが0.6mmの光ディスク用
に設計されたピックアップと、基板の厚みが1.2mm
の光ディスク用に設計されたピックアップの双方で情報
の再生が可能となる。なお、ホログラム材料層603に
記録された情報とエンボスピット604によって記録さ
れた情報は、異なるものでも良いし同じものでも良い。
同じものである場合には、光情報記録媒体60は、同一
の情報を、基板の厚みが0.6mmの光ディスク用に設
計されたピックアップと、基板の厚みが1.2mmの光
ディスク用に設計されたピックアップのいずれによって
も再生することのできる媒体となる。本実施の形態にお
けるその他の構成、作用および効果は第1の実施の形態
と同様である。
【0058】次に、図20ないし図23を参照して本発
明の第5の実施の形態について説明する。本実施の形態
は、上記各実施の形態と異なり、平行光線を垂直に入射
させて光情報記録媒体1に対して情報の記録と再生を行
うようにした例である。
【0059】図20は、本実施の形態における光情報記
録装置のピックアップの主要な構成部分を示したもので
ある。このピックアップは、第1の実施の形態と同様に
して光情報記録媒体1および光ディスク2が重ね合わせ
られたときに光情報記録媒体1の基板101側に対向す
る対物レンズ61と、レーザ光を平行光線として出射す
るレーザ光源62と、対物レンズ61とレーザ光源62
との間にレーザ光源62側より順に配設されたミラー6
3,凸レンズ64およびピンホール部材65を備えてい
る。レーザ光源62から出射された平行光線は、ミラー
63によって進行方向を上向きに変えられ、凸レンズ6
4によって一度、ピンホール部材65のピンホール上で
点光源に収束される。この光は、ピンホール部材65の
ピンホールを通過した後、対物レンズ61によって平行
光線とされ、記録用照射光66として光情報記録媒体1
および光ディスク2に入射されるようになっている。な
お、光情報記録媒体1および光ディスク2の構成は、第
1の実施の形態と同様である。
【0060】このような構成のピックアップによって、
光情報記録媒体1および光ディスク2に、平行光線の記
録用照射光66が入射されると、この光は光ディスク2
上のエンボスピット203によって反射され、エンボス
ピット203から球面波67が発生される。その結果、
光情報記録媒体1のホログラム材料層102には、対物
レンズ61からの平行光線の記録用照射光66と光ディ
スク2上のエンボスピット203からの球面波67との
干渉パターンが記録される。
【0061】なお、図20に示した例では、対物レンズ
61からの記録用照射光66が光情報記録媒体1および
光ディスク2の一部分にしか照射されていない。従っ
て、この例では、光ディスク2に記録された全情報を光
情報記録媒体1に記録するためには、光情報記録媒体1
および光ディスク2に対する記録用照射光66の位置を
変えながら、光情報記録媒体1および光ディスク2の全
体にまんべんなく記録用照射光66を照射する必要があ
る。そのためには、例えば、光情報記録媒体1および光
ディスク2を所定の角度ずつ回転させる装置と、光情報
記録媒体1および光ディスク2を半径方向に所定の距離
ずつ移動させる装置があれば良い。これらの機能を有す
る装置としては、被支持体を直線方向および回転方向に
移動可能な市販のX−θステージを用いることができる
ので、図20では省略した。この他、それぞれステップ
モータ等を用いて、光情報記録媒体1および光ディスク
2を回転可能とすると共に、ピックアップを半径方向に
移動可能としても良い。また、図20における対物レン
ズ61および凸レンズ64の焦点距離を適当に調節する
ことによって、対物レンズ61からの平行光線を光情報
記録媒体1および光ディスク2の全面に一度に照射する
ようにしても良い。
【0062】以上のようにして光ディスク2に記録され
た情報が光情報記録媒体1の全面に記録されたら、光情
報記録媒体1と光ディスク2とを分け、必要があれば、
光情報記録媒体1の全面に、所定の強度の紫外線を所定
時間照射して、ホログラム材料層102に記録された情
報の確定を行う。
【0063】次に、図21および図22を参照して、本
実施の形態において光情報記録媒体1のホログラム材料
層102に記録された情報を再生する方法について説明
する。図21は光情報記録媒体1に再生用照射光を照射
するための光学系を示したものである。この光学系は、
図20に示した光情報記録装置のピックアップの光学系
と同様の構成であり、それぞれ図20における対物レン
ズ61,レーザ光源62,ミラー63,凸レンズ64お
よびピンホール部材65に対応する対物レンズ71,レ
ーザ光源72,ミラー73,凸レンズ74およびピンホ
ール部材75を備えている。このような光学系によっ
て、基板101側より光情報記録媒体1に再生用照射光
76としての平行光線が照射されると、情報が記録され
たホログラム材料層102からは、基板101の表面か
ら1.2mm離れた情報担持物点位置に光ディスク2の
エンボスピット203が存在する場合に生じる反射光
(球面波)と同等の情報再生光77が発生され、この情
報再生光77は対物レンズ71の方向に向かって進行す
る。なお、図21では、基板101の表面から1.2m
m離れた情報担持物点位置に、エンボスピット103に
対応する仮想的なピット78を示している。
【0064】図22は光情報記録媒体1からの情報再生
光を検出するための光学系を示したものである。この光
学系は、対物レンズ71と、この対物レンズ71を通過
した情報再生光の一部を反射するビームスプリッタ79
と、このビームスプリッタ79で反射された情報再生光
の光路上に配設された結像レンズ80と、この結像レン
ズ80の結像位置に配設されたピンホール部材81と、
このピンホール部材81のピンホールを通過した光を検
出し電気信号に変換する光検出器82とを備えている。
この光学系では、光情報記録媒体1からの情報再生光7
7は、対物レンズ71によって平行光線とされ、一部が
ビームスプリッタ79によって反射されて進行方向が9
0°変えられ、結像レンズ80によって結像される。こ
の結像レンズ80の結像位置には、図22に示したよう
に、仮想的なピット78に対応するピットの像83が形
成される。なお、図22では、便宜上、ピットの像83
をピンホール部材81と離して示しているが、実際には
ピットの像83はピンホール部材81上に形成される。
ピンホール部材81上に形成されるピットの像83は、
複数のピットに対応するものであるが、そのうちの一つ
のピットの像に対応する光のみがピンホール部材81の
ピンホールを通過して光検出器82に入射し、電気信号
に変換され、所望の再生信号が得られる。
【0065】ここまでの図21および図22を用いた説
明では、光情報記録媒体1に再生用照射光を照射するた
めの光学系と光情報記録媒体1からの情報再生光を検出
するための光学系とを分けて説明したが、再生用照射光
と情報再生光は同一の対物レンズ71を通過するので、
本実施の形態における光情報再生装置の実際のピックア
ップの主要な構成は、図23に示すようになる。すなわ
ち、このピックアップは、図21におけるピンホール部
材75と対物レンズ71との間に、図22におけるビー
ムスプリッタ79を配置して、図21に示した光学系と
図22に示した光学系とを合わせたものである。なお、
図23に示した再生用のピックアップが図20に示した
記録用のピックアップを兼ねるようにし、光情報記録装
置と光情報再生装置の両方の機能を備えた光情報記録再
生装置を構成しても良い。
【0066】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、光ディスク2に記録された情報を光情報記録媒体1
に記録する際に、平行光線の記録用照射光66によっ
て、光情報記録媒体1および光ディスク2の広い領域が
一度に露光されるので、記録用照射光として収束光を用
いる場合に比べて記録に要する時間を短縮することがで
きる。特に、記録用照射光66を光情報記録媒体1およ
び光ディスク2の全面に一度に照射するようにした場合
には、わずか数秒で光ディスク2に記録された情報を光
情報記録媒体1に記録することが可能となる。
【0067】次に、図24ないし図26を参照して本発
明の第6の実施の形態について説明する。本実施の形態
は、光情報記録媒体のホログラム材料層の手前側の所定
の位置で収束する収束光を用いて、光情報記録媒体に対
して情報の記録と再生を行うようにした例である。な
お、本実施の形態では、第4の実施の形態における光情
報記録媒体60を用いている。
【0068】図24は、本実施の形態における光情報記
録装置のピックアップの主要な構成部分を示したもので
ある。情報記録時には、光情報記録媒体60と光ディス
ク2は、ホログラム材料層603と基板201が向き合
うように重ね合わされる。ピックアップは、このように
光情報記録媒体60および光ディスク2が重ね合わせら
れたときに光情報記録媒体60の基板601側に対向す
る対物レンズ85と、レーザ光を出射する半導体レーザ
86と、この半導体レーザ86から出射されるレーザ光
を平行光線として対物レンズ85に入射させるコリメー
タレンズ87とを備えている。
【0069】このピックアップでは、半導体レーザ86
から出射されたレーザ光は、コリメータレンズ87によ
って平行光線とされ、対物レンズ85によって集光され
て、記録用照射光88として光情報記録媒体60および
光ディスク2に照射される。ここで、記録用照射光88
は、光情報記録媒体60のエンボスピット604上で収
束する収束光である。この記録用照射光88は、エンボ
スピット604上で収束した後、発散光となってホログ
ラム材料層603を通過して光ディスク2側に進行す
る。この光は、光ディスク2のエンボスピット203で
反射されて戻ってくる。その結果、光情報記録媒体60
のホログラム材料層603には、記録用照射光88と光
ディスク2のエンボスピット203からの反射光との干
渉パターンが記録される。本実施の形態では、記録用照
射光88は光情報記録媒体60のエンボスピット604
上で収束するので、エンボスピット604からの戻り光
を検出してフォーカスサーボおよびトラッキングサーボ
を行うことが可能である。フォーカスサーボおよびトラ
ッキングサーボを行いながら、光ディスク2に記録され
た情報を光情報記録媒体60の全面に記録したら、光情
報記録媒体60と光ディスク2とを分け、必要があれ
ば、光情報記録媒体60の全面に、所定の強度の紫外線
を所定時間照射して、ホログラム材料層603に記録さ
れた情報の確定を行う。
【0070】図25は、本実施の形態における光情報再
生装置のピックアップのうち、光情報記録媒体60のホ
ログラム材料層603に記録された情報を再生するため
の光学系を示したものである。この光学系は、光情報記
録媒体60の基板601側に対向する対物レンズ91
と、レーザ光を出射する半導体レーザ92と、この半導
体レーザ92と対物レンズ91との間に半導体レーザ9
2側より順に配設されたコリメータレンズ93およびビ
ームスプリッタ94と、光情報記録媒体60からの戻り
光がビームスプリッタ94で反射された光の光路上に配
設されたピンホール部材95と、このピンホール部材9
5のピンホールを通過した光を受光する光検出器96と
を備えている。
【0071】この光学系では、半導体レーザ92から出
射されたレーザ光は、コリメータレンズ93によって平
行光線とされ、一部がビームスプリッタ94を通過し、
対物レンズ91によって集光されて、再生用照射光97
として光情報記録媒体60に照射される。ここで、再生
用照射光97は記録用照射光88と同様に、光情報記録
媒体60のエンボスピット604上で収束する収束光で
ある。この再生用照射光97は、エンボスピット604
上で収束した後、発散光となってホログラム材料層60
3に達する。このようにホログラム材料層603に記録
用照射光88と同様の再生用照射光97が照射される
と、情報が記録されたホログラム材料層603からは、
基板601の表面から1.2mm離れた情報担持物点位
置39に光ディスク2のエンボスピット203が存在す
る場合に生じる反射光と同等の情報再生光98が発生さ
れ、この情報再生光98は対物レンズ91の方向に向か
って進行する。この情報再生光98は対物レンズ91を
通過して収束光となり、一部がビームスプリッタ94で
反射されて、ピンホール部材95のピンホール上で収束
し、ピンホールを通過して光検出器96で検出され電気
信号に変換され、所望の再生信号が得られる。なお、光
情報記録媒体60に再生用照射光97を照射したとき、
エンボスピット604で反射した光も戻ってくるが、こ
の光はピンホール部材95のピンホール上で収束しない
ので、そのほとんどはピンホール部材95によって遮断
され光検出器96に到達しない。
【0072】図26は、本実施の形態における光情報再
生装置のピックアップのうち、光情報記録媒体60のエ
ンボスピット604によって記録された情報を再生する
ための光学系を示したものである。この光学系は、図2
5に示した光学系におけるピンホール部材95の代わり
に、光情報記録媒体60からの戻り光がビームスプリッ
タ94で反射された光の光路上に配設された集光レンズ
99と、この集光レンズ99と光検出器96との間に配
設されたピンホール部材100とを備えたものである。
【0073】この光学系では、半導体レーザ92から出
射されたレーザ光はコリメータレンズ93によって平行
光線とされ、一部がビームスプリッタ94を通過し、対
物レンズ91によって集光されて、再生用照射光97と
して光情報記録媒体60に照射される。ここで、再生用
照射光97は光情報記録媒体60のエンボスピット60
4上で収束する収束光である。エンボスピット604で
反射されて発生する戻り光は対物レンズ91によって平
行光とされ、一部がビームスプリッタ94で反射され、
集光レンズ99によって集光されて、ピンホール部材1
00のピンホール上で収束し、ピンホールを通過し、光
検出器96で検出され電気信号に変換され、所望の再生
信号が得られる。なお、光情報記録媒体60に再生用照
射光97を照射したとき、ホログラム材料層603から
の情報再生光も戻ってくるが、この情報再生光はピンホ
ール部材100のピンホール上で収束しないので、その
ほとんどはピンホール部材100によって遮断され光検
出器96に到達しない。
【0074】図25に示した光学系と図26に示した光
学系の切り換えは、例えばピンホール部材95と、集光
レンズ99およびピンホール部材100とを、選択的に
戻り光の光路上に挿入することで行うことができる。あ
るいは、ズームレンズ系と一つのピンホール部材とを設
け、ズームレンズ系を駆動して、ホログラム材料層60
3からの情報再生光をピンホール上で収束させる状態
と、エンボスピット604からの戻り光をピンホール上
で収束させる状態とを選択して、2種類の情報を選択す
るようにしても良い。
【0075】また、光情報記録媒体60からの戻り光が
ビームスプリッタ94で反射された光の光路上に、更に
ビームスプリッタを設けて戻り光を2つに分岐させ、分
岐後の一方の光路上にはピンホール部材95および光検
出器を設け、他方の光路上には集光レンズ99,ピンホ
ール部材100および光検出器を設けて、光情報記録媒
体60のホログラム材料層603に記録された情報とエ
ンボスピット604によって記録された情報を同時に再
生できるようにしても良い。また、図25および図26
に示した再生用のピックアップが図24に示した記録用
のピックアップを兼ねるようにし、光情報記録装置と光
情報再生装置の両方の機能を備えた光情報記録再生装置
を構成しても良い。
【0076】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、光情報記録媒体60のホログラム材料層603に記
録された情報を再生する際の再生用照射光とエンボスピ
ット604によって記録された情報を再生する際の再生
用照射光が同じ位置で収束する収束光となるため、同一
のピックアップによって光情報記録媒体60のホログラ
ム材料層603に記録された情報とエンボスピット60
4によって記録された情報の双方を再生することが可能
となる。本実施の形態におけるその他の構成、作用およ
び効果は第1の実施の形態と同様である。
【0077】なお、本発明は上記各実施の形態に限定さ
れず、例えば、各実施の形態においてエンボスピットに
よって記録された情報は、反射率や屈折率等の光学的特
性の変化によって記録できれば良いので、エンボスピッ
トの代わりに相変化等を用いて記録しても良い。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように請求項1ないし5の
いずれか1に記載の光情報記録媒体によれば、一方の面
側より再生用照射光が照射されたときに、他方の面側の
所定の距離だけ離れた位置に情報を担持した物点が存在
する場合に生じる光と同等の情報再生光を発生させるた
めの情報記録領域を備えたので、使用する媒体の厚みが
異なるシステム間で互換性を持った光情報記録媒体を容
易に作成することができ、また、光情報記録媒体の物理
的な厚みにかかわらず光情報再生装置が最適な状態で情
報を再生することができるという効果を奏する。
【0079】また、請求項2記載の光情報記録媒体によ
れば、情報記録領域が深さ方向について異なる位置にそ
れぞれ情報を担持した物点が存在する場合に生じる複数
の光と同等の複数の情報再生光を発生させるようにした
ので、請求項1記載の光情報記録媒体の効果に加え、簡
単な構成の光情報記録媒体によって、複数の情報を多重
記録することができ、記録容量を増大させることができ
るという効果を奏する。
【0080】また、請求項3記載の光情報記録媒体によ
れば、情報記録領域が深さ方向について異なる位置に複
数設けられ、各情報記録領域が、それぞれ、深さ方向に
ついて異なる位置に情報を担持した物点が存在する場合
に生じる光と同等の情報再生光を発生させるようにした
ので、請求項1記載の光情報記録媒体の効果に加え、記
録容量を増大させることができるという効果を奏する。
【0081】また、請求項4記載の光情報記録媒体によ
れば、それぞれ一面に情報記録領域が形成された2枚の
基板を情報記録領域同士が向かい合うように張り合わせ
ることによって、情報記録領域が2つ設けられた光情報
記録媒体を構成したので、請求項3記載の光情報記録媒
体の効果に加え、張り合わせ型の光情報記録媒体であっ
ても、裏返す必要なく両面に記録された情報を再生する
ことができるという効果を奏する。
【0082】また、請求項5記載の光情報記録媒体によ
れば、情報記録領域の他に、光学的特性の変化として情
報が記録される情報担持領域を有するので、請求項1記
載の光情報記録媒体の効果に加え、2通りの方法で情報
が再生可能となるという効果を奏する。
【0083】また、請求項6ないし9のいずれか1に記
載の光情報記録装置によれば、光に感応して光学的特性
が変化する光記録材料からなる情報記録領域を有する第
1の光情報記録媒体と光学的特性の変化として予め情報
が記録された情報担持領域を有する第2の光情報記録媒
体とを重ね合わせた状態で第1の光情報記録媒体側から
記録用照射光を照射して、第2の光情報記録媒体の情報
担持領域に記録された情報を、記録用照射光とこの記録
用照射光に基づく第2の情報記録媒体からの戻り光との
干渉パターンとして、第1の光情報記録媒体の情報記録
領域に記録するようにしたので、使用する媒体の厚みが
異なるシステム間で互換性を持った光情報記録媒体を容
易に作成することができ、更に、第1の光情報記録媒体
に複数第2の情報記録媒体の情報担持領域に記録された
情報を多重記録することによって、簡単な構成の第1の
光情報記録媒体に複数の情報を多重記録することがで
き、記録容量を増大させることが可能となるという効果
を奏する。
【0084】また、請求項8記載の光情報記録装置によ
れば、記録用照射光を平行光としたので、請求項6記載
の光情報記録装置の効果に加え、記録に要する時間を短
縮することができるという効果を奏する。
【0085】また、請求項10記載の光情報記録方法に
よれば、光に感応して光学的特性が変化する光記録材料
からなる情報記録領域を有する第1の光情報記録媒体と
光学的特性の変化として予め情報が記録された情報担持
領域を有する第2の光情報記録媒体とを重ね合わせた状
態で第1の光情報記録媒体側から記録用照射光を照射し
て、第2の光情報記録媒体の情報担持領域に記録された
情報を、記録用照射光とこの記録用照射光に基づく第2
の情報記録媒体からの戻り光との干渉パターンとして、
第1の光情報記録媒体の情報記録領域に記録する手順
を、同一の第1の光情報記録媒体に対して複数の第2の
光情報記録媒体のそれぞれについて順次実行することに
より、同一の第1の光情報記録媒体に複数の第2の光情
報記録媒体に記録された情報を多重記録するようにした
ので、簡単な構成の第1の光情報記録媒体に複数の情報
を多重記録することができ、記録容量を増大させること
ができるという効果を奏する。
【0086】また、請求項11ないし14のいずれか1
に記載の光情報再生装置によれば、一方の面側より再生
用照射光が照射されたときに、他方の面側の所定の距離
だけ離れた位置に情報を担持した物点が存在する場合に
生じる光と同等の情報再生光を発生させるための情報記
録領域を有する光情報記録媒体に対して、再生用照射光
を照射し、その結果得られる情報再生光を検出して情報
の再生を行う情報再生手段を備えたので、光情報記録媒
体の物理的な厚みにかかわらず最適な状態で情報を再生
することができるという効果を奏する。
【0087】また、請求項12記載の光情報再生装置に
よれば、光情報記録媒体の情報記録領域が深さ方向につ
いて異なる位置にそれぞれ情報を担持した物点が存在す
る場合に生じる複数の光と同等の複数の情報再生光を発
生させ、情報再生手段が、複数の情報再生光のそれぞれ
に基づく情報を再生するようにしたので、請求項11記
載の光情報再生装置の効果に加え、複数の情報が多重記
録された光情報記録媒体から各情報を再生することがで
きるという効果を奏する。
【0088】また、請求項13記載の光情報再生装置に
よれば、光情報記録媒体の情報記録領域が深さ方向につ
いて異なる位置に複数設けられ、各情報記録領域がそれ
ぞれ、深さ方向について異なる位置に情報を担持した物
点が存在する場合に生じる光と同等の情報再生光を発生
させ、情報再生手段が、複数の情報記録領域から発生さ
れる複数の情報再生光のそれぞれに基づく情報を再生す
るようにしたので、請求項11記載の光情報再生装置の
効果に加え、各情報記録領域に記録された情報を再生す
ることができ、更に、光情報記録媒体が張り合わせ型の
光情報記録媒体であっても、裏返す必要なく両面に記録
された情報を再生することができるという効果を奏す
る。
【0089】また、請求項14記載の光情報再生装置に
よれば、光情報記録媒体が情報記録領域の他に、予め光
学的特性の変化として情報が記録された情報担持領域を
有し、情報再生手段が、情報記録領域に記録された情報
と情報担持領域に記録された情報とを再生するようにし
たので、請求項11記載の光情報再生装置の効果に加
え、情報記録領域に記録された情報の他に、情報担持領
域に記録された情報も再生することができるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における光情報記録
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1における光情報記録媒体の断面構成を示す
説明図である。
【図3】図1における光ディスクの断面構成を示す説明
図である。
【図4】図1におけるピックアップの主要な構成部分を
示す説明図である。
【図5】図1における光情報記録媒体に記録される干渉
パターンを示す説明図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態における光情報再生
装置のピックアップの主要な構成部分を示す説明図であ
る。
【図7】本発明の第1の実施の形態における光情報再生
装置の動作を説明するための説明図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態における光情報再生
装置の動作を説明するための説明図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態で使用する光ディス
クの断面構成を示す説明図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態における情報再生
時の動作を説明するための説明図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態における情報再生
時の動作を説明するための説明図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態における情報記録
時の動作を説明するための説明図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態における情報記録
時の動作を説明するための説明図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態における情報再生
の方法を説明するための説明図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態における情報再生
の方法を説明するための説明図である。
【図16】本発明の第3の実施の形態における情報再生
の方法を説明するための説明図である。
【図17】本発明の第3の実施の形態における情報再生
時の動作を説明するための説明図である。
【図18】本発明の第4の実施の形態における情報再生
時の動作を説明するための説明図である。
【図19】本発明の第4の実施の形態における情報再生
時の動作を説明するための説明図である。
【図20】本発明の第5の実施の形態における光情報記
録装置のピックアップの主要な構成部分を示す説明図で
ある。
【図21】本発明の第5の実施の形態において光情報記
録媒体に再生用照射光を照射するための光学系を示す説
明図である。
【図22】本発明の第5の実施の形態において光情報記
録媒体からの情報再生光を検出するための光学系を示す
説明図である。
【図23】本発明の第5の実施の形態における光情報再
生装置のピックアップの主要な構成部分を示す説明図で
ある。
【図24】本発明の第6の実施の形態における光情報記
録装置のピックアップの主要な構成部分を示す説明図で
ある。
【図25】本発明の第6の実施の形態における光情報再
生装置のピックアップのうち光情報記録媒体のホログラ
ム材料層に記録された情報を再生するための光学系を示
す説明図である。
【図26】本発明の第6の実施の形態における光情報再
生装置のピックアップのうち光情報記録媒体のエンボス
ピットによって記録された情報を再生するための光学系
を示す説明図である。
【符号の説明】
1…光情報記録媒体、2…光ディスク、10…光情報記
録装置、15…ピックアップ、21,31…対物レン
ズ、101…基板、102…ホログラム材料層、201
…基板、203…エンボスピット

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の面側より再生用照射光が照射され
    たときに、他方の面側の所定の距離だけ離れた位置に情
    報を担持した物点が存在する場合に生じる光と同等の情
    報再生光を発生させるための情報記録領域を備えたこと
    を特徴とする光情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記情報記録領域は、深さ方向について
    異なる位置にそれぞれ情報を担持した物点が存在する場
    合に生じる複数の光と同等の複数の情報再生光を発生さ
    せることを特徴とする請求項1記載の光情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記情報記録領域は深さ方向について異
    なる位置に複数設けられ、各情報記録領域は、それぞ
    れ、深さ方向について異なる位置に情報を担持した物点
    が存在する場合に生じる光と同等の情報再生光を発生さ
    せることを特徴とする請求項1記載の光情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 それぞれ一面に情報記録領域が形成され
    た2枚の基板を情報記録領域同士が向かい合うように張
    り合わせることによって構成され、情報記録領域が2つ
    設けられていることを特徴とする請求項3記載の光情報
    記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記情報記録領域の他に、光学的特性の
    変化として情報が記録される情報担持領域を有すること
    を特徴とする請求項1記載の光情報記録媒体。
  6. 【請求項6】 光に感応して光学的特性が変化する光記
    録材料からなる情報記録領域を有する第1の光情報記録
    媒体と光学的特性の変化として予め情報が記録された情
    報担持領域を有する第2の光情報記録媒体とを重ね合わ
    せた状態で第1の光情報記録媒体側から記録用照射光を
    照射して、第2の光情報記録媒体の情報担持領域に記録
    された情報を、前記記録用照射光とこの記録用照射光に
    基づく第2の情報記録媒体からの戻り光との干渉パター
    ンとして、第1の光情報記録媒体の情報記録領域に記録
    する情報記録手段を備えたことを特徴とする光情報記録
    装置。
  7. 【請求項7】 前記記録用照射光は、前記第2の光情報
    記録媒体の情報担持領域上に収束する収束光であること
    を特徴とする請求項6記載の光情報記録装置。
  8. 【請求項8】 前記記録用照射光は、平行光であること
    を特徴とする請求項6記載の光情報記録装置。
  9. 【請求項9】 前記記録用照射光は、前記第1の光情報
    記録媒体の情報記録領域の手前側の所定の位置で収束す
    る収束光であることを特徴とする請求項6記載の光情報
    記録装置。
  10. 【請求項10】 光に感応して光学的特性が変化する光
    記録材料からなる情報記録領域を有する第1の光情報記
    録媒体と光学的特性の変化として予め情報が記録された
    情報担持領域を有する第2の光情報記録媒体とを重ね合
    わせた状態で第1の光情報記録媒体側から記録用照射光
    を照射して、第2の光情報記録媒体の情報担持領域に記
    録された情報を、前記記録用照射光とこの記録用照射光
    に基づく第2の情報記録媒体からの戻り光との干渉パタ
    ーンとして、第1の光情報記録媒体の情報記録領域に記
    録する手順を、同一の第1の光情報記録媒体に対して複
    数の第2の光情報記録媒体のそれぞれについて順次実行
    することにより、同一の第1の光情報記録媒体に複数の
    第2の光情報記録媒体に記録された情報を多重記録する
    ことを特徴とする光情報記録方法。
  11. 【請求項11】 一方の面側より再生用照射光が照射さ
    れたときに、他方の面側の所定の距離だけ離れた位置に
    情報を担持した物点が存在する場合に生じる光と同等の
    情報再生光を発生させるための情報記録領域を有する光
    情報記録媒体に対して、再生用照射光を照射し、その結
    果得られる情報再生光を検出して情報の再生を行う情報
    再生手段を備えたことを特徴とする光情報再生装置。
  12. 【請求項12】 前記光情報記録媒体の情報記録領域
    は、深さ方向について異なる位置にそれぞれ情報を担持
    した物点が存在する場合に生じる複数の光と同等の複数
    の情報再生光を発生させ、前記情報再生手段は、複数の
    情報再生光のそれぞれに基づく情報を再生することを特
    徴とする請求項11記載の光情報再生装置。
  13. 【請求項13】 前記光情報記録媒体の情報記録領域
    は、深さ方向について異なる位置に複数設けられ、各情
    報記録領域は、それぞれ、深さ方向について異なる位置
    に情報を担持した物点が存在する場合に生じる光と同等
    の情報再生光を発生させ、前記情報再生手段は、複数の
    情報記録領域から発生される複数の情報再生光のそれぞ
    れに基づく情報を再生することを特徴とする請求項11
    記載の光情報再生装置。
  14. 【請求項14】 前記光情報記録媒体は、情報記録領域
    の他に、予め光学的特性の変化として情報が記録された
    情報担持領域を有し、前記情報再生手段は、前記情報記
    録領域に記録された情報と前記情報担持領域に記録され
    た情報とを再生することを特徴とする請求項11記載の
    光情報再生装置。
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