JPH09304673A - 光ケーブルの成端部 - Google Patents

光ケーブルの成端部

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JPH09304673A
JPH09304673A JP8145116A JP14511696A JPH09304673A JP H09304673 A JPH09304673 A JP H09304673A JP 8145116 A JP8145116 A JP 8145116A JP 14511696 A JP14511696 A JP 14511696A JP H09304673 A JPH09304673 A JP H09304673A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slot
tension member
optical cable
clamp
optical fiber
Prior art date
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Pending
Application number
JP8145116A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Uehara
敏明 上原
Tetsuo Nozawa
哲郎 野澤
Yasuhiro Tamaki
康博 玉木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP8145116A priority Critical patent/JPH09304673A/ja
Publication of JPH09304673A publication Critical patent/JPH09304673A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、光ケーブルの成端部、特にテンシ
ョンメンバクランプの取り付けが容易で、しかも安定か
つ強固な固定が可能となる光ケーブルの成端部を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 かゝる本発明は、内部の長手方向にテン
ションメンバ12が埋設され、外周の溝部11aに光フ
ァイバFが収納されたスロット11を有する光ケーブル
において、前記光ファイバFが口出しされたスロット1
1の端部に、当該スロット11の外周の溝部11aに嵌
合される螺旋状の凸部23aが形成された筒状の固着部
23bを有するテンションメンバクランプ23を固着さ
せた光ケーブルの成端部にあり、このテンションメンバ
クランプ23は、一種のナットとして、単に上記露出さ
れたスロット11にねじ込むのみで、簡単に固着でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ケーブルの成端部、
特にテンションメンバクランプの取り付けが容易で、し
かも安定かつ強固な固定が可能となる光ケーブルの成端
部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光ケーブルの成端部の処理にあた
っては、例えば図6や図7に示した方法などが既に提案
されている。図6の成端部では、光ケーブル端部におい
て、スロット1を露出させ、さらにこのスロット1を除
去して、内部のテンションメンバ2を引き出し、この露
出されたテンションメンバ2部分にテンションメンバク
ランプ3の筒体部3aを嵌め込み、この後、この筒体部
3aを圧縮変形させて、当該テンションメンバクランプ
3を固定し、このテンションメンバクランプ3の遊端側
のネジ部3bなどを利用して、光ケーブル端部を所望の
箇所に取り付けるなどしていた。
【0003】一方、図7の成端部では、光ケーブル端部
において、スロット1を露出させ、さらにこのスロット
1の外周の光ファイバ収納用の溝部1aを除去して、丸
棒状のスロット1bとし、この丸棒状のスロット1b部
分にテンションメンバクランプ13の筒状の固着部13
aを嵌め込み、この後、この固着部13aの取付け穴1
3bを介して、ネジなどの固定具5を上記丸棒状のスロ
ット1b部分に螺着させて、当該テンションメンバクラ
ンプ13を固定し、このテンションメンバクランプ13
の遊端側のネジ部13cなどを利用して、光ケーブル端
部を所望の箇所に取り付けるなどしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記図6の
成端部では、テンションメンバ2だけを残してスロット
1のすべてを削り取るなどの作業が必要とされ、これが
結構面倒であった。特に、スロット1が硬い材料(例え
ばポリエチレンなど)からなる場合には、大変な作業が
要求された。また、このような削り取り作業は、カッタ
ーナイフなどの刃物で行うわけであるが、この作業中に
刃物などで、テンションメンバ2自体に傷を付けたりし
て、その強度を低下させるなどの問題もあった。刃物な
どによる傷は、テンションメンバ2が多数の鋼製ワイヤ
からなる場合においても、各ワイヤは細く問題となる
が、特に、テンションメンバ2が樹脂製繊維の集合体か
らなるタイプの場合においては、傷が付き易く、細心の
注意が必要とされた。さらに、このような樹脂製繊維の
場合、スロット樹脂との接着力が強く、当該スロットの
除去が特に大変で、傷を付ける危険性が非常に高かっ
た。また、このようなスロットの除去作業やテンション
メンバクランプ3の上記圧縮変形作業は、口出しされた
多数の光ファイバFを避けながら行わなければならず、
作業がし難いという問題もあった。
【0005】上記図7の成端部は、このような図6の成
端部における問題点を解消するものとして、本出願人が
既に提案しているものであり(実願平3−110148
号)、テンションメンバ2だけを残してスロット1を除
去する作業や、テンションメンバクランプ3の圧縮変形
作業などがなくなるという利点が得られるものの、スロ
ット1の外周の光ファイバ収納用の溝部1aを除去する
には、溝の側壁(山部)をニッパなどの工具で切り取
り、その後、やすりなどで研磨して円滑にするなどの作
業が必要とされ、この作業が結構大変で、改善すべき余
地があった。特に、現在では、1000心程度までの光
ケーブルが単一スロット化されおり、このような多心高
密度光ケーブルでは、溝の数も多く(例えば13〜15
個程度)、これに対応した溝側壁(山部)も存在するわ
けで、これらの除去作業はかなりの負担となり、また、
真円に研磨するのも結構面倒であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来の実情に鑑みてなされたもので、その特徴とする点
は、内部の長手方向にテンションメンバが埋設され、外
周の溝部に光ファイバが収納されたスロットを有する光
ケーブルにおいて、前記光ファイバが口出しされたスロ
ットの端部に、当該スロットの外周の溝部に嵌合される
螺旋状の凸部が形成された筒状の固着部を有するテンシ
ョンメンバクランプを固着させた光ケーブルの成端部に
ある。
【0007】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、本発明に係る光ケ
ーブルの成端部の一つの実施の形態を示したものであ
る。この成端部において、11は光ケーブル端部の光フ
ァイバFが口出しされて、適当な長さに露出されたスロ
ット、11aはこのスロット11の外周に形成された螺
旋状の光ファイバ収納用の溝部、23は少なくとも先端
が開口されて、その筒内に、上記スロット11の外周の
溝部11aに嵌合される螺旋状の凸部23aが形成され
た筒状の固着部23bを有する金属製などのテンション
メンバクランプ、23cはこのテンションメンバクラン
プ23の後端から延出され、その先端にネジ部23dを
有するクランプバー部、31はこのクランプバー部23
cの先端寄りに装着されると共に、軸方向の適宜箇所に
光ファイバ用引き出し穴(図示省略)が形成された円柱
状ブロック部材などからなる固定部材、32はクランプ
バー部23cの先端ネジ部23dに取り付けられたアイ
ナットなどの引っ掛け部材、33は光ケーブル端部の外
周に装着された円錐形状部材などからなるスペーサ、3
4はスペーサ底の段部33aと上記固定部材31の外周
間に装着された筒状ケース、35は筒状ケース34を固
定部材31に固着するためのネジなどの固着具、36は
上記筒状ケース34の内部に充填された樹脂などの充填
物、37は上記光ケーブル端部の外周から、スペーサ3
3の外周及び筒状ケース34の外周に掛けて気密に被覆
された収縮チューブ、38は口出しされた光ファイバF
の引き出し部分に必要により装着された補強用保護チュ
ーブである。
【0008】このような構成からなる本発明では、光ケ
ーブル端部にテンションメンバクランプ23を取り付け
る際、単に光ファイバFを口出してスロット11部分を
露出させ、テンションメンバ12を取り出すことなく、
適当な長さに切断し、その後、このスロット11部分
に、テンションメンバクランプ23の筒状の固着部23
bの先端開口を嵌め込み、ねじ込めば、内部の螺旋状の
凸部23aがスロット11の外周の溝部11aに嵌合さ
れて、簡単に固着させることができる。つまり、本発明
では、スロット11を、螺旋状の溝部11aと当該溝部
11a間の側壁(山部)からなる一種のネジ(ボルト)
部材と見なす一方、これに嵌合する螺旋状の凸部23a
を有するテンションメンバクランプ23の固着部23b
を一種のナット部材として、ねじ込み方式で、固着でき
るようにしてある。したがって、もちろん、テンション
メンバクランプ23の固着部23bのネジ部に相当する
凸部23aの数やその高さ、ピッチなどは、スロット1
1の螺旋状溝部11aの数やその高さ、ピッチなどに一
致させてある。このような一種のボルトとナットとによ
るねじ込み関係によって、従来のように、光ケーブルの
端部からテンションメンバ12だけを取り出したり、或
いはスロット11の外周の溝部11aの溝側壁(山部)
を除去し、研磨したりすることは、全く不要となる。な
お、このねじ込み関係により、ねじ込み時とは、逆方向
に回せば、テンションメンバクランプ23を、必要によ
り簡単に取り外すことも可能である。
【0009】また、上記テンションメンバクランプ23
の固着にあっては、その外周を、例えば工具などで挟み
込んでねじ込めばよいわけであるが、このねじ込みが硬
かったり、或いはその締め付けをより確実にかつ強固に
行うためには、例えば図4に示したように、テンション
メンバクランプ23の外周の一部にナット部などのよう
な工具操作部23eを設けておくとよい。なお、この工
具操作部23eは、単なる平坦部として、工具などでの
挟み込みを容易にしたり、単なる工具挿入穴などとして
もよい。さらに、テンションメンバクランプ23は、こ
のねじ込み関係によって、十分強固に固着されるわけで
あるが、安全のため、より強固な固着を確保するには、
当該クランプ23の外周に取付け穴23fを設け、この
部分からネジなどの固定具15をスロット11に螺着さ
せて固定したり、或いは、図5に示したように、クラン
プ23の外周を円周方向に圧縮変形させたかしめ溝23
fを設けて固着するようにしてもよい。
【0010】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る光ケーブルの成端部によれば、次のような優れた
効果が得られる。 (1)先ず、成端部の処理にあったて、光ファイバの口
出しされたスロットは、テンションメンバが埋設された
ままで、適当な長さで、単に切断するのみでよい。した
がって、従来の成端部のように、テンションメンバだけ
を取り出したり、スロットの光ファイバ収納用の溝部を
除去し、研磨したりするなどの困難な作業は、全く不要
となり、良好な作業性が得られる。 (2)また、露出されたスロットにテンションメンバク
ランプを固着するにおいても、当該テンションメンバク
ランプの筒状の固着部には、スロットの外周の溝部に嵌
合される螺旋状の凸部を形成して、一種のナット部(ネ
ジ部)としてあるため、単にスロットに嵌め込んで、ね
じ込むのみでよく、極めて簡単な操作で固着することが
できる。この固着にあっても、良好な作業性が得られ
る。 (3)また、このようなスロットとテンションメンバク
ランプとのねじ込み結合の場合、その構造上、ねじれ方
向(回転方向)の力が加わったとき以外には、緩んだり
することがないため、スロットやテンションメンバクラ
ンプの長さ方向の張力に対しては、大きな抵抗力を有す
る。したがって、このねじ込み結合だけで、十分な固着
強度が得られる。従来方法で必要とされた、ネジ止めや
かしめ止めなども不要となり、作業工数の低減が可能と
なる。もちろん、より大きな強度が要求される場合に
は、このねじ込み結合と、従来のネジ止めやかしめ止め
などと、何等支障なく併用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ケーブルの成端部の一例の全体
を示した部分縦断側面図である。
【図2】図1の光ケーブルの成端部の一部を示した拡大
部分縦断側面図である。
【図3】図1の光ケーブルの成端部におけるスロットと
テンションメンバクランプの固着部を示した一部縦断展
開図である。
【図4】本発明に係る光ケーブルの成端部の他の例にな
るスロットとテンションメンバクランプの固着状態を示
した部分縦断側面図である。
【図5】本発明に係る光ケーブルの成端部のさらに別の
例になるスロットとテンションメンバクランプの固着状
態を示した側面図である。
【図6】従来の光ケーブルの成端部の一例を示した部分
縦断側面図である。
【図7】従来の光ケーブルの成端部の他の一例を示した
部分縦断側面図である。
【符号の説明】
11 スロット 11a 光ファイバ収納用の溝部 12 テンションメンバ 23 テンションメンバクランプ 23a 螺旋状の凸部 23b 筒状の固着部 F 光ファイバ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部の長手方向にテンションメンバが埋
    設され、外周の溝部に光ファイバが収納されたスロット
    を有する光ケーブルにおいて、前記光ファイバが口出し
    されたスロットの端部に、当該スロットの外周の溝部に
    嵌合される螺旋状の凸部が形成された筒状の固着部を有
    するテンションメンバクランプを固着させたことを特徴
    とする光ケーブルの成端部。
JP8145116A 1996-05-15 1996-05-15 光ケーブルの成端部 Pending JPH09304673A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2804762A1 (fr) * 2000-02-08 2001-08-10 France Telecom Manchon de fixation pour cables optiques
JP2004069747A (ja) * 2002-08-01 2004-03-04 Japan Aviation Electronics Industry Ltd 光ファイバケーブル、光ファイバケーブルの端部構造及びテンションメンバのクランプ構造

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