JPH09304623A - 面光源装置 - Google Patents
面光源装置Info
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- JPH09304623A JPH09304623A JP8142254A JP14225496A JPH09304623A JP H09304623 A JPH09304623 A JP H09304623A JP 8142254 A JP8142254 A JP 8142254A JP 14225496 A JP14225496 A JP 14225496A JP H09304623 A JPH09304623 A JP H09304623A
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Abstract
し、全体を薄型化し、かつ出射光の不自然な輝度ムラを
有効に回避する。 【解決手段】微粒子を分散混入して導光板12を形成す
ると共に、光源3A、3Bの真上を除いた出射面の一部
又は全部に形成した光量補正面M1により照明光の出射
を促す。
Description
適用される面光源装置に関し、例えば棒状の蛍光ランプ
を導光板に埋め込んで配置したタイプの面光源装置に適
用するものである。本発明は、この面光源装置におい
て、微粒子を分散混入して導光板を形成すると共に、光
源の真上を除いた出射面の一部又は全部に形成した光量
補正面により照明光の出射を促すことにより、全体の厚
さを薄型化し、かつ出射光の不自然な輝度ムラを低減す
る。
一次光源でなる蛍光ランプを液晶表示パネルの背面側方
に配置したサイドライト型面光源装置と、この蛍光ラン
プを液晶表示パネルの背面に直接配置したタイプの面光
源装置とがある。この後者の面光源装置においては、サ
イドライト型面光源装置に比して、蛍光ランプより出射
した照明光が再び蛍光ランプに入射して蛍光体を再励起
する程度が小さいことなどにより、照明光の利用効率が
高い特徴があり、その分サイドライト型面光源装置に比
して出射光の輝度レベルを向上できると考えられてい
る。また光源を背面に配置できることにより、その分
(光源を配置するためのスペース分)だけ側方への突出
部分を低減して、全体形状を小型化できると考えられて
いる。
号公報に開示の面光源装置を示す分解斜視図である。こ
の面光源装置1は、導光板2に蛍光ランプ3A及び3B
を埋め込んだ後、この導光板2の背面に反射板4を配置
し、また導光板2の出射面に透過光量補正シート5、光
拡散板6を積層して形成される。
により略長方形形状に形成され、平坦な上面が出射面に
割り当てられる。さらに導光板2は、背面に蛍光ランプ
3A及び3Bを埋め込む断面U字形状の溝が形成され、
またこれらの溝の両側において、板厚が徐々に低減して
斜面が形成される。これにより導光板2は、蛍光ランプ
3A及び3Bより出射されて出射面に入射する照明光の
うち、臨界角以下の成分については、直接、出射面より
出射する。また臨界角以上の成分については、出射面と
斜面との間で反射して出射面に対する入射角を臨界角以
下に低減し、これにより主に、蛍光ランプ3A及び3B
の長手方向に直交する方向における導光板2の両端部近
傍の出射面よりこれらの照明光を出射する。
射して導光板2の内部に戻し、これにより照明光の利用
効率を向上する。透過光量補正シート5は、導光板2よ
り出射される照明光を部分的に反射して導光板2の内部
に戻すことにより、透過光の光量分布を均一化する。す
なわち図25において符号a1で示すように、導光板2
より出射される照明光の光量分布は、蛍光ランプ3A及
び3Bのほぼ真上で最も大きくなる。透過光量補正シー
ト5は、透明シート材にドットパターンを形成して作成
される。ここでこのドットパターンは、蒸着により部分
的に微小な金属膜を蒸着して形成され、入射光の光量分
布に対応して、蛍光ランプ3A及び3Bのほぼ真上で最
も密に、かつ蛍光ランプ3A及び3Bの真上より遠ざか
ると密度が低下するように形成される。これにより透明
シート5は、矢印Aで示すように、照明光の光量分布を
補正する。
形成され、透過光量補正シート5の出射光を拡散させ
て、所望の光量分布により出射する。これにより面光源
装置1においては、サイドライト型面光源装置に比し
て、効率良く照明光を出射できるようになされている。
源装置においては、全体の厚さを薄くすると、出射光に
不自然な輝度ムラが発生する問題がある。
透過光量補正シート5により出射光の光量分布を補正し
た後、光拡散板6により照明光を拡散させても、図25
において符号a2で示すように、光量分布を完全に補正
することが困難で、全体の厚さを薄くすると、蛍光ラン
プ3A及び3B間で光量が低下するようになる。この光
量の低下した部分は、その両側で光量が急激に増大する
ことにより、極めて容易に知覚され、照明光の品位を著
しく低下させる。
で、全体の厚さを薄型化し、かつ出射光の不自然な輝度
ムラを低減することができる面光源装置を提案しようと
するものである。
め本発明においては、微粒子を分散混入した板状部材
と、この板状部材の背面側に、板状部材に埋め込まれて
配置されて、板状部材に照明光を出射する光源と、この
板状部材の出射面側に配置されて、板状部材より出射さ
れる照明光の一部を反射及び又は吸収することにより、
透過光の光量分布を補正する透過光量補正面と、この透
過光量補正面より出射される照明光を拡散して出射する
光拡散部材とを備えるようにする。さらにこのような構
成において、先の板状部材に、光源の真上を避けて、出
射面の全部又は一部に、照明光の出射を促す光量補正面
を形成する。
射面側に配置する構成に代えて、板状部材の背面側に配
置する構成に、同様の光量補正面を形成する。
面に向かって遠ざかるに従って板厚が薄くなるように形
成する。
定の板厚となるように形成する。
平行に配置した溝を形成し、これらの溝に光源を配置
し、先の光量補正面をこれらの溝間に形成する。
拡散部材より出射される照明光の光量分布がほぼ単一の
ピークを形成するように、形成する。
により形成する。
有する繰り返し形状を繰り返して形成する。
合に、粗面の程度を部分的に変化させる。
を形成する場合に、この繰り返し形状の繰り返しピッ
チ、形状及び又は大きさを部分的に変化させる。
ば、その分光源より出射された照明光の光量分布の偏り
を補正することができる。また光源の真上を避けて、出
射面の全部又は一部に、照明光の出射を促す光量補正面
を形成すれば、この光量補正面の形成位置においては、
輝度レベルを向上することができる。これにより板状部
材における散乱の程度等と共に、光量補正面を適宜選定
して、全体形状を薄型化しても、出射光の不自然な輝度
ムラを低減することができる。
に配置する構成に、同様の光量補正面を形成して、同様
に、光量補正面を適宜選定して、全体形状を薄型化して
も、出射光の不自然な輝度ムラを低減することができ
る。
て遠ざかるに従って板厚が薄くなるように、板状部材を
形成することにより、この板厚が薄くなった部分につい
ての輝度レベルの低下を補正することができる。
るように板状部材を形成する場合には、この形状に対応
して光量補正面の形成位置等を選択して出射光の不自然
な輝度ムラを低減することができる。
平行に配置した溝を形成し、これらの溝に先の光源を配
置し、先の光量補正面をこれらの溝間に形成すれば、こ
の溝間で低下する輝度レベルを補正することができる。
射される照明光の光量分布がほぼ単一のピークを形成す
るように、光量補正面を形成すれば、品位の高い照明光
を出射することができる。
繰り返し形状を繰り返して、光量補正面を形成すること
により、簡易な構成で照明光の出射を促すことができ
る。
合には、粗面の程度を部分的に変化させることにより、
繰り返し形状により光量補正面を形成する場合には、こ
の繰り返し形状の繰り返しピッチ、形状及び又は大きさ
を部分的に変化させることにより、所望の光量分布によ
り照明光を出射することができる。
発明の実施の形態を詳述する。
示す分解斜視図である。この面光源装置11は、導光板
でなる光散乱導光板12に蛍光ランプ3A及び3Bを埋
め込んだ後、この光散乱導光板12の背面に反射シート
14を配置し、また導光板2の出射面に透過光量補正シ
ート15、光拡散板16、光制御部材としてのプリズム
シート17を積層して形成される。
射出成形して形成され、この実施の形態では、例えばポ
リメチルメタクリレート(PMMA)からなるマトリッ
クス中に、照明光を拡散する微粒子を分散混入した樹脂
が適用される。この微粒子は、マトリックスと屈折率の
異なる透光性の微粒子(シリコーン樹脂系の微粒子、東
芝シリコーン社製、トスパール120)であり、例えば
0.2〜1.0〔wt%〕の割合で分散混入される。こ
れにより光散乱導光板12は、蛍光ランプ3A及び3B
より出射された照明光を効率良く散乱して光量分布の偏
りを補正するようになされている。
形状に形成され、平坦な上面が出射面に割り当てられ
る。さらに光散乱導光板12は、従来の導光板2(図2
4)に比して薄型に形成され、背面に蛍光ランプ3A及
び3Bを埋め込む断面U字状の溝が形成される。またこ
れらの溝の両側において、板厚が緩やかに低減して曲面
により斜面が形成される。これにより光散乱導光板12
は、蛍光ランプ3A及び3Bより出射される照明光を内
部にて散乱させながら出射面より出射し、このとき出射
面に対して入射角の大きな成分については、出射面及び
斜面間における反射及び又は散乱効果により出射面に対
する入射角を臨界角以下に低減して出射面より出射す
る。
A及び3B間のほぼ中央部分に、蛍光ランプ3A及び3
Bの真上を避けて、照明光の出射を促す光量補正面M1
が形成される。ここでこの光量補正面M1は、矢印Bに
より示すように、蛍光ランプ3A及び3Bが延長する方
向と直交する方向に、斜面を有する同一の繰り返し形状
を繰り返して形成される。この実施の形態では、この繰
り返し形状として、蛍光ランプ3A及び3Bと平行に、
断面三角形形状の溝が形成される。
して臨界角以上の角度で入射する照明光Lを出射面より
出射し、照明光の出射を促す。なおこの符号Bにより示
す拡大図において、溝を形成しない場合の出射面を符号
Mで、この出射面Mにより反射する照明光を符号L1で
示す。すなわち蛍光ランプ3A及び3Bから出射されて
光散乱導光板12内に入射した照明光は、光散乱導光板
12内を進行して光散乱導光板12の出射面に到達する
ことになる。このとき蛍光ランプ3A及び3Bの間の領
域において、蛍光ランプ3A及び3Bからの照明光は、
光散乱導光板12の出射面に対して大きな角度を持って
光散乱導光板12に入射する成分が多くなり、これによ
りこの領域では照明光の大部分が光散乱導光板12の出
射面に対して大きな角度で入射することになる。これら
のことから従来構成の導光板2(図24)においては、
蛍光ランプ3A及び3B間の出射面に照明光が到来して
いるものの、その多くが出射されないことが判る。
散乱導光板12によれば、このような照明光の成分を内
部にて効率良く散乱して、蛍光ランプ3A及び3B間の
出射面に対して臨界角以下の角度で入射する成分を増大
することができ、出射面からの出射光量を増大させるこ
とができる。またさらに、これに加えて断面三角形形状
の溝を形成すれば、出射面に対して臨界角以上の角度で
入射する成分についても、出射を促すことができる。
M1を形成していない場合(符号N1)との比較によ
り、符号N2により示すように、この実施の形態では、
光散乱導光板12を薄肉に形成して蛍光ランプ3A及び
3B間の輝度レベルを増大することができる。なおこの
図2においては、反射シート14を配置し、かつ透過光
量補正シート15、光拡散板16、プリズムシート17
を省略し、光散乱導光板12の出射面における輝度レベ
ルを直接測定した結果である。
て、光量補正面M1の形成範囲、断面三角形形状の斜面
の傾きは、光散乱導光板12の形状、光散乱導光板12
における光散乱の程度、蛍光ランプ3A及び3B間の間
隔、透過光量補正シート15におけるパターンニングの
程度に対応して、面光源装置11より出射される照明光
の分布が単一のピークを形成するように、すなわち蛍光
ランプ3A及び3B間の輝度レベルの低下が知覚されな
いで、かつ陰極線管による表示画面の輝度分布に近づく
ように、選定されるようになされている。ちなみにこの
実施の形態では、光量補正面M1の形成範囲を選択して
このような輝度分布を確保する。
状の正反射部材、又は白色PETフィルム等でなるシー
ト状の乱反射部材により形成され、両面テープにより光
散乱導光板12の背面に配置される。これにより反射シ
ート14は、この背面より漏れ出す照明光を反射して光
散乱導光板12に入射し、照明光の利用効率を向上す
る。なお、この反射シート14を用いることに代えて、
光散乱導光板12を収容するケース(シャーシ)の内面
に反射面を形成することも可能である。
ステルフィルム上にドットパターンを形成して作成され
る。ここでこのドットパターンは、アルミニュームを部
分的に蒸着した微小な金属膜により形成され、この金属
膜の形成密度が蛍光ランプ3A及び3Bの真上で最も密
に、蛍光ランプ3A及び3Bの真上より遠ざかるに従っ
て低減するように形成される。これにより透過光量補正
シート15は、光散乱導光板12より出射された照明光
を部分的に反射して光散乱導光板12の内部に戻し、透
過光の光量分布を均一化する。
M1を形成していない場合(符号N3)との比較によ
り、符号N4により示すように、この実施の形態では、
この透過光量補正シート15より出射される照明光がほ
ぼ単一のピークを形成するように、照明光の光量分布を
補正する。
板により形成され、透過光量補正シート15の出射光を
拡散させて、所望の光量分布により出射する。プリズム
シート17は、出射光の指向性を補正する光制御部材で
あり、ポリカーボネート等の透光性のシート材で形成さ
れ、光散乱導光板12と逆側面にプリズム面が形成され
る。このプリズム面は、一方向にほぼ平行に延長する断
面三角形形状の突起が繰り返されて形成される。これに
よりプリズムシート17は、この三角形形状の突起の斜
面で、出射光の主たる出射方向を出射面の正面方向に補
正する。
3Bより出射された照明光は、導光板12の内部に入射
した後、出射面に到達し、ここで出射面に対して臨界角
以下の成分が出射面より出射される。これに対して臨界
角以上の成分は、出射面で反射された後、斜面にて反射
され、ここで出射面に対する入射角が低減する。これに
より蛍光ランプ3A及び3Bより出射された照明光は、
直接に、又は斜面を反射した後、出射面より出射され
る。
光板12の内部に入射した照明光は、出射面より出射さ
れるまでの間に、光散乱導光板12の内部に分散混入さ
れた透光性の微粒子により散乱作用(多重散乱)を受
け、これにより出射面に対して臨界角以下で入射する成
分が増大し、出射面から効率良く出射されることにな
り、その結果として出射面より観察される光量分布の偏
りが低減される。
ランプ3A及び3B間の光量補正面M1に入射する照明
光は、出射面に対しては臨界角以上の成分が、光量補正
面M1に形成された繰り返し形状の斜面に対しては臨界
角以下の角度で入射することにより、何ら光量補正面M
1を形成していない部分に比して光散乱導光板12から
の出射が促され、これにより蛍光ランプ3A及び3B間
で光散乱導光板12からの出射光量が増大する。
された照明光は、透過光量補正シート15に入射し、こ
こで部分的に反射されて光散乱導光板12の内部に戻さ
れ、光量分布が均一化された後、続く光拡散板16を透
過する際に、さらに拡散を受けて均一化される。
て導光板を形成すると共に、蛍光ランプ3A及び3B間
の出射面に、照明光の出射を促す光量補正面M1を形成
することにより、従来に比して、全体形状を薄型化し、
かつ出射光の不自然な輝度ムラを低減することができ
る。
光散乱導光板を示す断面図である。この光散乱導光板2
0は、図1について上述した光散乱導光板12に代えて
配置される。この光散乱導光板20は、第1の実施の形
態に係る光散乱導光板12に比して、蛍光ランプ3A及
び3Bと直交する方向に出射面が拡大して形成され、そ
の分各蛍光ランプ3A及び3Bから側面までの距離Dが
増大するようになされている。
は、この出射面の両側面側に、中央部分と同一形状の繰
り返し形状が繰り返し形成され、これによりこの拡大し
た出射面、両側面側にも、光量補正面を形成し、照明光
の出射を促すようになされている。
て、側面側に繰り返し形状を形成して光量補正面を形成
したことにより、出射面が大面積の場合でも、出射光の
不自然な輝度ムラを有効に回避することができる。
光散乱導光板を示す断面図である。この光散乱導光板2
1は、図1について上述した光散乱導光板12に代えて
配置される。この光散乱導光板21は、蛍光ランプ3A
及び3B間に光量補正面M1が形成される。さらに光散
乱導光板21は、出射面の残る領域M2及びM3がマッ
ト処理により実質的には光量補正面として機能しない程
度の深さの浅い梨地面(シボ面)に形成され、これによ
りこれらの領域M2及びM3が粗面に形成される。
域M2及びM3を梨地面に形成したことにより、その分
透過光量補正シートとの馴染みを低減でき、この透過光
量補正シートの出射面への貼り付きを有効に回避するこ
とができる。
光散乱導光板を示す断面図である。この光散乱導光板2
2は、蛍光ランプ3A及び3B間に光量補正面M1が形
成され、この光量補正面M1において、繰り返し形状が
変化するように形成される。
り返し形状は、中央部分で光散乱導光板12の深さ方向
に大形状に形成され、中央より遠ざかるに従って小形状
に形成される。さらにこの繰り返し形状は、それぞれの
大きさに対応して繰り返しピッチが中央より遠ざかるに
従って低減するように形成される。これによりこの光量
補正面M1においては、中央部分程、照明光の出射を促
すようになされている。
変化させて光量補正面M1を形成したことにより、照明
光の出射を促す程度を中央部分程増大させることができ
る。これにより出射光の輝度分布をさらに一段と陰極線
管における輝度分布に近づけることができ、その分出射
光の品位をさらに向上することができる。
光散乱導光板を示す断面図である。この光散乱導光板2
3は、第1の実施の形態に係る光散乱導光板12と同様
な樹脂材料により、全体が平板形状に形成され、蛍光ラ
ンプ3A及び3B間に光量補正面M1が形成される。
形状に形成しても、第1の実施の形態と同様の効果を得
ることができる。
光散乱導光板を示す断面図である。この光散乱導光板2
4は、全体が平板形状に形成され、蛍光ランプ3A及び
3B間に光量補正面M1が、さらに両側面側に光量補正
面M1と同一の光量補正面M4及びM5が形成される。
導光板を適用して、中央部分に加えて、側面側に繰り返
し形状を形成して光量補正面を形成することにより、出
射面が大面積の場合でも、出射光の不自然な輝度ムラを
有効に回避することができる。
光散乱導光板を示す断面図であり、この光散乱導光板2
5は、蛍光ランプ3A及び3B間と、両側面側に形成し
た光量補正面M1、M4及びM5において、繰り返し形
状を変化させる。すなわち光量補正面M1においては、
中央部分程、照明光の出射を促すように、また側面側の
光量補正面M4及びM5においては、側面側程、照明光
の出射を促すように、繰り返し形状の大きさ及び繰り返
しピッチが選定されるようになされている。
導光板に適用して、中央部分及び側面側に繰り返し形状
を変化させて光量補正面を形成したことにより、出射光
の品位をさらに向上することができる。
の光散乱導光板を示す断面図であり、この光散乱導光板
26は、背面の中央に1本の蛍光ランプ3を埋め込んで
保持し、この蛍光ランプ3により一次光源を形成する。
さらに光散乱導光板26は、この蛍光ランプ3の真上を
避けて、両側面側に光量補正面M6及びM7が形成され
る。
ンプ3により一次光源を形成する場合でも、両側面側に
光量補正面M6及びM7を形成して照明光の出射を促す
ことにより、全体形状を薄型化して、不自然な輝度ムラ
を低減することができる。
の光散乱導光板を示す断面図であり、この光散乱導光板
27は、背面の中央に埋め込んだ1本の蛍光ランプ3に
より一次光源を形成する。さらに光散乱導光板27は、
U字溝の側壁、直線部分の上下端部と出射面とを結ぶ直
線が臨界角θを形成する範囲について、光量補正面M8
及びM9を形成する。
した照明光が直接到来する出射面の一部において、照明
光の出射を促すことができる。これによりこの一部で出
射面より側壁が観察されてなる輝度レベルの低下を有効
に回避することができ、その分不自然な輝度ムラを防止
することができる。
置の光散乱導光板と、その出射光の輝度レベルを示す図
面である。この光散乱導光板28は、3本の蛍光ランプ
3、3A、3Bを埋め込んで保持する(図12
(B))。さらに光散乱導光板28は、この3本の蛍光
ランプ3、3A、3Bに対応して、隣接する蛍光ランプ
3A及び3、3及び3B間にそれぞれ光量補正面M11
及びM12が形成され、これら光量補正面M11及びM
12において中央の蛍光ランプ3側に偏って照明光の出
射を促すように、繰り返し形状の大きさ及び形成周期が
設定されるようになされている。なお図12において
は、この繰り返し形状の大きさを点線により示す。
り示す輝度レベル(N5)の3つのピークが、実線で示
すような全体として1つのピークを形成するように、出
射光の輝度レベル(N6)を補正する(図12
(A))。なおこの図12(A)においては、光散乱導
光板28上に透過光量補正シートのみを配置した状態で
輝度レベルを測定した結果である。
ンプにより一次光源を形成する場合でも、陰極線管に近
似した輝度分布により照明光を出射することができ、そ
の分品位の高い照明光を出射することができる。
置の光散乱導光板を示す斜視図である。この光散乱導光
板29は、第1の実施の形態について上述した光散乱導
光板12を接続して形成される。これに対応してこの実
施の形態に係る面光源装置においては、各光散乱導光板
12に蛍光ランプ3A、3B、反射シート、透過光量補
正シート等を配置する。
然な輝度ムラを有効に回避してなる大面積の面光源装置
を簡易に得ることができる。
置の光散乱導光板を示す斜視図である。この光散乱導光
板は、第11の実施の形態について上述した光散乱導光
板29を蛍光ランプの長手方向にさらに接続し、2個又
は4個の蛍光ランプにより1次光源を形成して作成され
る。
大面積、薄型で、かつ不自然な輝度ムラを有効に回避し
てなる面光源装置を得ることができる。
に対して平行に延長するように、V字状の溝を形成して
光量補正面を形成する場合について述べたが、本発明は
これに限らず、例えば図15に示すように、蛍光ランプ
の延長する方向に対して直交する方向にV字状の溝を形
成して光量補正面を形成してもよく、さらには蛍光ラン
プの延長する方向に対して斜め方向にV字状の溝を形成
して光量補正面を形成してもよい。
状の溝を形成して光量補正面を形成する場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、曲線状にV字状の溝を
形成して光量補正面を形成してもよい。
字状の溝を形成して光量補正面を形成する場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、例えば図16に示す
ように、直交する二方向にV字状の溝を形成して光量補
正面を形成してもよく、さらには三方向以上の複数方向
にV字状の溝を形成して光量補正面を形成してもよい。
なおこれらの場合に、この二方向、さらには複数の方向
については、必要に応じて適宜選択することができる。
またこのように複数方向に溝を形成する場合は、溝を曲
線により形成してもよい。
成することにより、斜面を有する断面三角形形状の繰り
返し形状を形成する場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、例えば図17に示すように、底面が平面に
形成された台形形状の溝により光量補正面を形成しても
よく、さらには図18に示すように、V字状溝の溝幅を
形成ピッチに比して小さく設定する場合にも広く適用す
ることができる。
ることにより、光量補正面を形成する場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、例えば図19に示すよう
に、凸状に繰り返し形状を形成して光量補正面を形成し
てもよい。また図20に示すように、断面半円弧形状に
繰り返し形状を形成して光量補正面を形成してもよく、
さらには図21に示すように、断面正弦波形状に繰り返
し形状を形成して光量補正面を形成してもよい。さらに
三角錐、四角錐、円錐等の、要は斜面を有する種々の繰
り返し形状を繰り返して光量補正面を形成することがで
きる。
の大きさ及び形成ピッチを可変して、照明光の出射を促
す程度を可変する場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、図22に示すように、この出射を促す程度を
可変する方法として、繰り返しピッチPだけを可変する
方法、突起又は溝の深さTだけを可変する方法、斜面の
傾きθを可変する方法、さらにはこれらを組み合わせる
方法等があり、必要に応じてこれらを選択して、又は組
み合わせて光量補正面を形成することができる。なおこ
れらの場合に、繰り返し形状自体を可変しても、同様に
出射を促す程度を可変することができる。
光量補正面を同一の繰り返し形状により形成した場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、必要に応じて
各光量補正面で繰り返し形状を異なる形状のものとして
もよい。
し形状により光量補正面を形成する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、出射面を部分的に所定以上
の深さを持つ粗面に形成して光拡散機能を部分的に増大
させることにより、光量補正面を形成してもよい。なお
この場合、粗面の程度を可変して、出射を促す程度を可
変することができる。また繰り返し形状と粗面との両者
を組み合わせて光量補正面を形成することも可能であ
る。
ーン樹脂からなる微粒子を分散混入して光散乱導光板を
形成する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、この微粒子に代えて、シリカ等の微粒子あるいは酸
化チタン等の白色顔料等を透明樹脂に分散混入して、さ
らにはシリコンオイルを透明樹脂に分散混入して半透明
に導光板を作成する場合にも広く適用することができ
る。
シートに金属膜を部分的に蒸着した透過光量補正シート
により、光散乱導光板から出射された照明光を一部、光
散乱導光板の内部に戻す場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、光散乱導光板の出射面に直接金属膜等
を付着することにより、この透過光量補正シートの機能
を光散乱導光板の出射面に直接付与してもよい。またあ
る程度の光量の損失が許容されるような面光源装置であ
れば、透過光量補正シートとして、例えば透明シートに
光吸収性の材料からなる金属膜等を部分的に形成したも
のを用いることも可能である。またこれらの場合に、光
拡散板に、これらの金属膜を部分的に蒸着すること等に
より、光拡散板自体に透過光量補正シートの機能を持た
せて補正シートを不要とした構成を採用することも可能
である。
導光板の出射面に透過光量補正シートを配置する場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、図23に一方
の蛍光ランプ側だけを拡大して示すように、蛍光ランプ
と光散乱導光板12との間に透過光量補正シート30を
配置するような構成としてもよい。またこれに代えて、
光散乱導光板12の溝の内側面に、又は蛍光ランプの側
面自体に透過光量補正面を形成してもよい。
プリズム面を形成したいわゆる片面のプリズムシートを
配置する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、両面にプリズム面を形成したいわゆる両面プリズム
シートを配置する場合にも適用することができ、さらに
はプリズムシートを省略する場合にも広く適用すること
ができる。
の蛍光ランプを使用する場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、U字状の蛍光ランプ等、種々の形状の
一次光源を光散乱導光板に埋め込んで使用する場合に広
く適用することができる。
の面光源装置に本発明を適用した場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、種々の照明機器、表示装置
等の面光源装置に広く適用することができる。
分散混入して導光板を形成すると共に、光源の真上を除
いた出射面の一部又は全部に形成した光量補正面により
照明光の出射を促すことにより、全体の厚さを薄型化
し、かつ出射光の不自然な輝度ムラを低減することがで
きる。
示す分解斜視図である。
る照明光の輝度分布を示す特性曲線図である。
射される照明光の輝度分布を示す特性曲線図である。
適用される光散乱導光板を示す断面図である。
適用される光散乱導光板を示す断面図である。
適用される光散乱導光板を示す断面図である。
適用される光散乱導光板を示す断面図である。
適用される光散乱導光板を示す断面図である。
適用される光散乱導光板を示す断面図である。
に適用される光散乱導光板を示す断面図である。
に適用される光散乱導光板を示す断面図である。
置に適用される光散乱導光板を示す断面図等である。
置に適用される光散乱導光板を示す斜視図である。
置に適用される光散乱導光板を示す斜視図である。
適用される光散乱導光板を示す斜視図である。
視図である。
ある。
示す断面図である。
面を示す断面図である。
量補正面を示す断面図である。
量補正面を示す断面図である。
の可変の説明に供する断面図である。
合を示す断面図である。
特性曲線図である。
ート 6、16 光拡散板 14 反射シート 17 プリズムシート M1〜M12 光量補正面
Claims (11)
- 【請求項1】 微粒子を分散混入した板状部材と、 前記板状部材の背面側に、前記板状部材に埋め込まれて
配置されて、前記板状部材に照明光を出射する光源と、 前記板状部材の出射面側に配置されて、前記板状部材よ
り出射される照明光の一部を反射及び又は吸収すること
により、透過光の光量分布を補正する透過光量補正面
と、 前記透過光量補正面より出射される照明光を拡散して出
射する光拡散部材とを備え、 前記板状部材は、 前記光源の真上を避けて、出射面の全部又は一部に、照
明光の出射を促す光量補正面を有することを特徴とする
面光源装置。 - 【請求項2】 微粒子を分散混入した板状部材と、 前記板状部材の背面側に、前記板状部材に埋め込まれて
配置されて、前記板状部材に照明光を出射する光源と、 前記板状部材の背面側に配置され、前記光源から前記板
状部材に入射する照明光の一部を反射及び又は吸収する
ことにより、前記板状部材に入射する照明光の光量分布
を補正する透過光量補正面と、 前記透過光量補正面より出射される照明光を拡散して出
射する光拡散部材とを備え、 前記板状部材は、 前記光源の真上を避けて、出射面の全部又は一部に、照
明光の出射を促す光量補正面を有することを特徴とする
面光源装置。 - 【請求項3】 前記板状部材は、 光源より前記出射面の端部に向かって遠ざかるに従って
板厚が薄くなるように形成されたことを特徴とする請求
項1又は請求項2に記載の面光源装置。 - 【請求項4】 前記板状部材は、 全体が一定の板厚となるように形成されたことを特徴と
する請求項1又は請求項2に記載の面光源装置。 - 【請求項5】 前記板状部材は、 ほぼ平行の溝を有し、前記溝に前記光源を埋め込んで配
置し、 前記光量補正面を前記溝間に形成したことを特徴とする
請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の面
光源装置。 - 【請求項6】 前記光量補正面は、 前記光拡散部材より出射される照明光の光量分布がほぼ
単一のピークを形成するように、前記照明光の出射を促
すことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請
求項4又は請求項5に記載の面光源装置。 - 【請求項7】 前記光量補正面は、 前記照明光が透過する面を粗面にして形成されたことを
特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、
請求項5又は請求項6に記載の面光源装置。 - 【請求項8】 前記光量補正面は、 斜面を有する繰り返し形状を繰り返して形成されたこと
を特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項
4、請求項5又は請求項6に記載の面光源装置。 - 【請求項9】 前記光量補正面は、 前記粗面の程度が部分的に変化するように形成されたこ
とを特徴とする請求項7に記載の面光源装置。 - 【請求項10】 前記光量補正面は、 前記繰り返し形状の繰り返しピッチ、形状及び又は大き
さが部分的に変化するように形成されたことを特徴とす
る請求項8に記載の面光源装置。 - 【請求項11】 前記繰り返し形状は、 前記溝と平行に延長する断面三角形形状の溝又は突起で
なることを特徴とする請求項8又は請求項10に記載の
面光源装置。
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