JPH09304160A - タンク用レベルゲージ装置 - Google Patents

タンク用レベルゲージ装置

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Publication number
JPH09304160A
JPH09304160A JP14818796A JP14818796A JPH09304160A JP H09304160 A JPH09304160 A JP H09304160A JP 14818796 A JP14818796 A JP 14818796A JP 14818796 A JP14818796 A JP 14818796A JP H09304160 A JPH09304160 A JP H09304160A
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JP
Japan
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liquid
tank
gauge
hole
holes
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Application number
JP14818796A
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English (en)
Inventor
Tadashi Okaji
忠 尾梶
Hiroshige Kurosaka
裕茂 黒坂
Kanzo Aketagawa
観三 明田川
Koji Tahara
晃司 多原
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールに必要な部品の点数を削減できると共
に、タンク側への取付による荷重が通液路上に加わるの
を確実に防止でき、シール性を高めその信頼性や取付強
度を向上できるようにする。 【解決手段】 ゲージ本体12を透明な材料から形成
し、タンク1の側壁部1A外側に固着された台座11に
各取付ボルト13によって締着する。そして、ゲージ本
体12の内部には、タンク1内の液体が流入,出する通
液路14を形成する。また、通液路14を、ゲージ本体
12の上,下に離間した各液穴15と、各液穴15間を
連通するゲージ穴16とから構成し、各液穴15をタン
ク1内に連通する。さらに、各液穴15から上,下に離
間した位置には、それぞれ貫通穴を形成し、これらの貫
通穴内に挿通した各取付ボルト13を台座11に螺着す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば建設機械や
工作機械の作動油タンクまたは燃料タンク等に取付けら
れ、内部に収容された油液等の液面レベルを外部から目
視により確認するのに用いて好適なタンク用レベルゲー
ジ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ここで、従来技術によるタンク用レベル
ゲージ装置を図5ないし図7に基づいて説明する。
【0003】1は例えば油液等の液体Lが内部に収容さ
れたタンクで、該タンク1は金属板等により箱形状に形
成され、その側壁部1Aには細長い平板状をなす台座2
が溶接等の手段により固着されている。そして、該台座
2の上,下両端側には図7に示す如く、後述の各取付ボ
ルト7を螺着するねじ穴2A,2A(一方のみ図示)が
穿設され、該各ねじ穴2Aは、タンク1の側壁部1Aに
形成された流通穴1B,1B(一方のみ図示)を介して
タンク1内と連通する。
【0004】3は側壁部1Aの外側部位に台座2を介し
て取付けられたレベルゲージ、4は該レベルゲージ3の
本体部分となるゲージ本体を示し、該ゲージ本体4は図
6に示すように、例えばガラス等の実質的に透明な材料
から棒状体として形成され、各取付ボルト7でタンク1
の台座2上に締着されることにより、側壁部1Aに沿っ
て上下方向に延びている。そして、ゲージ本体4内には
タンク1内に連通する後述の通液路5が外側から目視可
能に設けられ、作業者等が目視によってタンク1内の液
面レベルL1 を外部から確認できるようになっている。
【0005】5はタンク1内と連通するようにゲージ本
体4に形成された通液路を示し、該通液路5はゲージ本
体4内を長手方向に伸長し、上,下両端側が図7に示す
如く後述の連通路8等を介してタンク1内に連通してい
る。そして、通液路5内にはタンク1内から液体Rの一
部が流入,出し、その液位はタンク1内の液面レベルL
1 に追従して変わるものである。
【0006】6,6はゲージ本体4を台座2に取付ける
取付部としての貫通穴(一方のみ図示)を示し、該各貫
通穴6は台座2の各ねじ穴2Aに対応してゲージ本体4
の上,下両端側に穿設され、通液路5の上,下両端側に
それぞれ連通している。
【0007】7,7はゲージ本体4を台座2に取付ける
取付ボルトで、該各取付ボルト7には図7に示す如く連
通路8が形成され、該連通路8は、取付ボルト7内を軸
方向に伸長しその先端面に開口する軸方向穴8Aと、該
軸方向穴8Aの基端側から径方向外向きに伸長し取付ボ
ルト7の外周面に開口する「十」字状の径方向穴8B,
8Bとから構成されている。
【0008】そして、各取付ボルト7はゲージ本体4の
各貫通穴6内を介して台座2の各ねじ穴2Aに螺着さ
れ、ゲージ本体4を台座2に締着している。また、各連
通路8はこの状態で、軸方向穴8Aがタンク1内に連通
し、径方向穴8Bが通液路5に連通している。
【0009】9,9,…はタンク1内の液体Lがゲージ
本体4側から外部に漏洩するのを防止するシール部材
で、該各シール部材9は例えばゴム等の弾性材料から環
状に形成され、図7に示す如くゲージ本体4の前,後に
位置して各取付ボルト7の外周側に挿嵌されている。そ
して、各シール部材9は各取付ボルト7を台座2の各ね
じ穴2Aに螺着することにより、台座2とゲージ本体4
との間に弾性的に挟持されると共に、ゲージ本体4と各
取付ボルト7の頭部7Aとの間でも弾性的に挟持されて
いる。
【0010】このように構成される従来技術では、タン
ク1内からレベルゲージ3の通液路5内に流入した液体
Lの液位がタンク1内の液面レベルL1 に追従して変化
するから、作業者等はタンク1の外側から通液路5の液
位を目視することにより、タンク1内の液面レベルL1
を確認できる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、ゲージ本体4に貫通穴6を穿設し、該貫通
穴6に挿通した取付ボルト7によりゲージ本体4をタン
ク1側の台座2に締着すると共に、取付ボルト7には連
通路8を形成し、該連通路8を介してゲージ本体4内の
通液路5をタンク1内に連通させる構成としているか
ら、ゲージ本体4の貫通穴6から液体Lが漏洩するのを
防止するために、ゲージ本体4には取付ボルト7の軸方
向に離間させて、台座2および取付ボルト7の頭部7A
との間にそれぞれシール部材9を配設する必要がある。
【0012】このため、従来技術では、ゲージ本体4の
上,下2箇所に設けた各貫通穴6毎にそれぞれ2枚のシ
ール部材9が必要となり、これによって部品の点数が増
加し、組付け作業等に手間がかかるばかりでなく、レベ
ルゲージ3のシール性等に対する信頼性が低下するとい
う問題がある。
【0013】また、ゲージ本体4の取付部となる各貫通
穴6は通液路5の両端側に位置しているため、各取付ボ
ルト7は、内部に通液路5が形成され中空構造となった
位置でゲージ本体4に締着力を加えることになり、ゲー
ジ本体4の取付強度を高めることができないという問題
がある。
【0014】特に、ゲージ本体4は例えば樹脂等の材料
から形成され、その強度が比較的弱いため、ゲージ本体
4を各貫通穴6を介して台座2に直接締着することは、
その取付強度を低下させることになる。
【0015】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、シールに必要な部品の点数を削減でき、
シール機能等の信頼性を向上できると共に、タンク側へ
の取付強度を確実に高めることができるようにしたタン
ク用レベルゲージ装置を提供することを目的としてい
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、実質的に透明な材料によって上下方向
に延びる棒状体として形成され、タンク内と連通する通
液路が設けられたゲージ本体と、該ゲージ本体の上,下
方向の両端側に設けられ、該ゲージ本体を前記タンクの
外側部位に取付ける上,下の取付部とからなるタンク用
レベルゲージ装置に適用される。
【0017】そして、請求項1に記載の発明が採用する
構成の特徴は、前記ゲージ本体の通液路が、該ゲージ本
体の上,下方向に離間して形成され前記タンク内と連通
する一対の液穴と、該各液穴を互いに連通させるように
前記ゲージ本体内を上下方向に伸長し内部の液位がタン
ク内の液面レベルに応じて変わるゲージ穴とからなり、
前記各取付部は、前記通液路の各液穴から離れた位置に
設ける構成としたことにある。
【0018】このように構成することにより、タンク内
の液体はゲージ本体の各液穴を介してゲージ穴内に流
入,出するようになり、該ゲージ穴内の液位をタンク内
の液面レベルに追従させることができる。また、取付部
をゲージ本体の各液穴から離れた位置に設けたから、取
付部をシールする必要がなくなり、ゲージ本体とタンク
の外側部位との間は各液穴の周囲のみをシールする構造
とすることができる。
【0019】また、請求項2に記載の発明では、前記各
取付部を、前記通液路の各液穴から上,下方向に離間し
た位置に設けたことにある。
【0020】この結果、通液路の各液穴を上,下から挟
む位置に配設した各取付部によって、該各液穴をタンク
内に確実に接続することができる。
【0021】一方、請求項3に記載の発明では、前記各
取付部を、前記通液路の各液穴から左,右方向に離間し
た位置に設けたことにある。
【0022】この結果、通液路の各液穴をそれぞれ左,
右から挟む位置に配設した各取付部によって、該各液穴
をタンク内に確実に接続することができる。
【0023】さらに、請求項4に記載の発明では、前記
通液路のゲージ穴が、前記ゲージ本体の上端から下向き
に穴加工を施すことにより形成され、上端が開口端とな
り下端側が閉塞端となった細長の有底穴であり、該有底
穴の開口端側には、前記各液穴よりも上側の位置で該有
底穴を閉塞する栓体を設けたことにある。
【0024】これにより、ゲージ本体の上端側面から下
向きに穴加工を施して有底穴を簡単に形成でき、該有底
穴の上端側に位置する開口端は、各液穴よりも上側の位
置で栓体によって確実に閉塞できる。
【0025】また、請求項5に記載の発明では、前記各
取付部が、前記ゲージ本体に穿設され前記通液路の液穴
と実質的に平行に延びた貫通穴と、外周側が該貫通穴内
に固着され内周側がボルト挿通穴となった補強筒とから
なり、前記ゲージ本体は該各補強筒のボルト挿通穴内に
挿通されるボルトにより前記タンクの外側部位に締着す
る構成としたことにある。
【0026】この結果、補強筒内に挿通したボルトをタ
ンクの外側部位に螺着することにより、該補強筒を介し
てゲージ本体をタンク側に確実に締着できると共に、ボ
ルトによる締着力を補強筒の両端側で受承できるから、
ゲージ本体を貫通穴の周囲で確実に補強することができ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って詳細に説明する。
【0028】ここで、図1および図2は本発明の第1の
実施例を示し、本実施例では、従来技術と同一の構成要
素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとす
る。
【0029】図中、11はタンク1の側壁部1A外側に
固着された台座で、該台座11は従来技術で述べた台座
2とほぼ同様に、細長い平板状に形成されているもの
の、該台座11には図2に示す如く上,下一対の液穴1
1A,11Aとねじ穴11B,11Bとが形成されてい
る。そして、台座11の各液穴11Aは、後述のゲージ
本体12内をタンク1内に側壁部1Aの各流通穴1Bを
介してタンク1内に連通させるものである。また、台座
11の各ねじ穴11Bは各液穴11Aから上,下に離間
して形成され、後述の各取付ボルト13が螺着されてい
る。
【0030】12は本実施例によるレベルゲージのゲー
ジ本体を示し、該ゲージ本体12は、例えば樹脂等の透
明もしくは半透明の材料から棒状体として形成され、タ
ンク1側の台座11に各取付ボルト13により締着さ
れ、側壁部1Aの沿って上下方向に伸長している。
【0031】14はゲージ本体12内に形成された通液
路を示し、該通液路14は後述の各液穴15とゲージ穴
16とから構成されている。15,15は通液路14の
上,下両端側に設けられた一対の液穴を示し、該各液穴
15はゲージ本体12の上,下に離間してタンク1の側
壁部1Aにほぼ垂直に形成され、台座11の各液穴11
Aを介してタンク1内に連通している。
【0032】16はゲージ本体12内に上下方向に伸長
するように形成されたゲージ穴を示し、該ゲージ穴16
の上,下両端側は各液穴15に連通されている。また、
ゲージ穴16は、例えばゲージ本体12の上端面から下
向きに穴加工を施すことにより、上端が開口端16Aと
なり下端側が閉塞端となった細長の有底穴として形成さ
れている。そして、ゲージ穴16は上,下両端側の各液
穴15を介してタンク1内と連通されることにより、そ
の内部にタンク1内から液体Lの一部が流入,出し、内
部の液位がタンク1内の液面レベルL1 に追従する。
【0033】17はゲージ穴16内の開口端16A側に
設けられた栓体を示し、該栓体17は後述する上側の貫
通穴18と上側の液穴15との間に位置して、例えば接
着または溶着等の手段によりゲージ穴16内に固着さ
れ、該ゲージ穴16をこの位置で閉塞している。
【0034】18,18はゲージ本体12をタンク1の
台座11に取付ける取付部としての貫通穴を示し、該各
貫通穴18は図2に示すように、通液路14の各液穴1
5から上,下に離間してゲージ本体12の上,下両端側
に穿設され、タンク1の側壁部1Aに対してほぼ垂直に
延びている。
【0035】19,19は各貫通穴18と共に取付部を
構成する補強筒を示し、該各補強筒19は例えば金属等
の剛性材料により、各貫通穴18の穴径に対応する外径
をもった筒体として形成され、その外周側が各貫通穴1
8内に嵌合固着されている。また、各補強筒19の内周
側は取付ボルト13が挿通されるボルト挿通穴19Aと
なり、各取付ボルト13が該ボルト挿通穴19A内を介
して台座11のねじ穴11B内に螺着されることによ
り、ゲージ本体12はタンク1側の台座11に締着され
ている。
【0036】20,20はゲージ本体12と台座11と
の各衝合面間に弾性的に装着されたシール部材としての
Oリングで、該各Oリング20は各液穴11A,15間
の接続部位を外側から取り囲むことにより、ゲージ本体
12と台座11との間をシールし、タンク1内の液体L
が外部に漏洩するのを防止している。
【0037】本実施例によるタンク用レベルゲージ装置
は上述の如き構成を有するもので、その基本的動作につ
いては従来技術によるものと格別差異はない。
【0038】然るに、本実施例では、各貫通穴18を通
液路14の各液穴15から上,下に離間した位置に形成
する構成としたから、各液穴15の外周側に配設した2
個のOリング20によって通液路14を確実にシールで
き、タンク1側の各液穴11Aからゲージ本体12の各
液穴15に流入,出する液体Lがゲージ本体12と台座
11との間から外部に漏洩するのを各Oリング20によ
り確実に防止することができる。
【0039】従って、本実施例によれば、従来技術のよ
うに4個のシール部材9を用いる必要がなくなるから、
通液路14のシールに必要な部品の点数を確実に削減で
き、その組付け作業を簡略化できると共に、当該レベル
ゲージのシール性を高めることができ、その信頼性を大
幅に向上させることができる。
【0040】また、ゲージ本体12は、各取付ボルト1
3により通液路14の各液穴15から上,下に離間した
位置で各貫通穴18および補強筒19を介して台座11
に締着されるから、ゲージ本体12の取付強度を確実に
高めることができると共に、通液路14の各液穴15を
台座11の各液穴11Aに確実に接続することができ
る。
【0041】そして、各貫通穴18内には補強筒19を
固着し、該各補強筒19の内周側に挿通した取付ボルト
13により、ゲージ本体12を台座11に締着するよう
にしたから、各取付ボルト13による締着力を各補強筒
19の両端側で安定して受承でき、ゲージ本体12を各
貫通穴18の周囲で確実に補強できると共に、ゲージ本
体12の取付強度をさらに高めることができる。
【0042】さらに、ゲージ本体の上端面から下向きに
穴加工することによりゲージ穴16を有底穴として簡単
に形成できる上に、該ゲージ穴16の上端側に位置する
開口端16Aをその後に栓体17で閉塞することによ
り、一対の液穴15,15とゲージ穴16とからなる通
液路14をゲージ本体12内に容易に形成でき、ゲージ
穴16の上端側から液体が漏洩するのを確実に防止でき
る。
【0043】次に、図3および図4は本発明による第2
の実施例を示し、本実施例の特徴は、各液穴から左,右
両側に離間した位置に取付部を設けたことにある。な
お、本実施例では、前記第1の実施例と同一の構成要素
に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0044】図中、21は本実施例によるレベルゲージ
のゲージ本体を示し、該ゲージ本体21は前記第1の実
施例と同様に、例えば樹脂等の実質的に透明な材料から
形成され、タンク1側に固着された台座22に各取付ボ
ルト13により締着されている。
【0045】しかし、本実施例では、4個の張出し部2
1A,21A,…が上,下に離間してゲージ本体21か
ら左,右両側にそれぞれ突出形成され、取付部を構成し
ている。また、各張出し部21Aには第1の実施例と同
様に、それぞれ内周側に補強筒が固着された貫通穴(い
ずれも図示せず)が形成され、これらの貫通穴は各液穴
24を左,右から挟むように配設されている。そして、
ゲージ本体21は、前記各貫通穴の補強筒内に挿通され
た4本の取付ボルト13により台座22に締着されてい
る。
【0046】また、ゲージ本体21内には、タンク1内
に連通する通液路23が形成され、該通液路23は、ゲ
ージ本体21の上,下に離間して形成されタンク1内と
連通する一対の液穴24,24と、該各液穴24間を連
通するゲージ穴25とから構成されている。
【0047】そして、ゲージ穴25は、ゲージ本体21
の上端に開口端25Aを有し下端側が閉塞端となった上
下方向に伸長する有底穴として形成され、該ゲージ穴2
5の開口端25A側は、ゲージ本体21の上端と上側の
液穴24との間で栓体(図示せず)により閉塞されてい
る。これにより、ゲージ穴25内の液位は、タンク1内
の液体Lの液面レベルL1 に追従するようになってい
る。
【0048】このように構成される本実施例でも、前記
第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得ることができる
が、特に本実施例では、各張出し部21Aをゲージ本体
21の左,右両側から突出形成し、該各張出し部21A
の貫通穴内に挿通した各取付ボルト13により、ゲージ
本体21を各液穴24の左,右両側で台座22に締着す
る構成としたから、各液穴24を左,右から挟むように
配設した各取付ボルト13により、該各液穴24をタン
ク1の各流通穴1B側と確実に接続することができる。
【0049】なお、前記各実施例では、ゲージ本体1
2,21を例えば樹脂等の透明もしくは半透明な材料か
ら形成したが、本発明はこれに限らず、ゲージ穴16,
25が外部から目視可能に設けられるならば、それ以外
の部分を不透明な材料から形成してもよい。
【0050】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に記載の発
明によれば、ゲージ本体の通液路が各液穴とゲージ穴と
からなり、各取付部を通液路の各液穴から離れた位置に
設ける構成としたから、従来技術のように取付部に位置
する通液路を複数箇所でシールする必要がなくなり、ゲ
ージ本体とタンクの外側部位との間で通液路の各液穴を
1箇所のみシールすることにより、タンク内の液体がゲ
ージ本体の通液路から外部に漏洩するのを確実に防止す
ることができる。従って、通液路のシールに必要な部品
の点数を確実に削減でき、その組付け作業を簡略化でき
ると共に、ゲージ本体のシール性を高め信頼性を大幅に
向上させることができる。また、ゲージ本体の通液路か
ら離れた位置で該ゲージ本体をタンクの外側部位に取付
けることにより、タンクに対するゲージ本体の取付強度
を確実に高めることができる。
【0051】また、請求項2に記載の発明によれば、各
取付部を通液路の各液穴から上,下に離間した位置に設
けたから、ゲージ本体の取付強度を確実に高めることが
でき、各液穴をタンク側の流通穴等に確実に接続するこ
とができる。
【0052】一方、請求項3に記載の発明によれば、各
取付部を通液路の各液穴から左,右に離間した位置に設
けたから、ゲージ本体の取付強度を確実に高めることが
でき、各液穴をタンク側の流通穴等に確実に接続するこ
とができる。
【0053】さらに、請求項4に記載の発明によれば、
ゲージ本体の上端面から下向きに穴加工することにより
ゲージ穴を有底穴として簡単に形成できる上に、該有底
穴の上端側に位置する開口端側をその後に栓体で閉塞す
ることにより、一対の液穴とゲージ穴とからなる通液路
をゲージ本体内に容易に形成でき、ゲージ穴の上端側か
ら液体が漏洩するのを確実に防止できる。
【0054】また、請求項5に記載の発明によれば、各
取付部が貫通穴とその内部に固着した補強筒とからな
り、該各補強筒内に挿通されたボルトによりゲージ本体
をタンクの外側部位に締着させる構成としたから、各ボ
ルトによる締着力を各補強筒の両端側で安定して受承さ
せ、ゲージ本体を各貫通穴の周囲で補強できると共に、
ゲージ本体の取付強度を確実に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるタンク用レベルゲ
ージ装置を示す斜視図である。
【図2】図1中の矢示II−II方向断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例によるタンク用レベルゲ
ージ装置を示す斜視図である。
【図4】図3中のタンク用レベルゲージ装置を示す正面
図である。
【図5】従来技術によるタンク用レベルゲージ装置をタ
ンク等と共に示す縦断面図である。
【図6】図5中のタンク用レベルゲージ装置を示す斜視
図である。
【図7】図5中の取付ボルトおよびゲージ本体の上部側
等を拡大して示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 タンク 12,21 ゲージ本体 13 取付ボルト 14,23 通液路 15,24 液穴 16,25 ゲージ穴 16A,25A 開口端 17 栓体 18 貫通穴(取付部) 19 補強筒 19A ボルト挿通穴 21A 張出し部(取付部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多原 晃司 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に透明な材料によって上下方向に
    延びる棒状体として形成され、タンク内と連通する通液
    路が設けられたゲージ本体と、該ゲージ本体の上,下方
    向の両端側に設けられ、該ゲージ本体を前記タンクの外
    側部位に取付ける上,下の取付部とからなるタンク用レ
    ベルゲージ装置において、 前記ゲージ本体の通液路は、該ゲージ本体の上,下方向
    に離間して形成され前記タンク内と連通する一対の液穴
    と、該各液穴を互いに連通させるように前記ゲージ本体
    内を上下方向に伸長し内部の液位がタンク内の液面レベ
    ルに応じて変わるゲージ穴とからなり、前記各取付部
    は、前記通液路の各液穴から離れた位置に設ける構成と
    したことを特徴とするタンク用レベルゲージ装置。
  2. 【請求項2】 前記各取付部は、前記通液路の各液穴か
    ら上,下方向に離間した位置に設けてなる請求項1に記
    載のタンク用レベルゲージ装置。
  3. 【請求項3】 前記各取付部は、前記通液路の各液穴か
    ら左,右方向に離間した位置に設けてなる請求項1に記
    載のタンク用レベルゲージ装置。
  4. 【請求項4】 前記通液路のゲージ穴は、前記ゲージ本
    体の上端から下向きに穴加工を施すことにより形成さ
    れ、上端が開口端となり下端側が閉塞端となった細長の
    有底穴であり、該有底穴の開口端側には、前記各液穴よ
    りも上側の位置で該有底穴を閉塞する栓体を設けてなる
    請求項1,2または3に記載のタンク用レベルゲージ装
    置。
  5. 【請求項5】 前記各取付部は、前記ゲージ本体に穿設
    され前記通液路の液穴と実質的に平行に延びた貫通穴
    と、外周側が該貫通穴内に固着され内周側がボルト挿通
    穴となった補強筒とからなり、前記ゲージ本体は該各補
    強筒のボルト挿通穴内に挿通されるボルトにより前記タ
    ンクの外側部位に締着する構成としてなる請求項1,
    2,3または4に記載のタンク用レベルゲージ装置。
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