JPH09303774A - グロープラグ - Google Patents
グロープラグInfo
- Publication number
- JPH09303774A JPH09303774A JP13962096A JP13962096A JPH09303774A JP H09303774 A JPH09303774 A JP H09303774A JP 13962096 A JP13962096 A JP 13962096A JP 13962096 A JP13962096 A JP 13962096A JP H09303774 A JPH09303774 A JP H09303774A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glow plug
- heater
- tip
- metal pipe
- resistor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 グロープラグの発熱特性を安定させる。
【解決手段】 金属製パイプ15の先端部を内側へ向か
って加締ることにより環状の突出部22を形成する。そ
して、この突出部22をセラミックヒータ3の外周に押
圧接触させることによって空隙21の先端開口部を塞
ぐ。
って加締ることにより環状の突出部22を形成する。そ
して、この突出部22をセラミックヒータ3の外周に押
圧接触させることによって空隙21の先端開口部を塞
ぐ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディーゼルエン
ジンの副燃焼室内を予熱するために用いられるグロープ
ラグに係り、特に速熱性および自己温度制御機能を備
え、長時間にわたるアフターグローを達成可能なグロー
プラグに関する。
ジンの副燃焼室内を予熱するために用いられるグロープ
ラグに係り、特に速熱性および自己温度制御機能を備
え、長時間にわたるアフターグローを達成可能なグロー
プラグに関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジン用グロープラグとし
て、従来から種々の構造を有するものが知られており、
その中で近年セラミックヒータ型のものが速熱性及び自
己温度制御機能を発揮し得る等の理由から注目を集めて
いる。
て、従来から種々の構造を有するものが知られており、
その中で近年セラミックヒータ型のものが速熱性及び自
己温度制御機能を発揮し得る等の理由から注目を集めて
いる。
【0003】図5は、特開平7−55145号公報に記
載されたこの種セラミックヒータ型グロープラグの構造
を示す。このグロープラグ1は、抵抗素子2を絶縁性セ
ラミック材中に埋設した棒状のセラミックヒータ3と、
このセラミックヒータ3を先端部に保持する略管状の金
属製ホルダ4とを備えている。セラミックヒータ3中の
抵抗素子2は、先端側に埋め込まれた発熱体5と、その
電力制御用に発熱体5の両端部に直列接続された抵抗体
6とから構成されており、発熱体5は、導電性セラミッ
ク材(例えば導電性サイアロン)で略U字状に形成され
ている。一方、抵抗体6は、発熱体5よりも正の抵抗温
度係数の大きな金属材(例えばタングステン)で構成さ
れている。
載されたこの種セラミックヒータ型グロープラグの構造
を示す。このグロープラグ1は、抵抗素子2を絶縁性セ
ラミック材中に埋設した棒状のセラミックヒータ3と、
このセラミックヒータ3を先端部に保持する略管状の金
属製ホルダ4とを備えている。セラミックヒータ3中の
抵抗素子2は、先端側に埋め込まれた発熱体5と、その
電力制御用に発熱体5の両端部に直列接続された抵抗体
6とから構成されており、発熱体5は、導電性セラミッ
ク材(例えば導電性サイアロン)で略U字状に形成され
ている。一方、抵抗体6は、発熱体5よりも正の抵抗温
度係数の大きな金属材(例えばタングステン)で構成さ
れている。
【0004】ホルダ4の後端には、絶縁ブッシュ7を介
して外部接続端子8が挿入され、外部接続端子8の挿入
端はセラミックヒータ3の後端に金属導線9を介して接
続されている。また、ホルダ4は、その外周に形成され
たねじ部4aをエンジンのシリンダヘッド10に螺合さ
れることにより、セラミックヒータ3の先端部が、燃焼
室11に連なる副燃焼室12内に突出した状態でシリン
ダヘッド10に固定されている。
して外部接続端子8が挿入され、外部接続端子8の挿入
端はセラミックヒータ3の後端に金属導線9を介して接
続されている。また、ホルダ4は、その外周に形成され
たねじ部4aをエンジンのシリンダヘッド10に螺合さ
れることにより、セラミックヒータ3の先端部が、燃焼
室11に連なる副燃焼室12内に突出した状態でシリン
ダヘッド10に固定されている。
【0005】セラミックヒータ3の長手方向中間部の外
周には、金属製パイプ15が嵌装されている。金属製パ
イプ15は、セラミックヒータ3の外周に金属メタライ
ズ層(図示せず)を介してろう付け固着されるととも
に、金属製ホルダ4の先端部内周に嵌合固定されてい
る。また、セラミックヒータ3の中央部後端寄りの部分
と後端部には、金属メタライズ層を介してろう付けされ
たターミナルキヤップ16、17が設けられている。前
者はリード部16aを介して金属製パイプ15に接続さ
れ、金属製パイプ15をホルダ4にろう付けすることで
アースされている。後者は金属導線9と接続されてい
る。また、発熱体5の両端に接続された抵抗体6、6の
各基端部はリード部18、19を介してそれぞれターミ
ナルキャップ16、17に接続されている。
周には、金属製パイプ15が嵌装されている。金属製パ
イプ15は、セラミックヒータ3の外周に金属メタライ
ズ層(図示せず)を介してろう付け固着されるととも
に、金属製ホルダ4の先端部内周に嵌合固定されてい
る。また、セラミックヒータ3の中央部後端寄りの部分
と後端部には、金属メタライズ層を介してろう付けされ
たターミナルキヤップ16、17が設けられている。前
者はリード部16aを介して金属製パイプ15に接続さ
れ、金属製パイプ15をホルダ4にろう付けすることで
アースされている。後者は金属導線9と接続されてい
る。また、発熱体5の両端に接続された抵抗体6、6の
各基端部はリード部18、19を介してそれぞれターミ
ナルキャップ16、17に接続されている。
【0006】金属製パイプ15はセラミックヒータ3を
補強及び保護するものであるが、抵抗体6の放熱性を考
慮して、先端内周部に座ぐり部20が設けられている。
この座ぐり部20が形成されることにより、金属製パイ
プ15と抵抗体6が埋設された箇所におけるセラミック
ヒータ3の外周部との間に、空隙21が形成されてい
る。
補強及び保護するものであるが、抵抗体6の放熱性を考
慮して、先端内周部に座ぐり部20が設けられている。
この座ぐり部20が形成されることにより、金属製パイ
プ15と抵抗体6が埋設された箇所におけるセラミック
ヒータ3の外周部との間に、空隙21が形成されてい
る。
【0007】このグロープラグ1では、通電初期に発熱
体5に対し大電力を供給して急速に発熱させることがで
きる(速熱性)。また、所定時間経過後は、抵抗体6の
昇温に応じて発熱体5への電力制御が行われることで、
適切な飽和温度特性を得ることができる(自己温度制御
機能)。特に、空隙21の存在により、電力制御素子と
しての抵抗体6の埋設箇所からの熱の逃げの問題を解消
することができ、性能を改善することができる。即ち、
空隙21がなく直接金属製パイプ15がセラミックヒー
タ3に接している場合は、金属製パイプ15及びホルダ
4を伝ってシリンダヘッド10に熱が直接逃げてしまう
が、空隙21の存在により、その熱の逃げを抑え、その
熱を副燃焼室12側へ放散させることができる。このた
め、抵抗体6の埋設部分で所要の昇温特性を得ることが
でき、発熱体5ヘの通電電力制御機能を適切に発揮し
得、図4の特性線に示すように、ヒータ3の過加熱を防
ぎかつ飽和温度(定常温度)も所要の温度範囲内に維持
することができ、アフターグローの長時間化を図ること
ができる。
体5に対し大電力を供給して急速に発熱させることがで
きる(速熱性)。また、所定時間経過後は、抵抗体6の
昇温に応じて発熱体5への電力制御が行われることで、
適切な飽和温度特性を得ることができる(自己温度制御
機能)。特に、空隙21の存在により、電力制御素子と
しての抵抗体6の埋設箇所からの熱の逃げの問題を解消
することができ、性能を改善することができる。即ち、
空隙21がなく直接金属製パイプ15がセラミックヒー
タ3に接している場合は、金属製パイプ15及びホルダ
4を伝ってシリンダヘッド10に熱が直接逃げてしまう
が、空隙21の存在により、その熱の逃げを抑え、その
熱を副燃焼室12側へ放散させることができる。このた
め、抵抗体6の埋設部分で所要の昇温特性を得ることが
でき、発熱体5ヘの通電電力制御機能を適切に発揮し
得、図4の特性線に示すように、ヒータ3の過加熱を防
ぎかつ飽和温度(定常温度)も所要の温度範囲内に維持
することができ、アフターグローの長時間化を図ること
ができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、空隙2
1は、金属製パイプ15からのヒータ3の熱伝導を抑制
し、グロープラグ1の特性を改善する上で重要である
が、そのような空隙21を設けると、空隙21が副燃焼
室12に開放しているため、カーボンがこの空隙21に
詰まって熱伝導性が変化し、この結果ヒータ3の昇温特
性に影響が出るおそれがある。すなわち、カーボンが空
隙21に詰まった場合、抵抗体6の埋設部分からの熱の
逃げが大きくなる。そして、抵抗体6の抵抗値の減少に
より、発熱体5に対する電力制限機能が低下し、発熱体
5が過熱するという影響が出る。
1は、金属製パイプ15からのヒータ3の熱伝導を抑制
し、グロープラグ1の特性を改善する上で重要である
が、そのような空隙21を設けると、空隙21が副燃焼
室12に開放しているため、カーボンがこの空隙21に
詰まって熱伝導性が変化し、この結果ヒータ3の昇温特
性に影響が出るおそれがある。すなわち、カーボンが空
隙21に詰まった場合、抵抗体6の埋設部分からの熱の
逃げが大きくなる。そして、抵抗体6の抵抗値の減少に
より、発熱体5に対する電力制限機能が低下し、発熱体
5が過熱するという影響が出る。
【0009】この発明は、上記事情を考慮し、空隙にカ
ーボンが入らないようにし、昇温特性の変化を防止する
ことのできるグロープラグを提供することを目的とす
る。
ーボンが入らないようにし、昇温特性の変化を防止する
ことのできるグロープラグを提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
先端側から発熱体とこれに直列接続されかつ発熱体より
も正の抵杭温度係数の大きな抵抗体とが内蔵された棒状
ヒータの外周部に、金属製ホルダの先端に設けた金属製
パイプが嵌装され、該金属製パイプの先端側内周部に座
ぐり部が設けられることにより、抵抗体を設置した位置
における前記ヒータと前記金属製パイプとの間に空隙が
形成されたグロープラグにおいて、前記金属製パイプの
先端に、前記空隙の先端開口を塞ぐ封止部を設けたこと
を特徴としている。この場合、金属製パイプの先端を内
周側に加締めることによって封止部を形成するのが望ま
しい。
先端側から発熱体とこれに直列接続されかつ発熱体より
も正の抵杭温度係数の大きな抵抗体とが内蔵された棒状
ヒータの外周部に、金属製ホルダの先端に設けた金属製
パイプが嵌装され、該金属製パイプの先端側内周部に座
ぐり部が設けられることにより、抵抗体を設置した位置
における前記ヒータと前記金属製パイプとの間に空隙が
形成されたグロープラグにおいて、前記金属製パイプの
先端に、前記空隙の先端開口を塞ぐ封止部を設けたこと
を特徴としている。この場合、金属製パイプの先端を内
周側に加締めることによって封止部を形成するのが望ま
しい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明に係るグロープ
ラグの一実施の形態の先端部の構成を示す。このグロー
プラグ30は、図5の従来例と同様に、抵抗素子2を絶
縁性セラミック材中に埋設した棒状のセラミックヒータ
3と、それを保持する金属製ホルダ4とを備えている。
抵抗素子2は、先端側に埋め込まれた発熱体5と、その
電力制御用に直列接続された抵抗体6とから構成されて
いる。発熱体5は、導電性セラミック材(例えば導電性
サイアロン)によって形成されており、抵抗体6は、発
熱体5よりも正の抵抗温度係数の大きな金属材(例えば
タングステン)によって形成されている。
面に基づいて説明する。図1はこの発明に係るグロープ
ラグの一実施の形態の先端部の構成を示す。このグロー
プラグ30は、図5の従来例と同様に、抵抗素子2を絶
縁性セラミック材中に埋設した棒状のセラミックヒータ
3と、それを保持する金属製ホルダ4とを備えている。
抵抗素子2は、先端側に埋め込まれた発熱体5と、その
電力制御用に直列接続された抵抗体6とから構成されて
いる。発熱体5は、導電性セラミック材(例えば導電性
サイアロン)によって形成されており、抵抗体6は、発
熱体5よりも正の抵抗温度係数の大きな金属材(例えば
タングステン)によって形成されている。
【0012】セラミックヒータ3の長手方向中間部の外
周には、金属製パイプ15が嵌合され、金属製パイプ1
5は金属製ホルダ4の先端内周に嵌合されている。金属
製パイプ15は、セラミックヒータ3を補強及び保護す
るものであり、先端内周部に座ぐり部20が設けられる
ことにより、抵抗体6を埋設した箇所におけるセラミッ
クヒータ3の外周部と金属製パイプ15との間に空隙2
1が形成されている。
周には、金属製パイプ15が嵌合され、金属製パイプ1
5は金属製ホルダ4の先端内周に嵌合されている。金属
製パイプ15は、セラミックヒータ3を補強及び保護す
るものであり、先端内周部に座ぐり部20が設けられる
ことにより、抵抗体6を埋設した箇所におけるセラミッ
クヒータ3の外周部と金属製パイプ15との間に空隙2
1が形成されている。
【0013】また、金属製パイプ15の先端部には、こ
れを内周側に加締めることによって環状の突出部22が
形成されている。この突出部22は、セラミックヒータ
3の全周にわたって押圧接触させられており、これによ
って空隙21の先端開口部が塞がれている。なお、その
他の構成は図5の従来例と同じである。
れを内周側に加締めることによって環状の突出部22が
形成されている。この突出部22は、セラミックヒータ
3の全周にわたって押圧接触させられており、これによ
って空隙21の先端開口部が塞がれている。なお、その
他の構成は図5の従来例と同じである。
【0014】このグロープラグ1では、通電初期には、
抵抗体6の温度が低いから、抵抗値が低く発熱体5に対
して大電力を供給することができて、発熱体5を急速に
発熱させることができる(速熱性)。また、所定時間経
過後は、抵抗体6の昇温に応じた抵抗値により、発熱体
5への電力制御を行うことができ、それにより適切な飽
和温度特性を得ることができる(自己温度制御機能)。
その際、空隙21の存在により、従来同様に、抵抗体6
の埋設箇所の熱の逃げの問題を解消することができ、良
好な昇温特性を実現することができる。特に、このグロ
ープラグ30の場合、空隙21の先端開口部を突出部2
2で塞いでいるので、副燃焼室からのカーボンが空隙2
1内に詰まるのを防止することができる。したがって、
金属製パイプ15を通しての熱伝導性に変化を生じるこ
とがなく、昇温特性の安定化を図ることができる。
抵抗体6の温度が低いから、抵抗値が低く発熱体5に対
して大電力を供給することができて、発熱体5を急速に
発熱させることができる(速熱性)。また、所定時間経
過後は、抵抗体6の昇温に応じた抵抗値により、発熱体
5への電力制御を行うことができ、それにより適切な飽
和温度特性を得ることができる(自己温度制御機能)。
その際、空隙21の存在により、従来同様に、抵抗体6
の埋設箇所の熱の逃げの問題を解消することができ、良
好な昇温特性を実現することができる。特に、このグロ
ープラグ30の場合、空隙21の先端開口部を突出部2
2で塞いでいるので、副燃焼室からのカーボンが空隙2
1内に詰まるのを防止することができる。したがって、
金属製パイプ15を通しての熱伝導性に変化を生じるこ
とがなく、昇温特性の安定化を図ることができる。
【0015】図2は、この発明に係るグロープラグの他
の実施の形態を示すものである。この図に示すグロープ
ラグ40では、セラミックを焼結してなる焼結体48の
内部に、抵抗体としてのブレーキコイル46と、発熱体
としてのラッシュコイル45とをシース48の内部に収
容することにより棒状のヒータ43を構成している。符
号47は、ブレーキコイル46とラッシュコイル45の
接合部である。そして、金属製パイプ15とヒータ43
との間に形成された空隙21を、金属製パイプ15の先
端を加締めることで形成した環状の突出部22によって
塞いでいる。この実施の形態の場合も、空隙21の先端
開口を塞いでいるので、先の実施の形態のグロープラグ
と同様の効果を奏することができる。
の実施の形態を示すものである。この図に示すグロープ
ラグ40では、セラミックを焼結してなる焼結体48の
内部に、抵抗体としてのブレーキコイル46と、発熱体
としてのラッシュコイル45とをシース48の内部に収
容することにより棒状のヒータ43を構成している。符
号47は、ブレーキコイル46とラッシュコイル45の
接合部である。そして、金属製パイプ15とヒータ43
との間に形成された空隙21を、金属製パイプ15の先
端を加締めることで形成した環状の突出部22によって
塞いでいる。この実施の形態の場合も、空隙21の先端
開口を塞いでいるので、先の実施の形態のグロープラグ
と同様の効果を奏することができる。
【0016】なお、この発明は、上記の実施の形態に限
定されるものでなく、適宜設計変更可能である。例え
ば、上記の各実施の形態はこの発明をセラミックヒータ
型グロープラグに適用したものであるが、この発明は他
の種類のグロープラグ、例えば特開平5−332539
号公報、特開平6−18032号公報等に記載のシース
型グロープラグにも適用可能である。
定されるものでなく、適宜設計変更可能である。例え
ば、上記の各実施の形態はこの発明をセラミックヒータ
型グロープラグに適用したものであるが、この発明は他
の種類のグロープラグ、例えば特開平5−332539
号公報、特開平6−18032号公報等に記載のシース
型グロープラグにも適用可能である。
【0017】図3はそのようなシース型グロープラグに
この発明を適用した実施の形態を示すものであり、この
グロープラグ50のヒータ53は、先端が閉じた筒状を
なす金属性シース54と、その内部に充填された耐熱絶
縁粉末55と、この耐熱絶縁粉末55に埋設された図2
に示すグロープラグ40と同様のラッシュコイル45お
よびブレーキコイル46とを備えており、金属性シース
54が金属パイプ15の内周にろう付け固定されてい
る。なお、その他の構成は上記各実施の形態と同様であ
り、同様な部分に同一符号を付してその説明を省略す
る。
この発明を適用した実施の形態を示すものであり、この
グロープラグ50のヒータ53は、先端が閉じた筒状を
なす金属性シース54と、その内部に充填された耐熱絶
縁粉末55と、この耐熱絶縁粉末55に埋設された図2
に示すグロープラグ40と同様のラッシュコイル45お
よびブレーキコイル46とを備えており、金属性シース
54が金属パイプ15の内周にろう付け固定されてい
る。なお、その他の構成は上記各実施の形態と同様であ
り、同様な部分に同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、カーボンが空隙に詰まるのを防止すること
ができる。したがって、カーボンの詰まりによる熱伝導
性の変化を防止し、安定した発熱特性を維持することが
できる。また、請求項2に係る発明によれば、金属パイ
プの先端を加締めることにより、空隙の先端開口部を容
易に塞ぐことができる
明によれば、カーボンが空隙に詰まるのを防止すること
ができる。したがって、カーボンの詰まりによる熱伝導
性の変化を防止し、安定した発熱特性を維持することが
できる。また、請求項2に係る発明によれば、金属パイ
プの先端を加締めることにより、空隙の先端開口部を容
易に塞ぐことができる
【図1】この発明に係るグロープラグの一実施の形態の
先端部構成を示す断面図である。
先端部構成を示す断面図である。
【図2】この発明に係るグロープラグの他の実施の形態
の先端部構成を示す断面図である。
の先端部構成を示す断面図である。
【図3】この発明に係るグロープラグのさらに他の実施
の形態の先端部構成を示す断面図である。
の形態の先端部構成を示す断面図である。
【図4】従来のグロープラグの発熱温度特性を示す図で
ある。
ある。
【図5】従来のグロープラグの断面図である。
3 ヒータ 4 金属製ホルダ 5 発熱体 6 抵抗体 15 金属製パイプ 20 座ぐり部 21 空隙 22 突出部(封止部) 30 グロープラグ 40 グロープラグ 43 ヒータ 45 ラッシュコイル(発熱体) 46 ブレーキコイル(抵抗体) 50 グロープラグ 53 ヒータ
Claims (2)
- 【請求項1】 先端側から発熱体とこれに直列接続され
かつ発熱体よりも正の抵杭温度係数の大きな抵抗体とが
内蔵された棒状ヒータの外周部に、金属製ホルダの先端
に設けた金属製パイプが嵌装され、該金属製パイプの先
端側内周部に座ぐり部が設けられることにより、抵抗体
を設置した位置における前記ヒータと前記金属製パイプ
との間に空隙が形成されたグロープラグにおいて、 前記金属製パイプの先端に、前記空隙の先端開口を塞ぐ
封止部を設けたことを特徴とするグロープラグ。 - 【請求項2】 前記金属製パイプの先端を内周側に加締
めることによって前記封止部を形成したことを特徴とす
る請求項1記載のグロープラグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13962096A JPH09303774A (ja) | 1996-05-09 | 1996-05-09 | グロープラグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13962096A JPH09303774A (ja) | 1996-05-09 | 1996-05-09 | グロープラグ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09303774A true JPH09303774A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=15249535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13962096A Pending JPH09303774A (ja) | 1996-05-09 | 1996-05-09 | グロープラグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09303774A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6111223A (en) * | 1998-03-10 | 2000-08-29 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Ceramic glow plug having portion of heater within metallic sleeve |
KR100634578B1 (ko) * | 2001-04-09 | 2006-10-16 | 베루 악티엔게젤샤프트 | 로드 글로 플러그 |
JP2018120794A (ja) * | 2017-01-26 | 2018-08-02 | 京セラ株式会社 | ヒータ |
-
1996
- 1996-05-09 JP JP13962096A patent/JPH09303774A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6111223A (en) * | 1998-03-10 | 2000-08-29 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Ceramic glow plug having portion of heater within metallic sleeve |
KR100634578B1 (ko) * | 2001-04-09 | 2006-10-16 | 베루 악티엔게젤샤프트 | 로드 글로 플러그 |
JP2018120794A (ja) * | 2017-01-26 | 2018-08-02 | 京セラ株式会社 | ヒータ |
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