JPS6193313A - デイ−ゼルエンジン用グロ−プラグ - Google Patents
デイ−ゼルエンジン用グロ−プラグInfo
- Publication number
- JPS6193313A JPS6193313A JP21327984A JP21327984A JPS6193313A JP S6193313 A JPS6193313 A JP S6193313A JP 21327984 A JP21327984 A JP 21327984A JP 21327984 A JP21327984 A JP 21327984A JP S6193313 A JPS6193313 A JP S6193313A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resistor
- heater
- glow plug
- ceramic heater
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23Q—IGNITION; EXTINGUISHING-DEVICES
- F23Q7/00—Incandescent ignition; Igniters using electrically-produced heat, e.g. lighters for cigarettes; Electrically-heated glowing plugs
- F23Q7/001—Glowing plugs for internal-combustion engines
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はディーゼルエンジンの副燃焼室または燃焼室内
を予熱するために用いられるグロープラグに関し、4、
νに速熱型としての機能を発揮させ得るとともにその発
熱特性を改良してアフターグローの長時間化を図ること
が可能となる自己温度制御型のグロープラグに関する。
を予熱するために用いられるグロープラグに関し、4、
νに速熱型としての機能を発揮させ得るとともにその発
熱特性を改良してアフターグローの長時間化を図ること
が可能となる自己温度制御型のグロープラグに関する。
一般に、ディーゼルエンジンは低温時の始動性が悪いた
め、副燃焼室または燃焼室内にグロープラグを設置し、
これに電流を流して発熱させることにより、吸気温度を
上昇させあるいは着火源としてエンジンの始動性を向上
させる方法が採用されている。そして、この種のグロー
プラグとして従来は、耐熱金属製のシース内に耐熱絶縁
粉末を充填してたとえば鉄クロムまたはニッケルなどか
らなるコイル状の発熱線を埋設した、いわゆるシース型
と呼ばれる構造のものが一般に用いられ、」二連した副
燃焼室または燃焼室内で高温ガス中にさらされる等とい
った悪条件下における耐久性を保証し得るような構成と
されていた。
め、副燃焼室または燃焼室内にグロープラグを設置し、
これに電流を流して発熱させることにより、吸気温度を
上昇させあるいは着火源としてエンジンの始動性を向上
させる方法が採用されている。そして、この種のグロー
プラグとして従来は、耐熱金属製のシース内に耐熱絶縁
粉末を充填してたとえば鉄クロムまたはニッケルなどか
らなるコイル状の発熱線を埋設した、いわゆるシース型
と呼ばれる構造のものが一般に用いられ、」二連した副
燃焼室または燃焼室内で高温ガス中にさらされる等とい
った悪条件下における耐久性を保証し得るような構成と
されていた。
しかしながら、このようなシース型グロープラグでは、
#熱絶縁粉末およびシース等を介しての間接加熱である
ことから熱伝達効率の面で問題であり、グロープラグの
昇温に時間がかかりすぎ、速熱型として機能し得ないも
のであった。すなわち、このグロープラグでは、その発
熱温度をたとえば800℃とするには数10秒の時間を
必要とし、エンジンをすみやかに始動することができな
いものであった。さらに、上述したシース型では、シー
ス部分がエンジン燃焼室等といった悪条件下にさらされ
るばかりでなく、急蓮加熱を行なう際に内、昇温度差が
大きい等といった理由から、その内部の発熱線での負担
が大きく、その材料劣化により断線等を生じる等の問題
もあった。このため、上述したシース等の代りに、たと
えばタングステン(W)等による発熱線をセラミック材
中に埋設するようにした棒状セラミックヒータを用い、
熱伝達効率を向上させてなるグロープラグがたとえば特
開昭57−41523壮公報等により提案されており1
従来のシース型に比べ発熱特性に優れ、しかも加熱時に
短時間で赤熱させて温度立上り特性を大幅に向上させ、
速熱型としての性能を発揮し得るものである。
#熱絶縁粉末およびシース等を介しての間接加熱である
ことから熱伝達効率の面で問題であり、グロープラグの
昇温に時間がかかりすぎ、速熱型として機能し得ないも
のであった。すなわち、このグロープラグでは、その発
熱温度をたとえば800℃とするには数10秒の時間を
必要とし、エンジンをすみやかに始動することができな
いものであった。さらに、上述したシース型では、シー
ス部分がエンジン燃焼室等といった悪条件下にさらされ
るばかりでなく、急蓮加熱を行なう際に内、昇温度差が
大きい等といった理由から、その内部の発熱線での負担
が大きく、その材料劣化により断線等を生じる等の問題
もあった。このため、上述したシース等の代りに、たと
えばタングステン(W)等による発熱線をセラミック材
中に埋設するようにした棒状セラミックヒータを用い、
熱伝達効率を向上させてなるグロープラグがたとえば特
開昭57−41523壮公報等により提案されており1
従来のシース型に比べ発熱特性に優れ、しかも加熱時に
短時間で赤熱させて温度立上り特性を大幅に向上させ、
速熱型としての性能を発揮し得るものである。
しかしながら、上述した利点をもつセラミックヒータを
用いたグロープラグにおいても、その内部には従来のシ
ース型と同様に、単に一種類の発熱線が埋設されている
だけであるため、通電電力の制御などに若干の問題を生
じている。すなわち、この種のグロープラグにおいて、
加熱時における温度立上り特性を大幅に向上させるため
には、通電初期に大電流を波して発熱線を急速に発熱さ
せることが考えられるが、発熱線の溶断を生じたり、高
熱によってセラミックヒータに悪影響を及ぼす等の虞れ
があり、さらにバッテリ、電気回路側に対しても悪影響
を及ぼし、ヒユーズの切断等の問題を生じることもあり
、これを防ぐための温度制御手段を発熱線への回路りに
新たに設けることが必要で、その結果グロープラグを含
めた予熱装置全体のコスト高を招くものであった。
用いたグロープラグにおいても、その内部には従来のシ
ース型と同様に、単に一種類の発熱線が埋設されている
だけであるため、通電電力の制御などに若干の問題を生
じている。すなわち、この種のグロープラグにおいて、
加熱時における温度立上り特性を大幅に向上させるため
には、通電初期に大電流を波して発熱線を急速に発熱さ
せることが考えられるが、発熱線の溶断を生じたり、高
熱によってセラミックヒータに悪影響を及ぼす等の虞れ
があり、さらにバッテリ、電気回路側に対しても悪影響
を及ぼし、ヒユーズの切断等の問題を生じることもあり
、これを防ぐための温度制御手段を発熱線への回路りに
新たに設けることが必要で、その結果グロープラグを含
めた予熱装置全体のコスト高を招くものであった。
このような発熱線への通電電力を自己制御して七の発熱
特性を改善しヒータ部分での過加熱を防止し得る構成を
もつものとして、この種のグロープラグにおいて、その
発熱線(発熱体)よりも正の抵抗温度係数(PTC)の
大きな材料にて形成した抵抗体を、通電電力制御要素と
してグロープラグ内で発熱線と直列接続するようにした
、いわゆる二種材料による自己温度制御型のものが、た
とえば特公昭45−11848号公報や特開昭54−1
09538号公報等により従来から既に提案されている
。
特性を改善しヒータ部分での過加熱を防止し得る構成を
もつものとして、この種のグロープラグにおいて、その
発熱線(発熱体)よりも正の抵抗温度係数(PTC)の
大きな材料にて形成した抵抗体を、通電電力制御要素と
してグロープラグ内で発熱線と直列接続するようにした
、いわゆる二種材料による自己温度制御型のものが、た
とえば特公昭45−11848号公報や特開昭54−1
09538号公報等により従来から既に提案されている
。
しかしながら、これら従来のグロープラグにあ□っては
、その制御機能等の信頼性の面で問題を生じるばかりで
なく、前述したと同様に速熱性等の点でも問題を生じる
ものであった。
、その制御機能等の信頼性の面で問題を生じるばかりで
なく、前述したと同様に速熱性等の点でも問題を生じる
ものであった。
すなわち、前者の場合には、そのホルダ内に配設される
電力制御用の抵抗体を絶縁状態で安定して保持するため
に、ホルダ内壁に水ガラス等の絶縁材を充填するような
構成が採用されているが、その構造等が面倒かつ煩雑で
あるばかりでなく、 、絶縁材を高密度に充填するこ
とは事実上不可能で、その結果抵抗体からの熱放散のば
らつきが大きく、その部分での熱容量を安定させること
ができず、これにより発熱線側への通電電力制御性能を
安定させることができないものであった。
電力制御用の抵抗体を絶縁状態で安定して保持するため
に、ホルダ内壁に水ガラス等の絶縁材を充填するような
構成が採用されているが、その構造等が面倒かつ煩雑で
あるばかりでなく、 、絶縁材を高密度に充填するこ
とは事実上不可能で、その結果抵抗体からの熱放散のば
らつきが大きく、その部分での熱容量を安定させること
ができず、これにより発熱線側への通電電力制御性能を
安定させることができないものであった。
一方、後者の場合には、シース内で発熱線と抵抗体を直
列接続するような構成であるため、抵抗体部分での絶縁
材の充填効率を高密度とし、発熱特性を改善するうえで
効果的である反面、発熱線と抵抗体との接続が面倒かつ
煩雑で、組立性の面で問題であるばかりでなく、発熱線
側での発熱による熱影響が抵抗体に及ぶことを確実に防
止することは事実り困難なものであった。そして、この
ような構成では、抵抗体部分での絶縁材の充填効率を高
密度とし、ある程度の速熱化は図れるものの、その温度
上昇時間をたとえば10秒以内というように速めること
はできず、また飽和温度を一定値以下(たとえば100
0℃以下)とすること等ができないため、その結果エン
ジン始動後における通電いわゆるアフターグロ一時間の
長持間化を図ることができないという問題があった。
列接続するような構成であるため、抵抗体部分での絶縁
材の充填効率を高密度とし、発熱特性を改善するうえで
効果的である反面、発熱線と抵抗体との接続が面倒かつ
煩雑で、組立性の面で問題であるばかりでなく、発熱線
側での発熱による熱影響が抵抗体に及ぶことを確実に防
止することは事実り困難なものであった。そして、この
ような構成では、抵抗体部分での絶縁材の充填効率を高
密度とし、ある程度の速熱化は図れるものの、その温度
上昇時間をたとえば10秒以内というように速めること
はできず、また飽和温度を一定値以下(たとえば100
0℃以下)とすること等ができないため、その結果エン
ジン始動後における通電いわゆるアフターグロ一時間の
長持間化を図ることができないという問題があった。
特に、近年この種のグロープラグにあっては、エンジン
始動後において一定時間の間グロープラグに対し通電状
態を維持することによりエンジン内部での燃焼を円滑か
つ適切に行なえるようにするという、いわゆるアフター
グロ一方式を採用することに対しての要求が大きく、し
かもそのアフターグロ一時間を可能な限り長時間にする
ことが必要とされている。すなわち、エンジン始動後に
おいても、たとえば寒冷地等にあってはエンジンが冷え
すぎており、エンジンが暖機状態になるまでには時間が
かかるものである。さらに、この非暖機状態では、アイ
ドリング時の騒音が大きく、また不完全燃焼により白煙
が生じたり、エンストしたりするという排気、騒音等の
問題もあった。
始動後において一定時間の間グロープラグに対し通電状
態を維持することによりエンジン内部での燃焼を円滑か
つ適切に行なえるようにするという、いわゆるアフター
グロ一方式を採用することに対しての要求が大きく、し
かもそのアフターグロ一時間を可能な限り長時間にする
ことが必要とされている。すなわち、エンジン始動後に
おいても、たとえば寒冷地等にあってはエンジンが冷え
すぎており、エンジンが暖機状態になるまでには時間が
かかるものである。さらに、この非暖機状態では、アイ
ドリング時の騒音が大きく、また不完全燃焼により白煙
が生じたり、エンストしたりするという排気、騒音等の
問題もあった。
ところで、上述したディーゼルエンジンには、直接噴射
式と副燃焼室式とがあり、前者の場合ではアフターグロ
一時間が約30秒以内で充分であることから、上述した
従来のグロープラグ構造でもその性能や耐久性等に対す
る悪影響はなく、その使用にあたっての問題は小さいも
のである。
式と副燃焼室式とがあり、前者の場合ではアフターグロ
一時間が約30秒以内で充分であることから、上述した
従来のグロープラグ構造でもその性能や耐久性等に対す
る悪影響はなく、その使用にあたっての問題は小さいも
のである。
しかしながら、後者の場合には、アフターグロ一時間は
約30秒程度では不充分で、その要求が3分以上にも及
ぶことがあり、このような場合ではグロープラグ各部の
耐久性に悪影響を及ぼす虞れがある。すなわち、この種
のグロープラグにおいて、通常の予熱時(約5秒程度)
での印加電圧はIIV程度であるが、エンジンが始動さ
れるとレギュレータの設定電圧が一般に14V程度とな
るもので、これがグロープラグに印加されることから、
アフターグロ一時間を長くすると高電圧のため温度が上
りすぎ、特にその内部の発熱体や抵抗体部分での劣化や
溶断等といった耐久性に影響を及ぼす虞れが生じている
。
約30秒程度では不充分で、その要求が3分以上にも及
ぶことがあり、このような場合ではグロープラグ各部の
耐久性に悪影響を及ぼす虞れがある。すなわち、この種
のグロープラグにおいて、通常の予熱時(約5秒程度)
での印加電圧はIIV程度であるが、エンジンが始動さ
れるとレギュレータの設定電圧が一般に14V程度とな
るもので、これがグロープラグに印加されることから、
アフターグロ一時間を長くすると高電圧のため温度が上
りすぎ、特にその内部の発熱体や抵抗体部分での劣化や
溶断等といった耐久性に影響を及ぼす虞れが生じている
。
このため、上述したようにシース型に比べて始動性の面
で優れてなるセラミックヒータを、発熱体として用いる
とともに、これにニー2ケル(Ni)や鉄(Fe)等に
よる制御側の抵抗体を組合せてなる構成を採用すること
が考えられているが、この場合に上述したセラミックヒ
ータ内に埋設される第1の抵抗体として用いられるタン
グステン(W)に若干の問題を生じる。すなわち、この
種の二種材料を用いてなる自己温度制御型グロープラグ
として必要とされることは、通電初期においては発熱側
に大電力を供給する一方、所定の発熱温度に昇温したと
きには制御側の抵抗体を適切に温度上昇させ、その抵抗
値の増大により発熱側への電力供給を制御する必要があ
り、このためには発熱側の抵抗体材料として制御側の抵
抗体よりも抵抗温度係数の小さな材料を用いることが必
要である。しかしなから、従来から知られているセラミ
ックヒータは、たとえばシリコン系窒化物などのセラミ
ック材から形成され、その焼結温度(約IB00℃)が
高い等といった理由からある程度融点の高い材料である
。タングステン(W)が一般に採用されており、その抵
抗温度係数はかなり大きく、制御側である第2の抵抗体
の材料との差が小さいため、上述した電力制御機能を適
切に作用させるにはまだまだ問題のあるものであった。
で優れてなるセラミックヒータを、発熱体として用いる
とともに、これにニー2ケル(Ni)や鉄(Fe)等に
よる制御側の抵抗体を組合せてなる構成を採用すること
が考えられているが、この場合に上述したセラミックヒ
ータ内に埋設される第1の抵抗体として用いられるタン
グステン(W)に若干の問題を生じる。すなわち、この
種の二種材料を用いてなる自己温度制御型グロープラグ
として必要とされることは、通電初期においては発熱側
に大電力を供給する一方、所定の発熱温度に昇温したと
きには制御側の抵抗体を適切に温度上昇させ、その抵抗
値の増大により発熱側への電力供給を制御する必要があ
り、このためには発熱側の抵抗体材料として制御側の抵
抗体よりも抵抗温度係数の小さな材料を用いることが必
要である。しかしなから、従来から知られているセラミ
ックヒータは、たとえばシリコン系窒化物などのセラミ
ック材から形成され、その焼結温度(約IB00℃)が
高い等といった理由からある程度融点の高い材料である
。タングステン(W)が一般に採用されており、その抵
抗温度係数はかなり大きく、制御側である第2の抵抗体
の材料との差が小さいため、上述した電力制御機能を適
切に作用させるにはまだまだ問題のあるものであった。
すなわち、上述したような差の小さな材料を用いたグロ
ープラグでは、速熱性およびアフターグロ一時のオーバ
ーシュート特性の面で最適であるとは言えないものであ
った。
ープラグでは、速熱性およびアフターグロ一時のオーバ
ーシュート特性の面で最適であるとは言えないものであ
った。
そして、上述した速熱化を図るためには、通電初期にお
いて発熱線側に大電力を迅速に供給しなければならない
が、−力投時間のアフターグローを可能とするには、4
−述した大電力の供給は逆にその妨げとなるものである
。したがって、このような相反する発熱特性に対する要
求を、より簡単な構成にて、それぞれの必要枠内で両立
させることが可能となる何らかの対策を講じた簡易型の
グロープラグの出現が要望されている。
いて発熱線側に大電力を迅速に供給しなければならない
が、−力投時間のアフターグローを可能とするには、4
−述した大電力の供給は逆にその妨げとなるものである
。したがって、このような相反する発熱特性に対する要
求を、より簡単な構成にて、それぞれの必要枠内で両立
させることが可能となる何らかの対策を講じた簡易型の
グロープラグの出現が要望されている。
丘述した要請に応えるために1本発明に係るディーゼル
エンジン用グロープラグは、一端を外部に突出させた状
態で中空状ホルダの先端部に保持されかつ発熱体となる
第1の抵抗体を埋設してなるセラミンクヒータと、この
セラミックヒータ内の第1の抵抗体の一端に直列に接続
される第2の抵抗体を有する電力制御用ヒータとを備え
、かつセラミックヒータ内に埋設される第1の抵抗体を
、少なくともその発熱部が抵抗温度係数の小さくしかも
融点の高い、たとえば炭化ケイ素系等の導電性セラミッ
ク材にて形成したものである。
エンジン用グロープラグは、一端を外部に突出させた状
態で中空状ホルダの先端部に保持されかつ発熱体となる
第1の抵抗体を埋設してなるセラミンクヒータと、この
セラミックヒータ内の第1の抵抗体の一端に直列に接続
される第2の抵抗体を有する電力制御用ヒータとを備え
、かつセラミックヒータ内に埋設される第1の抵抗体を
、少なくともその発熱部が抵抗温度係数の小さくしかも
融点の高い、たとえば炭化ケイ素系等の導電性セラミッ
ク材にて形成したものである。
本発明によれば、融点(分解温度)の高い導電性セラミ
ック材を巧みに111用することにより、抵抗温度係数
の小さな材料による第1の抵抗体を埋設したセラミック
ヒータを得て、両抵抗体の抵抗温度係数を大きく異なら
しめ、これによりセラミックヒータに焼成温度に影響さ
れず、簡単に成形することができるとともに、速熱性と
オーバーシュート特性を向上させ得るものである。
ック材を巧みに111用することにより、抵抗温度係数
の小さな材料による第1の抵抗体を埋設したセラミック
ヒータを得て、両抵抗体の抵抗温度係数を大きく異なら
しめ、これによりセラミックヒータに焼成温度に影響さ
れず、簡単に成形することができるとともに、速熱性と
オーバーシュート特性を向上させ得るものである。
以下1本発明を図面に示した実施例を用いて詳細に説明
する。
する。
第1図は本発明に係る自己温度制御型のディーゼルエン
ジン用グロープラグの一実施例を示すもので、まず、同
図において、全体を符号10で示すグロープラグの概略
構成を筒中に現用すると、このグロープラグlOは、そ
の内部に先端側が発塾体として機能する第1の抵抗体1
1を埋設した犬!ミ;で全体が1ll)18絶縁性のセ
ラミック材にて形成された発熱用の棒状セラミックヒー
タ12と、こDセラミックヒータ12を先端において保
持する磨管状を呈する金属製ホルダ13とを備え、この
tシダ1後端部部には合成樹脂材などからなる絶縁ブツ
シュ14を介して外部接続端子15が同心大に嵌合保持
され、またこの外部接続端子15よ、後述する電力制御
機能をもつ第2の抵抗体20を有するシーズヒータ21
および前記セラミックヒータ12後端から延設されたフ
レキシブルワイヤ等の金属導線18を介してその内部の
第1の氏抗体11と接続されている。
ジン用グロープラグの一実施例を示すもので、まず、同
図において、全体を符号10で示すグロープラグの概略
構成を筒中に現用すると、このグロープラグlOは、そ
の内部に先端側が発塾体として機能する第1の抵抗体1
1を埋設した犬!ミ;で全体が1ll)18絶縁性のセ
ラミック材にて形成された発熱用の棒状セラミックヒー
タ12と、こDセラミックヒータ12を先端において保
持する磨管状を呈する金属製ホルダ13とを備え、この
tシダ1後端部部には合成樹脂材などからなる絶縁ブツ
シュ14を介して外部接続端子15が同心大に嵌合保持
され、またこの外部接続端子15よ、後述する電力制御
機能をもつ第2の抵抗体20を有するシーズヒータ21
および前記セラミックヒータ12後端から延設されたフ
レキシブルワイヤ等の金属導線18を介してその内部の
第1の氏抗体11と接続されている。
ここで、上述したセラミックヒータ12は、たヒえば断
面略楕円形状を呈し、第1の抵抗体11に型内に保持し
た状態で充填されるセラミック粉本を加圧焼成する等に
よって成形されるもので、二の場合に断面を略楕円形状
にしたのは円形に比ベセラミック材の密度を向上させ、
その耐熱強度や熱伝導率等をより効果的とするためであ
る。そして、このセラミックヒータ12の材質としては
、高温状態(1700℃程度まで)でも性能的に安定し
ており、絶縁性、耐熱衝撃性などに優れてなる、いわゆ
るファインセラミックスと言われているシリコン系等の
非酸化物、たとえばシリコン系窒化物などが好ましいも
のである。特に、上述したシリコン系窒化物は、その高
温強度が金属材料、アルミナ等に比べて数段優れており
、また耐熱衝撃性や高温状態での電気絶縁性、耐摩耗性
、耐薬品性などの面でも優れ、この腫のグロープラグに
要求される特性をほぼ満足し得るものである。
面略楕円形状を呈し、第1の抵抗体11に型内に保持し
た状態で充填されるセラミック粉本を加圧焼成する等に
よって成形されるもので、二の場合に断面を略楕円形状
にしたのは円形に比ベセラミック材の密度を向上させ、
その耐熱強度や熱伝導率等をより効果的とするためであ
る。そして、このセラミックヒータ12の材質としては
、高温状態(1700℃程度まで)でも性能的に安定し
ており、絶縁性、耐熱衝撃性などに優れてなる、いわゆ
るファインセラミックスと言われているシリコン系等の
非酸化物、たとえばシリコン系窒化物などが好ましいも
のである。特に、上述したシリコン系窒化物は、その高
温強度が金属材料、アルミナ等に比べて数段優れており
、また耐熱衝撃性や高温状態での電気絶縁性、耐摩耗性
、耐薬品性などの面でも優れ、この腫のグロープラグに
要求される特性をほぼ満足し得るものである。
−なお1図中17a、17bはセラミックヒータ1’2
の長手方向中央部および後端部に嵌装され銀ろう付けな
どにより固定された金属製パイプおよびターミナルキャ
ップで、その内部に埋設されている第1の抵抗体11の
リード部両端が金属コーティング層16a、16bを介
して電気的に接続されている。そして、このヒータ12
中央部を保 。
の長手方向中央部および後端部に嵌装され銀ろう付けな
どにより固定された金属製パイプおよびターミナルキャ
ップで、その内部に埋設されている第1の抵抗体11の
リード部両端が金属コーティング層16a、16bを介
して電気的に接続されている。そして、このヒータ12
中央部を保 。
持するパイプ17aを介してヒータ内の第1の抵抗体l
lはホルダ13偏に接続されるとともに、キャップ17
bを介し工後方に延設された前記導線18にて後述する
第2の抵抗体20を有する電力制御用シーズヒータ21
を介して外部接続端子15に接続されている。
lはホルダ13偏に接続されるとともに、キャップ17
bを介し工後方に延設された前記導線18にて後述する
第2の抵抗体20を有する電力制御用シーズヒータ21
を介して外部接続端子15に接続されている。
また、前記外部接続端子15後端側に形成されたねじ部
には、絶縁リング19aおよびその固定用ナツト19b
、さらには外部リード締付は用のナツト190などが螺
合して設けられ、図示せぬバッテリからのり−Y゛線な
どをナラ)19b、190間で挟みナツト19Cを締付
けることによりこの外部接続端子15はバッテリ端子に
電気的に接続される。そして、前記ホルダ13外周部に
形成されたねじ部13aをエンジンのシリンダヘッドに
形成されたねじ孔に螺合させることによって、このホル
ダ13を介して発熱側のセラミックヒータ12の第1の
抵抗体11の他端は電気的にアース接続されると同時に
、このセラミックヒータ12の先端は副燃焼室または燃
焼室内に突出して配置されるものである。
には、絶縁リング19aおよびその固定用ナツト19b
、さらには外部リード締付は用のナツト190などが螺
合して設けられ、図示せぬバッテリからのり−Y゛線な
どをナラ)19b、190間で挟みナツト19Cを締付
けることによりこの外部接続端子15はバッテリ端子に
電気的に接続される。そして、前記ホルダ13外周部に
形成されたねじ部13aをエンジンのシリンダヘッドに
形成されたねじ孔に螺合させることによって、このホル
ダ13を介して発熱側のセラミックヒータ12の第1の
抵抗体11の他端は電気的にアース接続されると同時に
、このセラミックヒータ12の先端は副燃焼室または燃
焼室内に突出して配置されるものである。
さらに、図中14aはホルタ13後端部で外部接続端子
15を保持する絶縁ジンシュ14外周部に嵌装されその
組付時にかしめられるホルダ13後端部による高加圧力
にてその軸線方向に座屈変形し絶縁ブツシュ14をホル
ダ13側に所要の機械的強度をもって一体化し温度影響
を受けにくい構造とするための金属製パイプで、これは
従来一般的な樹脂製絶縁ブツシュ14のみではその外部
の温度変化によって膨張、収縮してホルダ13に対して
緩みを生じるといった問題を、上述した絶縁ブツシュ1
4、ホルダ13間での機械的強度を向4−させて防−ロ
ーするためである。勿論、上述した絶縁ブツシュ14は
外部接続端子15に対し一体的に形成され、回転方向へ
のねじり等に対する接合強度を確保し得るようにされて
いる。
15を保持する絶縁ジンシュ14外周部に嵌装されその
組付時にかしめられるホルダ13後端部による高加圧力
にてその軸線方向に座屈変形し絶縁ブツシュ14をホル
ダ13側に所要の機械的強度をもって一体化し温度影響
を受けにくい構造とするための金属製パイプで、これは
従来一般的な樹脂製絶縁ブツシュ14のみではその外部
の温度変化によって膨張、収縮してホルダ13に対して
緩みを生じるといった問題を、上述した絶縁ブツシュ1
4、ホルダ13間での機械的強度を向4−させて防−ロ
ーするためである。勿論、上述した絶縁ブツシュ14は
外部接続端子15に対し一体的に形成され、回転方向へ
のねじり等に対する接合強度を確保し得るようにされて
いる。
また、上述したセラミンク材によるヒータ12に対し外
部接続端子15に連続するシーズヒータ21を金属導線
18にて接続したのは、外部接続端子■5に加わる種々
の振動や締付はトルク等の機械的外力からヒータ12を
強度的に保護するためで、この導線18の材料としては
ある程度の柔軟性をもつものを用いるとよいものである
。この場合、導線18を図示したように波状に湾曲して
形成すれば、その保護効果をより一層高めることかでき
るものであるが、その柔軟性によっては第5図に示すよ
うに直線状態のままで接続してもよいものである。
部接続端子15に連続するシーズヒータ21を金属導線
18にて接続したのは、外部接続端子■5に加わる種々
の振動や締付はトルク等の機械的外力からヒータ12を
強度的に保護するためで、この導線18の材料としては
ある程度の柔軟性をもつものを用いるとよいものである
。この場合、導線18を図示したように波状に湾曲して
形成すれば、その保護効果をより一層高めることかでき
るものであるが、その柔軟性によっては第5図に示すよ
うに直線状態のままで接続してもよいものである。
そして、に述したようなセラミンクヒータ12によれば
、発熱体となる第1の抵抗体11をセラミック材による
本体部内に直接埋設しているため、従来のシーズ型に比
べ速熱型としてその効果を発揮させ得るものである。そ
して、このようなヒータ12では、その先端部分の迅速
な赤熱化が可能であることから、エンジンの始動性を大
幅に向上させ、しかもその出力を適切かつ良好なものと
し得るものである。
、発熱体となる第1の抵抗体11をセラミック材による
本体部内に直接埋設しているため、従来のシーズ型に比
べ速熱型としてその効果を発揮させ得るものである。そ
して、このようなヒータ12では、その先端部分の迅速
な赤熱化が可能であることから、エンジンの始動性を大
幅に向上させ、しかもその出力を適切かつ良好なものと
し得るものである。
さて、本発明によれば、上述した構成によるグロープラ
グ10において、発熱体として用いられるセラミックヒ
ータ12の内部に埋設される第1の抵抗体11を、少な
くともその発熱部11aが抵抗温度係数の小さくしかも
融点の高い導電性セラミック材、たとえば炭化ケイ素系
(Sin)のセラミック材にて形成するようにしたとこ
ろに特徴を有している。
グ10において、発熱体として用いられるセラミックヒ
ータ12の内部に埋設される第1の抵抗体11を、少な
くともその発熱部11aが抵抗温度係数の小さくしかも
融点の高い導電性セラミック材、たとえば炭化ケイ素系
(Sin)のセラミック材にて形成するようにしたとこ
ろに特徴を有している。
すなわち、従来一般には、この種のセラミックヒータ1
2内にはセラミック材のホットプレス等の焼成温度を考
慮してその融点が高い導電材料、たとえばタングステン
(W)等による抵抗体が埋設されていたが、本発明者ら
は上述した材料が抵抗温度係数がかなり高いことに鑑み
、種々研究、開発を行なった結果、導電性・セラミ・ツ
ク材、特に炭化ケイ素系セラミンク材によれば、その抵
抗温度係数の小さく(一般に常温付近で負の抵抗温度係
数をもつ)、シかもその融点が約2400℃以ヒと上述
した焼成温度に制約を受けないことを見出した。
2内にはセラミック材のホットプレス等の焼成温度を考
慮してその融点が高い導電材料、たとえばタングステン
(W)等による抵抗体が埋設されていたが、本発明者ら
は上述した材料が抵抗温度係数がかなり高いことに鑑み
、種々研究、開発を行なった結果、導電性・セラミ・ツ
ク材、特に炭化ケイ素系セラミンク材によれば、その抵
抗温度係数の小さく(一般に常温付近で負の抵抗温度係
数をもつ)、シかもその融点が約2400℃以ヒと上述
した焼成温度に制約を受けないことを見出した。
そして、未実施例によれば、上述した導電性セラミック
材のもつ特徴を発揮すべく、たとえば第1図に示すよう
に、ヒータ先端の発熱部11aとヒータ中央部および後
端部に至るリード部11b、lLcを有する略U字状を
呈しかつ断面形状が丸または角形状である第1の抵抗体
11を埋設するような構成にてセラミックヒータ12を
成形するようにしている。ここで、−上述した発熱部l
laにおいては、その部分を薄肉に形成し、抵抗値を大
きくするような構成としている。
材のもつ特徴を発揮すべく、たとえば第1図に示すよう
に、ヒータ先端の発熱部11aとヒータ中央部および後
端部に至るリード部11b、lLcを有する略U字状を
呈しかつ断面形状が丸または角形状である第1の抵抗体
11を埋設するような構成にてセラミックヒータ12を
成形するようにしている。ここで、−上述した発熱部l
laにおいては、その部分を薄肉に形成し、抵抗値を大
きくするような構成としている。
勿論、このような構造に限定されず、たとえば第4図に
示すように発熱部11aのみを炭化ケイ素系セラミンク
材等の導電性セラミック材にて形成し、他のリード部1
1b、llcは従来と同様にタングステン(W)などに
よるリードワイヤにて形成したものでもよいことは明ら
かであろう。
示すように発熱部11aのみを炭化ケイ素系セラミンク
材等の導電性セラミック材にて形成し、他のリード部1
1b、llcは従来と同様にタングステン(W)などに
よるリードワイヤにて形成したものでもよいことは明ら
かであろう。
そして、上述した構成によるセラミックヒータ12を用
い、かつ後述する電力制御用のヒータ21をこれに組合
せてグロープラグ10を構成することにより、第2図お
よび第3図に示すようなグロープラグ10として優れた
特性を発揮し得るものである。
い、かつ後述する電力制御用のヒータ21をこれに組合
せてグロープラグ10を構成することにより、第2図お
よび第3図に示すようなグロープラグ10として優れた
特性を発揮し得るものである。
たとえば、本実施例では、[−述したグロープラグlO
において、第1図に示すように1発熱体となセラミック
ヒータ12内の第1の抵抗体llの一端に直列に接続さ
れる第2の抵抗体20を有する電力制御用ヒータとして
シーズヒータ21を用いており、このシーズヒータ21
は、金属製シース22内に充填された耐熱絶縁粉末23
にてその内部に第2の抵抗体20を密封状態で埋設して
形成され、かつそのシース22外周部に#熱絶縁性チュ
ーブ24を嵌装した状態で1tI記ホルダ13内に嵌合
保持されている。
において、第1図に示すように1発熱体となセラミック
ヒータ12内の第1の抵抗体llの一端に直列に接続さ
れる第2の抵抗体20を有する電力制御用ヒータとして
シーズヒータ21を用いており、このシーズヒータ21
は、金属製シース22内に充填された耐熱絶縁粉末23
にてその内部に第2の抵抗体20を密封状態で埋設して
形成され、かつそのシース22外周部に#熱絶縁性チュ
ーブ24を嵌装した状態で1tI記ホルダ13内に嵌合
保持されている。
すなわち、本実施例によれば、−上述したように速熱型
としてその性能を発揮させ得るとともに耐熱性などの点
で優れてなるセラミックヒータ12に対しその通電電力
の制御手段として、従来のシース型グロープラグと略同
様の構成をもつシーズヒータ21を用い、これをユニッ
トとしてホルダ13内に嵌合して配設させることにより
、グロープラグ10に必要とされる速熱型と低い飽和温
度とを実現し得るようにしたものである。そして、この
ようなシーズヒータ21によれば、第2の抵抗体20を
、シース22内に充填された耐熱絶縁粉末23にて密封
状態にて埋設することができ、これにより従来のような
放熱性等といった問題を改善し、第2の抵抗体20から
外部への熱伝導を安定させてセラミックヒータ12の性
能を安定化させ得る構成として、その内部の第2の抵抗
体20による発熱特性の制御v1俺を適切に発揮させ得
るものである。
としてその性能を発揮させ得るとともに耐熱性などの点
で優れてなるセラミックヒータ12に対しその通電電力
の制御手段として、従来のシース型グロープラグと略同
様の構成をもつシーズヒータ21を用い、これをユニッ
トとしてホルダ13内に嵌合して配設させることにより
、グロープラグ10に必要とされる速熱型と低い飽和温
度とを実現し得るようにしたものである。そして、この
ようなシーズヒータ21によれば、第2の抵抗体20を
、シース22内に充填された耐熱絶縁粉末23にて密封
状態にて埋設することができ、これにより従来のような
放熱性等といった問題を改善し、第2の抵抗体20から
外部への熱伝導を安定させてセラミックヒータ12の性
能を安定化させ得る構成として、その内部の第2の抵抗
体20による発熱特性の制御v1俺を適切に発揮させ得
るものである。
これをDtI巾に述べると、このシーズヒータ21は、
シース22内に前記第2の抵抗体20を配設した状態で
、たとえばマグネシア(MgO)やジルコニア(Zr0
2 )などといった耐熱絶縁粉末23を充填し、さらに
この耐熱絶縁粉末23を高密度な状態となるようにシー
ス22を減径処理、いわゆるスェージング加1などを施
すことにより形成されるもので、従来のようにホルダ内
に単に耐熱絶縁粉末を充填して抵抗体を埋設する場合に
比べてその充填密度を飛躍的に向上させ得るものである
。
シース22内に前記第2の抵抗体20を配設した状態で
、たとえばマグネシア(MgO)やジルコニア(Zr0
2 )などといった耐熱絶縁粉末23を充填し、さらに
この耐熱絶縁粉末23を高密度な状態となるようにシー
ス22を減径処理、いわゆるスェージング加1などを施
すことにより形成されるもので、従来のようにホルダ内
に単に耐熱絶縁粉末を充填して抵抗体を埋設する場合に
比べてその充填密度を飛躍的に向上させ得るものである
。
すなわち、上述したように高密度に充填された耐熱絶縁
粉末23内に埋設された第2の抵抗体20によれば、こ
の、グロープラグlOに対する通電初期においては前記
発熱用セラミックヒータ12側の第1の抵抗体11との
抵抗値の比率により、第1の抵抗体ll側に高電圧を印
加させ、その迅速な赤熱化を図るとともに、一定時間経
過後においては第2の抵抗体20自身の発熱により上昇
する抵抗値により第1の抵抗体ll側への印加電圧を低
下させる制御機能を備えているものであると言える。
粉末23内に埋設された第2の抵抗体20によれば、こ
の、グロープラグlOに対する通電初期においては前記
発熱用セラミックヒータ12側の第1の抵抗体11との
抵抗値の比率により、第1の抵抗体ll側に高電圧を印
加させ、その迅速な赤熱化を図るとともに、一定時間経
過後においては第2の抵抗体20自身の発熱により上昇
する抵抗値により第1の抵抗体ll側への印加電圧を低
下させる制御機能を備えているものであると言える。
なお、本実施例のように従来のシース型グロープラグと
同様な構成による後端が開口されたシース22を用いて
なるシーズヒータ21では、第2の抵抗体20部分を外
部接続端子15と共に一体化したユニット構造とするこ
とができるため、その部分の成形加工が簡単かつ確実に
行なえるばかりでなく、これらを電極棒として単に耐熱
絶縁性チューブ24を嵌装した状態でホルダ13内に挿
入し前記セラミックヒータ12側の金属導線18とスポ
ット溶接等にて接続するだけでその組立作業が行なえる
ため組立性の点でも優れている等といった利点がある。
同様な構成による後端が開口されたシース22を用いて
なるシーズヒータ21では、第2の抵抗体20部分を外
部接続端子15と共に一体化したユニット構造とするこ
とができるため、その部分の成形加工が簡単かつ確実に
行なえるばかりでなく、これらを電極棒として単に耐熱
絶縁性チューブ24を嵌装した状態でホルダ13内に挿
入し前記セラミックヒータ12側の金属導線18とスポ
ット溶接等にて接続するだけでその組立作業が行なえる
ため組立性の点でも優れている等といった利点がある。
ここで、上述した第2の抵抗体20の材質としては、発
熱用ヒータ12側の第1の抵抗体11の材質よりもかな
り大きな正の抵抗温度係数(PTC)を有するものが望
ましく、たとえばタングステン(W)、ニッケル(旧)
、または鉄(Fe)等を用いるとよい。そして、上述し
た構成によるグロープラグlOにおいて、第1および第
2の抵抗体11.20の抵抗比としては、その初期状態
において、たとえば4〜.5:l程度となるように設定
すればよいことが実験により確認されている。なお、本
発明によれば、このシーズヒータ21部分での発熱温度
が低いものであるため、その内部に埋設する第2の抵抗
体20の材料を選定するにあたっての自由度が大きいと
いった利点もある。
熱用ヒータ12側の第1の抵抗体11の材質よりもかな
り大きな正の抵抗温度係数(PTC)を有するものが望
ましく、たとえばタングステン(W)、ニッケル(旧)
、または鉄(Fe)等を用いるとよい。そして、上述し
た構成によるグロープラグlOにおいて、第1および第
2の抵抗体11.20の抵抗比としては、その初期状態
において、たとえば4〜.5:l程度となるように設定
すればよいことが実験により確認されている。なお、本
発明によれば、このシーズヒータ21部分での発熱温度
が低いものであるため、その内部に埋設する第2の抵抗
体20の材料を選定するにあたっての自由度が大きいと
いった利点もある。
また、前記耐熱絶縁性チューブ24は、たとえばガラス
、セラミック、アスベストなどによる耐熱性に富み、絶
縁性を有する材料にて形成すればよいものである。ここ
で、7本実施例において、この耐熱絶縁チューブ24を
、シーズヒータ21外同部でその軸線方向の略中央部付
近にのみ嵌装させるようにしたのは、このシーズヒータ
21をホルダ13内に電気的にかつ熱的に絶縁した状態
で保持させるためで、その内部での発熱部分を避けた部
分に設けることが望ましい。このようにすると、シーズ
ヒータ21はホルダ13内で遊嵌状態で保持されること
となり、その周囲に空気層が形成されてヒータ21から
ホルダ13側への熱放散を適正に押え、セラミックヒー
タ12側での温度を適切に制御するための効果は大きい
ものであり、またその絶縁性を確実に確保し得るといっ
た利点もある。しかし、場合によっては、このシーズヒ
ータ21の長手方向全周にわたって、あるいは第5図に
示すように発熱部を避けた後端側に延設するようにして
、耐熱絶縁性チューブ24を設けてもよいことは明らか
であろう。
、セラミック、アスベストなどによる耐熱性に富み、絶
縁性を有する材料にて形成すればよいものである。ここ
で、7本実施例において、この耐熱絶縁チューブ24を
、シーズヒータ21外同部でその軸線方向の略中央部付
近にのみ嵌装させるようにしたのは、このシーズヒータ
21をホルダ13内に電気的にかつ熱的に絶縁した状態
で保持させるためで、その内部での発熱部分を避けた部
分に設けることが望ましい。このようにすると、シーズ
ヒータ21はホルダ13内で遊嵌状態で保持されること
となり、その周囲に空気層が形成されてヒータ21から
ホルダ13側への熱放散を適正に押え、セラミックヒー
タ12側での温度を適切に制御するための効果は大きい
ものであり、またその絶縁性を確実に確保し得るといっ
た利点もある。しかし、場合によっては、このシーズヒ
ータ21の長手方向全周にわたって、あるいは第5図に
示すように発熱部を避けた後端側に延設するようにして
、耐熱絶縁性チューブ24を設けてもよいことは明らか
であろう。
以上の構成によるグロープラグ10において、外部接続
端子15を介してシーズヒータ21に、さらに金属導I
Ji18を介してセラミックヒータ■2側に電圧を印加
すると、その通電初期にあっては、印加電圧は、両ヒー
タ12,21部内の各抵抗体11.20による抵抗比に
おいて分圧され(第3図参照)、その熱容量が小さなセ
ラミックヒータ12側にシーズヒータ21よりも大きな
電圧が印加され、相対的にシーズヒータ21に対し大き
な電力密度となり、速熱性に優れているセラミンクヒー
タ12の先端が急速に発熱されるものである。
端子15を介してシーズヒータ21に、さらに金属導I
Ji18を介してセラミックヒータ■2側に電圧を印加
すると、その通電初期にあっては、印加電圧は、両ヒー
タ12,21部内の各抵抗体11.20による抵抗比に
おいて分圧され(第3図参照)、その熱容量が小さなセ
ラミックヒータ12側にシーズヒータ21よりも大きな
電圧が印加され、相対的にシーズヒータ21に対し大き
な電力密度となり、速熱性に優れているセラミンクヒー
タ12の先端が急速に発熱されるものである。
また、通電開始から所定時間経過する間にシーズヒータ
21側が徐々に発熱しこれに伴なってその抵抗値が増加
すると、これら両ヒータ12,21間に加わる電圧が第
3図に示すように徐々に変化し、セラミンクヒータ12
側は1100〜1250℃程度でピーク温度に達した後
1000℃程度で飽和し、その過加熱が防1ヒされるこ
ととなる。すなわ−ち、この時点でのシーズヒータ21
側の第2の抵抗体20による抵抗値は、セラミックヒー
タ12側の第1の抵抗体としての第1の抵抗体11より
もかなり太きくなるものである。そして、この第2の抵
抗体20による制御機能により第1の抵抗体ll側に加
わる電圧が所定値以下に制限されるため、長時間に及ぶ
アフターグローを行なう際において、その耐久性を充分
保証し得るものである。
21側が徐々に発熱しこれに伴なってその抵抗値が増加
すると、これら両ヒータ12,21間に加わる電圧が第
3図に示すように徐々に変化し、セラミンクヒータ12
側は1100〜1250℃程度でピーク温度に達した後
1000℃程度で飽和し、その過加熱が防1ヒされるこ
ととなる。すなわ−ち、この時点でのシーズヒータ21
側の第2の抵抗体20による抵抗値は、セラミックヒー
タ12側の第1の抵抗体としての第1の抵抗体11より
もかなり太きくなるものである。そして、この第2の抵
抗体20による制御機能により第1の抵抗体ll側に加
わる電圧が所定値以下に制限されるため、長時間に及ぶ
アフターグローを行なう際において、その耐久性を充分
保証し得るものである。
したがって、このような構成によるグロープラグ10に
よれば、ホルダ13内にユニットとして簡単に組込まれ
る電力制御用のシーズヒータ21によるセラミックヒー
タ12への印加電圧の制御機能により従来のような複雑
な制御回路を別個に設けることなく、それ自身で速熱型
としての機能とアフターグローの長時間化とを達成し得
るもので、その利点は大きい。特に、上述した構成によ
れば、その発熱温度の900℃への到達時間を約4秒以
内にすることが可能となるとともにその飽和温度を10
00℃以下とし、さらにそのピーク温度を1100℃以
下に押え、3分以上にも及ぶアフターグローを可能とす
ることができるもので、これは第2図に示す第1の抵抗
体11および第2の抵抗体20の温度特性a、bから明
らかであろう。ここで、図中Cは上述したセラミックヒ
ータ12のみを単独で用いた場合の温度特性、dは従来
型のセラミックヒータ(タングステン埋設)の温度特性
である。
よれば、ホルダ13内にユニットとして簡単に組込まれ
る電力制御用のシーズヒータ21によるセラミックヒー
タ12への印加電圧の制御機能により従来のような複雑
な制御回路を別個に設けることなく、それ自身で速熱型
としての機能とアフターグローの長時間化とを達成し得
るもので、その利点は大きい。特に、上述した構成によ
れば、その発熱温度の900℃への到達時間を約4秒以
内にすることが可能となるとともにその飽和温度を10
00℃以下とし、さらにそのピーク温度を1100℃以
下に押え、3分以上にも及ぶアフターグローを可能とす
ることができるもので、これは第2図に示す第1の抵抗
体11および第2の抵抗体20の温度特性a、bから明
らかであろう。ここで、図中Cは上述したセラミックヒ
ータ12のみを単独で用いた場合の温度特性、dは従来
型のセラミックヒータ(タングステン埋設)の温度特性
である。
また、第3図は一上述した第1の抵抗体11と第2の抵
抗体20での抵抗値に応じて分圧される電圧の関係を示
すもので、図中aは本発明を特徴づける導電性セラミッ
ク材を用いた第1の抵抗体11の電圧印加特性、bは第
2の抵抗体20の電圧印加特性を示し、また図中c、d
は従来型のセラミックヒータによるタングステン等によ
る$1の抵抗体と第2の抵抗体との分圧関係を示すもの
で、従来型に比ベグロープラグ10の適切な発熱特性を
得ることが可能となる分圧関係が得られることは容易に
理解されよう。すなわち、発熱側の第1の抵抗体llに
対して通電初期には大電圧を印加し、通電と」(に印加
゛電圧を著しく低下させ得るものである。
抗体20での抵抗値に応じて分圧される電圧の関係を示
すもので、図中aは本発明を特徴づける導電性セラミッ
ク材を用いた第1の抵抗体11の電圧印加特性、bは第
2の抵抗体20の電圧印加特性を示し、また図中c、d
は従来型のセラミックヒータによるタングステン等によ
る$1の抵抗体と第2の抵抗体との分圧関係を示すもの
で、従来型に比ベグロープラグ10の適切な発熱特性を
得ることが可能となる分圧関係が得られることは容易に
理解されよう。すなわち、発熱側の第1の抵抗体llに
対して通電初期には大電圧を印加し、通電と」(に印加
゛電圧を著しく低下させ得るものである。
なお、本発明は上述した実施例構造に限定されず、各部
の形状、構造等を、適宜変形、変更することは自由であ
る。たとえば−上述した実施例におけるシーズヒータ2
1の代りに、第6図(a)に示すように、その両端が開
口されたシース30によるシーズヒータ31を用いても
よいものである。
の形状、構造等を、適宜変形、変更することは自由であ
る。たとえば−上述した実施例におけるシーズヒータ2
1の代りに、第6図(a)に示すように、その両端が開
口されたシース30によるシーズヒータ31を用いても
よいものである。
このようなシーズヒータ31は、その内部に第2の抵抗
体20を配設するとともに、耐熱絶縁粉末23を充填し
、さらに同図(b)に示すように、揺動振動を加えた後
、その両端から加圧してその内部での耐熱絶縁粉末23
の充填効率を高密度にすることにより形成されるもので
、上述したと同様の作用効果が得られることは容易に理
解されよう。ここで、図中24a 、24bはシーズヒ
ータ31の両端部分に嵌装されてこれをホルダ13内で
遊嵌状態にて支持する耐熱絶縁性チューブ、32a、3
2bはシース30の開口端に封入されたセラミックセメ
ント等の対人材、33a、33bは耐熱絶縁粉末23充
填時の治具である。さらに、この場合には、その内部に
埋設した第2の抵抗体20の両端を延設してセラミック
ヒータ12、外部接続端子15側に接合した例を示して
いるが、これに限定されないことは明らかであろう。
体20を配設するとともに、耐熱絶縁粉末23を充填し
、さらに同図(b)に示すように、揺動振動を加えた後
、その両端から加圧してその内部での耐熱絶縁粉末23
の充填効率を高密度にすることにより形成されるもので
、上述したと同様の作用効果が得られることは容易に理
解されよう。ここで、図中24a 、24bはシーズヒ
ータ31の両端部分に嵌装されてこれをホルダ13内で
遊嵌状態にて支持する耐熱絶縁性チューブ、32a、3
2bはシース30の開口端に封入されたセラミックセメ
ント等の対人材、33a、33bは耐熱絶縁粉末23充
填時の治具である。さらに、この場合には、その内部に
埋設した第2の抵抗体20の両端を延設してセラミック
ヒータ12、外部接続端子15側に接合した例を示して
いるが、これに限定されないことは明らかであろう。
また、上述したシーズヒータ21.31の代りに、第7
図に示すように、電力制御用ヒータとして第2の抵抗体
20をその内部に埋設してなる第2のセラミックヒータ
40を用い、かつこの第2のセラミックヒータ40を、
その外周部両端側に耐熱絶縁性チューブ24a 、24
bを嵌装した状態で前記ホルダ13内に嵌合保持させる
ようにしてもよいものである。
図に示すように、電力制御用ヒータとして第2の抵抗体
20をその内部に埋設してなる第2のセラミックヒータ
40を用い、かつこの第2のセラミックヒータ40を、
その外周部両端側に耐熱絶縁性チューブ24a 、24
bを嵌装した状態で前記ホルダ13内に嵌合保持させる
ようにしてもよいものである。
そして、このような第2のセラミックヒータ40を用い
ると、第2の抵抗体20を、セラミック粉体中で高密度
な密封状態で埋設して放熱性等を改善し、第2の抵抗体
20から外部への熱伝導率を安定させて第1のセラミッ
クヒータ12の性能を安定化させ得る構成としたもので
ある。ここで、この第2のセラミックヒータ40は、全
体が棒状を呈するようにして一上述したセラミックヒー
タ12と同様に絶縁性を有しかつその耐熱強度等の面で
優れているセラミック材にて形成され、かつセラミック
ヒータ12よりも大きな熱容量を有するように構成され
、またその内部には上述した第2の抵抗体20およびそ
の両端に接続されたリードワイヤ41.42の内方端が
埋設されるようにして成形される。
ると、第2の抵抗体20を、セラミック粉体中で高密度
な密封状態で埋設して放熱性等を改善し、第2の抵抗体
20から外部への熱伝導率を安定させて第1のセラミッ
クヒータ12の性能を安定化させ得る構成としたもので
ある。ここで、この第2のセラミックヒータ40は、全
体が棒状を呈するようにして一上述したセラミックヒー
タ12と同様に絶縁性を有しかつその耐熱強度等の面で
優れているセラミック材にて形成され、かつセラミック
ヒータ12よりも大きな熱容量を有するように構成され
、またその内部には上述した第2の抵抗体20およびそ
の両端に接続されたリードワイヤ41.42の内方端が
埋設されるようにして成形される。
なお、本実施例においても1.制御用の第2のセラミッ
クヒータ40の外周部両端に一対をなす耐熱絶縁性チュ
ーブ24a 、24bを嵌装した状j6でホルダ13内
に空気層を介して遊嵌状態にて保持させるようにし、ホ
ルダ13側への熱伝導による熱放散を適正に押え、第1
のセラミックヒータ12側での温度を適切に制御するた
めの大きな熱容量を保ち、またその絶縁性を確実に確保
し得るにしている。しかし、場合によっては、この第2
のセラミックヒータ40の全周にわたって耐熱絶縁性チ
ューブを設けても、あるいはこの第2のセラミックヒー
タ40をホルダ13内に直接嵌合保持されるようにして
もよいものである。
クヒータ40の外周部両端に一対をなす耐熱絶縁性チュ
ーブ24a 、24bを嵌装した状j6でホルダ13内
に空気層を介して遊嵌状態にて保持させるようにし、ホ
ルダ13側への熱伝導による熱放散を適正に押え、第1
のセラミックヒータ12側での温度を適切に制御するた
めの大きな熱容量を保ち、またその絶縁性を確実に確保
し得るにしている。しかし、場合によっては、この第2
のセラミックヒータ40の全周にわたって耐熱絶縁性チ
ューブを設けても、あるいはこの第2のセラミックヒー
タ40をホルダ13内に直接嵌合保持されるようにして
もよいものである。
ここで、上述した第2のセラミックヒータ40の材質と
しては、第1のセラミックヒータ12と同様に、絶縁性
、耐熱衝撃性などに優れてなる。
しては、第1のセラミックヒータ12と同様に、絶縁性
、耐熱衝撃性などに優れてなる。
いわゆるファインセラミックスと言われているシリコン
系非酸化物、たとえばシリコン系窒化物などが好ましい
もので、その利点は前述した通りである。
系非酸化物、たとえばシリコン系窒化物などが好ましい
もので、その利点は前述した通りである。
さらに、本実施例では、両側のチューブの径寸法を異な
らして形成した場合を示しているが、これは組立性等を
考慮したもので、これに限定されるものではない、また
、電力制御用の第2のセラミックヒータ40側の形−状
等やその第2の抵抗体20の埋設状態、さらにその外部
への電気的接続構造等については種々の変形例が考えら
れる。
らして形成した場合を示しているが、これは組立性等を
考慮したもので、これに限定されるものではない、また
、電力制御用の第2のセラミックヒータ40側の形−状
等やその第2の抵抗体20の埋設状態、さらにその外部
への電気的接続構造等については種々の変形例が考えら
れる。
また、上述したシーズヒータ21.30や、第2のセラ
ミックヒータ40の代りに、第8図(a)。
ミックヒータ40の代りに、第8図(a)。
(b)に示すように、第2の抵抗体としての導電膜20
を有、するフィルムヒータ50を、電力制御用ヒータと
して用いてもよいものである。これを簡単に説明すると
、このフィルムヒータ50は、全体が略筒状を呈するよ
うにして耐熱絶縁性を有するセラミック材にて形成され
た本体部の外周面およびその両端面とに前記第2の抵抗
体として導電11Q20 (20a;20b、20c)
を形成してなる構成とされ、かつその外周部両端に耐熱
絶縁性チューブ24a 、24bを嵌装した状態で前記
ホルダ13内に嵌合保持されている。そして、このよう
なフィルムヒータ50を用いることにより、第2の抵抗
体20をセラミック材からなる筒体の周囲に均一かつ適
切に付設して従来のような放熱性等といった問題を改善
し、前述した実施例における電力制御用ヒータ(21,
30;40)と同様の作用効果を奏することは明らかで
あろう。
を有、するフィルムヒータ50を、電力制御用ヒータと
して用いてもよいものである。これを簡単に説明すると
、このフィルムヒータ50は、全体が略筒状を呈するよ
うにして耐熱絶縁性を有するセラミック材にて形成され
た本体部の外周面およびその両端面とに前記第2の抵抗
体として導電11Q20 (20a;20b、20c)
を形成してなる構成とされ、かつその外周部両端に耐熱
絶縁性チューブ24a 、24bを嵌装した状態で前記
ホルダ13内に嵌合保持されている。そして、このよう
なフィルムヒータ50を用いることにより、第2の抵抗
体20をセラミック材からなる筒体の周囲に均一かつ適
切に付設して従来のような放熱性等といった問題を改善
し、前述した実施例における電力制御用ヒータ(21,
30;40)と同様の作用効果を奏することは明らかで
あろう。
ここで、このフィルムヒータ50を簡単に説明すると、
このフィルムヒータ50は全体が略筒状を呈するように
して上述したセラミックヒータ12と同様に絶縁性を有
しかつその耐熱強度等の面で優れているセラミック材に
て形成され、その外周面およびその両端面、さらにその
軸孔50a内の両端部分に前記NS2の抵抗体20とし
ての導電膜20a;20b、20c;20d、20eが
形成され、またその軸孔50aの両端には前記セラミッ
クヒータ12側からの金属導線18および前記外部接続
端1’−15側に接続される金属導m51がそれぞれ嵌
入されてろう(=Jけなどにより固着されている。なお
、図中52a、53bはこれら金属導線18.51と前
記導電膜20b、20cとの接合面積を増やすための金
属円板である。また、上述したフィルムヒータ50にお
いて、その軸孔50a中の中間部分には、フィルム蒸着
を施していないが、これはその外周部の導?Ii膜20
aを電流通路とするためである。なお、上述したフィル
ムヒータ50の材質としては、上述した実施例における
セラミックヒータ12等と略同様に、絶縁性、#8衝撃
性などに優れてなるシリコン系非酸化物を用いるとよい
ものである。しかし、この実施例によるフィルムヒータ
50によれば、前記発熱側のセラミックヒータ12とは
異なり、その部分での発熱にが小さいものであること□
から、あまり大きな#熱強度は要求されないため、その
セラミック材の選定にあたっての自由度が大きく、さら
にその成形にあたって反応焼結などのように焼成温度の
低い成形方法を採用することができるものであり、これ
によりその成形加工が簡単に行なえる等の利点がある。
このフィルムヒータ50は全体が略筒状を呈するように
して上述したセラミックヒータ12と同様に絶縁性を有
しかつその耐熱強度等の面で優れているセラミック材に
て形成され、その外周面およびその両端面、さらにその
軸孔50a内の両端部分に前記NS2の抵抗体20とし
ての導電膜20a;20b、20c;20d、20eが
形成され、またその軸孔50aの両端には前記セラミッ
クヒータ12側からの金属導線18および前記外部接続
端1’−15側に接続される金属導m51がそれぞれ嵌
入されてろう(=Jけなどにより固着されている。なお
、図中52a、53bはこれら金属導線18.51と前
記導電膜20b、20cとの接合面積を増やすための金
属円板である。また、上述したフィルムヒータ50にお
いて、その軸孔50a中の中間部分には、フィルム蒸着
を施していないが、これはその外周部の導?Ii膜20
aを電流通路とするためである。なお、上述したフィル
ムヒータ50の材質としては、上述した実施例における
セラミックヒータ12等と略同様に、絶縁性、#8衝撃
性などに優れてなるシリコン系非酸化物を用いるとよい
ものである。しかし、この実施例によるフィルムヒータ
50によれば、前記発熱側のセラミックヒータ12とは
異なり、その部分での発熱にが小さいものであること□
から、あまり大きな#熱強度は要求されないため、その
セラミック材の選定にあたっての自由度が大きく、さら
にその成形にあたって反応焼結などのように焼成温度の
低い成形方法を採用することができるものであり、これ
によりその成形加工が簡単に行なえる等の利点がある。
また、制御用フィルムヒータ50側の形状等やその第2
の抵抗体20の外部への電気的接続構造等については種
々の変形例が考えられることは言うまでもない。
の抵抗体20の外部への電気的接続構造等については種
々の変形例が考えられることは言うまでもない。
以上説明したように、本発明に係る自己温度制御型のデ
ィーゼルエンジン用グロープラグによれば、少なくとも
発熱部を導電性セラミック材にて形成した第1の抵抗体
を埋設したセラミックヒータを用い、かつこのセラミッ
クヒータ内の第1の抵抗体の一端に直列に接続される第
2の抵抗体を有する電力制御用ヒータを付設するように
したので、簡単かつ安価な構成にもかかわらず、第1の
抵抗体側の抵抗温度係数を第2の抵抗体側に比べて小さ
くし得るとともに、第2の抵抗体を高密度な状態で付設
した制御用ヒータを得ることができるため、その電力制
御機能を効率よく発揮させてセラミックヒータ先端での
迅速かつ適切な赤熱化を図り、速熱型としての機能を高
めエンジンの始動性を大幅に向上させるとともに、オー
バーシュート特性が改善され、エンジンの排気、騒音対
策としての長時間のアフターグローを可能とし、しかも
全体の構造が簡単でその組立性、さらに耐久性等に優れ
てなる等といった種々優れた効果がある。
ィーゼルエンジン用グロープラグによれば、少なくとも
発熱部を導電性セラミック材にて形成した第1の抵抗体
を埋設したセラミックヒータを用い、かつこのセラミッ
クヒータ内の第1の抵抗体の一端に直列に接続される第
2の抵抗体を有する電力制御用ヒータを付設するように
したので、簡単かつ安価な構成にもかかわらず、第1の
抵抗体側の抵抗温度係数を第2の抵抗体側に比べて小さ
くし得るとともに、第2の抵抗体を高密度な状態で付設
した制御用ヒータを得ることができるため、その電力制
御機能を効率よく発揮させてセラミックヒータ先端での
迅速かつ適切な赤熱化を図り、速熱型としての機能を高
めエンジンの始動性を大幅に向上させるとともに、オー
バーシュート特性が改善され、エンジンの排気、騒音対
策としての長時間のアフターグローを可能とし、しかも
全体の構造が簡単でその組立性、さらに耐久性等に優れ
てなる等といった種々優れた効果がある。
第1図は本発明に係るディーゼルエンジン用グロープラ
グの一実施例を示す縦断側面図、第2図および第3図は
その要部とするセラミックヒータと電力制御用ヒータで
の温度特性および分圧特性を示す特性図、第4図はセラ
ミックヒータの変形例を示す要部拡大断面図、第5図は
電力制御用ヒータとしてのシーズヒータの変形例を示す
要部拡大断面図、第6図(a) 、 (b)は本発明の
別の実施例を示す縦断側面図およびその要部とするシー
ズヒータの製造1程を示す概略説IJ′1図、第7図お
よび第8図(a)、(b)は本発明に係るディーゼルエ
ンジン用グロープラグの別の実施例を示す図である。 10・・・・ディーゼルエンジン用グロープラグ、ll
*s**第1(7)抵抗体 l l a@ @ 111
1発熱部、12・・・・セラミックヒータ、13・・・
・中空状ホルダ、15・・・・外部接続端子、18・・
・・金属導線、20・・・・第2の抵抗体、21,3L
−−・・シーズヒータ(電力制御用ヒータ)、22,3
0・・・・シース。 23・−・−耐熱絶縁粉末、24 (24a 、24−
b) ・・・・耐熱絶縁性チューブ、40・・拳・第
2のセラミックヒータ(電力制御用ヒータ)、50・・
Φ・フィルムヒータ(電力制御用ヒータ)。
グの一実施例を示す縦断側面図、第2図および第3図は
その要部とするセラミックヒータと電力制御用ヒータで
の温度特性および分圧特性を示す特性図、第4図はセラ
ミックヒータの変形例を示す要部拡大断面図、第5図は
電力制御用ヒータとしてのシーズヒータの変形例を示す
要部拡大断面図、第6図(a) 、 (b)は本発明の
別の実施例を示す縦断側面図およびその要部とするシー
ズヒータの製造1程を示す概略説IJ′1図、第7図お
よび第8図(a)、(b)は本発明に係るディーゼルエ
ンジン用グロープラグの別の実施例を示す図である。 10・・・・ディーゼルエンジン用グロープラグ、ll
*s**第1(7)抵抗体 l l a@ @ 111
1発熱部、12・・・・セラミックヒータ、13・・・
・中空状ホルダ、15・・・・外部接続端子、18・・
・・金属導線、20・・・・第2の抵抗体、21,3L
−−・・シーズヒータ(電力制御用ヒータ)、22,3
0・・・・シース。 23・−・−耐熱絶縁粉末、24 (24a 、24−
b) ・・・・耐熱絶縁性チューブ、40・・拳・第
2のセラミックヒータ(電力制御用ヒータ)、50・・
Φ・フィルムヒータ(電力制御用ヒータ)。
Claims (2)
- (1) その一端を外部に突出させた状態で中空状ホル
ダの先端部に保持されかつ発熱体となる第1の抵抗体を
その内部に埋設してなる棒状セラミックヒータと、この
セラミックヒータ内に埋設された第1の抵抗体の一端に
直列に接続される第2の抵抗体を有する電力制御用ヒー
タとを備え、前記セラミックヒータ内に埋設される第1
の抵抗体は、少なくともその発熱部が抵抗温度係数の小
さくしかも融点の高い導電性セラミック材にて形成され
ていることを特徴とするディーゼルエンジン用グロープ
ラグ。 - (2) セラミックヒータ内に埋設される第1の抵抗体
を形成する導電性セラミック材として、炭化ケイ素系セ
ラミック材を用いたことを特徴とする特許請求の範囲第
1項記載のディーゼルエンジン用グロープラグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21327984A JPS6193313A (ja) | 1984-10-13 | 1984-10-13 | デイ−ゼルエンジン用グロ−プラグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21327984A JPS6193313A (ja) | 1984-10-13 | 1984-10-13 | デイ−ゼルエンジン用グロ−プラグ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6193313A true JPS6193313A (ja) | 1986-05-12 |
Family
ID=16636472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21327984A Pending JPS6193313A (ja) | 1984-10-13 | 1984-10-13 | デイ−ゼルエンジン用グロ−プラグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6193313A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5059768A (en) * | 1989-09-11 | 1991-10-22 | Jidosha Kiki Co., Ltd. | Ceramic heater type glow plug |
JPH0682763U (ja) * | 1993-05-10 | 1994-11-25 | 日本航空電子工業株式会社 | 基板接続用コンタクト |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58106326A (ja) * | 1981-12-19 | 1983-06-24 | Ngk Spark Plug Co Ltd | セラミツクグロ−プラグ |
JPS59157423A (ja) * | 1983-02-24 | 1984-09-06 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 自己制御型グロ−プラグ |
-
1984
- 1984-10-13 JP JP21327984A patent/JPS6193313A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58106326A (ja) * | 1981-12-19 | 1983-06-24 | Ngk Spark Plug Co Ltd | セラミツクグロ−プラグ |
JPS59157423A (ja) * | 1983-02-24 | 1984-09-06 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 自己制御型グロ−プラグ |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5059768A (en) * | 1989-09-11 | 1991-10-22 | Jidosha Kiki Co., Ltd. | Ceramic heater type glow plug |
JPH0682763U (ja) * | 1993-05-10 | 1994-11-25 | 日本航空電子工業株式会社 | 基板接続用コンタクト |
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