JPH09302892A - 装飾部材 - Google Patents

装飾部材

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Publication number
JPH09302892A
JPH09302892A JP11615796A JP11615796A JPH09302892A JP H09302892 A JPH09302892 A JP H09302892A JP 11615796 A JP11615796 A JP 11615796A JP 11615796 A JP11615796 A JP 11615796A JP H09302892 A JPH09302892 A JP H09302892A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decorative member
grooves
natural stone
back surface
rear surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11615796A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Sekiya
臣二 関家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Disco Abrasive Systems Ltd filed Critical Disco Abrasive Systems Ltd
Priority to JP11615796A priority Critical patent/JPH09302892A/ja
Publication of JPH09302892A publication Critical patent/JPH09302892A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天然石材で形成された装飾部材の軽量化を図
ること、及び使用場所の制約を受けないこと。 【解決手段】 天然石材で形成された装飾部材の裏面側
に複数の溝を形成した構成にする。複数の溝によって全
体の軽量化が図れるばかりでなく、他の部材を貼り合わ
せたりして使用しないので、取り付け場所の制約を受け
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建造物等の壁面に
取り付けて使用される天然石材であり、特に軽量化と取
り付けの安定性を図った装飾部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の天然石材を用いた装飾部材とし
ては、例えば特開平1−29555号公報に開示された
天然石材パネルが従来例として公知である。この公知の
天然石材パネルにおいては、軽量で且つ加工し易い木材
系材料の基材を用い、その表面に、薄く加工した天然石
材を接着剤により貼着して2層構造にしたものであり、
施工したときに表面の天然石材のみが表出するように
し、全体としての体裁を整えた構成のものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例の天然石材
パネルにおいては、基材と天然石材との2層構造になっ
ており、基材に比べて天然石材が薄いことから全体とし
て軽量化が図れるものであるが、天然石材と基材との接
着工程が必要であると共に、天然石材自体が薄く加工さ
れていることから接着剤によっては長期間の間に、接着
成分が天然石材の表面に滲み出てくると言う不都合が生
ずるばかりでなく、基材が木材系材料であるため水分に
よる膨張剥離または腐食等の問題があって、どこへでも
使用できると言うものではなく、その使用箇所に制約を
受けるものである。また、同時に基材は加工し易い木材
系材料であるが、この木材系材料は必ずしもコンクリー
トに馴染むものではないことから、その取り付けに他の
連結材料を必要とし、施工性が悪いという問題点も有し
ている。
【0004】従って、従来例においては、接着成分によ
る不都合を解消すること、使用箇所に制約を受けないで
使用できるようにすること、及び施工性の向上に解決し
なければならない課題を有している。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記従来例の課題を解決
する具体的手段として本発明は、建造物の壁面等を装飾
する装飾部材であり、天然石材を加工して表面と裏面と
を有する板状に形成し、その裏面側に複数の溝が形成さ
れていることを特徴とする装飾部材を提供するものであ
り、また前記溝は、裏面側の縁部を残して形成されてい
ること、及び升目状に形成されていることを含むもので
ある。
【0006】本発明に係る装飾部材は、天然石材自体の
裏面に複数の溝が形成されていることから、全体が軽量
になって取り扱い易いばかりでなく、複数の溝の存在に
よりコンクリート等との結合性も大であり、施工性が向
上するのである。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明を図示の実施例により
更に詳しく説明すると、図1(A)、(B)に示した第
1実施例において、装飾部材1は、御影石、大理石また
はスレート等の天然石材を用いて、表面2と裏面3とを
有する所定の厚さの板状で且つ全体として略長方形状に
形成されている。
【0008】装飾部材1の表面2側は、装飾部材として
の使用箇所に対応して、研磨した鏡面状態に加工する
か、または粗面状態に加工するかが選択される。そし
て、裏面3側においては、例えば切削砥石によって複数
の溝4を所定の間隔をもって升目または格子状に形成す
ることにより、溝4で囲まれた部分が凸部5として裏面
側に残ることになる。なお、溝の形成は升目または格子
状に限らず、網目であったりまたは縦横の溝の間隔を異
ならせて形成しても良い。
【0009】図2(A),(B)に示した第2実施例に
おいては、天然石材を用いた装飾部材1の裏面3側に形
成される溝4を、例えば一方向にのみ形成したものであ
る。即ち、複数条の溝4が所定の間隔をもって縦方向に
隣接した状態で形成され、各溝4間に凸部5が残存する
ように形成した例である。
【0010】この図示した第2実施例の場合は、縦方向
に溝を形成したが、これを横方向に形成したり、斜め方
向に形成したりすることができる。また、溝は加工の容
易性から考えれば、直線で形成するのが好ましいが、必
ずしも直線に限るものではなく、例えば波形等の曲線で
形成することもできる。
【0011】また、図3(A),(B)に示した第3実
施例においては、天然石材を用いて前記第1実施例と略
同様の加工を施すものであるが、装飾部材1の裏面3側
に形成される升目または格子状の溝4は、裏面側の縁部
6を残して形成される。つまり、切削砥石で溝4を形成
する際に、裏面側を抉るようにして縁部6をカットしな
いように形成するのである。
【0012】更に、図4(A),(B)に示した第4実
施例においても、前記第2実施例と略同様の加工を施す
ものであり、装飾部材1の裏面3側に形成される一方向
の溝4は、裏面側の縁部6を残して形成されるものであ
る。そして、溝4が波形等の曲線であっても、同様に縁
部6を残すようにする点は変わらない。
【0013】これら第3及び第4実施例においては、装
飾部材1を厚み方向から見たときに板状に加工した状態
がそのまま維持され、裏面3側に形成された溝4によっ
て全体としての軽量化が図れると共に、所定の強度が得
られる。
【0014】前記いづれの実施例においても、切削され
る溝4の深さは、装飾部材1の厚みによって決定される
が、天然石材の重厚性を考慮して、厚みの約半分程度が
好ましい。また、溝の幅においても、使用場所に応じて
広くしたり狭くしたりすることができる。
【0015】このように装飾部材1の裏面に複数の溝4
を穿切して形成することにより、装飾部材が天然石材で
形成されていても、全体が軽量化される。そして、溝間
に残存する凸部5は、施工時において、例えば、セメン
ト等との馴染みが良く、しかもセメントが溝部内に入り
込むことで、結合面積が大となり強固に一体化して安全
性に優れ、施工性が向上するのである。
【0016】また、例えば、接着剤を用いて接着固定す
るとしても、凸部5の表面に接着剤が塗布されるされる
ので、装飾部材1の表面2から相当離れた位置であっ
て、接着成分の表面への染み出しがほとんどないのであ
る。
【0017】更に、溝部分は穿切して形成されるので、
装飾部材としては貼り合わせのものと違って、全体的に
石材としての重厚性が失われず、使用状態においてその
外観が体裁の良いものとなる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る装飾部
材は、建造物の壁面等を装飾する装飾部材であり、天然
石材を加工して表面と裏面とを有する板状に形成し、そ
の裏面側に複数の溝が形成されている構成としたことに
より、天然石材でありながら、全体として軽量化するこ
とができ、しかも、他の部材を貼着したものと違って、
使用場所の制約を受けないと言う優れた効果を奏する。
【0019】また、裏面側の縁部を残して溝が形成され
ていることから、全体の軽量化が図れることは言うに及
ばず、装飾部材を厚み方向から見たときに、天然石材の
重厚さが視認でき、見た目の体裁が著しく良好であると
いう優れた効果を奏する。
【0020】更に、裏面側に複数の溝が形成されている
ことで、例えば、セメント等の連結材料が、一部におい
て溝内に入り込むようになり、その分接合面積が大とな
って取付強度が向上し、安全性に優れるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例の装飾部材を示すもの
で、(A)は正面側の斜視図、(B)は背面側の一部を
示す斜視図である。
【図2】本発明に係る第2実施例の装飾部材を示すもの
で、(A)は正面側の斜視図、(B)は背面側の一部を
示す斜視図である。
【図3】本発明に係る第3実施例の装飾部材を示すもの
で、(A)は正面側の斜視図、(B)は背面側の一部を
示す斜視図である。
【図4】本発明に係る第4実施例の装飾部材を示すもの
で、(A)は正面側の斜視図、(B)は背面側の一部を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 装飾部材; 2 表面; 3 背面; 4 溝;
5 凸部; 6 縁部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建造物の壁面等を装飾する装飾部材であ
    り、天然石材を加工して表面と裏面とを有する板状に形
    成し、その裏面側に複数の溝が形成されていることを特
    徴とする装飾部材。
  2. 【請求項2】 溝は、裏面側の縁部を残して形成されて
    いる請求項1に記載の装飾部材。
  3. 【請求項3】 溝は、升目状に形成されている請求項1
    または2に記載の装飾部材。
JP11615796A 1996-05-10 1996-05-10 装飾部材 Pending JPH09302892A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11615796A JPH09302892A (ja) 1996-05-10 1996-05-10 装飾部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11615796A JPH09302892A (ja) 1996-05-10 1996-05-10 装飾部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09302892A true JPH09302892A (ja) 1997-11-25

Family

ID=14680192

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11615796A Pending JPH09302892A (ja) 1996-05-10 1996-05-10 装飾部材

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JP (1) JPH09302892A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101499117B1 (ko) * 2013-06-19 2015-03-06 주식회사 선텍스톤 석재패널의 제조방법

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