JPH09301306A - 箱詰め装置 - Google Patents

箱詰め装置

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JPH09301306A
JPH09301306A JP13947596A JP13947596A JPH09301306A JP H09301306 A JPH09301306 A JP H09301306A JP 13947596 A JP13947596 A JP 13947596A JP 13947596 A JP13947596 A JP 13947596A JP H09301306 A JPH09301306 A JP H09301306A
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JP
Japan
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product
arm member
commodity
container
suction pad
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Application number
JP13947596A
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English (en)
Inventor
Kazumi Kitagawa
一三 北川
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Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 箱詰めする商品をその搬入位置とは別に設置
される容器に箱詰めする際に、その箱詰め作業の能率の
向上を図ることを課題とする。 【解決手段】 箱詰めする商品の搬入位置の上方と商品
を収容する容器の設置位置の上方との間で旋回するアー
ム部材63を、旋回中心から180度反対側の両方に延
長し、アーム部材の両先端部に商品捕獲手段をそれぞれ
設け、かつ、これら商品捕獲手段のうちの一方が上記商
品搬入位置の上方に位置するとき、他方が上記容器設置
位置の上方に位置するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は箱詰め装置、特に商
品を段ボール箱等の容器に順次箱詰めする箱詰め装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】ポテトチップス等のスナック菓子のよう
に、例えば製袋包装機で所定重量に袋詰めされた商品
は、段ボール箱等の容器に複数個が箱詰めされて市場に
出荷される。その場合に例えば特開平6−263106
号公報に開示されているように、製袋包装機から供給さ
れた包装済み商品を、該商品の搬送経路を形成する搬送
コンベアで順次搬送して箱詰めステーションに送り込
み、ここに備えられた箱詰め機構で上記商品を段ボール
等の容器に自動的に箱詰めする箱詰め装置が知られてい
る。
【0003】また、このような箱詰め装置において、搬
送コンベアで箱詰めステーションに搬入される商品の搬
入位置の側方位置に容器が別途設置される場合の箱詰め
機構としては、例えば、商品の搬入位置の上方と、容器
の設置位置の上方との間に片持ち状態で旋回自在に設け
られたアーム部材と、該アーム部材の先端部に昇降自在
に備えられて上記商品を捕獲し又は解放する1つの吸引
式のパッドとを有し、上記アーム部材を上記両位置間の
上方で旋回させると共に、上記吸引パッド手段を各位置
において昇降させることにより、搬送コンベアで商品搬
入位置に搬入された商品を上記吸引パッドで上方から吸
い付けて捕獲し、これを容器設置位置に位置する容器内
に下降させて収納、箱詰めするものが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した箱
詰め機構によれば、アーム部材に片持状に備えられた1
つの吸引パッド手段をアーム部材を介して商品搬入位置
と容器設置位置との間を1往復させることにより1回の
箱詰め動作を行う構造であるから、アーム部材の旋回速
度を速くして箱詰め作業の能率の向上を図ろうとしても
おのずと限度があり、そのため、昨今、箱詰め作業の能
率の向上が望まれているのであるが、そのような要望に
十分対応することができないのが現状である。
【0005】そこで、本発明は、箱詰めする商品をその
搬入位置とは別に設置される容器に箱詰めする際に、そ
の箱詰め作業の能率の向上を図ることができる箱詰め装
置の提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本願発明は、箱詰めする商品の搬入位置の上方と、
該商品を収容する容器の設置位置の上方との間で旋回自
在に設けられたアーム部材と、該アーム部材の先端部に
備えられて上記商品を捕獲し又は解放する商品捕獲手段
とを有し、上記アーム部材を水平面内で旋回させること
により、上記商品を上記捕獲手段で捕獲して容器内に箱
詰めする箱詰め装置であって、上記アーム部材が旋回中
心から180度反対側の両方に延びており、該アーム部
材の両先端部に上記商品捕獲手段がそれぞれ設けられて
いると共に、これら商品捕獲手段のうちの一方が上記商
品搬入位置の上方に位置するとき、他方が上記容器設置
位置の上方に位置するように構成されていることを特徴
とする。
【0007】このような手段を用いることにより、本発
明によれば、アーム部材が旋回中心から180度反対側
の両方に延び、該アーム部材の両先端部に、商品捕獲手
段がそれぞれ設けられ、かつ、これら商品捕獲手段のう
ちの一方が商品搬入位置の上方に位置するとき、他方が
容器設置位置の上方に位置するように構成されているの
で、商品搬入位置の上方に位置する一方の商品捕獲手段
により商品の捕獲作業を行うときに、これと同時並行的
に容器設置位置の上方に位置する他方の商品捕獲手段に
より捕獲した商品の容器内への箱詰め作業を行うことが
可能となり、また、アーム部材を180度旋回させるこ
とにより、商品の捕獲作業を行った一方の商品捕獲手段
を容器設置位置の上方に位置に旋回させると同時に箱詰
め作業を行って空になった他方の商品捕獲手段が商品搬
入位置の上方に旋回させることが可能となる。これによ
り、箱詰め作業の能率を向上することが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0009】図1に示すように、この実施の形態に係る
箱詰め装置1の全体について説明すると、この箱詰め装
置1は、例えば製袋包装機により所定重量に袋詰めされ
たポテトチップス等のスナック菓子のような袋詰め済み
の商品を複数個ずつ整列状態で段ボール箱等の所定の容
器内に自動的に箱詰めするように構成されたものであっ
て、上記包装機(図示せず)側より供給部アに落下供給
される上記商品Xを順次図1の実線矢印a方向に搬送す
ると共に該商品Xの重量を計量する計量搬送機構2と、
この計量搬送機構2により搬送された商品Xを上昇させ
ながらさらに下流側に搬送すると共に該商品Xの包装袋
のシール不良及び商品Xの長さを検出する袋検査搬送機
構3と、この袋検査搬送機構3により搬送された商品X
を上記の計量結果及び検査結果に基づいて当該箱詰め装
置1の外部に排出するか又は引き続き下流側に搬送する
振分搬送機構4と、この振分搬送機構4により引き続き
搬送された商品Xを所定個数づつその搬送方向における
前後の側縁部を重ね合わせた状態で箱詰め作業部イに搬
送する整列搬送機構5と、この整列搬送機構5により箱
詰め作業部イに搬送された所定個数の商品X…Xを上方
から吸着保持して上記箱詰め作業部イに別途用意された
段ボール箱Y内にその上方開口部より重なり合った状態
で箱詰めする箱詰め機構6とを有し、これらの各搬送機
構2〜5によって上記商品Xを供給部アから箱詰め作業
部イまで搬送する商品搬送経路が形成されている。
【0010】また、上記商品搬送経路の側方には、該商
品搬送経路と平行して段ボール箱Yを上記箱詰め作業部
イに供給する搬送コンベア7でなる段ボール供給経路が
並設されている。
【0011】そして、この箱詰め装置1によれば、ま
ず、計量搬送機構2により、上記包装機(図示せず)側
より供給部アに落下供給される袋詰め済み商品Xを順次
図1の実線矢印A方向に搬送すると共に、その搬送途中
に設けたロードセル等で構成される計量器21により該
商品Xの重量を計量し、次に、この計量搬送機構2によ
って搬送された商品Xを、袋検査搬送機構3により上昇
させながらさらに下流側に搬送すると共に、その搬送途
中に設けたならし機構31のならし板32により商品X
の膨らみ高さを均一にならすと共に、シールチェッカ3
3により高さをならした商品Xの包装袋を押圧してシー
ルが不良であるかどうかの検出を行ない、かつ図示しな
い長さ検出センサにより商品Xの長さを検出する。そし
て、振分搬送機構4においては、上記袋検査搬送機構3
により搬送された商品Xのうち、シール不良及び商品X
の長さが長すぎたり或は短すぎるものについては、搬送
方向と直交する方向に排出機構41により取り出して当
該箱詰め装置1の外部に排出し、それ以外の正常なもの
については引き続き下流側に搬送する。さらに、整列搬
送機構5においては、上記振分搬送機構4により搬送さ
れた商品Xを、連続的に搬送する第1傾斜コンベア51
と間欠的に搬送する第2傾斜コンベア52との組み合わ
せ搬送により、その中継部において所定個数ずつその搬
送方向における前後の側縁部を重ね合わせ、その状態で
上記箱詰め作業部イに位置する搬入コンベア53上の商
品搬入位置ウに搬送し、そして、この整列搬送機構5に
より商品搬入位置ウに搬送された所定個数の商品X…X
を、箱詰め機構6により上方から吸着保持して上記商品
搬入位置ウの側方に位置する搬送コンベア7上の容器設
置位置エに用意された段ボール箱Y内にその上部開口部
より複数個ずつ重なり合った状態で箱詰めするようにな
っている。
【0012】次に、本発明の対象となる箱詰め機構6の
構成について詳細に説明する。
【0013】図2は図1のA−A矢視方向から見たカバ
ーを省略した状態の箱詰め機構6を示すもので、該箱詰
め機構6は、上記搬入コンベア53と搬送コンベア7と
を上壁部と一対の側壁部とで囲うように設けられた本体
61と、該本体61の上部に固定され、180度ずつ間
欠的に往復回転する駆動軸62aもつサーボモータでな
る旋回用モータ62と、このモータ62の駆動軸62a
に固定され、該モータ62により上記商品搬入位置ウの
上方と容器設置位置エの上方との間で往復旋回されるア
ーム部材63と、上記アーム部材63の両先端部に昇降
自在に支持される支持部材64,64aと、これら各支
持部材64,64aの下端部に取付けられて上記商品搬
入位置ウに搬入された所定個数の商品X…Xを吸引作用
により吸着保持し又は解放する吸引パッド65,65a
と、上記商品搬入位置ウの上方で各支持部材64,64
aと係合し、これらの支持部材64,64aを昇降させ
る第1昇降機構66と、上記容器設置位置エの上方で各
支持部材64,64aと係合し、これらの支持部材6
4,64aを昇降させる第2昇降機構67とを有する。
なお、図1において符号61a,61bは上記本体61
の上部前後面を覆うカバーである。
【0014】上記アーム部材63は、旋回中心から18
0度反対側の両方に延びており、該アーム部材63の両
先端部には、図3に示すように、上下に貫通するガイド
溝68′,68a′をもつガイド部材68,68aがそ
れぞれ固設されている。
【0015】また、上記支持部材64,64aはいずれ
も上下方向に延びる角パイプでなり、その一側面には長
さ方向に延び、上記ガイド溝68′,68a′に摺動自
在に係合するレール部材69,69aが固設され、この
レール部材69,69aを介して各支持部材64,64
aはアーム部材63に対し昇降自在に支持されている。
【0016】そして、上記アーム部材63と支持部材6
4,64aとの間には、図4に示すように支持部材6
4,64aをその上昇位置にてアーム部材63にロック
する第1,第2ロック機構71,71aがそれぞれ設け
られている。
【0017】これらのロック機構71,71aは、いず
れも図4に示すようにアーム部材63の両端部の下面に
ブラケット72,72aを介して設けられ、ロックピン
73,73aを進退動させるソレノイド74,74a
と、各支持部材64,64aの下端部に取付板75,7
5aを介して取り付けられた係合孔76′,76a′を
もつ係合板76,76aとで構成され、上記アーム部材
63を旋回させて支持部材64,64aを移動させると
きに、両支持部材64,64aを上昇位置に位置させた
状態で上記ソレノイド74,74aによりロックピン7
3,73aを上記係合板76,76aの係合孔76′,
76a′に突入させ、これにより両支持部材64,64
aをアーム部材63にロックさせることが可能となって
いる。
【0018】また、上記第1昇降機構66は、図2に示
すように本体61における商品搬入位置ウ側の内壁上部
に支持アーム77を介して固設された昇降用シリンダ7
8を備え、該昇降用シリンダ78におけるピストンロッ
ド78aの上下方向への伸縮動作に連動させて商品搬入
位置ウ側に位置する支持部材64又は64aを昇降させ
るように構成されている。また、第2昇降機構67は、
図5,図6に示すように本体61の容器設置位置エ側の
内壁上部に支持フレーム79を介して設けられたサーボ
モータでなる昇降用モータ81と、該モータ81により
ベルト伝動機構82を介して回動されるボールねじ83
と、本体61の内壁面に固定され、該ボールねじ83を
上下方向に延びるように支持する断面コ字状の案内レー
ル84と、上記ボールねじ83に螺合すると共に案内レ
ール84の案内面84aと係合して、ボールねじ83の
回転により案内レール84に沿って上下動される移動体
85と、該移動体85の外側面に固定された水平方向に
延びる昇降アーム86とで構成されている。
【0019】そして、これらの第1,第2昇降機構6
6,67は、上記支持部材64,64aのうちの一方が
商品搬入位置ウの上方に位置して第1昇降機構66に係
合するとき、他方が上記容器設置位置エの上方に位置し
て第2昇降機構67に係合する配置関係となるように設
けられている。そして、これらの第1,第2昇降機構6
6,67と各支持部材64,64aとの間に設けられる
係合機構87,87aとしては、図7,図8に示すよう
に、各支持部材64,64aの外側面に突設されたL形
の係止具88,88aと、上記昇降用シリンダ78のピ
ストンロッド78aの先端部と、上記昇降アーム85の
先端部とにそれぞれ設けられた上記係止具88,88a
に係合する係合部材89,89aとで構成されている。
なお、これらの係合機構87,87aは同様の構造であ
るので、上記昇降用シリンダ78側に設けられる係合機
構87を基にしてそれぞれの構造を同時に説明する。
【0020】つまり、図7,図8に示すように、上記各
係止具88,88aの下面両側部には傾斜面部88′,
88′及び88a′,88a′がそれぞれ形成されてお
り、また、各係合部材89,89aとしては、上記係止
部89,89aの下面を支持するための支持ローラ9
1,91aと、該ローラ91,91aを回転自在に支持
すると共に、上記係止具88,88aの上面と係合する
係合部92,92aとを備えた係合支持体93,93a
とで構成され、上記係止具88,88aが係合部材8
9,89aと係合するとき、係止具88,88aは、図
8において仮想線で示すように支持ローラ91,91a
と当接する傾斜面部88′,88a′を介して上方に持
ち上げられたうえで支持ローラ91,91a上に係合支
持されるようになっている。このように係止具88,8
8a、つまりアーム部材63が持ち上げられることによ
り、上記した第1,第2ロック機構71,71aの各ロ
ックピン73,73aの係合板76,76aの係合孔7
6′,76a′への突入時における両者の干渉をなく
し、支持部材64,64a側の荷重が上記ロックピン7
3,73aに作用しないように構成されている。これに
より、各ロックピン73,73aの係合孔76′,76
a′への突入、退出動作がスムーズに行えるようになっ
ている。
【0021】一方、上記吸引パッド65,65aは支持
部材64,64aの下端部に着脱可能に取り付けられ、
これらの吸引パッド65,65aはその交換が自由に行
えるようになっている。その場合、図2及び図4に示す
ように各吸引パッド65,65aの上面には、支持部材
64,65aの外側面に添設可能な断面コ字状の取付板
94,94aが固設され、該取付板94,94aの各側
面に設けられた複数本のノブ付取付ボルト95…95,
95a…95aを支持部材64,64aに螺合させるこ
とにより着脱自在に取付けられ、商品Xの大きさや形状
或はその吸着個数などに応じて適宜交換できるようにな
っている。
【0022】また、上記吸引パッド65,65aは、図
2に示すようにフレキシブルパイプでなる配管96,9
7を介して上記搬入コンベア53の下部に配設されたブ
ロワ98にそれぞれ接続されている。これらの配管9
6,97は、上流配管部96a,97aと下流配管部9
6b,97bとを有し、上流配管部96a,97aのう
ちの一方の上流配管部96aはブロワ98の吸気口に、
また他方の上流配管部96aはブロワ98の排気口にそ
れぞれ接続されていると共に、これら上流配管部96
a,97aの各先端部には電磁切換弁99を介して上記
下流配管部97b,98bが接続されている。そして、
この切換弁99により上記下流側配管部97b,98b
が吸気用上流配管部96aと排気用上流配管部97aと
のいずれかに連通するように交互に切換られ、例えば一
方の吸引パッド65が商品搬入位置ウにて商品を吸着保
持するとき、他方の吸引パッド65aが容器設置位置エ
にて吸着保持していた商品Xを解除して段ボール箱Y内
に投入するようになっている。
【0023】また、以上の箱詰め機構6には、図9に示
すような制御システム100が設けられている。
【0024】この制御システム100は、箱詰め機構6
全体の動作を制御するコントローラ101を有し、該コ
ントローラ101の入力側には、図1に示すように、商
品搬入位置ウに所定個数の商品が搬入されたことを検出
する搬入センサ102と、各吸引パッド65,65aに
設けられ、商品搬入位置での商品の吸着時にその負圧の
変化を検出する第1,第2負圧センサ103,104
と、上記昇降用シリンダ66に設けられ、支持部材64
が商品搬入位置ウの上昇位置に位置したときにこれを検
出する上昇センサ105とが接続され、また、出力側に
は、旋回用モータ62と、昇降用シリンダ78と、昇降
用モータ81と、第1及び第2ロック機構71,71a
の各ソレノイド74,74aと、電磁切換弁99とがそ
れぞれ接続された構成となっている。
【0025】また、図2に示すように、上記アーム部材
63の一方の先端部上面には、第1及び第2被検出部材
106,107が起立状に設けられている一方、上記旋
回用モータ62の下部に、商品搬入位置ウと容器設置位
置エとに向かって突出する取付板108,109が固定
され、これら取付板108,109の下面には、上記第
1被検出部材106を検出することで旋回用モータ62
の運転を開始するにあたっての原点を検出する1つ原点
センサ110と、旋回中心に対し180度反対側に配置
され、かつ上記第2被検出部材107を検出することで
アーム部材63が何らかの異常によってオーバーランし
たときにこれを検出する一対のオーバーランセンサ11
1,112とが設けられている。そして、上記オーバー
ランセンサ111,112が第2被検出部材107を検
出したときには、その検出信号に基づいて上記旋回用モ
ータ62の駆動を強制的に停止させて、オーバーランに
よる機械の破損を防止するようになっている。
【0026】次に、この制御システム100を用いた箱
詰め機構6の動作を図10のタイムチャートに基づいて
説明する。
【0027】ここで、図10に示すタイムチャートは、
コントローラ101により、旋回用モータ62が作動さ
れて、アーム部材63が旋回し終わる少し前の状態か
ら、その旋回終了位置で商品の吸着動作と箱詰め動作と
を同時並行的に行った後、アーム部材63が180度旋
回して、その旋回が終わるまでの動作を示めしている。
【0028】先ず、アーム部材63が180度旋回し終
わる少し前に、搬入コンベア53上に所定個数の商品X
…Xが搬入され、搬入センサ102がONされる。
【0029】そして、上記アーム部材63が180度旋
回し終わる時には、上記各係止具88,88aは図8に
おいて仮想線で示すように支持ローラ91,91aと当
接する傾斜面部88′,88a′を介して上方に持ち上
げられたうえで支持ローラ91,91a上に係合支持さ
れることになる。このように各係止具88,88a、つ
まりアーム部材63が持ち上げられることにより、旋回
時上記ロック機構71,71aの各ロックピン73,7
3aに作用していた支持部材64,64a側の荷重が作
用しなくなる。
【0030】次に、アーム部材63の旋回が終了して、
図11に示すように吸引パッド65が商品搬入位置ウに
搬入された商品X…Xの上方に位置し、また吸引パッド
65aが容器設置位置エの設置されたダンボール箱Yの
上方に位置した後、コントローラ101は、t1秒後に
上記第1,第2ロック機構71,71aの各ソレノイド
74,74aを作動させて各ロックピン73,73aを
係合板76,76aの係合孔76′,76a′から退出
させる。上記ロック機構71,71aによるアーム部材
63と支持部材64,64aとのロックが解除された
後、コントローラ101は、そのt2秒後に昇降用シリ
ンダ78と昇降用モータ81とを作動させて、図2の仮
想線で示すように各支持部材64,64aをそれぞれ下
降させる。
【0031】また、コントローラ101は、容器設置位
置エ側に位置する例えば支持部材64aに設けられた吸
引パッド65aが段ボール箱Yの投入位置まで下降した
タイミングに合せて上記電磁切換弁99を作動させて、
該切換弁99による各吸引パッド65,65aへの吸気
と排気との切換えを行う。この切り換えにより、容器設
置位置エ側の吸引パッド65aへの吸引作用が排出作用
に変わり、該吸引パッド65aに吸着保持された所定個
数商品X…Xが解放されて段ボール箱Y内に投入され整
列状態で箱詰めされることになる。なお、箱詰め作業の
開始時でアーム部材63が未だ旋回されていない場合に
は、容器設置位置エ側に位置する吸引パッドに商品Xが
吸着保持されていないので、箱詰め作業は行われない。
【0032】一方、商品搬入位置ウ側に位置するの吸引
パッド65は、上記所定個数の商品X…Xの真上まで下
降した時点で、上記切換弁99の切換により排気状態か
ら吸気状態に切り換えられ、該吸引パッド65に上記所
定個数の商品X…Xが吸着保持される。そして、この吸
引パッド65が商品X…Xを吸着保持すると、該吸引パ
ッド65側の負圧が所定圧以上に上昇する。これに伴っ
て該吸引パッド65の負圧変化を検出する第1負圧セン
サ103がONとなり、これによりコントローラ101
は、上記昇降シリンダ66を短縮するように作動させて
所定個数の商品X…Xを吸着保持した支持部材64を上
昇位置に上昇させる。そして、上記商品搬入位置ウ側の
支持部材64が上昇位置に上昇したときには、上昇セン
サ105がONとなり、これに基づいてコントローラ1
01は、商品搬入位置ウ側の第1ロック機構71の第1
ソレノイド74を作動させて、そのロックピン73を係
合板76の係合孔76a′に突入させ該支持部材64を
アーム部材63にロックさせる。また、この支持部材6
4の上昇に伴い商品搬入位置上に商品が無くなると搬入
センサ102がOFFになる。
【0033】一方、昇降用モータ81も上記商品の吸着
動作と並行して吸引パッド65aを投入位置に下降させ
た後、そのt3秒後に逆転駆動されて支持部材64aを
上昇位置まで上昇させ、また、その支持部材64aが昇
降位置に上昇された後、そのt4秒後にコントローラ1
01は、容器設置位置エ側の第2ロック機構71aの第
2ソレノイド74aを作動させて、そのロックピン73
aを係合板76aの係合孔76a′に突入させ該支持部
材64aをアーム部材63にロックさせる。
【0034】そして、上記両ロック機構71,71aに
よりアーム部材63に支持部材64,64aが共にロッ
クされた後に、コントローラ101は、旋回用モータ6
2を作動させて、図11,図12に示す実線矢印S方向
にアーム部材63を180度旋回させる。これにより、
所定個数の商品X…Xを吸着保持した一方の吸引パッド
65を容器設置位置エの上方に位置に旋回させると同時
に箱詰め作業を行って空になった他方の吸引パッド65
aを商品搬入位置ウの上方に旋回させることになる。
【0035】また、このようにアーム部材63が180
度旋回し終わる少し前に、搬入コンベア53上に所定個
数の商品X…Xが搬入され、搬入センサ102がONと
なる。
【0036】そして、上記アーム部材63が180度旋
回し終わる時には、上記した場合と同様に、第1,第2
係合手段87,87aの各係止具88,88aは図8に
おいて仮想線で示すように支持ローラ91,91aと当
接する傾斜面部88′,88a′を介して上方に持ち上
げられたうえで支持ローラ91,91a上に係合支持さ
れると共に、コントローラ101は、アーム部材63の
旋回が終了した後、t1秒後に上記第1,第2ロック機
構71,71aの各ソレノイド74,74aを作動させ
て上記ロック機構71,71aによるアーム部材63と
支持部材64,64aとのロックを解除させる。
【0037】そして、コントローラ101は、上記ロッ
ク解除のt2秒後に昇降用シリンダ78と昇降用モータ
81とを作動させて各支持部材64,64aをそれぞれ
下降させ、上記した場合と同様に、所定個数の商品X…
Xの吸着動作と、箱詰め動作とを同時並行的に行わせる
ことになる。
【0038】そして、所定個数の商品X…Xの吸着動作
と、箱詰め動作の終了後、コントローラ101は、旋回
用モータ62を作動させて、図11に示す二点鎖線矢印
S′方向にアーム部材63を180度反転させ、その反
転位置にて、次の商品の吸着動作と箱詰め動作とを繰り
返し行うことになる。
【0039】このように、商品の吸着動作と箱詰め動作
とが繰り返し行なわれることにより、上記段ボール箱Y
内に箱詰めされた商品X…Xの個数が予め決められた個
数となった場合には、該段ボール箱Yが容器設置位置エ
より排出され、その後、該段ボール箱Yが梱包されて市
場に向けて出荷されることになる。
【0040】そして、上記した箱詰め機構6において
は、アーム部材63が旋回中心から180度反対側の両
方に延出され、その両先端部に上記支持部材64,64
aがそれぞれ昇降自在に設けられ、かつ、これらの支持
部材64,64aのうちの一方が商品搬入位置ウの上方
に位置して第1昇降手段66に係合するとき、他方が上
記容器設置位置エの上方に位置して第2昇降手段67に
係合するように構成されているので、商品搬入位置ウの
上方に位置する一方の例えば支持部材64を昇降させて
吸引パッド65で商品Xの吸着動作を行うときに、容器
設置位置エの上方に位置する他方の支持部材64aを昇
降させて吸引パッド65aで吸着した商品の段ボール箱
Y内への箱詰め動作を同時に行うことができ、また、ア
ーム部材63の旋回時には、所定個数の商品X…Xを吸
着保持した一方の例えば吸引パッド65を容器設置位置
の上方に位置に旋回させると同時に箱詰め作業を行って
空になった他方の吸引パッド65aを商品搬入位置の上
方に旋回させることが可能となる。これにより、上記し
たアーム部材63の高速旋回による箱詰め作業の高速化
に加えて、商品X…Xの吸着作業と箱詰め作業とを同時
並行的に行うことができ、箱詰め作業の能率をより一層
向上することが可能となる。
【0041】また、上記した実施の形態では、上記支持
部材64,64aの昇降手段として、商品搬入位置ウの
上方で上記支持部材64,64aと係合し、該支持部材
64,64aを昇降させる第1昇降機構66と、上記容
器設置位置エの上方で支持部材64,64aと係合し、
該支持部材64,64aを昇降させる第2昇降手段67
とを備え、かつ、上記第1昇降手段66が本体61にお
ける商品搬入位置ウの上方に、第2昇降手段67が本体
61における容器設置位置エの上方にそれぞれ配設され
ているので、上記アーム部材63上にかかる負荷を軽く
することが可能となり、これにより旋回用モータ62で
アーム部材63を旋回させたときに該アーム部材63に
作用する慣性力を抑えることが可能となる。その結果ア
ーム部材63の旋回を高速で行わせることが可能となっ
て、箱詰め作業の高速化を図ることができる。
【0042】なお、上記第1昇降機構66の駆動源とし
てはシリンダを用いる他、モータを用いてもてよいこと
は勿論である。
【0043】また、この実施の形態では、上記昇降用サ
ーボモータ81による支持部材64,64aの下降スト
ロークを、段ボール箱Yへの商品Xの投入すべき高さに
合せて、毎回変化するように設定されている。つまり、
例えば段ボール箱Yの下部に投入する1回目の箱詰めに
ついては段ボール箱Yの底部近くに至るように下降スト
ロークを長くし、次に段ボール箱の中間に商品を投入す
る2回目の箱詰めについてはその下降ストロークを先に
詰め込んだ商品の高さだけ短くし、さらに2回目に箱詰
めした商品の上部に商品を投入する3回目の箱詰めにつ
いては下降ストロークをさらに2回目詰め込んだ商品の
高さだけ短くするといったように、その投入すべき高さ
に合せて順次下降ストロークを変化させ、投入時にばら
ついたりすることなく整然と箱詰めできるようにしてい
る。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アーム部材が旋回中心から180度反対側の両方に延
び、該アーム部材の両先端部に、商品捕獲手段がそれぞ
れ設けられ、かつ、これら商品捕獲手段のうちの一方が
商品搬入位置の上方に位置するとき、他方が容器設置位
置の上方に位置するように構成されているので、商品搬
入位置の上方に位置する一方の商品捕獲手段により商品
の捕獲作業を行うときに、これと同時並行的に容器設置
位置の上方に位置する他方の商品捕獲手段により捕獲し
た商品の容器内への箱詰め作業を行うことが可能とな
り、また、アーム部材を180度旋回させることによ
り、商品の捕獲作業を行った一方の商品捕獲手段を容器
設置位置の上方に位置に旋回させると同時に箱詰め作業
を行って空になった他方の商品捕獲手段が商品搬入位置
の上方に旋回させることが可能となる。これにより、箱
詰め作業の能率を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示す箱詰め装置の全
体概略正面図である。
【図2】 図1のA−A矢視方向から見たカバーを省
略した状態の箱詰め機構の側面図である。
【図3】 図2のB−B線断面図である。
【図4】 同箱詰め機構におけるロック機構の一部切
り欠き拡大側面図である。
【図5】 同箱詰め機構における第2昇降機構の一部
切り欠き拡大側面図である。
【図6】 図5のC−C線拡大断面図である。
【図7】 図2のD−D線拡大断面図である。
【図8】 図7のE−E線断面図である。
【図9】 同箱詰め機構の制御システム図である。
【図10】 同箱詰め機構の動作を示すタイムチャート
図である。
【図11】 商品の吸着及び箱詰め作業状態を示す簡略
平面図である。
【図12】 箱詰め作業後におけるアーム部材の旋回途
中の状態を示す簡略平面図である。
【符号の説明】
1 箱詰め装置 6 箱詰め機構 63 アーム部材 64,64a 支持部材 65,65a 吸引パッド ウ 商品搬入位置 エ 容器設置位置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱詰めする商品の搬入位置の上方と、該
    商品を収容する容器の設置位置の上方との間で旋回自在
    に設けられたアーム部材と、該アーム部材の先端部に備
    えられて上記商品を捕獲し又は解放する商品捕獲手段と
    を有し、上記アーム部材を水平面内で旋回させることに
    より、上記商品を上記捕獲手段で捕獲して容器内に箱詰
    めする箱詰め装置であって、上記アーム部材が旋回中心
    から180度反対側の両方に延びており、該アーム部材
    の両先端部に上記商品捕獲手段がそれぞれ設けられてい
    ると共に、これら商品捕獲手段のうちの一方が上記商品
    搬入位置の上方に位置するとき、他方が上記容器設置位
    置の上方に位置するように構成されていることを特徴と
    する箱詰め装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115140376A (zh) * 2022-06-24 2022-10-04 云南昆船烟草设备有限公司 一种双悬臂纸箱开包机及其方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115140376A (zh) * 2022-06-24 2022-10-04 云南昆船烟草设备有限公司 一种双悬臂纸箱开包机及其方法
CN115140376B (zh) * 2022-06-24 2024-03-26 云南昆船烟草设备有限公司 一种双悬臂纸箱开包机及其方法

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