JPH09301097A - 自動車ドアの回路接続構造 - Google Patents

自動車ドアの回路接続構造

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JPH09301097A
JPH09301097A JP12346296A JP12346296A JPH09301097A JP H09301097 A JPH09301097 A JP H09301097A JP 12346296 A JP12346296 A JP 12346296A JP 12346296 A JP12346296 A JP 12346296A JP H09301097 A JPH09301097 A JP H09301097A
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啓三 西谷
Yoshihito Aoki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車ドアに簡単に組付でき、回路形成に伴
うコストを低減でき、浸水や衝撃に強く、補機類のリー
ド線の噛み込み等もない接続構造を提供する。 【解決手段】 インナパネル2に組み付けるインナユニ
ット3が、ベース基板16に配索された回路18と、回
路に接続したボディ側接続用ハーネス22と補機21
と、回路とパネル2側及びアームレスト6側に対するコ
ネクタ部19,25とを有し、ユニット3に、多重接続
機能を有する制御基板17を設け、制御基板が回路8
と、アームレスト側のスイッチ出力コネクタ部26とに
接続する。基板16が、制御基板17に対する組付用の
凹部29を有する。基板16と制御基板17とに圧接端
子を設け、圧接端子に前記回路である電線18が圧接さ
れた。補機21が電極を有し、基板16側の圧接端子が
電極に対する電気接触部を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車ドアのイン
ナパネルに、各種補機や制御部や回路やコネクタ部を集
約させたインナユニットを表面実装する自動車ドアの回
路接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車ドアにはドアロック、パワーウィ
ンド、ドアミラー等のアクチュエータやスイッチコント
ローラ及びカーテシランプ、スピーカ等の補機類が配置
されている。これらに駆動用の電源や信号等を送るため
にドア用ワイヤハーネスが配索されているが、この配索
作業においては、自動車ドアのインナボディの孔にワイ
ヤハーネスを通過させなければならず、盲作業となる部
分も多いため、作業性が悪いものであった。
【0003】この問題を解決するために例えば、図8に
示すような自動車ドアの回路接続構造(実開昭64−1
4550号)が提案されている。この構造は、金属製の
ドアパネル81に複数のコネクタ部82〜84を配設す
ると共に、アームレスト85と一体のトリム板76にリ
ジッドなフラット回路体87を配設固定し、アームレス
ト85をドアパネル81に組み付けて、該フラット回路
体87の端末の各コネクタ部88〜90を前記各コネク
タ部82〜84に嵌合接続させるものである。
【0004】ドアパネル81側のコネクタ部82は車両
側ハーネス91に接続し、コネクタ部83,84はパワ
ーウィンドモータやドアロックモータあるいはカーテシ
ランプ等の補機に接続している。そして、アームレスト
85を組み付けた後に、図示しないドアトリム本体がド
アパネル81に組み付けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動車ドアの回路接続構造にあっては、ドアパネル
81側のコネクタ部82〜84にアームレスト85側の
コネクタ部88〜90を完全に嵌合させるのに、コネク
タ部を1つずつ手で確実に嵌合させる必要があり、かな
りの手間がかかるという問題や、フラット回路体87に
例えばメッキや印刷等による回路を形成してコスト高に
なると共に浸水や衝撃に弱いという問題や、ドアパネル
81内の補機93のリード線92が組付時に噛み込んだ
り、引っ張られたりして接続不良を起こすという懸念等
があった。
【0006】本発明は、上記した点に鑑み、自動車ドア
に簡単に組付可能で、且つ回路形成に伴うコストを低減
できると共に、浸水や衝撃に弱く、しかも補機類のリー
ド線の噛み込み等の起こらない自動車ドアの回路接続構
造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、自動車ドアのインナパネルに組み付ける
インナユニットを備え、該インナユニットが、ベース基
板と、該ベース基板に配索された回路と、該回路に接続
した車両ボディ側接続用ハーネスと補機と、該回路とイ
ンナパネル側及びアームレスト側を接続するコネクタ部
とを有する自動車ドアの回路接続構造において、該イン
ナユニットに、多重接続機能を有する制御基板が設けら
れ、該制御基板が前記回路と、前記アームレスト側のス
イッチ出力コネクタ部とに接続されることを特徴とす
る。前記ベース基板に、前記制御基板に対する組付用の
凹部が形成され、該制御基板がベース基板に表面実装さ
れる。前記ベース基板と制御基板とに圧接端子が設けら
れ、該圧接端子に前記回路である電線が圧接接続され
て、前記車両ボディ側接続用ハーネスとベース基板側の
コネクタ部と補機とが電線と圧接端子とを介して該制御
基板に接続されている。前記補機が、突出した電極を有
し、前記ベース基板側の圧接端子が、該電極に対する電
気接触部を有している。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態の具体
例を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係る
自動車ドアの回路接続構造の一実施例を示す全体図であ
る。すなわち、自動車ドアの金属製のアウタパネル1に
は金属製のインナパネル2が組み付けられ、インナパネ
ル2には、本発明の特徴部分であるインナユニット3が
組み付けられる。インナユニット3の上からドアトリム
4がインナパネル2に組み付けられ、ドアトリム4の孔
5を通してアームレストユニット6がインナユニット3
とインナパネル2とに対して固定される。
【0009】該アウタパネル1には略コの字状の枠部7
が形成され、該枠部7に沿ってインナパネルが装着され
る。インナパネル2の後寄り(車両進行方向に対して後
寄り)にはドアロックユニット8が設けられ、インナパ
ネル2の前側から略中央にかけて、インナユニット3に
対する略T字状の凹部9が形成され、該凹部9の上端寄
りに、ドアミラー駆動用のコネクタ部10が設けられて
いる。
【0010】ドアロックユニット8にはコネクタ部11
が設けられ、該コネクタ部11は電線12を介してロッ
ク操作部13に接続している。インナパネル2の前端に
は、該凹部9に続くハーネス導出用の凹溝14が形成さ
れている。インナユニット3は、通孔15(図2)に通
した図示しない雄ねじや、押し込み式のクランプで凹部
9内に固定される。前記アームレストユニット6には、
インナユニット3に対する接続用のコネクタ部26が設
けられている。
【0011】該インナユニット3は、図2に拡大図を示
す如く、略T字状の合成樹脂製のベース基板16と、該
ベース基板16の略中央に組み付けられた制御基板17
と、該制御基板17上に配索された複数本の電線(ハー
ネス)18と、該電線18に含まれ、該制御基板17か
ら前後方向に導出された複数本の電線181 〜18
3と、該ベース基板16の各部(上下及び後方)に設け
られ、該電線181 に接続されたドアミラー接続用コネ
クタ部19と、電線184 に接続されたスピーカ(補
機)20と、電線183 に接続されたパワーウィンドモ
ータ(補機)21と、電線182 に接続されてベース基
板16の前方に延びるボディ接続用の可撓性フラットハ
ーネス22と、電線183 に接続されてベース基板16
の後方に延びるドアロックユニット接続用のハーネス2
3とで構成される。
【0012】該ベース基板16はABS等の熱可塑性樹
脂で形成される。該ベース基板16の上端と下端には、
それぞれインナパネル2とドアトリム4とに対する位置
決め用のヘラ状のガイド突片24がベース基板16の表
裏面から一体に突出形成されている。各ガイド突片24
は、インナパネル2とドアトリム4の図示しない係合孔
に挿入され、それによりインナユニット3が位置決めさ
れ、且つ上下方向に安定に支持されると共に、各コネク
タ部19,25が相手方コネクタ部10,26に確実に
位置合わせされて、スムーズなコネクタ嵌合が可能とな
る。前記ボディ接続用のハーネス22とドアロックユニ
ット接続用のハーネス23とはベース基板16上に沿わ
せることなくベース基板16から前後に突出させ、且つ
接着等でフラット固形化し、それによりベース基板16
の小型化を図っている。
【0013】図3の如くベース基板16の略中央には凹
部29が形成され、該凹部29内に前記制御基板17が
嵌め込まれて固定されている。図3は図2のA部に対応
する。制御基板17の固定は、基板17の通孔30に図
示しない雄ねじを通して凹部29内の筒状支持部31に
螺入させたり、あるいは図示しない押し込み式のクラン
プを挿入する等して行われる。該筒状支持部31は制御
基板17を凹部29内で安定に支持する。また該ベース
基板16の下部に形成された凹部(図示せず)に前記ス
ピーカ20が嵌め込まれ、また図4の如くベース基板1
6の後部に形成された凹部32にパワーウィンドモータ
21が嵌め込まれている。図4は図2のB部に対応す
る。これらの凹部(絞り加工部)29,32は樹脂成形
と同時に加工される。
【0014】インナユニット3の上端方のコネクタ部は
図5の如くに構成される。図5は図2のC部に対応す
る。すなわちベース基板16にスリット状の複数の端子
圧入孔33が一列に設けられ、各端子圧入孔33に板状
の接続端子34の雄タブ端子部35が圧入される。該接
続端子34は一方に該雄タブ端子部35、他方に圧接端
子部36を有し、両者35,36の境において停止用の
鍔部37を板幅方向に突出形成して成るものである。該
雄タブ端子部35はベース基板16を貫通してインナパ
ネル2側に突出する。該雄タブ端子部35の圧入保持力
は、該雄タブ端子部35と相手側コネクタ部10の図示
しない雌端子とのなす接合力(約300gf)よりも大
きく設定されている。端子圧入孔33の内幅寸法は雄タ
ブ端子部35の板厚の80%以下が好適である。
【0015】図2の如く該接続端子34の上方には各ガ
イド突片24が雄タブ端子部35及び圧接端子部36よ
りも高く突出して位置しており、接続端子34の保護が
図られている。また、該雄タブ端子部35は端子圧入孔
33に隙間なく密着しており、それによりインナパネル
2側から接続エリヤ内への浸水が防止されている。なお
雄タブ端子部35は圧入に限らず、インサート成形等で
ベース基板16に固定してもよい。
【0016】前記制御基板17と上記構成のコネクタ部
19とを結ぶ複数本の電線181 は各接続端子34の圧
接端子部36にそれぞれ圧接接続される。電線18は単
線でもエナメル線でも、あるいは複数本の裸線を内蔵し
たフラット電線でも圧接さえできれば何でも構わない。
【0017】図3に制御基板17の接続構造を示した如
く、制御基板17にも複数の圧接端子38が一列に配設
されている。該圧接端子38の基部は制御基板17の図
示しない回路(プリント回路やメッキ回路等)にハンダ
等で接続されている。該圧接端子38に前記各電線18
(181 ,182 )の端末が圧接接続される。接続は制
御基板17をインナユニット3に組み付けた状態で行わ
れる。該制御基板17の後端部には、パワーウィンドモ
ータ21への接続電線183 に対する圧接端子39が同
様に設けられている。インナユニット3のベース基板1
6には、各電線18に対するガイド溝40が並列に形成
されている。各ガイド溝40は、ベース基板16上に突
設した並列な複数条の凸部41の間に構成されている。
該凸部41及びガイド溝40はベース基板16の樹脂成
形と同時に形成される。
【0018】該制御基板17の略中央には、図1におけ
るアームレストユニット6のコネクタ部(スイッチ出力
コネクタ部)26に対する集約コネクタ25が設けられ
ている。該スイッチ出力コネクタ部26はアームレスト
ユニット6のパワーウィンドスイッチやドアミラースイ
ッチ42、オプションスイッチ43やカーテシランプ4
4等に接続しており、該集約コネクタ25はこれらを制
御基板17に一括して接続させるものである。
【0019】該集約コネクタ25は制御基板17の絶縁
樹脂基板45と一体のハウジング46と、該ハウジング
46内に突出した雄タブ端子47とで構成される。該雄
タブ端子47は制御基板17の図示しない回路(プリン
ト回路等)を経て前記電線(ハーネス)18に接続して
いる。該制御基板17にはRAMやROM、CPUとい
った電子部品48が搭載されており、ウィンド挟み込み
防止機能で代表されるモータ制御機能や多重接続機能
(複数のスイッチに対する少数の電線の切り換え接続機
能)を有している。
【0020】本出願人が先に特願平8−77203号で
提案した自動車ドアの回路接続構造においては、制御基
板がアームレストユニットに配置されており、本発明に
おいては制御基板17をインナユニット3に一体的に配
置することにより、アームレストユニット6の簡素化と
制御基板17の実装作業の簡易化が図られている。
【0021】図4にパワーウィンド駆動手段の組付構造
を示す如く、パワーウィンドモータ21はインナユニッ
ト3のベース基板16の凹部32に嵌め込み固定され、
それと同時に制御基板17からの電線183 に電気的に
接続される。すなわち、パワーウィンドモータ21の両
側には、ベース基板16に対するねじ固定用のブラケッ
ト49が設けられ、モータ21の先端に一対の棒状の電
極50が突設されている。ベース基板16には、凹部3
2に続いて一対の端子収容溝51が形成され、該凹部3
2の周囲に、該端子収容溝51に続く電線収容溝52が
形成されている。該電線収容溝52は制御基板17まで
続いている。該収容溝52は、ベース基板16上に一体
に突出成形した凸部53の間に構成されている。電線5
4は収容溝52内に安定に収容されて、外部との引っ掛
かり等が防止される。
【0022】該端子51に挿着される一対の接続該端子
55は、基板部56の一方に立ち上げられた圧接端子部
57と、基板部56の他方に立ち上げられた略U字状の
電気接触部58とで構成される。該圧接端子部57には
電線54の端末が圧接接続され、該電気接触部58には
モータ21の電極50が挿入挟持される。各接続端子5
5は、基板部56に設けた係合孔59を端子収容溝51
内の係止突起60に嵌合させ、あるいは基板部56に設
けた係止突起(図示せず)を端子収容溝51内の係合孔
に嵌合させることでベース基板16に固定される。
【0023】モータ21の先端の中央には駆動用のねじ
軸(回転軸)62が突出しており、該ねじ軸62は凹部
32に続く溝63内に収容され、該ねじ軸62に歯合す
るホイールギヤ64は、該溝63に続く円形溝65内に
収容される。該ホイールギヤ64はインナパネル2内の
図示しないウィンド駆動機構に接続する。本構造によれ
ば、パワーウィンドモータ21の組付と同時に電極50
が接続端子55の電気接触部58に圧入接続され、圧接
端子部57と電線54を介して制御基板17に接続され
る。なお、前記スピーカ20もパワーウィンドモータ2
1と同様にベース基板16への組付と同時に回路接続さ
せる構造とすることができる。
【0024】図6は上記自動車ドアの回路接続構造にお
ける回路状態図、図7は上記制御基板を用いない場合の
通常(従来)の回路状態図をそれぞれ示すものである。
図6の如く制御基板(制御回路部)17に電線18を集
約的に接続することで、制御回路部17がスイッチ操作
に対して各電線18の接続を電気的に切り換える働きを
し、これにより、図7のように車両ボディ側接続用のハ
ーネス(電源線)22′と各補機等19′,21,44
…とを一対一で接続する必要がなくなり、電源線22
(図6)の数が大幅に減少した。
【0025】該制御回路部17は、車両の各グレードの
標準化を狙った多重接続機能と、アームレストユニット
6のスイッチモジュールの接続を容易にするための片多
重の受信機能を有している。車両ボディ側接続用のハー
ネス(電源線)22はドア開閉の際に屈曲するため、電
線本数が少ない方が屈曲性が良く、またフラットハーネ
ス22自体が破損等を起こしにくい。
【0026】図6〜図7で、66はコネクタ、20はス
ピーカ、19,19′はドアミラー接続コネクタ、17
は、パワーウィンドモータ21とドアロックユニット8
とランプとに対する前記制御回路部、67はドアキーシ
リンダ用コネクタ、68はドアロックコネクタ、42,
42′は、パワーウィンドスイッチとドアミラースイッ
チとドアロックスイッチ等のドアスイッチモジュール、
69(図6)は、制御回路部17とドアスイッチモジュ
ール42とを接続するコネクタ部、70はパーソナルメ
モリースイッチ、71はドアオープナスイッチ、44は
ドアカーテシランプ、72はドアフットランプ、21
(図7)はパワーウィンドモータをそれぞれ示す。
【0027】本実施例によれば、パワーウィンドモータ
21とその制御部17及びスピーカ20とドア用ハーネ
ス22とを集約してベース基板16に実装したから、各
部を接続したり固定したりする部品等が削減され、構造
が簡素化された。また、圧接端子部36を有する接続端
子34(図5)がベース基板16に緊密に固定されてい
るから、外部からの接点部への浸水が確実に防止され
た。また、従来のドア用ハーネスのようにドアパネルの
孔にハーネスを通す必要がなく、ベース基板16の表面
に各部品を組み付けるだけで済むから、作業が容易化し
た。特に、多重機能を有する制御基板17の実装作業が
容易化した。また、ベース基板16上に実装される各補
機20,21や制御基板17や電線18を外しやすいた
め、リサイクル性が向上した。これらの効果は次に記載
する効果以外のものとして有効である。
【0028】
【発明の効果】以上の如くに、本発明の請求項1によれ
ば、インナユニットに制御基板やコネクタ部や補機や回
路が集約されたから、インナパネルへのインナユニット
の組付により自動車ドアの回路接続構造の所要部の組付
が完了することになり、組付作業が簡素化される。それ
と同時に、多重接続機能を有する制御基板により、スイ
ッチ出力コネクタ部に対応する車両ボディ側接続用ハー
ネスの各線の接続切り換えを電気的に行うことができる
から、車両ボディ側接続用ハーネスの電線本数を削減す
ることができ、自動車ドア用回路がコンパクト化され
る。また、請求項2によれば、制御基板をベース基板に
簡単に表面実装できるから、組付作業性が一層向上す
る。また、請求項3によれば、電線を圧接端子に圧接す
るという簡単な操作で回路の接続が行われると共に、従
来のプリント回路等に較べて被覆電線を用いることで耐
水性や耐衝撃性が向上し、且つコストも低減される。ま
た、請求項4によれば、補機がインナユニットへの組付
と同時に電気的に接続され、従来のようなリード線の噛
み込み等の不具合が起こらない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車ドアの回路接続構造の一実
施例の全体を示す分解斜視図である。
【図2】同じくインナユニットを示す拡大斜視図であ
る。
【図3】インナユニットに制御基板を組み付ける状態を
示す分解斜視図である。
【図4】インナユニットにパワーウィンド駆動手段を組
み付ける状態を示す分解斜視図である。
【図5】インナユニットのコネクタ部の構造を示す斜視
図である。
【図6】本発明の自動車ドアの回路接続構造による回路
状態図である。
【図7】従来の自動車ドアの回路接続構造による回路状
態図である。
【図8】従来の自動車ドアの回路接続構造の一例を示す
分解斜視図である。
【符号の説明】
2 インナパネル 3 インナユニット 6 アームレストユニット 16 ベース基板 17 制御基板 18 電線(回路) 19,25 コネクタ部 21 パワーウィンドモータ(補機) 22 車両ボディ側接続用ハーネス 26 スイッチ出力コネクタ部 29 凹部 36,57 圧接端子部 38 圧接端子 50 電極 58 電気接触部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西谷 啓三 静岡県裾野市御宿1500 矢崎総業株式会社 内 (72)発明者 青木 良仁 静岡県裾野市御宿1500 矢崎総業株式会社 内 (72)発明者 海野 覚 静岡県裾野市御宿1500 矢崎総業株式会社 内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車ドアのインナパネルに組み付ける
    インナユニットを備え、該インナユニットが、ベース基
    板と、該ベース基板に配索された回路と、該回路に接続
    した車両ボディ側接続用ハーネスと補機と、該回路とイ
    ンナパネル側及びアームレスト側を接続するコネクタ部
    とを有する自動車ドアの回路接続構造において、該イン
    ナユニットに、多重接続機能を有する制御基板が設けら
    れ、該制御基板が前記回路と、前記アームレスト側のス
    イッチ出力コネクタ部とに接続されることを特徴とする
    自動車ドアの回路接続構造。
  2. 【請求項2】 前記ベース基板に、前記制御基板に対す
    る組付用の凹部が形成され、該制御基板がベース基板に
    表面実装されることを特徴とする請求項1記載の自動車
    ドアの回路接続構造。
  3. 【請求項3】 前記ベース基板と制御基板とに圧接端子
    が設けられ、該圧接端子に前記回路である電線が圧接接
    続されて、前記車両ボディ側接続用ハーネスとベース基
    板側のコネクタ部と補機とが電線と圧接端子とを介して
    該制御基板に接続されたことを特徴とする請求項1又は
    2記載の自動車ドアの回路接続構造。
  4. 【請求項4】 前記補機が、突出した電極を有し、前記
    ベース基板側の圧接端子が、該電極に対する電気接触部
    を有することを特徴とする請求項3記載の自動車ドアの
    回路接続構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4928053B2 (ja) * 2000-08-30 2012-05-09 本田技研工業株式会社 自動車の設計方法
JP2020083074A (ja) * 2018-11-26 2020-06-04 株式会社オートネットワーク技術研究所 ドア用配線モジュール

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