JPH09300946A - パワー素子の過熱検知装置 - Google Patents
パワー素子の過熱検知装置Info
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- JPH09300946A JPH09300946A JP12603896A JP12603896A JPH09300946A JP H09300946 A JPH09300946 A JP H09300946A JP 12603896 A JP12603896 A JP 12603896A JP 12603896 A JP12603896 A JP 12603896A JP H09300946 A JPH09300946 A JP H09300946A
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Abstract
う。 【解決手段】 パワー素子10は回路基盤12の上面1
2Aに実装されており、回路基盤12の下面12Bには
ヒートシンク14が当接している。ヒートシンク14の
上面14Aには導電性ペースト16が接着されており、
導電性ペースト16の抵抗値の温度特性は、温度Tの上
昇に抵抗値Rが比例するようになっている。導電性ペー
スト16は、回路基盤12の周囲に接着されており、導
電性ペースト16の両端部16A、16Bには定電流電
源回路28と、過熱検知回路30とが接続されている。
過熱検知回路30は、導電性ペースト16の両端部16
A、16B間の電圧Vを監視し、この電圧Vに基づいて
パワー素子10が過熱状態にあるか否かを判定し、所定
の出力信号Pを出力するようになっている。
Description
知装置に係り、特に車両用空調装置等に使用されるパワ
ー素子の過熱検知装置に関する。
ワー素子の過熱を防止するために、パワー素子の過熱を
検知する装置が知られており、その一例が実開昭60−
102816号に記載されている。
過熱検知装置においては、ブロワモータ70を駆動する
パワー素子72の近傍に、感熱素子74を配設し、この
感熱素子74で検知した、パワー素子72近傍の熱デー
タに基づいて、高温検出回路部76がパワー素子72を
オンオフ制御することによって、パワー素子72が所定
温度以上に過熱しないようになっている。
ワー素子の過熱検知装置では、感熱素子74の形状及び
大きさによって、感熱素子74の取付位置が限定され
る。従って、パワー素子72の近傍に、感熱素子74を
配設できない場合があり、この場合には、過熱検知が遅
れると共に、パワー素子温度の検知精度が悪化する恐れ
がある。
の過熱検知を迅速且つ高精度に行うことができるパワー
素子の過熱検知装置を提供することを目的とする。
パワー素子の過熱検知装置は、パワー素子近傍に接着さ
れ、温度により抵抗値が変化する導電性ペーストと、該
導電性ペーストに通電し、その抵抗値変化に基づいて、
前記パワー素子の過熱を検知する過熱検知手段と、を備
えたことを特徴としている。
導電性ペーストの抵抗値が変化する。導電性ペーストは
過熱検知手段により通電されており、過熱検知手段は導
電性ペーストの抵抗値変化に基づいて、パワー素子の過
熱を検知する。
ワー素子の過熱検知装置において、前記導電性ペースト
がヒートシンクとパワー素子を実装する回路基盤との間
に接着されていることを特徴としている。
性ペーストを接着できる。
置の第1実施形態を図1〜図3に従って説明する。
ワー素子10は、矩形状の回路基盤12の上面12Aに
実装されており、回路基盤12は熱伝導効率と共に絶縁
性の良いセラミックス等で構成されている。回路基盤1
2の下面12Bには、ヒートシンク14が当接してお
り、このヒートシンク14は、アルミニウムなどの導電
性の良い材料で構成されている。また、回路基盤12の
上面12Aには、導電性ペースト16が接着されてい
る。
特性は図3に示される如く、温度Tの上昇に抵抗値Rが
比例するようになっている。
0の周囲にコ字状に接着されており、導電性ペースト1
6の両端部16A、16Bの上部には、それぞれターミ
ナル18、20が接着されている。
0は、それぞれ導線24、26によって、過熱検知手段
を構成する定電流電源回路28と、過熱検知回路30と
に接続されている。定電流電源回路28は、一定値の電
流を導電性ペースト16に供給している。また、過熱検
知回路30は、ターミナル18とターミナル20との間
の電圧、即ち、導電性ペースト16の両端部16A、1
6B間の電圧Vを監視し、この電圧Vと予め設定された
最高許容温度T1に対応する基準電圧V1とを比較し
て、パワー素子10が過熱状態にあるか否かを判定し、
所定の出力信号Pを出力するようになっている。
本第1実施形態のパワー素子の過熱検知装置では、パワ
ー素子10の発熱による温度変化によって、図3に示さ
れるように導電性ペースト16の抵抗値Rが変化する。
このため、定電流電源回路28で、一定値の電流を導電
性ペースト16に供給し、過熱検知回路30によって、
導電性ペースト16の両端部16A、16B間の電圧V
を監視し、この電圧Vが、予め設定された最高許容温度
T1に対応する基準電圧V1を越えた場合には、パワー
素子10が過熱状態にあると判定し、所定の出力信号P
を出力する。
過熱検知装置では、従来の感熱素子に代えて導電性ペー
スト16により、パワー素子10の近傍の熱を検出する
ため、導電性ペースト16をパワー素子10の過熱によ
る温度上昇を検知し易い位置に他の設計要件に抵触する
ことなく、極めて高い自由度で設けることができる。従
って、パワー素子10の過熱検知を迅速且つ高精度に行
うことができる。
の第2実施形態を図4及び図5に従って説明する。
同一符号を付してその説明を省略する。
電性ペースト36は、回路基盤12の対向する縁部12
C、12Dに沿って直線状に一対接着されており、それ
ぞれの導電性ペースト36の上部には、それぞれターミ
ナル38、40が接着されている。これらのターミナル
38、40は、導電性ペースト36に上部に設けられた
樹脂ハウジング22にインサートされており、この樹脂
ハウジング22は絶縁性の高い樹脂で形成されている。
0は、それぞれ導線24、26によって、定電流電源回
路と、過熱検知回路とを一つにまとめた過熱検知手段と
しての抵抗値変化検出部42に接続されている。抵抗値
変化検出部42は、一定値の電流を導電性ペースト36
に供給している。また、抵抗値変化検出部42は、ター
ミナル38、導電性ペースト36、ヒートシンク14、
導電性ペースト36、ターミナル40間の電圧Vを監視
し、この電圧Vと予め設定された最高許容温度T1に対
応する基準電圧V2とを比較して、パワー素子10が過
熱状態にあるか否かを判定し、所定の出力信号Pを出力
するようになっている。
本第2実施形態のパワー素子の過熱検知装置では、パワ
ー素子10の発熱による温度変化によって、図3に示さ
れるように導電性ペースト36の抵抗値Rが変化する。
このため、抵抗値変化検出部42で、一定値の電流を導
電性ペースト36に供給し、ターミナル38、導電性ペ
ースト36、ヒートシンク14、導電性ペースト36、
ターミナル40間の電圧Vを監視し、この電圧Vが、予
め設定された最高許容温度T1に対応する基準電圧V2
を越えた場合には、パワー素子10が過熱状態にあると
判定し、所定の出力信号Pを出力する。
過熱検知装置では、従来の感熱素子に代えて導電性ペー
スト36により、パワー素子10の近傍の熱を検出する
ため、導電性ペースト36をパワー素子10の過熱によ
る温度上昇を検知し易い位置に、他の設計要件に抵触す
ることなく極めて高い自由度で設けることができる。従
って、パワー素子10の過熱検知を迅速且つ高精度に行
うことができる。
検知装置では、導電性ペースト36が硬化することによ
り、導電性ペースト36が樹脂ハウジング22とヒート
シンク14との接着剤としても機能する。
の第3実施形態を図6及び図7に従って説明する。
同一符号を付してその説明を省略する。
形態の導電性ペースト46は、パワー素子10が実装さ
れた回路基盤12と、ヒートシンク14との間にシート
状に接着されている。導電性ペースト46の両端部46
A、46Bは、回路基盤12の対向する縁部12C、1
2Dから外側へ突出しており、両端部46A、46Bの
上部には、それぞれターミナル48、50が接着されて
いる。これらのターミナル48、50は、導電性ペース
ト46に上部に設けられた樹脂ハウジング22にインサ
ートされている。
本第3実施形態のパワー素子の過熱検知装置では、パワ
ー素子10の発熱による温度変化によって、図3に示さ
れるように導電性ペースト46の抵抗値Rが変化する。
このため、抵抗値変化検出部42で、一定値の電流を導
電性ペースト46に供給し、ターミナル48とターミナ
ル50との間の電圧、即ち、導電性ペースト46の両端
部46A、46B間の電圧Vを監視し、この電圧Vが、
予め設定された最高許容温度T1に対応する基準電圧V
3を越えた場合には、パワー素子10が過熱状態にある
と判定し、所定の出力信号Pを出力する。
過熱検知装置では、従来の感熱素子に代えて導電性ペー
スト46により、パワー素子10が実装された回路基盤
12の熱を検出するため、導電性ペース46をパワー素
子10の過熱による温度上昇を最も検知し易い位置に、
他の設計要件に抵触することなく、極めて高い自由度で
設けることができる。従って、パワー素子10の過熱検
知を迅速且つ高精度に行うことができる。
検知装置では、導電性ペースト46が硬化することによ
り、導電性ペースト46が回路基盤12とヒートシンク
14との接着剤及び樹脂ハウジング22とヒートシンク
14との接着剤としても機能する。
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、本発明は、図8及び図9に示される如
く、同一ヒートシンク14上に実装された複数のパワー
素子10についても適用可能であり、簡単な構成で各パ
ワー素子10の過熱を個別に迅速且つ高精度に検知する
ことができる。なお、この実施形態では、ヒートシンク
14の上面14Aに、導電性ペースト56と電気的に絶
縁するため塗装などの表面処理を施す必要がある。
熱検知装置は、パワー素子近傍に接着され、温度により
抵抗値が変化する導電性ペーストと、導電性ペーストに
通電し、その抵抗値変化に基づいて、パワー素子の過熱
を検知する過熱検知手段と、を備えた構成としたので、
パワー素子の過熱検知を迅速且つ高精度に行うことがで
きるという優れた効果を有する。
ワー素子の過熱検知装置において、導電性ペーストがヒ
ートシンクとパワー素子を実装する回路基盤との間に接
着されているので、請求項1記載の効果に加えて、導電
性ペーストがパワー素子が実装される回路基盤とヒート
シンクとの接着剤としても機能するという優れた効果を
有する。
検知装置を示す概略平面図である。
検知装置を示す概略斜視図である。
フである。
検知装置を示す概略断面図である。
検知装置を示す概略斜視図である。
検知装置を示す概略断面図である。
検知装置を示す概略斜視図である。
検知装置を示す概略断面図である。
検知装置を示す概略斜視図である。
装置を示す概略構成図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 パワー素子近傍に接着され、温度により
抵抗値が変化する導電性ペーストと、 該導電性ペーストに通電し、その抵抗値変化に基づい
て、前記パワー素子の過熱を検知する過熱検知手段と、 を備えたことを特徴とするパワー素子の加熱検知装置。 - 【請求項2】 前記導電性ペーストがヒートシンクとパ
ワー素子を実装する回路基盤との間に接着されているこ
とを特徴とする請求項1記載のパワー素子の過熱検知装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12603896A JP3440691B2 (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | パワー素子の過熱検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12603896A JP3440691B2 (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | パワー素子の過熱検知装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09300946A true JPH09300946A (ja) | 1997-11-25 |
JP3440691B2 JP3440691B2 (ja) | 2003-08-25 |
Family
ID=14925135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12603896A Expired - Fee Related JP3440691B2 (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | パワー素子の過熱検知装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3440691B2 (ja) |
-
1996
- 1996-05-21 JP JP12603896A patent/JP3440691B2/ja not_active Expired - Fee Related
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