JPH0351709Y2 - - Google Patents

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JPH0351709Y2
JPH0351709Y2 JP7101084U JP7101084U JPH0351709Y2 JP H0351709 Y2 JPH0351709 Y2 JP H0351709Y2 JP 7101084 U JP7101084 U JP 7101084U JP 7101084 U JP7101084 U JP 7101084U JP H0351709 Y2 JPH0351709 Y2 JP H0351709Y2
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JP
Japan
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electrode plate
thermistor
positive
characteristic thermistor
negative
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JP7101084U
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の属する技術分野] 本考案は負特性サーミスタと発熱体とを組み合
せた検知素子と電気回路部からなる風速検知装置
に関し、特に検知素子の構造に関する。
[従来技術] 従来、感温リードスイツチと発熱体を組み合せ
た送風検知装置は、主として電源機器などの冷却
フアンの異常停止用として用いられている。しか
しながら、この種の装置はある定格風速用として
の使用に限られ、任意の風速に使用できないとい
う不都合がある。また、応答性良く、即ち短い応
答時間で検出できるのは定常時の風速から送風停
止または大幅な風速低下の場合に限られるなどの
問題点がある。
[考案の目的] 本考案は上記の問題点を解消した風速検知装置
を提供することを目的とする。
本考案の他の目的は組立てが容易である風速検
知装置を提供することにある。
[考案の構成] 本考案による風速検知装置は、略4角形の絶縁
性枠体と温度検出用の負特性サーミスタと発熱体
として用いる正特性サーミスタと該正特性サーミ
スタに電源を供給するための第1、第2の電極板
とから成る検知素子と、前記負特性サーミスタの
抵抗変化を検出する回路部とを有し、前記第1の
電極板はその一端に前記電源を接続するための接
続端子を有すると共に、一側縁に前記負特性サー
ミスタを抱着するための管状部が折曲げ成形によ
り一体的に形成されており、前記第2の電極板は
一端に前記電源を接続するための接続端子を有す
ると共に、中間部にはその周縁部の切り起こしに
より前記正特性サーミスタの保持部が形成されて
おり、前記絶縁性枠体には前記負特性サーミスタ
を抱着した前記第1の電極板と前記第2の電極板
とを互いに平行になるように架設するための溝が
設けられ、しかも該第1の電極板と前記第2の電
極板とはこれらの間に前記正特性サーミスタが挟
まれるように前記絶縁体枠体に架設されているこ
とにより前記電源で前記正特性サーミスタを発熱
させ、この発熱を前記第1の電極板を介して前記
負特性サーミスタに伝達することを特徴とする。
[実施例] 以下、図面を参照しながら説明する。
第1図は本考案による検知素子の一実施例の外
観図、第2図はその分解斜視図を示す。
この検知素子は、軸方向のリード線をもつ円柱
状の負特性サーミスタ1と、厚板状の正特性サー
ミスタ2とこれに電源を接続する第1の電極板3
と第2の電極板4とによる発熱体と、これらを保
持するための矩形状の絶縁性枠体5とからなる。
第1の電極板3は一端がリード線接続端子31
とされ、一側縁には端部に負特性サーミスタ1を
抱着する管状部32が折り曲げ成形により熱伝導
板として電極板面にほぼ垂直に設けられている。
第2の電極板4は、折曲げによる台形状部を有
し、一端がリード線接続端子41とされ、台形状
部の突出面の周辺に突片42,43(第2図では
1個だけを図示)が切起こし等により一体に設け
られ、突出面上に載置される正特性サーミスタ2
の面方向のずれを阻止する。
負特性サーミスタ1のリード線の根元にはシリ
コーン樹脂などの絶縁管11が嵌挿されて管状部
32との絶縁が保たれる。
負特性サーミスタ1は、第1の電極板3の管状
部32に挿入固定され、負特性サーミスタ1のリ
ード線の絶縁管11を嵌挿した箇所と第1の電極
板3とが枠体5に設けられた上段の溝51と中段
の溝52にそれぞれ嵌入される。接続端子31は
枠体5の外壁から突出される。
第2の電極板4は接続端子41を接続端子31
と反対側に突出させて枠体5の下段の溝53に嵌
入されるとともに第2の電極板4の突出面と第1
の電極板3との間に正特性サーミスタ2を挾持す
る。
このようにした枠体5に第1図に鎖線で示すよ
うに補助枠体6が固着されて検知素子の組立てが
完了する。
この検知素子は枠体5内を風が通るように通風
路内に枠体5の取付片54を用いて設置され、接
続端子31,41に電源が接続される。電極板
3,4への通電によ正特性サーミスタ2は発熱す
るが、送風によつて発熱が放散されるため負特性
サーミスタ1の温度は風速に対応するある温度以
下に保たれ、負特性サーミスタ1の抵抗値は比較
的高い状態にある。この状態から風速が低下する
と、風速による熱放散が減少するので正特性サー
ミスタ2は温度上昇し、第1の電極板3を通した
熱伝導により管状部32で連結された負特性サー
ミスタ1も追従して温度上昇してその抵抗値が低
下する。
ここで、発熱体としての正特性サーミスタ2と
負特性サーミスタ1とは空気を介さずに第1の電
極板3で直接接続された構造であるので、風速が
低下した時の熱伝導は速く、良好な応答性が得ら
れる。
この抵抗値変化を負特性サーミスタ1に接続し
た電気回路で検出して風速が検知される。
第3図は負特性サーミスタ1の抵抗変化の検出
回路の一例である。負特性サーミスタ1は、図に
おけるブリツジの可変抵抗R3の対向辺に接続さ
れる。この検出回路は、負特性サーミスタ1の抵
抗値が可変抵抗R3の設定により決まるある値以
上(即ちある風速以上)の場合、トランジスタ
Trはオフ状態にあつてリレー7は開離状態にあ
るが、負特性サーミスタ1の抵抗値がある値未満
(即ちある風速未満)の時トランジスタTrがオン
となることでリレー7は閉成して警報器などの負
荷を作動させる。したがつて、可変抵抗R3の値
を調整することで検出すべき風速を、送風停止あ
るいは大幅な低下という制限された値だけでなく
任意に設定することができる。
送風の温度が一定(例えば25℃)の時、風速と
負特性サーミスタ1の抵抗値の間には例えば第4
図に曲線1で示される関係が成立する。このこと
は、送風の温度が一定であれば上述した可変抵抗
R3の調整で任意の風速検知に使用できることを
意味する。すなわち、負特性サーミスタ1の抵抗
変化をどの温度範囲で利用するかで任意の風速検
知に使用できる。
なお、送風の温度が変化すればこの関係は変化
する。例えば送風の温度が20℃および30℃の場
合、曲線2,3で示される。仮りに、送風の温度
が20℃〜30℃の範囲で変化したとしても、負特性
サーミスタ1の抵抗値が送風の温度25℃において
風速4m/secに対応するRaになつた時に第3図の
トランジスタTrをオンとするように、可変抵抗
R3を設定することにより4±1.5m/secの風速を
検知できることとなる。
正特性サーミスタ2は、自己温度保持機能があ
り、送風の停止時にも所定の一定温度に安定に保
持されるので、この検知素子の熱的安全性は高
い。また、組立てに際してはねじ止め等の作業が
不要で枠体の溝に構成部品を嵌入するだけで良い
ので組立てが容易である。
[考案の効果] 以上の説明で明らかなように、本考案によれば
検出風速を任意に容易に設定でき、応答性が良く
風速の変化を検出できる。また、組立てが容易で
安全性の高い風速検知装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による検知素子の一実施例を示
す外観図、第2図は第1図の分解斜視図、第3図
は電気回路部の一実施例を示す回路図、第4図は
送風の温度をパラメータとする風速と負特性サー
ミスタの抵抗値との関係を示す特性図である。 1……負特性サーミスタ、2……正特性サーミ
スタ、3,4……電極板、5……枠体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略4角形の絶縁性枠体と温度検出用の負特性サ
    ーミスタと発熱体として用いる正特性サーミスタ
    と該正特性サーミスタに電源を供給するための第
    1、第2の電極板とから成る検知素子と、前記負
    特性サーミスタの抵抗変化を検出する回路部とを
    有し、前記第1の電極板はその一端に前記電源を
    接続するための接続端子を有すると共に、一側縁
    に前記負特性サーミスタを抱着するための管状部
    が折曲げ成形により一体的に形成されており、前
    記第2の電極板は一端に前記電源を接続するため
    の接続端子を有すると共に、中間部にはその周縁
    部の切り起こしにより前記正特性サーミスタの保
    持部が形成されており、前記絶縁性枠体には前記
    負特性サーミスタを抱着した前記第1の電極板と
    前記第2の電極板とを互いに平行になるように架
    設するための溝が設けられ、しかも該第1の電極
    板と前記第2の電極板とはこれらの間に前記正特
    性サーミスタが挟まれるように前記絶縁体枠体に
    架設されていることにより前記電源で前記正特性
    サーミスタを発熱させ、この発熱を前記第1の電
    極板を介して前記負特性サーミスタに伝達するこ
    とを特徴とする風速検知装置。
JP7101084U 1984-05-17 1984-05-17 風速検知装置 Granted JPS60183866U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7101084U JPS60183866U (ja) 1984-05-17 1984-05-17 風速検知装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP7101084U JPS60183866U (ja) 1984-05-17 1984-05-17 風速検知装置

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Publication Number Publication Date
JPS60183866U JPS60183866U (ja) 1985-12-06
JPH0351709Y2 true JPH0351709Y2 (ja) 1991-11-07

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ID=30608115

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7101084U Granted JPS60183866U (ja) 1984-05-17 1984-05-17 風速検知装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018105753A2 (ja) * 2017-05-08 2018-06-14 株式会社村田製作所 センサ基板、風速測定装置および風量測定装置

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Publication number Publication date
JPS60183866U (ja) 1985-12-06

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