JPH09300632A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH09300632A
JPH09300632A JP8114621A JP11462196A JPH09300632A JP H09300632 A JPH09300632 A JP H09300632A JP 8114621 A JP8114621 A JP 8114621A JP 11462196 A JP11462196 A JP 11462196A JP H09300632 A JPH09300632 A JP H09300632A
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JP
Japan
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head
side electrode
ink jet
electrode
conductive film
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Application number
JP8114621A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Hirota
哲郎 廣田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/321Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by conductive adhesives
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/36Assembling printed circuits with other printed circuits
    • H05K3/361Assembling flexible printed circuits with other printed circuits

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コスト化、高集積配列密度化、量産化を図
ることが困難であった。 【解決手段】 個別電極33と外部側電極フィルム35
とを異方性導電膜36を介して接続し、個別基板33の
表面粗度に対して異方性導電膜36に混入された金属粒
子の粒径が大きい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
装置に関し、特にインクジェットヘッドのアクチュエー
タ素子に接続したヘッド側電極とその駆動手段に接続し
た外部側電極との接続に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、記録時の振
動、騒音が殆どなく、カラー化が容易なことから、コン
ピュータ等のデジタル処理装置のデータを出力するプリ
ンタの他、ファクシミリやコピー等にも用いられるよう
になっている。このようなインクジェット記録装置は、
インク滴を吐出するためのノズルと、ノズルに対応して
設けた電気機械変換素子や電気熱変換体などのアクチュ
エータ素子と、このアクチュエータ素子で加圧される加
圧液室を備えたインクジェットヘッドを記録ヘッドに用
いて、記録信号に応じてノズルからインク滴を記録媒体
(インク滴が付着するもの)に吐出することによって、
高速、高解像度、高品質の記録を行なうものである。
【0003】このようなインクジェットヘッドを用いる
インクジェット記録装置にあっては、インクジェットヘ
ッドの各アクチュエータ素子を記録信号に応じて駆動す
るために各アクチュエータ素子に駆動波形を印加しなけ
ればならない。そこで、従来のインクジェット記録装置
においては、アクチュエータ素子に接続した電極(ヘッ
ド側電極)と外部の駆動回路(駆動手段)に接続した電
極(外部側電極)とをワイヤボンディング方式や半田方
式で接続するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、インクジェ
ット記録装置に対する高速、高画質化の要求に伴ってイ
ンクジェットヘッドは多数のノズルを高密度に配列する
ようにしている。そのために、加圧液室を加圧するアク
チュエータ素子の数が増加し、集積密度も高密度化し、
各アクチュエータ素子に接続した電極の数も増加してそ
の集積度も高密度化している。
【0005】そのため、従来のように、ヘッド側電極と
外部側電極とをワイヤボンディング方式で接続する場
合、電極の一つ一つをボンダーで結線しなければならな
いので、電極配列の数が増加するに従って、それに比例
して作業時間、コストが増加することになり、量産性や
コスト的に不利になっている。また、半田方式で接続す
る場合、電極の配列密度が高密度になるに従って隣接電
極間での半田ブリッジが生じ易くなり、高集積配列化に
限界が出てくる。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、低コスト化、高集積配列密度化、量産化を向上し
たインクジェット記録装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1のインクジェット記録装置は、複数のノズ
ルと、各ノズルが連通する複数の加圧液室と、各加圧液
室を加圧する複数のアクチュエータ素子とを有するイン
クジェットヘッドを備え、前記アクチュエータ素子に接
続したヘッド側電極と、前記複数のアクチュエータ素子
を駆動する駆動手段に接続した外部側電極とを異方性導
電膜を介して接続したインクジェット記録装置におい
て、前記ヘッド側電極の表面粗度に対して前記異方性導
電膜に混入された導電粒子の平均粒径が大きい構成とし
た。
【0008】請求項2のインクジェット記録装置は、複
数のノズルと、各ノズルが連通する複数の加圧液室と、
各加圧液室を加圧する複数のアクチュエータ素子とを有
するインクジェットヘッドを備え、前記アクチュエータ
素子に接続したヘッド側電極と、前記複数のアクチュエ
ータ素子を駆動する駆動手段に接続した外部側電極とを
異方性導電膜を介して接続したインクジェット記録装置
において、前記外部側電極の表面粗度に対して前記異方
性導電膜に混入された導電粒子の平均粒径が大きい構成
とした。
【0009】請求項3のインクジェット記録装置は、上
記請求項1又は2のインクジェット記録装置において、
前記異方性導電膜に混入された導電粒子の平均粒径が圧
接後の状態で3μm以上である構成とした。
【0010】請求項4のインクジェット記録装置は、複
数のノズルと、各ノズルが連通する複数の加圧液室と、
各加圧液室を加圧する複数のアクチュエータ素子とを有
するインクジェットヘッドを備え、前記アクチュエータ
素子に接続したヘッド側電極と、前記複数のアクチュエ
ータ素子を駆動する駆動手段に接続した外部側電極とを
異方性導電膜を介して接続したインクジェット記録装置
において、前記異方性導電膜に混入された導電粒子の抵
抗値が前記ヘッド側電極を形成する電極パターンのシー
ト抵抗値以下である構成とした。
【0011】請求項5のインクジェット記録装置は、複
数のノズルと、各ノズルが連通する複数の加圧液室と、
各加圧液室を加圧する複数のアクチュエータ素子とを有
するインクジェットヘッドを備え、前記アクチュエータ
素子に接続したヘッド側電極と、前記複数のアクチュエ
ータ素子を駆動する駆動手段に接続した外部側電極とを
異方性導電膜を介して接続したインクジェット記録装置
において、前記異方性導電膜に混入された導電粒子の抵
抗値が前記外部側電極を形成する電極パターンの導体抵
抗値以下である構成とした。
【0012】請求項6のインクジェット記録装置は、上
記請求項4又は5のインクジェット記録装置において、
前記異方性導電膜に混入された導電粒子が金属粒子であ
り、この金属粒子は圧接後の抵抗値が0.5Ω以下であ
る構成とした。
【0013】請求項7のインクジェット記録装置は、複
数のノズルと、各ノズルが連通する複数の加圧液室と、
各加圧液室を加圧する複数のアクチュエータ素子とを有
するインクジェットヘッドを備え、前記アクチュエータ
素子に接続したヘッド側電極と、前記複数のアクチュエ
ータ素子を駆動する駆動手段に接続した外部側電極とを
接続したインクジェット記録装置において、前記外部側
電極はフィルム基材に導電性材料からなる電極パターン
を成膜した2層以上の構造をなすと共に、少なくとも折
り曲げる部分では前記フィルム基材を除去している構成
とした。
【0014】請求項8のインクジェット記録装置は、上
記請求項7のインクジェット記録装置において、前記外
部側電極の内の前記ヘッド側電極に圧接する部分では前
記フィルム基材領域を圧接領域よりも小さくした構成と
した。
【0015】請求項9のインクジェット記録装置は、複
数のノズルと、各ノズルが連通する複数の加圧液室と、
各加圧液室を加圧する複数のアクチュエータ素子とを有
するインクジェットヘッドを備え、前記アクチュエータ
素子に接続したヘッド側電極と、前記複数のアクチュエ
ータ素子を駆動する駆動手段に接続した外部側電極とを
接続したインクジェット記録装置において、前記外部側
電極はフィルム基材に導電性材料からなる電極パターン
を成膜した2層以上の構造をなすと共に、前記電極パタ
ーンを構成する複数のパターンの内の両端のパターンの
幅を他のパターンの幅の5倍以上にした構成とした。
【0016】請求項10のインクジェット記録装置は、
複数のノズルと、各ノズルが連通する複数の加圧液室
と、各加圧液室を加圧する複数のアクチュエータ素子と
を有するインクジェットヘッドを備え、前記アクチュエ
ータ素子に接続したヘッド側電極と、前記複数のアクチ
ュエータ素子を駆動する駆動手段に接続した外部側電極
とを異方性導電膜を介して接続したインクジェット記録
装置において、前記ヘッド側電極は絶縁基板に形成した
電極パターンをこの基板に形成したスリット溝にて分割
してなり、このスリット溝の幅が前記異方性導電膜に混
入された導電粒子の粒径以上である構成とした。
【0017】請求項11のインクジェット記録装置は、
複数のノズルと、各ノズルが連通する複数の加圧液室
と、各加圧液室を加圧する複数のアクチュエータ素子と
を有するインクジェットヘッドを備え、前記アクチュエ
ータ素子に接続したヘッド側電極と、前記複数のアクチ
ュエータ素子を駆動する駆動手段に接続した外部側電極
とを異方性導電膜を介して接続したインクジェット記録
装置において、前記ヘッド側電極は絶縁基板に形成した
電極パターンをこの基板に形成したスリット溝にて分割
してなり、このスリット溝の深さが前記異方性導電膜に
混入された導電粒子の粒径以上である構成とした。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1は本発明を適用するイン
クジェットヘッドの外観斜視図、図2は図1の概略分解
斜視図、図3は図1のA−A線に沿う要部拡大断面図、
図4は図1のB−B線に沿う要部拡大断面図である。
【0019】このインクジェットヘッドは、アクチュエ
ータユニット1と、このアクチュエータユニット1上に
接合した液室ユニット2とからなる。アクチュエータユ
ニット1は、絶縁性の基板3上に2列の積層型圧電素子
4,4と、これら2列の圧電素子4,4の周囲を取り囲
む絶縁性材料からなるフレーム5を接着剤6によって接
合している。圧電素子4は、インクを液滴化して飛翔さ
せるための駆動パルスが与えられる複数のアクチュエー
タ素子となる駆動部7,7…と、これらの駆動部7,7
間に位置して、駆動パルスが与えられない支柱部となる
複数の非駆動部8,8…とを交互に配置してなる。
【0020】液室ユニット2は、ダイアフラム部11を
有する振動板12上に感光性樹脂フィルム(ドライフィ
ルムレジスト)で形成した第1感光性樹脂層13、第2
感光性樹脂層14、第3感光性樹脂層15及びノズル孔
16を有するノズル形成部材であるノズルプレート17
を順次積層して各駆動部7,7…に対応するインク流路
である複数の加圧液室18,18…、各加圧液室18,
18…にインクを供給する複数の共通液室(共通インク
流路)19,19、共通液室19と加圧液室18を連通
する流体抵抗部を兼ねたインク供給路20,20をそれ
ぞれ形成している。この液室ユニット2はアクチュエー
タユニット1に接合剤21で強固に接合している。
【0021】ここで、アクチュエータユニット1の基板
3は、厚さ0.5〜5mm程度で、しかも圧電素子に似た
材質のものからなり、圧電素子と共に例えばダイヤモン
ド砥石による切削(スリット加工)が可能なものである
ことが好ましく、この実施例ではセラミックス基板を用
いている。また、基板3の圧電素子4,4間には駆動部
7の配列方向に沿ってすべての共通電極の導通をとるた
めの溝25を形成し、駆動部7の配列方向と直交する方
向には圧電素子4及び圧電素子4に接続した個別電極を
分割しているスリット溝26を形成している。
【0022】圧電素子4は、図3及び図4に示すように
積層型圧電素子からなり、厚さ20〜50μm/1層の
PZT(=Pb(Zr・Ti)O3)27と、厚さ数μm/
1層の銀・パラジューム(AgPd)からなる内部電極2
8とを交互に積層したものである。圧電素子を、厚さ2
0〜50μm/1層の積層型とすることによって駆動電
圧の低電圧化を図れ、例えば20〜50Vのパルス電圧
で圧電素子の電界強度1000V/mmを得ることができ
る。なお、圧電素子として用いる材料は上記に限られる
ものでなく、一般に圧電素子材料として用いられるBa
TiO3、PbTiO3、(NaK)NbO3等の強誘電体など
を用いることもできる。
【0023】この圧電素子4の各内部電極28は1層お
きにAgPdからなる左右の端面電極30,31に接続し
ている。一方、基板3上には、積層型圧電素子4,4間
に位置して駆動部7に対して駆動波形を印加するための
ヘッド側電極となる共通電極32を形成すると共に、駆
動部7に対して選択信号を与えるためのヘッド側電極と
なる個別電極33を設けている。
【0024】そして、各駆動部7の端面電極30を銀ペ
ースト等の導電性接着剤34を介して共通電極32に接
続し、端面電極31を同じく導電性接着剤34を介して
個別電極33に接続している。なお、共通電極32は基
板3の中央部に形成した前記溝部25表面に形成するこ
とで各駆動部7と導通を取るようにしている。そして、
共通電極32及び各個別電極33にはそれぞれ圧電素子
4を駆動するための駆動波形及び選択信号を出力する駆
動手段(ヘッド駆動回路)に接続した外部側電極を形成
した外部側電極フィルム35を異方性導電膜36を介し
て接続する。
【0025】一方、液室ユニット2の振動板12は、圧
電素子4の駆動部7に対応する独立した島状凸部12a
と、この島状凸部12aの周囲に位置して圧電素子4の
駆動部7の変位で変形する前記ダイアフラム部11と、
このダイアフラム部11の周囲に位置する厚肉剛体部1
2bが形成され、ダイアフラム部11と厚肉剛体部12
bとの間には逃げ領域12cが形成されている。ダイア
フラム部11は、最も厚みの薄い領域(薄肉部)であっ
て、厚さを3〜10μm程度にしている。また、島状凸
部12aは、厚みの厚い領域であり、駆動部7との接合
領域であると共に、チャンネル方向(図4に示す方向)
では厚肉剛体部となる。厚肉剛体部12bは液室ユニッ
ト2をフレーム5に接合するための領域である。ここで
は、島状凸部12aと厚肉剛体部12bとは同じ第2層
で形成し、例えば20μm以上の厚みにしている。
【0026】また、ノズルプレート17にはインク滴を
飛翔させるための微細孔である多数のノズル16を形成
しており、このノズル16の径はインク滴出口側の直径
で35μm以下に形成している。このノズルプレート1
7はエレクトロンフォーミング工法(電鋳)によって製
造したNi(ニッケル)の金属プレートを用いている
が、Si、その他の金属材料を用いることもできる。
【0027】なお、実際には、1列32〜64個以上の
ノズル16を2列配列した64〜128個以上の構成で
1つのインクジェットヘッドを製作するが、この多数の
ノズル16を有するノズルプレート17の品質は、イン
クの滴形状、飛翔特性を決定し、画像品質に大きな影響
を与えるものであり、より高品位の画像品質を得る上で
表面の均一化処理が不可欠であるので、インク吐出側面
に撥水層17aを成膜している。
【0028】さらに、基板3、フレーム5及び振動板1
2には、外部から供給されるインクを共通液室20に供
給するためのインク供給孔37,38,39をそれぞれ
形成し、基板3のインク供給孔37に接続したインク供
給パイプ40を介してインクが供給される。
【0029】そして、このインクジェットヘッドにおい
ては、予めアクチュエータユニット1と液室ユニット2
とを別々に組付けた後、接着剤21によって両ユニット
1,2を接着接合して製造している。すなわち、先ず、
アクチュエータユニット1の加工及び組付け工程につい
て図5及び図6を参照して説明すると、図5に示すよう
に基板3にインク供給孔37及びスリット溝26よりも
深い溝25を形成して、この溝25を含めて予め共通電
極用の電極パターン41及び個別電極用の電極パターン
42を大まかに印刷形成する。これらの電極パターン4
1,42の材質は、Ni−Ag又はAg−Pt等の合金
の印刷材料を印刷して焼結したものである。なお、電極
パターン41,42の材質はこれに限るものではない。
【0030】そして、図6に示すように両端面に端面電
極30,31(図3参照)となる電極を形成した2つの
独立したプレート状の圧電素子4,4を位置決め治具を
用いて基板3上に位置決めして接着剤にて接着接合し、
圧電素子4,4の各端面の電極を基板3の電極パターン
41,42と導電性接着剤34,34(図3参照)で電
気的に接続する。
【0031】その後、ダイヤモンド砥石をセットしたダ
イサー或いはワイヤソー等を用いて、例えば1ピッチ当
たり100μm程度の幅で、基板3表面から深さ約50
μmを目安にして切り込み、圧電素子4をスリット加工
して駆動部7及び非駆動部8を分割形成する。このと
き、基板3に深さ50μm程度のスリット溝26を入れ
て切断することによって、個々の分割した駆動部7及び
非駆動部8を完全に独立させると共に、電極パターン4
1,42も分割して、電極パターン42を個々の独立し
た個別電極33とする。なお、基板3の溝25にまでス
リット溝26が達しないので、電極パターン61は溝2
5を通じて圧電素子4,4の対向する端面側のすべての
端面電極と接続されたままであり、共通電極32とな
る。
【0032】その後、圧電素子4,4のスリット加工が
終了した基板3上にフレーム5を接着接合して、アクチ
ュエータユニット1を完成した後、このアクチュエータ
ユニット1に別途加工組立てた液室ユニット2と接着接
合する。そして、次の工程で、外部側電極フィルム3
5,35に設けた外部側電極パターンをアクチュエータ
ユニット1の基板3の共通電極32及び各個別電極33
に異方性導電膜36を介して接続する。
【0033】そこで、このヘッド側電極と外部側電極と
の接続工程等について図7以降をも参照して説明する。
まず、図7はヘッド側電極と外部側電極の電極接続部を
拡大して示す要部拡大図、図8は図7の側面図である。
【0034】外部側電極フィルム35は、図7及び図8
に示すように、例えばポリイミド系フィルムからなるフ
ィルム基材45上に個別電極33に対応して導電性材料
である銅箔からなる電極パターン46を成膜した2層構
造としている。この外部側電極フィルム35は、フィル
ム基材45の内の折り曲げる部分に対応する部分を除去
して電極パターン46のみとした基材除去部47を設け
ている。
【0035】また、異方性導電膜36は、図9に示すよ
うに熱硬化性バインダー51中に導電粒子である金属粒
子52を混入してなり、表面をカバーフィルム53で被
覆し、裏面には剥離紙54を貼着したものである。な
お、導電粒子としては、金属粒子の他にも例えば溶融金
属粉或いはメッキ樹脂粒子等が用いられる。
【0036】そこで、上述した基板3の個別電極33上
に図2に示すように異方性導電膜36を仮付けする。こ
の異方性導電膜36の仮付けは、剥離紙54を剥がして
個別電極33,33…上に置いて、例えば120℃−3
秒間、圧力10kgf/mm2程度の熱、時間及び圧力を
加える熱圧接を行うことで、熱硬化バインダー51が十
分に硬化しない仮付け状態にして行う。
【0037】次いで、図10に示すように異方性導電膜
36のカバーフィルム53を剥がして、外部側電極フィ
ルム35の先端部のフィルム基材45に対応する部分を
異方性導電膜36上に重ね置いて、図11に示すように
フィルム基材45の上から、300℃以上−20秒間、
30kgf/mm2程度の温度、時間及び圧力を加えて
接合する。
【0038】それによって、異方性導電膜36の熱硬化
バインダー51が十分に硬化し、また、混入している金
属粒子52が外部側電極フィルム35の電極パターン4
6と個別電極33との間に挟まれた状態で潰されるた
め、外部側電極フィルム35の電極パターン46と個別
電極33とが電気的に導通状態となる。このとき、外部
側電極フィルム35の電極パターン46と個別電極33
との間に異方性導電膜36のバインダー51間に混入さ
れている金属粒子52が挟まった状態で加熱、加圧され
るので、熱硬化性バインダー51の殆どは電極パターン
46及び外部電極33の脇に逃げて、残った金属粒子5
2が電極パターン46及び外部電極33間でプレスされ
て潰される。
【0039】また、異方性導電膜36の硬化した熱硬化
性バインダー51は外部側電極フィルム35のフィルム
基材45と絶縁基板3及び電極パターン46と個別電極
33との間を挟持する保持力を生じて、基板3から外部
側電極フィルム35が剥離することを防止する。なお、
異方性導電膜36の導電粒子の接触状態示す電子顕微鏡
写真を図12に示している。
【0040】ここで、異方性導電膜36の金属粒子52
の粒径について説明する。異方性導電膜は、一般には例
えばモノクロやカラーの液晶パネルの電極接続に用いら
れ、液晶パネルの縦、横、端面のガラス表面に蒸着した
透明電極(ITO電極膜)とポリイミドフィルム上に形
成した導体との間を異方性導電膜で挟み、加熱、加圧を
行って接続するようにしている。この場合、ITO電極
膜の表面粗さは図13に示すように0.01μm程度と
極めて小さく、その厚さは1μm以下と薄いので、異方
性導電膜としては平均粒径2μm程度の最も小さい部類
のものが多用されている。
【0041】これに対して、外部電極33は印刷用ペー
スト材をシルク印刷した後焼結するので、粒子状に凝集
した状態で固まる。例えばAg−Pt電極の場合、表面
粗度を測定したところ、図14に示すように凹凸の数値
が4〜5μmあり、またSEM(電子顕微鏡)による表
面観察の結果は図15に示すようにかなり粒子状であっ
た。そのため、このような凹凸のある個別電極33上に
平均粒径が2μm程度の金属粒子52を混入した異方性
導電膜36を圧接した場合、図16に示すように金属粒
子52が個別電極33の凹部55内に陥没してしまい、
本来の導通のための中間媒体として機能しなくなること
がある。
【0042】そこで、この実施例ではヘッド側電極とし
ての個別電極33の表面粗度に対して平均粒径が大きい
金属粒子52を混入した異方性導電膜36を用いてい
る。これによって、異方性導電膜36の金属粒子52が
個別電極33表面の凹部55に陥没して導通のための中
間媒体として機能しなくなることを防止することができ
る。この場合、金属粒子52の粒径としては3μm以上
のものが好ましい。
【0043】このように、アクチュエータ素子に接続し
たヘッド側電極と駆動手段に接続した外部側電極とを異
方性導電膜を介して接続する場合に、ヘッド側電極の表
面粗度に対して異方性導電膜に混入された導電粒子の平
均粒径が大きい構成とすることによって、異方性導電膜
を用いた安定した接続品質を得ることができ、低コスト
化、高集積配列密度化、量産化を向上することができ
る。
【0044】また、外部側電極フィルム35の電極パタ
ーン46の表面粗度は、銅箔上に半田メッキ等を施すた
めに図17の電子顕微鏡写真で示すように個別電極33
の表面粗度よりも良くなるが、材料によっては表面粗度
が粗くなる場合がある。そこで、上述したと同様の理由
から、外部側電極フィルム35の電極パターン46の表
面粗度に対しても平均粒径が大きい金属粒子52を混入
した異方性導電膜36を用いることによって、導通の信
頼性を確保することができる。
【0045】このように、アクチュエータ素子に接続し
たヘッド側電極と駆動手段に接続した外部側電極とを異
方性導電膜を介して接続する場合に、外部側電極の表面
粗度に対して異方性導電膜に混入された導電粒子の平均
粒径が大きい構成とすることによって、異方性導電膜を
用いた安定した接続品質を得ることができ、低コスト
化、高集積配列密度化、量産化を向上することができ
る。
【0046】そして、上述したようにヘッド側電極の表
面粗度及び外部側電極の表面粗度のいずれに対しても異
方性導電膜に混入された導電粒子の平均粒径が大きい構
成とすることによって、異方性導電膜を用いたより安定
した接続品質を得ることができ、低コスト化、高集積配
列密度化、量産化を更に向上することができる。
【0047】次に、個別電極33及び外部側電極フィル
ム35の電極パターン46の抵抗値と異方性導電膜36
の抵抗値の関係について説明する。個別電極33のよう
な印刷電極は材料と印刷厚から決まるシート抵抗という
抵抗値が生じ、これは1〜1.5Ωが一般的である。こ
の場合、異方性導電膜36として混入されている金属粒
子52の抵抗値が個別電極33のシート抵抗値よりも高
いと、電気的接合部で発熱を生じるおそれがある。
【0048】そこで、この実施例では、異方性導電膜3
6として混入されている金属粒子52の擬圧縮時の抵抗
値が個別電極33のシート抵抗値以下のものを用いるこ
とによって、電気的接合部での発熱を抑制している。こ
れによって、電極接続部の信頼性が向上し、異方性導電
膜を用いた安定した接続品質を得ることができ、低コス
ト化、高集積配列密度化、量産化を向上することができ
る。
【0049】また同様に、異方性導電膜36として混入
された金属粒子52の抵抗値が外部側電極フィルム35
の電極パターン46の抵抗値以下のものを用いるように
している。これによって、電気的接合部での発熱を抑制
することができて、電極接続部の信頼性が向上し、異方
性導電膜を用いた安定した接続品質を得ることができ、
低コスト化、高集積配列密度化、量産化を向上すること
ができる。
【0050】なお、異方性導電膜に混入される粒子とし
ては、樹脂粒子表面に金属メッキを施したものから、粒
子全体が金属材料からなる金属粒子など種々のものがあ
るが、圧接後の抵抗値が低く、個別電極33や電極パタ
ーン46の抵抗値以下の抵抗値を得るためには金属粒子
を用いるものが好ましい。
【0051】次に、外部側電極フィルム35の構造の詳
細について説明する。外部側電極フィルム35の構造に
ついては、前述した図7及び図8でも説明したとおり、
フィルム基材45に電極パターン46を成膜した2層構
造としているが、ヘッドの基板3の端面に外部側電極フ
ィルム35を張り付けるなどしてヘッド実装のコンパク
ト化を図る場合、外部側電極フィルム35を折り曲げる
必要がある。ところが、フィルム基材45と電極パター
ン46(銅箔)の一様なシート材であると、折り曲げの
際の曲げ位置のきっかけが出せないだけでなく、治具等
で曲げても腰の強さで容易に曲げることができなくな
る。
【0052】そこで、この実施例においては、外部側電
極フィルム35は、図18の要部拡大図に示すように、
フィルム基材45上に個別電極33に対応して電極パタ
ーン46を成膜した2層構造としつつ、少なくとも折り
曲げる部分ではフィルム基材45を除去して電極パター
ン46のみとした基材除去部47を設け、フィルム基材
45を先端側の接合部45aと基材除去部47から後方
側の連結部45bとに分けている。
【0053】これによって、外部側電極フィルム35は
基材除去部47でフィルム基材45の曲げ応力がないの
で、圧接後柔らかく90°の折り曲げが可能になり、ま
た曲げくせを付けたり、治具を用いることなく容易に曲
げることができるようになるので、図19に示すように
外部側電極フィルム35を折り曲げて基板3の端面にテ
ーピング等で容易に保持することができるようになる。
【0054】このように、外部側電極はフィルム基材に
導電性材料からなる電極パターンを成膜した2層以上の
構造をなすと共に、少なくとも折り曲げる部分ではフィ
ルム基材を除去している構成とすることによって、ヘッ
ド実装のコンパクト化を図ることができて、異方性導電
膜を用いてヘッド側電極と外部側電極とを接続する場合
の低コスト化、高集積密度配列化、量産化を向上するこ
とができる。
【0055】また、ヘッド側電極である外部電極33に
外部側電極フィルム35の先端部を重ね合わせる際に、
外部側電極フィルム35を構成しているポリイミド系フ
ィルムからなるフィルム基材45は茶褐色或いは濃い黄
色であるために、フィルム基材45を通して下の個別電
極33を見ることができず、個別電極33と外部側電極
フィルム35の電極パターン46との位置合わせが難し
い。
【0056】そこで、この実施例では、図18に示すよ
うに外部側電極フィルム35のうちの先端側の接合部4
5aの幅(長手方向の長さ)をL1とし、個別電極33
と電極パターン46との接合領域の幅をLとしたとき
に、L1<Lとなるように基材除去部47を形成する。
これによって、(L−L1)=Laの部分では外部側電
極フィルム35の上から基板3のスリット溝26を目視
することが可能になり、このLaの部分で電極パターン
46と個別電極33との位置合わせを行うことができる
ようになる。例えば、L=1.5mm、L1=1.0m
mとすると、(1.5−1.0)=0.5mmの領域部
分で目視することが可能になり、この程度で十分に高精
度の組立てを行うことができる。
【0057】このように、外部側電極の内のヘッド側電
極に圧接する部分ではフィルム基材領域を圧接領域より
も小さくしたことによって、ヘッド側電極と外部側電極
との位置合わせを高精度に行うことができて、異方性導
電膜を用いてヘッド側電極と外部側電極とを接続する場
合の低コスト化、高集積密度配列化、量産化を向上する
ことができる。
【0058】さらに、外部側電極フィルム35の電極パ
ターン46は数十μmの微細パターンであって、この微
細パターンがヘッド側電極に異方性導電膜を介して接続
される。ここで、ヘッド側電極を固定し外部側電極を9
0゜或いは180゜で引張るピーリングテストを行った
場合、最初は両端部のいずれかのパターンに力が加わ
り、この両端部のいずれかのパターンがヘッド側電極か
らの剥離か或いはパターン自体の材料破壊以下で耐える
ことになるが、これを超過したときには力が加わってい
る端部のパターンから破壊が始まって一挙にすべてのパ
ターンに拡大することになる。
【0059】そこで、この実施例では、図20に示すよ
うに外部側電極フィルム35を平面的に見た場合に最も
外側に位置する2つの電極パターン46(これを「パタ
ーン46a」とする。)とそれ以外の電極パターン46
(これを「パターン46b」とする。)との幅の関係に
ついて、パターン46aの幅をパターン46bの幅の約
5〜6倍以上にして、パターンの材料破壊点を高くする
と共に接合領域を広くするようにしている。ここでは、
パターン46aの幅を1mmとし、パターン46bの幅
を60μmとしている。
【0060】このようにヘッド側電極と外部側電極を異
方性導電膜で接続する場合に、外部側電極はフィルム基
材に導電性材料からなる電極パターンを成膜した2層以
上の構造をなすと共に、電極パターンを構成する複数の
パターンの内の両端のパターンの幅を他のパターンの幅
の5倍以上にした構成とすることによって、外部側電極
の破損を防止することができて、低コスト化、高集積密
度配列化、量産化を向上することができる。
【0061】次に、インクジェットヘッドの基板3に形
成するスリット溝26について説明する。図21に示す
ようにスリット溝26の幅Wは、異方性導電膜36に混
入した金属粒子52の粒径よりも大きくしている。それ
によって、外部側電極フィルム35の電極パターン46
と個別電極33とを圧接したときに、異方性導電膜36
の各パターンの金属粒子52がスリット溝26を閉塞し
て相互に接触し、2つの個別電極33,33間をブリッ
ジして2つの電極間が電気的にショートすることを防止
できたり、熱硬化性バインダー51が電極の長手方向に
広がって接合強度が低下することを防止できる。ここで
は、金属粒子の粒径を3〜4μmとし、溝幅Wを40μ
mとした。なお、溝幅はスリット加工に用いるダイシン
グソーやワイヤソーの厚さで規定することができる。
【0062】このように、ヘッド側電極は絶縁基板に形
成した電極パターンをこの基板に形成したスリット溝に
て分割してなり、このスリット溝の幅が異方性導電膜に
混入された導電粒子の粒径以上である構成としたことに
よって、電極を異方性導電膜を介して圧接した後に導電
粒子によって2つのヘッド電極間がブリッジされて電気
的にショートすることを防止できるとともに接合強度を
確保することができ、電極接続の信頼性が向上し、低コ
スト化、甲集積密度配列化、量産化を向上することがで
きる。
【0063】また、スリット溝26の深さDは、異方性
導電膜36に混入した金属粒子52の粒径よりも大きく
している。それによって、スリット溝26の深さDがス
リット溝26の深さよりも浅い場合に発生する、金属粒
子52によってスリット溝26が埋まってしまって、熱
硬化性バインダー51が十分に流れ込まず、接合強度が
低下したり、圧接後に金属粒子52が溝26に埋まって
2つの個別電極33,33間が電気的にショートするこ
とを防止できる。ここでは、金属粒子52の平均粒径を
3〜4μmとし、スリット溝26の深さDを50μmと
した。
【0064】このように、ヘッド側電極は絶縁基板に形
成した電極パターンをこの基板に形成したスリット溝に
て分割してなり、このスリット溝の深さが異方性導電膜
に混入された導電粒子の粒径以上である構成としたこと
によって、電極を異方性導電膜を介して圧接した後に導
電粒子によって2つのヘッド電極間がブリッジされて電
気的にショートすることを防止できるとともに接合強度
を確保することができ、電極接続の信頼性が向上し、低
コスト化、甲集積密度配列化、量産化を向上することが
できる。
【0065】なお、上記実施例では、アクチュエータ素
子として圧電素子を用いたインクジェットヘッドで説明
しているが、アクチュエータ素子はこれに限るものでな
く発熱抵抗体等のその他のアクチュエータ素子を使用す
るインクジェットヘッドにも本発明は同様に適用するこ
とができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のインク
ジェット記録装置によれば、ヘッド側電極と外部側電極
とを異方性導電膜を介して接続する場合に、ヘッド側電
極の表面粗度に対して異方性導電膜に混入された導電粒
子の平均粒径が大きいので、安定した接続品質を得るこ
とができて、低コスト化、高集積密度配列化、量産化を
向上することができる。
【0067】請求項2のインクジェット記録装置によれ
ば、ヘッド側電極と外部側電極とを異方性導電膜を介し
て接続する場合に、外部側電極の表面粗度に対して異方
性導電膜に混入された導電粒子の平均粒径が大きいの
で、安定した接続品質を得ることができて、低コスト
化、高集積密度配列化、量産化を向上することができ
る。
【0068】請求項3のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項1又は2のインクジェット記録装置にお
いて、異方性導電膜に混入された導電粒子の平均粒径が
圧接後の状態で3μm以上である構成としたので、安定
した接続品質を得ることができて、低コスト化、高集積
密度配列化、量産化を向上することができる。
【0069】請求項4のインクジェット記録装置によれ
ば、ヘッド側電極と外部側電極とを異方性導電膜を介し
て接続する場合に、異方性導電膜に混入された導電粒子
の抵抗値がヘッド側電極を形成する電極パターンのシー
ト抵抗値以下であるので、電極接続の信頼性が高くな
り、低コスト化、高集積密度配列化、量産化を向上する
ことができる。
【0070】請求項5のインクジェット記録装置によれ
ば、ヘッド側電極と外部側電極とを異方性導電膜を介し
て接続する場合に、異方性導電膜に混入された導電粒子
の抵抗値が外部側電極を形成する電極パターンの導体抵
抗値以下である構成としたので、電極接続の信頼性が高
くなり、低コスト化、高集積密度配列化、量産化を向上
することができる。
【0071】請求項6のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項4又は5のインクジェット記録装置にお
いて、異方性導電膜に混入された導電粒子が金属粒子で
あり、この金属粒子は圧接後の抵抗値が0.5Ω以下で
ある構成としたので、電極接続の信頼性が高くなり、低
コスト化、高集積密度配列化、量産化を向上することが
できる。
【0072】請求項7のインクジェット記録装置によれ
ば、外部側電極はフィルム基材に導電性材料からなる電
極パターンを成膜した2層以上の構造をなすと共に、少
なくとも折り曲げる部分ではフィルム基材を除去してい
る構成としたので、外部側電極の折り曲げが容易になっ
て、ヘッド実装のコンパクト化を図れ、低コスト化、高
集積密度配列化、量産化を向上することができる。
【0073】請求項8のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項7のインクジェット記録装置において、
外部側電極の内のヘッド側電極に圧接する部分ではフィ
ルム基材領域を圧接領域よりも小さくしたので、ヘッド
側電極と外部側電極の位置合わせを高精度にかつ容易に
行うことができて、低コスト化、高集積密度配列化、量
産化を向上することができる。
【0074】請求項9のインクジェット記録装置によれ
ば、外部側電極はフィルム基材に導電性材料からなる電
極パターンを成膜した2層以上の構造をなすと共に、電
極パターンを構成する複数のパターンの内の両端のパタ
ーンの幅を他のパターンの幅の5倍以上にした構成とし
たので、電極パターンの外部応力による破損を防止する
ことができ、低コスト化、高集積密度配列化、量産化を
向上することができる。
【0075】請求項10のインクジェット記録装置によ
れば、ヘッド側電極は絶縁基板に形成した電極パターン
をこの基板に形成したスリット溝にて分割してなり、こ
のスリット溝の幅が異方性導電膜に混入された導電粒子
の粒径以上である構成としたので、個別電極間のショー
トを防止でき、低コスト化、高集積密度配列化、量産化
を向上することができる。
【0076】請求項11のインクジェット記録装置によ
れば、ヘッド側電極は絶縁基板に形成した電極パターン
をこの基板に形成したスリット溝にて分割してなり、こ
のスリット溝の深さが異方性導電膜に混入された導電粒
子の粒径以上である構成としたので、個別電極間のショ
ートを防止でき、低コスト化、高集積密度配列化、量産
化を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェットヘッドの外観
斜視図
【図2】同インクジェットヘッドの分解斜視図
【図3】図1のA−A線に沿う要部拡大断面図
【図4】図1のB−B線に沿う要部拡大断面図
【図5】アクチュエータユニットの加工組付け工程の説
明に供する斜視図
【図6】アクチュエータユニットの加工組付け工程の説
明に供する斜視図
【図7】電極接続部分の要部拡大図
【図8】図7の側面図
【図9】異方性導電膜の模式的説明図
【図10】ヘッド側電極と外部側電極の接続工程の説明
に供する斜視図
【図11】ヘッド側電極と外部側電極の接続工程の説明
に供する斜視図
【図12】異方性導電膜の導電粒子の接触状態示す電子
顕微鏡写真
【図13】電極の表面粗度の説明に供する説明線図
【図14】印刷電極の表面粗度の説明に供する説明線図
【図15】印刷電極の表面の電子顕微鏡写真
【図16】ヘッド側電極の表面粗度と導電粒子の粒径の
説明に供する説明図
【図17】外部側電極の表面の電子顕微鏡写真
【図18】図7の要部拡大説明図
【図19】外部側電極を折り曲げた状態の説明図
【図20】外部側電極の平面説明図
【図21】スリット溝と導電粒子の粒径の説明に供する
説明図
【符号の説明】
1…アクチュエータユニット、2…液室ユニット、7…
駆動部、12…振動板、13…第1感光性樹脂層、14
…第2感光性樹脂層、15…第3感光性樹脂層、16…
ノズル、17…ノズルプレート、18…加圧液室、19
…共通液室、20…インク供給路、25…溝、26…ス
リット溝、32…共通電極、33…個別電極、35…外
部側電極フィルム、36…異方性導電膜、45…フィル
ム基材、46…電極パターン、47…基材除去部、52
…金属粒子。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノズルと、各ノズルが連通する複
    数の加圧液室と、各加圧液室を加圧する複数のアクチュ
    エータ素子とを有するインクジェットヘッドを備え、前
    記アクチュエータ素子に接続したヘッド側電極と、前記
    複数のアクチュエータ素子を駆動する駆動手段に接続し
    た外部側電極とを異方性導電膜を介して接続したインク
    ジェット記録装置において、前記ヘッド側電極の表面粗
    度に対して前記異方性導電膜に混入された導電粒子の平
    均粒径が大きいことを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  2. 【請求項2】 複数のノズルと、各ノズルが連通する複
    数の加圧液室と、各加圧液室を加圧する複数のアクチュ
    エータ素子とを有するインクジェットヘッドを備え、前
    記アクチュエータ素子に接続したヘッド側電極と、前記
    複数のアクチュエータ素子を駆動する駆動手段に接続し
    た外部側電極とを異方性導電膜を介して接続したインク
    ジェット記録装置において、前記外部側電極の表面粗度
    に対して前記異方性導電膜に混入された導電粒子の平均
    粒径が大きいことを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のインクジェット
    記録装置において、前記異方性導電膜に混入された導電
    粒子の平均粒径が圧接後の状態で3μm以上であること
    を特徴とするインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 複数のノズルと、各ノズルが連通する複
    数の加圧液室と、各加圧液室を加圧する複数のアクチュ
    エータ素子とを有するインクジェットヘッドを備え、前
    記アクチュエータ素子に接続したヘッド側電極と、前記
    複数のアクチュエータ素子を駆動する駆動手段に接続し
    た外部側電極とを異方性導電膜を介して接続したインク
    ジェット記録装置において、前記異方性導電膜に混入さ
    れた導電粒子の抵抗値が前記ヘッド側電極を形成する電
    極パターンのシート抵抗値以下であることを特徴とする
    インクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 複数のノズルと、各ノズルが連通する複
    数の加圧液室と、各加圧液室を加圧する複数のアクチュ
    エータ素子とを有するインクジェットヘッドを備え、前
    記アクチュエータ素子に接続したヘッド側電極と、前記
    複数のアクチュエータ素子を駆動する駆動手段に接続し
    た外部側電極とを異方性導電膜を介して接続したインク
    ジェット記録装置において、前記異方性導電膜に混入さ
    れた導電粒子の抵抗値が前記外部側電極を形成する電極
    パターンの導体抵抗値以下であることを特徴とするイン
    クジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5に記載のインクジェット
    記録装置において、前記異方性導電膜に混入された導電
    粒子が金属粒子であり、この金属粒子は圧接後の抵抗値
    が0.5Ω以下であることを特徴とするインクジェット
    記録装置。
  7. 【請求項7】 複数のノズルと、各ノズルが連通する複
    数の加圧液室と、各加圧液室を加圧する複数のアクチュ
    エータ素子とを有するインクジェットヘッドを備え、前
    記アクチュエータ素子に接続したヘッド側電極と、前記
    複数のアクチュエータ素子を駆動する駆動手段に接続し
    た外部側電極とを接続したインクジェット記録装置にお
    いて、前記外部側電極はフィルム基材に導電性材料から
    なる電極パターンを成膜した2層以上の構造をなすと共
    に、少なくとも折り曲げる部分では前記フィルム基材を
    除去していることを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のインクジェット記録装
    置において、前記外部側電極の内の前記ヘッド側電極に
    圧接する部分では前記フィルム基材領域を圧接領域より
    も小さくしたことを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  9. 【請求項9】 複数のノズルと、各ノズルが連通する複
    数の加圧液室と、各加圧液室を加圧する複数のアクチュ
    エータ素子とを有するインクジェットヘッドを備え、前
    記アクチュエータ素子に接続したヘッド側電極と、前記
    複数のアクチュエータ素子を駆動する駆動手段に接続し
    た外部側電極とを接続したインクジェット記録装置にお
    いて、前記外部側電極はフィルム基材に導電性材料から
    なる電極パターンを成膜した2層以上の構造をなすと共
    に、前記電極パターンを構成する複数のパターンの内の
    両端のパターンの幅を他のパターンの幅の5倍以上にし
    たことを特徴とするインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 複数のノズルと、各ノズルが連通する
    複数の加圧液室と、各加圧液室を加圧する複数のアクチ
    ュエータ素子とを有するインクジェットヘッドを備え、
    前記アクチュエータ素子に接続したヘッド側電極と、前
    記複数のアクチュエータ素子を駆動する駆動手段に接続
    した外部側電極とを異方性導電膜を介して接続したイン
    クジェット記録装置において、前記ヘッド側電極は絶縁
    基板に形成した電極パターンをこの基板に形成したスリ
    ット溝にて分割してなり、このスリット溝の幅が前記異
    方性導電膜に混入された導電粒子の粒径以上であること
    を特徴とするインクジェット記録装置。
  11. 【請求項11】 複数のノズルと、各ノズルが連通する
    複数の加圧液室と、各加圧液室を加圧する複数のアクチ
    ュエータ素子とを有するインクジェットヘッドを備え、
    前記アクチュエータ素子に接続したヘッド側電極と、前
    記複数のアクチュエータ素子を駆動する駆動手段に接続
    した外部側電極とを異方性導電膜を介して接続したイン
    クジェット記録装置において、前記ヘッド側電極は絶縁
    基板に形成した電極パターンをこの基板に形成したスリ
    ット溝にて分割してなり、このスリット溝の深さが前記
    異方性導電膜に混入された導電粒子の粒径以上であるこ
    とを特徴とするインクジェット記録装置。
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