JP4052296B2 - 液体移送装置の製造方法 - Google Patents
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Description
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、圧電セラミックス層の位置精度を高めることの可能な液体移送装置の製造方法を提供することを目的とする。
請求項11の発明は、請求項1から請求項10のいずれかに記載のものにおいて、前記分断工程は、前記グリーンシートを複数のシート片と不使用部とに分割することを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項1から請求項11のいずれかに記載のものにおいて、前記分断工程は、前記グリーンシートに対しレーザ光線を照射して行うことを特徴とする。
治具基板に位置決め部を設けたことによって、圧電セラミックス層の焼成時の収縮による位置ずれを防止することができる。従って、各圧電セラミックス層を撓みシート上に接着したときの位置精度が高められる。
接着工程では、撓みシートの表面における圧電セラミックス層の配置パターンに対応した部分のみに接着剤を塗布し、その撓みシートを焼成後の圧電セラミックス層に押し付けて行うことにより、治具基板上の圧電セラミックス層のうち、配置パターンに対応した部分のみを選択的に撓みシート側へ転写させることができる。
接着工程では、焼成後の圧電セラミックス層の全面に接着剤を塗布した後、撓みシートを圧電セラミックス層の接着剤塗布面に押し付けるようにすることで、接着剤をパターン状に塗布する必要がない分、接着工程を簡易に行うことができる。
圧電セラミックス層は収縮のときに位置決め部から離れた部分ほど位置ずれする量が大きくなるが、本構成では、位置決め部が圧電セラミックス層の中央または重心に対応する位置に設けられているため、位置決め部を端寄りに設けた場合に比べて、圧電セラミックス層全体の位置ずれ量を小さくできる。
位置決め突起の先端または位置決め凹部の底隅部を面取り形状としたことで、圧電セラミックス層が収縮したとき等にその位置決め突起または凹部の周辺部分に割れ等が生じることが防止される。
位置決め突起または位置決め凹部の周面が先細り状またはすり鉢状のテーパ形状をなしていることで、撓みシートに接着した圧電セラミックス層を治具基板から剥離させる場合に、位置決め突起または位置決め凹部を圧電セラミックス層から円滑に離脱させることができる。
位置決め部が治具基板面に垂直な軸を中心とした回転体形状をなしていることで、圧電セラミックス層が収縮したとき等にその位置決め部の周辺部分に割れ等が生じることが防止される。
請求項9の発明によれば、第1の電極層上に異方性導電層を設け、圧電セラミックス層をこの異方性導電層を押し潰しつつ固着する。このとき、異方性導電層において圧電セラミックス層と第1の電極層とに挟まれた領域では、圧縮されて導通が確保される。一方、圧電セラミックス層が固着されていない領域では、圧縮されていないために絶縁性が維持されているから、第1の電極層と第2の電極層との間の短絡が防止される。
請求項10の発明によれば、第1の電極層を前記圧力室に対応する領域に形成する個別電極とし、第2の電極層を複数の前記圧力室に対応する領域に渡って形成する共通電極とする。ここで、個別電極は複数の圧力室に対応する複数の領域に個別に形成されるとともに、各個別電極ごとに駆動回路と連絡する配線部の引き回しが必要となるので、複雑なパターンを有する。したがって、圧電セラミックス層を積層する前の平板な撓みシート面に形成される第一の電極層の方を個別電極とする方が、作業性および接続信頼性に優れる。
本発明の第1実施形態について図1から図7を参照して説明する。本実施形態の液体移送装置10は、インクジェットプリンタ(図示せず)のインクジェットヘッドとして用いられるものであり、図1は、液体移送装置10を圧力室12の長手方向と平行に切断した断面図、図2は、液体移送装置10の一部破断平面図、図3は、液体移送装置10を圧力室12の配列方向と平行に切断した断面図である。
流路ユニット13は、ノズルプレート16、マニホールドプレート17、流路プレート18、圧力室プレート19を積層して構成されており、これらの各プレート16,17,18,19は、互いにエポキシ系の熱硬化性の接着剤にて接合されている。
圧電セラミックス層27の形成には、図4(a)に示すように、アルミナ等の耐熱材料よりなる治具基板30が用いられる。この治具基板30の上面には、複数の位置決め突起31(本発明の「位置決め部」に相当)が突出して設けられている。この位置決め突起31は、後述するように、治具基板30上に形成される圧電セラミックスの各シート片32a(後の圧電セラミックス層27)に対して一個ずつ設けられている。各位置決め突起31は、円柱状をなしており、言い換えれば、治具基板30面に垂直な軸を中心とした回転体形状となっている。
まず、この治具基板30上に、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等のセラミック粉末をバインダ樹脂に混合分散させたスラリー溶液を塗布して、グリーンシート32を表面が平坦になるように形成する(グリーンシート積層工程、図4(a)参照)。このとき、グリーンシート32には、位置決め突起31に対応した凹部29が形成される。
なお、上記の接着工程において、圧力室12に対応した焼成後のシート片32a上に接着剤34を転写により塗布したが、直接塗布しても良い。
この変形例によれば、第1実施形態と同様の作用効果に加え、前述の剥離工程を行う場合に、撓みシート26に接着された圧電セラミックス層27の凹部37から位置決め突起36を円滑に離脱させることができる。
また、図9(b)に示した位置決め突起42は、平断面が圧電セラミックス層27の長さ方向と同じ方向に細長く、かつ丸みを帯びた形状となっている。圧電セラミックス層27には、この位置決め突起42に対応した凹部43が形成されている。
次に、本発明の第2実施形態を図10によって説明する。なお、以下の説明において、第1実施形態と同様の構成には、同一の符号を付して説明を省略する。
治具基板30の上面には、複数の位置決め凹部45(本発明の「位置決め部」に相当)が窪んで設けられている。この位置決め凹部45は、治具基板30上に形成される各圧電セラミックス層27(シート片32a)に対して一個ずつ設けられており、かつそれぞれ各圧電セラミックス層27の中央に対応する位置に配設されている。また、位置決め凹部45は、平断面が半径一定の円形であり、即ち治具基板30に垂直な軸を中心とした回転体形状となっている。圧電セラミックス層27には、この位置決め凹部45に対応した円柱状の突起46が形成される。
この実施形態によれば、治具基板30を窪ませた位置決め凹部45を設けたことによって、圧電セラミックス層27(シート片32a)の焼成時の収縮による位置ずれを防止することができる。従って、各圧電セラミックス層27を撓みシート26上に接着したときの位置精度が高められる。
さらに、図10(c)は、第2実施形態の別の変形例であり、この位置決め凹部49は、開口側が半径が一定の断面円形をなし、底面が半球状をなしている。即ち、この位置決め凹部49は、底隅部が面取り形状をなし、また治具基板30に垂直な軸を中心とした回転体形状である。また、圧電セラミックス層27には、位置決め凹部49に対応した突起50が形成される。
なお、第2実施形態において、位置決め凹部45の断面形状を例えば正方形、長方形、楕円形等にしても良い。
次に、本発明の第3実施形態を図11(a)(b)によって説明する。なお、以下の説明において、第1実施形態と同様の構成には、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の位置決め部51は、半径一定の断面円形に窪んだ位置決め凹部51aと、その外周部に位置決め凹部51aと同軸の円筒状に突出した位置決め突起51bとから構成されており、やはり治具基板30に垂直な軸を中心とした回転体形状である。圧電セラミックス層27には、この位置決め部51に凹凸部52が形成される。本実施形態によっても第1実施形態とほぼ同様の効果を得ることができる。
なお、本実施形態において位置決め部51の平面視形状は同心円状をなしているが、これを例えば正方形状、長方形状、楕円形状等にしても良い。また、位置決め部51の上面・底面は平坦であるが、曲面にしても良い。
次に、本発明の第4実施形態を図12(a)(b)によって説明する。なお、以下の説明において、第1実施形態と同様の構成には、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の位置決め部54は、治具基板30上に突出する円錐状の位置決め突起54aと、その外周に位置決め突起54aと同軸の円形に窪んだ位置決め凹部54bと、さらにその外周に位置決め突起54aと同軸の円形に突出した位置決め突起54cとから構成されている。この位置決め部54は、その周面が先細り状またはすり鉢状のテーパ形状をなし、また治具基板30に垂直な軸を中心とした回転体形状である。また圧電セラミックス層27には、この位置決め部54に対応した凹凸部55が形成される。本実施形態によっても第1実施形態と概ね同様の効果が得られる。
なお、本実施形態において位置決め部54の平面視形状は同心円状をなしているが、これを例えば正方形状、長方形状、楕円形状等にしても良い。また、位置決め部54の上面・底面の角部を面取り形状としても良い。
次に、本発明の第5実施形態を図13〜図16によって説明する。
本実施形態の液体移送装置60は、第1実施形態と同様に、インクジェットプリンタ(図示せず)のインクジェットヘッドとして用いられるものである。図13は、液体移送装置60を圧力室12の長手方向と平行に切断した断面図、図14は、液体移送装置60を圧力室12の配列方向と平行に切断した断面図、図15は、図14における円R内の拡大図、図16は、撓みシート62上に下部電極63を形成した様子を示す上面図である。なお、以下の説明において、第1実施形態と同様の構成には、同一の符号を付して説明を省略する。
同時に、ノズルプレート16、マニホールドプレート17、流路プレート18、圧力室プレート19及び撓みシート62を互いに位置合わせした状態で積層し接着する。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(2)上記各実施形態の位置決め部は、いずれも圧電セラミックス層の中央に対応する位置に一個のみ設けられているが、本発明によれば、位置決め部を圧電セラミックス層の中央以外の位置(端寄り位置など)に設けても良く、また位置決め部を一つの圧電セラミックス層に対し複数個設けるようにしても良い。
(3)上記実施形態では、撓みシートとして、導電性の金属材料もしくはポリイミド等の樹脂を用いたものを示したが、本発明によれば、アルミナ等のセラミックスを用いても良い。なおこの場合には、第5実施形態と同様に、そのセラミックスの表面に下部電極に相当する部位を別途設けることになる。
(4)第5実施形態では、下部電極63を各圧力室に対応した位置に形成される個別電極、上部電極65を全面に形成される共通電極としたが、これとは逆に下部電極(第1の電極層)を共通電極、上部電極(第2の電極層)を個別電極としても構わない。
(5)第5実施形態では、撓みシート62を非導電性の樹脂にて形成していたが、本発明によれば、ステンレス鋼などの金属材料のシートの一面にアルミナなどの非導電材料(絶縁性材料)の薄膜をエアロゾルデポジション法、スパッタ法などで形成することで撓みシートを形成しても良いし、シリコン材料からなる薄板の一面に非導電性(絶縁性)を有する酸化膜を形成することで撓みシートを形成しても良い。これらの場合、非導電性の膜が形成された面とは反対側の面が圧力室プレートの上面と接合される。
(6)第5実施形態では、下部電極63が形成された撓みシート62の全面にわたって異方性導電層64を設けているが、本発明によれば、下部電極63と重なる領域に限って異方性導電層を形成しても良い。この場合、配線部63Aと上部電極65との間には絶縁層を形成することが望ましい。
11…インク(液体)
12…圧力室
14、61…アクチュエータプレート
24…開孔
26、62…撓みシート
27…圧電セラミックス層
30…治具基板
31,36,38,40,42,51b,54a,54c…位置決め突起(位置決め部)
32…グリーンシート
32a…シート片(圧電セラミックス層)
34…接着剤
45,47,49,51a,54b…位置決め凹部(位置決め部)
51,54…位置決め部
63…下部電極(第1の電極層)
64…異方性導電層
65…上部電極(第2の電極層)
Claims (12)
- 液体が収容される複数の圧力室を閉じるようにアクチュエータプレートが配され、そのアクチュエータプレートが、撓みシートと、前記各圧力室に対応して設けられた圧電セラミックス層とを備えてなるものであって、前記アクチュエータプレートの所要の圧電セラミックス層に電界を印加して前記アクチュエータプレートを局部的に撓み変形させることによって前記液体を前記圧力室に連なる開孔から移送させる液体移送装置の製造方法であって、
前記各圧力室に対応する位置に凹形状または凸形状の少なくとも一方を備える位置決め部が設けられた治具基板上に前記圧電セラミックス層を形成するためのグリーンシートを積層するグリーンシート積層工程と、
前記グリーンシートを分断して前記治具基板上に前記各圧力室に対応する複数のシート片を形成する分断工程と、
前記分断工程にて形成された前記複数のシート片をそれぞれ前記位置決め部により前記治具基板に位置決めされた状態で焼成して複数の前記圧電セラミックス層を形成する焼成工程と、
前記位置決め部により前記治具基板上で位置決め状態にある前記複数の圧電セラミックス層を、前記撓みシートに対して固着する接着工程とを備えたことを特徴とする液体移送装置の製造方法。 - 前記接着工程は、前記撓みシートの表面における前記圧電セラミックス層の配置パターンに対応した部分のみに接着剤を塗布し、その撓みシートを焼成後の前記圧電セラミックス層に押し付けて行うことを特徴とする請求項1に記載の液体移送装置の製造方法。
- 前記接着工程は、焼成後の前記圧電セラミックス層全面に接着剤を塗布し、前記撓みシートを前記圧電セラミックス層の接着剤塗布面に押し付けて行うことを特徴とする請求項1に記載の液体移送装置の製造方法。
- 前記位置決め部は、前記各圧電セラミックス層の中央または重心に対応する位置に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の液体移送装置の製造方法。
- 前記位置決め部は、前記治具基板から突出した位置決め突起または前記治具基板を窪ませた位置決め凹部であり、前記位置決め突起の先端または前記位置決め凹部の底偶部が面取り形状をなしていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の液体移送装置の製造方法。
- 前記位置決め部は、前記治具基板から突出した位置決め突起または前記治具基板を窪ませた位置決め凹部であり、前記位置決め突起または前記位置決め凹部の周面が先細り状またはすり鉢状のテーパ形状をなしていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の液体移送装置の製造方法。
- 前記位置決め部は、前記治具基板面に垂直な軸を中心とした回転体形状をなしていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の液体移送装置の製造方法。
- 液体が収容される複数の圧力室を閉じるようにアクチュエータプレートが配され、そのアクチュエータプレートが、少なくとも前記圧力室と反対側の面が非導電性の材料からなる撓みシートと、前記各圧力室に対応して設けられた圧電セラミックス層とを備えてなるものであって、前記アクチュエータプレートの所要の圧電セラミックス層に電界を印加して前記アクチュエータプレートを局部的に撓み変形させることによって前記液体を前記圧力室に連なる開孔から移送させる液体移送装置の製造方法であって、
前記各圧力室に対応する位置に凹部または凸部の少なくとも一方を備えた位置決め部が設けられた治具基板上に前記圧電セラミックス層を形成するためのグリーンシートを積層するグリーンシート積層工程と、
前記グリーンシートを分断して前記治具基板上に前記各圧力室に対応する複数のシート片を形成する分断工程と、
前記分断工程にて形成された前記複数のシート片をそれぞれ前記位置決め部により前記治具基板に位置決めされた状態で焼成して複数の前記圧電セラミックス層を形成する焼成工程と、
前記撓みシート上に第1の電極層を形成する第1の電極形成工程と、
前記位置決め部により前記治具基板上で位置決め状態にある前記複数の圧電セラミックス層を、前記第1の電極層に対して固着する接着工程と、
前記圧電セラミックス上に前記第1の電極層と対となる第2の電極層を形成する第2の電極形成工程と、を備えたことを特徴とする液体移送装置の製造方法。 - 前記第1の電極形成工程と前記接着工程との間に、前記撓みシートの前記第1の電極層が形成された面に複数の前記圧力室にまたがって異方性導電層を形成する異方性導電層形成工程をさらに含むとともに、
前記接着工程において、前記圧電セラミックス層を、前記異方性導電層を押し潰しつつ固着することを特徴とする請求項8に記載の液体移送装置の製造方法。 - 前記第1の電極形成工程において、前記第1の電極層を前記圧力室に対応する領域に形成し、前記第2の電極形成工程において、前記第2の電極層を複数の前記圧力室に対応する領域に渡って形成することを特徴とする請求項8または請求項9に記載の液体移送装置の製造方法。
- 前記分断工程は、前記グリーンシートを複数のシート片と不使用部とに分割することを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の液体移送装置の製造方法。
- 前記分断工程は、前記グリーンシートに対しレーザ光線を照射して行うことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれかに記載の液体移送装置の製造方法。
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