JPH09300260A - 産業用ロボットのモータ負荷軽減方法 - Google Patents

産業用ロボットのモータ負荷軽減方法

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JPH09300260A
JPH09300260A JP12070596A JP12070596A JPH09300260A JP H09300260 A JPH09300260 A JP H09300260A JP 12070596 A JP12070596 A JP 12070596A JP 12070596 A JP12070596 A JP 12070596A JP H09300260 A JPH09300260 A JP H09300260A
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JP
Japan
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motor
load
stopped
brake
axis
Prior art date
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Pending
Application number
JP12070596A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Iwanaga
敏明 岩永
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Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的停止状態が多く、負荷トルクの大きい
ような動作パターンの場合に決定されるモータの容量を
小さくする。 【解決手段】 減速機付きモータで駆動される軸を有す
る産業用ロボットのモータ負荷軽減方法において、ある
軸が重力負荷の掛かった状態で規定時間以上停止してい
るかどうかを監視し、規定時間以上停止している場合、
サーボ状態を維持したままその軸を駆動するモータのブ
レーキを作動させ、その後、前記モータを負荷方向とは
逆方向に、前記ブレーキの制動力よりも大きなトルクで
微小回転させ、次の動作までブレーキを作動させた状態
を維持して、モータにかかる負荷を軽減させる産業用ロ
ボットのモータ負荷軽減方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業用ロボットの
モータ負荷軽減方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来においては、ロボットが教示された
複数点間を動作する場合、その各軸に付加された負荷の
方向とは無関係に停止していた。したがって、ロボット
のある軸にとって、教示点間の移動が負荷を持ち上げる
方向に動作してそのままの状態で停止することになるケ
ースは多い。図2はその例を示すものであり、1は第1
軸、2は第2軸、3は第3軸、Wは負荷を表している。
図2において、各軸が実線の状態から次の教示点である
一点鎖線の状態に動作する場合、第2軸2は負荷Wを持
ち上げる方向に動作し、そのままの状態で停止する。本
軸の駆動系が図3のようにサーボモータ4、減速機5お
よびある軸のアーム6より構成される場合には、サーボ
モータ4からアーム6へのトルク伝達は次のようにな
る。 TL=η・i・TM ∴TM=TL/(η・i) ・・・・式1 ここで、TM:モータ必要トルク η:減速機正効率(<1) 1/i:減速比 TL:アーム等の負荷トルク 一方、負荷Wからサーボモータ4へのトルク伝達は次の
ようになる。 TM=TL×η′×(1/i) ・・・・・式2 ここで、η′:減速機逆効率(<1)
【0003】前述のように、減速機5の正効率η(<
1)と逆効率η′(<1)が逆数となる関係のため、
(a)負荷を持ち上げる方向に動作して停止する場合
と、(b)負荷を保持しながら動作して停止する場合と
では、軸駆動用サーボモータ4に印加される負荷は、式
1、式2に示すように大きく変化してしまう。したがっ
て、(a)の場合は、サーボモータの電力消費が大きい
うえ、当然発熱量も多くなり、精度等にも悪影響を与え
ることとなる。一方、産業用ロボットの各軸を駆動する
モータの容量を決定する場合、 (1)加速時間を満足するように、モータを決定する。 (2)モータの負荷率(実効トルク)を満足するように
モータを決定する。 等の方法があり、通常は、(2)が満足できていれば
(1)も満足されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、特に(2)の
ような場合、ロボットが停止状態でも負荷を受けるよう
な動作パターンでは、いくらロボットは停止していても
モータの負荷率は上がるため、必然的にモータ容量も大
きくならざるを得ないという設定方法となっていた。本
発明が解決すべき課題は、比較的停止状態が多く、ま
た、負荷トルクの大きいような動作パターンの場合に決
定されるモータの容量を、前記(b)の、負荷を保持し
ながら動作して停止する場合が適用出来るようにして、
小さくすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、減速機付きモータで駆動される軸を有す
る産業用ロボットのモータ負荷軽減方法において、ある
軸が重力負荷の掛かった状態で規定時間以上停止してい
るかどうかを監視し、規定時間以上停止している場合、
サーボ状態を維持したままその軸を駆動するモータのブ
レーキを作動させ、その後、前記モータを負荷方向とは
逆方向に、前記ブレーキの制動力よりも大きなトルクで
微小回転させ、次の動作までブレーキを作動させた状態
を維持して、モータにかかる負荷を軽減させるものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、実施例を図1を
用いて説明する。まず、ステップ100において、動作
プログラムの動作ステップ間で、ある規定時間以上停止
している軸があるかどうかをソフトウエア側で監視す
る。規定時間停止しているような軸があれば、サーボO
Nの状態のまま、ブレーキを作動させる(ステップ11
0、120)。これによりモータは、停止状態でのトル
クが発生したままの状態で、ブレーキがかかっているこ
とになる。ここで、モータにかかっている負荷方向をモ
ータ電流の流れている方向を検知することにより判別し
(ステップ130)、それとは逆方向にモータを微小回
転させる(ステップ140)。軸に対して次の移動指令
があるまではその状態を保持し、移動指令があればブレ
ーキを解放して(ステップ150)、移動を行う(ステ
ップ160)。
【0007】前記のステップ140において、モータに
かかる負荷は、微小回転により、減速機の効率が逆効率
になるようにすることができ、これにより負荷を軽減で
きる。すなわち、停止状態でのモータに発生するトルク
は前記式1のようにTM=TL/(η・i)であり、図3
に示すブレーキ7をかけてもこの状態であるが、逆方向
に微小回転させることにより、前記式2のようにTM
L×η’/iとなり、逆効率η’で作用することによ
り、モータに発生するトルクは軽減される。
【0008】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、ある
時間以上停止している軸がある場合、その軸を駆動する
モータのブレーキを作動させ、その状態で軸を負荷方向
とは逆方向に微小回転させることにより、モータ負荷が
軽減され、これにより、従来では負荷率で選定していた
モータ容量を小さくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の方法の例を示すフローチャートであ
る。
【図2】 3軸のロボットにおける負荷の持ち上げ動作
の概略図である。
【図3】 サーボモータからアームへのトルク伝達の説
明図である。
【符号の説明】
1 第1軸、2 第2軸、3 第3軸、4 サーボモー
タ、5 減速機、6 アーム、7 ブレーキ、W 負荷

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 減速機付きモータで駆動される軸を有す
    る産業用ロボットのモータ負荷軽減方法において、ある
    軸が重力負荷の掛かった状態で規定時間以上停止してい
    るかどうかを監視し、規定時間以上停止している場合、
    サーボ状態を維持したままその軸を駆動するモータのブ
    レーキを作動させ、その後、前記モータを負荷方向とは
    逆方向に、前記ブレーキの制動力よりも大きなトルクで
    微小回転させ、次の動作までブレーキを作動させた状態
    を維持して、モータにかかる負荷を軽減させることを特
    徴とする産業用ロボットのモータ負荷軽減方法。
JP12070596A 1996-05-15 1996-05-15 産業用ロボットのモータ負荷軽減方法 Pending JPH09300260A (ja)

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