JP5286457B1 - ロボットアーム - Google Patents

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Abstract

一または複数の関節を備えるアーム(14)と、アーム(14)の有する関節の少なくとも一つに設けられ、当該関節によって連結される2つの部材の位置関係を静電付着によって固定するアーム固定部と、アーム固定部による静電付着をオンオフさせる制御を行う制御部とを備える。

Description

本開示は、家庭用サービスに用いられるロボットアームに関する。
近年、ロボットの開発が盛んに行われている。例えば、人間が立ち入ることができないような危険地域における作業用のロボットや、高齢者の介助、及び介護アシスト用のロボットなどは、非常に注目を浴びている。
近年の家屋ではバリアフリーの観点から屋内に手すりや移乗装置が設置されることがある。このような移乗装置は、ユーザーのトイレや浴室や寝室などでの立ち座りや移乗を補助できるが、その形状や取付位置を容易に変更できないため、ユーザーの行動が制限されがちである。このため、これまでに、高齢者が自立した生活をおくるために高齢者の立ち座りや移乗をアシストするロボットや装置が提案されている。
上記のようなロボットとして、対象物を移動させる、または対象物を持ち上げるような多関節のアームを有するロボットが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示されているような多関節のアームを有するロボットでは、アームにより対象物を持ち上げた状態でこの状態を保持するような場合、関節が動かないように固定する制御を行う。このとき、関節を固定するために、関節を駆動するモータに、モータを停止した状態で保持するための電圧を与える制御を行うことが一般的である。
特開2007−276063号公報 特表2009−540785号公報
しかしながら、モータの制御における消費電力は大きく、アームを有するロボットにおいて、アームが有する各関節をモータの制御により固定する方法は、消費電力が大きいことが課題である。
そこで本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであり、小さい消費電力で関節の固定が可能なアームを有し、かつユーザーの立ち座りをアシスト可能なロボットの提供を目的とする。
上述した課題を解決するために、本開示の一態様に係るロボットアームは、一または複数の関節を有するアームと、前記関節の少なくとも一つに設けられ、当該関節によって連結される2つの部材の位置関係を静電付着によって固定するアーム固定部と、前記アーム固定部による静電付着をオンオフさせる制御を行う制御部とを有することを特徴とする。
また、本開示の一態様に係るロボットアームの前記アーム固定部は、前記アームが有する関節によって連結される2つの部材どうしを静電付着させることで当該2つの部材の位置関係を固定することを特徴とする。
このように、アームが有する関節の固定に静電付着を用いることで、消費電力の小さいロボットアームが実現される。
また、本開示の一態様に係るロボットアームは、前記アームが有する関節のすべてが、前記アーム固定部を有することを特徴とする。
このように、アームが有する関節の全てを静電付着によって固定することで、ロボットアームをさらに低消費電力化することができる。
また、本開示の一態様に係るロボットアームは、さらに、前記アームと前記アームが有する関節によって連結される、一または複数の関節を有する対象物を把持するためのハンドと、前記ハンドが有する関節の少なくとも一つに設けられ、当該関節によって連結される2つの部材の位置関係を静電付着によって固定するハンド固定部とを有し、前記制御部はさらに、前記ハンド固定部による静電付着をオンオフさせる制御を行うことを特徴とする。
また、本開示の一態様に係るロボットアームの前記ハンド固定部は、前記ハンドが有する関節によって連結される2つの部材どうしを静電付着させることで当該2つの部材の位置関係を固定することを特徴とする。
このように、ハンドが有する関節の固定にも静電付着を用いることで、さらに消費電力の小さいロボットアームが実現される。
また、本開示の一態様に係るロボットアームは、さらに、前記アームと前記アームが有する関節によって連結されるベースを有することを特徴とする。
また、本開示の一態様に係るロボットアームは、さらに、前記ベースに取り付けられ、当該ロボットアームの外に置かれた構造物の面に静電付着することによって前記ベースを固定するベース固定部を有し、前記制御部はさらに、前記ベース固定部による静電付着をオンオフさせる制御を行うことを特徴とする。
また、本開示の一態様に係るロボットアームの前記ベースは、前記アームを収納する収納部を有することを特徴とする。
本開示によれば、小さい消費電力で関節の固定が可能なアームを有するロボットアームが実現される。
図1は、実施の形態に係るロボットアームを前面から見た図である。 図2は、実施の形態に係るロボットアームを後面から見た図である。 図3は、アーム固定部及びハンド固定部を表す図である。 図4は、アームを収納した状態のロボットアームを側面から見た図である。 図5は、アームを収納した状態のロボットアームを前面から見た図である。 図6は、アームを収納した状態のロボットアームを後面から見た図である。 図7は、実施の形態に係るロボットアームのシステム構成を表すブロック図である。 図8は、実施の形態に係るロボットアームの動作のフローチャートである。 図9は、実施の形態に係るロボットアームの動作を表す模式図である。 図10は、ロボットアームのアーム固定動作を表す模式図である。 図11は、ロボットアームの歩行アシスト動作を表す模式図である。 図12は、アームが有する関節が間接的に固定される場合の関節の構造を表す図である。 図13は、車輪の上下動作によるベース固定部の制御を表す図である。 図14は、車輪の上下動作によるベース固定部の制御を表す別の図である。 図15は、ベース固定部をベース側面に備えるロボットアームの例を表す図である。 図16は、脚部を備えるロボットアームの外観図である。
以下、本開示の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
まず、実施の形態に係るロボットアームについて図1及び図2を用いて説明する。
図1は、実施の形態に係るロボットアーム10を前面から見た図である。
図2は、実施の形態に係るロボットアーム10を後面から見た図である。
図3は、アーム固定部、及びハンド固定部を表す図である。
図1及び図2に示すように、ロボットアーム10は、走行面を自走するベース12と、アーム14と、対象物を把持するハンド16と、ベース固定部20とを備える。
なお、自走とは、ロボットアーム10が、ロボットアーム10以外の物体から補助されることなく移動することを意味する。自走には、有線又は無線によるユーザーの操作により、ロボットアーム10が移動することが含まれる。
また、図3に示されるように、アーム14の関節にはアーム固定部23bが設けられ、ハンド16の関節にはハンド固定部23cが設けられている。
本実施の形態に係るロボットアーム10は、主に家庭内(建物内)での使用を目的とした家庭用サービスロボットであり、前方に位置する対象物に対して作業を行う自走式のロボットである。なお、ロボットアーム10は、ユーザーのリモコン操作により動作する。
走行面を自走するベース12は、ロボットアーム10の胴体部分であり、家電や家具の隙間に収納可能なように、軽量、小型に設計されている。
ベース12の形状は、各面が台形もしくは長方形の6面体(略直方体)である。各面は平面であるが上側の面(アーム14が接続される側の面)のみ曲面である。ベース12の形状は、市販の家庭用掃除機に類似する。
ベース12の材質は、典型的には樹脂であるが、これに限定されない。例えば、軽量な金属であってもよい。また、後述するようにベース12内には、アーム14を折りたたんで収納することが可能であり、ベース12内にはアーム14及びハンド16を収納するための収納部12aが設けられている。収納部12aには、上腕開口部14hに前腕部14b及びハンド16が折りたたまれて収納される。
ベース12は、前面に撮像部12bと、測距部12cとを備える。
撮像部12bは、ロボットアーム10が自走する走行面を動画で撮影する。撮像部12bは、例えば、CMOSカメラである。また、撮像部12bは、撮影方向を変更することができる。したがって、撮像部12bは、ロボットアーム10の前方の画像も撮影することが可能である。なお、撮像部12bは、CCD(Charge Coupled Device)を用いたものでもよい。また、撮像部12bは、LED(Light Emitting Diode)などの発光装置を備えることで、ロボットアーム10の周囲が暗い場合も鮮明な画像を撮影できる。
測距部12cは、ロボットアーム10と、ロボットアーム10の前方に位置する対象物との距離を測定する。測距部12cは、例えば、超音波センサである。なお、測距部12cは赤外線レーザーを用いた変位センサ等であってもよい。また、ロボットアームが屋外での使用を主目的とするような場合には、測距部12cは、さらに、GPS(Global Positioning System)を備えるような構成であってもよい。
また、ベース12の下側には車輪18(右車輪18a及び左車輪18b)が設けられている。右車輪18aは、ベース12の右側面の下側に配置され、左車輪18bは、ベース12の左側面の下側に配置される。右車輪18a及び左車輪18bは同一径の円形状であり、右車輪18a及び左車輪18bの接地面には滑り止めのスリットが設けられている。右車輪18a及び左車輪18bの材質は、典型的には樹脂であるが、これに限定されない。
ロボットアーム10は、ベース12に内蔵される駆動部が車輪18を回転させることにより走行する。走行時は、ロボットアーム10は、図1に示されるようにベース12の第1関節が設けられている側が上側、ベース12の車輪18が設けられている側が下側のまま走行する。
このとき、ロボットアーム10は、ロボットアームの重心が安定するように車輪18を回転させて走行する。このため、ロボットアーム10は、2輪ではあるが、転倒することなく安定して走行することができる。
なお、図1及び図2の例では、ロボットアーム10は、右車輪18a及び左車輪18bの2つの車輪を備える構成であるが、3つ以上の車輪を備える構成であってもよい。
また、ロボットアーム10の走行手段は、車輪に限定されない。例えば、ロボットアーム10は走行用のキャタピラを備えてもよい。また、例えば、ロボットアーム10は、脚部を備え、歩行可能な構成であってもよい。
ベース12の上側に取り付けられたアーム14は、上腕部14aと、前腕部14bと、複数の関節部分(第1関節14c〜第5関節14g)とから構成される多関節のアームである。アーム14が有する関節には、ベース12とアーム14とを連結する関節、アーム14を構成する上腕部14aと、前腕部14bとを連結する関節、及びアーム14とハンド16とを連結する関節が含まれる。
また、アーム14の先端にはハンド16が接続される。ロボットアーム10は、前面に位置する対象物に対してアーム14及びハンド16を動かすことで作業を行う。
アーム14の前腕部14bの形状は、細長い6面体である。6面体の長手方向を上下方向とした場合、6面体を構成する4つの側面は、上底と下底の長さに対して高さが長い、略同一形状の台形である。6面体の長手方向を上下方向とした場合、6面体の上面と下面は、略長方形である。
アーム14の材質は典型的には樹脂であるが、これに限定されない。例えば、アーム14の材質は、軽量な金属であってもよい。なお、アーム14及びハンド16は、ベース12へ収納可能である。アーム14及びハンド16の収納については後述する。
上腕部14aの一端は、第1関節14cによりベース12と接続される。つまり、第一関節は、ベース12とアーム14とを連結する関節である。したがって、アーム14は、第1関節14cにより折り曲げ可能である。
上腕部14aの他端は、第2関節14dにより前腕部14bの一端と接続される。つまり、アーム14を構成する上腕部14aと前腕部14b連結する関節である。したがって、アーム14は、第2関節14dにより折り曲げ可能である。
なお、アーム14の可動範囲(折り曲げ可能な範囲)は図1で示されるロボットアーム10の前面方向に対しては広く、自在に折り曲げ可能である。一方、図2で示されるロボットアーム10の後面方向に対するアーム14の可動範囲は狭く、後面への折り曲げは制限される。
第3関節14e、第4関節14f、及び第5関節14gはアーム14とハンド16とを連結する関節である。
前腕部14bの他端には、第3関節14eが接続される。第3関節14eは、図1の矢印で示される方向に回転する。したがって、第3関節14eに接続されるハンド16は、回転可能であり、様々な方向から対象物を把持することができる。
以上述べたように、アーム14が有する関節には、ベース12とアーム14とを連結する関節(第1関節14c)、及びアーム14を構成する複数の腕部どうしを連結する関節(第2関節14d)、及び、アーム14とハンド16とを連結する関節(第3関節14e、第4関節14f、及び第5関節14g)が含まれる。
ハンド16は、アーム14に取り付けられ対象物を把持する部位である。ハンド16は、長指部16a及び短指部16bで構成される。
ハンド16には、第4関節14fを介して長指部16aが接続され、第5関節14gを介して短指部16bが接続される。したがって、長指部16aは、第4関節14fにより折り曲げ可能であり、短指部16bアーム14は、第5関節14gにより折り曲げ可能である。
したがって、長指部16a及び短指部16b(ハンド16)により、ロボットアーム10は、対象物を把持することができる。
なお、ハンド16は、後述する静電付着部、電磁石、又はポンプなどを用いて対象物を付着してもよい。すなわち、ハンド16は、対象物を把持できる構成であればよく、長指部16a及び短指部16bを備える構成に限定されない。
また、長指部16aは、関節(第6関節)を有し、当該関節部分で折り曲げ可能である。
上腕部14aは、上腕開口部14hを備える。上腕開口部14hは、アーム14が折りたたまれてベース12に収納される際に、前腕部14b、第3関節14e、第4関節14f、第5関節14g、及びハンド16の収納スペースとして機能する。
なお、ロボットアーム10は、アーム14を複数備えてもよい。
ベース固定部20は、ベース12の下側(底面)に取り付けられる。ベース固定部20の有する静電付着部は、ロボットアーム10の外に置かれた構造物の面に静電付着することによってベース12を固定する。構造物の面とは、例えば、フローリングの面や、後述する冷蔵庫の筐体面である。本実施の形態では、ロボットアーム10の後面の下側に取り付けられるが、ベース固定部20の位置はこれに限定されない。
ここで、ベース12の固定とは、ロボットアーム10の作業において、ベース12に力が加わるような場合に、ベース12の位置が安定して固定され、作業の妨げにならないことを意味する。例えば、ロボットアーム10がアーム14によって重量物を持ち上げ、ベース12の重心から離れた位置に荷重がかかるような場合に、アーム14によって重量物を持ち上げられるようにベースが安定して動かない(転倒しない)ことを意味する。また、静電付着とは、静電力を用いた2つの物体の機械的結合を意味し、静電吸着とほぼ同等の意味である。
ベース固定部20には、例えば、特許文献2(特表2009−540785号公報)に記載の静電付着装置が用いられる。特許文献2に記載の静電付着装置では、電圧印可をON/OFFするだけで静電付着によるベース12の固定/解除を切り替えることが可能である。なお、特許文献2に記載の静電付着装置は、構造物への付着面積が1cm2で約100g、付着面積が100cm2で約8kgの荷重を支えることができる。
このように、ベース12の固定に静電付着部を有するベース固定部20を用いることで、ベース12を静電力によって固定することが可能である。このようなベース固定部20の構成では、ベース12を固定する機構や、電磁石、ポンプ等を追加する必要がないため、ロボットアーム10の小型化、軽量化が可能である。
また、ベース固定部20は、当該ロボットアーム10が建物内で使用される場合には、構造物の面である、建物の床面、建物の壁面、又は建物内に設置された物品の表面に静電付着する。
ベース固定部20は、様々な構造物の材質に静電付着し、ロボットアーム10を固定することができる。また、例えば、ベース固定部20の構造物との付着面である静電付着部を、キャタピラ状にすることでベース固定部20は、凹凸を有する面に対してもベース12を固定することができる。すなわち、ベース固定部20により、ロボットアーム10は、場所に適したベース固定が可能である。
また、ベース固定部20は、ベース12から出没自在であり、ベース12に収納可能である。したがって、ロボットアーム10の走行中には、ベース固定部20の静電付着部の高さは、車輪18の接地面よりも高い。つまり、ベース固定部20がロボットアーム10の走行を妨げることはない。
次に、アーム固定部23b及びハンド固定部23cについて図3を用いて詳細に説明する。
図3は、アーム固定部23b及びハンド固定部23cを表す図である。
アーム固定部23b及びハンド固定部23cは、関節によって連結される2つの部材どうしを静電付着させることで当該2つの部材の位置関係を固定する。
上腕部14aと前腕部14bとを連結する第2関節14dには、アーム固定部23bとしてアーム用静電付着部24bが設けられる。図3で示されるように、本実施の形態では、アーム用静電付着部24bは、上腕部14aの前腕部14bと接触する2つの面にそれぞれに設けられるが、アーム用静電付着部24bは、前腕部14b側に設けられてもよい。
なお、アーム用静電付着部24bは、上腕部14aと前腕部14bとの両方に設けられる必要はない。アーム用静電付着部24bは、関節によって連結される2つの部材のうち、いずれか一方に設けられればよい。
アーム用静電付着部24bの形状は、円形のシート状である。
同様に、アーム固定部23bとしてアーム用静電付着部24cが、前腕部14bとハンド16とを連結する第3関節14eにも設けられる。図3で示されるように、本実施の形態では、第3関節14eに設けられるアーム用静電付着部24cは、前腕部14bのハンド16と接する面に設けられるが、ハンド16の側に設けられてもよい。
アーム用静電付着部24cの形状は、円形のシート状である。
長指部16aは、中央部分に第6関節15を有し、第6関節15の長指部16aの先端の側には、ハンド固定部23cとしてハンド用静電付着部24fが設けられる。ハンド用静電付着部24fは、第6関節15のアーム14の側に設けられてもよい。ハンド用静電付着部24fは、長指部16aの先端側と、長指部16aのハンド側との両方に設けられる必要はない。ハンド用静電付着部24fは、関節によって連結される2つの部材のうち、いずれか一方に設けられればよい。
なお、図示されないが、第1関節14cには、アーム固定部23bとしてアーム用静電付着部24aが設けられる。また、第4関節14fには、ハンド固定部23cとしてハンド用静電付着部24dが設けられ、第5関節14gには、ハンド固定部23cとしてハンド用静電付着部24eが設けられる。つまり、アーム14及びハンド16が有する関節のすべてが、アーム固定部23bを有する。
なお、アーム用静電付着部24a〜24c、及びハンド用静電付着部24d〜24fはアーム14及びハンド16の固定が必要な場合のみ、部材に付着(密着)する構成である。したがって、アーム14の駆動時に、アーム用静電付着部24a〜24cがアーム14の駆動を妨げることはない。同様に、ハンド16の駆動時に、ハンド用静電付着部24d〜24fがアーム14の駆動を妨げることはない。
次に、ベース12内にアーム14及びベース固定部20を収納した状態のロボットアーム10について説明する。
図4、図5、及び図6は、アーム14を収納した状態のロボットアーム10をそれぞれ側面、前面、後面から見た図である。
上腕部14aに設けられた上腕開口部14hには、第2関節14dにより前腕部14b及びハンド16が収納される。このため、上腕開口部14hの上下方向の長さは前腕部14b及びハンド16の全長よりも長い。
上腕開口部14hに前腕部14b及びハンド16が収納された上腕部14aは、さらに、第1関節14cによって、ベース12に設けられた収納部12aへ収納される。
図5に示されるように、アーム14を収納した状態でロボットアーム10を前面から見た場合、アーム14はベース12と一体化するように折りたたまれて収納される。
ベース固定部20は、折りたたみ可能なレバー22を有し、レバー22が折りたたまれることによって収納される。レバー22及びベース固定部20は、右車輪18a及び左車輪18bの回転軸と干渉しないように構成される。
図6に示されるように、ベース固定部20を収納した状態でロボットアーム10を後面から見た場合、ベース固定部20の付着面の高さは、車輪18の接地面よりも高い。
以上のようにアーム14及びベース固定部20がベース12に収納されることで、ロボットアーム10は、さらに小型化される。
次に、ロボットアーム10のシステム構成について説明する。
図7は、本開示の実施の形態に係るロボットアームのシステム構成を表すブロック図である。
ロボットアーム10は、ベース12の内部に制御部30と、撮像部12bと、測距部12cと、通信I/F部36と、機構部40と、ベース固定部20と、バランス測定部37と、アーム固定部23bと、ハンド固定部23cとを備える。
制御部30は、CPU30aと、ROM30bと、RAM30cとからなるコンピュータシステムである。
CPU30aは、例えば、ROM30bに格納された制御プログラムを実行するプロセッサである。
ROM30bは、制御プログラム等を保持する読み出し専用メモリである。
RAM30cは、CPU30aが制御プログラムを実行するときに使用するワークエリアとして用いられる揮発性の記憶領域で、読み書き可能なメモリである。また、RAM30cは、撮像部12bが撮影した画像データなどを一時的に保持する。
制御部30は、通信I/F部36が操作部38から受信した指示(信号)をバス39を介して受信し、受信した指示に基づいて撮像部12b、測距部12c、バランス測定部37、機構部40、ベース固定部20、アーム固定部23b、及びハンド固定部23cを制御する。
撮像部12bは、制御部30の制御に基づきロボットアーム10が自走する走行面の画像を動画で撮影する。
測距部12cは、制御部30の制御に基づきロボットアーム10の前面に位置する対象物と、ロボットアーム10との距離を測定する。
通信I/F部36は、操作部38からの指示を受信し、指示をバス39を介して制御部30へ送信する。通信I/F部36は、無線データ通信により操作部38からの指示を受信する。無線データ通信は、例えば、無線LANや赤外線などを用いた通信である。
バランス測定部37は、ロボットアーム10の重量バランスを測定する。バランス測定部37は、例えば、ジャイロセンサや加速度センサ等である。
操作部38は、ロボットアーム10を遠隔操作可能な液晶ディスプレイ付の専用端末である。操作部38の液晶ディスプレイは、タッチパネルを有し、ユーザーの操作部38へのタッチ操作(指示)を検出する。また、操作部38の液晶ディスプレイには、撮像部12bが撮影する画像が表示可能である。
操作部38は、例えば、無線データ通信によりユーザーが操作部38へ入力した指示を通信I/F部36へ送信する。
なお、操作部38は、市販の携帯端末やタブレット端末であってもよい。つまり、ユーザーは、市販の携帯端末やタブレット端末によってロボットアーム10を操作してもよい。
また、操作部38は、音声取得部(マイク)を備え、ロボットアーム10は、ユーザーの音声に応じてロボットアーム10が動作するような構成であってもよい。
機構部40は、第1関節14c〜第5関節14gと、第6関節15と、右車輪18aと、左車輪18bと、レバー22と、モータ44a〜44iと、駆動部42a〜42iとを備える。
第1関節14c〜第5関節14g、右車輪18a、左車輪18b、及びレバー22にはそれぞれモータ44a〜44iと、モータを駆動する駆動部42a〜42iとが1対1で対応付けられている。例えば、第1関節14cには、第1関節14cを動かすモータ44aが接続され、モータ44aにはモータ44aを駆動する駆動部42aが設けられる。同様に、例えば、レバー22には、レバー22を動かすモータ44hが接続され、モータ44hにはモータ44hを駆動する駆動部42hが設けられる。
駆動部42a〜42eのそれぞれは、制御部30の制御に基づき、対応するモータ44a〜44eを駆動することで第1関節14c〜第5関節14gを動かす。駆動部42iは、制御部30の制御に基づき、対応するモータ44iを駆動することで第6関節15を動かす。
また、駆動部42f及び42gは、制御部30の制御に基づき、対応するモータ44f及び44gを駆動することで左車輪18b及び右車輪18aを回転させる。このとき、制御部30は、バランス測定部37の出力に基づき、ロボットアーム10が転倒しないように車輪18の回転を制御する。具体的には、制御部30は、バランス測定部37が測定するロボットアーム10の重量バランスの変化に基づき、右車輪18a及び左車輪18bのそれぞれの回転速度、及び回転方向を制御することでロボットアーム10の重量バランスを制御する。
また、駆動部42hは、制御部30の制御に基づき、対応するモータ44hを駆動することでレバー22(ベース固定部20)を動かす。つまり、制御部30は、ベース固定部20のベース12への出し入れを制御する。
ベース固定部20は、静電付着部24を有する。静電付着部24は、制御部30の制御に基づき、構造物の面に静電付着してベース12を固定する。つまり、制御部30は、ベース固定部20による静電付着をON/OFF(オンオフ)させる制御を行う。
アーム固定部23bは、アーム用静電付着部24a、24b、及び24cを有する。アーム用静電付着部24a、24b、及び24cは、制御部30の制御に基づき、それぞれ第1関節14c、第2関節14d、及び第3関節14eを静電付着により固定する。なお、制御部30は、アーム用静電付着部24a、24b、及び24cそれぞれの静電付着を独立してON/OFF(オンオフ)する制御が可能である。
ハンド固定部23cは、ハンド用静電付着部24d、24e、及び24fを有する。ハンド用静電付着部24d、24e、及び24fは、制御部30の制御に基づき、それぞれ第4関節14f、第5関節14g、及び第6関節15を静電付着により固定する。なお、制御部30は、ハンド用静電付着部24d、24e、及び24fそれぞれの静電付着を独立してON/OFF(オンオフ)する制御が可能である。
次に、ロボットアーム10の動作について説明する。本実施の形態では、一例として家庭内でのロボットアーム10の動作について説明する。
図8は、ロボットアーム10の動作のフローチャートである。
図9は、ロボットアーム10の動作を表す模式図である。
まず、ロボットアーム10はユーザーからの指示を取得する(図8のS10)。具体的には、ユーザーが操作部38に入力した指示を取得する。
本開示のロボットアーム10はユーザーからの抽象的な指示に従い、具体的な動作を行うことが可能である。ユーザーは、例えば、「ジュースが飲みたい」といった比較的あいまいな指示を操作部38へ入力する。
次に、ロボットアーム10は、ユーザーの指示に応じて移動を開始する(図8のS11)。具体的には、ロボットアーム10は、壁52に立て掛けられた状態から、制御部30が車輪18を制御することで移動する。なお、ロボットアーム10は、移動中には撮像部12bにて走行面を撮影し、走行面が平らであるかどうかを確認しながら自走する。また、ロボットアーム10は、測距部12cで前方への距離を測定し、前方に障害物があるか否かを確認しながら自走する。
ロボットアーム10は、制御部30のROM30bに制御プログラムを保持する。制御プログラムでは、例えば、「○○が飲みたい」「××が食べたい」といった飲食に関連する指示と、「冷蔵庫の位置まで移動し、冷蔵庫の扉を開け、物を取り出し、ユーザーの元の場所へ移動する」、という動作とが対応付けられている。
また、ロボットアーム10は、制御部30のRAM30cに家庭内の家具及び家電の配置をマッピングした位置情報を保持している。
したがって、上記の「ジュースが飲みたい」といった指示が与えられた場合、上記位置情報を参照し、上記プログラムに基づいて図9のように家庭内の冷蔵庫50の場所まで移動する。
次に、ロボットアーム10は、冷蔵庫50の前の床に静電付着部24を付着させ、ベース12を固定する(図8のS12)。
具体的には、まず、制御部30は、撮像部12bが撮影する冷蔵庫50の画像によって、冷蔵庫50の取っ手を認識する。取っ手の認識には既存の画像認識技術が用いられる。
続いて、制御部30は、測距部12cにより、ロボットアーム10と冷蔵庫50の取っ手との距離を測定し、アーム14の長さ等を考慮して冷蔵庫50の取っ手を把持して扉50aを開けるのに最適な位置を求める。
さらに続いて、制御部30は、レバー22を制御して、上記冷蔵庫50の開閉に最適な位置でベース固定部20を床面へ降ろす。制御部30は、静電付着部24を床に付着させベース12を固定する。このとき、ロボットアーム10は、床面に固定されているため、制御部30は、移動と転倒防止のために回転させていた車輪18の駆動部42fおよび42gを停止させる。これにより、ロボットアーム10の消費電力を抑えることができる。
次に、ロボットアーム10は、アーム14を取り出す(図8のS13)。具体的には、制御部30が、第1関節14c及び第2関節14dを制御することでアーム14を取り出す。
次に、ロボットアーム10は、ユーザーに指示された作業を行う(図8のS14)。具体的には、まず制御部30は、第1〜第5関節を制御して冷蔵庫50の取っ手をハンド16(長指部16a及び短指部16b)によって把持し、扉50aを開ける。
続いて、制御部30は、冷蔵庫50の中身を撮像部12bが撮影する、ジュースの缶を認識する。このとき、ジュースの缶の形状、模様、色彩などをあらかじめ情報としてRAM30cに保持し、画像認識技術を用いることでジュースの缶を認識する。
なお、このとき、例えば、制御部30は、ユーザーの操作部38のディスプレイに撮像部12bで撮影した冷蔵庫の中身を表示し、ユーザーに冷蔵庫から取り出す飲み物の指示を求めてもよい。
制御部30がジュースの缶を認識した後、ロボットアーム10は、制御部30によって第1関節14c〜第5関節14gを制御してジュースの缶をハンド16によって把持する。このとき、ロボットアーム10が固定された位置からジュースの缶を把持することが困難な場合、制御部30は、一度、静電付着部24の付着を解除し、最適な位置へ移動し、再度、静電付着部24を付着させてからジュースの缶を把持する制御を行う。
制御部30がハンド16によってジュースの缶を把持した後、ロボットアーム10は、ユーザーの元へ移動する。具体的には、まず、制御部30は、静電付着部24の付着を解除する。次に、制御部30は、レバー22を制御してベース固定部20を収納する。続いて、ロボットアーム10は、制御部30が車輪18を制御することで移動する。
このときのユーザーの位置は、操作部38の位置を上述の無線通信などを用いて検出される。なお、例えば、図8のS10においてユーザーから指示を取得した際に、制御部30は、ユーザーの位置を検出し、ユーザーの位置情報をRAM30cに一時的に記録しておいてもよい。また、ユーザーが「家庭内のどの家具または家電の近くにいるか」を音声で伝えておくことで、制御部30がRAM30cに保持している家庭内の家具及び家電の配置をマッピングした位置情報を参照し、ユーザーの位置を取得してもよい。
ロボットアーム10がユーザーの元に移動する際には、アーム14は、取り出されたままである。このとき、制御部30がベース12とアーム14との重量のバランスをとって車輪18を制御することが困難な場合がある。このような場合、制御部30は、一旦、ベース固定部20を制御してベース12を固定した後、第1関節14c〜第5関節14gを制御し、重量バランスを取りやすいようにアーム14を縮める。
ユーザーの元へ移動し、ユーザーにジュースを渡した後、ロボットアーム10は、まずアーム14を収納する(図8のS15)。具体的には、制御部30が、ベース固定部20を制御してベース12を固定した後、第1関節14c及び第2関節14dを制御することでアーム14を収納する。
最後に、ロボットアーム10は、移動して元の場所に戻る(図8のS16)。具体的には、ロボットアーム10は、制御部30が、ベース固定部20のベース12の固定を解除した後、車輪18を制御することで移動する。元の場所とは、図9のロボットアーム10が壁52に立て掛けられた状態を表す。このとき、ロボットアーム10は、冷蔵庫を閉じてから元の位置へ戻ってもよい。
なお、ロボットアーム10は、上記移動中、撮像部12bで得られた画像を解析することによって走行面が平らであるか否かを確認する。
ロボットアーム10は、撮像部12bが撮影した画像により走行面が平らでないと認識した場合には、さらに、走行面に障害物が存在するか否かを判断する。
ロボットアーム10は、さらに、撮像部12bが撮影した画像により障害物が存在すると判断したときには、アーム14及びハンド16を用いて障害物を除去する。
次に、ロボットアーム10のアーム14の固定動作について説明する。
図10は、ロボットアーム10のアーム固定動作を表す模式図である。
図10に示されるように、ロボットアーム10は、ベース12を床面に固定し、なおかつアーム14の関節を固定することで、ユーザー55が立ち上がるのを補助することができる。つまり、ロボットアーム10は、いわば、ユーザー55が床または椅子に座った姿勢やベッドに寝た姿勢などからの立ち上がるのをアシストするため、その時々の状況に適応して、高さや形状を自在に変えられる杖のような役割を果たす。
図10のような場合、まず、ロボットアーム10はユーザー55からのベース12及びアーム14の固定の指示を取得する。具体的には、ユーザー55が操作部38に入力した指示を取得する。
次に、ロボットアーム10は、ユーザー55の元に近づいたのち、ベース12を床面に固定する。具体的には、制御部30は、レバー22を制御して、ベース固定部20を床面へ降ろす。続いて制御部30は、静電付着部24を床に付着させベース12を固定する。このとき、ロボットアーム10は床面に固定化されているため、移動と転倒防止のために回転させていた車輪18の駆動部42fおよび42gを停止させて消費電力を抑えることができる。
次に、ロボットアーム10は、アーム14を取り出す。具体的には、制御部30が、第1関節14c及び第2関節14dを制御することでアーム14を取り出す。
次に、ロボットアーム10は、アーム14を静電付着により固定する。具体的には、制御部30は、アーム固定部23bを制御し、第1関節14cによって連結されるベース12と、上腕部14aとをアーム用静電付着部24aによって固定する。このとき、駆動部42aからモータ44aへ電力は供給されない。つまり制御部30は、モータ44aの制御をオフにする。
また、制御部30は、アーム固定部23bを制御し、第2関節14dによって連結される上腕部14aと、前腕部14bとをアーム用静電付着部24bによって固定する。このとき、駆動部42bからモータ44bへ電力は供給されない。つまり制御部30は、モータ44bの制御をオフにする。
また、さらに、制御部30は、アーム固定部23bを制御し、第3関節14eによって連結される上腕部14aと、ハンド16とをアーム用静電付着部24cによって固定する。このとき、駆動部42cからモータ44cへ電力は供給されない。つまり制御部30は、モータ44cの制御をオフにする。
これにより、ロボットアーム10は、ベース12を床面に固定し、なおかつアーム14の関節を固定するため、ユーザー55が立ち上がるのを補助することができる。
また、制御部30は、アーム固定時にはモータ44a〜44cの制御をオフにしてアーム用静電付着部24a〜24cへ静電付着のための電圧を供給すればよい。これにより、低消費電力なロボットアーム10が実現される。
なお、ロボットアーム10は、アーム14の固定位置を、撮像部12bを用いて決定することが可能である。
以下、一例として、ロボットアーム10がアーム14を固定する高さを、撮像部12bを用いて決定する例について説明する。
この場合、ロボットアーム10は、まず、撮像部12bが撮影した画像からユーザー55の位置を認識する。ユーザー55の認識には、顔認識技術等に代表される画像認識技術が用いられる。このとき、例えば、ロボットアーム10は、ユーザー55がアーム14をつかみやすい位置である、ユーザー55の腰の高さを算出する。ロボットアーム10は、ユーザーの腰の高さを上記画像認識技術により直接算出してもよいし、顔認識技術を用いて、顔(頭)の高さ(≒身長)を基準とした所定の高さを腰の高さとして算出してもよい。
最後に、ロボットアーム10は、算出したユーザー55の腰の高さの位置においてアーム14を固定する。
また、例えば、ロボットアーム10は、ユーザー55までの距離を測距部12cを用いて測定し、アーム14を固定する位置を決定してもよい。
また、例えば、ユーザーの音声に応じて、アーム14の固定位置を決定してもよい。
具体的には、例えば、ユーザーが発声する「胸」「腰」などの単語と、アーム14を固定する高さとをあらかじめ制御プログラムにおいて対応付けておく。そして、ユーザー55の音声をロボットアーム10は、操作部38またはロボットアーム10に設けられた音声取得部(図7において図示せず)により取得し、音声認識技術によってユーザーが発声する単語に応じてアーム14を固定する高さを決定する。
さらに、ロボットアーム10は、同様の技術を用いて、ユーザー55が発声する「上」「下」などの音声に応じて、アーム14の固定位置の調整をすることも可能である。
このように、撮像部12b、測距部12c、または音声取得部を用いることにより、ロボットアーム10は、ユーザー55がアーム14をつかみやすい位置にアーム14を固定することができる。
なお、図10で示される場合に、ロボットアームは、さらにハンド16を固定してもよい。
具体的には、制御部30は、ハンド固定部23cを制御し、第4関節14fによって連結されるハンド16と、長指部16aとをハンド用静電付着部24dによって固定してもよい。このとき、駆動部42dからモータ44dへ電力は供給されない。つまり制御部30は、モータ44dの制御をオフにする。
また、制御部30は、ハンド固定部23cを制御し、第5関節14gによって連結されるハンド16と、短指部16bとをハンド用静電付着部24eによって固定してもよい。このとき、駆動部42eからモータ44eへ電力は供給されない。つまり制御部30は、モータ44eの制御をオフにする。
また、制御部30は、ハンド固定部23cを制御し、第6関節15によって連結される長指部16aの先端側と、長指部16aのハンド側とをハンド用静電付着部24fによって固定してもよい。このとき、駆動部42iからモータ44iへ電力は供給されない。つまり制御部30は、モータ44iの制御をオフにする。
これにより、制御部30は、ハンド固定時にはモータ44d、44e、44iの制御をオフにしてハンド用静電付着部24d〜24fへ静電付着のための電圧を供給すればよい。これにより、低消費電力なロボットアーム10が実現される。
また、ロボットアーム10は、アーム14の関節を固定した状態で走行することでユーザー55の歩行をアシストすることもできる。
図11は、ロボットアーム10の歩行アシスト動作を表す模式図である。
ユーザー55の歩行をアシストする場合、ロボットアーム10は、アーム14の関節を固定した状態(図10で示される状態)のまま、ベース12の固定を解除する。具体的には、制御部30は、静電付着部24の静電付着を解除した後、レバー22を制御して、ベース固定部20を収納する。
次に、ロボットアーム10は、車輪18を回転させてユーザー55の歩行動作をアシスト(誘導)する。具体的には、バランス測定部37は、関節が固定されたアーム14へのユーザー55の加重による重量バランスの変化を測定する。制御部30は、バランス測定部37が測定するロボットアーム10の重量バランスの変化に基づき、右車輪18a及び左車輪18bのそれぞれの回転速度、及び回転方向を制御することでロボットアーム10の重量バランスを制御する。
このように、制御部30がユーザー55のアーム14への加重に応じて車輪18を制御することで、ロボットアーム10は、ユーザー55の体重を支えると共に、ユーザー55の歩行速度に合わせて自走することができる。
なお、ロボットアーム10は、歩行アシスト時に、撮像部12b、測距部12cまたは音声取得部を用いて、ユーザー55の指示に基づいて自走の速度や、アーム14を固定する位置を調整してもよい。
なお、本実施の形態では、アーム固定部23b及びハンド固定部23cは、関節によって連結される2つの部材どうしを静電付着させることで当該2つの部材の位置関係を固定すると説明したが、関節そのものの動作を制限することで関節を固定してもよい。つまり、関節によって連結される2つの部材が静電付着されなくてもよい。
例えば、関節によって連結される2つの部材どうしが直接静電付着されず、2つの部材の位置関係が静電付着によって間接的に固定されてもよい。
図12は、2つの部材の位置関係が静電付着によって間接的に固定される場合のアーム14が有する関節の構造を表す図である。図12は、例として第2関節14dの構造を表す図である。
サーボホーン26は、上腕部14aに機構的に接続(固定)される円形状の部品である。またサーボホーン26の有する開口部には、前腕部14bが有する回転軸であって、図7で示されるモータ44bにより回転する回転軸が機構的に接続される。
これにより、制御部30は、モータ44bを駆動させることでアーム14を第2関節14dによって折り曲げる制御を行う。
サーボホーン26の面は、前腕部14bの上腕部14aとの接続面に近接する。前腕部14bの上腕部14aとの接続面には、アーム固定部23bとしてアーム用静電付着部25が設けられる。
これにより、アーム固定部23bは、制御部30の制御に基づき、前腕部14bとサーボホーン26をアーム用静電付着部25により固定することができる。したがって、前腕部14bと上腕部14aとが静電付着によりにより間接的に固定される。つまり、アーム固定部23bは、関節によって連結される2つの部材(前腕部14b及び上腕部14a)の位置関係を静電付着によって固定する。
このように、関節によって連結される2つの部材の位置関係が静電付着によって間接的に固定される場合も本開示に含まれる。
なお、上記は、第2関節14dが間接的に固定される例について説明したが、アーム14が有する他の関節についても同様である。
また、ハンド16が有する関節についても、もちろん間接的に固定することが可能である。つまり、ハンド固定部23cは、関節によって連結される2つの部材の位置関係を静電付着によって固定する。
なお、本実施の形態では、ベース12とアーム14とを別の部材として説明したが、ベース12及びアーム14を合わせて1つのアームと考えることもできる。この場合、ベース12は、1つのアームを構成する1つの腕部であり、ベース固定部20は、アーム14が有する関節に設けられるアーム固定部23bである。
また、本実施の形態では、ベース固定部20は可動であり、ベース12の固定が必要な場合にのみ、静電付着部24が走行面に付着可能な構成である。しかしながら、ベース固定部20の制御方法はこれに限定されない。例えば、ベース固定部20ではなく、車輪18を上下方向にスライドさせてベース固定部20と走行面との距離を制御してもよい。
図13及び図14は、車輪18の上下動作によるベース固定部20の制御を表す図である。
図13は、ロボットアーム10を右側面から見た図であり、図14は、ロボットアーム10を前面及び後面から見た図である。
図13及び図14で示されるような場合、ベース固定部20は、ベース12の底面に静電付着部24が走行面を向くように固定して配置される。一方、車輪18は、ベース12の上下方向にスライド可能である。
図14の右の図で示されるように、車輪18がベース12の上下方向における下端にスライドされた状態では、ベース固定部20は、走行面から離間される。つまり、この状態では、ロボットアーム10は車輪18を回転させて走行することができる。
車輪18が上下方向における上端にスライドされた状態では、ベース固定部20は走行面に接触する。つまり、この状態では、静電付着部24は、走行面に静電付着し、ベース12を固定することができる。
なお、本実施の形態では、ベース固定部20は、ベース12の走行面に近い部分である底部に設けられているが、ベース固定部20の位置は、これに限定されない。例えば、ベース固定部20は、ベース12の側面(車輪18が取り付けられている面)に設けられてもよい。また、ロボットアーム10がベース固定部20を複数備えてもよい。
図15は、ベース固定部20に加えてベース固定部21をベース12の側面に備えるロボットアームの例を表す図である。
図15のように、ベース12の底面に設けられたベース固定部20の静電付着部24を走行面に静電付着させ、側面に設けられたベース固定部20の静電付着部を壁面に静電付着させることで、ベース12は、更に強力に固定される。ここで、側面とは、ベース12の面のうち、走行面と平行でない面をいう。本実施の形態ではベース12の車輪18が設けられる面、撮像部12b及び測距部12cが実装される面、ベース固定部20が設けられる面である。
また、建物内に設置された物品、例えば、冷蔵庫のように自身の重量が大きい場合(通常、容量500リッターの冷蔵庫の重量は約80kg以上)は、該物品自体が床面に固定されているとみなして、開けようとする冷蔵庫の扉以外の面に対して静電付着によりベース12を固定し、扉の開閉を行うこともできる。
以上、本開示の一態様に係るロボットアーム10について実施の形態に基づいて説明した。本開示によれば、小さい消費電力で関節の固定が可能なアームを有し、かつユーザーの立ち座りをアシスト可能なロボットアームが実現される。
なお、上記の実施の形態では、車輪18を備えるロボットアーム10について説明したが、ロボットアームは車輪18の代わりに脚部を備えてもよい。
図16は、脚部を備えるロボットアームの外観図である。
図16の(a)に示されるように、ロボットアーム60は、4つの脚部28a〜28dを備え、走行面を自走(歩行)する。
また、図16の(b)に示されるように、ロボットアーム60は、4つの脚部28a〜28dをベース12の内側に折りたたんで収納することができる。これにより、ロボットアーム60は、ベース固定部20の静電付着部を走行面に静電付着させることができる。なお、ベース固定部20は、脚部28a〜28dの走行面との接触面(いわゆる足の裏部分)に設けられてもよい。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、請求の範囲又はその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示のロボットアームは、小さい消費電力で関節の固定が可能なアームを有し、例えば、家庭内での使用を目的とした介助、介護アシスト用サービスロボットなどとして有用である。
10、60 ロボットアーム
12 ベース
12a 収納部
12b 撮像部
12c 測距部
14 アーム
14a 上腕部
14b 前腕部
14c 第1関節
14d 第2関節
14e 第3関節
14f 第4関節
14g 第5関節
14h 上腕開口部
15 第6関節
16 ハンド
16a 長指部
16b 短指部
18 車輪
18a 右車輪
18b 左車輪
20 ベース固定部
21 ベース固定部
22 レバー
23b アーム固定部
23c ハンド固定部
24 静電付着部
24a〜24c、25 アーム用静電付着部
24d〜24f ハンド用静電付着部
26 サーボホーン
28a〜28d 脚部
30 制御部
30a CPU
30b ROM
30c RAM
36 通信I/F部
37 バランス測定部
38 操作部
39 バス
40 機構部
42a〜42i 駆動部
44a〜44i モータ
50 冷蔵庫
50a 扉
52 壁
55 ユーザー

Claims (8)

  1. 一または複数の関節を有するアームと、
    前記関節の少なくとも一つに設けられ、当該関節によって連結される2つの部材の位置関係を静電付着によって固定するアーム固定部と、
    前記アーム固定部による静電付着をオンオフさせる制御を行う制御部とを有する
    ロボットアーム。
  2. 前記アーム固定部は、前記アームが有する関節によって連結される2つの部材どうしを静電付着させることで当該2つの部材の位置関係を固定する
    請求項1記載のロボットアーム。
  3. 前記アームが有する関節のすべてが、前記アーム固定部を有する
    請求項1または請求項2記載のロボットアーム。
  4. さらに、前記アームが有する関節によって前記アームと連結される、一または複数の関節を有する対象物を把持するためのハンドと、
    前記ハンドが有する関節の少なくとも一つに設けられ、当該関節によって連結される2つの部材の位置関係を静電付着によって固定するハンド固定部とを有し、
    前記制御部はさらに、前記ハンド固定部による静電付着をオンオフさせる制御を行う
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のロボットアーム。
  5. 前記ハンド固定部は、前記ハンドが有する関節によって連結される2つの部材どうしを静電付着させることで当該2つの部材の位置関係を固定する
    請求項4記載のロボットアーム。
  6. さらに、前記アームが有する関節によって前記アームと連結される、ベースを有する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載のロボットアーム。
  7. さらに、前記ベースに取り付けられ、当該ロボットアームの外に置かれた構造物の面に静電付着することによって前記ベースを固定するベース固定部を有し、
    前記制御部はさらに、前記ベース固定部による静電付着をオンオフさせる制御を行う
    請求項6記載のロボットアーム。
  8. 前記ベースは、前記アームを収納する収納部を有する
    請求項6または請求項7記載のロボットアーム。
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