JPH09300153A - 工作機械の可動スリーブ支持構造 - Google Patents

工作機械の可動スリーブ支持構造

Info

Publication number
JPH09300153A
JPH09300153A JP11671796A JP11671796A JPH09300153A JP H09300153 A JPH09300153 A JP H09300153A JP 11671796 A JP11671796 A JP 11671796A JP 11671796 A JP11671796 A JP 11671796A JP H09300153 A JPH09300153 A JP H09300153A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable sleeve
machine tool
support
support structure
supporting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11671796A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Sakakibara
正弘 榊原
Kenji Muramatsu
健司 村松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINKIKAI GIKEN KK
Original Assignee
SHINKIKAI GIKEN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHINKIKAI GIKEN KK filed Critical SHINKIKAI GIKEN KK
Priority to JP11671796A priority Critical patent/JPH09300153A/ja
Publication of JPH09300153A publication Critical patent/JPH09300153A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Machine Tool Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 モータを保持する可動スリーブの寸法が変化
しても、回転工具に軸中心のずれや回転方向の変位が発
生しないようにして、正確な加工を行えるようにする。 【解決手段】 ハウジング12に2列に配置した複数の
支持手段18を取り付け、その支持手段18に進出後退
可能な支持腕20を備える。駆動手段22を保持する可
動スリーブ14の外面にその軸中心に対する対称位置に
合計2列の溝26を形成する。前記支持手段18の支持
腕20を可動スリーブ14の溝26に係合し、可動スリ
ーブ14を支持手段18で支持する。支持手段18の支
持腕20によって可動スリーブ14をその軸中心側に押
し、可動スリーブ14に予圧を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可動スリーブに高
速回転工具等を駆動する駆動手段を保持する可動スリー
ブを有する工作機械に関し、特にその可動スリーブの支
持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ドリル等の高速回転工具用モータを筒状
の可動スリーブで保持し、その可動スリーブを移動させ
ることによって加工を行う工作機械が従来から知られて
いる。ここで、従来の工作機械の可動スリーブ支持構造
の一例を図4及び図5に示す。可動スリーブ40は、外
形断面形状は四角形をしており、内部に断面円形の空間
部42を形成している。前記可動スリーブ40の一端の
内部空間に、回転工具44を駆動するためのモータ46
が取り付けられている。この可動スリーブ40の下面に
は、下方に向けて中央に凹部を形成した2列のリニアロ
ーラガイド48が固定されている。床50に固定した固
定部材52の上部に2列のレール54が固定されてお
り、その2列のレール54に前記リニアローラガイド4
8が係合させられる。
【0003】前記可動スリーブ40の上部には、移動手
段56によって移動させられるアーム58が固定されて
いる。可動スリーブ40に固定された2列のリニアロー
ラガイド48と、固定部材52に固定された2列のレー
ル54とが係合しているので、前記移動手段56を作動
させることによって、レール54に沿って可動スリーブ
40はレール54に沿って、図4で左右に移動させられ
る。この可動スリーブ40の移動によって、被加工物
(図示せず)に対する回転工具44の位置が変化して加
工が行われる。
【0004】次に、従来の工作機械の可動スリーブ支持
構造の他の例を図6及び図7に示す。床60の上には固
定部材62が固定され、その固定部材62の上に2個の
筒状のガイド64が直列に固定される。その2個の筒状
のガイド64の内部を貫通する状態で、円筒状の可動ス
リーブ66が摺動自在に備えられる。その可動スリーブ
66の一端の内部空間に、回転工具44を駆動するため
のモータ46が取り付けられる。可動スリーブ66の上
部には、移動手段56によって移動させられるアーム5
8が固定されており、その移動手段56の作動によっ
て、前記可動スリーブ66は筒状のガイド64に摺接し
ながら、図6で左右に移動させられる。この可動スリー
ブ66の移動によって、被加工物(図示せず)に対する
回転工具44の位置が変化して加工が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来の工作機械の
可動スリーブ支持構造では、長時間の使用によりモータ
46が熱を持ち、その熱がモータ46を保持する可動ス
リーブ40,66に伝わり、モータ46を保持する位置
での可動スリーブ40,66が膨張して、通常時の寸法
(直径)よりして大きくなる。即ち、図4及び図5に示
した可動スリーブ支持構造では、可動スリーブ40は、
固定部材54とレール54とリニアローラガイド48と
によって床50の上に支持されているので、可動スリー
ブ40が熱で膨張すると、床50から可動スリーブ40
の軸中心までの高さHは、可動スリーブ40にモータ4
6の熱が伝わる前と比べて高くなる。このように、床5
0からモータ46の回転中心までの高さHが変化するこ
とで、被加工物への回転工具44の高さにずれが生じ、
正確な加工が行えないという不具合が生じていた。
【0006】また、図6及び図7に示した可動スリーブ
支持構造では、可動スリーブ66の外径が熱膨張によっ
て大きくなっても、筒状のガイド64の内部を可動スリ
ーブ66が摺動できるように、筒状のガイド64の内径
を可動スリーブ66の外径より熱膨張を考慮してやや大
きく設定してある。このため、図7に示すように、通常
時において可動スリーブ66は筒状のガイド64に対し
て、X方向にもY方向にも回転方向(R方向)にも、ず
れが発生する。この結果、回転工具44の軸中心が一定
せず、正確な加工が行えないという不具合が生じてい
た。
【0007】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、モータを保持する可動スリーブの寸法が変化して
も、回転工具に軸中心のずれや回転方向の変位が発生し
ないようにして、正確な加工を行えるようにした工作機
械の可動スリーブ支持構造を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、ハウジングと、工具を駆動させる駆動手段
を保持する可動スリーブと、その可動スリーブをその軸
方向に前記ハウジングに対して移動させるための移動手
段とを有する工作機械において、前記ハウジングに支持
手段を取り付け、前記可動スリーブの軸中心に対する対
称位置の外面を前記支持手段によって支持するようにし
たものである。
【0009】
【発明の実施の態様】次に、本発明を図面に基づいて説
明する。図1は本発明に係る工作機械の可動スリーブ支
持構造の側面図、図2は図1の要部の分解図、図3は図
1のA−A線断面図である。床10の上に工作機械のハ
ウジング12が固定される。ハウジング12の内部に
は、円筒状の可動スリーブ14をそのハウジング12と
は接触しない状態で収容するための空間16が形成され
る。ハウジング12には、空間16に向けて露出した状
態で互いに対向する2列で各列2個の支持手段18が取
り付けられる。この支持手段18は、空間16の中央に
向けて進出後退可能な支持腕20を有する。前記円筒状
の可動スリーブ14の一端にはモータ等の加工用の駆動
手段22が保持され、その駆動手段22にドリル等の回
転工具24が取り付けられる(図3)。なお、可動スリ
ーブ14は円筒状が望ましいが、断面外形が円形状に限
るものではない。
【0010】円筒状の可動スリーブ14の外面には、そ
の軸中心に対する対称位置に軸方向に伸びる合計2列の
溝26が形成されており、この溝26に前記支持手段1
8の支持腕20が接合する。即ち、可動スリーブ14は
複数の支持手段18によって支持される。可動スリーブ
14が支持手段18によって支持された状態において
は、可動スリーブ14はハウジング12とは接触しない
状態とされる。可動スリーブ14の溝26に支持手段1
8の支持腕20が接合した状態においては、可動スリー
ブ14の2列の溝26と、全ての支持腕20とが同一水
平面に配置されるのが望ましい。しかし、2列の溝26
が可動スリーブ14の軸中心に対する対称位置に配置さ
れていれば、2列の溝26が同一水平面に配置されてい
なくても良い。可動スリーブ14の上部には、移動手段
28によって移動させられるアーム30が固定されてお
り、その移動手段28の作動によって、前記可動スリー
ブ14は支持手段18の支持腕20に支持されながら、
図3で左右に移動させられる。
【0011】以上のように構成された工作機械の可動ス
リーブ支持構造では、円筒状の可動スリーブ14はハウ
ジング12と接触することはなく、円筒状の可動スリー
ブ14は支持手段18の支持腕20によって軸中心の対
称位置で支持されている。よって、駆動手段22の熱が
可動スリーブ14に伝達されて、可動スリーブ14の外
径が熱膨張したとしても、軸中心の2点の対称位置で支
持(この2点支持箇所が軸方向には複数箇所有る)され
ているので、円筒状の可動スリーブ14の中心点Oは移
動することがない。即ち、図1における可動スリーブ1
4の中心OのX方向とY方向へのずれがなく、しかも可
動スリーブ14の回転方向(R方向)のずれが発生しな
い。この結果、加工の際の回転工具の中心のずれが発生
することがなく、寸法のずれの発生を防止することがで
きる。
【0012】可動スリーブ14の軸中心に向けて進出後
退可能な支持部材18の支持腕20によって、可動スリ
ーブ14に予圧(内部応力)を与える方が望ましい。こ
れは、支持部材18によって可動スリーブ14をしっか
り押さえることによって、図1における可動スリーブ1
4の軸中心OのX方向やY方向へのずれや、可動スリー
ブ14の回転方向(R方向)のずれの発生を規制するた
めである。但し、この予圧が大きすぎると接合箇所の部
材の寿命が短くなるおそれがあり、予圧が小さすぎると
X,Y,Z方向のずれが発生する可能性がある。このた
め、予圧は適度な値に設定する。
【0013】更に、可動スリーブ14に与える予圧によ
って、可動スリーブ14の外形形状が円形から楕円形に
変形させるようにしても良い。この可動スリーブ14が
楕円形になることによって、駆動手段22の熱で可動ス
リーブ14が膨張した際に、可動スリーブ14において
は支持腕20との接触箇所に直交する箇所が膨張するの
で、支持部材18の可動スリーブ14への予圧が過大に
なることを防止することができる。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明による工作機械の可
動スリーブ支持構造によれば、可動スリーブは支持手段
の支持腕によって軸中心に対する対称位置でハウジング
に接触しない状態で支持されているので、可動スリーブ
の外径が熱膨張等で変化しても、可動スリーブはX方向
とY方向と回転方向とにずれを生じることがない。従っ
て、加工の際の回転工具の軸中心のずれがなくなり、正
確な加工を行うことが出来る。また、支持手段で可動ス
リーブに予圧を加えるようにすれば、可動スリーブのX
方向とY方向と回転方向とのずれをより確実に防止する
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る工作機械の可動スリーブ支持構造
の側面図である。
【図2】図1の要部の分解図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】従来の工作機械の可動スリーブ支持構造の断面
図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】従来の工作機械の可動スリーブ支持構造の断面
図である。
【図7】図6のC−C線断面図である。
【符号の説明】
10 床 12 ハウジング 14 可動スリーブ 16 空間 18 支持手段 20 支持腕 22 駆動手段 24 回転工具 26 溝 28 アーム 30 移動手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、工具を駆動させる駆動手
    段を保持する可動スリーブと、その可動スリーブをその
    軸方向に前記ハウジングに対して移動させるための移動
    手段とを有する工作機械において、前記ハウジングに支
    持手段を取り付け、前記可動スリーブの軸中心に対する
    対称位置の外面を前記支持手段によって支持することを
    特徴とする工作機械の可動スリーブ支持構造。
  2. 【請求項2】 前記可動スリーブの外面の軸中心に対す
    る対称位置に前記支持手段と係合するための溝を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の工作機械の可動スリー
    ブ支持構造。
  3. 【請求項3】 前記溝を同一水平面に配置したことを特
    徴とする請求項2記載の工作機械の可動スリーブ支持構
    造。
  4. 【請求項4】 前記支持手段が可動スリーブの軸中心に
    向けて進出後退可能な支持腕を有することを特徴とする
    請求項1記載の工作機械の可動スリーブ支持構造。
  5. 【請求項5】 前記支持手段によって可動スリーブにそ
    の軸中心に向けて予圧を加えることを特徴とする請求項
    1記載の工作機械の可動スリーブ支持構造。
  6. 【請求項6】 前記可動スリーブを円筒形状とし、前記
    予圧によって可動スリーブを楕円形にすることを特徴と
    する請求項5記載の工作機械の可動スリーブ支持構造。
JP11671796A 1996-05-10 1996-05-10 工作機械の可動スリーブ支持構造 Pending JPH09300153A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11671796A JPH09300153A (ja) 1996-05-10 1996-05-10 工作機械の可動スリーブ支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11671796A JPH09300153A (ja) 1996-05-10 1996-05-10 工作機械の可動スリーブ支持構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09300153A true JPH09300153A (ja) 1997-11-25

Family

ID=14694073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11671796A Pending JPH09300153A (ja) 1996-05-10 1996-05-10 工作機械の可動スリーブ支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09300153A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005523167A (ja) * 2002-04-22 2005-08-04 ルカ トンチェリ 工作機械に主軸を支持するための構造およびその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005523167A (ja) * 2002-04-22 2005-08-04 ルカ トンチェリ 工作機械に主軸を支持するための構造およびその製造方法
JP4660096B2 (ja) * 2002-04-22 2011-03-30 ルカ トンチェリ 工作機械に主軸を支持するための構造およびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5051925B2 (ja) 運転中に位置合わせ可能なスピンドルを有するスピンドルユニット及びそれを備える工作機械
JP2009541692A5 (ja)
JP4053563B2 (ja) 流体機械
JP2002235750A (ja) 玉軸受
JPH09300153A (ja) 工作機械の可動スリーブ支持構造
JP5092121B2 (ja) スピンドルユニット
JP2000346079A (ja) 転がり軸受
JPH091491A (ja) ロボットハンド機構
KR200398525Y1 (ko) 편심 조절 기능을 가진 스핀들
KR920010567B1 (ko) 회전 금속 절삭공구
JP2001004005A (ja) 多自由度機構
JP3602719B2 (ja) 移動体の駆動機構
JP4529129B2 (ja) 静圧空気軸受スピンドル
JP4459279B2 (ja) スリッター刃物の移動装置を備えたスリッター装置及びスリッター刃物の位置決め方法
JP2005334990A (ja) 軸心から偏心した位置に孔を有する工作物の孔加工装置
JP2007530289A (ja) 駆動装置
JPS59137616A (ja) 移動テ−ブル
JP7528031B2 (ja) ピッチチェンジャ
JP2005098403A (ja) トロイダル型無段変速機のトラニオンの加工方法
JPH07158654A (ja) たわみ軸継手
KR101368614B1 (ko) 반도체 웨이퍼 처리 로봇용 피봇식 아암 조립체 및 이의 제조 방법
JPH10314853A (ja) 動圧流体軸受けの溝形成装置
SU605697A1 (ru) Поводковый патрон
JPH03178725A (ja) フローティングホルダ
KR100187008B1 (ko) 헤링본 그루브 가공 장치