JPH09298651A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH09298651A
JPH09298651A JP8114023A JP11402396A JPH09298651A JP H09298651 A JPH09298651 A JP H09298651A JP 8114023 A JP8114023 A JP 8114023A JP 11402396 A JP11402396 A JP 11402396A JP H09298651 A JPH09298651 A JP H09298651A
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    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 システム動作のスループット低下を避け、イ
メージメモリの分割使用や、複数の外部機器との同時入
出力を実現した画像処理装置を提供する。 【解決手段】 ホストコンピュータ11、外部機器1
2,13からの画像データはデータ選択器18,19か
らデータバスコントローラ20および21に入力され、
データを書き込むイメージメモリが選択され、イメージ
メモリアクセスコントローラ22,23によってイメー
ジメモリ27,28に書き込まれる。この時、エリア信
号発生器17で書き込むイメージデータの領域が制限さ
れる。イメージメモリ27,28のデータを読み出すと
きは、データ選択器18,19で読み出しデータが選択
される。ホストコンピュータ11、外部機器12,13
は独立して入力、出力が可能であり、また、同時に複数
の外部機器等への出力も可能である。さらに、複数のイ
メージメモリを1つとして使用可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホストコンピュー
タと、複写機、スキャナ、プリンタ等の外部機器に接続
し、ホストコンピュータや外部機器からの画像データを
メモリに書き込み、一旦書き込まれた画像データをホス
トコンピュータや外部機器に出力する画像処理装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ホストコンピュータと、複写機、
スキャナ、プリンタ等の外部機器の間にエンジニアリン
グ・サブ・システム(以下ESSと称す)を接続し、ホ
ストコンピュータで作成したコンピュータ・グラフィッ
ク画像等を複写機、プリンタ等に出力させたり、逆に、
スキャナ、複写機等で読み取った画像データをホストコ
ンピュータのCRTに出力させたりするシステムが構築
されている。外部機器はLANのようなネットワークを
用いると複数台接続することができ、広域なシステムを
構築することができる。
【0003】このようなシステムでホストコンピュータ
から転送される画像データを複写機やプリンタ等の外部
機器に出力するには、ホストコンピュータから転送され
る画像データをESS内のイメージメモリに書き込み、
書き込み終了後、画像データをイメージメモリから読み
出し、所定の外部機器に画像データを転送する工程が必
要となる。
【0004】また、スキャナ、複写機等で読み取った画
像データをホストコンピュータのCRTに出力させるに
は、複写機等で読み取った画像データをESS内のイメ
ージメモリに書き込み、書き込み終了後、画像データを
イメージメモリから読み出しホストコンピュータに画像
データを転送する工程が必要となる。
【0005】上記のような機能を有する従来のシステム
では、例えば、ホストコンピュータから転送された画像
を複数の外部機器に同時に出力することができないの
で、同じ画像データを複数の外部機器に出力するために
は、ホストコンピュータから転送される画像データをE
SS内のイメージメモリに書き込み、書き込み終了後、
画像データをイメージメモリから読み出し、所定の外部
機器に画像データを転送するといった工程を複数回繰り
返さなければならないため、多大な時間が必要になって
しまう。
【0006】さらに、例えば、A3サイズの画像データ
を書き込むことができるイメージメモリを実装している
システムで、A4サイズの画像データをホストコンピュ
ータから転送してイメージメモリに書き込み、書き込ま
れた画像データを複写機に出力するような場合、従来
は、A4サイズ分の画像データをイメージメモリから読
み出している時、残りのA4サイズ分のイメージメモリ
領域にアクセスできないため、メモリの使用効率が低下
していた。また、このようなプリント動作を連続して行
なう場合、A4サイズ分の画像データ全てが読み出され
てから、ホストコンピュータから転送される画像データ
を書き込み始めるので、プリント動作のスループットが
低下していた。
【0007】このようなメモリ使用効率の低下、動作ス
ループットの低下を避ける1つの手段として、メモリを
分割できる構成にして、分割したそれぞれのメモリを独
立に動作させることが考えられる。このような手段につ
いては、例えば、特開平2−137040号公報や特公
平6−93244号公報などに記載されている。
【0008】特開平2−137040号公報に記載され
ている装置は、アドレス発生器から生成されるアドレス
をイメージメモリに供給し、その中の特定の1ビットを
イメージメモリのチップイネーブル信号として使用し、
分割したそれぞれのイメージメモリが独立して動作でき
る構成になっている。しかし、チップイネーブル信号が
アドレスの特定のビットであるため、チップイネーブル
信号は排他的になるので分割したそれぞれのイメージメ
モリに同時にアクセスすることができない。また、特公
平6−93244号公報に記載されている装置は、2枚
のメモリを1組として使用し、片方のメモリに対するア
ウトプットイネーブル信号がアクティブの時は、もう片
方のメモリに対するアウトプットイネーブル信号がイン
アクティブになるように構成されている。つまり、片方
のメモリが書き込み動作をしている時は、もう片方のメ
モリは読み出し動作を行なうことになる。しかし、この
ような構成では、メモリに書き込まれたデータを複数の
外部機器に同時に出力することはできない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、システム動作のスループッ
ト低下を避け、イメージメモリの分割使用や、複数の外
部機器との同時入出力を実現した画像処理装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、外部機器と接続され複数のイメージメモリに対して
前記外部機器とのデータの入出力を実行する画像処理装
置において、複数の前記イメージメモリに対してそれぞ
れ接続された複数のメモリアクセスコントローラと、複
数の前記メモリアクセスコントローラが前記イメージメ
モリにそれぞれ独立にアクセスする第1のモードあるい
は前記メモリアクセスコントローラの1つであるマスタ
コントローラが複数の前記イメージメモリを1つのイメ
ージメモリとしてアクセスする第2のモードを選択して
複数の前記メモリアクセスコントローラを制御する制御
手段を有することを特徴とするものである。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の画像処理装置において、前記第2のモードのときに
は、前記マスタコントローラから他のメモリアクセスコ
ントローラであるスレーブコントローラに対して制御信
号が出力され、該制御信号によりスレーブコントローラ
は前記イメージメモリに対してアクセスが禁止されるこ
とを特徴とするものである。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の画像処理装置において、前記マスタコントローラと前
記スレーブコントローラは同じアーキテクチャーである
ことを特徴とするものである。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の画像処理装置において、外部機器と接続され複数のイ
メージメモリに対して前記外部機器とのデータの入出力
を実行する画像処理装置において、前記外部機器に対応
してデータの入出力を制御するデータ選択器と、前記外
部機器から入力される制御信号に基づいてデータバス上
のデータが有効であることを示すエリア信号を出力する
エリア信号発生器を有し、前記メモリアクセスコントロ
ーラは、前記エリア信号発生器から出力された前記エリ
ア信号に基づいて動作することを特徴とするものであ
る。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の画像処理装置において、前記データ選択器及び前記イ
メージメモリアクセスコントローラから入出力されるデ
ータを制御するデータバスコントローラを有することを
特徴とするものである。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の画像処理装置において、前記データバスコントローラ
は、接続されている外部機器の数とイメージメモリの数
のどちらか多い方の数だけ設けられていることを特徴と
するものである。
【0016】請求項7に記載の発明は、請求項5に記載
の画像処理装置において、前記データバスコントローラ
は、1つの前記外部機器から入力されたデータをいくつ
かの前記メモリアクセスコントローラへ出力可能である
ことを特徴とするものである。
【0017】請求項8に記載の発明は、請求項5に記載
の画像処理装置において、前記データバスコントローラ
は、前記メモリアクセスコントローラからのデータを他
の1以上の前記メモリアクセスコントローラへ転送可能
であることを特徴とするものである。
【0018】請求項9に記載の発明は、請求項5に記載
の画像処理装置において、前記制御手段は、ホストコン
ピュータからの指示に基づいて各部を制御し、前記デー
タバスコントローラは前記ホストコンピュータとのデー
タの入出力をも制御することを特徴とするものである。
【0019】請求項10に記載の発明は、請求項5に記
載の画像処理装置において、前記データバスコントロー
ラは、データバス上のデータが無効である期間に所定の
非有効データ値を入出力することを特徴とするものであ
る。
【0020】請求項11に記載の発明は、請求項4に記
載の画像処理装置において、前記メモリアクセスコント
ローラは、前記エリア信号発生器から出力される前記エ
リア信号と与えられたアクセス位置情報に基づいてアド
レス変換を行ない、前記イメージメモリに対するデータ
の読出または書込を行なうことを特徴とするものであ
る。
【0021】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載の画像処理装置において、前記メモリアクセスコン
トローラは、前記アドレス変換によってイメージの変換
処理を行なうことを特徴とするものである。
【0022】請求項13に記載の発明は、請求項4に記
載の画像処理装置において、前記データ選択器は複数の
前記イメージメモリから読み出されたデータのいずれも
選択可能であり、1つのイメージメモリから読み出され
たデータをいくつかの前記データ選択器で選択して前記
外部機器へ出力できることを特徴とするものである。
【0023】請求項14に記載の発明は、請求項4に記
載の画像処理装置において、前記メモリアクセスコント
ローラは、エリア信号発生器から出力されるエリア信号
が有効でなくても、新たな同期信号に同期して前記イメ
ージメモリにアクセスするモードを有することを特徴と
するものである。
【0024】請求項15に記載の発明は、請求項4に記
載の画像処理装置において、前記メモリアクセスコント
ローラは、通常のアクセスモードとともに高速ページア
クセスモードを有していることを特徴とするものであ
る。
【0025】請求項16に記載の発明は、請求項4に記
載の画像処理装置において、前記メモリアクセスコント
ローラは、内部にFIFOを内蔵しており、該FIFO
にデータを書き込むタイミングを設定可能であることを
特徴とするものである。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の画像処理装置の
第1の実施の形態を示す構成図である。図中、1はホス
トコンピュータ、2は制御部、3は外部機器、4はデー
タ選択器、5はマスタイメージメモリアクセスコントロ
ーラ、6はスレーブイメージメモリアクセスコントロー
ラ、7はイメージメモリ、8はバッファである。図中の
破線は制御信号を示している。また、イメージメモリア
クセスコントローラをIMACと略して示している。以
下の説明中でもこの略語を用いることがある。
【0027】複数の外部機器3は、例えば複写機やプリ
ンタ、スキャナ、あるいはコンピュータなどであり、そ
れぞれに対応して設けられたデータ選択器4に接続され
ている。データ選択器4は、マスタイメージメモリアク
セスコントローラ5および複数のスレーブイメージメモ
リアクセスコントローラ6に接続されており、そのいず
れかを選択して外部機器3と接続する。
【0028】マスタイメージメモリアクセスコントロー
ラ5およびスレーブイメージメモリアクセスコントロー
ラ6は、それぞれイメージメモリ7に対応して設けられ
ており、対応するイメージメモリ7に対してアクセスを
行なう。マスタイメージメモリアクセスコントローラ5
は、対応するイメージメモリ7にアクセスするととも
に、他のイメージメモリ7に対してもアクセスするモー
ドを有している。このモードのときにはスレーブイメー
ジメモリアクセスコントローラ6に対してアクセスを禁
止する制御信号を送出し、複数のイメージメモリ7を1
つのメモリとして使用できる。スレーブイメージメモリ
アクセスコントローラ6は、マスタイメージメモリアク
セスコントローラ5からアクセスを禁止する制御信号が
入力されていない場合のみ、対応するイメージメモリ7
をアクセスする。スレーブイメージメモリアクセスコン
トローラ6に対応するイメージメモリ7は、対応するス
レーブイメージメモリアクセスコントローラ6とマスタ
イメージメモリアクセスコントローラ5との間にそれぞ
れバッファ8を有しており、データの衝突を回避してい
る。
【0029】マスタイメージメモリアクセスコントロー
ラ5、スレーブイメージメモリアクセスコントローラ6
は、制御部2からの指示に従って、種々のアドレス変換
を行なうことが可能である。これにより、画像の位置の
移動や回転、鏡像処理や、複写、塗りつぶし処理等、種
々の変換処理を書込時あるいは読出時に行なうことがで
きる。
【0030】制御部2は、ホストコンピュータ1からの
指示に従って各部を制御する。データ選択器4に対して
は、データの入出力を行なうマスタイメージメモリアク
セスコントローラ5あるいは複数のスレーブイメージメ
モリアクセスコントローラ6のいずれかを選択させる。
また、マスタイメージメモリアクセスコントローラ5お
よびスレーブイメージメモリアクセスコントローラ6に
対しては、それぞれのイメージメモリ7を独立して用い
るか、マスタイメージメモリアクセスコントローラ5に
よって1つのイメージメモリとして使用するかを制御す
る。また、アクセスモードの選択も行なう。アクセスモ
ードとして、通常のアクセスモードとともに、高速ペー
ジモードでのアクセスも可能であり、リフレッシュモー
ドも有する。さらに、データ選択器4とマスタイメージ
メモリアクセスコントローラ5、スレーブイメージメモ
リアクセスコントローラ6を結ぶデータバス上のデータ
が有効か無効かを示すエリア信号をマスタイメージメモ
リアクセスコントローラ5およびスレーブイメージメモ
リアクセスコントローラ6に対して送出する。このほ
か、イメージメモリ7上のアクセス位置やイメージの変
換処理に関する情報など、種々のデータの受け渡しも行
なう。
【0031】この第1の実施の形態における動作の概要
を説明する。まず、各イメージメモリ7を独立して使用
するモードの場合について説明する。このモードでは、
それぞれの外部機器3が独立して入出力可能であり、マ
スタイメージメモリアクセスコントローラ5、スレーブ
イメージメモリアクセスコントローラ6がそれぞれ独立
して動作する。外部機器5からのイメージデータを書き
込む際には、データ選択器4がいずれかのデータバスを
選択し、外部機器5から送られてくるイメージデータを
選択したデータバス上に送出する。このとき、制御部2
は、データバス上に送出されるイメージデータに同期し
て、エリア信号を出力する。このエリア信号はデータバ
ス上に送出されるイメージデータの有効あるいは無効を
示すものであり、データバス上に送出されるイメージデ
ータの内の一部のみを有効とすることも可能である。こ
のエリア信号によって、外部機器5から送られてくるイ
メージデータの切り出しが可能である。
【0032】データ選択器4によって選択されたイメー
ジバスに対応するイメージメモリアクセスコントローラ
では、制御部2から出力されるエリア信号をもとに、イ
メージバス上のイメージデータを取り込み、そのイメー
ジデータをイメージメモリ7に対して書き込む。このと
き、イメージメモリアクセスコントローラは制御部2か
ら指示された書込位置に従って書込アドレスを生成し、
アクセスを行なう。また、変換処理の指示がある場合に
は、アドレス変換を行なって変換処理を実行する。例え
ば、エリア信号による切り出し位置と書込位置を異なら
せることによってイメージの位置の移動が可能である。
また、書込方向を異ならせることによって回転や鏡像変
換が可能である。
【0033】イメージメモリ7に格納されているイメー
ジデータを読み出す際には、データ選択器4は出力する
イメージデータが格納されているイメージメモリ7に対
応するデータバスを選択しておく。そして、イメージメ
モリアクセスコントローラがイメージメモリからイメー
ジデータを読み出してデータバスに送出する。このとき
にも、イメージメモリアクセスコントローラは読出アド
レスを変換することによってイメージデータの変換処理
が可能である。また、制御部2からのエリア信号に基づ
き、読み出したイメージデータの一部のみを切り出すこ
とも可能である。データバス上に送出されたイメージデ
ータはデータ選択器4を介して外部機器3へと送出され
る。複数のデータ選択器4が同じデータバスを選択する
ことも可能であり、その場合には、同じイメージデータ
を複数の外部機器3に同時に出力可能である。
【0034】複数のイメージメモリ7を1つのイメージ
メモリとして使用するモードの場合には、各イメージメ
モリ7へのアクセス制御はマスタイメージメモリアクセ
スコントローラ5のみが行ない、スレーブイメージメモ
リアクセスコントローラ6はアクセスが禁止される。こ
のモードでは、1つの外部機器とのアクセスしか行なう
ことはできない。
【0035】このモードにおけるイメージデータの書込
時には、データ選択器4はマスタイメージメモリアクセ
スコントローラ5へのデータバスを選択する。そして、
外部機器3からのイメージデータをマスタイメージメモ
リアクセスコントローラ5へ送出し、マスタイメージメ
モリアクセスコントローラ5はいずれかのイメージメモ
リ7へ書き込む。どのイメージメモリ7に書き込むか
は、書込時のアドレスに従う。制御部2からのエリア信
号も有効である。また、読出時も同様であり、マスタイ
メージメモリアクセスコントローラ5がいずれかのイメ
ージメモリ7からイメージデータを読み出し、データバ
スへ送出する。このデータバスを選択しているデータ選
択器4を介して外部機器3へイメージデータが出力され
る。
【0036】なお、図1に示した例では、外部機器3お
よびイメージメモリ7を3つずつ図示したが、本発明は
これに限らない。外部機器3は任意の台数でよく、それ
ぞれに対応してデータ選択器4を設ければよい。また、
イメージメモリ7の個数も任意であり、それぞれに対応
してイメージメモリアクセスコントローラを設ければよ
い。さらに、マスタイメージメモリアクセスコントロー
ラ5、スレーブイメージメモリアクセスコントローラ6
と対応するイメージメモリ7の組を複数組配置すること
もできる。例えば4組配置し、それぞれシアン、マゼン
タ、イエロー、ブラックの各色の画像を取り扱うように
し、フルカラーの画像を処理できる装置として構成する
ことができる。
【0037】図2は、本発明の画像処理装置の第2の実
施の形態を示す構成図である。図中、11はホストコン
ピュータ、12,13は外部機器、14〜16はI/F
ブロック、17はエリア信号発生器、18,19はデー
タ選択器、20,21はデータバスコントローラ、22
はマスタイメージメモリアクセスコントローラ、23は
スレーブイメージメモリアクセスコントローラ、24,
25はバスバッファ、26は双方向バッファ、27,2
8はイメージメモリ、29は中央処理装置、31〜33
は画像データ、34〜36は同期信号、37はデータバ
ス、38,39は画像データバス、40〜42は同期信
号、43,44はリターン同期信号、45はエリア信
号、46はビデオクロック信号、47,48は画像デー
タバス、49,50はデータバス、51,52は同期信
号、53は制御信号、54はバッファディレクション信
号、55,56はイネーブル信号、57,58はメモリ
データバス、59〜61はメモリ制御信号、62はデー
タバス、63は制御信号、64はイネーブル信号、65
は応答信号、66は処理終了信号である。
【0038】ホストコンピュータ11は、外部機器12
や外部機器13との間でイメージデータの入出力を行な
う。また、ホストコンピュータ11は、図示しない別の
インタフェースによって中央処理装置29と接続されて
おり、中央処理装置29に対して各種の指示を行なう。
外部機器12,13は、複写機、プリンタ、スキャナ、
コンピュータ等の外部機器である。ホストコンピュータ
11及び外部機器12,13は、画像データ31〜33
と、水平同期信号、垂直同期信号、クロック信号等を含
む同期信号34〜36がそれぞれI/Fブロック14〜
16に接続されている。I/Fブロック14〜16は、
入力された同期信号と画像データの同期をとったり、色
補正などの画像処理を行なう。
【0039】データ選択器18,19には、それぞれI
/Fブロック15,16からの画像データバス38,3
9が接続されるとともに、双方にデータバスコントロー
ラ20,21からの画像データバス47,48が接続さ
れている。また、中央処理装置29からのデータバス6
2と、システムクロック信号、チップセレクト信号、ア
ドレス、ライト信号、リード信号を含む制御信号63に
よって予め内部の記憶装置に所定の値が設定され、その
設定値によりそれぞれのデータバスの入出力方向を制御
する。リセット時はデータバス上でデータが衝突するの
を防ぐため、全てのデータバスは入力となる。外部機器
12,13側に画像データを出力する時は、出力した画
像データの同期がとりやすいように、リターンクロック
信号、リターン水平同期信号、リターン垂直同期信号を
含むリターン同期信号43,44をI/Fブロック1
5,16に出力する。
【0040】エリア信号発生器17は、I/Fブロック
14〜16からの水平同期信号、垂直同期信号、クロッ
ク信号等を含む同期信号40〜42を入力し、中央処理
装置29からのデータバス62と制御信号63によって
内部の記憶装置に記憶された所定の設定値により、入力
された複数の同期信号から1つを選び、選択した同期信
号を使って、画像データが有効な時にアクティブになる
エリア信号45とイメージメモリアクセスコントローラ
の動作を許可するイネーブル信号64、および、ビデオ
クロック信号46を出力する。エリア信号は、予め中央
処理装置29からのデータバス62と制御信号63によ
って内部の記憶装置に記憶されたエリア信号発生位置、
アクティブ幅に基づいて出力される。さらに、予め中央
処理装置29からのデータバス62と制御信号63によ
って記憶された設定値により、所定のタイミングでイメ
ージメモリアクセスコントローラ22,23に対するイ
ネーブル信号64を出力する。
【0041】データバスコントローラ20,21は、デ
ータ選択器18、19からのデータバス47,48と、
イメージメモリアクセスコントローラ22、23からの
データバス49,50、I/Fブロック14からのデー
タバス37が接続され、中央処理装置29からのデータ
バス62と制御信号63によって予め内部の記憶装置記
憶された設定値により、各データバスの入出力方向を制
御する。リセット時はデータバス上でデータが衝突する
のを防ぐため、全てのデータバスは入力となる。また、
画像データ出力時は、予め中央処理装置29からのデー
タバス62と制御信号63によって記憶された記憶装置
の設定値により、エリア信号発生器17からのエリア信
号45、ビデオクロック信号46、および、イメージメ
モリアクセスコントローラ22,23からの水平方向同
期信号、垂直方向同期信号を含む同期信号51,52の
中から1つを選択し、選んだ同期信号に同期した画像デ
ータを出力する。
【0042】イメージメモリアクセスコントローラ2
2,23は、新たに同期信号を発生し、発生した同期信
号に同期してイメージメモリ27,28をアクセスす
る。動作モードとして、エリア信号発生器17から出力
されるエリア信号45に同期したエリア同期モードと、
エリア信号45に同期しない非同期モードの2つを有し
ており、どちらかのモードで動作することができる。ど
ちらのモードも新たに発生した同期信号がインアクティ
ブの時はNRAS信号、NCASL信号、NCASH信
号、NWE信号、アドレスを含むメモリ制御信号59,
60をリフレッシュサイクルにして、イメージメモリ2
7,28をリフレッシュし、アクセスしない時でも書き
込まれたデータを保持できるように動作する。エリア同
期モードでは、イメージメモリ27,28に対して通常
のアクセスと高速ページアクセスモードの2種類のアク
セス方法を有している。モードの切替えやアクセス方法
の選択は、中央処理装置29からのデータバス62と制
御信号63により、記憶装置の設定値を変えることによ
り行なうことができる。また、どちらのモードも新たに
発生する同期信号は、予め中央処理装置29からのデー
タバス62と制御信号63によって記憶装置に設定され
たアクセス位置情報に従って出力される。
【0043】中央処理装置29からのデータバス62と
制御信号63によってマスタイメージメモリアクセスコ
ントローラ22とスレーブイメージメモリアクセスコン
トローラ23の内部記憶装置に所定の値を設定すること
により、個々のイメージメモリ27,28を独立して利
用する2チップモードと、マスタイメージメモリアクセ
スコントローラ22がイメージメモリ27,28を占有
する1チップモードを切り換えてアクセスすることがで
きる。
【0044】2チップモードのとき、設定された値によ
り、マスタイメージメモリアクセスコントローラ22が
双方向バッファ26とバスバッファ24のイネーブル信
号55をインアクティブにし、同時にスレーブイメージ
メモリアクセスコントローラ23に対する制御信号53
をアクティブにする。スレーブイメージメモリアクセス
コントローラ23は中央処理装置29からのデータバス
62と制御信号63によって設定された値と制御信号3
6の値によりバスバッファ25のイネーブル信号56を
アクティブにする。これらの処理によってイメージメモ
リ27は、マスタイメージメモリアクセスコントローラ
22からのデータバス57と制御信号59によりアクセ
スが可能になる一方、イメージメモリ28は、スレーブ
イメージメモリアクセスコントローラ23からのデータ
バス58と制御信号60によりアクセスが可能になる。
【0045】1チップモードも同様に、中央処理装置2
9からのデータバス62と制御信号63によってマスタ
イメージメモリアクセスコントローラ22とスレーブイ
メージメモリアクセスコントローラ23の内部記憶装置
に所定の値を設定することで実現される。この時、マス
タイメージメモリアクセスコントローラ22は双方向バ
ッファ26とバスバッファ24のイネーブル信号55を
アクティブにし、同時にスレーブイメージメモリアクセ
スコントローラ23に対する制御信号53をインアクテ
ィブにする。スレーブイメージメモリアクセスコントロ
ーラ23は、中央処理装置29からのデータバス62と
制御信号63によって設定された値と制御信号53の値
により、バスバッファ25のイネーブル信号56をイン
アクティブにする。これにより、スレーブイメージメモ
リアクセスコントローラ23からの制御信号60はイメ
ージメモリ28に出力されず、そのかわりにマスタイメ
ージメモリアクセスコントローラ22からの制御信号5
9がイメージメモリ28に出力される。これにより、マ
スタイメージメモリアクセスコントローラ22がイメー
ジメモリ27とともにイメージメモリ28をアクセスす
ることが可能となる。
【0046】図3は、イメージメモリアクセスコントロ
ーラの一例を示す構成図である。図中、71は記憶装
置、72は制御部、73はデコード部、74はアドレス
変換部、75はロードデータ生成部、76はアドレス生
成部、77はイメージメモリアクセス部、81は垂直方
向基準同期信号、82は水平方向基準同期信号、83は
リフレッシュ停止信号、84はコマンドクロック信号、
85は基準クロック信号、86は垂直方向立ち下がり検
出信号、87はロードクロック信号、88はコピー終了
信号、89はエラー信号、90はエラー検知信号、91
は水平方向加算信号、92はカウントアップ信号、93
は加算アドレス選択信号、94は垂直方向加算信号、9
5はディス初期アドレス、96はソース初期アドレス、
97はイメージエリア距離、98はSアドレスイネーブ
ル信号、99はDカウンタイネーブル信号、100はS
カウンタイネーブル信号、101はSロードアドレス、
102はDロードアドレス、103は内部アドレス、1
04はページモード停止信号、105は設定値、106
はアクセス同期信号、107はアドレス変換終了信号で
ある。
【0047】記憶装置71には、中央処理装置29から
のデータバス62と制御信号63によって諸値が設定さ
れる。設定値105のうち必要な値がそれぞれ各部に与
えられる。
【0048】制御部72は、ビデオクロック信号46と
コマンドクロック信号84から、いずれかを選択して基
準クロック信号85として出力する。エリア信号発生部
17からイネーブル信号64、エリア信号45、ビデオ
クロック信号46を受け取り、エリア信号45に同期し
て、あるいは同期せずに、基準クロック信号85に基づ
き、垂直方向基準同期信号81、水平方向基準同期信号
82を生成してイメージメモリアクセス部77に出力す
る。また、データ転送中にリフレッシュが行なわれない
ように、リフレッシュ停止信号83も出力する。さら
に、生成した垂直方向基準同期信号81に基づいて垂直
方向立ち下がり検出信号86及びロードクロック信号8
7を作成してロードデータ生成部75へ出力する。イメ
ージメモリアクセス部77から出力されるエラー信号8
9は、エラー検知信号90として記憶装置71に出力さ
れる。ロードデータ生成部から出力されるコピー終了信
号88は、処理終了信号66として出力される。
【0049】デコード部73は、記憶装置71に設定さ
れている設定値105の値をデコードし、水平方向加算
信号91、カウントアップ信号92、加算アドレス選択
信号93、垂直方向加算信号94を生成し、水平方向加
算信号91、カウントアップ信号92、加算アドレス選
択信号93をアドレス生成部76へ、加算アドレス選択
信号93、垂直方向加算信号94をロードデータ生成部
75へそれぞれ出力する。
【0050】アドレス変換部74は、記憶装置71に設
定されている設定値105に基づいて、ソースイメージ
エリア及びディスティネーションイメージエリアの初期
アドレスをディス初期アドレス95、ソース初期アドレ
ス96として、また、両エリアの距離をイメージエリア
距離97として計算し、ロードデータ生成部75へ出力
する。また、アドレス変換終了信号を記憶装置71へ出
力する。ソースイメージエリア及びディスティネーショ
ンイメージエリアは、この画像処理装置の1つの機能で
あるコピーを行なう際の転送元画像の領域と転送先画像
の領域をいう。
【0051】ロードデータ生成部75は、ロードクロッ
ク信号87をもとに垂直方向のアドレスの更新を行な
う。ソースイメージエリアについては、ソース初期アド
レス96を初期値としてSロードアドレス101を順次
更新してゆく。Sロードアドレス101の有効あるいは
無効を示すため、Sアドレスイネーブル信号98も出力
する。ディスティネーションイメージエリアについて
は、ディス初期アドレス95を初期値とし、コピー回数
に応じたアドレス、加算アドレス選択信号93によって
選択された加算データなどを加算しながらDロードアド
レス102を更新してゆく。ソースイメージエリアまた
はディスティネーションイメージエリアのいずれの水平
方向のデータをアクセスするかに応じて、Sカウンタイ
ネーブル信号100またはDカウンタイネーブル信号9
9が選択的に出力される。これらのアドレスや信号はア
ドレス生成部76へ入力される。また、イメージメモリ
アクセス部から出力されるアクセス同期信号106に同
期して動作する。さらに、設定値105で与えられたコ
ピー回数だけのコピー動作が終了すると、コピー終了信
号88を制御部72へ出力する。
【0052】アドレス生成部76は、基準クロック信号
85に基づいて、水平方向のアドレスの更新を行なう。
Dカウンタイネーブル信号99が出力されているとき、
Dロードアドレス102をもとにカウント動作を行なっ
てディスティネーションイメージエリアのアドレスを内
部アドレス103として出力する。このとき、カウント
アップ信号92によってアップカウントとダウンカウン
トの切り換えが可能である。また、Sカウンタイネーブ
ル信号100が出力されているとき、Sロードアドレス
101をもとにカウント動作を行なってソースイメージ
エリアのアドレスを内部アドレス103として出力す
る。この切り換えはSアドレスイネーブル信号98によ
って行なう。また、ソースイメージエリアの回転アドレ
スも生成し、加算アドレス選択信号93によって通常の
アドレスとの切換を行なう。高速ページモードによりア
クセスする場合、一定量のデータをアクセスすると一旦
アクセスを停止させるため、ページモード停止信号10
4も生成し、イメージメモリアクセス部77に出力して
いる。
【0053】イメージメモリアクセス部77は、制御部
72から出力される垂直方向基準同期信号81、水平方
向基準同期信号82、リフレッシュ停止信号83、基準
クロック信号85、アドレス生成部76から出力される
内部アドレス103、ページモード停止信号104、記
憶装置71に格納されている設定値105等に基づき、
イメージメモリ27または28のアクセスを行なう。イ
メージメモリ27または28とメモリデータバスで接続
されており、メモリ制御信号を出力する。また、データ
バスコントローラ20,21とは画像データバスで接続
されており、同期信号を出力する。中央処理装置29に
対しては応答信号を出力するとともに、データバス62
と接続され、制御信号63が入力されている。
【0054】この構成はマスタイメージメモリアクセス
コントローラ22とスレーブイメージメモリアクセスコ
ントローラ23に共通の構成であるので、イメージメモ
リアクセス部77は双方の機能を有している。マスタイ
メージメモリアクセスコントローラ22の機能として、
スレーブイメージメモリアクセスコントローラの機能を
停止させるためのスレーブIMACイネーブル出力信
号、双方向バッファ26の動作を制御するためのバッフ
ァディレクション信号、バスバッファ24の動作を制御
するためのマスタバッファイネーブル信号を出力する。
また、スレーブイメージメモリアクセスコントローラ2
3の機能として、マスタイメージメモリアクセスコント
ローラ22からのスレーブIMACイネーブル出力信号
を受け取るためのスレーブIMACイネーブル入力信号
が入力され、バスバッファ25の動作を制御するための
スレーブバッファイネーブル信号が出力されている。
【0055】図4は、制御部の一例を示す構成図であ
る。図中、111は基準クロック選択信号、112はイ
メージエリア幅選択信号、113は立ち上がり検出回
路、114は検出信号選択回路、115は画素カウン
タ、116はラインカウンタ、117,118は比較
器、119は内部同期信号立ち下がり検出回路、121
はSRT立ち上がり検出信号、122は水平方向立ち上
がり検出信号、123は垂直方向立ち上がり検出信号、
124は基準立ち上がり検出信号、125は水平方向開
始信号、126は垂直方向開始信号、127は水平方向
イメージ幅、128は垂直方向イメージ幅、129は水
平方向立ち下がり検出遅延信号、130は垂直方向立ち
下がり検出遅延信号、131はリフレッシュマスク信号
である。また、SRTは動作許可を示す設定値、INT
MSKは処理終了信号66の出力を許可する設定値、C
OPY,FILL,VERはそれぞれコピー処理,フィ
ル処理,ベリファイ処理を許可する設定値、ROTは回
転処理時の回転角度の設定値、FAW,SAWはそれぞ
れイメージメモリ上の水平方向,垂直方向のイメージエ
リア幅の設定値である。ここでは主要な部分のみ説明す
る。
【0056】基準クロック選択回路111は、ビデオク
ロック信号46とコマンドクロック信号のうちのいずれ
かを選択して基準クロック信号85として各部に出力す
る。イメージエリア幅選択回路112は、イメージメモ
リ上の水平方向,垂直方向のイメージエリア幅の設定値
FAW,SAWと、回転処理時の回転角度の設定値RO
Tから水平方向イメージ幅127および垂直方向イメー
ジ幅128を出力する。
【0057】立ち上がり検出回路113は、設定値SR
Tと、水平方向エリア信号、垂直方向エリア信号を含む
エリア信号45と、イネーブル信号64と、この制御部
で生成する水平方向基準同期信号82と、基準クロック
選択回路111から出力されている基準クロック信号8
5が入力され、信号の立ち上がりを検出してSRT立ち
上がり検出信号121、水平方向立ち上がり検出信号1
22、垂直方向立ち上がり検出信号123、基準立ち上
がり検出信号124を出力する。検出信号選択回路11
4は、これらの信号と、内部同期信号立ち下がり検出回
路119から出力される垂直方向立ち下がり検出遅延信
号130を受け、水平方向開始信号125、垂直方向開
始信号126、リフレッシュマスク信号131を出力す
る。
【0058】画素カウンタ115は、水平方向開始信号
125がアクティブの間、基準クロック信号85のカウ
ントを行ない、比較器117でカウント値と水平方向イ
メージ幅127とを比較する。そして、水平開始点信号
から比較器117の一致信号までをアクティブな期間と
する水平方向基準同期信号82を生成する。
【0059】同様に、ラインカウンタ115は、垂直方
向開始信号126のアクティブの間、ラインのカウント
を行ない、比較器118でカウント値と垂直方向イメー
ジ幅128との比較を行なう。そして、垂直方向開始信
号126の立ち上がりから比較器118の一致信号まで
をアクティブな期間とする垂直方向基準同期信号81を
生成する。
【0060】内部同期信号立ち下がり検出回路119
は、生成した垂直方向基準同期信号81、水平方向基準
同期信号82等を受け取り、信号の立ち下がりを検出し
て垂直方向立ち下がり検出信号86、垂直方向立ち下が
り検出遅延信号130、ロードクロック信号87、水平
方向立ち下がり検出遅延信号129等を生成して出力す
る。
【0061】図5は、イメージメモリアクセス部の一例
を示す構成図である。図中、141はリフレッシュサイ
クル発生回路、142はDMA制御回路、143はメモ
リ制御信号発生回路、144は制御信号選択回路、14
5はデータ制御回路、151はリフレッシュRAS信
号、152はリフレッシュCAS信号、153はリフレ
ッシュサイクル信号、154は下位アドレス、155は
ダイレクトRAS信号、156はダイレクトCAS信
号、157はダイレクトWE信号、158はダイレクト
ライトデータ、159はページモードRAS信号、16
0はページモードCAS信号、161はページモードW
E信号、162はレギュラーモードRAS信号、163
はレギュラーモードCAS信号、164はレギュラーモ
ードWE信号、165はリードライト切り替え信号、1
66はCASクロック信号である。また、MSTSLV
はマスタイメージメモリアクセスコントローラとスレー
ブイメージメモリアクセスコントローラとの切り替えを
行なう設定値、EXTSLVはスレーブイメージメモリ
アクセスコントローラにイメージメモリのアクセスを許
可する設定値である。
【0062】図3のイメージメモリアクセス部77は、
図5に示すように、メモリのリフレッシュのための制御
を行なうメモリリフレッシュサイクル発生回路141
と、DMA転送のための制御を行なうDMA制御回路1
42と、通常のイメージメモリのアクセスと高速ページ
モードでのアクセスを制御するメモリ制御信号発生回路
143と、これらのリフレッシュ信号、DMA制御信
号、通常のアクセス信号、高速ページモードでのアクセ
ス信号を制御信号選択回路144で切り替えてイメージ
メモリに対して出力している。また、読み出したデータ
あるいは書き込むデータの制御はデータ制御回路145
において行なっている。ここではイメージメモリ27,
28は、RAS信号及びCAS信号によってアクセス
し、読み出しと書き込みの切り替えはWE(ライトイネ
ーブル)信号によって行なっている。
【0063】リフレッシュサイクル発生回路141は、
内部でシステムクロック信号をカウントし、所定のサイ
クルのリフレッシュサイクル信号153を生成するとと
もに、このリフレッシュサイクル信号153およびリフ
レッシュ停止信号83、メモリチップセレクト信号、ア
クセス同期信号等に従って、リフレッシュRAS信号1
51、リフレッシュCAS信号152を生成する。
【0064】DMA制御回路142は、DMA転送時の
下位アドレス154を生成して出力するとともに、ダイ
レクトRAS信号155、ダイレクトCAS信号15
6、ダイレクトWE信号157を出力する。また、この
DMA制御回路142は、中央処理装置29との間のデ
ータ転送も行ない、イメージメモリ27または28から
読み出したデータは直接、中央処理装置29のデータバ
ス62へ出力する。また、中央処理装置29からの書き
込みデータは、ダイレクトライトデータ158として一
旦データ制御回路145に出力され、データ制御回路1
45からイメージメモリ27または28へ書き込む。
【0065】メモリ制御信号発生回路143は、通常の
アクセスと、高速ページモードのアクセスのための制御
信号を発生する。通常のアクセスでは、アクセスのたび
にRAS信号とCAS信号を変化させる。この場合、R
AS信号とCAS信号のタイミングをずらして変化させ
るため、1回のサイクルが長くなる。高速ページモード
では、RAS信号を固定し、CAS信号のみをアクセス
のたびに変化させる。これにより、行方向の連続したア
クセスを高速に行なうことができる。メモリ制御信号発
生回路143では、このような2つのアクセス方式に対
応したRAS信号、CAS信号、WE信号を生成して出
力しており、高速ページモードのアクセス方式について
はページモードRAS信号159、ページモードCAS
信号160、ページモードWE信号161を、また通常
のアクセス方式についてはレギュラーモードRAS信号
162、レギュラーモードCAS信号163、レギュラ
ーモードWE信号164を出力している。また、リード
ライト切り替え信号165をデータ制御回路145に出
力している。
【0066】制御信号選択回路144は、リフレッシュ
サイクル発生回路141、DMA制御回路142、メモ
リ制御信号発生回路143からの高速ページモードのア
クセス方式の制御信号と通常のアクセス方式の制御信号
の各制御信号を、どのようなアクセスを行なうかによっ
て適宜切り替え、イメージメモリ27,28に対してN
RAS信号、NCASL信号、NCASH信号、NWE
信号を出力する。また、内部アドレス103をメモリア
ドレスとして出力する。さらに、CASクロック信号1
66をデータ制御回路145に対して出力する。
【0067】データ制御回路145は、メモリデータバ
ス57,58と、画像データバス49,50との間のデ
ータ転送を行なう。このとき、外部機器12,13の処
理速度に応じて転送速度の調整を行なう。また、イメー
ジメモリ27または28のある領域に対して所定の固定
値データ、インクリメントデータ、あるいは、デクリメ
ントデータを書き込む処理(以下フィル処理と称す)で
は、固定値データ、インクリメントデータ、デクリメン
トデータ等を出力するように制御するなど、各処理に対
するデータの制御を行なう。
【0068】イメージメモリアクセス部77はまた、設
定値MSTSLVと設定値EXTSLV、およびマスタ
イメージメモリアクセスコントローラ22から送られる
スレーブIMACイネーブル入力信号に従って、スレー
ブIMACイネーブル出力信号、マスタバッファイネー
ブル信号55、スレーブバッファイネーブル信号56を
生成して出力する。
【0069】図6は、データ制御回路の一例を示す構成
図である。図中、171はFIFOデータ選択回路、1
72はFIFO制御回路、173はデータ選択回路、1
74はフィルカウンタ、175は比較器、181はメモ
リリードイネーブル信号、182はメモリライトイネー
ブル信号、183はCVFイネーブル信号、184はF
IFO入力データ、185はFIFO出力データ、18
6は水平方向立ち下がり検出信号、187はメモリライ
トデータ、188はCVデータ、189はFILLデー
タ、190はFILLデータロード信号、191はVF
イネーブル信号である。また、IENは高速ページモー
ドでのアクセスを行なう設定値、PENは通常モードで
のアクセスを行なう設定値、RWはメモリデータバスお
よび画像データバスの方向を設定する設定値、COP
Y,FILL,VERはそれぞれコピー処理,フィル処
理,ベリファイ処理を許可する設定値、CENは中央処
理装置からのダイレクトイメージメモリアクセスを許可
する設定値、SRTは動作を許可する設定値、FPはフ
ィルパターンを設定する設定値、PTN,INCDEC
はフィルパターンの種類を設定する設定値である。
【0070】図5に示すイメージメモリアクセス部内の
データ制御回路145は、図6に示すように、主にFI
FOデータ選択回路171とFIFO制御回路172か
らなるFIFOの制御と、データ選択回路173による
データの入出力制御と、フィルカウンタ174及び比較
器175などからなるフィル処理などの回路によって構
成されている。
【0071】FIFOデータ選択回路171は、メモリ
リードイネーブル信号181およびメモリライトイネー
ブル信号182に従って画像データバス49,50ある
いはメモリデータバス57、58のいずれかを転送元の
バスとして選択し、データをFIFO入力データ184
としてFIFO制御回路172に渡す。FIFO制御回
路172は、内部にFIFOメモリを有しており、FI
FO入力データ184を一時保持可能である。FIFO
メモリから出力されるFIFO出力データ185は、読
み出し時には画像データバス49、50に送られ、書き
込み時にはデータ選択回路173に送られる。このFI
FO制御回路172によって、例えば、外部機器12ま
たは13が高速でイメージデータを処理可能な場合、高
速ページモードによるアクセスを行なうが、高速ページ
モードでは一定量のデータをアクセスすると、一旦アク
セスを停止しなければならないため、このFIFOメモ
リを用いてタイミングの調整を図ることができる。
【0072】データ選択回路173は、FIFO出力デ
ータ185、ダイレクトライトデータ158、CVデー
タ188、FILLデータ189の各データから1つを
選択し、メモリライトデータ187としてメモリデータ
バス57,58に出力する。CVデータ188は、コピ
ー処理またはベリファイ処理の際のデータである。ま
た、FILLデータ189は、設定値FPあるいは設定
値FPをフィルカウンタ174で順次インクリメントあ
るいはデクリメントした値である。
【0073】図7は、データバスコントローラの一例を
示す構成図である。図中、191はINデータ制御回
路、192はEXデータ制御回路、193は記憶装置、
201は同期信号選択器A、202はEXデータバス選
択回路、203は選択器、211はINデータリードイ
ネーブル信号、212はEX選択クロック信号、213
はEX選択水平エリア信号、214はEX選択垂直エリ
ア信号、215は内部エリア信号、216はEX選択デ
ータ、221は同期信号選択器B、222はINデータ
バス選択回路、223は選択器、231はEXデータリ
ードイネーブル信号、232はIN選択クロック信号、
233はIN選択水平同期信号、234はIN選択垂直
同期信号、235は内部同期信号、236はIN選択デ
ータである。また、INEN,INDIOはINデータ
バスの入出力を許可する設定値、SELIはINデータ
バスからデータを出力するときに基準とする同期信号を
選択するための設定値、IDVINはエリア信号がイン
アクティブの時にINデータバスから出力すべきデータ
の値の設定値、ODSIはINデータバスから出力する
データを選択するための設定値、EXEN,EXDIO
はEXデータバスの入出力を許可する設定値、SELO
はEXデータバスからデータを出力するときに基準とす
る同期信号を選択するための設定値、IDVEXはエリ
ア信号がインアクティブの時にEXデータバスから出力
すべきデータの値の設定値、ODSOはEXデータバス
から出力するデータを選択するための設定値であり、そ
れぞれ記憶装置193に中央処理装置29がデータバス
62を介して設定する。
【0074】図2に示したデータバスコントローラ2
0,21は、図7に示すように、INデータ制御回路1
91とEXデータ制御回路192から構成されている。
EXデータバスはそれぞれデータ選択器18,19に接
続されている画像データバス47,48である。また、
INデータバスはそれぞれイメージメモリアクセスコン
トローラ22,23に接続されているデータバス49,
50である。データ制御回路191は、イメージメモリ
22,23に対応して設けられ、EXデータバスからの
データをイメージメモリ22,23に書き込む際の制御
を行なう。また、EXデータ制御回路192は、外部機
器12,13に対応して設けられ、イメージメモリ2
2,23から読み出したデータを外部機器12,13、
あるいは別のイメージメモリへ出力する際の制御を行な
う。
【0075】INデータ制御回路171では、同期信号
選択器A201とEXデータバス選択回路202で選択
する外部機器からの制御信号及びデータを選択し、EX
選択クロック信号212、EX選択水平エリア信号21
3、EX選択垂直エリア信号214と、EX選択データ
216が出力される。EX選択水平エリア信号213、
EX選択垂直エリア信号214は内部エリア信号215
として、選択器203におけるEX選択データ216と
設定値IDVINとの選択に用いられる。これにより、
エリア内の場合にはEXデータバスから送られてきたデ
ータがINデータバスに出力され、エリア外の場合には
設定値IDVINが出力される。
【0076】EXデータ制御回路172も同様の回路で
あり、同期信号選択器B221とINデータバス選択回
路222で選択するイメージメモリアクセスコントロー
ラからの制御信号及びデータを選択し、IN選択クロッ
ク信号232、IN選択水平同期信号233、IN選択
垂直同期信号234と、IN選択データ236が出力さ
れる。IN選択水平同期信号233、IN選択垂直同期
信号234は内部同期信号235として、選択器223
におけるIN選択データ236と設定値IDVEXとの
選択に用いられる。これにより、イメージメモリから読
み出したデータはそのまま出力され、範囲外の部分には
設定値IDVEXが詰められて外部機器へ出力される。
【0077】図8は、エリア信号発生器の一例を示す構
成図である。図中、241はイネーブル信号発生回路、
242はエリア信号発生回路、243は記憶装置、25
1は同期信号選択回路A、252はページカウンタ、2
53,254は比較器、261は内部垂直同期信号、2
62は内部クロック信号、263はページカウント、2
71は同期信号選択回路B、272は水平エリアカウン
タ、273,275は比較器、274は垂直エリアカウ
ンタ、281は内部垂直同期信号、282は内部水平同
期信号、283は内部クロック信号、284は立ち上が
り検出信号、285は水平エリア開始信号、286は垂
直エリア開始信号である。また、ESELは同期信号選
択のための設定値、SRTはイネーブル信号の発生を許
可する設定値、CLMDはカラーモードを設定する設定
値、PRはイネーブル信号の発生タイミングを設定する
設定値、SWIAは垂直方向エリア信号のアクティブ幅
を設定する設定値、NRSTはリセットの設定値、FW
IAは水平方向エリア信号のアクティブ幅を設定する設
定値、FSAは水平方向エリア信号の開始点を設定する
設定値、SSAは垂直方向エリア信号の開始点を設定す
る設定値、ASELは同期信号選択のための設定値であ
る。
【0078】図2に示すエリア信号発生器17は、図8
に示すように、イネーブル信号64を生成するためのイ
ネーブル信号発生回路241と、エリア信号45および
ビデオクロック信号46を生成するためのエリア信号発
生回路242、および記憶装置243で構成されてい
る。イネーブル信号発生回路241は、各イメージメモ
リアクセスコントローラに対応して設けられる。また、
エリア信号発生回路242も必要に応じて複数設けられ
る。
【0079】イネーブル信号発生回路241の同期信号
選択回路A251は、ホストコンピュータ11および各
外部機器12,13から出力される同期信号40〜42
から設定値ESELに従って垂直同期信号、クロック信
号を選択し、内部垂直同期信号261、内部クロック信
号262を出力する。ページカウンタ252は、内部垂
直同期信号261からページをカウントし、ページカウ
ント263を出力する。比較器253は、設定値CLM
Dに従い、所定ページ数となるとページカウンタ252
をリセットする。例えば、カラーモードでは、3または
4ページで1画面が構成されるので、このページ数をカ
ウントすることになる。比較器254では、この所定ペ
ージ数の内、対応するイメージメモリに格納するページ
のときにのみイネーブル信号64を発生する。
【0080】エリア信号発生回路242では、同期信号
選択回路B271において、ホストコンピュータ11お
よび各外部機器12,13から出力される同期信号40
〜42から設定値ASELに従って垂直同期信号、水平
同期信号、クロック信号を選択し、内部垂直同期信号2
81、内部水平同期信号282、内部クロック信号28
3を出力する。内部クロック信号283はビデオクロッ
ク信号46として出力される。水平エリアカウンタ27
2は、設定値FSAまで内部クロック信号283をカウ
ントして水平エリア開始信号285を出力し、水平方向
エリア信号をアクティブにし、さらにカウントを行な
う。そして、比較器273で水平エリアカウンタ272
の値と設定値FWIAで示されるアクティブ幅とを比較
し、等しくなった時点で水平方向エリア信号をインアク
ティブにする。また、垂直エリアカウンタ274は、設
定値SSAまで内部水平同期信号282の立ち上がり検
出信号284をカウントして垂直エリア開始信号286
を出力し、垂直方向エリア信号をアクティブにし、さら
にカウントを行なう。そして、比較器275で垂直エリ
アカウンタ272の値と設定値SWIAで示されるアク
ティブ幅とを比較し、等しくなった時点で垂直方向エリ
ア信号をインアクティブにする。
【0081】以下、本発明の画像処理装置の第2の実施
の形態における動作の一例について説明する。ここで
は、図2に破線で囲んで示した構成が4つ並列に設けら
れており、それぞれカラー3色とブラック用として用い
られる。各イメージメモリアクセスコントローラには、
中央処理装置29から32ビットのデータバス62と制
御信号63が接続されている。内部の記憶装置71にデ
ータを読み書きする場合、32ビットのデータバス62
のうちの8ビット(例えば、0ビットから7ビットま
で)と、制御信号63のうちレジスタチップセレクト信
号、リード信号、ライト信号、アドレスを使用する。マ
スタイメージメモリアクセスコントローラ22のスレー
ブIMACイネーブル入力信号はGNDに、スレーブI
MACイネーブル出力信号は制御信号53としてスレー
ブイメージメモリアクセスコントローラ23のスレーブ
IMACイネーブル入力信号に、マスタバッファイネー
ブル信号はイネーブル信号55として双方向バッファ2
6とバスバッファ24のイネーブル端子に、バッファデ
ィレクション信号54は双方向バッファ26のDIR端
子にそれぞれ接続されている。また、スレーブイメージ
メモリアクセスコントローラ23のスレーブバッファイ
ネーブル信号はイネーブル信号56としてバスバッファ
25のイネーブル端子に接続されている。さらに、マス
タイメージメモリアクセスコントローラ22のスレーブ
バッファイネーブル信号とスレーブイメージメモリアク
セスコントローラ23のマスタバッファイネーブル信
号、バッファディレクション信号は開放されている。
【0082】1.イメージメモリアクセスコントローラ
動作準備 最初にイメージメモリアクセスコントローラのリセット
を解除する。これは、電源投入時にリセット状態になっ
ており、リセット状態では記憶装置71の値が全て
‘0’になっていて設定値の書き込みが不可能なためで
ある。リセットが解除されると、イメージメモリアクセ
ス部77が動作を開始し、メモリ制御信号59,60を
リフレッシュサイクルにする。この時のリフレッシュサ
イクルは、例えば、CASビフォRASリフレッシュサ
イクルである。
【0083】次に、2チップモードか、1チップモード
かを設定する。1チップモードの場合、マスタイメージ
メモリアクセスコントローラ22の記憶装置71に、図
5に示す設定値MSTSLVに‘1’を、設定値EXT
SLVに‘0’を設定し、スレーブイメージメモリアク
セスコントローラ23の設定値MSTSLVとEXTS
LVに‘0’を設定する。これにより、マスタイメージ
メモリアクセスコントローラ22のマスタバッファイネ
ーブル信号(イネーブル信号55)とスレーブIMAC
イネーブル出力信号(制御信号53)が‘0’に、スレ
ーブイメージメモリアクセスコントローラ23のスレー
ブバッファイネーブル信号(イネーブル信号56)が
‘1’になって、マスタイメージメモリアクセスコント
ローラ22が両方のイメージメモリ27,28をアクセ
スすることが可能になる。
【0084】2チップモードの場合、マスタイメージメ
モリアクセスコントローラ22の設定値MSTSLVお
よびEXTSLVに‘1’を設定し、スレーブイメージ
メモリアクセスコントローラ23の設定値MSTSLV
とEXTSLVに‘0’を設定する。これにより、マス
タイメージメモリアクセスコントローラ22のマスタバ
ッファイネーブル信号(イネーブル信号55)とスレー
ブIMACイネーブル出力信号(制御信号53)が
‘1’に、スレーブイメージメモリアクセスコントロー
ラ23のスレーブバッファイネーブル信号(イネーブル
信号56)が‘0’になって、マスタイメージメモリア
クセスコントローラ22がイメージメモリ27を、スレ
ーブイメージメモリアクセスコントローラ23がイメー
ジメモリ28を別々にアクセスすることが可能になる。
【0085】中央処理装置29からのダイレクトイメー
ジメモリアクセスを行なう場合は、図6に示した設定値
CENに‘1’を設定する。設定値CENに‘1’が設
定されている間は、中央処理装置29からの制御信号6
3のうちメモリチップセレクト信号、リード信号、ライ
ト信号、バイトイネーブル信号、アドレスを使用して、
32ビットのCPUデータバス上でデータの入出力が行
なわれる。書き込み時にデータバス62のデータがDM
A制御回路142を経てダイレクトライトデータ158
としてデータ制御回路145に送られる。図6に示した
データ制御回路145において、データ選択回路173
は設定値CENによりダイレクトライトデータ158を
選択し、メモリライトデータ187としてメモリデータ
バス57,58へ出力してイメージメモリ27,28へ
の書き込みを行なう。イメージメモリへのデータ書き込
みが終了した時はNACK信号を応答信号54として中
央処理装置29へ出力する。また、読み出し時にはイメ
ージメモリ27,28からのデータはメモリデータバス
57,58からDMA制御回路142を経てデータバス
62へ出力される。イメージメモリからのデータの読み
出しが終了した時はNACK信号とNRDCEN信号を
応答信号54として中央処理装置29に出力する。
【0086】イメージメモリ27または28のある領域
に対して所定の固定値データ、インクリメントデータ、
あるいは、デクリメントデータを書き込むフィル処理、
イメージメモリ27または28のある領域に所定の固定
値データを書き込んだ後、書き込まれた値を読み出し
て、書き込みデータと読み出しデータが等しいかを検索
するベリファイ処理、イメージメモリのある領域に書き
込まれたデータを読み出して、もともと書き込まれた領
域以外の領域にデータを書き込むコピー処理は、エリア
信号に依存しないでアクセスする非同期モードで実行さ
れる。
【0087】非同期モードでは、イメージメモリの水平
方向幅および垂直方向幅、イメージメモリ上の水平方向
及び垂直方向のイメージエリアの開始点及び幅、コピー
処理時及び書き込み時の水平及び垂直方向の移動量な
ど、アクセス位置情報を設定し、設定値COPY、VE
R、FILLのいずれかあるいは複数に‘1’を設定す
る。コピー処理時には、コピー処理実行時の方向を設定
する設定値CPDIRも設定する。また、フィル処理に
おいては、書き込む固定値を示す設定値PTN、インク
リメントまたはデクリメントを設定する設定値INCD
ECも設定される。
【0088】例として、ソースイメージエリアのアドレ
スに対してマイナス方向にコピー処理を行なうには、設
定値COPYのみに‘1’を、プラス方向にコピー処理
を行なうなら、設定値COPYのほかに設定値CPDI
Rにも‘1’を設定する。ベリファイ処理を行なう場合
は、設定値VERのみに‘1’を設定する。固定値デー
タでフィル処理を行なう時は、設定値FILLのほかに
設定値PTNにも‘1’を、インクリメントデータでフ
ィル処理を行なうには、設定値FILLのほかに設定値
INCDECにも‘1’を、デクリメントデータでフィ
ルを処理を行なうなら、設定値FILLのみに‘1’を
設定する。さらに、フィル処理を行なう場合はフィルパ
ターンを設定する設定値FPに、コピー処理を行なう場
合はコピー処理回数を設定する設定値NUMCPにも値
を設定する。
【0089】その後、XY座標で表わされた位置情報を
物理アドレスに変換するための設定値CALSRTに
‘1’を設定する。この時、図3に示すアドレス変換部
74は、設定された値をもとにソースイメージエリアの
原点のアドレスと、ディスティネーションイメージエリ
アの4隅の点と、コピー処理時のソースイメージエリア
からディスティネーションイメージエリアの距離を計算
する。
【0090】図9は、イメージエリアの説明図である。
いま、点ABCDで囲まれるソースイメージエリアと、
点A’B’C’D’で囲まれるディスティネーションイ
メージエリアを考える。イメージメモリの水平方向及び
垂直方向の幅はそれぞれFSW,SSWである。ソース
イメージエリアの開始点Aのは水平及び垂直位置はFS
A,SSAであり、水平及び垂直方向のエリア幅はFA
W,SAWである。ディスティネーションイメージエリ
アの開始点A’の水平及び垂直位置はソースイメージエ
リアの開始点Aからの距離で示し、水平方向および垂直
方向の距離はFDD,SDDである。
【0091】図9に示す各設定値を用い、ソースイメー
ジエリアの原点のアドレスと、ディスティネーションイ
メージエリアの4隅の点と、コピー処理時のソースイメ
ージエリアからディスティネーションイメージエリアの
距離を計算する。各値に対する計算式は 点Aのアドレス =FSW×SSA+FSA 点A’のアドレス=FSW×(SSA+SDD)+FS
A+FDD 点B’のアドレス=FSW×(SSA+SDD)+FS
A+FDD+FAW 点C’のアドレス=FSW×(SSA+SDD+SA
W)+FSA+FDD 点D’のアドレス=FSW×(SSA+SDD+SA
W)+FSA+FAW+FDD 点Aと点A’の距離=FSW×SDD+FDD で与えられる。全ての計算が終了すると、アドレス変換
部74は、変換が終了したことを示すアドレス変換終了
信号107をアクティブにして、設定値CALSRTを
クリアして‘0’にする。アドレス変換部74からは、
回転処理時の回転角度の設定値ROT、水平および垂直
方向の鏡像処理を許可する設定値XMIRおよびYMI
R、メモリデータバスおよび画像データバスの方向の設
定値RWの各設定値の組合せに応じて、変換されたディ
スティネーションイメージエリアの4隅の点のアドレス
から1つを選択し、ディス初期アドレス95として出力
する。また、ソースイメージエリアのA点のアドレスを
ソース初期アドレス96として出力する。さらに、A点
とA’点の距離をイメージエリア距離97としてロード
データ生成部75に出力する。中央処理装置29は、こ
の設定値CALSRTをポーリングしており、‘0’に
なったことを確認してから動作を許可する設定値SRT
に‘1’を設定する。
【0092】エリア同期モードでは、リードライトサイ
クルか高速ページモードサイクルのどちらかでイメージ
メモリにアクセスすることができる。リードライトサイ
クルでアクセスする時は設定値PENに‘1’を、高速
ページモードサイクルでイメージメモリにアクセスする
時は設定値IENに‘1’を設定する。その後、非同期
モードと同様、XY座標で表わされた位置情報を物理ア
ドレスに変換し、設定値CALSRTが‘0’になった
ことを確認した後、設定値SRTに‘1’を設定する。
【0093】2.リフレッシュサイクル 図5に示すリフレッシュサイクル発生回路141におい
て、リフレッシュ停止信号83は制御部72から出力さ
れ、‘0’の時にリフレッシュサイクルの発生が抑制さ
れる。アクセス同期信号106は、記憶装置71の設定
値に基づいて新たに生成される内部の同期信号で、この
イメージメモリアクセス部77から出力されるととも
に、リフレッシュサイクル発生回路141にも入力され
る。リセット時、リフレッシュ停止信号は‘1’に、ア
クセス同期信号は‘0’になっている。リセットが解除
された時、メモリチップセレクト信号は‘1’になって
いる。リセット解除後、内部のカウンタはカウントを開
始し、所定値になった時キャリー信号を出力する。この
キャリー信号に基づき、リフレッシュRAS信号15
1、リフレッシュCAS信号152、リフレッシュサイ
クル信号153を出力する。
【0094】3.CPUダイレクトイメージメモリアク
セス 図5に示すDMA制御回路142は、メモリチップセレ
クト信号と、リード信号かライト信号がアクティブにな
った時のバイトイネーブル信号の値によって、イメージ
メモリのアクセス方法が自動的に切り替わる。バイトイ
ネーブル信号をデコードして、バイト単位でのアクセ
ス、ハーフワード単位でのアクセス、ワード単位でのア
クセスを切り替える。
【0095】中央処理装置29からのデータバス62は
32ビットであり、アドレスは0(h)、4(h)、8
(h)...のように4の倍数になるので、例えば、イ
メージメモリの容量が16MByteだとすると、1チ
ップモードでは32MByte分のイメージメモリにア
クセスしなければならない。従ってCPUアドレスは2
3ビットが必要となる。また、バイト単位でのアクセ
ス、ハーフワード単位でのアクセスの場合、下位2ビッ
トのアドレスは4本のバイトイネーブル信号をエンコー
ドして生成し直し、内部では25ビットのアドレスに変
換する。
【0096】上述のようにダイレクトイメージメモリア
クセスを行なう場合には、設定値CENを‘1’にす
る。メモリチップセレクト信号と、ライト信号とリード
信号のどちらかが‘0’になった時、リフレッシュサイ
クル信号153が‘0’ならばリフレッシュサイクル信
号153が‘1’に変化してから、リフレッシュサイク
ル信号が‘1’ならば直ちに、DMA制御回路142に
従ってダイレクトRAS信号155、ダイレクトCAS
信号156が、所定のタイミングで‘1’になる。
【0097】イメージメモリ27,28へのデータ書き
込み時は、ダイレクトWE信号157が‘0’になって
中央処理装置29のデータバス62上のデータをラッチ
する。その後、下位アドレス154の値に従い8ビット
づつダイレクトライトデータ158として転送される。
この時、下位アドレスが’0’(h)の時はデータバス
62の下位8ビットを、下位アドレスが’1’(h)の
時はデータバス62の次の8ビットを、下位アドレス
が’2’(h)の時はデータバス62の更に次の8ビッ
トを、下位アドレスが’3’(h)の時はデータバス6
2の上位8ビットをダイレクトライトデータ158とす
る。ダイレクトライトデータ158は、ダイレクトWE
信号157、ダイレクトRAS信号155、ダイレクト
CAS信号156、下位アドレス154、それに中央処
理装置29からの制御信号63内のCPUアドレスの各
制御信号が制御信号選択回路144で選択され、これら
の制御信号に基づいてイメージメモリ27,28へ書き
込まれる。
【0098】イメージメモリ27,28からのデータ読
み出し時では、メモリデータバス57,58上の読み出
したデータを下位アドレスで指示されるデータバス62
上の適切な位置にラッチし、出力する。例えば、下位ア
ドレスが‘0’(h)の時はラッチしたデータをデータ
バス62の下位8ビットに、下位アドレスが‘1’
(h)の時はラッチしたデータをデータバス62の次の
8ビットに、下位アドレスが‘2’(h)の時はラッチ
したデータをデータバス62の更に次の8ビットに、下
位アドレスが‘3’(h)の時はラッチしたデータをデ
ータバス62の上位8ビットに出力する。
【0099】ハーフワード単位およびワード単位による
アクセスの場合、内部で下位アドレスを生成する。例え
ば、ハーフワード単位の場合、下位アドレスを‘0’
(h)→‘1’(h)または‘2’(h)→‘3’
(h)と変化させる。また、ワード単位の場合には、下
位アドレスを‘0’(h)→‘1’(h)→‘2’
(h)→‘3’(h)と変化させる。書き込み及び読み
出しの動作は同様である。
【0100】4.非同期モード 4−1.フィル処理 制御部72の動作から順を追って説明していく。図4に
示す制御部72の構成において、基準クロック選択回路
111は、入力されるビデオクロック信号46とコマン
ドクロック信号84のうち、非同期モードではコマンド
クロック信号84が選択され、基準クロック信号85と
して出力される。動作の許可を示す設定値SRTが
‘1’に設定されると立ち上がり検出回路113で立ち
上がりが検出され、‘1’レベル幅が1コマンドクロッ
クサイクルのSRT立ち上がり検出信号121を出力す
る。検出信号選択回路114はこのSRT立ち上がり検
出信号121を選択して、‘1’レベル幅が1クロック
サイクルの水平方向開始信号125、リフレッシュマス
ク信号131、垂直方向開始信号126として出力す
る。
【0101】リフレッシュマスク信号131は、エリア
同期モードでイメージメモリアクセス部77からNRA
S信号、NCASL信号、NCASH信号が生成される
時、リードライトサイクルや高速ページモードサイクル
とリフレッシュサイクルが同時に発生しないように、リ
ードライトサイクルや高速ページモードサイクルが発生
する直前にリフレッシュサイクルの発生を抑制する信号
である。リフレッシュマスク信号131は、垂直方向基
準信号81とNAND演算され、リフレッシュ停止信号
83としてイメージメモリアクセス部77のリフレッシ
ュサイクル発生回路141に出力される。
【0102】水平方向開始信号が‘1’になると、画素
カウンタ115のイネーブル信号が‘1’になって基準
クロック信号85のカウントが開始される。画素カウン
タ115は、設定値SRTが‘0’の時に水平方向基準
同期信号82の‘0’レベル幅を設定したロードデータ
がロードされるので、カウントはロードデータから始ま
る。画素カウンタ115がカウントし続け、カウンタ値
が‘ffff’(h)になった時、画素カウンタ115
からキャリー信号が出力される。開始信号選択回路では
このキャリー信号を選択して水平開始点信号として出力
する。水平方向基準同期信号82には、水平開始点信号
が‘1’になった時点から‘1’が出力される。さらに
画素カウンタ115がカウントし続け、イメージエリア
幅選択回路112から出力される水平方向イメージ幅1
27と同じ値になると水平方向基準同期信号82は
‘0’になり、1ライン分の処理が終了する。この時、
水平方向イメージ幅には設定値FAWの値が出力されて
いる。
【0103】水平方向基準同期信号82が‘0’になる
と内部同期信号立ち下がり検出回路119で立ち下がり
が検出され、‘1’レベルが1クロック幅のロードクロ
ック信号87と、ロードクロック信号87を基準クロッ
ク信号85で数回ラッチして遅延させた水平方向立ち下
がり検出遅延信号129が出力される。この水平方向立
ち下がり検出遅延信号129によって、画素カウンタ1
15は再びロードデータをロードし、上述した処理が繰
り返し実行される。この水平方向基準同期信号81はイ
メージメモリアクセス部77に出力される。
【0104】一方、垂直方向開始信号126が‘1’に
なると、ロードクロック信号87が‘1’になるごとに
ラインカウンタ116の値がインクリメントしていくと
同時に、垂直方向基準同期信号81には‘1’が出力さ
れる。ラインカウンタ116は設定値SRTが‘0’の
時にリセットされているのでカウントは‘0’から始ま
る。ラインカウンタ116がカウントし続け、イメージ
エリア幅選択回路112から出力される垂直方向イメー
ジ幅128と同じ値になると、垂直方向基準同期信号8
1は‘0’になり、1ページ分の処理が終了する。この
時、垂直方向イメージ幅には設定値SAWの値が出力さ
れている。
【0105】垂直方向基準同期信号81が‘0’になる
と内部同期信号立ち下がり検出回路119で立ち下がり
が検出され、‘1’レベル幅が1クロックサイクルの垂
直方向立ち下がり検出信号86、垂直方向立ち下がり検
出信号86を基準クロック信号85で数回ラッチして遅
延させた垂直方向立ち下がり検出遅延信号130が出力
される。垂直方向立ち下がり検出信号86は終了信号選
択回路で選択され、J−Kフリップフロップを通った
後、処理終了信号66となって、画素カウンタ115の
ロードデータのロード、ラインカウンタ116のリセッ
トを行なう。
【0106】イメージメモリアクセス部77のデータ制
御回路145内に設けられたFIFO制御回路172で
は、入力された水平方向基準同期信号81と、水平方向
基準同期信号82を基準クロック信号85で数回ラッチ
した遅延同期信号のどちらか1つを選択し、アクセス同
期信号を出力する。アクセス同期信号が‘1’の時は、
メモリ制御信号発生回路143により、レギュラーRA
S信号162、レギュラーCAS信号163、レギュラ
ーWE信号164が生成される。
【0107】一方、ロードデータ生成部75では、ロー
ドクロック信号87が初期状態で‘0’になっているた
め、アドレス変換部74からのソース初期アドレス96
をSロードアドレス101としてアドレス生成部76に
出力し、Sアドレスイネーブル信号98を‘0’にする
と同時に、Sカウンタイネーブル信号100にアクセス
同期信号106を出力する。1ラインのフィル処理が終
了すると、ロードクロック信号87が1クロックサイク
ルだけ‘1’となり、Sロードアドレス101には、S
ロードアドレス値と設定値FSWの値が加算されたS加
算アドレスが新たなSロードアドレスとしてアドレス生
成部76に出力される。以後、同様にして、1ラインの
フィル処理が終了するごとに、新たなSロードアドレス
101が更新され、垂直方向基準同期信号81が‘0’
になるまで続けられる。
【0108】アドレス生成部76では、加算アドレス選
択信号93が‘0’なので、アドレス生成部76から出
力される内部アドレス103をSロードアドレス101
からのカウント値とする。従って、アクセス同期信号1
06が‘1’になるとSロードアドレス101の値から
カウントし始め、その値が内部アドレス103としてイ
メージメモリアクセス部77内の制御信号選択回路14
4に出力される。
【0109】制御信号選択回路144では、設定値CE
Nの値によって中央処理装置29のアドレスバスと内部
アドレス103を選択し、NRAS信号が‘1’のとき
選択したアドレスの上位12ビットを出力し、‘0’の
とき設定値CENが‘1’であれば中央処理装置29の
アドレスバスの下位10ビットとDMA制御回路142
から出力される下位アドレス154を出力し、設定値C
ENが‘0’であれば内部アドレス103の下位12ビ
ットを出力する。
【0110】データ制御回路145では、フィル処理の
ときにはデータ選択回路173によってフィルカウンタ
174の出力値のFILLデータ189が選択されメモ
リライトデータ187となる。フィルカウンタ174
は、固定値フィル処理の場合はFPレジスタに設定され
た値を出力する。また、インクリメントフィル処理の場
合は設定値FPに設定された値を初期値にしてインクリ
メントデータを、デクリメントフィル処理の場合は設定
値FPに設定された値を初期値にしてデクリメントデー
タを出力する。
【0111】この時、メモリ制御信号発生回路143か
ら出力されるページモードWE信号161とDMA制御
回路142から出力されるダイレクトWE信号157は
‘1’なので、レギュラーWE信号164がNWE信号
として出力される。NRAS信号も同様にレギュラーR
AS信号162が出力される。NCASL信号とNCA
SH信号には、内部アドレス103の最上位ビットまた
は中央処理装置29のアドレスの最上位ビットの値に基
づいて、一方にレギュラーCAS信号163が、他方に
‘1’が出力される。
【0112】なお、アクセス同期信号が‘0’の時は、
レギュラーRAS信号、レギュラーCAS信号が‘1’
なので、NRAS信号、NCASL信号、NCASH信
号にはリフレッシュRAS信号、リフレッシュCAS信
号が出力される。
【0113】以上のように、内部で生成したアクセス同
期信号が‘1’の時にフィル処理が行なわれ、アクセス
同期信号が‘0’の時はリフレッシュサイクルとなり書
き込まれたデータを保持するように動作する。以上の動
作を繰り返し、1ページ分のフィル処理が終了すると、
制御部72の内部同期信号立ち下がり検出回路119で
は、垂直方向立ち下がり検出信号86を1クロックサイ
クルだけ‘1’にする。この垂直方向立ち下がり検出信
号86は終了信号選択回路を介して処理終了信号に
‘0’を出力し、動作が終了する。
【0114】4−2.ベリファイ処理 ベリファイ処理は、イメージメモリにFPレジスタで設
定された値を書き込んで、書き込んだ時と同じアドレス
でデータを読み出し、書き込みデータと読み出しデータ
を比較して一致しているかどうかを確かめる処理であ
る。従って、アドレスは2クロックサイクルごとに変化
し、リードサイクルとライトサイクルが交互に発生す
る。NRAS信号、NCASL信号、NCASH信号、
メモリアドレスは上述のフィル処理と同様の動作をする
のでここでの説明は省く。
【0115】イメージメモリアクセス部77からのアク
セス同期信号106が‘1’になると、ロードデータ生
成部75では、1クロックサイクルごとに値が‘0’と
‘1’に変化するSアドレスイネーブル信号98とSカ
ウンタイネーブル信号100としてアドレス生成部76
に出力する。同様にイメージメモリアクセス部77のメ
モリ制御信号発生回路143でも1クロックサイクルご
とに値が‘0’と‘1’に変化するリードライト切り替
え信号165を発生し、データ制御回路145にそのま
ま出力し、制御信号選択回路144にはレギュラーWE
信号164として出力する。
【0116】ベリファイ処理は先にイメージメモリ2
7,28への書き込みを行ない、次にデータの読み出し
を行なうので、リードライト切り替え信号165の初期
値は‘0’となる。アドレス生成部76はSカウンタイ
ネーブル信号100によって、Sロードアドレス101
を初期値にしたインクリメントデータを2クロックサイ
クルごとに出力し、この値が内部アドレス103とな
り、イメージメモリアクセス部77内の制御信号選択回
路144を経てメモリアドレスとなる。
【0117】一方、データ制御回路145は制御信号選
択回路144で選択されたNWE信号が‘0’の時、デ
ータ選択回路173でFILLデータ189が選択さ
れ、メモリデータバス57,58に出力される。NWE
信号が‘1’の時はメモリデータバス57,58上のデ
ータをCASクロック信号166でラッチして設定値F
Pと比較器175で比較する。
【0118】このCASクロック信号166は、イメー
ジメモリアクセスコントローラとイメージメモリ間に接
続する双方向バッファやバスバッファの遅延時間によっ
て、イメージメモリから出力されるデータの遅延時間が
変化し内部FIFOに書き込むタイミングが変わってし
まう事を考慮して、出力タイミングを設定できるように
構成している。
【0119】比較器175による比較結果が一致した場
合は、比較器175の出力は‘1’となりエラー信号と
して‘0’を出力し、比較結果が一致しない場合は比較
器175の出力は‘0’となりエラー信号として‘1’
を出力する。制御部72は、設定値SRTが‘1’の間
に入力したエラー信号の値が‘1’になるとその値を保
持し、エラー検知信号90として記憶装置71に出力す
る。
【0120】以上の動作を繰り返し1ページ分のベリフ
ァイ処理が終了すると、フィル処理と同様にして、垂直
方向立ち下がり検出信号86が‘1’になり、処理終了
信号に‘0’が出力されて動作が終了する。
【0121】4−3.コピー処理 コピー処理は、予め書き込まれたイメージメモリ上のあ
る領域(ソースイメージエリア)の1つのデータを読み
出して、別の領域(ディスティネーションイメージエリ
ア)に書き込む処理である。ベリファイ処理と同様、ソ
ースイメージエリアアドレスとディスティネーションイ
メージエリアアドレスは2クロックサイクルごとに変化
し、リードサイクルとライトサイクルが交互に発生す
る。NRAS信号、NCASL信号、NCASH信号、
メモリアドレスはフィル処理と同様の動作をするのでこ
こでの説明は省く。
【0122】アクセス同期信号106が‘1’になる
と、ロードデータ生成部75では、1クロックサイクル
ごとに値が‘0’と‘1’に変化するSアドレスイネー
ブル信号98とSカウンタイネーブル信号100として
アドレス生成部76に出力する。また、Sカウンタイネ
ーブル信号100を基準クロック信号85で1回ラッチ
した遅延信号をDカウンタイネーブル信号99としてア
ドレス生成部76に出力する。
【0123】同様にイメージメモリアクセス部77のメ
モリ制御信号発生回路143でも1クロックサイクルご
とに値が‘0’と‘1’に変化するリードライト切り替
え信号165を発生し、レギュラーWE信号164とし
て制御信号選択回路144に出力する。
【0124】ロードデータ生成部75から出力されるS
ロードアドレス101は、上述のフィル処理で説明した
ように、1ライン目の処理を行なう時はソース初期アド
レス96の値が出力され、その後は、1ラインの処理が
終わるごとに設定値が加算される。垂直方向立ち下がり
検出信号86の初期値が‘0’になっているため、Dロ
ードアドレス102にはアドレス変換部74から出力さ
れるディス初期アドレス95が出力される。その後はS
ロードアドレス101と同様にして、1ラインの処理が
終わるごとに加算データが加算される。1ページ分のコ
ピー処理が終了すると、垂直方向立ち下がり検出信号8
6が1クロックサイクルだけ‘1’になり、コピー処理
の実行時の方向を示す設定値CPDIRの値が‘0’な
らディス初期アドレス95からイメージエリア距離を減
算した値が、‘1’なら加算したアドレスがDロードア
ドレス102に出力される。垂直方向立ち下がり検出信
号86が‘1’になるとSロードアドレス101はリセ
ットされ、ソース初期アドレス96の値が出力され、以
後同様に設定値が加算される。
【0125】アドレス生成部76では、Dカウンタイネ
ーブル信号99、Sカウンタイネーブル信号100によ
って、それぞれDロードアドレス102、Sロードアド
レス101を初期値にして2クロックサイクルごとにア
ドレスが変化する。Sアドレスイネーブル信号98は、
1クロックサイクルごとに‘0’と‘1’に変化するた
め、内部アドレス103はソースイメージエリアのアド
レスと、ディスティネーションイメージエリアのアドレ
スが交互に出力される。さらに1ページ分のコピー処理
が終了すると、コピー加算アドレスにイメージエリア距
離を加減算されたアドレスがDロードアドレス102に
出力され、以後同様に加算データが加算される。ロード
データ生成部75では、コピーカウンタを有しており、
設定したコピー回数分のコピー処理が終わるとキャリー
信号が‘1’になり、このキャリー信号が‘1’で、か
つ、垂直方向立ち下がり検出信号86が‘1’の時、コ
ピー終了信号88に‘1’を出力する。制御部72は、
このコピー終了信号88を終了信号選択回路を介して処
理終了信号に‘0’を出力し、動作を終了する。
【0126】5.エリア同期モード 外部機器12,13やホストコンピュータ11からの画
像データをイメージメモリ27,28に書き込んだり
(以下メモリライト動作と称す)、逆に、イメージメモ
リ27.28からデータを読み出して外部機器12.1
3やホストコンピュータ11に転送する(以下メモリリ
ード動作と称す)場合、イメージメモリアクセスコント
ローラ動作準備を行なう前に、データ選択器18,1
9、エリア信号発生器17、データバスコントローラ2
0,21の記憶装置に所定の値を設定する必要がある。
【0127】5−1.初期設定 データ選択器18,19の各双方向データバスの入出力
は、データ選択器18,19内の記憶装置に設定された
値で制御する。設定値は電源投入時にリセットされ
‘0’(h)になっており全てのデータバスは入力にな
っている。メモリライト動作では、外部機器12,13
側の画像データバス38,39(このデータ選択器の説
明ではEXデータバスと称す)は入力、データバスコン
トローラ20,21側の画像データバス47および画像
データバス48(このデータ選択器の説明ではINデー
タバスA、INデータバスBと称す)は出力になる。メ
モリリード動作では、INデータバスAとINデータバ
スBは入力、EXデータバスは出力になり、INデータ
バスAとINデータバスBのいずれかが選択される。E
Xデータバスが出力になっている時は、入力される数種
類のクロック信号から選択したデータバスに対応するも
のを選択し、選択したクロック信号で画像データを内部
でラッチし、同期をとる。使用したクロック信号はリタ
ーンクロック信号として出力する。また、入力される数
種類の垂直同期信号、水平同期信号から選択したデータ
バスに対応するものを選択して、リターン垂直同期信
号、リターン水平同期信号として出力する。DTSEL
ビットに‘0’を、SYNCSビットに‘0’(h)を
設定した場合、垂直同期信号A1と水平同期信号A1が
選択され、それぞれリターン垂直同期信号、リターン水
平同期信号として出力される。これらのリターンクロッ
ク信号、リターン垂直同期信号、リターン水平動黄信号
がリターン同期信号43,44である。
【0128】図8に示すエリア信号発生器17もデータ
選択器18,19と同様に、内部の記憶装置243の各
ビットは電源投入時にリセットされ‘0’(h)になっ
ているので、設定値NRSTに‘1’を設定し、内部の
リセット状態を解除する。次に、エリア信号発生位置、
エリア信号アクティブ幅を設定値FSA、FWIA、S
SA、SWIAとして設定する。エリア信号45は入力
される同期信号を基準にして生成されるので、その基準
となる同期信号を選択するために、設定値ASELとし
て所定の値を設定する。
【0129】メモリライト動作、メモリリード動作を行
なう時、ホストコンピュータ11や外部機器12,13
によって画像データの入出力形式(以下カラーモードと
称す)が異なる。例えば、R,G,Bそれぞれ1画素の
データが8ビットとした場合、24ビット同時に入出力
する形式(以下モノクロモードと称す)、Y,M,Cそ
れぞれ1画素のデータが8ビットとした場合、Y,M,
Cのデータが面順次で入出力される形式(以下3カラー
モードと称す)、Y,M,C,Kそれぞれ1画素のデー
タが8ビットとした場合、Y,M,C,Kのデータが面
順次で入出力される形式(以下フルカラーモードと称
す)等がある。イネーブル信号64はイメージメモリア
クセスコントローラ22,23の動作を許可する信号な
ので、カラーモードによって出力の仕方に違いが生じ
る。そこで、メモリライト・メモリリード動作を行なう
時のカラーモードを設定値CLMDとして設定する。例
えばモノクロモードでは設定値CLMDに‘0’(h)
を、3カラーモードでは、‘2’(h)を、フルカラー
モードでは‘3’(h)を設定する。
【0130】このイネーブル信号64は設定値SRTに
‘1’を設定しないと出力されない。イネーブル信号6
4も、エリア信号45と同様に入力される同期信号を基
準にして生成されるので、基準となる同期信号を設定値
ESELに所定の値を設定することで選択する。選択す
る時の設定時は設定値ASELと同様なので説明は省
く。
【0131】設定値PRは、設定値ESELで選択され
た垂直同期信号を基準にして、イネーブル信号64を出
力するタイミングを設定する。例えば、イネーブル信号
64が設定値ESELで選択された垂直同期信号が最初
にアクティブになった時のみイメージメモリアクセスコ
ントローラ22,23の動作を許可するなら、設定値を
‘0’(h)に、垂直同期信号が2回目にアクティブに
なった時に動作を許可するなら設定値を‘1’(h)
に、垂直同期信号が3回目にアクティブになった時に動
作を許可するなら設定値を‘2’(h)に、というよう
に設定すればよい。
【0132】図7に示すデータバスコントローラ20,
21の双方向データバス入出力は、記憶装置193に設
定される各種の設定値によって制御される。メモリライ
ト動作では、EXデータバスA,Bは入力、INデータ
バスA,Bは出力になる。INデータバスA,Bを出力
にするには、それぞれのデータバスに対応した設定値I
NDIOに‘1’を設定する。ただし、設定値INEN
にも‘1’を設定しないと設定値INDIOの値は無視
される。また、INデータバスA,Bから出力されるデ
ータと、出力する時にデータが同期する同期信号を選択
するために、設定値ODSIと設定値SELIに所定の
値を設定する。例えば、EXデータバスAからのデータ
を出力するなら‘0’を、EXデータバスBからのデー
タを出力するなら‘1’を設定値ODSIとして設定
し、画像データが水平方向エリア信号Aと垂直方向エリ
ア信号Aに同期する場合、設定値SELIとして‘0’
を、水平方向エリア信号Bと垂直方向エリア信号Bに同
期する時は設定値SELIとして‘1’を設定する。
【0133】一方、メモリリード動作では、INデータ
バスA,Bは入力、EXデータバスA,Bは出力にな
る。EXデータバスA,Bを出力にするには、それぞれ
のデータバスに対応した設定値EXDIOに‘1’を設
定する。ただし、設定値EXENにも‘1’が設定しな
いと設定値EXDIOの値は無視される。また、EXデ
ータバスA,Bから出力されるデータと、出力する時の
データが同期する同期信号を選択するために、設定値O
DSOと設定値SELOに所定の値を設定する。例え
ば、INデータバスAからのデータを出力するなら
‘0’(h)を、INデータバスBからのデータを出力
するなら‘1’(h)を設定値ODSOとして設定し、
画像データが水平方向同期信号Aと垂直方向同期信号A
に同期する場合‘0’(h)を、水平方向同期信号Bと
垂直方向同期信号Bに同期する場合‘1’(h)を設定
値SELOとして設定すればよい。
【0134】5−2.リードライトサイクル メモリライト動作について説明する。上述の初期設定、
イメージメモリ動作準備が終了し、ホストコンピュータ
11や外部機器12,13から同期信号34〜36が出
力されると、エリア信号発生器17とデータ選択器1
5,16が動作を開始する。データ選択器15は、内部
の記憶装置の設定値に従って、外部機器12,13から
の画像データをデータバスコントローラ20,21に出
力する。ホストコンピュータ11や外部機器12,13
からの同期信号34〜36を入力したエリア信号発生器
17は、水平方向エリア信号および垂直方向エリア信号
からなるエリア信号45、イネーブル信号64、ビデオ
クロック信号46の出力を開始する。
【0135】エリア信号発生器17のエリア信号発生回
路242では、記憶装置243の設定値により、数種類
の同期信号の中から1つの同期信号を選択し、内部クロ
ック信号283、内部水平同期信号282、内部垂直同
期信号281として内部で使用する。内部クロック信号
283は、ビデオクロック信号46として出力される。
リセット状態では、エリア信号発生回路242内の水平
エリアカウンタ272および垂直エリアカウンタ274
は、それぞれ設定値FSAの値の補数、設定値SSAの
値の補数がロードされている。
【0136】リセットが解除され、内部水平同期信号2
82が‘1’になると、水平エリアカウンタ272は設
定値FSAの値の補数からカウントを開始する。カウン
ト値が‘1fff’(h)になると水平エリア開始信号
285が‘1’になり、水平方向エリア信号には‘1’
が出力される。さらにカウントが進み、カウント値が設
定値FWIAの値と一致すると、比較器273の出力信
号により水平方向エリア信号が‘0’になる。以後、内
部水平同期信号282が‘1’になるたびにこのような
動作が繰り返され、水平方向エリア信号が生成される。
【0137】垂直エリアカウンタ274は、リセットが
解除され、内部水平同期信号282の立ち上がり検出信
号284が‘1’になるとカウントを開始する。垂直エ
リアカウンタ274は、内部垂直同期信号281が
‘1’になり、かつ、内部水平同期信号の立ち上がり検
出信号が‘1’になるとカウントを行なう。カウント値
が‘1fff’(h)になると垂直エリア開始信号28
6が‘1’になって垂直方向エリア信号には‘1’が出
力される。さらにカウントが進み、カウント値が設定値
SWIAの値と一致すると、比較器275の出力信号に
より垂直方向エリア信号が‘0’になり、1ページ分の
処理が終了する。以後、内部垂直同期信号281が
‘1’で、かつ、内部水平同期信号282の立ち上がり
検出信号284が‘1’になるたびにこのような動作が
繰り返され、垂直方向エリア信号が生成される。
【0138】一方、エリア信号発生器17のイネーブル
信号発生回路241でも、同期信号選択回路A251に
おいて記憶装置243の設定値により数種類の同期信号
の中から1つの同期信号を選択し、内部クロック信号2
62、内部垂直同期信号261として内部で使用され
る。ページカウンタ252は、内部垂直同期信号261
の立ち下がりが検出された時にカウントされ、設定値C
LMDの値によって所定のタイミングでリセットされ
る。ページカウンタ252の出力値は、設定値PRの値
と比較器254で比較され、一致した時にイネーブル信
号64として‘1’を出力する。
【0139】データバスコントローラ20,21は、記
憶装置193の設定値により、データ選択器18,19
に接続されるEXデータバスA,B上画像データのどち
らか1つを選んで、イメージメモリアクセスコントロー
ラ22,23に接続されるINデータバスA,Bに出力
する。この時、画像データは、記憶装置193の設定値
で選択された水平方向エリア信号、垂直方向エリア信
号、ビデオクロック信号46に同期して出力される。ま
た、選択された水平方向エリア信号、垂直方向エリア信
号から生成された内部エリア信号215が‘0’の時
は、設定値IDVINとして設定されている値がINデ
ータバスA,Bに出力される。
【0140】イネーブル信号64と水平方向エリア信
号、垂直方向エリア信号が‘1’になると、イメージメ
モリアクセスコントローラ22,23の制御部72で
は、ビデオクロック信号46が選択され基準クロック信
号85となり、水平方向エリア信号、垂直方向エリア信
号の立ち上がり検出信号である水平方向立ち上がり検出
信号122、垂直方向立ち上がり検出信号123をもと
に、水平方向基準同期信号82、垂直方向基準同期信号
81が生成される。水平方向基準同期信号82は、イメ
ージメモリアクセス部77において基準クロック信号8
5で数回ラッチされアクセス同期信号106となる。こ
のアクセス同期信号106が‘1’の時にイメージメモ
リアクセス部77でNRAS信号、NCASL信号、N
CASH信号、NWE信号、アドレスが生成される。
【0141】アドレス生成部76では、デコード部73
からの水平方向加算信号91、カウントアップ信号9
2、加算アドレス選択信号93の値に従って内部アドレ
スを生成し、イメージメモリアクセス部77に出力さ
れ、フィル処理時と同様の処理により、メモリアドレス
が出力される。
【0142】画像データバス49,50上のデータは、
イメージメモリアクセス部77のデータ制御回路145
内にあるFIFOデータ制御回路172を介して内部の
FIFOに出力され、順次書き込まれる。書き込まれた
データは、制御信号選択回路144から出力されるCA
Sクロック信号166に基づいて順次読み出され、読み
出されたFIFO出力データ185は、データ選択回路
173で選択されてメモリデータバス57,58上に出
力され、イメージメモリ27,28に書き込まれる。
【0143】以上の動作をアクセス同期信号106が
‘1’になる度に繰り返すことによって、外部機器1
2,13やホストコンピュータ11からの画像データを
イメージメモリ27,28に書き込むことができる。1
ページ分の処理が終了すると、非同期モードと同様に、
垂直方向基準同期信号81が‘0’になり、メモリライ
ト動作が終了する。
【0144】メモリリード動作も、基本的にはメモリラ
イト動作とほとんど同様の動作をするので詳細な説明は
省く。ただし、何点かはメモリライト動作と異なるの
で、以下にその相違点を示す。
【0145】データバス入出力方向は、データ選択器1
8,19とデータバスコントローラ20,21で、メモ
リライト動作時とは逆になる。また、データバスコント
ローラ20,21では、イメージメモリアクセスコント
ローラ22,23から出力される同期信号51,52の
中から1つを選んで、選択した同期信号に同期した画像
データを出力する。同期信号が‘0’の時は設定値ID
VEXの値が出力される。イメージメモリアクセスコン
トローラ22,23のFIFO制御回路172では、メ
モリデータバス57,58のデータをFIFOに書き込
み、FIFOから読み出したデータをそのまま画像デー
タバス49,50へ出力する。
【0146】このようなメモリライト動作及びメモリリ
ード動作において、移動処理、鏡像処理、回転処理等の
変換処理が可能である。まず、移動処理は、上述のDロ
ードアドレス102を用いることによって可能である。
図10は、移動処理の一例の説明図である。図10
(A)に示すように、外部機器12,13等から入力さ
れるイメージデータの領域から、エリア信号45によっ
てハッチングを施したソースイメージエリアが切り出さ
れる。イメージメモリアクセスコントローラ22,23
内のアドレス変換部からディス初期アドレス95として
図10(B)の点A’のアドレスが出力され、初期状態
としてDロードアドレス102からもこのアドレスが出
力されている。1ラインの終了ごとにイメージメモリ領
域の水平方向の幅の設定値FSWを加算し、Dロードア
ドレス102としてアドレス生成部76に出力される。
アドレス生成部76では、Dロードアドレス102を初
期値としてDカウンタイネーブル信号99が‘1’の間
カウントアップし、このカウント値がイメージメモリ2
7,28に対するアドレスとなる。このように、ライン
ごとに設定値FSWを加算した値をディスティネーショ
ンイメージエリアの各行の先頭アドレスとして、水平方
向基準信号が‘1’の間、アドレスをカウントアップす
る処理を実行することで移動処理が可能になる。
【0147】また、鏡像処理や回転処理も行なうことが
できる。ここでは、鏡像処理として、水平方向及び垂直
方向の鏡像処理が可能であり、回転処理は、90゜,1
80゜,270゜の回転処理が可能である。また、これ
らを組み合わせて行なうことができる。図11ないし図
18は、鏡像処理及び回転処理の一例の説明図である。
図11〜図14には書込時の鏡像処理及び回転処理を示
し、図15〜図18には読み出し時の鏡像処理及び回転
処理を示している。
【0148】まず、水平方向の鏡像処理は、図11
(B)および図15(B)に示している。水平方向の鏡
像処理は、設定値XMIRを‘1’にする。この水平方
向の鏡像処理の場合、イメージメモリアクセスコントロ
ーラ22,23のアドレス変換部74では、ディス初期
アドレス95として図9の点B’のアドレスが出力され
る。そして、デコード部73においてカウントアップ信
号92として‘0’が出力され、アドレス生成部76で
はDロードアドレス102を初期値としてダウンカウン
トする。これにより、水平方向に逆向きアドレスを生成
することができ、水平方向の鏡像処理が可能となる。
【0149】次に、垂直方向の鏡像処理は、図11
(C)および図15(C)に示している。垂直方向の鏡
像処理は、設定値YMIRを‘1’にする。この垂直方
向の鏡像処理の場合、イメージメモリアクセスコントロ
ーラ22,23のアドレス変換部74では、ディス初期
アドレス95として図9の点C’のアドレスが出力され
る。そして、デコード部73において垂直方向加算信号
94として‘0’が出力され、ロードデータ生成部75
ではDロードアドレス102として1ライン終了ごとに
イメージメモリ領域の水平方向の幅の設定値FSWを減
算する。この動作を1ページが終了するまで繰り返し行
なう。これにより、垂直方向に逆向きにDロードアドレ
ス102を生成することができ、垂直方向の鏡像処理が
可能となる。
【0150】この水平方向の鏡像処理と垂直方向の鏡像
処理を組み合わせることが可能である。この場合、設定
値XMIRと設定値YMIRを‘1’にする。イメージ
メモリアクセスコントローラ22,23のアドレス変換
部74では、ディス初期アドレス95として図9の点
D’のアドレスが出力される。そして、デコード部73
において、カウントアップ信号92として‘0’が、ま
た垂直方向加算信号94として‘0’が出力される。ロ
ードデータ生成部75ではDロードアドレス102とし
て1ライン終了ごとにイメージメモリ領域の水平方向の
幅の設定値FSWを減算し、出力する。また、アドレス
生成部76ではロードデータ生成部75から出力される
Dロードアドレス102を初期値としてダウンカウント
する。この動作を1ページが終了するまで繰り返し行な
う。これにより、垂直方向、水平方向ともに逆向きのア
ドレスを生成することができ、水平方向および垂直方向
の鏡像処理が可能となる。
【0151】次に、回転処理について説明する。回転処
理は、設定値ROTの値によってその回転角度が設定さ
れる。ここでは、90°、180°、270°の回転が
可能である。書込時の90°の回転処理では、図12
(A)に示すように水平方向のデータを垂直方向に右か
ら左へ書き込むことによって行なうことができる。
【0152】イメージメモリアクセスコントローラ2
2,23のアドレス変換部74では、ディス初期アドレ
ス95として図9の点B’のアドレスが出力される。そ
して、デコード部73において加算アドレス選択信号9
3として‘0’が、垂直方向加算信号94として‘0’
が出力される。ロードデータ生成部75では、加算アド
レス選択信号93によって加減算値が‘1’にセットさ
れるとともに、垂直方向加算信号94によって減算が指
定される。これにより、Dロードアドレス102は1ラ
インの終了ごとに‘1’だけ減算された値となる。
【0153】アドレス生成部76では、水平方向加算信
号が‘1’、加算アドレス選択信号が‘0’であるの
で、ロードデータ生成部75から出力されるDロードア
ドレス102を初期値とし、1基準クロックサイクルご
とにイメージメモリの水平方向幅である設定値FSWが
加算され、内部アドレスとして出力される。
【0154】このように、ラインごとに1を減算した値
をディスティネーションイメージエリアの先頭アドレス
とし、水平方向基準信号が‘1’の間、1基準クロック
サイクルごとに設定値FSWを加算する処理を実行する
ことで書き込み時の90゜の回転処理が可能である。
【0155】書き込み時の180゜の回転処理は、図1
3(A)に示すように、水平方向、垂直方向ともに逆方
向から書き込みを行なえばよいが、これは上述の水平方
向及び垂直方向の鏡像処理と同様であり、同様の処理で
実現することができる。
【0156】書き込み時の270゜の回転処理は、図1
4(A)に示すように水平方向のデータを垂直方向に下
から上へ、左から右へ書き込むことによって行なうこと
ができる。
【0157】イメージメモリアクセスコントローラ2
2,23のアドレス変換部74では、ディス初期アドレ
ス95として図9の点C’のアドレスが出力される。そ
して、デコード部73において加算アドレス選択信号9
3として‘0’が、垂直方向加算信号94として‘1’
が出力される。ロードデータ生成部75では、加算アド
レス選択信号93によって加減算値が‘1’にセットさ
れるとともに、垂直方向加算信号94によって加算が指
定される。これにより、Dロードアドレス102は1ラ
インの終了ごとに‘1’だけ加算された値となる。
【0158】アドレス生成部76では、水平方向加算信
号が‘0’、加算アドレス選択信号が‘0’であるの
で、ロードデータ生成部75から出力されるDロードア
ドレス102を初期値とし、1基準クロックサイクルご
とにイメージメモリの水平方向幅である設定値FSWが
減算され、内部アドレスとして出力される。
【0159】このように、ラインごとに1を加算した値
をディスティネーションイメージエリアの先頭アドレス
とし、水平方向基準信号が‘1’の間、1基準クロック
サイクルごとに設定値FSWを減算する処理を実行する
ことで書き込み時の270゜の回転処理が可能である。
【0160】このような90°、180°、270°の
回転処理と、水平方向、垂直方向、水平方向及び垂直方
向の鏡像処理を組み合わせて、種々の変換処理を行なう
ことができる。これらの組み合わせで行なえる書き込み
時の変換処理を図11〜図14に示している。図11は
回転処理なし、図12は90°回転処理、図13は18
0°回転処理、図14は270°回転処理時のメモリラ
イト動作を示しており、各図の(A)は鏡像処理なし、
(B)は水平方向の鏡像処理、(C)は垂直方向の鏡像
処理、(D)は水平及び垂直方向の鏡像処理をそれぞれ
施した場合を示している。
【0161】イメージメモリの読み出し時にも、書き込
み時と同様にしてディス初期アドレス95に出力される
開始点のアドレスと、デコード部73から出力される水
平方向加算信号91、垂直方向加算信号94、カウント
アップ信号92、加算アドレス選択信号93の値の組み
合わせで、図15〜図18に示すように、90°、18
0°、270°の回転処理、水平方向、垂直方向、水平
及び垂直方向の鏡像処理、およびこれらの組み合わせの
変換処理を実行することができる。なお、図19にこれ
らの変換処理時の設定値RW、ROT、XMIR、YM
IRの各値と、ディス初期アドレス95として出力され
る初期アドレスの位置と、対応する変換処理を示す図番
を示している。
【0162】5−3.高速ページモードサイクル 高速ページモードにおけるメモリライト動作について説
明する。高速ページモードと通常のリードライトサイク
ルモードは、NRAS信号、NCASL信号、NCAS
H信号、NWE信号の生成の仕方と、内部FIFOへの
データの読み書きが異なるので、ここでは、その相違点
のみを説明する。
【0163】リードライトサイクルモードと同様に、イ
ネーブル信号64と水平方向エリア信号、垂直方向エリ
ア信号が‘1’になって、イメージメモリアクセスコン
トローラ22,23の制御部72で基準クロック信号8
5と水平方向基準同期信号82、垂直方向基準同期信号
81が生成されると、イメージメモリアクセスコントロ
ーラ22,23のイメージメモリアクセス部77中のメ
モリ制御信号発生回路143では、アクセス同期信号1
06がページモードWE信号161となって出力され
る。
【0164】高速ページモードサイクルは、DRAMに
対するロウアドレスを1回出力した後、ある一定の期間
はカラムアドレスのみを出力する。従って、ロウアドレ
スに桁上がりや桁下がりが生じた時は、高速ページモー
ドサイクルを一旦終了させ、再び、高速ページモードサ
イクルを発生させる必要がある。そのため、アドレス生
成部76では、ロードデータ生成部75からのDロード
アドレス102をもとに内部アドレスを生成する際、カ
ウンタがカウントアップする時はカウント値が‘3f
f’(h)になった時、カウントダウンする時はカウン
ト値が‘400’(h)になった時に、高速ページモー
ドサイクルを一時中断するページモード停止信号104
を‘0’にして、イメージメモリアクセス部77のメモ
リ制御信号発生回路143に出力する。
【0165】メモリ制御信号発生回路143では、アク
セス同期信号106、基準クロック信号85、ページモ
ード停止信号104によって、ページモードWE信号1
61、ページモードRAS信号159、ページモードC
AS信号160を生成し、制御信号選択回路144に出
力する。また、ページモード停止信号104はデータ制
御回路145内のFIFO制御回路172にも出力さ
れ、ページモード停止信号が‘0’の時はデータを内部
のFIFOに書き込まないように動作する。以後、リー
ドライトサイクルモードと同様にして、FIFO出力デ
ータ185がデータ選択回路173で選択されてメモリ
データバス57,58上に出力され、順次イメージメモ
リ27,28に書き込まれていき、垂直方向基準同期信
号82が‘0’になった時に終了する。
【0166】メモリリード動作は、リードライトサイク
ルモードの時のメモリライト動作との相違点と同様なの
で説明は省くが、この高速ページモードサイクルではメ
モリリードが高速に行なわれるので、外部機器12,1
3の処理が間に合わない場合が発生する。このような場
合でも、FIFO制御回路172内のFIFOに一時的
に読み出したデータが格納されるので、転送速度を調整
することが可能である。
【0167】なお、上述の第2の実施の形態では、ホス
トコンピュータ11と外部機器12,13を別に扱って
いるが、ホストコンピュータ11も外部機器としてデー
タ選択器を介して接続することも可能である。また、外
部機器の数、イメージメモリの数は2つに限らない。ま
た、外部機器とイメージメモリが同数でなくてもよい。
イメージメモリアクセスコントローラはイメージメモリ
に対応して設けられる。また、データ選択器は外部機器
に対応して設けられる。データバスコントローラは、数
が少ないと並列的に入出力可能なバスの数を制限してし
まうことになるので、外部機器またはイメージメモリの
どちらかの数に合わせるとよい。
【0168】また、図2ではマスタイメージメモリコン
トローラとスレーブイメージメモリアクセスコントロー
ラの組を1組のみ示しているが、例えば、フルカラーの
画像を扱う画像処理装置では、これを4組設け、C,
M,Y,Kに割り振ればよい。あるいは3組設け、R,
G,Bに割り振ることもできる。さらに、各組におい
て、スレーブイメージメモリアクセスコントローラとイ
メージメモリを増やしてもよい。
【0169】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、例えば、ホストコンピュータからの画像デー
タを片方のイメージメモリに書き込んでいる時に、もう
片方のイメージメモリからデータを読み出して外部機器
に出力することや、イメージメモリから読み出されたデ
ータを複数の外部機器に出力すること、さらに、片方の
イメージメモリからデータを読み出して外部機器に出力
している時に、フィル処理を利用して、もう片方のイメ
ージメモリをクリア処理したり、あるいは、コピー処理
を利用してテクスチャ画像を形成することができる。こ
のように、各メモリを分割して使用し、しかも並行して
入出力が可能であり、さらにイメージメモリに書き込ま
れた画像データを同時に複数の外部機器に出力するこ
と、複数の外部機器で読み取った画像データを同時にイ
メージメモリに書き込むことが可能であるので、メモリ
の使用効率を向上させ、プリント動作やスキャンイン動
作時にかかる時間を大幅に削減することができ、システ
ム動作のスループットの低下を避けることができる。ま
た、大きなイメージなど、メモリ容量を必要とする場合
には、複数のイメージメモリを1つのイメージメモリと
しても使用することができ、イメージメモリの利用性を
向上することができる。
【0170】また、データバスコントローラによってエ
リア信号やイメージメモリからの同期信号がインアクテ
ィブの時、予め設定された値を出力できるので、イメー
ジメモリへデータを書き込むたびにメモリをクリアする
必要がなく、メモリライト動作のスループット低下を極
力避けることができる。
【0171】さらに、コピー、ベリファイ、フィル等の
処理や、回転、鏡像、移動等の変換処理をライト時ある
いはリード時に行なうことができ、別途の処理を行なう
場合に比べて全体のスループットを向上させ、少ない構
成によって効率よく処理を行なえる画像処理装置を提供
することができる。本発明によれば、上述の効果のほ
か、種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像処理装置の第1の実施の形態を
示す構成図である。
【図2】 本発明の画像処理装置の第2の実施の形態を
示す構成図である。
【図3】 イメージメモリアクセスコントローラの一例
を示す構成図である。
【図4】 制御部の一例を示す構成図である。
【図5】 イメージメモリアクセス部の一例を示す構成
図である。
【図6】 データ制御回路の一例を示す構成図である。
【図7】 データバスコントローラの一例を示す構成図
である。
【図8】 エリア信号発生器の一例を示す構成図であ
る。
【図9】 イメージエリアの説明図である。
【図10】 移動処理の一例の説明図である。
【図11】 鏡像処理及び回転処理の一例の説明図であ
り、書き込み時の回転処理なしの場合の説明図である。
【図12】 鏡像処理及び回転処理の一例の説明図であ
り、書き込み時の90°回転処理の場合の説明図であ
る。
【図13】 鏡像処理及び回転処理の一例の説明図であ
り、書き込み時の180°回転処理の場合の説明図であ
る。
【図14】 鏡像処理及び回転処理の一例の説明図であ
り、書き込み時の270°回転処理の場合の説明図であ
る。
【図15】 鏡像処理及び回転処理の一例の説明図であ
り、読み出し時の回転処理なしの場合の説明図である。
【図16】 鏡像処理及び回転処理の一例の説明図であ
り、読み出し時の90°回転処理の場合の説明図であ
る。
【図17】 鏡像処理及び回転処理の一例の説明図であ
り、読み出し時の180°回転処理の場合の説明図であ
る。
【図18】 鏡像処理及び回転処理の一例の説明図であ
り、読み出し時の270°回転処理の場合の説明図であ
る。
【図19】 鏡像処理及び回転処理の一例における設定
値とディス初期アドレスの対応を示す説明図である。
【符号の説明】
1…ホストコンピュータ、2…制御部、3…外部機器、
4…データ選択器、5…マスタイメージメモリアクセス
コントローラ、6…スレーブイメージメモリアクセスコ
ントローラ、7…イメージメモリ、8…バッファ、11
…ホストコンピュータ、12,13…外部機器、14〜
16…I/Fブロック、17…エリア信号発生器、1
8,19…データ選択器、20,21…データバスコン
トローラ、22…マスタイメージメモリアクセスコント
ローラ、23…スレーブイメージメモリアクセスコント
ローラ、24,25…バスバッファ、26…双方向バッ
ファ、27,28…イメージメモリ、29…中央処理装
置、31〜33…画像データ、34〜36…同期信号、
37…データバス、38,39…画像データバス、40
〜42…同期信号、43,44…リターン同期信号、4
5…エリア信号、46…ビデオクロック信号、47,4
8…画像データバス、49,50…データバス、51,
52…同期信号、53…制御信号、54…バッファディ
レクション信号、55,56…イネーブル信号、57,
58…メモリデータバス、59〜61…メモリ制御信
号、62…データバス、63…制御信号、64…イネー
ブル信号、65…応答信号、66…処理終了信号。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部機器と接続され複数のイメージメモ
    リに対して前記外部機器とのデータの入出力を実行する
    画像処理装置において、複数の前記イメージメモリに対
    してそれぞれ接続された複数のメモリアクセスコントロ
    ーラと、複数の前記メモリアクセスコントローラが前記
    イメージメモリにそれぞれ独立にアクセスする第1のモ
    ードあるいは前記メモリアクセスコントローラの1つで
    あるマスタコントローラが複数の前記イメージメモリを
    1つのイメージメモリとしてアクセスする第2のモード
    を選択して複数の前記メモリアクセスコントローラを制
    御する制御手段を有することを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第2のモードのときには、前記マス
    タコントローラから他のメモリアクセスコントローラで
    あるスレーブコントローラに対して制御信号が出力さ
    れ、該制御信号によりスレーブコントローラは前記イメ
    ージメモリに対してアクセスが禁止されることを特徴と
    する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記マスタコントローラと前記スレーブ
    コントローラは同じアーキテクチャーであることを特徴
    とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 外部機器と接続され複数のイメージメモ
    リに対して前記外部機器とのデータの入出力を実行する
    画像処理装置において、前記外部機器に対応してデータ
    の入出力を制御するデータ選択器と、前記外部機器から
    入力される制御信号に基づいてデータバス上のデータが
    有効であることを示すエリア信号を出力するエリア信号
    発生器を有し、前記メモリアクセスコントローラは、前
    記エリア信号発生器から出力された前記エリア信号に基
    づいて動作することを特徴とする請求項1に記載の画像
    処理装置。
  5. 【請求項5】 前記データ選択器及び前記イメージメモ
    リアクセスコントローラから入出力されるデータを制御
    するデータバスコントローラを有することを特徴とする
    請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記データバスコントローラは、接続さ
    れている外部機器の数とイメージメモリの数のどちらか
    多い方の数だけ設けられていることを特徴とする請求項
    5に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記データバスコントローラは、1つの
    前記外部機器から入力されたデータをいくつかの前記メ
    モリアクセスコントローラへ出力可能であることを特徴
    とする請求項5に記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記データバスコントローラは、前記メ
    モリアクセスコントローラからのデータを他の1以上の
    前記メモリアクセスコントローラへ転送可能であること
    を特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、ホストコンピュータか
    らの指示に基づいて各部を制御し、前記データバスコン
    トローラは前記ホストコンピュータとのデータの入出力
    をも制御することを特徴とする請求項5に記載の画像処
    理装置。
  10. 【請求項10】 前記データバスコントローラは、デー
    タバス上のデータが無効である期間に所定の非有効デー
    タ値を入出力することを特徴とする請求項5に記載の画
    像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記メモリアクセスコントローラは、
    前記エリア信号発生器から出力される前記エリア信号と
    与えられたアクセス位置情報に基づいてアドレス変換を
    行ない、前記イメージメモリに対するデータの読出また
    は書込を行なうことを特徴とする請求項4に記載の画像
    処理装置。
  12. 【請求項12】 前記メモリアクセスコントローラは、
    前記アドレス変換によってイメージの変換処理を行なう
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記データ選択器は複数の前記イメー
    ジメモリから読み出されたデータのいずれも選択可能で
    あり、1つのイメージメモリから読み出されたデータを
    いくつかの前記データ選択器で選択して前記外部機器へ
    出力できることを特徴とする請求項4に記載の画像処理
    装置。
  14. 【請求項14】 前記メモリアクセスコントローラは、
    エリア信号発生器から出力されるエリア信号が有効でな
    くても、新たな同期信号に同期して前記イメージメモリ
    にアクセスするモードを有することを特徴とする請求項
    4に記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 前記メモリアクセスコントローラは、
    通常のアクセスモードとともに高速ページアクセスモー
    ドを有していることを特徴とする請求項4に記載の画像
    処理装置。
  16. 【請求項16】 前記メモリアクセスコントローラは、
    内部にFIFOを内蔵しており、該FIFOにデータを
    書き込むタイミングを設定可能であることを特徴とする
    請求項4に記載の画像処理装置。
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