JPH09298218A - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JPH09298218A
JPH09298218A JP11445296A JP11445296A JPH09298218A JP H09298218 A JPH09298218 A JP H09298218A JP 11445296 A JP11445296 A JP 11445296A JP 11445296 A JP11445296 A JP 11445296A JP H09298218 A JPH09298218 A JP H09298218A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor device
wiring layer
semiconductor chip
package
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11445296A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Takahashi
裕之 高橋
Takeshi Arai
岳 新井
Motohiro Suwa
元大 諏訪
Chiyoshi Kamata
千代士 鎌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP11445296A priority Critical patent/JPH09298218A/ja
Publication of JPH09298218A publication Critical patent/JPH09298218A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/11Manufacturing methods
    • H01L2224/113Manufacturing methods by local deposition of the material of the bump connector
    • H01L2224/1133Manufacturing methods by local deposition of the material of the bump connector in solid form
    • H01L2224/1134Stud bumping, i.e. using a wire-bonding apparatus

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波信号の信号伝送ラインについて、反射
・放射損失を低減する。 【解決手段】 水平方向に延在し高周波信号を伝送する
一の配線層と同一の高周波信号を伝送する他の配線層と
を垂直方向に接続する接続部を斜めに形成することによ
って、前記信号の伝送経路の垂直方向の屈曲部が鈍角を
なす構成とする。前記配線層は、例えば、半導体チッ
プ、パッケージ基板、実装基板等に形成された配線層で
あり、前記接続部は、例えば、突起電極、スルーホール
或いはビアホール等である。 【効果】 高周波信号の伝送経路の垂直方向の屈曲部が
鈍角をなす構成となっているために、伝送経路の垂直方
向の屈曲による信号の反射や放射損失による電気特性の
劣化を低減することができ、高周波領域に於ける電気特
性を30%以上向上させることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及びそ
の製造方法に関し、特に、高周波信号を処理する半導体
装置に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置は、民生分野を始めとする多
くの分野で使用されており、技術進歩に伴い高集積、高
速化を求める傾向が近年いっそう強くなってきている。
【0003】このような高速化に対応して、半導体装置
の取り扱う信号はより周波数の高いものとなっている
が、このような高周波信号の領域では、周波数が高くな
るに連れて、信号は直進する性質が強くなる。このた
め、配線基板上に形成された配線パターンの直角に屈曲
して形成された部分では、信号の進行方向が配線壁面に
対して直交するために、信号の一部が該壁面によって反
射してしまい定在波を発生させる或いは該壁面から放射
してしまう等の現象が生じ、このために電気特性の劣化
が生じてしまう。
【0004】このような劣化を低減するために、高速化
に対応した半導体装置の配線パターンでは、信号配線の
屈曲部に傾斜部を設けることによって前記の反射或いは
放射を防止する対策が講じられている。実際に用いられ
ている配線設計では、高周波信号の伝送を行うための配
線について、信号線を直角に曲げる場合は、信号線全体
を45度の角度に2回屈曲させる方法、或いは、信号配
線の直角部分の外側の角を落す方法が一般的に用いられ
ている。この方法の有効性は、理論的にも証明されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置で
は、半導体装置の配線を平面的に屈曲させる場合にの
み、前述した対策が取られており、立体的に屈曲させる
場合には何らの対策も講じられていなかった。しかし、
今後さらに半導体装置の高速化が進むにつれて、従来の
ように平面的に対策を講じるだけでは反射や放射損失の
低減に限度があると考えられる。
【0006】本発明の課題は、高周波信号を取り扱う半
導体装置の信号伝送ラインについて、反射・放射損失を
低減することが可能な技術を提供することにある。
【0007】本発明の前記ならびにその他の課題と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
になるであろう。
【0008】
【問題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記の通りである。
【0009】水平方向に延在し高周波信号を伝送する一
の配線層と、同一の高周波信号を伝送する他の配線層と
を垂直方向に接続して構成されている半導体装置におい
て、前記一の配線層と他の配線層とを垂直方向に接続す
る接続部を斜めに形成することによって前記信号の伝送
経路の垂直方向の屈曲部が鈍角をなす構成とする。
【0010】前記配線層は、例えば、半導体チップ、パ
ッケージ基板、実装基板等に形成された配線層であり、
前記接続部は、例えば、突起電極、スルーホール或いは
ビアホール等である。
【0011】上述した手段によれば、前記高周波信号の
伝送経路の垂直方向の屈曲部が鈍角をなす構成となって
いるために、伝送経路の垂直方向の屈曲による信号の反
射や放射損失による電気特性の劣化を低減することがで
き、高周波領域に於ける電気特性を30%以上向上させ
ることが可能である。
【0012】以下、本発明の実施の形態を説明する。
【0013】なお、実施の形態を説明するための全図に
おいて、同一機能を有するものは同一符号を付け、その
繰り返しの説明は省略する。
【0014】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)図1に示すのは、本発明の一実施の形
態である半導体装置の要部を示す縦断面図である。
【0015】図中、1は、例えばGaAs等の半導体基
板主面に各種の素子を形成し10GHz程度の高周波を
処理する回路が構成されている半導体チップであり、2
は、半導体チップ1を気密封止する積層型セラミックの
パッケージである。パッケージ2は、多層配線の形成さ
れた基板3、アルミナ、窒化アルミニウム等のセラミッ
クを用い基板3の主面外周部に設けたダム枠4及び42
アロイ等の金属板に金メッキを施したキャップ5からな
り、ダム枠4と一体となったパッケージ基板3の主面上
に接続部6によって半導体チップ1をフェイスダウンボ
ンディングした後に、ダム枠4にキャップ3を固着して
パッケージ2内部を気密封止する。
【0016】接続部6は、パッケージ基板3の主面に形
成されたパッド7上に形成されており、高周波信号を伝
送する接続部6は金等を用いた複数のバンプ電極6a,
6bを位置をずらせて積層した構成となっており、半導
体チップ1主面に形成されたパッド8に接続されてい
る。
【0017】ダム枠4は、ロウ材9を介して基板3の主
面上に接合されている。また、ダム枠4の上面にはキャ
ップ3が設けられている。キャップ3は、ダム枠4に形
成したメタライズ層10にロウ材11を介して接合され
ている。
【0018】基板3の主面外周縁部には、42アロイ、
コバールを用い半導体装置の外部端子を構成する複数本
のリード12がロウ材13を介して接続されている。
【0019】前記セラミックパッケージの基板3は、ア
ルミナ、窒化アルミニウム等の粉末に添加剤、可塑剤、
溶剤、樹脂を混合したスラリを成形したグリーンシート
に貫通配線となるスルーホール14を形成し、シート上
にタングステン、モリブデン等の高融点金属を含むペー
ストをスクリーン印刷して配線15を形成したものを積
層した後に、積層品を焼成して形成され、その主面上の
配線15の一部が前記接続の行なわれるパッド7となっ
ており、基板3主面の配線15及びパッド7には、その
表面に金メッキが施されている。
【0020】上記パッケージ基板1の裏面の全面にはメ
タライズ層16が設けられており、前記スルーホール1
4を通じて接地電位となる配線15と電気的に接続され
ている。メタライズ層16は、タングステン等の高融点
金属の厚膜で構成されており、その表面には金のメッキ
が施され、ロウ材17を介してパッケージ基板3と略同
一の外形寸法を有する金属ベース18が取り付けられて
いる。金属ベース18は、例えば銅を含むタングステン
合金で構成されており、接地電位の安定化に寄与すると
ともに、パッケージ2の強度を増し、放熱を促進する効
果がある。
【0021】本実施の形態では、図3に拡大して示すよ
うに、半導体チップ1に形成した金バンプ電極6aとパ
ッケージ基板3の主面に形成したバンプ電極6bとは、
その位置をバンプ電極の径の半分程度信号の伝送方向に
ずらせてある。この構成によって、金バンプ電極6a,
6bが接続された状態では、接続部6が傾斜をもって形
成され、伝送路が鈍角をなして屈曲した構成となる。
【0022】このため、本発明によれば、図3に示す従
来のバンプ電極6a,6bの接続部6のように配線15
から垂直に形成され伝送路が直角に屈曲しているものと
比較した場合に、高周波における放射損失を低減するこ
とが可能である。加えて、従来と同様の装置、部品、材
料等を流用して実施することができるので、その変更が
容易である。
【0023】なお、接続部6を傾斜させる角度について
は、前記バンプ電極6a,6bの位置のずらせ方及びバ
ンプ電極6a,6bの高さによって適宜の角度とするこ
とができ、接続部の構成を変えることによってもその角
度を変えることができる。発明者等の実験では、接続部
を15度程度傾けた状態から効果が顕在化し、より傾け
ることによって効果が増加するが75度程度を越えると
その増加が小さくなる一方接続部の形成が難しくなる。
従って、接続部を15度乃至75度の傾斜をもって形成
し、伝送路が105度乃至165度の鈍角をなして屈曲
した構成とするのが望ましい。
【0024】次に半導体チップのバンプ電極の形成方法
について説明する。図4はバンプ電極形成位置を示す半
導体チップの底面図である。
【0025】半導体チップ1には、回路を構成する種々
の素子が形成されているが、例えば図4に示す例では、
略中央部には半導体装置の配線形成領域19が配置さ
れ、略外周部には容量素子20が形成され、夫々の回路
機能に応じて、信号用、電源用或いは接地用のバンプ電
極が接続されるパッド8が形成されている。
【0026】一方、図5はバンプ電極形成位置を示すパ
ッケージ基板の部分平面図である。基板3の主面上に
は、パッド8のそれぞれに対応してバンプ電極が接続さ
れるパッド7が配置され、夫々配線15或いはスルーホ
ール(図示せず)に接続されている。なお図中、二点鎖
線で囲んだ領域が、半導体チップ1を搭載する領域であ
る。
【0027】基板3のパッド7上にバンプ電極6bを形
成する場合には、半導体チップ1のバンプ電極6aの形
成に用いた座標をミラー反転させた座標を用いることに
よって、半導体チップ1のバンプ電極6aの位置が印刷
の誤差や半導体チップ1の収縮公差などによって設計座
標から誤差が生じた場合でも、座標相互を高い精度で目
標位置に一致させることができる。
【0028】次に、本実施例のバンプ電極の形成方法の
一例を図6から図12を用いて説明する。
【0029】まず、図6に示すのはバンプ電極を形成す
る半導体チップ1の底面であり、バンプ電極を形成する
主面のパッド8の最上層は金の薄膜で構成されている。
本実施の形態ではボールボンディングの技術を応用して
バンプ電極を形成する。
【0030】先ず、図7に示すように、キャピラリ21
によって金ワイヤ22の先端に金ボール23を形成し、
図8に示すようにこの金ボール23を押圧しパッド8上
に接合する。次に、図9に示すように、キャピラリ21
を上昇させて金ワイヤ22を部分的に露出させた状態
で、図10に示すように、トーチ24によって金ワイヤ
22を金ボール23のネックで切断する。これによっ
て、図11に示すように、金ボール23の上にネックの
切断によるアンカー部25が形成されたバンプ電極6a
がパッド8上に形成される。図11に示す例ではバンプ
電極6aの金ボール23の径は120μm、高さは70
μm、アンカー部25の径は30μm、高さは30μm
程度である。
【0031】次に、このようにしてパッド8へバンプ電
極6aが形成された状態を図12に示す。加熱、超音波
または両者のエネルギーを用いた周知のボールボンディ
ング法によって、パッド8上に金のバンプ電極6aを形
成する。同様にして基板3のパッド7にもバンプ電極6
bを形成する。
【0032】なお、このバンプ電極形成方法では形成し
たバンプ電極6a,6bの上に連続して更に別のバンプ
電極6b,6aを形成し多重のバンプ電極を容易に形成
することができる。従って、半導体チップ1或いは基板
3の何れかに二重のバンプ電極を設け、それらを斜めに
接続した多重マイクロ金バンプ構造としてもよい。なお
図1ではバンプ電極が二重になっているがより多重のバ
ンプ電極を形成することも可能である。
【0033】次にこの半導体装置の組立方法を図13乃
至図18を用いて説明する。
【0034】先ず、図13に示すように、キャップ3封
止前のパッケージ2の基板3にバンプ電極6bを形成す
る。この状態を図14に示す。次に、図15に示すよう
に、バンプ電極6aを形成した半導体チップ1をツール
26によって真空吸着し、ミラー27と画像解析装置2
8とを使ってパターン認識を行ない、図16に示すよう
に、ミラー27を90°回転させて同様に基板3のバン
プ電極6bのパターン認識を行なう。このように認識し
たパターン相互の画像とを重ね合わせることによって、
半導体チップ1と基板3との位置合わせを行ない、位置
合わせ完了後に図17に示すようにミラー27を退避さ
せ、ツール26をパッケージ基板3に対して下降させ
る。
【0035】次に、図18に示すように、半導体チップ
1のバンプ電極6aと、これに対応する基板3のバンプ
電極6bとを重ね合わせ、両者を熱圧着により接合す
る。
【0036】この後、ダム枠4の上面にキャップ5を接
合することにより、図1に示す半導体装置が完成する。
【0037】このようにして完成した半導体装置を電子
装置の実装基板に搭載する際には、図19に示すように
実装基板29の一部に凹部を設け、この凹部に前記半導
体装置を収容しリード12が実装基板29の配線30と
略直線状に接続するドロップイン構造とすることによっ
て、この部分での損失を防止することができる。なお、
31はリード12と配線30とを接合するハンダであ
る。
【0038】しかしながら、前記の場合とは異なり、凹
部を設けない通常の実装基板に搭載する場合にはリード
を屈曲させる必要が生じる。このような場合に、従来は
図20に示すようにリード12を略直角に屈曲させたガ
ルウイング形状にリード12を折り曲げて搭載していた
が、本発明によれば図21に示すように、半導体装置か
ら水平に引き出された一の配線層となる部分12aと実
装基板の配線30と接続される他の配線層となる部分1
2bとを接続する接続部12cに相当するリード12
を、リード12の切断成型工程に使用する金型の形状変
更によって、斜めに形成し、信号の伝送路の垂直方向の
屈曲部が鈍角をなす構成とするのが望ましい。これによ
って、伝送する高周波信号の反射・放射による損失を低
減させる効果が得られる。
【0039】なお、前述したアウターリード形状を、通
常のSOP(Single Outline Package)、QFP(Quad
Flat Package)或いはSOJ(Single Outline Jleade
d Package)等のアウターリードを設けた表面実装型の
半導体装置に適用することによって、それらの半導体装
置に本発明を適用することが可能である。
【0040】(実施の形態2)図22は、本発明の他の
実施の形態である半導体装置の要部を示す縦断面図であ
る。前述した実施の形態では同一径のバンプ電極の位置
をずらせて設けることによって接続部を斜めに形成した
が、本実施の形態では径の異なるバンプ電極を積層する
ことによって接続部を斜めに形成する。
【0041】即ち、半導体チップ1のパッド8に形成さ
れたバンプ電極6aに対して、基板3のパッド7に形成
されたバンプ電極6bはその直径を半分程度と小さくし
た構成とする。この構成によって接続部6が全体として
斜めに構成され、伝送路が鈍角をなして屈曲することと
なる。
【0042】また、図23に示すように、前記の例とは
逆に半導体チップ1のパッド8に形成されたバンプ電極
6aを、基板3のパッド7に形成されたバンプ電極6b
に対して、その直径を半分程度と小さくした構成として
も、同様の効果が得られる。
【0043】本実施の形態ではバンプ電極6a,6bの
一方が大きく形成されるために、バンプ電極6a,6b
相互の位置合わせに誤差が生じても、確実に接合を行な
うことができる。
【0044】(実施の形態3)図24は、本発明の他の
実施の形態である半導体装置の要部を示す縦断面図であ
る。前述した実施の形態ではバンプ電極として金の多重
バンプ電極を用いていたが、本実施の形態ではハンダの
バンプ電極を用いている。
【0045】先ず、半導体チップ1に、ハンダのバンプ
電極6aをウェハプロセスにてパッド8上に蒸着形成
し、パッケージ2の基板3にはハンダのバンプ電極6b
を、パッド7上へスクリーン印刷法で印刷形成する。次
に図24に示すように半導体チップ1と基板3とを位置
合わせして、この状態で加熱することによりバンプ電極
6a,6bを溶融させると、パッド7,8のハンダ濡れ
及び溶融ハンダの表面張力によってバンプ電極6a,6
bが一体化し、パッド7,8の位置のずれに応じて、高
周波信号を伝送する接続部6が傾斜した構成となる。
【0046】なお、本実施の形態ではバンプ電極をパッ
ド7,8の何れか一方にのみ設けても実施が可能であり
バンプ電極を多重化することなしに実施することも可能
である。
【0047】(実施の形態4)図26に示すのは、本発
明の他の実施の形態である半導体装置の要部を示す縦断
面図である。本実施の形態ではパッケージの基板内部に
形成される垂直方向の接続部であるスルーホールを斜め
に形成する。
【0048】セラミックパッケージは、前述の如く、グ
リーンシートと呼ばれるセラミックの元となるシートを
重ね合わせ、それを焼結することによって形成されてい
る。この積層セラミック構造のパッケージ基板につい
て、垂直方向に信号を伝送するスルーホール32を、グ
リーンシートの層毎に位置をずらせて形成することによ
って、従来、垂直に形成されていたスルーホール32
を、全体として傾斜させた構造とし、基板3の下面に取
り付けたピン33から基板3主面に形成されたパッド7
までの接続部6を斜めに形成し、基板3内部を伝達する
過程での電気特性の劣化を低減できる。
【0049】同様にして、半導体チップ内部の配線層を
相互に導通するスルーホールについても、層間絶縁膜に
形成する開口をずらせて形成することによって接続部と
なるスルーホールを斜めに形成することが可能である。
【0050】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明
は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その要
旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは
勿論である。
【0051】例えば前述した実施の形態ではセラミック
基板について説明したが、これに限らずガラスエポキシ
基板、TABテープ等の場合にも同様に本発明は適用が
可能である。
【0052】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0053】(1)本発明によれば、水平方向に延在す
る一の配線層と他の配線層とを垂直方向に接続する接続
部を斜めに形成することができるという効果がある。
【0054】(2)本発明によれば、上記効果(1)に
より、前記信号の伝送経路の垂直方向の屈曲部が鈍角を
なす構成とすることができるという効果がある。
【0055】(3)本発明によれば、上記効果(2)に
より、伝送経路の垂直方向の屈曲による信号の反射を低
減することができるという効果がある。
【0056】(4)本発明によれば、上記効果(2)に
より、伝送経路の垂直方向の屈曲による信号の放射損失
を低減することができるという効果がある。
【0057】(5)本発明によれば、上記効果(3)
(4)により、半導体装置の高周波領域に於ける電気特
性を向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体装置を示す
縦断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態である半導体装置の要部
を拡大して示す回路図である。
【図3】従来の半導体装置の要部を拡大して示す回路図
である。
【図4】本発明の一実施の形態である半導体装置の半導
体チップのバンプ電極形成位置を示す底面図である。
【図5】本発明の一実施の形態である半導体装置のパッ
ケージ基板のバンプ電極形成位置を示す部分平面図であ
る。
【図6】本発明の一実施の形態である半導体装置のバン
プ電極形成方法を示す斜視図である。
【図7】本発明の一実施の形態である半導体装置のバン
プ電極形成方法を示す図である。
【図8】本発明の一実施の形態である半導体装置のバン
プ電極形成方法を示す図である。
【図9】本発明の一実施の形態である半導体装置のバン
プ電極形成方法を示す図である。
【図10】本発明の一実施の形態である半導体装置のバ
ンプ電極形成方法を示す図である。
【図11】本発明の一実施の形態である半導体装置のバ
ンプ電極形成方法を示す図である。
【図12】本発明の一実施の形態である半導体装置のバ
ンプ電極形成方法を示す斜視図である。
【図13】本発明の一実施の形態である半導体装置の組
立方法を示す縦断面図である。
【図14】本発明の一実施の形態である半導体装置の組
立方法を示す縦断面図である。
【図15】本発明の一実施の形態である半導体装置の組
立方法を示す図である。
【図16】本発明の一実施の形態である半導体装置の組
立方法を示す図である。
【図17】本発明の一実施の形態である半導体装置の組
立方法を示す図である。
【図18】本発明の一実施の形態である半導体装置の組
立方法を示す縦断面図である。
【図19】本発明の一実施の形態である半導体装置の実
装状態を示す部分縦断面図である。
【図20】本発明の一実施の形態である半導体装置の従
来の実装状態を示す部分縦断面図である。
【図21】本発明の一実施の形態である半導体装置の他
の実装状態を示す部分縦断面図である。
【図22】本発明の他の実施の形態である半導体装置の
要部を示す縦断面図である。
【図23】本発明の他の実施の形態である半導体装置の
要部を示す縦断面図である。
【図24】本発明の他の実施の形態である半導体装置の
要部を示す縦断面図である。
【図25】本発明の他の実施の形態である半導体装置の
要部を示す縦断面図である。
【図26】本発明の他の実施の形態である半導体装置の
要部を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…半導体チップ、2…パッケージ、3…基板、4…ダ
ム枠、5…キャップ、6…接続部、6a,6b…バンプ
電極、7,8…パッド、9,11,13,17…ロウ
材、12…リード、14,32…スルーホール、15…
配線、16…メタライズ層、18…金属ベース、19…
配線形成領域、20…容量素子、21…キャピラリ、2
2…金ワイヤ、23…金ボール、24…トーチ、25…
アンカー部、26…ツール、27…ミラー、28…画像
解析装置、29…実装基板、30…配線、31…ハン
ダ、33…ピン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鎌田 千代士 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向に延在する一の配線層と水平方
    向に延在する他の配線層とを垂直方向に接続して構成さ
    れた高周波信号を伝送する伝送経路を有する半導体装置
    において、 前記一の配線層と他の配線層とを垂直方向に接続する接
    続部を斜めに形成することによって、前記接続部による
    信号伝送経路の垂直方向の屈曲部が鈍角をなすことを特
    徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記一の配線層が半導体チップ、パッケ
    ージ基板、実装基板の何れかに形成された配線層であ
    り、前記他の配線層が半導体チップ、パッケージ基板、
    実装基板の何れかに形成された配線層であることを特徴
    とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記接続部が突起電極、スルーホール或
    いはビアホールの何れかであることを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記突起電極が多段であることを特徴と
    する請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の半導体
    装置。
  5. 【請求項5】 前記鈍角が105度乃至165度である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に
    記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 水平方向に延在する一の配線層と同一の
    信号を伝送する他の配線層とを垂直方向に接続して構成
    された高周波信号を伝送する伝送経路を有する半導体装
    置の製造方法において、 前記一の配線層を形成する工程と、 前記他の配線層を形成する工程と、 前記一の配線層と他の配線層とを垂直方向に接続する接
    続部を斜めに形成する工程とを有し、前記信号の伝送経
    路の屈曲部が鈍角をなすことを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 前記一の配線層が半導体チップ、パッケ
    ージ基板、実装基板の何れかに形成された配線層であ
    り、前記他の配線層が半導体チップ、パッケージ基板、
    実装基板の何れかに形成された配線層であることを特徴
    とする請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記接続部が突起電極、スルーホール或
    いはビアホールの何れかであることを特徴とする請求項
    6又は請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記突起電極が多段であることを特徴と
    する請求項1乃至請求項8の何れか一項に記載の半導体
    装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記鈍角が105度乃至165度であ
    ることを特徴とする請求項6乃至請求項9の何れか一項
    に記載の半導体装置の製造方法。
JP11445296A 1996-05-09 1996-05-09 半導体装置及び半導体装置の製造方法 Pending JPH09298218A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11445296A JPH09298218A (ja) 1996-05-09 1996-05-09 半導体装置及び半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11445296A JPH09298218A (ja) 1996-05-09 1996-05-09 半導体装置及び半導体装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09298218A true JPH09298218A (ja) 1997-11-18

Family

ID=14638092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11445296A Pending JPH09298218A (ja) 1996-05-09 1996-05-09 半導体装置及び半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09298218A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007103735A (ja) * 2005-10-05 2007-04-19 Nec Electronics Corp 半導体装置
JP2008251808A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Yokogawa Electric Corp プリント基板
WO2014073126A1 (ja) * 2012-11-09 2014-05-15 日本特殊陶業株式会社 配線基板

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007103735A (ja) * 2005-10-05 2007-04-19 Nec Electronics Corp 半導体装置
JP2008251808A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Yokogawa Electric Corp プリント基板
WO2014073126A1 (ja) * 2012-11-09 2014-05-15 日本特殊陶業株式会社 配線基板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2819284B2 (ja) 半導体パッケージ用基板およびその製造方法と その基板を利用した積層型半導体パッケージ
JP3461204B2 (ja) マルチチップモジュール
US6344683B1 (en) Stacked semiconductor package with flexible tape
JP2004095572A (ja) 半導体装置およびその製造方法
US10249564B2 (en) Electronic component mounting substrate, electronic device, and electronic module
JP2006134912A (ja) 半導体モジュールおよびその製造方法、ならびにフィルムインターポーザ
US10985098B2 (en) Electronic component mounting substrate, electronic device, and electronic module
JPS61274333A (ja) 半導体装置
JPH06295935A (ja) 半導体パッケージ
JPH09298218A (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法
JP2517024B2 (ja) セラミックパッケ―ジとその製造方法
JP3470852B2 (ja) 配線基板とその製造方法
JP2974819B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH0547836A (ja) 半導体装置の実装構造
JP3850712B2 (ja) 積層型半導体装置
JP3230384B2 (ja) 半導体装置
JPH1041626A (ja) フリップチップ用セラミック多層基板及びその製造方法
JPS6290959A (ja) 半導体装置の製造方法
JP4127589B2 (ja) 高周波半導体装置用パッケージおよび高周波半導体装置
JP2006332708A (ja) 半導体装置
JP2883458B2 (ja) 混成集積回路用配線板の製造方法
JPH07321150A (ja) 半導体集積回路装置およびその製造方法
JPH10135637A (ja) セラミック多層配線基板
JPH05166965A (ja) パッケージ構造体
JPS62279663A (ja) 半導体装置