JP3470852B2 - 配線基板とその製造方法 - Google Patents
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Description
子部品を搭載し、且つこれをカバーによって封止するた
めのセラミックからなる配線基板とその製造方法に関
し、特に優れた封止特性を有するものに関する。
は、図5(A)に示すように、全体が扁平な矩形の箱形状
を呈し、複数のセラミック層を積層して一体化したもの
である。この基板60は、表面上に半導体素子等を固着
して搭載するための凹んだキャビティ62を有し、これ
を囲む最上段のセラミック層64の表面上には、搭載さ
れた半導体素子を封止するカバー(図示せず)を固着する
ための封止用メタライズ層65が矩形状に形成される。
また、最上段のセラミック層64とこれに隣接するセラ
ミック層66との間には、キャビティ62側に突出した
段部67上に張り出して、段部67の四辺上にパターン
化された多数の導体配線70が形成されている。
の縦断面図、及び図5(C)のコーナーの部分拡大平面図
に示すように、セラミック層64,66間の各コーナ部
Sには形成されていない。これは、キャビティ62が半
導体素子よりも大きいことと、図5(B)中にて一点鎖線
で示す搭載される半導体素子74側の接続用パッドが、
その四側面に沿って配置されているので、これらと金属
細線76で接続される各配線70も上記接続用パッドに
近接させるため、段部67上のコーナー部Sを除いた部
分にそれらの先端を位置させるからである。
軽量化の要求に応じて、配線基板も小型化、薄肉化、及
び高性能化が求められ、これらに伴い導体配線を設ける
場所や大きさも制限を受けるようになっている。このた
め、導体配線の幅を細くし、隣接する配線との間隙を狭
くする必要がある。しかし、各導体配線を細くすると、
導通抵抗が高くなるので、これを低くするためその厚み
を増やす必要も生じてくる。従って、前記導体配線70
は、前記段部67の各四辺の中央寄りに集中する傾向に
あり、導体配線70のない前記コーナー部Sを形成する
ことになる。
に、図示しないカバーをロウ付けにより固着すると、そ
の四隅にはロウが充填されない隙間が形成されてしま
い、キャビティ62内に搭載された半導体素子74の気
密封止が不十分となる問題点があった。これは、前記の
各コーナー部Sには導体配線70がないため、その厚み
分に応じて最上段のセラミック層64が凹み、その表面
に形成された封止用メタライズ層65の四隅が凹むため
である。この凹みは、各配線70同士が一定以上離隔し
ていると生じる傾向がある。
が抱える問題点を解決し、セラミックの絶縁層を積層し
て一体化し、半導体素子等の電子部品を搭載して封止す
るための配線基板であって、係る封止を確実且つ容易に
行える配線基板とこれを得るための製造方法を提供する
ことを目的とする。
決するため、封止用メタライズ層の直下に位置する導体
配線が互いに離隔した部分に、この配線の厚みを補う絶
縁スペーサを配置することに着想して得られたものであ
る。即ち、本発明の配線基板は、複数のセラミック層を
積層して一体化した配線基板であって、搭載する電子部
品を封止するためのカバーを固着する封止用メタライズ
層を表面上に有する第1セラミック層と、この第1セラ
ミック層に隣接して積層された第2セラミック層と、こ
れら第1及び第2セラミック層の間に形成された導体配
線と、上記第1及び第2セラミック層の間のうち該導体
配線の無いコーナー部であって、平面視したときに、上
記封止用メタライズ層と重複する重複部分の少なくとも
一部に配置された絶縁スペーサと、を有することを特徴
とする。係る構成により、第1セラミック層上の封止用
メタライズ層のコーナー付近における凹みを少なく、或
いは無くすることができる。また、ロウ付け部に隙間を
生じないので、搭載される電子部品を確実に封止するこ
とができる。尚、上記カバーの固着については、封止用
メタライズ層上に直接カバーをロウ付けする場合の他、
封止用メタライズ層上にカバー固着用リングをロウ付け
し、このリングを介してカバーを封止用メタライズ層上
に固着する場合も含まれる。
ック層と同種のセラミックからなる配線基板も含まれ
る。このようにすると、封止用メタライズ層に凹みがな
く、内部が一体化されたセラミックからなる配線基板を
得ることができる。更に、前記絶縁スペーサの厚さが、
前記重複部分における導体配線の厚さと略同一である配
線基板や、前記第1セラミック層の厚さが0.55mm以
下である配線基板も含まれる。これによれば、前記封止
用メタライズ層の凹みを一層確実に防止でき、良好な封
止が可能になる。
る各配線間の間隙が、前記第1セラミック層の厚さの略
2分の一以上である部分に絶縁スペーサを配置すると、
上記凹みを防止することができるので好ましい。また、
本発明には、以上における配線基板を得るため、焼成後
に前記第1又は第2セラミック層となる各グリーンシー
トの表面に対し、所定位置に焼成後に前記導体配線とな
る金属ペーストを塗布する工程と、前記重複部分の少な
くとも一部となり且つ焼成後に上記第2セラミック層と
なるグリーンシートのコーナー部に、焼成後に前記絶縁
スペーサとなる絶縁ペーストを塗布する工程とを、相前
後して有する配線基板の製造方法も含まれる。
ー部の絶縁ペーストを重ならないように位置合わせして
塗布できるので、導体配線とコーナー部の絶縁スペーサ
が重なることがなく、確実に前記封止用メタライズ層を
平坦化できる。また、前記絶縁ペーストのセラミック成
分が、第1及び第2セラミック層となる各グリーンシー
トと同種のセラミック成分である製造方法も含まれる。
これによれば、焼成後は、絶縁ペーストも第1及び第2
セラミック層と同質のセラミックとなって一体化され、
強固な配線基板を得ることができる。
を図面と共に説明する。図1は、本発明の配線基板1に
関し、同図(A)の斜視図のように、この配線基板1は、
上面の略中央に、後述する半導体素子を搭載するための
凹んだキャビティ2を有する扁平な矩形の箱形状を呈す
る。また、配線基板1は図1(B)に示すように、複数の
セラミック層3〜8を上下に一体に積層している。上記
キャビティ2の周りを囲む最上段の第1セラミック層3
とこの下方に隣接する第2セラミック層4は、各々中央
部に空間を有する四角枠状のもので、且つ第1及び第2
セラミック層3,4の間の内側には段部4aが形成され
ている。
ャビティ2を囲むように四角形状の封止用メタライズ層
9が設けられている。該封止用メタライズ層9は、図1
(B)中に一点鎖線で示す半導体素子Iが、キャビティ2
の底面を形成するセラミック層5の上面に搭載された
後、これを封止する図示しないカバーの周縁をロウ付け
等して固着するために用いられる。また、前記段部4a
上から第1,2セラミック層3,4の間にかけて、先端
のボンディングパッド部11をキャビティ2側に向け、
且つ互いに平行な多数の導体配線10が形成されてい
る。
うに、段部4aの四辺の各辺中間部分に形成されるが、
段部4aの各コーナー部4bには形成されない。その理
由もやはりキャビティ2が半導体素子Iより大きく、且
つ半導体素子I側の後述する接続用パッドがその四辺の
側面に沿って配置されているためである。即ち、図1
(B)中に一点鎖線で示す金属細線Wによって、素子I側
の接続用パッドと上記各配線10のボンディングパッド
部11とをワイヤボンディングするためである。尚、導
体配線10は、第1,2セラミック層3,4の間から、
下方のセラミック層4〜8間に形成される図示しない導
体配線やメタルプレーン層等にビアを介して導通されて
いる。また、前記段部4aを2段以上形成して、配線の
高密度化に対応することもできる。
層3を取り除いた状態の平面図を示す。第2セラミック
層4の上面の内周側となる四辺の段部4aに沿って、前
述したように導体配線10が段部4aの各コーナー部4
bを除いて形成されている。この各コーナー部4bに
は、平面視で略L字形状を呈する絶縁スペーサ16がそ
れぞれ互いに前記キャビティ2を囲むように配置されて
いる。この絶縁スペーサ16は各導体配線10と略同一
の厚みを有する。
サ16の位置は同図中に破線で示す平面視したときの封
止用メタライズ層9(即ち封止用メタライズ層9を第2
セラミック層4の表面に投影したときの像)と重複する
重複部分の一部となるようにされている。ここで、絶縁
スペーサ16の幅は、破線で示す上記封止用メタライズ
層9の幅よりやや広く設定されている。即ち、絶縁スペ
ーサ16の寸法は、封止用メタライズ層9の幅方向につ
いてはこのメタライズ層9よりもやや広くされている。
このようにすると、絶縁スペーサ16と封止用メタライ
ズ層9との位置ズレが生じても、これを吸収できるし、
封止用メタライズ層9の幅方向全体に渉って平坦化でき
るからである。尚、この絶縁スペーサ16は、各セラミ
ック層3〜8と同種のセラミックからなる。
線10のボンディングパッド部11とキャビティ2内に
搭載された半導体素子Iの各接続用パッド18とを、そ
れぞれ金属細線Wにより接続する。次に、図3(B)に示
すように、第1セラミック層3の上方に平面視で矩形状
のカバー20を位置させ、その周縁21と前記封止用メ
タライズ層9とを全周に渉り、例えばAu−Sn系のロウで
ロウ付けすることにより、半導体素子Iの封止が成され
る。この配線基板1の場合、前記絶縁スペーサ16を内
部に配置したことにより、封止用メタライズ層9は、そ
の各コーナに凹みのない平坦化されたものとなるため、
上記カバー20とのロウ付け部も全周に渉って隙間のな
い優れた封止を得ることができる。
する。各セラミック層3〜8となるアルミナ等からなる
同数のグリーンシートを用意し、各々が必要な形状にな
るよう抜き打ち加工される。各グリーンシートの表面に
は、タングステン又はモリブデン等の高融点の金属粉末
からなるメタライズインクをスクリーン印刷により、焼
成後に所望の回路を形成する導体配線10やメタルプレ
ーン層となる金属ペーストを塗布する。この際、第1セ
ラミック層3となるグリーンシートの上表面には、前記
封止用メタライズ層9となる金属ペーストが塗布され、
また、第2セラミック層4となるグリーンシートの上表
面には、前記多数の導体配線10となる金属ペーストが
塗布される。
隔する前記段部4aの各コーナー部4bには、アルミナ
等からなる絶縁ペーストが印刷により、図2(B)に示し
たように、配線基板1の完成時に破線で示す封止用メタ
ライズ層9と重複する重複部分に塗布される。このとき
絶縁ペーストと導体配線10となる金属ペーストとが重
複しないようにする。両者が重なると、逆に封止用メタ
ライズ層9に凸部ができて平坦にならないからである。
絶縁ペーストと金属ペーストの塗布する順序は、上記と
逆に絶縁ペーストを先に行っても良い。尚、周知のよう
に各グリーシートのビアホール内には、導体配線10と
下方の導体配線を導通するため、メタライズインクを充
填してビアを形成する。これらのグリーンシートを所定
の順序に従って積層し圧着した後、焼成することによ
り、各セラミック層3〜8が一体化された配線基板1を
得る。また、上記絶縁ペーストはセラミックの絶縁スペ
ーサ16となって、第1,2セラミック層3,4と一体
化される。
の厚さは0.40mmで、第2セラミック層4を含む他のセラ
ミック層4〜8の各厚さは0.50mmである。また、前記導
体配線10と絶縁スペーサ16の厚さは、何れも15〜
20μmの範囲内であった。更に、絶縁スペーサ16と
これに隣接する配線10との隙間は、各辺中間部分の配
線10相互の間隔以下となっている。尚、絶縁スペーサ
16の寸法のうち、封止用メタライズ層9の幅方向に沿
う寸法は、このメタライズ層9の幅と同等かこれより広
く、具体的には0.50〜1.00mm程度広くした。そして、封
止用メタライズ層9における凹凸量(厚さ方向における
凹部と凸部との高さの差の最大値を言う)は、3μmで
あった。このような配線基板1と、これと同様に製造さ
れ絶縁スペーサ16のない従来の配線基板60につい
て、第1(最上段)セラミック層3,64の厚さをそれぞ
れ変えて、各封止用メタライズ層9,65における凹凸
量を測定した。この測定には、接触型表面粗さ計を用
い、且つ各厚さ毎に20個のサンプルを測定し、それら
の平均値を算出した。その結果を表1に示す。
0の第1(最上段)セラミック層3,64の厚さが0.60mm
の場合を除き、何れも基板1の方が凹凸量が小さくな
る。またその差は第1セラミック層3,64の厚さが薄
くなる程顕著となる。一方、第1セラミック層3,64
の厚さが0.60mmの場合は、両者の凹凸量に差はなかっ
た。これは、配線10等の厚みによる凹凸が、第1(最
上段)セラミック層3,64が厚くなる程これに吸収さ
れるため、封止用メタライズ層9,65上に現れる凹凸
量が小さくなるためである。この結果から、本例では第
1セラミック層3の厚さが0.60mm未満、少なくとも
0.55mm以下である場合において効果を発揮すること
が理解できる。この結果から、本発明の基板1は、セラ
ミック層3〜8が薄肉化しても、第1セラミック層3上
の封止用メタライズ層9を平坦化できることが判る。
層9や、各導体配線10のボンディングパッド部11、
並びに図示しない配線の露出表面に厚さ1〜10μmの
Niメッキを施し、最下段のセラミック層8の下面に位
置する配線の図示しない露出表面に外部端子となるピン
Pをロウ付けする(図1(B)参照)。更にこれらの表面に
上記同様のNiメッキと厚さ1〜7μmの金メッキを施
す。配線の露出表面に施すNiメッキは、ピンPをロウ
付けする際のAu−Cu合金からなる銀系ロウ材の流れを良
好にするために行う。また、ボンディングパッド部11
やピンP表面に施すNiメッキと金メッキは、前者は半
導体素子Iと接続する金属細線Wとの接続を強固にし、
後者はマザーボードのプリント基板等に強固に接続する
ことを可能にする。そして、係る配線基板1のキャビテ
ィ2内のダイアタッチ面に半導体素子IがAu−Si系のロ
ウ材でロウ付けされて搭載され、前記図3(A)で示した
ように、金の細線Wを用いて基板1の各配線10のボン
ディングパッド部11と素子Iの各接続用パッド18と
がそれぞれ接続される。
系等のロウ材を用いて、金属製のカバー20がロウ付け
され、半導体素子Iを封止する(図3(B)参照)。ここ
で、基板1の上記カバー20の封止性について、従来例
と共に説明する。Niメッキ及び金メッキを施したFe-N
i-Co系合金からなる厚さ0.25mmのカバー20を、厚さ0.
030mmのAu-Sn合金のロウ材プリフォームを用いて封止用
メタライズ層9上にロウ付けした基板1と、同じカバー
20を同じロウ材により封止用メタライズ層65上にロ
ウ付けした基板60とを、各メタライズ層9,65上に
おける3段階の凹凸量別に3個ずつ用意した。Au−Sn合
金のロウ材中における空孔率(空孔が存在する部分のカ
バー20と封止用メタライズ9に囲まれた部分に対する
面積比)を超音波探査映像装置を用いて測定し、各々の
平均値を算出した。その結果を表2に示す。
も空孔率が25%以下と低く、換言すれば高い封止性が
得られたのに対し、従来例の基板60は何れも空孔率が
35%以上と高く、封止性が悪いことが判る。これらか
ら本発明の基板1によれば、搭載した半導体素子Iを確
実に封止できることが理解される。
図(A)は配線基板30における前記図2(B)と同様の部
分拡大図を示す。尚、前記形態と同じ部分には同じ符号
を付した。配線基板30の絶縁スペーサ32は、セラミ
ック層4のコーナー部4bにおける配線10間の略全体
を覆うように配置したものである。また、図4(B)に示
す配線基板40の絶縁スペーサ42は、そのキャビティ
2寄りの縁44を図中破線で示す前記封止用メタライズ
層9の内側よりもやや広く(内側寄りに)配置したもので
ある。更に、図4(C)に示す配線基板50の絶縁スペー
サ52は、前記封止用メタライズ層9の幅よりも内外と
もやや幅広とした複数の小スペーサ53〜57を飛び石
状に配置したものである。
限定されるものではない。例えばセラミック層は、前記
アルミナの他、窒化アルミニウム、ムライト、ガラスセ
ラミック等を用いることもできる。また、絶縁スペーサ
を配置すべき位置は、前記のようなコーナー部における
重複部分の何れの部分に配置しても、凹部が封止用メタ
ライズ層に発生することを防止できる。特に、重複部分
のうち、導体配線相互の間の間隙が広い部分に絶縁スペ
ーサを配置するのが好ましく、この間隙が前記第1セラ
ミック層の厚さの2分の1以上の大きさの部分には絶縁
スペーサを配置するのが望ましい。
にロウを介して直接カバーを固着した例を示したが、封
止用メタライズ層上に例えば銀ロウ等を介してコバール
(29%Ni−17%Co−Fe)や所謂42アロイ(42%Ni−Fe)等の
金属リングをロウ付けし、この金属リング上にカバーを
シーム溶接法等により固着しても良い。この場合にも、
封止用メタライズ層の凹凸を防止できるので、銀ロウ等
のロウ中に隙間や空孔が生じ難くなり、カバーを固着し
て確実に封止することができる。更に、適用される配線
基板も前記の他、複数の半導体素子を搭載するマルチチ
ップモジュール等でも良く、また、キャビティの有無に
拘わらず半導体素子等を搭載して封止する全ての配線基
板が含まれる。尚、封止される搭載対象物も、半導体素
子以外の封止を要する全ての電子部品が含まれる。
によれば、絶縁スペーサをコーナー部に配置することに
より、封止用メタライズ層が平坦化されるので、搭載さ
れる電子部品を容易且つ確実に封止することができ、こ
れら部品本来の機能を長期間に渉り防護することが可能
となる。また、本発明の製造方法によれば、上記配線基
板を精度良く確実に得ることができる。更に、請求項2
及び請求項6の発明によれば、絶縁スペーサを上下に隣
接するセラミック層と一体化し、強固なセラミック製の
配線基板を提供することができる。
図、(B)は(A)中におけるB−B断面図を示す。
は(A)中の一点鎖線で囲った部分Bの部分拡大図であ
る。
発明の配線基板において半導体素子を封止した状態を示
す縦断面図である。
示す図2(B)と同様の部分拡大図である。
(A)中におけるB−B断面図、(C)は(A)中の一点鎖線
で囲った部分Cの拡大図である。
Claims (6)
- 【請求項1】複数のセラミック層を積層して一体化した
配線基板であって、 搭載する電子部品を封止するためのカバーを固着する封
止用メタライズ層を表面上に有する第1セラミック層
と、 この第1セラミック層に隣接して積層された第2セラミ
ック層と、 これら第1及び第2セラミック層の間に形成された導体
配線と、 上記第1及び第2セラミック層の間のうち該導体配線の
無いコーナー部であって、平面視したときに、上記封止
用メタライズ層と重複する重複部分の少なくとも一部に
配置された絶縁スペーサと、 を有することを特徴とする配線基板。 - 【請求項2】前記絶縁スペーサが、 第1及び第2セラミック層と同種のセラミックからなる
ことを特徴とする請求項1に記載の配線基板。 - 【請求項3】前記絶縁スペーサの厚さが、 前記重複部分における前記導体配線の厚さと略同一であ
ることを特徴とする請求項1又は2に記載の配線基板。 - 【請求項4】前記第1セラミック層の厚さが、 0.55mm以下であることを特徴とする請求項1乃至3
の何れかに記載の配線基板。 - 【請求項5】請求項1乃至4の何れかに記載の配線基板
の製造方法であって、 焼成後に前記第1又は第2セラミック層となる各グリー
ンシートの表面に対し、所定位置に焼成後に前記導体配
線となる金属ペーストを塗布する工程と、 前記重複部分の少なくとも一部となり且つ焼成後に上記
第2セラミック層となるグリーンシートのコーナー部
に、焼成後に前記絶縁スペーサとなる絶縁ペーストを塗
布する工程とを、相前後して有することを特徴とする配
線基板の製造方法。 - 【請求項6】前記絶縁ペーストのセラミック成分が、 第1及び第2のセラミック層となる各グリーンシートと
同種のセラミック成分からなることを特徴とする請求項
5に記載の配線基板の製造方法。
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- 1996-12-25 JP JP34432896A patent/JP3470852B2/ja not_active Expired - Fee Related
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