JPH09297350A - カメラ装置 - Google Patents

カメラ装置

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Publication number
JPH09297350A
JPH09297350A JP13419296A JP13419296A JPH09297350A JP H09297350 A JPH09297350 A JP H09297350A JP 13419296 A JP13419296 A JP 13419296A JP 13419296 A JP13419296 A JP 13419296A JP H09297350 A JPH09297350 A JP H09297350A
Authority
JP
Japan
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lens
image
group
subject
photographing
Prior art date
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Abandoned
Application number
JP13419296A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahito Kikuchi
雅仁 菊地
Kunio Okada
国雄 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP13419296A priority Critical patent/JPH09297350A/ja
Publication of JPH09297350A publication Critical patent/JPH09297350A/ja
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  • Cameras In General (AREA)
  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影者の前方または撮影者自身のいずれの撮
影においても、撮像面が移動せず、同じ撮影条件で撮影
することである。 【解決手段】 撮影用のレンズ系を、被写体の画像を固
体撮像素子8の撮像面に結像させるマスターレンズ12
と、被写体の画像光をマスターレンズ12に向けて反射
する反射ミラー31を有するコンバータレンズ27とに
分割し、このコンバータレンズ27を、反射ミラー31
の反射側の光軸とマスターレンズ12の光軸OMとを一
致させた状態で、これらの光軸OMを中心に回転可能に
支持したから、撮影の向きを変える際、コンバータレン
ズ27のみが回転し、固体撮像素子8は回転移動せず、
常に一定の状態を保つことになり、このためコンバータ
レンズを180°回転させても、従来のように撮像面に
結像される撮影画像が反転せず、撮影者の前方または撮
影者自身のいずれの撮影においても、同じ撮影条件で撮
影できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被写体を撮影す
るカメラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラ装置には、フィルムを使用
するカメラのほかに、ビデオカメラや電子スチルカメラ
などの電子カメラがある。この電子カメラは、被写体を
撮影するカメラ部と、撮影した画像を表示する表示部が
設けられた本体部との2つのブロックからなり、本体部
の側面にカメラ部が回転可能に取り付けられ、このカメ
ラ部を180°回転させて、カメラ部を撮影者の前方の
被写体に向けたり、あるいはカメラ部を撮影者自身に向
けたりすることにより、本体部の表示部を見ながら、撮
影者の前方の被写体を撮影したり、または撮影者自身を
撮影したりすることができる構造になっている。このよ
うな電子カメラは、カメラ部の内部に、被写体を撮影す
る撮影レンズ、およびこの撮影レンズで結像された被写
体の画像を電気信号に変換するCCDなどの固体撮像素
子が設けられ、この固体撮像素子と本体部の電子回路と
が接続ケーブルによって電気的に接続され、これにより
カメラ部で撮影した画像を本体部の表示部に表示する構
造になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな電子カメラでは、本体部に対しカメラ部が回転する
ため、この回転に伴ってカメラ部の内部に設けられた固
体撮像素子も本体部に対し同時に移動することになり、
このためカメラ部を180°回転させるごとに、固定撮
像素子の撮像面に結像される撮影画像が正立像と倒立像
とに切り換わってしまうという不都合がある。このよう
な問題は、電子カメラに限らず、フィルムを使用するカ
メラにおいても同じである。なお、この電子カメラで
は、固体撮像素子と本体部の電子回路とを接続ケーブル
によって電気的に接続する必要があるが、本体部に対し
カメラ部全体が回転するため、接続ケーブルの引き回し
に問題が生じ、例えば接続ケーブルが邪魔になったり、
あるいは引き回し構造が煩雑になったりするなどの不都
合が生じる。この発明の課題は、撮影者の前方または撮
影者自身のいずれの撮影においても、撮像面が移動せ
ず、同じ撮影条件で撮影できるようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、被写体の画
像を撮像面に結像させる後群レンズと、被写体の画像光
を後群レンズに向けて反射する反射ミラーを有する前群
レンズと、反射ミラーの反射側の光軸と後群レンズの光
軸とを一致させた状態で、これらの光軸を中心に前群レ
ンズを回転可能に支持する回転支持機構とを備えたか
ら、回転支持機構によって支持された前群レンズのみが
回転し、後群レンズおよび撮像面は回転移動せず、常に
一定の状態を保つことができ、しかも反射ミラーの反射
側の光軸と後群レンズの光軸とが一致した状態で、これ
ら光軸を中心に前群レンズが回転するので、前群レンズ
を180°回転させても、従来のように撮像面に結像さ
れる撮影画像が反転せず、撮影者の前方または撮影者自
身のいずれの撮影においても、同じ撮影条件で撮影する
ことができる。
【0005】この場合、請求項2に記載のごとく、回転
支持機構が反射ミラーを回転中心として前群レンズを被
写体から後群レンズまでの光路上の位置と光路外の位置
とに回転移動可能に支持する構造であれば、前群レンズ
および後群レンズによる撮影と、前群レンズの反射ミラ
ーおよび後群レンズによる撮影とのいずれかに切り換え
ることができる。また、請求項3に記載のごとく、後群
レンズが望遠レンズ系のマスターレンズで、前群レンズ
が広角レンズ系または望遠レンズ系のコンバータレンズ
であれば、望遠撮影と広角撮影、または望遠撮影と超望
遠撮影のいずれかに切り換えることができる。さらに、
請求項4に記載のごとく、前群レンズが入射側レンズ
と、出射側レンズと、これらの間に配置されたプリズム
ブロックとで構成され、このプリズムブロックの互いに
直交する各面にそれぞれ各レンズが対応して配置され、
プリズムレンズの傾斜面に反射ミラーが設けられていれ
ば、反射ミラーの反射面の歪みが少なく、光軸のずれも
最小限に抑えることができ、しかも前群レンズにおける
各レンズおよび反射ミラーの位置合わせが簡単にでき
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照して、こ
の発明を電子カメラに適用した一実施形態について説明
する。図1は電子カメラの背面図であり、図2はその正
面図である。これらの図において、1は本体ケースであ
る。この本体ケース1の背面には、図1に示すように、
撮影画像を表示する液晶表示パネル2、およびモードキ
ーやディスプレイキーなどのキー操作部3が設けられて
いる。また、本体ケース1の右側部(図2では左側部)
は、撮影者が右手で握りやすくするために、グリップ形
状に膨出されたグリップ部4が形成されている。このグ
リップ部4の前面側の上部には、図2に示すように、シ
ャッタ釦5が設けられている。また、このグリップ部4
に対応する本体ケース1の内部および上部には、図3お
よび図4に示すカメラ部6が設けられている。
【0007】カメラ部6は、本体ケース1内に設けられ
たホルダ7を備えている。このホルダ7は下部が大径で
上部が小径の段差付き円筒状に形成されており、このホ
ルダ7の下部内部には、CCDなどの固体撮像素子8が
基板9を介して取り付けられている。この固体撮像素子
8の上面にはカバーガラス10が設けられており、この
カバーガラス10の上方に位置する個所のホルダ7には
水晶フィルタなどの光学フィルタ11が取り付けられて
いる。また、ホルダ7の上部内部には、マスターレンズ
(後群レンズ)12が取付筒13を介して上方へ突出し
た状態で取り付けられている。マスターレンズ12は、
4枚のレンズからなる望遠レンズ系であり、被写体の画
像を固体撮像素子8の撮像面に結像させる構造になって
いる。なお、固体撮像素子8は、撮像面に結像された被
写体の画像を電気信号に変換して出力するものであり、
本体ケース1の内部において、図示しない接続ケーブル
によって本体ケース1内の後述する電子回路に電気的に
接続されている。
【0008】ホルダ7の上部には、支持部材15が本体
ケース1の上方に突出した状態で回転自在に取り付けら
れている。この支持部材15は、ホルダ6の上部外周面
に回転自在に装着する回転筒部16と、この回転筒部1
6上に立設されて本体ケース1の上方に突出する一対の
支持アーム17とからなり、マスターレンズ12の光軸
Mを中心に回転する構造になっている。この場合、回
転筒部16には、位置規制ピン18が取り付けられてい
る。この位置規制ピン18は、その先端部がホルダ7の
上部外周面に180°の範囲で形成されたガイド溝19
に挿入し、このガイド溝19内を移動する構造になてい
る。また、一対の支持アーム17には、保護ケース20
が本体ケース1の上方に位置した状態で取り付けられて
いる。この保護ケース20は、一対の支持アーム17を
包み込む筒状のケースであり、その外周面の一部に撮影
用の開口部21が設けられ、本体ケース1の上方におい
て支持部材15の回転と共に図3および図4に点線Xで
示す水平な横方向に回転する構造になっている。
【0009】保護ケース20の内部に位置する一対の支
持アーム17間には、レンズ取付部材22が支持軸23
により保護ケース20内において図3および図4に点線
Yで示す垂直な縦方向に回転自在に取り付けられてい
る。このレンズ取付部材22は、2つの円筒状のレンズ
取付部24、25を備え、一方(光入射側)のレンズ取
付部24の中心線と他方(光出射側)のレンズ取付部2
5の中心線とが直角に交差するように、各レンズ取付部
24、25がL字状に連結され、この連結部分の中間の
外側面に支持軸23が設けられ、この支持軸23が一対
の支持アーム17の上部に回転自在に取り付けられ、こ
れにより180°の範囲で縦方向に回転する構造になっ
ている。すなわち、レンズ取付部材22は、180°回
転して光入射側のレンズ取付部24が保護ケース20の
開口部21に対応すると、光出射側のレンズ取付部25
がマスターレンズ12に対応する構造になっている。こ
の場合、支持軸23は、保護ケース20の両側に突出
し、この突出した先端に図1および図2に示す操作レバ
ー26がそれぞれ設けられ、この操作レバー26の回転
操作に応じて回転し、これによりレンズ取付部材22を
保護ケース20内において縦方向に回転させる構造にな
っている。なお、支持部材15、保護ケース20、およ
びレンズ取付部材22によって回転支持機構が構成され
ている。
【0010】レンズ取付部材22には、コンバータレン
ズ(前群レンズ)27が取り付けられている。コンバー
タレンズ27は、入射側レンズ28と、出射側レンズ2
9と、これらの間に配置されたプリズムブロック30と
で構成された広角レンズ系である。入射側レンズ28は
レンズ取付部材22の光入射側のレンズ取付部24に取
り付けられ、出射側レンズ29はレンズ取付部材22の
光出射側のレンズ取付部25に取り付けられている。プ
リズムレンズ30は、アクリル(PMMA)などのプラ
スチックからなる直角プリズムであり、互いに直交する
各面のうち、一方の面つまり入射側面に入射レンズ部3
0aが形成され、他方の面つまり出射側面に出射レンズ
部30bが形成され、傾斜面に銀やアルミニウムなどを
コーティングしてなる薄膜状の反射ミラー31が形成さ
れた構造になっている。そして、このプリズムブロック
30は、入射レンズ部30aが入射側レンズ28に対向
し、出射レンズ部30bが出射側レンズ29に対向し、
かつ反射ミラー31がレンズ取付部材22の回転中心で
ある支持軸23の中心に位置してマスターレンズ12の
光軸OMに対し45°傾斜した状態で、レンズ取付部材
22に取り付けられている。
【0011】このコンバータレンズ27は、入射側レン
ズ28の光軸と出射側レンズ29の光軸とがレンズ取付
部材22の回転中心に位置する反射ミラー31の中央で
直角に交差し、レンズ支持部材22が180°回転する
ごとに、入射側レンズ28、プリズムブロック30、出
射側レンズ29が被写体からマスターレンズ12までの
光路上の位置と光路外の位置とに回転移動して切り換わ
る。この場合、反射ミラー31は、プリズムブロック3
0が180°回転すると、表裏反転するだけで、反射面
の位置はほとんど変化しない構造になっている。すなわ
ち、このコンバータレンズ27は、入射側レンズ28が
保護ケース20の撮影用の開口部21に対応すると、出
射側レンズ29の光軸がマスターレンズ12の光軸OM
に一致し、反射ミラー31によって開口部21を通過し
た被写体の画像光が反射ミラー31によってマスターレ
ンズ12に向けて反射され、この状態でレンズ支持部材
22が180°回転すると、入射側レンズ28が支持軸
23を境にして開口部21と反対側に位置し、出射側レ
ンズ29が支持軸23を境にしてマスターレンズ12と
反対側に位置し、かつ反射ミラー31が表裏反転して開
口部21とマスターレンズ12とに対向し、この表裏反
転した反射ミラー31によって開口部21を通過した被
写体の画像光がマスターレンズ12に向けて反射される
構造になっている。
【0012】ところで、このような電子カメラの回路構
成は、図5に示すように、撮像面に結像された被写体の
画像を電気信号に変換して出力するCCDなどの固体撮
像素子8、この固体撮像素子8からのアナログ信号をデ
ジタル信号に変換するA/D変換器35、固体撮像素子
8を駆動する駆動回路36、この駆動回路36を制御す
るためのタイミング信号を発生するタイミングジェネレ
ータ37、デジタル画像信号を符号化/複合化により圧
縮/伸長処理する圧縮/伸長回路38、取り込んだデジ
タル画像信号を一時記録するDRAM39、圧縮された
画像信号を格納するフラッシュメモリ40、ROM41
に記録されたプログラムに基づいて動作するとともに、
RAM42をワークRAMとして使用しキー入力部43
からの入力に基づいて動作するCPU44、デジタル画
像信号に同期信号を付加してデジタルビデオ信号を生成
するシグナル・ジェネレータ45、デジタルビデオ信号
を記録するVRAM46、シグナル・ジェネレータ45
から出力されたデジタルビデオ信号をアナログ信号に変
換するD/A変換器47、アンプ48を介して入力され
たアナログビデオ信号に基づいて画像を表示する液晶表
示パネル2、CPU44でシリアル信号に変換された画
像信号などを出力するインターフェース49からなって
いる。
【0013】このような回路構成の電子カメラでは、所
定周期でタイミングジェネレータ37からタイミング信
号を出力して駆動回路36を制御し、固体撮像素子8に
より結像された被写体の画像に対応する撮像信号を取り
込み、A/D変換器35でアナログ信号をデジタル信号
に変換してデジタル画像信号としてDRAM39に一時
記憶する。この場合、DRAM39に記憶された固体撮
像素子8からの撮像信号は、反射ミラー31によって被
写体が左右反転した画像となるため、この左右反転した
画像の状態でDRAM39に順次書き込まれる。そし
て、DRAM39に記憶された撮像信号をCPU44で
読み出す際には、DRAM39に書き込まれた順序と異
なった順序で読み出すことにより、左右反転した画像の
状態で書き込まれた撮像信号が被写体と左右同じ向きの
画像の撮像信号として読み出される。この読み出したデ
ジタル画像信号にシグナル・ジェネレータ45で同期信
号を付加してデジタルビデオ信号を形成し、D/A変換
器47でデジタルビデオ信号をアナログ信号に変換し、
アンプ48で増幅されたアナログビデオ信号に基づいて
液晶表示パネル2を駆動する。これにより、液晶表示パ
ネル2に被写体の画像がこれと左右同じ向きの画像で表
示される。
【0014】次に、このような電子カメラを使用する場
合について説明する。まず、広角撮影と望遠撮影につい
て説明する。広角撮影をする場合には、本体ケース1の
液晶表示パネル2を撮影者側に向けた状態で、図1およ
び図2に示す操作レバー26を回転操作して、図3に示
すようにレンズ取付部材22の支持軸23を中心にレン
ズ取付部材22を点線Yで示す縦方向に回転させ、広角
レンズ系のコンバータレンズ27の入射側レンズ28を
保護ケース20の開口部21に対応させる。すると、コ
ンバータレンズ27の出射側レンズ29がマスターレン
ズ12に対応するとともに、反射ミラー31がマスター
レンズ12の光軸OMに対し45°傾斜して配置され
る。この状態で、保護ケース20の開口部21を被写体
に向けると、被写体からの画像光が開口部21からコン
バータレンズ27の入射側レンズ28に入射して反射ミ
ラー31で反射され、この反射光が出射側レンズ29を
通してマスタータレンズ12に入射し、この入射光が固
体撮像素子8の撮像面に被写体の広角画像として結像さ
れる。
【0015】また、望遠撮影をする場合には、操作レバ
ー26を回転操作して、図4に示すように、レンズ取付
部材22を点線Yで示す縦方向に180°回転させる
と、コンバータレンズ27の入射側レンズ28が支持軸
23を境に保護ケース20の開口部21と反対側に移動
し、出射側レンズ29が支持軸23を境にマスターレン
ズ12と反対側に移動し、反射ミラー31が表裏反転し
て保護ケース20の開口部21とマスターレンズ12と
に対応する。この状態で、保護ケース20の開口部21
を被写体に向けると、被写体からの画像光が開口部21
から入射して反射ミラー31で反射され、この反射光が
マスタータレンズ12に入射し、この入射光が固体撮像
素子8の撮像面に被写体の望遠画像として結像される。
【0016】次に、このような広角撮影および望遠撮影
のいずれかの状態において、撮影者自身の撮影または撮
影者の前方の撮影をする場合について説明する。撮影者
自身を撮影する場合には、図1に示すように、本体ケー
ス1の液晶表示パネル2を撮影者側に向けた状態で、本
体ケース1の上方に配置された保護ケース20を回転さ
せて、保護ケース20の開口部21を撮影者側に向け
る。このときには、図3および図4に示すように、ホル
ダ7の上部外周面に装着された支持部材15の回転筒部
16が保護ケース20の回転に伴ってマスターレンズ1
2の光軸OMを中心に回転し、これに伴って支持部材1
5の一対の支持アーム17に取り付けられたレンズ取付
部材22が保護ケース20と一体に回転する。しかし、
マスターレンズ12および固体撮像素子8は回転移動す
ることなくホルダ7によって本体ケース1内に固定され
ている。したがって、この状態では、保護ケース20の
開口部21を被写体に向けることにより、広角撮影およ
び望遠撮影のいずれかの撮影ができる。
【0017】また、撮影者の前方の被写体を撮影する場
合には、本体ケース1の液晶表示パネル2を撮影者に向
けた状態で、保護ケース20を180°回転させて、保
護ケース20の開口部21を撮影者の前方つまり液晶表
示パネル2の背面側に向ける。このときにも、支持部材
15が保護ケース20の回転に伴ってマスターレンズ1
2の光軸OMを中心に回転するので、支持部材15の回
転に伴ってレンズ取付部材22が回転するが、マスター
レンズ12および固体撮像素子8は回転移動せずに本体
ケース1内に固定されている。したがって、この状態で
は、保護ケース20の開口部21を被写体に向けること
により、広角撮影および望遠撮影のいずれかの撮影がで
きる。
【0018】このような広角撮影、望遠撮影、撮影者自
身の撮影、および撮影者の前方の撮影のいずれにおいて
も、固体撮像素子8の撮像面に結像される画像は、すべ
て同じ条件で結像されるが、反射ミラー31によって左
右反転した画像として結像される。この結像された画像
は、固体撮像素子8によって電気信号に変換されてDR
AM39に一時記憶される。そして、記憶されたデジタ
ル画像信号は、CPU44で書き込み時と異なった順序
で読み出されることにより、液晶表示パネル2に被写体
の画像が被写体と左右同じ向きで表示される。これによ
り、液晶表示パネル2に表示された画像を見ながら被写
体を撮影することができる。
【0019】このように、この電子カメラによれば、被
写体から固体撮像素子8までの光路上に配置されるレン
ズ系が反射ミラー31を備えたコンバータレンズ27と
マスターレンズ12とに分割され、後群のマスターレン
ズ12が本体ケース1内に固定されたホルダ7に固体撮
像素子8と共に取り付けられ、このホルダ7に支持部材
15がマスターレンズ12の光軸OMを中心に回転自在
に取り付けられ、この支持部材15に取り付けられたレ
ンズ取付部材22に前群のコンバータレンズ27がその
反射ミラー31の反射側の光軸とマスターレンズ12の
光軸OMとを一致させて取り付けられているので、撮影
の向きを変える際、コンバータレンズ27のみが回転
し、マスターレンズ12および固体撮像素子8が回転移
動せずに常に一定の状態を保つことになり、しかも反射
ミラー31の反射側の光軸とマスターレンズ12の光軸
Mとが一致した状態で、コンバータレンズ27が回転
するので、コンバータレンズ27を180°回転させて
も、従来のように固体撮像素子8の撮像面に結像される
画像が上下反転せず、撮影者の前方または撮影者自身の
いずれの撮影においても、同じ撮影条件で撮影すること
ができる。
【0020】また、この電子カメラでは、従来のように
カメラ部6全体が本体ケース1に対し回転せず、コンバ
ータレンズ27のみが回転し、固体撮像素子8がホルダ
7によって本体ケース1内に固定されているため、固体
撮像素子8と本体ケース1内の電子回路とを接続ケーブ
ルで電気的に接続する際、接続ケーブルの取り扱いが容
易になり、従来のように接続ケーブルが邪魔になった
り、引き回しが煩雑になったりすることがない。また、
この電子カメラでは、ホルダ7に回転自在に取り付けら
れた支持部材15に、コンバータレンズ27のレンズ取
付部材22が支持軸23により反射ミラー31を回転中
心にしてコンバータレンズ27を被写体からマスターレ
ンズ12までの光路上の位置と光路外の位置とに回転移
動可能に取り付けられているので、撮影者の前方の撮影
と撮影者自身の撮影との切り換え以外に、広角撮影と望
遠撮影の切り換えも行なうことができる。
【0021】さらに、この電子カメラでは、コンバータ
レンズ27が入射側レンズ28、出射側レンズ29、プ
リズムブロック30で構成され、このプリズムレンズ3
0の傾斜面に反射ミラー31が設けられているので、平
板状の反射ミラーに比べて反射面の歪みが少なく、しか
も反射ミラー31が薄膜状であるから、180°回転し
て表裏反転しても、光軸のずれがほとんどなく、被写体
の画像光を正確にマスターレンズ12に向けて反射させ
ることができ、さらにプリズムブロック30の互いに直
交する各面にそれぞれ入射レンズ部30aおよび出射レ
ンズ部30bを形成し、この各レンズ部30a、30b
にそれぞれ入射側レンズ28および出射側レンズ29を
対応させて配置したので、コンバータレンズ27の各レ
ンズ28、29および反射ミラー31の位置合わせが簡
単にできるとともに、レンズの枚数を削減することがで
き、これにより部品点数の削減および組立て作業の簡素
化を図ることができる。
【0022】なお、上記実施形態では、コンバータレン
ズ27が広角レンズ系に構成されているが、これに限ら
ず、望遠レンズ系に構成しても良い。この場合には、望
遠撮影と超望遠撮影とに切り換えることができる。ま
た、上記実施形態では、コンバータレンズ27にプリズ
ムブロック30を用いているが、必ずしもプリズムブロ
ック30を用いる必要はなく、入射側レンズ、出射側レ
ンズ、および平板状の反射ミラーで構成しても良い。さ
らに、上記実施形態では、電子カメラに適用した場合に
ついて述べたが、これに限らず、フィルムを使用するカ
メラにも適用することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、被写体の画像を撮像面に結像させる後群レンズと、
被写体の画像光を後群レンズに向けて反射する反射ミラ
ーを有する前群レンズと、反射ミラーの反射側の光軸と
後群レンズの光軸とを一致させた状態で、これらの光軸
を中心に前群レンズを回転可能に支持する回転支持機構
とを備えたから、回転支持機構によって支持された前群
レンズのみが回転し、後群レンズおよび撮像面は回転移
動せず、常に一定の状態を保つことができ、しかも反射
ミラーの反射側の光軸と後群レンズの光軸とが一致した
状態で、前群レンズがこれら光軸を中心に回転するの
で、前群レンズを180°回転させても、従来のように
撮像面に結像される撮影画像が反転せず、撮影者の前方
または撮影者自身のいずれの撮影においても、同じ撮影
条件で撮影することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を電子カメラに適用した一実施形態の
外観背面図。
【図2】図1の外観正面図。
【図3】図1のカメラ部を示した広角撮影状態における
拡大断面図。
【図4】図3の状態から望遠撮影に切り換えた状態にお
ける拡大断面図。
【図5】図1の電子カメラの回路構成を示したブロック
図。
【符号の説明】
7 ホルダ 8 固体撮像素子 12 マスターレンズ 15 支持部材 22 レンズ取付部材 27 コンバータレンズ 28 入射側レンズ 29 出射側レンズ 30 プリズムブロック 31 反射ミラー OM マスターレンズの光軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体の画像を撮像面に結像させる後群レ
    ンズと、 前記被写体の画像光を前記後群レンズに向けて反射する
    反射ミラーを有する前群レンズと、 前記反射ミラーの反射側の光軸と前記後群レンズの光軸
    とを一致させた状態で、これらの光軸を中心に前記前群
    レンズを回転可能に支持する回転支持機構と、 を備えたことを特徴とするカメラ装置。
  2. 【請求項2】前記回転支持機構は、前記反射ミラーを回
    転中心として、前記前群レンズを前記被写体から前記後
    群レンズまでの光路上の位置と光路外の位置とに回転移
    動可能に支持することを特徴とする請求項1記載のカメ
    ラ装置。
  3. 【請求項3】前記後群レンズは望遠レンズ系のマスター
    レンズであり、前記前群レンズは広角レンズ系または望
    遠レンズ系のコンバータレンズであることを特徴とする
    請求項2記載のカメラ装置。
  4. 【請求項4】前記前群レンズは、入射側レンズと、出射
    側レンズと、これらの間に配置されたプリズムブロック
    とで構成され、このプリズムブロックの互いに直交する
    各面にそれぞれ前記各レンズが対応して配置され、前記
    プリズムレンズの傾斜面に前記反射ミラーが設けられて
    いることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    カメラ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8031254B2 (en) 2006-11-22 2011-10-04 Canon Kabushiki Kaisha Optical device, imaging device, control method for optical device, and program

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