JPH1164741A - デジタルカメラ付き双眼鏡 - Google Patents

デジタルカメラ付き双眼鏡

Info

Publication number
JPH1164741A
JPH1164741A JP9221823A JP22182397A JPH1164741A JP H1164741 A JPH1164741 A JP H1164741A JP 9221823 A JP9221823 A JP 9221823A JP 22182397 A JP22182397 A JP 22182397A JP H1164741 A JPH1164741 A JP H1164741A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
binoculars
photographing position
mirror
optical system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9221823A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Tsukamoto
伸治 塚本
Shigeo Enomoto
茂男 榎本
Ken Hirunuma
謙 蛭沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd filed Critical Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority to JP9221823A priority Critical patent/JPH1164741A/ja
Publication of JPH1164741A publication Critical patent/JPH1164741A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Telescopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単でありかつ小型軽量なデジタルカ
メラ付き双眼鏡を提供すること。 【構成】 対物光学系と接眼光学系を各々有する一対の
観察光学系と;一方の観察光学系における対物光学系と
接眼光学系の間の光路内に進出した撮影位置と、該光路
外に退避した非撮影位置との間で移動可能に支持され、
上記撮影位置にあるとき、上記対物光学系から上記光路
内に進入した光束を該光路外に反射させる可動ミラー
と;この可動ミラーによって上記光路外に反射された光
束を直接受光する撮像素子と;上記可動ミラーを非撮影
時は上記非撮影位置に待機させ、撮影時のみ上記撮影位
置に進出させるミラー駆動手段と;を有するデジタルカ
メラ付き双眼鏡。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、デジタルカメラを一体に有する
双眼鏡に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】銀塩フィルム式カメラが付
設された双眼鏡、所謂カメラ付き双眼鏡が知られてい
る。このカメラ付き双眼鏡によれば、観察中の観察対象
物を容易にかつ素早く撮影することができる。この従来
のカメラ付き双眼鏡では、左右一対の観察光学系の一方
の光学系中にビームスプリッタが配設され、さらにこの
ビームスプリッタから出射する光束を入射させてフィル
ム面へ導くプリズムが配置されている。つまり、上記ビ
ームスプリッタにより一方の観察光学系を通る光束の一
部が該光学系外に導かれ、この外部に導かれた光束が上
記プリズムにより反射された後にフィルム面に導かれる
構造となっている。
【0003】フィルム面上に結ぶ像は、正立像または倒
立像のいずれかである必要がある。上記ビームスプリッ
タにより観察光学系外へ導かれた光束による像は左右反
転(裏返し)像となるため、上記プリズム等の反射光学
系を用いて正立像または倒立像のいずれかにしている。
【0004】また上記従来のカメラ付き双眼鏡では、ビ
ームスプリッタが設けられた一方の観察光学系では他方
の観察光学系と比べて接眼側に向かう光量が少なくなる
ので、他方の観察光学系の光路内にNDフィルターを設
置して左右の観察光学系での接眼側に向かう光量を均等
にしている。
【0005】以上ように、従来のカメラ付き双眼鏡で
は、1つのビームスプリッタと、少なくとも1つ以上の
プリズム等の反射光学系と、NDフィルターを設ける必
要があるので、装置が大型化してしまう。また、これら
ビームスプリッタ、プリズム及びNDフィルターに加
え、フィルム室、カートリッジ室、巻上げ機構、シャッ
ター機構等の機械的要素を設ける必要があるので、装置
の大型化は避けられない。さらに、ビームスプリッタや
NDフィルターを観察光学系の光路内に設置するため、
同口径の双眼鏡に比べて視野が暗くなり観察しにくかっ
た。
【0006】
【発明の目的】本発明は、以上の問題点に鑑みて成され
たもので、構造が簡単でありかつ小型軽量なデジタルカ
メラ付き双眼鏡を提供することを目的とする。
【0007】
【発明の概要】本発明は、双眼鏡にデジタルカメラを一
体に設けたデジタルカメラ付き双眼鏡において、対物光
学系と接眼光学系を各々有する一対の観察光学系と;一
方の観察光学系における対物光学系と接眼光学系の間の
光路内に進出した撮影位置と、該光路外に退避した非撮
影位置との間で移動可能に支持され、上記撮影位置にあ
るとき、上記対物光学系から上記光路内に進入した光束
を該光路外に反射させる可動ミラーと;この可動ミラー
によって上記光路外に反射された光束を直接受光する撮
像素子と;上記可動ミラーを非撮影時は上記非撮影位置
に待機させ、撮影時のみ上記撮影位置に進出させるミラ
ー駆動手段と;を有することを特徴としている。
【0008】つまり本発明を適用したデジタルカメラ付
き双眼鏡は、撮影時に可動ミラーを一方の観察光学系の
光路内に進出させて該光路内を通る光束の一部を該光路
外に導き、この導き出した光束を電子ディバイスである
撮像素子上に直接結像させる構成を有している。この構
成によると、上記可動ミラーにより上記光路外に反射さ
れた反射光束は撮像素子に直接入射するので、撮像素子
上には左右反転(裏返し)像が結像される。しかし、こ
の撮像素子上に結像された像の画像データを一時的に画
像メモリー等に書き込み、その後この一時的に書き込ん
だ画像データを予め設定した所定の読み出し順序で読み
出せば、常に正立像としての画像を得ることができる。
つまり、撮像素子の設置向き及び該撮像素子の撮像面に
結像される像の向きがどのような向きであっても、その
向きに対応した画像データの読み出し順序を予め設定し
ておけば常に正立像としての画像を得ることができる。
よって上記本発明の構成によれば、撮像素子や各光学部
材の配置の自由度が高く、また、上記可動ミラーと撮像
素子との間にプリズム等の反射光学系を設ける必要がな
い。さらに、観察光学系を介しての観察時即ち非撮影時
には可動ミラーを光路外に退避させるため、可動ミラー
を設けない側の観察光学系の光路内にNDフィルターを
設ける必要が無く、よって装置の小型化及び軽量化を図
ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図示実施形態に基づいて本発
明を説明する。図1は、本発明を適用したデジタルカメ
ラ付き双眼鏡の実施形態を示している。このデジタルカ
メラ付き双眼鏡10は、ポロプリズム式双眼鏡にデジタ
ルカメラを付設したタイプである。なお同図中では、デ
ジタルカメラ付き双眼鏡10の観察光学系及び本発明に
係る要部のみを示している。
【0010】デジタルカメラ付き双眼鏡10は、一般的
なポロプリズム式双眼鏡が有する左右一対の観察光学
系、即ち対物レンズ群11L、ポロプリズム17L及び
接眼レンズ群18Lからなる左側観察光学系と、対物レ
ンズ群11R、ポロプリズム17R及び接眼レンズ群1
8Rからなる右側観察光学系とを有している。各ポロプ
リズム(正立光学系)17L,17Rの出射面と、対応
の接眼レンズ群18L,18Rとの間には、視野絞り1
9L,19Rが固定されている。
【0011】各対物レンズ群11L,11Rは、対応の
対物光軸OL ,OR に沿って前後方向に一体で移動可能
に案内されており、デジタルカメラ付き双眼鏡10本体
の略中央に設けた焦点調節環(図示せず)の回転に応じ
て前後移動する。つまり、該焦点調節環を適宜回転させ
ると、対物レンズ群11L,11Rが前後に移動して焦
点調節が行われる。
【0012】またデジタルカメラ付き双眼鏡10には、
可動ミラー12が設けられている。この可動ミラー12
は、一方の観察光学系の光路PR の上方に位置しかつ対
物光軸OL ,OR の各々に対して略直交する方向に延び
る回動支軸13にその一端部が固定されており、対物レ
ンズ群11Rとポロプリズム17Rの間の光路PR 内に
進出した撮影位置(図1中に実線で示す位置)と、該光
路PR 外に退避した非撮影位置(図1中に一点鎖線で示
す位置)との間で回動可能に設けられている。
【0013】デジタルカメラ付き双眼鏡10の光路PL
と光路PR の間には、ミラー駆動モーター15が固定さ
れており、回動支軸13は、この駆動モーター15の回
転軸として備わっている。したがって、可動ミラー12
は、駆動モーター15の正逆の回転によって撮影位置ま
たは非撮影位置いずれかの位置に移動される。
【0014】またデジタルカメラ付き双眼鏡10には、
該双眼鏡で観察中の観察物体像を電気的な画像データと
して撮像するためのCCD撮像素子14が設けられてい
る。このCCD撮像素子14は、撮影位置にある可動ミ
ラー12により光路PR 外に反射された光束(観察物体
像)が直接その撮像面(受光面)14a上に結像するよ
うに、撮影位置にある可動ミラー12から所定長さ離れ
た位置に固定されている。可動ミラー12とCCD撮像
素子14の間には、プリズム等の反射光学系は設けられ
ていない。
【0015】可動ミラー12の撮影位置での対物光軸O
R に対する傾斜角は、可動ミラー12により光路PR
に反射された光束が直接その撮像面14a上に結像する
ように、45°に設定されている。この可動ミラー12
の対物光軸OR に対する傾斜角は、本実施形態での45
°のみに限定されず、任意の角度に設定することができ
る。
【0016】図1中、白抜き矢尻を有する矢印と黒塗矢
尻を有する矢印からなる各像は、CCD撮像素子14に
至るまでの観察物体像の各位置での向きを示している。
これら各矢印の向きから、左右反転(裏返し)画像が撮
像面14a上に結像されることが理解できる。また図1
中、CCD撮像素子14の撮像面14a上に示す矢印D
は、走査起点及び走査方向を示している。この矢印Dの
位置から分かるように、CCD撮像素子14の走査起点
は、正立状態の観察物体像の右上の位置に対応してい
る。
【0017】またデジタルカメラ付き双眼鏡10には、
CCD撮像素子14を含む画像記録回路20が設けられ
ている(図2参照)。画像記録回路20は、CCD撮像
素子14、アンプ21、A/Dコンバーター22、画像
メモリー23、画像処理部24、及びメインメモリー2
5を有している。さらに画像記録回路20は、CCD撮
像素子14、A/Dコンバーター22、画像メモリー2
3、画像処理部24、及びメインメモリー25の夫々に
電気的に接続されたシステムコントロール部26と、こ
のシステムコントロール部26に電気的に接続されたシ
ャッターレリーズスイッチ27とを有している。またシ
ステムコントロール部26には、ミラー駆動モーター1
5が電気的に接続されている。
【0018】シャッターレリーズスイッチ27は、デジ
タルカメラ付き双眼鏡10本体に設けられたレリーズ釦
(図示せず)に連動して開閉される。システムコントロ
ール部26は、シャッターレリーズスイッチ27の状態
に応じてCCD撮像素子14、アンプ21、A/Dコン
バーター22、画像メモリー23、画像処理部24、メ
インメモリー25、及びミラー駆動モーター15の各々
を制御する。
【0019】レリーズ釦を押下するとシャッターレリー
ズスイッチ27がオンとなり、このシャッターレリーズ
スイッチ27のオンにより、システムコントロール部2
6は、ミラー駆動モーター15を起動して可動ミラー1
2を非撮影位置から撮影位置に移動させ、この移動完了
直後、CD撮像素子14を駆動して撮像(露光)を開始
する。この撮像完了後、システムコントロール部26
は、再びミラー駆動モーター15を起動して可動ミラー
12を撮影位置から非撮影位置へ退避させる。
【0020】CCD撮像素子14の光電変換により得ら
れたアナログ画像信号は、アンプ21によって増幅され
た後A/Dコンバーター22に入力されてデジタル画像
信号に変換される。続いてこの変換されたデジタル画像
信号は、RAM等からなる画像メモリー23に一旦書き
込まれる。このとき画像メモリー23に書き込まれるデ
ジタル画像信号は、1画面分の左右反転画像の画像デー
タとして書き込まれる。
【0021】この画像メモリー23へのデジタル画像信
号の書き込みのとき、CCD撮像素子14の撮像面14
aに結像される左右反転画像の水平走査による画像デー
タが1対1で画像メモリー23に記録される。つまり、
画像メモリー23のメモリーセルアレイ23a(図3)
にも左右反転画像がビットイメージで記録される。
【0022】続いて画像処理部24がこの画像メモリー
23に書き込まれた画像データを読み出してγ補正、色
補正、データ圧縮等の処理を行い、その後この圧縮処理
等を施した画像データをメインメモリー25に書き込
む。画像処理部24は、画像メモリー23からの画像デ
ータを読み出すとき、画像メモリー23のメモリーセル
アレイ23aのアドレス指定を水平方向に書き込み時と
は左右逆の順序で指定していくことで、左右反転画像の
左右逆つまり正画像(非反転画像)として読み出す。メ
インメモリー25には、この正画像として読み出された
画像が所定のアドレスに記録される。なおメインメモリ
ー25は、フラッシュメモリー、磁気ディスク、光磁気
ディスク等の記録媒体から構成することができる。
【0023】図3は、CCD撮像素子14の撮像面14
aに結像される左右反転画像の水平走査による画像情報
が、画像メモリー23のメモリーセルアレイ23aに左
右反転画像のビットイメージとして1対1で記録される
様子を示している。図3中の左図は、CCD撮像素子1
4の撮像面14aをその裏側から視た場合での水平走査
の様子を示しており、図3中の右図は、この水平走査に
より得られた画像データを画像メモリー23のメモリー
セルアレイ23aへ1対1で記録する様子を示してい
る。メモリーセルアレイ23aは、CCD撮像素子14
の画素数に対応する記録セル数、即ちi(X方向での総
セル数)×j(Y方向での総セル数)のセル数からなっ
ている。
【0024】図4及び図5は、メモリーセルアレイ23
aへの画像データの書き込み及び読み出しの処理を示す
フローチャートである。メモリーセルアレイ23aへの
画像データの書き込み開始時このフローチャートの処理
に入る。先ず、メモリーセルアレイ23aの書き込み位
置(X,Y)を(0,0)に設定(イニシャライズ)
し、続いてYに1を加え、さらにXに1を加えてメモリ
書き込み位置を指定する(ステップS1〜S4)。よっ
て、メモリ書き込み開始時における書き込み位置(書き
込み起点)は(1,1)に設定される。
【0025】ステップS4の後、Xがi(Xが最大)で
あるか否かを判断し、X=iでなければ即ちXがi未満
(X<i)であればステップS3、S4の処理を再度実
行し、X=iであれば続くステップS6に進んでXを0
とする。
【0026】ステップS6の後、Yがj(Yが最大)で
あるか否かを判断し、Y=jでなければ即ちYがj未満
(Y<j)であればステップS2〜S6の処理を再度実
行し、Y=jであれば続くステップS8に進む。以上の
ステップS1〜S7までの処理により、メモリーセルア
レイ23aへの画像データの書き込み位置の全ての指定
が行われる。つまり、書き込み起点(1,1)から、
(2,1),(3,1),・・・,(i,1),(1,
2),(2,2),(3,2),・・・,(i,2),
(1,3),(2,3),・・・・・・,(i,j)の
順序でメモリーセルアレイ23aへの画像データの書き
込み位置の全ての指定が行われる。A/Dコンバーター
22から出力された画像データは、この書き込み位置の
指定順にメモリーセルアレイ23aへ順次書き込まれ
る。
【0027】ステップS8では(X,Y)を(i+1,
0)に設定する。続いてYに1を加え、さらにXから1
を減じてメモリ読み出し位置を指定する(ステップS9
〜S11)。よって、メモリ読み出し開始時における読
み出し位置(読み出し起点)は(i,1)に設定され
る。この読み出し起点は、正立状態の観察物体像の左上
の位置に対応している。
【0028】ステップS11の後、Xが1であるか否か
を判断し、X=1でなければステップS10、S11の
処理を再度実行し、X=1であれば続くステップS13
に進んでXをi+1とする。
【0029】その後Yがj(Yが最大)であるか否かを
判断し、Y=jでなければ即ちYがj未満(Y<j)で
あればステップS9〜S13の処理を再度実行し、Y=
jであれば本フローチャートの処理を終了する。。以上
のステップS8〜S14までの処理により、メモリーセ
ルアレイ23aへの画像データの読み出し位置の全ての
指定が行われる。つまり、読み出し起点(i,1)か
ら、(i−1,1),(i−2,1),・・・,(1,
1),(i,2),(i−1,2),(i−2,2),
・・・,(1,2),(i,3),(i−1,3),・
・・・・・,(1,j)の順序でメモリーセルアレイ2
3aへの画像データの読み出し位置の全ての指定が行わ
れる。この読み出し順序により、メモリーセルアレイ2
3aから読み出される画像データは左右が反転していな
い正画像の画像データとなり、この画像データが圧縮処
理等の実施後メインメモリー25に記録される。
【0030】以上の実施形態では、メモリーセルアレイ
23aの読み出し起点を(i,1)に設定し、この起点
から(i−1,1),(i−2,1),・・・,(1,
1),(i,2),(i−1,2),(i−2,2),
・・・,(1,2),(i,3),(i−1,3),・
・・・・・,(1,j)の順序でメモリーセルアレイ2
3aへの画像データの読み出し位置の指定を行う構成に
したが、本発明はこの読み出し位置指定の順序に限定さ
れない。CCD撮像素子14の設置向き及び撮像面14
aに結像される像の向きの違いにより、メモリーセルア
レイ23aの読み出し起点と、この読み出し起点からの
読み出し方向とを、読み出し後の画像データが正立像の
画像データになるように適宜設定すればよい。
【0031】例えば、撮像面14aに結像される像が左
右反転の倒立像の場合には、メモリーセルアレイ23a
の読み出し起点を(1,j)とし、この起点から(2,
j),(3,j),・・・,(i,j),(1,j−
1),(2,j−1),(3,j−1),・・・,
(i,j−1),(1,j−2),・・・・・・,
(i,1)の順序でメモリーセルアレイ23aへの画像
データの読み出し位置の指定を行う構成にすれば、読み
出し後の画像データは正立像の画像データとなる。
【0032】以上のように、本発明を適用した本実施形
態のデジタルカメラ付き双眼鏡10は、可動ミラー12
とCCD撮像素子14の間にプリズム等の反射光学系を
一切必要としない。また従来のカメラ付き双眼鏡のよう
にNDフィルターを設ける必要がない。よって、これら
プリズム等の反射光学系やNDフィルターを必要としな
い分、装置本体の小型化及び軽量化が図られている。ま
たNDフィルターを利用しないので観察視野が暗くなら
ない。
【0033】また上記実施形態では、左右の観察光学系
の間に、ミラー駆動モーター15と共に、デジタルカメ
ラ部の構成部品(アンプ21、A/Dコンバーター2
2、画像メモリー23、画像処理部24、メインメモリ
ー25、ステムコントロール部26等)を配置すること
で、装置全体を偏平な形状に構成して小型化を図ること
ができる。
【0034】上記実施形態では、可動ミラー12を駆動
するためにミラー駆動モーター15を用いたが、ソレノ
イドと可動鉄芯からなる電気式駆動手段等を用いて可動
ミラー12を駆動する構成にしてもよい。
【0035】本発明は、デジタルカメラを付設した単眼
鏡にも応用することができる。また本発明は、銀塩フィ
ルム式カメラを付設した双眼鏡にも応用することができ
る。この場合には、撮影位置にある可動ミラー12によ
り反射された観察物体光束をプリズム等の反射光学系に
よって一度反射させた後にフィルム面に結像させる構造
になる。
【0036】
【発明の効果】以上にように、本発明を適用したデジタ
ルカメラ付き双眼鏡によれば、可動ミラーと撮像素子の
間にプリズム等の反射光学系を設ける必要が無く、また
可動ミラーを設けない側の観察光学系の光路内にNDフ
ィルターを設ける必要が無く、さらに、銀塩フィルムを
用いる場合に必要であったフィルム室、カートリッジ
室、巻上げ機構、シャッター機構等の機械的要素を設け
る必要が無いので、装置の小型化、軽量化、コストダウ
ン等を図ることができる。また、ビームスプリッタやN
Dフィルターを観察光学系の光路内に設置する必要がな
いため、同口径の双眼鏡に比べて視野が暗くなる等の問
題が生じない。
【0037】さらに、撮像素子の設置向き及び該撮像素
子の撮像面に結像される像の向きがどのような向きであ
っても、その向きに対応した画像データの読み出し順序
を予め設定しておけば常に正立像としての画像を得るこ
とができるので、撮像素子や各光学部材の配置の自由度
が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデジタルカメラ付き双眼鏡の
実施形態の観察光学系及び本発明に係る要部のみを示す
斜視図である。
【図2】図1に示す実施形態のデジタルカメラ付き双眼
鏡に設けられた画像記録回路を示すブロック回路図であ
る。
【図3】CCD撮像素子の撮像面に結像される左右反転
画像の水平走査による画像情報が、画像メモリーのメモ
リーセルアレイに左右反転画像のビットイメージとして
1対1に記録される様子を示す説明図である。
【図4】メモリーセルアレイへの画像データの書き込み
及び読み出しの処理を示すフローチャート図である。
【図5】メモリーセルアレイへの画像データの書き込み
及び読み出しの処理を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
10 デジタルカメラ付き双眼鏡 11L,11R 対物レンズ群 12 可動ミラー 14 CCD撮像素子 14a 撮像面 15 ミラー駆動モーター 17L 17R ポロプリズム(正立光学系) 18L 18R 接眼レンズ群 19L 19R 視野絞り

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物光学系と接眼光学系を各々有する一
    対の観察光学系と;一方の観察光学系における対物光学
    系と接眼光学系の間の光路内に進出した撮影位置と、該
    光路外に退避した非撮影位置との間で移動可能に支持さ
    れ、上記撮影位置にあるとき、上記対物光学系から上記
    光路内に進入した光束を該光路外に反射させる可動ミラ
    ーと;この可動ミラーによって上記光路外に反射された
    光束を直接受光する撮像素子と;上記可動ミラーを非撮
    影時は上記非撮影位置に待機させ、撮影時のみ上記撮影
    位置に進出させるミラー駆動手段と;を有することを特
    徴とするデジタルカメラ付き双眼鏡。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデジタルカメラ付き双
    眼鏡において、可動ミラーは、上記一方の観察光学系に
    おける対物光学系と、この対物光学系の接眼側に設けら
    れた正立光学系との間に配置されているデジタルカメラ
    付き双眼鏡。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のデジタルカメ
    ラ付き双眼鏡において、撮像素子はCCD撮像素子であ
    るデジタルカメラ付き双眼鏡。
JP9221823A 1997-08-18 1997-08-18 デジタルカメラ付き双眼鏡 Withdrawn JPH1164741A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9221823A JPH1164741A (ja) 1997-08-18 1997-08-18 デジタルカメラ付き双眼鏡

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9221823A JPH1164741A (ja) 1997-08-18 1997-08-18 デジタルカメラ付き双眼鏡

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1164741A true JPH1164741A (ja) 1999-03-05

Family

ID=16772755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9221823A Withdrawn JPH1164741A (ja) 1997-08-18 1997-08-18 デジタルカメラ付き双眼鏡

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1164741A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10235553A1 (de) * 2002-08-03 2004-02-19 Steiner-Optik Gmbh Fernglas
WO2005040891A3 (en) * 2003-10-14 2005-06-30 Stereonics Ltd Viewing device with orientating imaging device
EP1744196A1 (de) * 2005-07-14 2007-01-17 Vectronix AG Multifunktions-Beobachtungsgerät
US7483208B2 (en) 2005-07-14 2009-01-27 Vectronix Ag Multifunctional observation device

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10235553A1 (de) * 2002-08-03 2004-02-19 Steiner-Optik Gmbh Fernglas
WO2005040891A3 (en) * 2003-10-14 2005-06-30 Stereonics Ltd Viewing device with orientating imaging device
EP1744196A1 (de) * 2005-07-14 2007-01-17 Vectronix AG Multifunktions-Beobachtungsgerät
US7483208B2 (en) 2005-07-14 2009-01-27 Vectronix Ag Multifunctional observation device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3697256B2 (ja) 撮像装置およびレンズ装置
TWI400558B (zh) Camera device
CN101373253B (zh) 摄影装置和摄影装置的控制方法
JP2007114585A (ja) 像ぶれ補正装置及び撮像装置
CN101388966B (zh) 带放大显示功能的照相机和照相机的控制方法
JP4040638B2 (ja) 撮像装置
JP2006081089A (ja) 撮像装置
KR100216232B1 (ko) 촬상장치
CN101373255B (zh) 摄影装置和摄影装置的控制方法
JPH1164743A (ja) デジタルカメラ付き双眼鏡
JPH1164741A (ja) デジタルカメラ付き双眼鏡
JPWO2006035580A1 (ja) レンズ鏡胴、および該レンズ鏡胴を備えた撮像装置、カメラ、携帯機器
JPH07336578A (ja) 電子カメラ
JP3559422B2 (ja) 一眼レフ式デジタルスチルカメラ
JP2004191980A (ja) 光学的なビューファインディングと、電子捕捉及び表示のための共有光学部品を有するカメラ
JPH1164740A (ja) デジタルカメラ付き双眼鏡
JPH1164742A (ja) デジタルカメラ付き双眼鏡
JP4143622B2 (ja) 撮像装置
JP2005234470A (ja) 光学装置および撮像装置
JP2823816B2 (ja) 写真カメラ一体化ビデオカメラ
JPH1096981A (ja) 実像式ファインダ
JP2003121912A (ja) 薄型撮像装置
JP2000209477A (ja) 電子カメラ
JP3579456B2 (ja) 電子カメラ
JP4194577B2 (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051025

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070320

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070509