JPH09296859A - プーリユニット - Google Patents
プーリユニットInfo
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- JPH09296859A JPH09296859A JP10957196A JP10957196A JPH09296859A JP H09296859 A JPH09296859 A JP H09296859A JP 10957196 A JP10957196 A JP 10957196A JP 10957196 A JP10957196 A JP 10957196A JP H09296859 A JPH09296859 A JP H09296859A
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- Japan
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- pulley
- bearing
- fixing bolt
- connecting member
- insertion hole
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- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 偏心量が大きい場合でも、使用時の回転数が
許容回転数内の小型軸受が用いられるアイドラプーリを
提供することである。 【解決手段】 プーリ１１と、プーリ１１を支持する軸
受１２及び軸受１２の内径面に一体的に嵌合された連結
部材１３からなり、連結部材１３にプーリ中心線２２か
ら偏心した位置に固定用ボルト挿入穴１７を設けてなる
プーリユニットにおいて、連結部材１３は、基板１５に
軸受１２との嵌合部１４を設けて形成されており、基板
１５に嵌合部１４から所定の偏心距離を隔てて上記固定
用ボルト挿入穴１７が設けられることを特徴とする。
許容回転数内の小型軸受が用いられるアイドラプーリを
提供することである。 【解決手段】 プーリ１１と、プーリ１１を支持する軸
受１２及び軸受１２の内径面に一体的に嵌合された連結
部材１３からなり、連結部材１３にプーリ中心線２２か
ら偏心した位置に固定用ボルト挿入穴１７を設けてなる
プーリユニットにおいて、連結部材１３は、基板１５に
軸受１２との嵌合部１４を設けて形成されており、基板
１５に嵌合部１４から所定の偏心距離を隔てて上記固定
用ボルト挿入穴１７が設けられることを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、プーリユニット
に関し、詳しくは、自動車エンジン等に用いられる補機
駆動ベルト等の遊びやベルト巻き角を調整するアイドラ
プーリユニットに関する。
に関し、詳しくは、自動車エンジン等に用いられる補機
駆動ベルト等の遊びやベルト巻き角を調整するアイドラ
プーリユニットに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、自動車エンジンの補機駆動ベルト
等に用いられるアイドラプーリユニットは、図７に示す
ように、プーリ１、プーリ１を支持する軸受２、及び軸
受２の内径面に一体的に嵌合された連結部材３からなっ
ている。この連結部材３には、プーリ１の中心線４から
偏心した位置に固定用ボルト挿入穴５が設けられてい
る。この固定用ボルト挿入穴５に固定用ボルト７を挿入
することにより、プーリ保持基板８と共にエンジンブロ
ック９に固定する。
等に用いられるアイドラプーリユニットは、図７に示す
ように、プーリ１、プーリ１を支持する軸受２、及び軸
受２の内径面に一体的に嵌合された連結部材３からなっ
ている。この連結部材３には、プーリ１の中心線４から
偏心した位置に固定用ボルト挿入穴５が設けられてい
る。この固定用ボルト挿入穴５に固定用ボルト７を挿入
することにより、プーリ保持基板８と共にエンジンブロ
ック９に固定する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ア
イドラプーリユニットは、上記連結部材３に固定用ボル
ト挿入穴が設けられているので、上記プーリ中心線４と
上記固定用ボルト挿入穴５の中心線６の距離、すなわ
ち、偏心量Ｌを大きくするためには、上記連結部材３を
大きくする必要があり、アイドラプーリユニット自体も
大きいものが必要となる。
イドラプーリユニットは、上記連結部材３に固定用ボル
ト挿入穴が設けられているので、上記プーリ中心線４と
上記固定用ボルト挿入穴５の中心線６の距離、すなわ
ち、偏心量Ｌを大きくするためには、上記連結部材３を
大きくする必要があり、アイドラプーリユニット自体も
大きいものが必要となる。
【０００４】このとき、偏心量Ｌに合わせて、軸受２も
大きいものが必要となる。軸受２が大型化されると、軸
受の許容回転数が、アイドラプーリで使用される回転数
を上回る場合が生じ、軸受寿命の低下の原因となり、ま
た、エンジンブロックの取り付けスペースも少なくな
る。
大きいものが必要となる。軸受２が大型化されると、軸
受の許容回転数が、アイドラプーリで使用される回転数
を上回る場合が生じ、軸受寿命の低下の原因となり、ま
た、エンジンブロックの取り付けスペースも少なくな
る。
【０００５】そこで、この発明の課題は、偏心量が大き
い場合でも、使用時の回転数が許容回転数内の小型軸受
が用いられるアイドラプーリを提供することである。
い場合でも、使用時の回転数が許容回転数内の小型軸受
が用いられるアイドラプーリを提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、プーリと、このプーリを支持する軸受
及びこの軸受の内径面に一体的に嵌合された連結部材か
らなり、上記連結部材にプーリ中心線から偏心した位置
に固定用ボルト挿入穴を設けてなるプーリユニットにお
いて、上記連結部材は、基板に上記軸受との嵌合部を設
けて形成されており、この基板に上記嵌合部から所定の
偏心距離を隔てて上記固定用ボルト挿入穴が設けられる
ことを特徴とする。
め、この発明は、プーリと、このプーリを支持する軸受
及びこの軸受の内径面に一体的に嵌合された連結部材か
らなり、上記連結部材にプーリ中心線から偏心した位置
に固定用ボルト挿入穴を設けてなるプーリユニットにお
いて、上記連結部材は、基板に上記軸受との嵌合部を設
けて形成されており、この基板に上記嵌合部から所定の
偏心距離を隔てて上記固定用ボルト挿入穴が設けられる
ことを特徴とする。
【０００７】また、上記連結部材の基板に、プーリ傾き
角調整用アームを設けたり、上記嵌合部の先端面にプー
リ傾き角調整用の穴を設けることができる。
角調整用アームを設けたり、上記嵌合部の先端面にプー
リ傾き角調整用の穴を設けることができる。
【０００８】さらに、上記プーリは、ボス、リム及び、
これらの間の所定の幅を有する環状体から構成され、上
記連結部材の上記環状体と対向する位置に、上記固定用
ボルト挿入穴を設けられていることを特徴とする。
これらの間の所定の幅を有する環状体から構成され、上
記連結部材の上記環状体と対向する位置に、上記固定用
ボルト挿入穴を設けられていることを特徴とする。
【０００９】さらにまた、プーリと、このプーリを支持
する軸受及びこの軸受の内径面に一体的に嵌合された連
結部材からなり、上記連結部材にプーリ中心線から偏心
した位置に固定用ボルト挿入穴を設けてなるプーリユニ
ットにおいて、上記固定用ボルト挿入穴に挿入される固
定用ボルトのヘッドが、上記プーリ及び上記軸受と上記
プーリユニットが取り付けられる部材との間に配するこ
とを特徴とする。
する軸受及びこの軸受の内径面に一体的に嵌合された連
結部材からなり、上記連結部材にプーリ中心線から偏心
した位置に固定用ボルト挿入穴を設けてなるプーリユニ
ットにおいて、上記固定用ボルト挿入穴に挿入される固
定用ボルトのヘッドが、上記プーリ及び上記軸受と上記
プーリユニットが取り付けられる部材との間に配するこ
とを特徴とする。
【００１０】上記のように、この発明は、軸受の内径面
に嵌合される連結部材の嵌合部に固定用ボルト挿入穴を
設けることなく、上記連結部材の基板上で、上記嵌合部
から所定の偏心距離を隔てた位置に上記固定用ボルト挿
入穴を設けたので、上記軸受の大きさは偏心量の影響を
受けることがなく、嵌合部の径のみで決定される。よっ
て、小型の軸受を用いることができ、アイドラプーリの
高速回転に対応でき、軸受の寿命を向上させることがで
きる。
に嵌合される連結部材の嵌合部に固定用ボルト挿入穴を
設けることなく、上記連結部材の基板上で、上記嵌合部
から所定の偏心距離を隔てた位置に上記固定用ボルト挿
入穴を設けたので、上記軸受の大きさは偏心量の影響を
受けることがなく、嵌合部の径のみで決定される。よっ
て、小型の軸受を用いることができ、アイドラプーリの
高速回転に対応でき、軸受の寿命を向上させることがで
きる。
【００１１】また、プーリ自体も小型化が可能となり、
エンジンへの取り付けが容易となる。さらに、大型の軸
受を用いる必要がなく、小型の標準軸受を用いることが
できるので、コストも低減できる。
エンジンへの取り付けが容易となる。さらに、大型の軸
受を用いる必要がなく、小型の標準軸受を用いることが
できるので、コストも低減できる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【００１３】この発明にかかるプーリユニットは、図１
に示すように、プーリ１１、プーリ１１を支持する軸受
１２、及び軸受１２の内径面にボルト１６により一体的
に嵌合された嵌合部１４を有する連結部材１３からなっ
ている。この連結部材１３は、図２に示すように、基板
１５に上記軸受との嵌合部１４を設けて形成されてお
り、また、基板１５には、嵌合部１４から所定の距離を
有してエンジンに固定するための固定用ボルトの挿入穴
１７が設けられている。
に示すように、プーリ１１、プーリ１１を支持する軸受
１２、及び軸受１２の内径面にボルト１６により一体的
に嵌合された嵌合部１４を有する連結部材１３からなっ
ている。この連結部材１３は、図２に示すように、基板
１５に上記軸受との嵌合部１４を設けて形成されてお
り、また、基板１５には、嵌合部１４から所定の距離を
有してエンジンに固定するための固定用ボルトの挿入穴
１７が設けられている。
【００１４】このプーリユニットの偏心量Ｌは、プーリ
の中心線２２、すなわち、連結部材１３の嵌合部１４の
中心線と固定用ボルト挿入穴１７の中心線２３との距離
で定められる。固定用ボルトの挿入穴１７は嵌合部１４
に設けられていないので、嵌合部１４の径は偏心量Ｌの
大きさに影響されず、プーリ１１及び軸受１２の大きさ
も偏心量Ｌの大きさに影響されない。従って、偏心量Ｌ
が異なるときは、その大きさに合わせて連結部材１３を
用いればよく、プーリ１１や軸受１２は、一定のサイズ
を用いることができる。
の中心線２２、すなわち、連結部材１３の嵌合部１４の
中心線と固定用ボルト挿入穴１７の中心線２３との距離
で定められる。固定用ボルトの挿入穴１７は嵌合部１４
に設けられていないので、嵌合部１４の径は偏心量Ｌの
大きさに影響されず、プーリ１１及び軸受１２の大きさ
も偏心量Ｌの大きさに影響されない。従って、偏心量Ｌ
が異なるときは、その大きさに合わせて連結部材１３を
用いればよく、プーリ１１や軸受１２は、一定のサイズ
を用いることができる。
【００１５】このプーリユニットのエンジンへの固定
は、図１に示すように、まず、連結部材１３を固定用ボ
ルト挿入穴１７にスタッドボルト等の固定用ボルト１８
を通して、プーリ保持基材１９と共にエンジンブロック
２１に固定する。次いで、嵌合部１４を軸受１２の内径
側に挿入し、ボルト１６で止める。ここで軸受１２は、
連結部材１３の嵌合部１４の基板１５側に設けられた台
座２５上に配される。
は、図１に示すように、まず、連結部材１３を固定用ボ
ルト挿入穴１７にスタッドボルト等の固定用ボルト１８
を通して、プーリ保持基材１９と共にエンジンブロック
２１に固定する。次いで、嵌合部１４を軸受１２の内径
側に挿入し、ボルト１６で止める。ここで軸受１２は、
連結部材１３の嵌合部１４の基板１５側に設けられた台
座２５上に配される。
【００１６】この台座２５は、固定用ボルト１８の頭が
連結部材１３の基板１５上にあり、軸受１２が固定用ボ
ルト１８の頭の上に配置される場合があるので、基板１
５上に軸受１２を配置できない場合が生じる。このと
き、軸受１２と基板１５との間に空間を生じさせて軸受
１２を不安定状態となるのを防ぐために設けられる。な
お、台座２５の固定用ボルト挿入穴１７側に切り欠きが
設けられているが、これは固定用ボルト１８の頭の配置
を考慮するためである。
連結部材１３の基板１５上にあり、軸受１２が固定用ボ
ルト１８の頭の上に配置される場合があるので、基板１
５上に軸受１２を配置できない場合が生じる。このと
き、軸受１２と基板１５との間に空間を生じさせて軸受
１２を不安定状態となるのを防ぐために設けられる。な
お、台座２５の固定用ボルト挿入穴１７側に切り欠きが
設けられているが、これは固定用ボルト１８の頭の配置
を考慮するためである。
【００１７】この発明にかかる他のプーリユニットの例
として、図３に示すように、嵌合部１４を軸受１２の内
径側に圧入することにより、ボルトを用いることなく嵌
合させたものでもよい。また、連結部材１３の固定用ボ
ルト挿入穴１７は、閉塞した円状の穴だけでなく、図３
（ｂ）に示すような、一方が開放された穴でもよい。
として、図３に示すように、嵌合部１４を軸受１２の内
径側に圧入することにより、ボルトを用いることなく嵌
合させたものでもよい。また、連結部材１３の固定用ボ
ルト挿入穴１７は、閉塞した円状の穴だけでなく、図３
（ｂ）に示すような、一方が開放された穴でもよい。
【００１８】さらに、図４に示すように、連結部材１３
に、上記固定用ボルト挿入穴１７の嵌合部１４と反対方
向に延びたプーリ傾き角調整用アーム２６を設けること
もできる。このプーリ傾き角調整用アーム２６の端部に
六角穴等の穴２７を設け、ここに六角ボルト等を入れて
回転させることにより、プーリ１１を固定用ボルト１８
を中心に回転し、傾き角を調整することができる。すな
わち、固定用ボルト１８は、プーリの中心軸から偏心し
ており、プーリ傾き角調整用アーム２６でプーリ１１を
回転させることにより、プーリの傾き角を調整すること
ができる。これにより、プーリの中心軸とエンジン補機
駆動ベルト等の距離を調整でき、プーリユニットを取り
外すことなく上記ベルト等の遊びやベルト巻き角を調整
することができる。
に、上記固定用ボルト挿入穴１７の嵌合部１４と反対方
向に延びたプーリ傾き角調整用アーム２６を設けること
もできる。このプーリ傾き角調整用アーム２６の端部に
六角穴等の穴２７を設け、ここに六角ボルト等を入れて
回転させることにより、プーリ１１を固定用ボルト１８
を中心に回転し、傾き角を調整することができる。すな
わち、固定用ボルト１８は、プーリの中心軸から偏心し
ており、プーリ傾き角調整用アーム２６でプーリ１１を
回転させることにより、プーリの傾き角を調整すること
ができる。これにより、プーリの中心軸とエンジン補機
駆動ベルト等の距離を調整でき、プーリユニットを取り
外すことなく上記ベルト等の遊びやベルト巻き角を調整
することができる。
【００１９】また、図３に示すような嵌合部１４を軸受
１２の内径側に圧入することにより嵌合する場合は、上
記プーリ傾き角調整用アーム２６のかわりに、図５に示
すように、嵌合部１４の先端面にプーリ傾き角調整用の
穴２７を設けることもできる。この穴２７の形は特に限
定されないが、ボルト等を挿入してプーリ１１を回転さ
せることができるものであればよい。例えば、この穴２
７が六角形のときは、六角ボルトを挿入してプーリ１１
を回転させることができる。
１２の内径側に圧入することにより嵌合する場合は、上
記プーリ傾き角調整用アーム２６のかわりに、図５に示
すように、嵌合部１４の先端面にプーリ傾き角調整用の
穴２７を設けることもできる。この穴２７の形は特に限
定されないが、ボルト等を挿入してプーリ１１を回転さ
せることができるものであればよい。例えば、この穴２
７が六角形のときは、六角ボルトを挿入してプーリ１１
を回転させることができる。
【００２０】上記穴２７でプーリを回転させることによ
りその傾き角を変更し、プーリの中心軸とエンジン補機
駆動ベルト等の距離を調整することができるので、プー
リユニットを取り外すことなく上記ベルト等の遊びやベ
ルト巻き角を調整することができる。
りその傾き角を変更し、プーリの中心軸とエンジン補機
駆動ベルト等の距離を調整することができるので、プー
リユニットを取り外すことなく上記ベルト等の遊びやベ
ルト巻き角を調整することができる。
【００２１】さらに、上記のプーリ１１は、ボス３１、
リム３２及び、これらの間の所定の幅を有する環状体３
３から構成されるが、固定用ボルト挿入穴１７の位置
を、図６に示すように、連結部材１３の環状体と対向す
る位置に設けることができる。
リム３２及び、これらの間の所定の幅を有する環状体３
３から構成されるが、固定用ボルト挿入穴１７の位置
を、図６に示すように、連結部材１３の環状体と対向す
る位置に設けることができる。
【００２２】このとき、プーリ１１の環状体３３にレン
チ等を通すことのできる通し穴２９を設ければ、上記プ
ーリユニットをエンジンブロック２１に固定する方法と
して、連結部材１３を先にエンジンブロック２１に固定
する上記の方法以外に、プーリ１１、軸受１２及び連結
部材１３を組み立てて上記プーリユニットを完成した
後、上記通し穴２９にレンチ等を入れて固定用ボルト１
８を締めることにより、エンジンブロック２１に固定さ
せることもできる。
チ等を通すことのできる通し穴２９を設ければ、上記プ
ーリユニットをエンジンブロック２１に固定する方法と
して、連結部材１３を先にエンジンブロック２１に固定
する上記の方法以外に、プーリ１１、軸受１２及び連結
部材１３を組み立てて上記プーリユニットを完成した
後、上記通し穴２９にレンチ等を入れて固定用ボルト１
８を締めることにより、エンジンブロック２１に固定さ
せることもできる。
【００２３】また、この形態の場合、通し穴２９にレン
チ等を入れて固定用ボルト１８を緩めれば、プーリを回
転させることができ、再び、固定用ボルト１８を締める
ことによりプーリの位置を再固定することができる。こ
れにより、プーリの傾き角を変更し、プーリの中心軸と
エンジン補機駆動ベルト等の距離を調整することがで
き、プーリユニットを取り外すことなく上記ベルト等の
遊びやベルト巻き角を調整することができる。
チ等を入れて固定用ボルト１８を緩めれば、プーリを回
転させることができ、再び、固定用ボルト１８を締める
ことによりプーリの位置を再固定することができる。こ
れにより、プーリの傾き角を変更し、プーリの中心軸と
エンジン補機駆動ベルト等の距離を調整することがで
き、プーリユニットを取り外すことなく上記ベルト等の
遊びやベルト巻き角を調整することができる。
【００２４】上記環状体３３の幅は、上記通し穴２９を
設けられる幅を有すれば十分である。また、固定用ボル
ト１８は、図６に示すように、六角ナット等の穴２８を
設けた場合は、通し穴２９は、固定用ボルト１８を締め
るための六角レンチ等のレンチ類を挿入できる大きさが
あればよい。さらに、通し穴２９は環状体３３上に１箇
所のみ設けることもできるが、必要に応じて数カ所設け
てもよい。
設けられる幅を有すれば十分である。また、固定用ボル
ト１８は、図６に示すように、六角ナット等の穴２８を
設けた場合は、通し穴２９は、固定用ボルト１８を締め
るための六角レンチ等のレンチ類を挿入できる大きさが
あればよい。さらに、通し穴２９は環状体３３上に１箇
所のみ設けることもできるが、必要に応じて数カ所設け
てもよい。
【００２５】上記のプーリユニットは、固定用ボルト挿
入穴１７に挿入される固定用ボルト１８のヘッドが、プ
ーリ１１及び軸受１２とプーリユニットが取り付けられ
る部材、例えば、エンジンブロック２１やプーリ保持基
材１９との間に配される。より詳しくは、固定用ボルト
挿入穴１７に挿入される固定用ボルト１８のヘッドが、
プーリ１１及び軸受１２と連結部材１３の基板１５との
間に配される。固定用ボルト１８を軸受１２やプーリ１
１とエンジンブロック等の取り付け部材との間に設置す
ることができるので、上記偏心量Ｌをエンジンブロック
の大きさ、形状等に合わせて任意の偏心量Ｌをとること
ができる。
入穴１７に挿入される固定用ボルト１８のヘッドが、プ
ーリ１１及び軸受１２とプーリユニットが取り付けられ
る部材、例えば、エンジンブロック２１やプーリ保持基
材１９との間に配される。より詳しくは、固定用ボルト
挿入穴１７に挿入される固定用ボルト１８のヘッドが、
プーリ１１及び軸受１２と連結部材１３の基板１５との
間に配される。固定用ボルト１８を軸受１２やプーリ１
１とエンジンブロック等の取り付け部材との間に設置す
ることができるので、上記偏心量Ｌをエンジンブロック
の大きさ、形状等に合わせて任意の偏心量Ｌをとること
ができる。
【００２６】上記のプーリユニットは、各種のプーリユ
ニット、例えば自動車エンジンの補機駆動ベルト等に用
いられるアイドラプーリユニットに用いることができ
る。
ニット、例えば自動車エンジンの補機駆動ベルト等に用
いられるアイドラプーリユニットに用いることができ
る。
【００２７】
【発明の効果】この発明によれば、上記軸受の間に嵌合
される上記連結部材の嵌合部に固定用ボルト挿入穴を設
けず、上記連結部材の基板上で、上記嵌合部から所定の
距離を有して上記固定用ボルト挿入穴を設けたので、偏
心量に合わせて、上記軸受の大きさを選択する必要はな
く、上記嵌合部に合った小型の軸受を用いることがで
き、アイドラプーリの高速回転に対応でき、軸受の寿命
を向上させることができる。
される上記連結部材の嵌合部に固定用ボルト挿入穴を設
けず、上記連結部材の基板上で、上記嵌合部から所定の
距離を有して上記固定用ボルト挿入穴を設けたので、偏
心量に合わせて、上記軸受の大きさを選択する必要はな
く、上記嵌合部に合った小型の軸受を用いることがで
き、アイドラプーリの高速回転に対応でき、軸受の寿命
を向上させることができる。
【００２８】また、プーリ自体も小型化が可能となり、
エンジンへの取り付けが容易となる。さらに、大型の軸
受を用いる必要がなく、小型の標準軸受を用いることが
できるので、コストも低減できる。
エンジンへの取り付けが容易となる。さらに、大型の軸
受を用いる必要がなく、小型の標準軸受を用いることが
できるので、コストも低減できる。
【図１】（ａ）この発明のプーリユニットの例を示す断
面図 （ｂ）（ａ）のＡ−Ａ断面図
面図 （ｂ）（ａ）のＡ−Ａ断面図
【図２】この発明のプーリユニットに用いられる連結部
材の例を示す斜視図
材の例を示す斜視図
【図３】（ａ）この発明のプーリユニットの他の例を示
す断面図 （ｂ）（ａ）のＢ−Ｂ断面図
す断面図 （ｂ）（ａ）のＢ−Ｂ断面図
【図４】（ａ）この発明のプーリユニットの他の例を示
す断面図 （ｂ）（ａ）のＣ−Ｃ断面図
す断面図 （ｂ）（ａ）のＣ−Ｃ断面図
【図５】（ａ）この発明のプーリユニットの他の例を示
す断面図 （ｂ）（ａ）のＤ−Ｄ断面図
す断面図 （ｂ）（ａ）のＤ−Ｄ断面図
【図６】（ａ）この発明のプーリユニットの他の例を示
す断面図 （ｂ）（ａ）の正面図
す断面図 （ｂ）（ａ）の正面図
【図７】従来のプーリユニットを示す断面図
１ プーリ ２ 軸受 ３ 連結部材 ４ プーリ中心線 ５ 固定用ボルト挿入穴 ６ 固定用ボルト挿入穴中心線 ７ 固定用ボルト ８ プーリ保持基材 ９ エンジンブロック １１ プーリ １２ 軸受 １３ 連結部材 １４ 嵌合部 １５ 基板 １６ ボルト １７ 固定用ボルト挿入穴 １８ 固定用ボルト １９ プーリ保持基材 ２１ エンジンブロック ２２ プーリ中心線 ２３ 固定用ボルト挿入穴中心線 ２５ 台座 ２６ アーム ２７ 穴 ２８ 穴 ２９ 通し穴 ３１ ボス ３２ リム ３３ 環状体
Claims (5)
- 【請求項１】 プーリと、このプーリを支持する軸受及
びこの軸受の内径面に一体的に嵌合された連結部材から
なり、上記連結部材にプーリ中心線から偏心した位置に
固定用ボルト挿入穴を設けてなるプーリユニットにおい
て、 上記連結部材は、基板に上記軸受との嵌合部を設けて形
成されており、この基板に上記嵌合部から所定の偏心距
離を隔てて上記固定用ボルト挿入穴が設けられることを
特徴とするプーリユニット。 - 【請求項２】 上記連結部材の上記基板に、プーリ傾き
角調整用アームを設けたことを特徴とする請求項１に記
載のプーリユニット。 - 【請求項３】 上記嵌合部の先端面にプーリ傾き角調整
用の穴を設けたことを特徴とする請求項１に記載のプー
リユニット。 - 【請求項４】 上記プーリは、ボス、リム及び、これら
の間の所定の幅を有する環状体から構成され、上記連結
部材の上記環状体と対向する位置に、上記固定用ボルト
挿入穴を設けた請求項１に記載のプーリユニット。 - 【請求項５】 プーリと、このプーリを支持する軸受及
びこの軸受の内径面に一体的に嵌合された連結部材から
なり、上記連結部材にプーリ中心線から偏心した位置に
固定用ボルト挿入穴を設けてなるプーリユニットにおい
て、上記固定用ボルト挿入穴に挿入される固定用ボルト
のヘッドが、上記プーリ及び上記軸受と上記プーリユニ
ットが取り付けられる部材との間に配されるプーリユニ
ット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10957196A JPH09296859A (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | プーリユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10957196A JPH09296859A (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | プーリユニット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09296859A true JPH09296859A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=14513630
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10957196A Pending JPH09296859A (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | プーリユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09296859A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102005039753A1 (de) * | 2005-08-23 | 2007-03-01 | Schaeffler Kg | Riementrieb, insbesondere für eine Brennkraftmaschine |
| WO2016043178A1 (ja) * | 2014-09-18 | 2016-03-24 | Ntn株式会社 | 動力伝達ローラ |
| WO2016043144A1 (ja) * | 2014-09-18 | 2016-03-24 | Ntn株式会社 | 動力伝達ローラ |
| WO2016068035A1 (ja) * | 2014-10-31 | 2016-05-06 | Ntn株式会社 | 動力伝達ローラ |
| WO2016076088A1 (ja) * | 2014-11-12 | 2016-05-19 | Ntn株式会社 | 動力伝達ローラ |
-
1996
- 1996-04-30 JP JP10957196A patent/JPH09296859A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102005039753A1 (de) * | 2005-08-23 | 2007-03-01 | Schaeffler Kg | Riementrieb, insbesondere für eine Brennkraftmaschine |
| WO2016043178A1 (ja) * | 2014-09-18 | 2016-03-24 | Ntn株式会社 | 動力伝達ローラ |
| WO2016043144A1 (ja) * | 2014-09-18 | 2016-03-24 | Ntn株式会社 | 動力伝達ローラ |
| JP2016061368A (ja) * | 2014-09-18 | 2016-04-25 | Ntn株式会社 | 動力伝達ローラ |
| WO2016068035A1 (ja) * | 2014-10-31 | 2016-05-06 | Ntn株式会社 | 動力伝達ローラ |
| JP2016089886A (ja) * | 2014-10-31 | 2016-05-23 | Ntn株式会社 | 動力伝達ローラ |
| US10295027B2 (en) | 2014-10-31 | 2019-05-21 | Ntn Corporation | Power transmission roller assembly |
| WO2016076088A1 (ja) * | 2014-11-12 | 2016-05-19 | Ntn株式会社 | 動力伝達ローラ |
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