JPH09296804A - ダイアフラムアクチュエータ - Google Patents

ダイアフラムアクチュエータ

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Publication number
JPH09296804A
JPH09296804A JP13054396A JP13054396A JPH09296804A JP H09296804 A JPH09296804 A JP H09296804A JP 13054396 A JP13054396 A JP 13054396A JP 13054396 A JP13054396 A JP 13054396A JP H09296804 A JPH09296804 A JP H09296804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
diaphragm
retainer
actuator
recess
Prior art date
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Pending
Application number
JP13054396A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Mizumachi
昭二 水町
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP13054396A priority Critical patent/JPH09296804A/ja
Publication of JPH09296804A publication Critical patent/JPH09296804A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二つのリテーナ7,8の間にダイアフラム2
を挾み込み、このリテーナ7,8およびダイアフラム2
よりなる積層部にロッド5の端部をスピンカシメで接続
したダイアフラムアクチュエータについて、積層部とロ
ッド5が相対回転するのを防止することが可能であり、
もってダイアフラム2が千切れたりスピンカシメが緩ん
だりせず、必要なシール力を維持することができるダイ
アフラムアクチュエータを提供する。 【解決手段】 前記リテーナ7,8の何れか一方または
双方とロッド5との間に、凹凸の嵌合による回止め部1
0を設けることにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体圧アクチュエ
ータの一種であるダイアフラムアクチュエータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、図3に示すように、カップ1
の内部にダイアフラム2を架設して圧力室3を形成し、
この圧力室3に圧力ポート4から圧力を供給してダイア
フラム2およびこのダイアフラム2に接続したロッド5
を作動(図において下動)させるとともに、復帰ばね6
のばね力によってダイアフラム2およびロッド5を復帰
動(図において上動)させるダイアフラムアクチュエー
タが知られている。
【0003】ダイアフラム2はゴム状弾性材により薄膜
状に成形されていて、平面方向の中央に位置する円盤状
の平板部2aと、この平板部2aの外周側に一体成形さ
れたベロー状の可撓部2bと、この可撓部2bの外周側
に一体成形された被挟持用の周縁部2cとを一体に備え
ており、平板部2aにおいてダイアフラムリテーナ7と
スプリングリテーナ8の間に挾み込まれ、このダイアフ
ラムリテーナ7、ダイアフラム2およびスプリングリテ
ーナ8よりなる三層の積層部に対してロッド5の端部が
以下のようなスピンカシメにより接続されている。
【0004】すなわち、図4に拡大して示すように、ダ
イアフラムリテーナ7、ダイアフラム2およびスプリン
グリテーナ8よりなる三層の積層部に積層方向に貫通す
る孔状の貫通部9が設けられ、この貫通部9にロッド5
の小径部(差込み部とも称する)5bが挿入され、この
小径部5bの上下に位置するロッド5の本体部分5aと
頭部5cとによって上記した三層の積層部が挾み込まれ
ている。スピンカシメ後、ダイアフラムリテーナ7とロ
ッド5の小径部5bの間およびスプリングリテーナ8と
ロッド5の小径部5bの間に環状の径方向隙間tが形成
されるが、同じくスピンカシメによってダイアフラム2
の平板部2aが厚さ方向に押し潰されて径方向内方へ膨
出することからダイアフラム2がこの膨出部(以下、シ
ール部とも称する)2dにおいてロッド5の小径部5b
の周面に密接し、よってこれにより上記した三層の積層
部とロッド5の間がシールされている。
【0005】上記構成のダイアフラムアクチュエータに
おいて、ロッド5はその作動時に軸方向に往復動する
が、アクチュエータの組立時、輸送時、設備へのアクチ
ュエータの取付時またはロッド5の長さ調整時等に例外
的にロッド5に回転トルクが作用してロッド5がその中
心軸線を中心として回転せしめられることがあり、これ
に伴って以下の問題が生じている。
【0006】すなわちロッド5が回転すると、上記した
三層の積層部とロッド5がスピンカシメのカシメ力に抗
して相対回転することになり、この積層部とロッド5が
相対回転すると、ロッド5の小径部5bの周面に密接し
ていたダイアフラム2のシール部2dが千切れたりスピ
ンカシメが緩んだりし、よってこれを原因として気密漏
れが発生して、必要なシール力を維持することができな
くなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
み、リテーナおよびダイアフラムよりなる積層部とロッ
ドが相対回転するのを防止することが可能であり、もっ
てダイアフラムが千切れたりスピンカシメが緩んだりせ
ず、必要なシール力を維持することができるダイアフラ
ムアクチュエータを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のダイアフラムアクチュエータは、二つのリ
テーナの間にダイアフラムを挾み込み、前記リテーナお
よびダイアフラムよりなる積層部にロッドの端部をスピ
ンカシメで接続したダイアフラムアクチュエータにおい
て、前記リテーナの何れか一方または双方と前記ロッド
との間に、凹凸の嵌合による回止め部を設けることにし
た。
【0009】
【作用】上記構成を備えた本発明のダイアフラムアクチ
ュエータのように、二つのリテーナの何れか一方または
双方とロッドとの間に凹凸の嵌合による回止め部が設け
られていると、この回止め部の回止め作用により、リテ
ーナおよびダイアフラムよりなる積層部とロッドとが相
対回転するのを防止することが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】ダイアフラムが上記したようにダ
イアフラムリテーナおよびスプリングリテーナに挾ま
れ、またスピンカシメされるロッドが上記したように本
体部分、小径部および頭部を有している場合、凹凸の嵌
合による回止め部は以下の位置に設けられる。 ロッドの頭部に接触するダイアフラムリテーナの平
面に凸部が設けられ、ロッドの頭部の対応する位置に凹
部が設けられる(後記第一実施例参照)。 ロッドの頭部に接触するダイアフラムリテーナの平
面に凹部が設けられ、ロッドの頭部の対応する位置に凸
部が設けられる(後記第二実施例参照)。 ロッドの本体部分に接触するスプリングリテーナの
平面に凸部が設けられ、ロッドの本体部分の対応する位
置に凹部が設けられる。 ロッドの本体部分に接触するスプリングリテーナの
平面に凹部が設けられ、ロッドの本体部分の対応する位
置に凸部が設けられる。 上記およびの何れか一方と、およびの何れ
か一方とが組み合わされる。
【0011】上記ないしの何れの場合であっても凹
凸の組合せは周方向に複数が配置されて(例えば三等
配)、これにより必要な大きさの回止め力が確保され
る。また凹凸はアクチュエータの組立てに先立って予め
形成されるが、その一方がスピンカシメと同時に形成さ
れるものであっても良い。
【0012】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。
【0013】第一実施例・・・図1は、当該実施例に係
るダイアフラムアクチュエータの要部を示しており、こ
のダイアフラムアクチュエータは、以下の構成を備えて
いることを特徴としている。尚、図1に描かれていない
他の部分の構成は、図3に示した従来技術と同じであ
る。
【0014】すなわち、図1に示したように、ゴム状弾
性材製のダイアフラム2がその平板部2aにおいてダイ
アフラムリテーナ7とスプリングリテーナ8の間に挾み
込まれ、このダイアフラムリテーナ7、ダイアフラム2
およびスプリングリテーナ8よりなる三層の積層部に対
してロッド5の端部がスピンカシメにより接続されてい
る。
【0015】すなわち、ダイアフラムリテーナ7、ダイ
アフラム2およびスプリングリテーナ8よりなる三層の
積層部に積層方向に貫通する孔状の貫通部9が設けら
れ、この貫通部9にロッド5の小径部(差込み部とも称
する)5bが挿入され、ロッド5の本体部分5aと頭部
5cとによって上記した三層の積層部が挾み込まれてい
る。スピンカシメ後、ダイアフラムリテーナ7とロッド
5の小径部5bの間およびスプリングリテーナ8とロッ
ド5の小径部5bの間に環状の径方向隙間tが形成され
るが、同じくスピンカシメによってダイアフラム2の平
板部2aが厚さ方向に押し潰されて径方向内方へ膨出す
ることからダイアフラム2がこの膨出部(以下、シール
部とも称する)2dにおいてロッド5の小径部5bの周
面に密接し、よってこれにより上記した三層の積層部と
ロッド5の間がシールされている。
【0016】ロッド5の頭部5cに接触するダイアフラ
ムリテーナ7の上面に凸部11が設けられるとともにロ
ッド5の頭部5cの対応する位置に凹部12が設けら
れ、この凸部11と凹部12が互いに嵌合され、この凹
凸嵌合が三等配され、この凹凸嵌合によって回止め部1
0が構成されている。ダイアフラムリテーナ7の下面に
凸部11の真下に位置して、プレスによる凸部11の形
成痕である凹み13が形成されている。
【0017】上記構成を備えたダイアフラムアクチュエ
ータにおいて、当該アクチュエータの組立時、輸送時、
設備へのアクチュエータの取付時またはロッド5の長さ
調整時等にロッド5に回転トルクが作用してロッド5が
その中心軸線を中心として回転しようとすると、凹凸嵌
合による回止め部10がこれを阻止して、積層部とロッ
ド5が相対回転するのが阻止される。したがってダイア
フラム2のシール部2dが相対回転時の摺動によって千
切れたりスピンカシメが緩んだりするのを防止すること
ができ、必要なシール力を長期間に亙って維持すること
ができる。また比較例として図5に示す回止め構造14
と違って上記構成の回止め部10によれば、スピンカシ
メ時に周方向に均等なカシメ代を設定することができ
る。
【0018】第二実施例・・・図2は、当該実施例に係
るダイアフラムアクチュエータの要部を示しており、こ
のダイアフラムアクチュエータは、以下の構成を備えて
いることを特徴としている。尚、図2に描かれていない
他の部分の構成は、図3に示した従来技術と同じであ
る。
【0019】すなわち、図2に示したように、ゴム状弾
性材製のダイアフラム2がその平板部2aにおいてダイ
アフラムリテーナ7とスプリングリテーナ8の間に挾み
込まれ、このダイアフラムリテーナ7、ダイアフラム2
およびスプリングリテーナ8よりなる三層の積層部に対
してロッド5の端部がスピンカシメにより接続されてい
る。
【0020】すなわち、ダイアフラムリテーナ7、ダイ
アフラム2およびスプリングリテーナ8よりなる三層の
積層部に積層方向に貫通する孔状の貫通部9が設けら
れ、この貫通部9にロッド5の小径部(差込み部とも称
する)5bが挿入され、ロッド5の本体部分5aと頭部
5cとによって上記した三層の積層部が挾み込まれてい
る。スピンカシメ後、ダイアフラムリテーナ7とロッド
5の小径部5bの間およびスプリングリテーナ8とロッ
ド5の小径部5bの間に環状の径方向隙間tが形成され
るが、同じくスピンカシメによってダイアフラム2の平
板部2aが厚さ方向に押し潰されて径方向内方へ膨出す
ることからダイアフラム2がこの膨出部(以下、シール
部とも称する)2dにおいてロッド5の小径部5bの周
面に密接し、よってこれにより上記した三層の積層部と
ロッド5の間がシールされている。
【0021】ロッド5の頭部5cに接触するダイアフラ
ムリテーナ7の上面に凹部12が設けられるとともにロ
ッド5の頭部5cの対応する位置に凸部11が設けら
れ、この凹部12と凸部11が互いに嵌合され、この凹
凸嵌合が三等配され、この凹凸嵌合によって回止め部1
0が構成されている。
【0022】上記構成を備えたダイアフラムアクチュエ
ータにおいて、当該アクチュエータの組立時、輸送時、
設備へのアクチュエータの取付時またはロッド5の長さ
調整時等にロッド5に回転トルクが作用してロッド5が
その中心軸線を中心として回転しようとすると、凹凸嵌
合による回止め部10がこれを阻止して、積層部とロッ
ド5が相対回転するのが阻止される。したがってダイア
フラム2のシール部2dが相対回転時の摺動によって千
切れたりスピンカシメが緩んだりするのを防止すること
ができ、必要なシール力を長期間に亙って維持すること
ができる。また比較例として図5に示した回止め構造1
4と違って上記構成の回止め部10によれば、スピンカ
シメ時に周方向に均等なカシメ代を設定することができ
る。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0024】すなわち、上記構成を備えた本発明のダイ
アフラムアクチュエータにおいては、ダイアフラムを挟
持する二つのリテーナの何れか一方または双方とロッド
との間に凹凸の嵌合による回止め部が設けられているた
めに、この回止め部の回止め作用により、リテーナおよ
びダイアフラムよりなる積層部とロッドとが相対回転す
るのを防止することが可能である。したがってダイアフ
ラムが相対回転時の摺動によって千切れたりスピンカシ
メが緩んだりするのを防止することができ、必要なシー
ル力を長期間に亙って維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係るダイアフラムアクチ
ュエータの要部断面図
【図2】本発明の第二実施例に係るダイアフラムアクチ
ュエータの要部断面図
【図3】従来例に係るダイアフラムアクチュエータの断
面図
【図4】同ダイアフラムアクチュエータの要部拡大断面
【図5】回止め構造の比較例を示す説明図
【符号の説明】
1 カップ 2 ダイアフラム 2a 平板部 2b 可撓部 2c 周縁部 2d シール部 3 圧力室 4 圧力ポート 5 ロッド 5a 本体部分 5b 小径部 5c 頭部 6 復帰ばね 7 ダイアフラムリテーナ 8 スプリングリテーナ 9 貫通部 10 回止め部 11 凸部 12 凹部 13 凹み

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つのリテーナ(7)(8)の間にダイ
    アフラム(2)を挾み込み、前記リテーナ(7)(8)
    およびダイアフラム(2)よりなる積層部にロッド
    (5)の端部をスピンカシメで接続したダイアフラムア
    クチュエータにおいて、 前記リテーナ(7)(8)の何れか一方または双方と前
    記ロッド(5)との間に、凹凸の嵌合による回止め部
    (10)を設けたことを特徴とするダイアフラムアクチ
    ュエータ。
JP13054396A 1996-04-30 1996-04-30 ダイアフラムアクチュエータ Pending JPH09296804A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13054396A JPH09296804A (ja) 1996-04-30 1996-04-30 ダイアフラムアクチュエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13054396A JPH09296804A (ja) 1996-04-30 1996-04-30 ダイアフラムアクチュエータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09296804A true JPH09296804A (ja) 1997-11-18

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ID=15036804

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13054396A Pending JPH09296804A (ja) 1996-04-30 1996-04-30 ダイアフラムアクチュエータ

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030604