JPH09296660A - 建 具 - Google Patents

建 具

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Publication number
JPH09296660A
JPH09296660A JP11252196A JP11252196A JPH09296660A JP H09296660 A JPH09296660 A JP H09296660A JP 11252196 A JP11252196 A JP 11252196A JP 11252196 A JP11252196 A JP 11252196A JP H09296660 A JPH09296660 A JP H09296660A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat insulating
surface material
face material
indoor side
screen
Prior art date
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Pending
Application number
JP11252196A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichiro Tsutsumi
正一郎 堤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP11252196A priority Critical patent/JPH09296660A/ja
Publication of JPH09296660A publication Critical patent/JPH09296660A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 建具枠5を3分割し、中央に断熱面材5
2を、一方にスクリーン面材53を、他方に透明性を有
する面材54を設ける。又、遮蔽戸6−1をスクリーン
面材53の屋内側と遮蔽面材52の屋内側との間を移動
可能に取り付け、別の遮蔽戸6−2を透明性を有する面
材54の屋内側と遮蔽面材52の屋内側との間を移動可
能に取り付ける。 【効果】 断熱面材6−1、6−2を移動することによ
り、建具枠5の開口全体を断熱面材52と2枚の遮蔽戸
6−1、6−2で覆って断熱性をよくすることができた
り、スクリーン面材53から新鮮な空気を入れることが
できたり、透明性を有する面材54から光を入れること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建具に関する。詳細
には、建物内の通風、断熱、遮蔽、採光が得られる建具
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物に設けられた建具に通風性を
持たせる方法として、例えば、実開平2−9297号公
報に記載あるように、固定障子の上部に換気窓を開設
し、この換気窓の屋内側と、この換気窓の下方の固定障
子の屋内側との間に昇降障子を昇降自在に設けた目隠し
通風障子が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載されている目隠し通風障子では、下方は固定障
子で目隠しされているが、上方の換気窓より新鮮な空気
をいれるために、この換気窓を開口すると、この換気窓
は室内に対する遮蔽性がないから、目隠し機能が得られ
ないといった問題がある。又、この障子では断熱性が不
十分である。そこで、本発明は、上記のこのような問題
点に着目してなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、これ等の問題点を解消し、通風、断熱、遮蔽、採
光が得られる建具を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたものであって、請求項1記載の発明
は、建具枠の開口面が一方向にほぼ同じ大きさに3分割
され、中央部に断熱性を有する断熱面材が設けられ、こ
の中央部に隣接する一方に通風性を有するスクリーン面
材が、他方に透明性を有する面材が設けられ、断熱面材
とほぼ同じ大きさの断熱性を有する遮蔽戸が建具枠に沿
ってスクリーン面材の屋内側と断熱面材の屋内側との間
を移動可能に取り付けられ、断熱面材とほぼ同じ大きさ
の断熱性を有する別の遮蔽戸が建具枠に沿って透明性を
有する面材の屋内側と断熱面材の屋内側との間を移動可
能に取り付けられているものである。
【0005】請求項2記載の発明は、建具枠の開口面が
一方向にほぼ同じ大きさに2分割され、一方に断熱性を
有する断熱面材が設けられ、他方が更に同じ方向に2分
割され、この分割されたどちらか一方に通風性を有する
スクリーン面材が他方に透明性を有する面材が設けら
れ、断熱面材とほぼ同じ大きさの断熱性を有する遮蔽戸
が建具枠に沿って断熱面材の屋内側と、スクリーン面材
および透明性を有する面材の屋内側との間を移動可能に
取り付けられているものである。
【0006】請求項1および請求項2記載の建具枠と
は、スクリーン面材を取り付けたり遮蔽戸を取り付ける
ために設けた枠のことであって、壁の開口に取り付けら
れた額縁や、この額縁に取り付けられた戸の枠等をい
う。請求項1および請求項2記載の発明に使用する断熱
性を有する断熱面材とは、例えば、発泡ポリスチレン樹
脂シートのような断熱性のよいシートをいう。又、断熱
性を有する遮蔽戸とは、例えば、発泡ポリスチレン樹脂
シートのような断熱性のよいシートを張った戸をいう。
又、請求項1および2記載の発明に使用するスクリーン
面材とは、針金やプラスチック糸等の糸状体を網状にな
したものであって、このスクリーン面材を通して室内が
見難いものである。又、透明性を有する面材とはガラス
板やポリカーボネート樹脂板のように透明な板材であ
る。
【0007】請求項2記載の発明においては、建具枠の
開口面が一方向にほぼ同じ大きさに2分割され、他方が
更に同じ方向に2分割され、この分割されたどちらか一
方にスクリーン面材が他方に透明性を有する面材が設け
られているが、このスクリーン面材と透明性を有する面
材の順序は適宜でよい。例えば、スクリーン面材のみを
開口し透明性を有する面材を遮蔽戸で覆うことを優先し
たいときには、透明性を有する面材を断熱面材に隣接さ
せて設ける。又、反対に透明性を有する面材のみを開口
しスクリーン面材を覆うことを優先したいときにはスク
リーン面材を断熱面材に隣接させて設けるとよい。又、
このスクリーン面材と透明性を有する面材の大きさの割
合は適宜でよい。
【0008】(作用)請求項1記載の発明では、断熱面
材とほぼ同じ大きさの断熱性を有する遮蔽戸が建具枠に
沿ってスクリーン面材の屋内側と断熱面材の屋内側との
間を移動可能に取り付けられ、断熱面材とほぼ同じ大き
さの断熱性を有する別の遮蔽戸が建具枠に沿って透明性
を有する面材の屋内側と断熱面材の屋内側との間を移動
可能に取り付けられているから、全体を遮蔽して断熱性
を良くしたいときには、遮蔽戸をスクリーン面材の屋内
側に移動させ、別の遮蔽戸を透明性を有する面材の屋内
側に移動させる。
【0009】すると、中央部には断熱性を有する断熱面
材が設けられているし、一方のスクリ−ン面材の屋内側
を、断熱面材とほぼ同じ大きさ即ちスクリーン面材とほ
ぼ同じ大きさの断熱性を有する遮蔽戸が覆い、他方の透
明性を有する面材の屋内側を、断熱面材とほぼ同じ大き
さ即ちガラス面材とほぼ同じ大きさの断熱性を有する別
の遮蔽戸が覆う。即ち、開口面全体が断熱面材および断
熱性を有する遮蔽戸で覆われる。従って、断熱性がよく
なる。
【0010】又、通風状態にして新鮮な空気を導入した
いときには、スクリーン面材の屋内側にある遮蔽戸を断
熱面材の屋内側に移動させる。すると、スクリーン面材
の屋内側に遮蔽戸がなくなり、このスクリーン面材から
新鮮な空気が部屋の中に入ってくる。しかも、このスク
リーン面材を通して室内が見難いから目隠し機能が得ら
れる。
【0011】又、採光状態にして部屋を明るくしたいと
きには、透明性を有する面材の屋内側にある別の遮蔽戸
を断熱面材の屋内側に移動させる。すると、スクリーン
面材から寒い風等が入らず従って断熱性がよいし、しか
も、透明性を有するガラス面材の屋内側に遮蔽戸がなく
なり、この透明性を有する面材から光が入って部屋の中
が明るくなる。このように、必要に応じて通風、断熱、
遮蔽、採光が得られるので便利である。
【0012】請求項2記載の発明では、建具枠の開口面
が一方向にほぼ同じ大きさに2分割され、一方に断熱性
を有する断熱面材が設けられ、他方が更に同じ方向に2
分割され、この分割されたどちらか一方にスクリーン面
材が他方に透明性を有する面材が設けられ、断熱面材と
ほぼ同じ大きさの断熱性を有する遮蔽戸が建具枠に沿っ
て断熱面材の屋内側と、スクリーン面材および透明性を
有する面材の屋内側との間を移動可能に取り付けられて
いるから、全体を遮蔽して断熱性を良くしたいときに
は、遮蔽戸をスクリーン面材および透明性を有する面材
の屋内側に移動させる。すると、開口面の一方には断熱
性を有する断熱面材が設けられているし、他方のスクリ
−ン面材と透明性を有する面材の屋内側を、断熱面材と
ほぼ同じ大きさ即ちスクリーン面材と透明性を有する面
材の合計にほぼ同じ大きさの断熱性を有する遮蔽戸が覆
う。即ち、開口面全体が断熱面材と断熱性を有する遮蔽
戸で覆われる。従って、断熱性がよくなるし、目隠し機
能が得られる。
【0013】又、通風状態にして新鮮な空気を導入し、
採光状態にして部屋を明るくしたいときには、断熱性を
有する遮蔽戸を断熱面材の屋内側に移動させる。する
と、他方のスクリーン面材と透明性を有する面材の屋内
側に遮蔽戸がなくなるから、通風性を有するスクリーン
面材から新鮮な空気が入るし、透明性を有する面材を通
して光が入って部屋の中が明るくなる。又、透明性を有
する面材が断熱面材に隣接されて設けられている場合に
は、遮蔽戸を透明性を有する面材のみを開ける状態に移
動させると、スクリーン面材から寒い空気が入らないの
で断熱性がよく、しかも、透明性を有する面材を通して
光が入って部屋の中が明るくなる。
【0014】又、スクリーン面材が断熱面材に隣接させ
て設けられている場合には、遮蔽戸をスクリーン面材の
みを開ける状態に移動されると、スクリーン面材から新
鮮な空気を入れることができ、透明性を有する面材は断
熱面材で覆われてスクリーン面材を通して部屋の状態が
見えないので目隠し機能が得られる。尚、この請求項2
記載の発明では遮蔽戸が1枚でよく、従って、請求項1
記載の発明より安価に製造できる。このように、請求項
1記載の発明と同様に、必要に応じて通風、断熱、遮
蔽、採光が得られるので便利である。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。 (実施例1)図1および図2は本発明建具の一実施例を
示すもので、図1は建具の取り付けられた引き違い戸を
縦方向に切断し斜め方向から見た状態を示す説明図、図
2(イ)は建具の縦断面図、(ロ)は(イ)のA−A線
における断面図である。
【0016】図1および図2において、1はアルミニウ
ムサッシであり、このアルミニウムサッシ1は枠体11
と2枚の引き違い戸12とからなる。この引き違い戸1
2はアルミウニム枠にガラス板が嵌められたものであ
り、枠体11の開口面の内部を左右に移動可能に取り付
けられている。2は建具であり、この建具2は枠体3と
2枚の引き違い戸4とからなる。引き違い戸4は建具枠
5と2枚の遮蔽戸6とからなる。
【0017】この建具枠5は、図1に示すように、開口
面が2本の桟材51で上下方向にほぼ同じ大きさに3分
割され、中央部に断熱性を有する発泡スチロール樹脂シ
ートからなる断熱面材52が設けられ、この中央部の上
方に金網からなる通風性を有するスクリーン面材53が
設けられ、中央部の下方に透明ガラスからなる透明性を
有する面材54が設けられている。遮蔽戸6は断熱面材
52とほぼ同じ大きさで2枚あり、アルミニウム枠体6
1の内部に発泡スチロール樹脂シート62が張られた断
熱性を有する戸である。この2枚の遮蔽戸6の内の一方
の遮蔽戸6−1はスクリーン面材53の屋内側と断熱面
材52の屋内側との間を建具枠5に沿って上下方向に移
動可能に取り付けられている。又、別の遮蔽戸6−2は
透明性を有する面材54の屋内側と断熱面材52の屋内
側との間を建具枠5に沿って上下方向に移動可能に取り
付けられている。
【0018】次に、この建具2の使用方法および作用に
ついて説明する。全体を遮蔽して断熱性を良くしたいと
きには、アルミニウムサッシ1の引き違い戸12を閉め
た後、遮蔽戸6−1を上方向にスライドさせてスクリー
ン面材53の屋内側に移動させ、別の遮蔽戸6−2を下
方向にスライドさせて透明性を有する面材54の屋内側
に移動させる。すると、中央部には断熱性を有する断熱
面材52が設けられているし、上方のスクリ−ン面材5
3の屋内側を、断熱面材52とほぼ同じ大きさ即ちスク
リーン面材53とほぼ同じ大きさの断熱性を有する遮蔽
戸6−1が覆い、下方の透明性を有する面材54の屋内
側を、断熱面材52とほぼ同じ大きさ即ち透明性を有す
る面材54とほぼ同じ大きさの断熱性を有する別の遮蔽
戸6−2が覆う。即ち、建具枠3の開口面全体が断熱面
材52および断熱性を有する2枚の遮蔽戸6で覆われて
断熱性がよくなるし、目隠し機能が得られる。
【0019】又、通風状態にして新鮮な空気を導入した
いときには、アルミニウムサッシ1のどちらか一方の引
き違い戸12を開き、この開いた方の引き違い戸4に取
り付けられた断熱性を有する遮蔽戸6−1を下方にスラ
イドさせて断熱面材52の屋内側に移動させる。する
と、スクリーン面材53の屋内側に遮蔽戸6−1がなく
なり、このスクリーン面材53を通過して新鮮な空気が
部屋の中に入ってくるし、スクリーン面材53からは部
屋の内部が見え難いので目隠し機能が得られる。
【0020】又、採光状態にして部屋を明るくしたいと
きには、アルミニウムサッシ1の引き違い戸12を閉
め、断熱性を有する別の遮蔽戸6−2を上方向にスライ
ドさせて断熱面材52の屋内側に移動させる。すると、
透明性を有する面材54の屋内側に遮蔽戸6−2がなく
なり、この透明性を有する面材54を通して光が入って
部屋の中が明るくなるし、スクリーン面材53から寒い
風が入らず断熱性がよい。このように、断熱性をよくし
たり、通風をよくしたり、採光をよくしたり自由にでき
るので便利である。
【0021】(実施例2)図3および図4は本発明建具
の他の実施例を示すもので、図3(イ)は建具の説明
図、(ロ)は建具の取り付けられた引き違い戸の横断面
を示す説明図、図4(イ)は建具の縦断面図、(ロ)は
(イ)のB−B線における断面図である。
【0022】図3および図4において、1aはアルミニ
ウムサッシであり、このアルミニウムサッシ1aは枠体
11aと2枚の引き違い戸12aとからなる。この引き
違い戸12aはアルミウニム枠にガラス板が嵌められた
ものであり、枠体11aの開口面の内部を左右に移動可
能に取り付けられている。
【0023】2aは建具であり、この建具2aは枠体3
aと2枚の引き違い戸4aとからなる。引き違い戸4a
は、図3に示すように、建具枠5aと2枚の遮蔽戸6a
とからなる。この建具枠5aは開口面が2本の桟材51
aで左右方向にほぼ同じ大きさに3分割され、中央部に
断熱性を有する発泡スチロール樹脂シートからなる断熱
面材52aが設けられ、この中央部の左側に金網からな
る通風性を有するスクリーン面材53aが設けられ、中
央部の右側に透明ガラスからなる透明性を有する面材5
4aが設けられている。遮蔽戸6aは断熱面材52aと
ほぼ同じ大きさで2枚あり、アルミニウム枠体61aの
内部に発泡スチロール樹脂シート62aが張られた断熱
性を有する戸である。
【0024】この2枚の遮蔽戸6aの内の一方の遮蔽戸
6−1aはスクリーン面材53aの屋内側と断熱面材5
2aの屋内側との間を建具枠5aに沿って左右方向に移
動可能に取り付けられている。又、別の遮蔽戸6−2a
は透明性を有する面材54aの屋内側と断熱面材52a
の屋内側との間を建具枠5aに沿って左右方向に移動可
能に取り付けられている。
【0025】次に、この建具2aの使用方法および作用
について説明する。全体を遮蔽して断熱性を良くしたい
ときには、アルミニウムサッシ1aの引き違い戸12a
を閉めた後、遮蔽戸6−1aを左方向にスライドさせて
スクリーン面材53aの屋内側に移動させ、別の遮蔽戸
6−2aを右方向にスライドさせてガラス面材54aの
屋内側に移動させる。
【0026】すると、中央部には断熱性を有する断熱面
材52aが設けられているし、左側のスクリ−ン面材5
3aの屋内側を、断熱面材52aとほぼ同じ大きさ即ち
スクリーン面材53aとほぼ同じ大きさの断熱性を有す
る遮蔽戸6−1aが覆い、右側のガラス面材54aの屋
内側を、断熱面材52aとほぼ同じ大きさ即ちガラス面
材54aとほぼ同じ大きさの断熱性を有する別の遮蔽戸
6−2aが覆う。即ち、建具枠3aの開口面全体が断熱
面材52aおよび断熱性を有する2枚の遮蔽戸6aで覆
われて断熱性がよくなるし、目隠し機能が得られる。
【0027】又、通風状態にして新鮮な空気を導入した
いときには、アルミニウムサッシ1aのどちらか一方の
引き違い戸12aを開き、この開いた方の引き違い戸4
aに取り付けられた断熱性を有する遮蔽戸6−1aを右
側にスライドさせて断熱面材52aの屋内側に移動させ
る。すると、スクリーン面材53aの屋内側に遮蔽戸6
−1aがなくなり、このスクリーン面材53aを通過し
て新鮮な空気が部屋の中に入ってくるし、スクリーン面
材53aからは部屋の内部が見え難いので目隠し機能が
得られる。
【0028】又、採光状態にして部屋を明るくしたいと
きには、アルミニウムサッシ1aの引き違い戸12aを
閉め、断熱性を有する別の遮蔽戸6−2aを左方向にス
ライドさせて断熱面材52aの屋内側に移動させる。す
ると、透明性を有する面材54aの屋内側に遮蔽戸6−
2aがなくなり、この透明性を有する面材54aを通し
て光が入って部屋の中が明るくなるし、スクリーン面材
53aから寒い風が入らず断熱性がよい。このように、
断熱性をよくしたり、通風をよくしたり、採光をよくす
ることが自由にできるので便利である。
【0029】(実施例3)図5および図6は本発明建具
の別の実施例を示すもので、図5は建具の取り付けられ
た引き違い戸の縦断面を示す説明図、図6(イ)は建具
の縦断面図、(ロ)は(イ)線における断面図である。
【0030】図5および図6において、1bはアルミニ
ウムサッシであり、このアルミニウムサッシ1bは枠体
11bと2枚の引き違い戸12bとからなる。この引き
違い戸12bはアルミウニム枠にガラス板が嵌められた
ものであり、枠体11bの開口面の内部を左右に移動可
能に取り付けられている。2bは建具であり、この建具
2bは枠体3bと2枚の引き違い戸4bとからなる。引
き違い戸4bは建具枠5bと遮蔽戸6bとからなる。
【0031】この建具枠5bは、図5に示すよう、開口
面が中央の桟材51bで上下方向にほぼ同じ大きさに2
分割され、下側に断熱性を有する発泡スチロール樹脂シ
ートからなる断熱面材52bが設けられている。又、上
側は更に桟材511bで上下方向に2分割され、この下
方に金網からなる通風性を有するスクリーン面材53b
が設けられ、上方に透明ガラスからなる透明性を有する
面材54bが設けられている。遮蔽戸6bは断熱面材5
2bとほぼ同じ大きさであり、アルミニウム枠体61b
の内部に発泡スチロール樹脂シート62bが張られた断
熱性を有する戸である。この遮蔽戸6bは断熱面材52
bの屋内側と、透明性を有する面材54bおよびスクリ
ーン面材53bの屋内側との間を建具枠5bに沿って左
右方向に移動可能に取り付けられている。
【0032】次に、この建具2aの使用方法および作用
について説明する。全体を遮蔽して断熱性を良くしたい
ときには、アルミニウムサッシ1bの引き違い戸12b
を閉めた後、遮蔽戸6bを上方向にスライドさせて遮蔽
戸6bをスクリーン面材53bおよび透明性を有する面
材54bの屋内側に移動させる。すると、開口面の下方
には断熱性を有する断熱面材52bが設けられている
し、上方のスクリ−ン面材53bと透明性を有する面材
54bの屋内側を、断熱面材52bとほぼ同じ大きさ即
ちスクリーン面材53bと透明性を有する面材54bの
合計にほぼ同じ大きさの断熱性を有する遮蔽戸6bが覆
う。即ち、開口面全体が断熱面材52bと断熱性を有す
る遮蔽戸6bで覆われて断熱性がよくなるし、目隠し機
能が得られる。
【0033】又、通風状態にして新鮮な空気を導入し、
採光状態にして部屋を明るくしたいときには、アルミニ
ウムサッシ1bのどちらか一方の引き違い戸12bを開
き、この開いた引き違い戸4bに設けられている断熱性
を有する遮蔽戸6bを断熱面材52bの屋内側に移動さ
せる。すると、他方のスクリーン面材53bと透明性を
有する面材54bの屋内側に遮蔽戸6bがなくなるか
ら、スクリーン面材53bを通して新鮮な空気が入る
し、透明性を有する面材54bから光が入って部屋の中
が明るくなる。
【0034】又、光のみを入れたいときには、アルミニ
ウムサッシ1bの引き違い戸12bを閉め、遮蔽戸6b
を透明性を有する面材54bのみを開ける状態に移動さ
せる。すると、ガラス面材54bから光が入って部屋の
中が明るくなるし、スクリーン面材53bから寒い風が
はいら内ので断熱性がよい。このように、断熱性をよく
したり、通風をよくしたり、採光をよくすることが自由
にできるので便利である。この実施例3では遮蔽戸が1
枚でよく、従って、実施例1や実施例2より建具1bが
安価に製造できる。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、断熱面材とほ
ぼ同じ大きさの断熱性を有する遮蔽戸が建具枠に沿って
スクリーン面材の屋内側と遮蔽面材の屋内側との間を移
動可能に取り付けられ、断熱面材とほぼ同じ大きさの断
熱性を有する別の遮蔽戸が建具枠に沿って透明性を有す
る面材の屋内側と遮蔽面材の屋内側との間を移動可能に
取り付けられているから、全体を遮蔽して断熱性を良く
したいときには、遮蔽戸をスクリーン面材の屋内側に移
動させ、別の遮蔽戸を透明性を有する面材の屋内側に移
動させる。すると、開口面全体が断熱面材および断熱性
を有する遮蔽戸で覆われて断熱性がよくなるし、目隠し
機能が得られる。
【0036】又、通風状態にして新鮮な空気を導入した
いときには、スクリーン面材の屋内側にある遮蔽戸を断
熱面材の屋内側に移動させる。すると、このスクリーン
面材から新鮮な空気が部屋の中に入ってくる。しかも、
このスクリーン面材を通して室内が見難いから目隠し機
能が得られる又、採光状態にして部屋を明るくしたいと
きには、透明性を有する面材の屋内側にある遮蔽戸を断
熱面材の屋内側に移動させる。すると、スクリーン面材
から寒い風が入らず断熱性がよいし、透明性を有する面
材から光が入って部屋の中が明るくなる。このように、
必要に応じて通風、断熱、遮蔽、採光が得られるので便
利である。
【0037】請求項2記載の発明では、建具枠の開口面
が一方向にほぼ同じ大きさに2分割され、一方に断熱性
を有する断熱面材が設けられ、他方が更に同じ方向に2
分割され、この分割されたどちらか一方にスクリーン面
材が他方に透明性を有する面材が設けられ、断熱面材と
ほぼ同じ大きさの断熱性を有する遮蔽戸が建具枠に沿っ
て断熱面材の屋内側と、スクリーン面材および透明性を
有する面材の屋内側との間を移動可能に取り付けられて
いるから、開口面全体が断熱面材と断熱性を有する遮蔽
戸で覆われる。従って、断熱性がよくなるし、目隠し機
能が得られる。又、通風状態にして新鮮な空気を導入
し、採光状態にして部屋を明るくしたいときには、断熱
性を有する遮蔽戸を断熱面材の屋内側に移動させる。す
ると、スクリーン面材から新鮮な空気が入るし、透明性
を有する面材を通して光が入って部屋の中が明るくな
る。
【0038】又、透明性を有する面材が断熱面材に隣接
されて設けられている場合には、遮蔽戸を透明性を有す
る面材のみを開ける状態に移動させると、スクリーン面
材から寒い風が入らないので断熱性がよく、しかも、透
明性を有する面材を通して光が入って部屋の中が明るく
なる。又、スクリーン面材が断熱面材に隣接させて設け
られている場合には、遮蔽戸をスクリーン面材のみを開
ける状態に移動されると、スクリーン面材から新鮮な空
気を入れることができ、しかも、透明性を有する面材は
断熱面材で覆われているしスクリーン面材を通して部屋
の状態が見えないので目隠し機能が得られる。
【0039】このように、請求項1記載の発明と同様
に、必要に応じて遮蔽、通風、断熱、採光が得られるの
で便利である。尚、この請求項2記載の発明では遮蔽戸
が1枚でよく、従って、請求項1記載の発明より安価に
製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明建具の一実施例を示すもので、建具に取
り付けられた引き違い戸を縦方向に切断し斜め方向から
みた状態を示す説明図である。
【図2】(イ)は建具の縦断面図、(ロ)は(イ)のA
−A線における断面図である。
【図3】本発明建具の他の実施例を示すもので、(イ)
は建具のを示す説明図、(ロ)は建具に取り付けられた
横断面を引き違い戸を示す説明図である。
【図4】(イ)は建具の縦断面図、(ロ)は(イ)のB
−B線における断面図である。
【図5】本発明建具の別の実施例を示すもので、建具に
取り付けられた引き違い戸の縦断面を示す説明図であ
る。
【図6】(イ)は建具の縦断面図、(ロ)は(イ)のC
−C線における断面図である。
【符号の説明】
1、1a、1b アルミニウムサッシ 2、2a、2b 建具 3、3a、3b 枠体 4、4a、4b 引き違い戸 5、5a、5b 建具枠 52、52a、52b 断熱面材 53、53a、53b スクリーン面材 54、54a、54b 透明性を有する面材 6、6a、6b 遮蔽戸 6−1、6−1a 一方の遮蔽戸 6−2、6−2a 他方の遮蔽戸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建具枠の開口面が一方向にほぼ同じ大き
    さに3分割され、中央部に断熱性を有する断熱面材が設
    けられ、この中央部に隣接する一方に通風性を有するス
    クリーン面材が、他方に透明性を有する面材が設けら
    れ、断熱面材とほぼ同じ大きさの断熱性を有する遮蔽戸
    が建具枠に沿ってスクリーン面材の屋内側と断熱面材の
    屋内側との間を移動可能に取り付けられ、断熱面材とほ
    ぼ同じ大きさの断熱性を有する別の遮蔽戸が建具枠に沿
    って透明性を有する面材の屋内側と断熱面材の屋内側と
    の間を移動可能に取り付けられていることを特徴とする
    建具。
  2. 【請求項2】 建具枠の開口面が一方向にほぼ同じ大き
    さに2分割され、一方に断熱性を有する断熱面材が設け
    られ、他方が更に同じ方向に2分割され、この分割され
    たどちらか一方に通風性を有するスクリーン面材が他方
    に透明性を有する面材が設けられ、断熱面材とほぼ同じ
    大きさの断熱性を有する遮蔽戸が建具枠に沿って断熱面
    材の屋内側と、スクリーン面材および透明性を有する面
    材の屋内側との間を移動可能に取り付けられていること
    を特徴とする建具。
JP11252196A 1996-05-07 1996-05-07 建 具 Pending JPH09296660A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101244024B1 (ko) * 2009-11-26 2013-03-14 (주)엘지하우시스 이중 창호
KR101244078B1 (ko) * 2009-11-26 2013-03-18 (주)엘지하우시스 이중 창호

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KR101244024B1 (ko) * 2009-11-26 2013-03-14 (주)엘지하우시스 이중 창호
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