JPH09296607A - 生コン打設用ゴムホースの製造方法及びこれに用いる製造装置 - Google Patents
生コン打設用ゴムホースの製造方法及びこれに用いる製造装置Info
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- JPH09296607A JPH09296607A JP13434996A JP13434996A JPH09296607A JP H09296607 A JPH09296607 A JP H09296607A JP 13434996 A JP13434996 A JP 13434996A JP 13434996 A JP13434996 A JP 13434996A JP H09296607 A JPH09296607 A JP H09296607A
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Abstract
部から生コンを吐出する出口部にかけて肉厚が大から小
へと変化する生コン打設用ゴムホースを高能率で容易に
製造する方法を提供する。 【解決手段】テープ状の内面ゴム層用材料22Aをマン
ドレル36の長手方向に沿ってその外面に且つ長手方向
に部分的にオーバーラップさせつつ巻き付けていく。そ
の際入口部16でオーバーラップ幅が大きく、出口部1
8でオーバーラップ幅が小さくなるように巻付けピッチ
を変化させてオーバーラップ幅を変化させ、以て内面ゴ
ム層成形時にその肉厚を入口部16から出口部18にか
けて大から小へと変化させる。
Description
ホースの製造方法及びこれに用いる製造装置に関する。
ー車で混合した流動状態の生コン(生コンクリート)を
ポンプで移送管を通じて圧送し、そして移送管の先端部
に接続した可撓性の生コン打設用ゴムホースから、移送
した生コンを打設現場に放出するといったことが行われ
ている。
かる圧力は流入側である入口部で高く、吐出側である出
口部で低くなる。またこの圧力の相違に応じてホースに
おける内面ゴム層の摩耗の程度も入口部で大きく、出口
部で小さくなる。
スの場合、内面ゴム層の肉厚がホース全長に亘ってほぼ
均等であったため、出口部では内面ゴム層の肉厚が十分
残っているのに対して、入口部で内面ゴム層が薄くなっ
て、場合により同部で破裂を生じてしまうといった問題
があった。また出口部(先端部)では肉厚が必要以上に
厚いものとなって、その取扱性が悪いといった問題があ
った。
り直接生コンを打設現場に放出するホースの場合(生コ
ン打設用ゴムホースには他に生コン移送路の途中個所に
設けられるものもある)、先端部(出口部)を作業者が
手作業で操作するが、その際に出口部の可撓性が低くて
曲げ難く、また重量も重いために取扱性が悪い問題があ
ったのである。
部にかけて漸次薄くした生コン打設用ゴムホースが提案
されている(実開昭64−24791)。図7はその一
例を示したものであって200は内面ゴム層、202は
外面ゴム層、204は中間の補強層である。ここで補強
層204は、ワイヤから成る層206と、その内外のす
だれコードから成る層208とから成っている。また内
面ゴム層200は、入口部から出口部にかけて肉厚が小
となるように変化している。
厚がホース長手方向に変化したホースを製造するに当た
って用いられる方法は、マンドレルの外周面にホース全
長に亘って内面ゴム層用の材料を一様な厚みで層状に連
続的に巻き付けた上、更にその第一層210の上側(外
側)から同じ材料を層状に巻き付けて第二層212,第
三層214等を積層状に形成し、そしてその積層数をホ
ース長手方向に沿って異ならせることで、肉厚に変化を
持たせるのが一般的な方法である。
の補強布を部分的に厚く積層する場合、ホース全長に亘
って補強布を巻付け作業するとともに、入口部のみ更に
重ねて補強布を巻き付けるといった方法を用いるのが通
例である。
の場合段取り作業のために多大な時間,手間を要し、成
形所要時間が長くなってしまう問題があり、またすだれ
コード等補強布を部分的に重複して巻き付ける場合、マ
ンドレルの進行を停止して補強布の巻終わり作業,巻始
め作業を重ね合せ状態で行わなければならず、連続した
成形ができず、装置稼働率を低下させるとともに成形時
間を長引かせる要因となる。
課題を解決するためになされたものである。而して本願
の発明は、マンドレルの外周面に内面ゴム層用のテープ
状の巻付け材料,補強層用の巻付け材料及び外面ゴム層
用のテープ状の巻付け材料を順次に且つ長手方向に沿っ
てスパイラル状に巻き付けてホース成形した後加硫処理
し、以て内面ゴム層と外面ゴム層とそれらの中間の補強
層とを有し、且つ生コンの流入する入口部において厚さ
寸法が大きく、該生コンを吐出する出口部で厚さ寸法の
小さい生コン打設用ゴムホースを製造するに当たり、前
記巻付け材料を前記マンドレルの長手方向に沿って部分
的にオーバーラップさせつつ巻き付けていくとともに、
前記入口部でオーバーラップ幅が大きく、前記出口部で
オーバーラップ幅が小さくなるように巻付けピッチを変
化させて該オーバーラップ幅を変化させ、以て該入口部
から出口部にかけて厚み寸法を大から小へと変化させる
ことを特徴とする(請求項1)。
記内面ゴム層用のテープ状の巻付け材料を巻き付けるに
当たって前記オーバーラップ幅を変化させることによ
り、該内面ゴム層の肉厚を前記入口部から出口部にかけ
て大から小へと変化させることを特徴とする(請求項
2)。
面に内面ゴム層用のテープ状の巻付け材料,補強層用の
巻付け材料及び外面ゴム層用のテープ状の巻付け材料を
順次に且つ長手方向に沿ってスパイラル状に巻きつけて
ホース成形した後加硫処理し、以て内面ゴム層と外面ゴ
ム層とそれらの中間の補強層とを有し、且つ生コンの流
入する入口部において厚さ寸法が大きく、該生コンを吐
出する出口部で厚さ寸法の小さい生コン打設用ゴムホー
スを製造するに当たり、1本のマンドレルを用いて複数
本の生コン打設用ゴムホースを長手方向に連続した形態
で同時的に成形し、その後各ホースに切断することを特
徴とする(請求項3)。
て、請求項1又は2の製造方法に従い1本のマンドレル
に対して前記入口部でオーバーラップ幅を大きく、前記
出口部でオーバーラップ幅を小さくしつつ複数本の生コ
ン打設用ゴムホースに跨がるように連続して前記巻付け
材料を該マンドレルの長手方向に巻き付けていくこと
で、該1本のマンドレルを用いて複数本の生コン打設用
ゴムホースを連続した形態で同時的に成形することを特
徴とする(請求項4)。
3,4の何れかにおいて、前記補強層がすだれコード等
の補強布から成る層を有するものであって、該補強層を
備えた生コン打設用ゴムホースを製造するに当たり、連
続したテープ状の補強布をスパイラル状に巻き付けてホ
ース全長に亘って連続した補強布から成る層を形成する
ようにし、且つ該補強布として予め部分的に重合された
ものを用いるとともに、該重合部分をホースにおける前
記入口部に位置させて、該入口部の補強度を部分的に高
くしたことを特徴とする(請求項5)。
3,4,5の何れかの製造方法を実施するための製造装
置に係るものであって、(イ)前記マンドレルの送り手
段と、(ロ)該マンドレルの搬送路に沿って配置され、
前記テープ状の内面ゴム層用の巻付け材料を、該マンド
レルの長手方向に沿って外周面にスパイラル状に巻き付
ける内面ゴム材料の巻付け手段と、(ハ)該マンドレル
の搬送路に沿って配置され、前記テープ状の補強布を該
マンドレルの長手方向に沿ってスパイラル状に巻き付け
る補強布の巻付け手段と、(ニ)該マンドレルの搬送路
に沿って配置され、前記テープ状の外面ゴム層用の巻付
け材料を該マンドレルの長手方向に沿ってスパイラル状
に巻き付ける外面ゴム材料の巻付け手段とを有している
ことを特徴とする(請求項6)。
は、内面ゴム層用のテープ状の巻付け材料,補強層用の
巻付け材料,外面ゴム層用のテープ状の巻付け材料等の
巻付け材料を、マンドレルの長手方向に部分的にオーバ
ーラップ(重複)させつつ巻き付けて行き、その際に入
口部でオーバーラップ幅が大きく、出口部でオーバーラ
ップ幅が小さくなるように巻付けピッチ,オーバーラッ
プ幅を変化させて、入口部から出口部にかけて厚み寸法
を大から小へと変化させるもので、本発明によれば、こ
れら巻付け材料を従来とほぼ同様の手法でマンドレルに
沿って巻き付けて行くだけで、ホース長手方向に肉厚が
異なる生ゴム打設用ゴムホースを容易に且つ短時間で製
造することができ、生産能率を飛躍的に高めることがで
きる。
ム層用の巻付け材料,補強層用の巻付け材料,外面ゴム
層用の巻付け材料の何れを巻き付けるに際しても適用可
能である。何れの場合においても生コン打設用ゴムホー
スにおける先端部、即ち出口部における可撓性を高め得
て同部分を曲り易くすることができ、また重量を軽減し
得て取扱性を高めることができる。また併せてホースの
強度を、高い圧力のかかる入口部において強く、また相
対的に圧力の低い出口部において強度を適正な強度とす
ることができる。
状の巻付け材料を巻き付けるに当たって、これをマンド
レルの長手方向に部分的に重複させつつ巻き付けること
で、内面ゴム層の肉厚を入口部から出口部にかけて大か
ら小へと変化させるもので、本発明によれば、容易に内
面ゴム層の肉厚を変化させることができ、生コン打設時
において入口部における内面ゴム層の摩耗の程度と、出
口部における内面ゴム層の摩耗の程度とを均等化させる
ことができ、ホース寿命を効果的に延長することができ
る。
て異なった厚みを有する生コン打設用ゴムホース、即ち
入口部において厚さ寸法が大きく、出口部で厚さ寸法の
小さい生コン打設用ゴムホースを製造するに際して、1
本のマンドレルを用いて複数本の生コン打設用ゴムホー
スを連続した形態で同時的に成形し、そしてその後にお
いて各ホース毎に切断することによって、1本1本の生
コン打設用ゴムホースを得るものである。
るホースは、従来、マンドレル1本について1本のホー
スを製造しているのが実状である。しかるに本発明では
1本のマンドレルを用いて複数本の生コン打設用ゴムホ
ースを同時的に成形するもので、本発明によれば、生コ
ン打設用ゴムホースを高能率で生産することができる。
して巻付け材料をホース入口部で重複幅を大きく、出口
部で重複幅を小さくしつつ複数本のホースに跨るように
して巻付け材料を巻き付けて行くもので、本発明によれ
ば、ホース長手方向に異なった厚みを有する生コン打設
用ゴムホースを、1本のマンドレルを用いて連続的且つ
同時的に容易に複数本成形することができる。
る層を有しており、且つその補強布からなる層が入口部
で部分的に他部よりも多く積層された形態の生コン打設
用ゴムホースの製造方法に係るもので、この種のホース
を製造する場合、通常は前述したように補強布をホース
全長に亘って巻き付けた上で入口部において補強布を部
分的に重ねるように巻き付ける。
て入口部分で補強布の巻終わり作業及び巻始め作業をマ
ンドレルの進行を停止した状態で行わなければならず、
装置稼働率及びホースの生産能率を低下させる要因とな
る。
が重合されたものを巻付け材料として用い、そしてその
重合部分が入口部に位置するようにマンドレル長手方向
に沿って巻き付けて行くもので、連続した巻付け作業が
可能であり、マンドレルの進行を停止させることなく連
続してホース成形を行うことが可能となり、ホース生産
能率を高めることができる。
を設けるとともに、そのマンドレルの搬送路に沿って、
内面ゴム材料の巻付け手段と、補強布の巻付け手段と、
外面ゴム材料の巻付け手段とをマンドレルに沿って具備
させたもので、本発明の装置によれば、マンドレルを前
進移動させつつマンドレルの長手方向に沿ってそれら巻
付け材料を連続的に巻き付けて行くことができ、以て単
数若しくは複数の生コン打設用ゴムホースを機械的に且
つ簡単に成形することができる。
説明する。図1及び図2において、10は先端(図中右
端)から生コンを打設現場に直接放出する生コン打設用
ゴムホースであり、12,14はその一端部内周側及び
外周側にそれぞれ固定された端部金具である。
ンの流入側である入口部16と吐出側である出口部1
8、及びそれらの中間部20とでその断面構造が異なっ
た構造とされている。即ちこの生コン打設用ゴムホース
10は、内面ゴム層22と、外面ゴム層24と、それら
の間の補強層とから成っているとともに、その補強層
は、内周側からすだれコードから成る層26,補強ワイ
ヤから成る層28,再びすだれコードから成る層30及
びモノコードから成る層32の積層構造とされている。
と外周側のすだれコードから成る層30との間には中間
ゴム層34が形成されており、その中間ゴム層34の内
部に補強ワイヤが埋まり込んでいる。
に拡大して示しているように入口部16と出口部18及
び中間部20とで異なった肉厚とされている。また中間
部20及び出口部18においては、内周側の層26が1
層構造であるのに対して、入口部16においては2層構
造とされている。
いては層30が2層構造とされているのに対して、入口
部16においては3層構造とされている。
ス10の製造方法の要部工程を示している。このうち図
3は内面ゴム層22の成形方法を示したもので、図示の
ように本例では、マンドレル36の外周面にテープ状の
内面ゴム層用材料22Aをスパイラル状に巻き付けて行
くことで内面ゴム層22を成形する。
用材料22Aを、マンドレル36の長手方向に部分的に
オーバーラップ(重複)させながら巻き付けて行くとと
もに、入口部16と中間部20及び出口部18とで巻付
けピッチ及び巻付け角度を異ならせ、そのオーバーラッ
プ幅を異ならせることによって、入口部16と中間部2
0及び出口部18とで内面ゴム層22の成形肉厚を段階
的に変化させて行く。
状の内面ゴム層用材料22Aをテープ幅の2/3ずつオ
ーバーラップさせながら巻き付けて行き(C)、また中
間部20においてはテープ幅の1/2ずつオーバーラッ
プさせ(B)、更に出口部18においては実質上オーバ
ーラップ無しで材料22Aをマンドレル36上に巻き付
けて行く(A)。
の内面ゴム層用材料22Aを3重巻にしたのと同じ状態
となり、また中間部20においては2重巻にしたのと同
じ状態に、更に出口部18においては1重巻した状態と
なり、従って内面ゴム層22の厚みは、入口部16が出
口部18のそれに対して3倍の肉厚に、また中間部20
が2倍の肉厚となる。
(図6参照。以下も同図参照のこと),補強ワイヤ28
A,テープ状の中間ゴム層用材料34A,すだれコード
30A,モノコード32Aをマンドレル36の長手方向
に沿って巻き付けて行き、最後にテープ状の外面ゴム層
用材料24Aを巻き付けた上で、その後に加硫処理を行
い、生コン打設用ゴムホース10を製造する。
マンドレル36一本当り3本の生コン打設用ゴムホース
10の成形品10Aを長手方向に連続した形態で同時的
に成形する。このとき、隣接する成形品10Aは互いに
長手方向の向きを逆向きにした形態で成形する。尚、成
形品10Aの各長さlはそれぞれ8m程度であり、従っ
て本例では全体としての長さLが24m程度の成形品を
一挙に連続して成形する。
10における補強層の内周側の層26は、入口部16に
おいてすだれコードの積層数が中間部20及び出口部1
8のそれよりも多くされており、また同様に外周側の層
30においても、入口部16においてすだれコードの積
層数が中間部20及び出口部18のそれよりも多くされ
ている。
れコードの積層数を多くする手法として、図5に示して
いるようなすだれコード26A,30Aを巻き付けて行
く手法を用いる。即ち、予めすだれコード26A,30
Aを部分的に多く重ね合わせておき、そしてその重合部
38を入口部16に位置させるようにしてすだれコード
26A,30Aを巻き付けて行く。
36の進行を停止させることなく、これを連続的に前進
させながら且つすだれコード26A,30Aを連続的に
巻き付けて行くだけで、入口部16においてすだれコー
ドの積層数を多くすることができる。
装置を示したものでこの製造装置は、両端位置にマンド
レル36の送り手段としての送込み装置40と引取り装
置42とを有し、またそれらの間に第1巻付け装置4
4,第2巻付け装置46,第3巻付け装置48,第4巻
付け装置50及び第5巻付け装置52がそれぞれマンド
レル36の搬送路に沿って所定間隔で配置されている。
回転するテーブルと、テーブルの面上に取り付けられた
回転体とを備えており、その回転体にテープ状の材料2
2A,34A,すだれコード26A,30A,補強ワイ
ヤ28A等が巻かれ保持されている。そしてテーブルの
回転に伴ってそれらテープ状の材料22A,34Aやす
だれコード26A,30A,補強ワイヤ28A等が繰り
出されて行く。
面ゴム層用材料22Aの巻付け装置と、中間ゴム層用材
料34Aの巻付け装置とを兼ねており、また第4巻付け
装置50が補強ワイヤ28Aの巻付け装置とモノコード
32Aの巻付け装置とを兼ねている。
46と第3巻付け装置48はすだれコード26A,30
Aを巻き付けるものであり、また第5巻付け装置52は
外面ゴム層用の材料24Aを巻き付けるものである。
尚、54はタイヤ式のガイドである。
ムホース10の成形品10Aを成形する手順を説明す
る。本例では、マンドレル36を2回通すことによって
全体の成形を行う。先ず第1回目(1パス目)におい
て、図6(I)に示しているように第1巻付け装置44
によって内面ゴム層用材料22Aを巻き付け、続いて第
2巻付け装置46,第4巻付け装置50によってすだれ
コード26Aの巻付けと補強ワイヤ28Aの巻付けを行
う。この1パス目では、第3の巻付け装置48及び第5
の巻付け装置52はそれぞれ巻付け動作を行わない。
に示しているようにこの2パス目では、第1巻付け装置
44によって中間ゴム層用材料34Aの巻付けを行う。
また第2巻付け装置46によって外周側の層30におけ
る第1層目のすだれコード30Aの巻付けを行い、続い
て第3巻付け装置48によって第2層目のすだれコード
30Aの巻付けを行う。引き続いて第4巻付け装置50
によってモノコード32Aの巻付けを行い、そして最後
に第5巻付け装置52によって外面ゴム層用材料24A
の巻付けを行う。
だれコード26A及び2パス目の第3巻付け装置48の
すだれコード30Aは、それぞれ図5に示すようなすだ
れコード、即ち部分的に積層数が多くされたすだれコー
ドがセットされており、これら1パス目の第2巻付け装
置46による巻付け及び2パス目の第3巻付け装置48
による巻付けによって、自動的に入口部16におけるす
だれコードの積層数が中間部20及び出口部18におけ
るそれよりも多くなされる。
面ゴム層用材料22A,すだれコード26A,30A,
補強ワイヤ28A,テープ状の外面ゴム層用材料24A
等を従来とほぼ同様の手法でマンドレル36に沿って巻
き付けて行くだけで、長手方向に肉厚が異なる生コン打
設用ゴムホース10を容易に且つ短時間で製造すること
ができ、生産能率を飛躍的に高めることができる。
ス10における先端部、即ち出口部18の可撓性を高め
得て同部分を曲り易くすることができ、また重量を軽減
し得て取扱性を高めることができる。また併せて、生コ
ン打設用ゴムホース10の強度を、高い圧力のかかる入
口部16において強く、また相対的に圧力の低い出口部
18において強度を適正な強度とすることができる。
肉厚を変化させることができ、生コン打設時において入
口部16における内面ゴム層22の摩耗の程度と、出口
部18における内面ゴム層22の摩耗の程度とを均等化
させることができ、生コン打設用ゴムホース10の寿命
を効果的に延長することができる。
36を用いて複数本の生コン打設用ゴムホース10を連
続した形態で同時的に成形し、そしてその後において各
ホース毎に切断することによって1本1本の生コン打設
用ゴムホース10を得るものであるため、生コン打設用
ゴムホース10を高能率で生産することができる。
だれコード26A,30Aを用いて巻付けを行うように
していることから、連続した巻付け作業が可能であり、
マンドレル36を停止させることなく連続してホース成
形を行うことができ、以てホース生産を高能率で行うこ
とができる。
くまで一例示である。例えば本発明は生コンの移送経路
の途中個所に設けられる生コン打設用のゴムホースに適
用することも可能であるし、上例とは異なる断面構造の
生コン打設用ゴムホースに本発明を適用することも可能
である等、本発明はその主旨を逸脱しない範囲において
種々変更を加えた形態・態様で構成・実施することが可
能である。
ゴムホースの断面図である。
図である。
る。
の説明図である。
す図である。
に表す図である。
とその一般的な製造方法の要部工程の説明図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 マンドレルの外周面に内面ゴム層用のテ
ープ状の巻付け材料,補強層用の巻付け材料及び外面ゴ
ム層用のテープ状の巻付け材料を順次に且つ長手方向に
沿ってスパイラル状に巻き付けてホース成形した後加硫
処理し、以て内面ゴム層と外面ゴム層とそれらの中間の
補強層とを有し、且つ生コンの流入する入口部において
厚さ寸法が大きく、該生コンを吐出する出口部で厚さ寸
法の小さい生コン打設用ゴムホースを製造するに当たり
前記巻付け材料を前記マンドレルの長手方向に沿って部
分的にオーバーラップさせつつ巻き付けていくととも
に、前記入口部でオーバーラップ幅が大きく、前記出口
部でオーバーラップ幅が小さくなるように巻付けピッチ
を変化させて該オーバーラップ幅を変化させ、以て該入
口部から出口部にかけて厚み寸法を大から小へと変化さ
せることを特徴とする生コン打設用ゴムホースの製造方
法。 - 【請求項2】 請求項1において、前記内面ゴム層用の
テープ状の巻付け材料を巻き付けるに当たって前記オー
バーラップ幅を変化させることにより、該内面ゴム層の
肉厚を前記入口部から出口部にかけて大から小へと変化
させることを特徴とする生コン打設用ゴムホースの製造
方法。 - 【請求項3】 マンドレルの外周面に内面ゴム層用のテ
ープ状の巻付け材料,補強層用の巻付け材料及び外面ゴ
ム層用のテープ状の巻付け材料を順次に且つ長手方向に
沿ってスパイラル状に巻きつけてホース成形した後加硫
処理し、以て内面ゴム層と外面ゴム層とそれらの中間の
補強層とを有し、且つ生コンの流入する入口部において
厚さ寸法が大きく、該生コンを吐出する出口部で厚さ寸
法の小さい生コン打設用ゴムホースを製造するに当たり
1本のマンドレルを用いて複数本の生コン打設用ゴムホ
ースを長手方向に連続した形態で同時的に成形し、その
後各ホースに切断することを特徴とする生コン打設用ゴ
ムホースの製造方法。 - 【請求項4】 請求項3において、請求項1又は2の製
造方法に従い1本のマンドレルに対して前記入口部でオ
ーバーラップ幅を大きく、前記出口部でオーバーラップ
幅を小さくしつつ複数本の生コン打設用ゴムホースに跨
がるように連続して前記巻付け材料を該マンドレルの長
手方向に巻き付けていくことで、該1本のマンドレルを
用いて複数本の生コン打設用ゴムホースを連続した形態
で同時的に成形することを特徴とする生コン打設用ホー
スの製造方法。 - 【請求項5】 請求項1,2,3,4の何れかにおい
て、前記補強層がすだれコード等の補強布から成る層を
有するものであって、該補強層を備えた生コン打設用ゴ
ムホースを製造するに当たり、連続したテープ状の補強
布をスパイラル状に巻き付けてホース全長に亘って連続
した補強布から成る層を形成するようにし、且つ該補強
布として予め部分的に重合されたものを用いるととも
に、該重合部分をホースにおける前記入口部に位置させ
て、該入口部の補強度を部分的に高くしたことを特徴と
する生コン打設用ゴムホースの製造方法。 - 【請求項6】 請求項1,2,3,4,5の何れかの製
造方法を実施するための製造装置であって (イ)前記マンドレルの送り手段と (ロ)該マンドレルの搬送路に沿って配置され、前記テ
ープ状の内面ゴム層用の巻付け材料を、該マンドレルの
長手方向に沿って外周面にスパイラル状に巻き付ける内
面ゴム材料の巻付け手段と (ハ)該マンドレルの搬送路に沿って配置され、前記テ
ープ状の補強布を該マンドレルの長手方向に沿ってスパ
イラル状に巻き付ける補強布の巻付け手段と (ニ)該マンドレルの搬送路に沿って配置され、前記テ
ープ状の外面ゴム層用の巻付け材料を該マンドレルの長
手方向に沿ってスパイラル状に巻き付ける外面ゴム材料
の巻付け手段と を有していることを特徴とする生コン打設用ゴムホース
の製造装置。
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---|---|---|---|
JP13434996A JP3487076B2 (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 生コン打設用ゴムホースの製造方法及びこれに用いる製造装置 |
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JP13434996A JP3487076B2 (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 生コン打設用ゴムホースの製造方法及びこれに用いる製造装置 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100274798B1 (ko) * | 1998-03-25 | 2000-12-15 | 최병철 | 고강도 고무호스의 제조방법 |
DE102007034067B3 (de) * | 2007-07-20 | 2009-01-08 | Arthur Habermann Gmbh & Co. Kg | Transportbetonwerk mit Polyurethan-Betonschlauch |
JP2010264630A (ja) * | 2009-05-13 | 2010-11-25 | Bridgestone Corp | テープ巻き付け装置、及びテープ巻き付け方法 |
JP2019190535A (ja) * | 2018-04-23 | 2019-10-31 | 住友理工ホーステックス株式会社 | ゴムホース |
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1996
- 1996-04-30 JP JP13434996A patent/JP3487076B2/ja not_active Expired - Fee Related
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