JPH09296579A - 手摺ブラケット - Google Patents

手摺ブラケット

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JPH09296579A
JPH09296579A JP11444596A JP11444596A JPH09296579A JP H09296579 A JPH09296579 A JP H09296579A JP 11444596 A JP11444596 A JP 11444596A JP 11444596 A JP11444596 A JP 11444596A JP H09296579 A JPH09296579 A JP H09296579A
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正行 上手
Yasushi Matsushita
康士 松下
Aiko Endo
愛子 遠藤
Jun Taniguchi
純 谷口
Kenji Ogawa
健治 小川
Teruyuki Nakajo
輝幸 中條
Yoshinori Nakano
義則 中野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラケットカバーの縁が変形したり、寸法誤
差が生じていても、ブラケットカバー同士の合わせ目の
ずれを目立たなくして外観品質を良好に維持することが
できる手摺ブラケットを提供する。 【解決手段】 長尺状の手摺本体(90)を建物躯体(91)に
固定する手摺ブラケット(10)であって、一端側を建物躯
体(91)に固定するとともに他端側を手摺本体(90)に固定
するブラケット本体(20)と、ブラケット本体(20)の表面
を覆うブラケットカバー(40)とを備え、そのブラケット
カバー(40)は、ブラケット本体(20)の表面を複数に分割
した各表面をそれぞれ覆うことによりブラケット本体(2
0)の全表面を覆う複数のブラケットカバー部材(50,50)
とを備え、隣接するブラケットカバー部材(50,50)の端
縁同士の間には、隙間を形成する隙間部(55)を形成して
いることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建物躯体の内部
の階段等に沿って形成される手摺本体を建物躯体に支持
するための手摺ブラケットに関するものである。
【0002】
【先行技術】図13は、従来の手摺ブラケットの外観斜
視図を示すものである。従来の手摺本体400は、木質か
らなり全体形状が略円柱状に形成されている。そして、
その手摺本体400は、金属からなる全体形状が略く字状
の手摺ブラケット410により建物躯体に固定されてい
る。そして、この手摺ブラケット410は手摺本体400の長
手方向の端部に形成されているものである。この手摺ブ
ラケット410は、手摺本体400の下側にねじ430により固
定される手摺支持部420と、建物躯体である壁面470にね
じ450により固定される躯体固定部440と、その躯体固定
部440と手摺支持部420とを連結する連結部460とを備え
ているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の手摺ブラケット410は、手摺本体400の長手方向の端部
が手摺ブラケット410より長手方向に延設されており、
手摺本体400の長手方向端部の端面がむき出しになって
いる。このため、階段を昇降する際に人がこの手摺本体
400の端部に紐等を引っかけるおそれがあり、別途、そ
の端部を削り取ったり、手摺本体400の端部の端面を覆
うカバーを取り付ける等の特別の処置が必要になり大変
手間がかかるという問題点があった。
【0004】また、手摺ブラケット410は、金属からな
る構造材がむき出しの状態であるため、室内の美感の調
和を乱して外観的に劣ることになるという問題点があっ
た。また、手摺ブラケット410の表面に周囲の外観を考
慮してデザインされたブラケットカバーを手摺ブラケッ
ト410の表面を覆うように取り付けようとすると、形状
が複雑なため一体物として形成することは難しく、ブラ
ケットカバーは複数の部材を組み合わせて形成すること
となった。それらの複数のブラケットカバーは、現場施
工において互いに組み合わせて形成しようとすると、ブ
ラケットカバー自身の変形や寸法誤差等によりブラケッ
トカバーの端縁同士の合わせ目が面一に合わずにずれる
場合があった。かかる場合、外観的に見栄えが良くない
ため、そのずれを解消するために一部の削り取り作業を
行うことは容易ではなく、また、大変手間がかかるとい
う問題点があった。
【0005】そこで、請求項1記載の発明は、上記した
従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、ブラケットカバーの縁が
変形したり、寸法誤差が生じていても、ブラケットカバ
ー同士の合わせ目のずれを目立たなくして外観品質を良
好に維持することができる手摺ブラケットを提供しよう
とするものである。
【0006】これに加え、請求項2記載の発明は、ジョ
イント部材により隙間部を埋めるとともに隙間部をデザ
イン上のアクセントとして強調することにより良好な外
観品質を得ることができる手摺ブラケットを提供しよう
とするものである。これに加え、請求項3記載の発明
は、請求項1または請求項2記載の発明を具体的に特定
したもので、手摺本体の長手方向の端部を建物躯体に固
定するエンドブラケットにおいても、良好な外観品質を
得ることができる手摺ブラケットを提供しようとするも
のである。
【0007】これに加え、請求項4記載の発明は、請求
項1または請求項2記載の発明を具体的に特定したもの
で、手摺本体の長手方向の途中を建物躯体に固定する中
間ブラケットにおいても、良好な外観品質を得ることが
できる手摺ブラケットを提供しようとするものである。
これに加え、請求項5記載の発明は、手間をかけずに製
品品質のばらつきが少ないうえに木目模様を呈すること
ができ、外観が良好な手摺ブラケットを提供しようとす
るものである。
【0008】なお、上記の課題を解決する技術を、日本
特許情報機構(JAPIO)の先行技術調査(パトリ
ス)の利用により、以下の検索式で昭和55年以後の特
許出願、実用新案登録出願を調査した。 検索式 : E04F11/18*手摺*ブラケット その結果、特許出願50余件、実用新案登録出願90余
件を抽出した。しかし、この先行技術調査によっては、
本願発明と同一の技術は発見できなかった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものである。請求項1記載の発明は、
長尺状の手摺本体(90)を建物躯体(91)に固定する手摺ブ
ラケット(10)であって、一端側を建物躯体(91)に固定す
るとともに他端側を手摺本体(90)に固定するブラケット
本体(20)と、ブラケット本体(20)の表面を覆うブラケッ
トカバー(40)とを備え、そのブラケットカバー(40)は、
ブラケット本体(20)の表面を複数に分割した各表面をそ
れぞれ覆うことによりブラケット本体(20)の全表面を覆
う複数のブラケットカバー部材(50,50)とを備え、隣接
するブラケットカバー部材(50,50)の端縁同士の間に
は、隙間を形成する隙間部(55)を形成していることを特
徴とする。
【0010】本発明に係る手摺ブラケット(10)は、ブラ
ケットカバー(40)によりブラケット本体(20)の表面を覆
っている。これにより、ブラケット本体(20)の表面を隠
すことができ、手摺ブラケット(10)の外観を良好に維持
することができる。そして、このブラケットカバー(40)
は複数のブラケットカバー部材(50,50)により形成さ
れ、各ブラケットカバー部材(50,50)の端縁同士の間に
は、隙間を形成する隙間部(55)が形成されているため、
端縁同士は離れており、互いに当接することがない。こ
れにより、隣接するブラケットカバー部材(50,50)同士
の端縁同士が寸法誤差等により両者を面一に形成するこ
とができなくても、それを目立たなくすることができ、
良好な外観を得ることができる。
【0011】請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の特徴点に加え、隙間部(55)の間には、弾性材料か
らなるジョイント部材(70)が挿入され、そのジョイント
部材(70)の表面は、ブラケットカバー部材(50,50)の表
面よりも手摺ブラケット(10)の内部側に位置するととも
に外部から見えるように形成されていることを特徴とす
る。
【0012】なお、ここで「弾性材料からなるジョイン
ト部材(70)」の「弾性材料」とは、例えばゴム等をいう
ものである。本発明に係るジョイント部材(70)は、容易
に弾性変形可能な弾性材料から形成されている。このた
め、ブラケットカバー部材(50,50)の端縁同士の幅、す
なわち隙間部(55)の幅間隔が寸法誤差や変形等により場
所によって変化するような状態においても、ジョイント
部材(70)の幅が弾性変形により容易に変形して隙間部(5
5)の全面をジョイント部材(70)により埋めることができ
る。これにより、ジョイント部材(70)が弾性変形し難い
材料から形成される場合よりも、寸法許容誤差を大きく
設定することができるとともに、ジョイント部材(70)と
ブラケットカバー部材(50,50)の端縁との間を開けるこ
となく形成することができて、良好な外観を得ることが
できる。
【0013】また、本発明に係るジョイント部材(70)
は、ブラケットカバー部材(50)の表面よりも手摺ブラケ
ット(10)の内部側に位置しているため、ジョイント部材
(70)がブラケットカバー部材(50)の表面から突出するこ
とがない。これにより、ジョイント部材(70)が手摺ブラ
ケット(10)を握った手に引っかかって隙間部(55)からめ
くれて外れることを抑えることができる。また、隙間部
(55)がブラケットカバー部材(50)の表面より引っ込んで
いるため、手摺ブラケット(10)の表面を手で握った際
に、手がその隙間部(55)に食い込み、グリップ力を増加
させることができ、確実に握ることができる。
【0014】本発明に係る手摺ブラケット(10)は、その
隙間部(55)の間に外部から見えるようにジョイント部材
(70)が挿入されているため、ブラケットカバー部材(50,
50)同士の間を強調して見せることができる。これによ
り、その隙間部(55)を手摺ブラケット(10)の外観デザイ
ン上のアクセントとして利用することができ、良好な外
観品質を得ることができる。
【0015】請求項3記載の発明は、上記した請求項1
または請求項2記載の特徴点に加え、手摺ブラケット(1
0)は、手摺本体(90)の長手方向の端部に形成されるエン
ドブラケット(11)であって、ブラケット本体(20)は、手
摺本体(90)の長手方向の端部の反手摺本体(90)側に位置
して手摺本体(90)の長手方向の端面を覆って支持する端
面支持部(21)と、その端面支持部(21)の手摺本体(90)側
に延設されて手摺本体(90)の長手方向端部の建物躯体(9
1)側に位置する躯体支持部(22)とを備え、ブラケットカ
バー(40)は、端面支持部(21)の表面を覆う端面側ブラケ
ットカバー部材(51)と、躯体支持部(22)の表面を覆う躯
体側ブラケットカバー部材(52)とを備え、隙間部(55)
は、端面側ブラケットカバー部材(51)の端縁と躯体側ブ
ラケットカバー部材(52)の端縁との間に形成されている
ことを特徴とする。
【0016】本発明に係る手摺ブラケット(10)はエンド
ブラケット(11)であって、端面側ブラケットカバー部材
(51)により端面支持部(21)の表面を覆い、躯体側ブラケ
ットカバー部材(52)により躯体支持部(22)の表面を覆っ
ている。これにより、ブラケット本体(20)の表面を隠す
ことができ、手摺ブラケット(10)の外観を良好に維持す
ることができる。そして、端面側ブラケットカバー部材
(51)の端縁と躯体側ブラケットカバー部材(52)の端縁と
の間には、隙間を形成する隙間部(55)が形成されている
ため、端縁同士は離れており、互いに当接することがな
い。これにより、隣接する端面側ブラケットカバー部材
(51)と躯体側ブラケットカバー部材(52)との端縁同士が
寸法誤差等により変形していて、両者を面一に形成する
ことができなくても、それを目立たなくすることがで
き、良好な外観を得ることができる。
【0017】請求項4記載の発明は、上記した請求項1
または請求項2記載の特徴点に加え、手摺ブラケット(1
0)は、手摺本体(90)の長手方向の途中に形成される中間
ブラケット(12)であって、ブラケット本体(20)は、建物
躯体(91)に固定される躯体固定部(23)と、その躯体固定
部(23)から手摺本体(90)側に向かって延設されて手摺本
体(90)に固定される手摺固定部(24)とを備え、ブラケッ
トカバー(40)は、躯体固定部(23)の一方側の表面を覆う
一方側ブラケットカバー部材(53)と、手摺本体(90)の他
方側の表面を覆う他方側ブラケットカバー部材(54)とを
備え、隙間部(55)は、一方側ブラケットカバー部材(53)
の端縁と他方側ブラケットカバー部材(54)の端縁との間
に形成されていることを特徴とする。
【0018】なお、ここで「躯体固定部(23)の一方側の
表面」とは、躯体固定部(23)のいずれかの方向に面する
躯体固定部(23)の表面を意味するもので、その方向は特
に限定されるものではない。また、「躯体固定部(23)の
他方側の表面」とは、躯体固定部(23)の表面のうち一方
側の表面を除くものを意味する。すなわち、躯体固定部
(23)の一方側の反対側に面する躯体固定部(23)の表面を
意味するものである。
【0019】本発明に係る手摺ブラケット(10)は中間ブ
ラケット(12)であって、躯体固定部(23)の一方側の表面
を一方側ブラケットカバー部材(53)により覆い、躯体固
定部(23)の他方側の表面を他方側ブラケットカバー部材
(54)により覆っている。これにより、躯体固定部(23)の
表面を隠すことができ、手摺ブラケット(10)の外観を良
好に維持することができる。そして、一方側ブラケット
カバー部材(53)の端縁と他方側ブラケットカバー部材(5
4)の端縁との間には、隙間を形成する隙間部(55)が形成
されているため、端縁同士は離れており、互いに当接す
ることがない。
【0020】これにより、隣接する一方側ブラケットカ
バー部材(53)と他方側ブラケットカバー部材(54)との端
縁同士が寸法誤差等により変形していて、両者を面一に
形成することができなくても、それを目立たなくするこ
とができ、良好な外観を得ることができる。請求項5記
載の発明は、上記した請求項1、請求項2、請求項3ま
たは請求項4記載の特徴点に加え、ブラケットカバー(4
0)は、セルロース系材料の微粉末の表面にこの微粉末よ
りも小径で、かつ硬い微粉末を担持させて作成した粉体
を混合した樹脂を着色成形することによって木目模様を
呈するように形成したことを特徴とする。
【0021】ここで、「ブラケットカバー(40)」は、上
述したような材質からなるため、外部から見える手摺ブ
ラケット(10)の表面に木目模様を出すことができる。ま
た、木質材料では原料となる天然木材の違いや、含有水
分の違い等による品質のバラツキが発生するが上述した
ような材質からなる手摺ブラケット(10)ではそのような
ことがなく、製品のバラツキを抑えることができる。す
なわち、上述した材料を用いて成型した成型品は、複雑
な断面形状をなしていても木目模様を呈するので、段
板、蹴込板等に木質材を使用した階段に沿って形成され
る手摺ブラケット(10)に用いるのに適している。換言す
れば、天然の木材を切削加工したのでは手間がかかるよ
うな断面形状の部材であっても、木目模様を呈する成型
品として提供することができる。
【0022】そして、「粉体を混合した樹脂」からなる
ため、通常の木質材料よりも水分を吸収し難く、仮に水
分が付着しても水分を拭き取れば済み、メンテナンスを
容易にすることができるものである。すなわち、手垢等
の汚れがこの手摺ブラケット(10)の表面に付着しても濡
れ雑巾で掃除することができ、汚れを除去した後、水分
をふき取れば良いものである。これにより、外観上は木
目模様を呈することができて木製品と同様の外観を形成
することができるが、耐水性に関しては木製品と比較し
てはるかに水に強い手摺ブラケット(10)を提供できるも
のである。
【0023】また、ここで「セルロース系材料」とは天
然木材のほか、おがくず等を含む。また、「樹脂」と
は、硬質樹脂、軟質樹脂を含み、例えば塩化ビニル樹
脂、発泡塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロ
ピレン樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、ポリウレ
タン樹脂、ABS樹脂、ポリスチレン樹脂等である。ま
た、「微粉末よりも小径でかつ固い微粉末」とは、酸化
チタン、フェライト、アルミニウム、ニッケル、銀等の
金属微粉末、あるいはセラミック、炭酸カルシウム等の
非金属微粉末をいうものである。
【0024】また、「樹脂を着色」する材料とは、有色
顔料であり、例えば酸化鉄、カドミウムイエロー、カー
ボンブラック等の無機顔料である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて、更に詳しく説明する。図1乃至図7は、本
発明の第1の実施の形態を示すものであり、図1は手摺
ブラケットの分解斜視図、図2は手摺ブラケットの平面
図、図3はブラケット本体の外観斜視図、図4はブラケ
ット本体の正面図、図5はブラケット本体の平面図、図
6は端面側ブラケットカバー部材の外観斜視図、図7は
躯体側ブラケットカバー部材の外観斜視図をそれぞれ示
す。
【0026】まず、本実施の形態の構成について説明す
る。本実施の形態に係る手摺ブラケット10は、建物の階
段等に壁面に沿って形成される長尺状の手摺本体90を建
物躯体91に固定するものであって、手摺本体90の長手方
向の端部に形成されるエンドブラケット11である。その
エンドブラケット11は、アルミ金属からなり全体形状が
略円錐状のものの一部を切り欠いたようなものであって
一端側を建物躯体91に固定するとともに他端側を手摺本
体90に固定するブラケット本体20と、ブラケット本体20
の表面を覆うブラケットカバー40とを備えている。
【0027】前記ブラケット本体20は、手摺本体90の長
手方向の端部の反手摺本体90側に位置して手摺本体90の
長手方向の端面を覆って支持する端面支持部21と、その
端面支持部21の手摺本体90側に延設されて手摺本体90の
長手方向端部の建物躯体91側に位置する躯体支持部22と
を備えている。そして、端面支持部21の上部には、手摺
本体90の端部を固定するための十字状の手摺本体固定孔
27が形成されている。
【0028】前記ブラケットカバー40は、ブラケット本
体20の表面を複数に分割した各表面をそれぞれ覆うこと
によりブラケット本体20の全表面を覆う複数のブラケッ
トカバー部材50,50とを備えている。具体的には、ブラ
ケットカバー40は、端面支持部21の表面を覆う端面側ブ
ラケットカバー部材51と、躯体支持部22の表面を覆う躯
体側ブラケットカバー部材52とを備えている。
【0029】そして、隣接するブラケットカバー部材5
0,50の端縁同士の間には、隙間を形成する隙間部55(図
2)を形成している。すなわち、隙間部55は、端面側ブ
ラケットカバー部材51の端縁と躯体側ブラケットカバー
部材52の端縁との間の隙間により形成されているもので
ある。そして、隙間部55の間には、ゴムからなる弾性材
料から形成されたジョイント部材70が挿入され、そのジ
ョイント部材70の室外側の表面は、ブラケットカバー部
材50,50の表面よりも手摺ブラケット10の内部側に位置
するとともに外部から見えるように形成されている。
【0030】また、ブラケット本体20は、その表面にブ
ラケットカバー40を取り付けるためのブラケットカバー
40の表面から内部に向かって凹状に凹んだ被係合手段30
を備えており、ブラケットカバー40は、ブラケットカバ
ー40の内面側においてブラケット本体20側に向かって突
出してブラケット本体20の被係合手段30に係合するため
の係合手段60を備えている。具体的には、ブラケット本
体20の被係合手段30は、端面支持部21の外側表面に形成
される端面側被係合手段31と、躯体支持部22の外側表面
に形成される躯体側被係合手段32とを備えている。ま
た、ブラケットカバー40の係合手段60は、端面側ブラケ
ットカバー部材51の内面側に形成される端面側係合手段
61と、躯体側ブラケットカバー部材52の内面側に形成さ
れる躯体側係合手段62とを備えている。
【0031】更に、具体的には、端面支持部21の端面側
被係合手段31は、端面支持部21の下側(図3)に位置す
る端面側下凹部33と、端面支持部21の高さ方向のほぼ中
間に位置する溝状の端面側中間凹部34と、端面支持部21
の上面中央に位置する端面側上凹部35とを備えている。
そして、躯体支持部22の躯体側被係合手段32は、前記端
面側下凹部33に隣接するとともに躯体支持部22の下側
(図3)に位置する躯体側下凹部36と、躯体支持部22の
上面に位置する細長溝状の躯体側凹状溝部37とを備えて
いる。なお、前記端面側下凹部33とそれに隣接する躯体
側下凹部33とは、図3上ではブラケット本体20に隠れて
見えないが、ブラケット本体20を180度回転した反対
側にも同様の位置に同様の形状のものが形成されている
ものである。
【0032】一方、端面側ブラケットカバー部材51の端
面側係合手段61は、端面側ブラケットカバー部材51の内
面側の下部に位置して端面支持部21の端面側下凹部33に
係合する端面側下凸部63と、端面側ブラケットカバー部
材51の内面側の高さ方向のほぼ中間に位置して端面支持
部21の端面側中間凹部34に係合する端面側中間凸部64
と、端面側ブラケットカバー部材51の上部の内面側に位
置して端面支持部21の端面側上凹部35に係合する端面側
上凸部65とを備えている。そして、躯体側ブラケットカ
バー部材52の躯体側係合手段62は、躯体側ブラケットカ
バー部材52の内面側の下部(図7)に位置して躯体側下
凹部36に係合する躯体側下凸部66と、躯体側ブラケット
カバー部材52の上端端縁からブラケット本体20側に延設
されて躯体支持部22の躯体側凹状溝部37に係合する縦断
面形状がほぼL字状の躯体側L状爪部67とを備えてい
る。さらに、端面側ブラケットカバー部材51及び躯体側
ブラケットカバー部材52のそれぞれ内面側のほぼ中央に
は、縦方向に連続するとともにブラケット本体20側に向
かって突出してブラケット本体20と当接する当接片68が
形成されている。
【0033】そして、ブラケット本体20は、その端面支
持部21側の下面左右に2個、ほぼ垂直方向に表裏に貫通
してねじを介してブラケット本体20を建物躯体91に固定
するための端面側ねじ孔25,25と、躯体支持部22の下面
左右に2個、鉛直方向から僅かに傾斜して表裏に貫通し
てねじを介してブラケット本体20を建物躯体91に固定す
るための躯体側ねじ孔26,26とを備えている。そして、
端面側ねじ孔25,25の上部には、ねじを操作するドライ
バーを差し込むための溝状の端面側ドライバー差し込み
溝28、28が形成され、同様に躯体側ねじ孔26,26の上部
には、ねじを操作するドライバーを差し込むための溝状
の躯体側ドライバー差し込み溝29,29が形成されてい
る。なお、躯体側ねじ孔26及び躯体側ドライバー差し込
み溝29の方向が鉛直方向から僅かに傾斜するように形成
されているのは、躯体支持部22の上方に手摺本体90を固
定した後にねじを操作する場合、手摺本体90に邪魔され
ずにドライバーの操作をすることができるように形成し
たものである。それに加えて、斜めにねじを建物躯体91
にねじ込むことにより、建物躯体91から手摺ブラケット
10を引き離す力に対して抵抗力を増して、手摺ブラケッ
ト10の固定強度を増加させることができるものである。
【0034】また、ブラケットカバー40は、セルロース
系材料の微粉末の表面に、この微粉末よりも小径でかつ
固い微粉末を担持させて形成した粉体を混合した樹脂を
着色成形することによって木目模様を呈するように形成
されている。もちろん、ブラケットカバー40は上述した
材料に限定されるものではなく、通常の成形に使用可能
な樹脂等を使用しても良いものである。
【0035】次に、本実施の形態の作用及び効果につい
て説明する。本実施の形態に係る手摺ブラケット10はエ
ンドブラケット11であって、端面側ブラケットカバー部
材51により端面支持部21の表面を覆い、躯体側ブラケッ
トカバー部材52により躯体固定部23の表面を覆ってい
る。これにより、ブラケット本体20の表面を隠すことが
でき、手摺ブラケット10の外観を良好に維持することが
できる。そして、端面側ブラケットカバー部材51の端縁
と躯体側ブラケットカバー部材52の端縁との間には、隙
間を形成する隙間部55が形成されているため、端縁同士
は離れており、互いに当接することがない。これによ
り、隣接する端面側ブラケットカバー部材51と躯体側ブ
ラケットカバー部材52との端縁同士が寸法誤差等により
変形していて、両者を面一に形成することができなくて
も、それを目立たなくすることができ、良好な外観を得
ることができる。
【0036】本実施の形態におけるジョイント部材70
は、容易に弾性変形可能な弾性材料から形成されてい
る。このため、ブラケットカバー部材50,50の端縁同士
の幅、すなわち隙間部55の幅間隔が寸法誤差や変形等に
より場所によって変化するような状態においても、ジョ
イント部材70の幅が弾性変形により容易に変形して隙間
部55の全面をジョイント部材70により埋めることができ
る。これにより、ジョイント部材70が弾性変形し難い材
料から形成される場合よりも、寸法許容誤差を大きく設
定することができるとともに、ジョイント部材70とブラ
ケットカバー部材50,50の端縁との間を開けることなく
形成することができて、良好な外観を得ることができ
る。
【0037】また、ジョイント部材70は、ブラケットカ
バー部材50の表面よりも手摺ブラケット10の内部側に位
置しているため、ジョイント部材70がブラケットカバー
部材50の表面から突出することがない。これにより、ジ
ョイント部材70が手摺ブラケット10を握った手に引っか
かって隙間部55からめくれて外れることを抑えることが
できる。また、隙間部55がブラケットカバー部材50の表
面より引っ込んでいるため、手摺ブラケット10の表面を
手で握った際に、手がその隙間部55に食い込み、手で握
るグリップ力を増加させることができ、確実に握ること
ができる。
【0038】そして、手摺ブラケット10は、その隙間部
55の間に外部から見えるようにジョイント部材70が挿入
されているため、ブラケットカバー部材50,50同士の間
を強調して見せることができる。これにより、その隙間
部55を手摺ブラケット10の外観デザイン上のアクセント
として利用することができ、良好な外観品質を得ること
ができる。
【0039】また、本実施の形態において、ブラケット
カバー40をセルロース系材料の微粉末の表面に、この微
粉末よりも小径でかつ固い微粉末を担持させて形成した
粉体を混合した樹脂を着色成形することによって木目模
様を呈するように形成したので、外部から見える部材に
木目模様を出すことができる。そして、木質材料では原
料となる天然木材の違いや、含有水分の違い等による品
質のバラツキが発生するが上述したような材質からなる
ブラケットカバー40ではそのようなことがなく、製品の
バラツキを抑えることができる。
【0040】また、木質材料のように、部品を形成する
のに削り出しにより形成する必要がなく、押出成形によ
り形成することができるため、部品形成を容易にするこ
とができる。また、ここで「ブラケットカバー40」は、
「粉体を混合した樹脂」を成形することにより形成され
るものである。このため、天然木材からの削り出しにお
けるような原料の無駄を生じることがない。
【0041】次に、第2の実施の形態について説明す
る。図8乃至図12は、本発明の第2の実施の形態を示
すものであり、図8は手摺ブラケットの分解斜視図、図
9は手摺ブラケットの平面図、図10はブラケット本体
の外観斜視図、図11はブラケット本体の正面図、図1
2はブラケットカバー部材の外観斜視図をそれぞれ示
す。
【0042】まず、本実施の形態の構成について説明す
る。本実施の形態に係る手摺ブラケット10は、建物の階
段等に壁面に沿って形成される長尺状の手摺本体90を建
物躯体91に固定するものであって、手摺本体90の長手方
向の途中に形成される中間ブラケット12である。その中
間ブラケット12は、下側(図8)を建物躯体91に固定す
るとともに上側を手摺本体90に固定するブラケット本体
20と、そのブラケット本体20の表面を覆うブラケットカ
バー40とを備えている。
【0043】前記ブラケット本体20は、建物躯体91に固
定される略円柱状の躯体固定部23と、その躯体固定部23
の上面から手摺本体90側に向かって延設されて手摺本体
90に固定される四角板状の手摺固定部24とを備えてい
る。そして、ブラケット本体20の躯体固定部23は、その
周囲を120度間隔で3個に分割した位置に3カ所、躯
体固定部23を建物躯体91にねじを介して固定するための
ねじ孔82が形成されている。そのねじ孔82の上方には、
ねじ孔82に通すねじの操作用のドライバーを通すために
躯体固定部23の表面に溝状に形成されたドライバー差し
込み溝81が形成されている。このねじ孔82及びドライバ
ー差し込み溝81は、手摺固定部24に手摺本体90を固定し
た後にねじ孔82のねじをドライバーにより操作する際、
手摺本体90にドライバーがぶつからないように鉛直方向
から僅かに斜めに傾斜する方向に形成されている。そし
て、躯体固定部23は、その周囲を180度間隔で2個に
分割した位置に2カ所それぞれに上下(図10)方向に
連続する2本の溝状の被係合手段83が形成されている。
【0044】前記ブラケットカバー40は、ブラケット本
体20の表面を2つに分割した各表面をそれぞれ覆うこと
によりブラケット本体20の全表面を覆う2個のブラケッ
トカバー部材50を備えている。具体的には、ブラケット
カバー部材50は、横断面形状が(図12)がほぼ半円状
であって、躯体固定部23の一方側の表面を覆う一方側ブ
ラケットカバー部材53と、その一方側ブラケットカバー
部材53と同一形状であって手摺本体90の他方側の表面を
覆う他方側ブラケットカバー部材54とを備えている。そ
して、この一方側ブラケットカバー部材53及び他方側ブ
ラケットカバー部材54は、その半円状の端縁からブラケ
ット本体20側に延びて前記被係合手段83に係合する係合
手段84が形成されている。そして、一方側ブラケットカ
バー部材53及び他方側ブラケットカバー部材54のそれぞ
れ内面側のほぼ中央には、縦方向に連続するとともにブ
ラケット本体20側に向かって突出してブラケット本体20
と当接する当接片85が形成されている。
【0045】そして、ブラケットカバー部材50の端縁同
士の間には、第1の実施の形態と同様に、隙間を形成す
る隙間部55(図9)が形成されている。すなわち、隙間
部55は、一方側ブラケットカバー部材53の端縁と他方側
ブラケットカバー部材54の端縁との間の隙間から形成さ
れているものである。そして、隙間部55の間には、第1
の実施の形態と同様にゴムからなる弾性材料のジョイン
ト部材70が挿入され、そのジョイント部材70の表面は、
ブラケットカバー部材50,50の表面よりも手摺ブラケッ
ト10の内部側に位置するとともに外部から見えるように
形成されている。
【0046】また、ブラケットカバー部材50は、第1の
実施の形態と同様の材質から形成されているものであ
る。次に、本実施の形態の作用及び効果について説明す
る。本実施の形態に係る手摺ブラケット10は中間ブラケ
ット12であって、躯体固定部23の一方側の表面を一方側
ブラケットカバー部材53により覆い、躯体固定部23の他
方側の表面を他方側ブラケットカバー部材54により覆っ
ている。これにより、躯体固定部23の表面を隠すことが
でき、手摺ブラケット10の外観を良好に維持することが
できる。そして、一方側ブラケットカバー部材53の端縁
と他方側ブラケットカバー部材54の端縁との間には、隙
間を形成する隙間部55が形成されているため、端縁同士
は離れており、互いに当接することがない。これによ
り、隣接する一方側ブラケットカバー部材53と他方側ブ
ラケットカバー部材54との端縁同士が寸法誤差等により
変形していて、両者を面一に形成することができなくて
も、それを目立たなくすることができ、良好な外観を得
ることができる。その他の作用及び効果は、第1の実施
の形態と略同様である。
【0047】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の発明によれば、ブラケットカバーの縁が変形した
り、寸法誤差が生じていても、ブラケットカバー同士の
合わせ目のずれを目立たなくして外観品質を良好に維持
することができる手摺ブラケットを提供することができ
る。
【0048】請求項2記載の発明によれば、ジョイント
部材により隙間部を埋めるとともに隙間部をデザイン上
のアクセントとして強調することにより良好な外観品質
を得ることができる手摺ブラケットを提供することがで
きる。請求項3記載の発明によれば、手摺本体の長手方
向の端部を建物躯体に固定するエンドブラケットにおい
ても、良好な外観品質を得ることができる手摺ブラケッ
トを提供することができる。
【0049】請求項4記載の発明によれば、手摺本体の
長手方向の途中を建物躯体に固定する中間ブラケットに
おいても、良好な外観品質を得ることができる手摺ブラ
ケットを提供することができる。請求項5記載の発明
は、手間をかけずに製品品質のばらつきが少ないうえに
木目模様を呈することができ、外観が良好な手摺ブラケ
ットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態であって、手摺ブラ
ケットを示す分解斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態であって、手摺ブラ
ケットを示す平面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態であって、手摺ブラ
ケットを示す平面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態であって、ブラケッ
ト本体を示す正面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態であって、ブラケッ
ト本体を示す平面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態であって、端面側ブ
ラケットカバー部材を示す外観斜視図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態であって、躯体側ブ
ラケットカバー部材を示す外観斜視図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態であって、手摺ブラ
ケットを示す分解斜視図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態であって、手摺ブラ
ケットを示す平面図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態であって、ブラケ
ット本体を示す外観斜視図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態であって、ブラケ
ット本体を示す正面図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態であって、ブラケ
ットカバー部材を示す外観斜視図である。
【図13】従来の手摺ブラケットを示す外観斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 手摺ブラケット 11 エンドブラケ
ット 12 中間ブラケット 20 ブラケット本
体 21 端面支持部 22 躯体支持部 23 躯体固定部 24 手摺固定部 25 端面側ねじ孔 26 躯体側ねじ孔 27 手摺本体固定孔 28 端面側ドライ
バー差し込み溝 29 躯体側ドライバー差し込み溝 30 被係合手段 31 端面側被係合手段 32 躯体側被係合
手段 33 端面側下凹部 34 端面側中間凹
部 35 端面側上凹部 36 躯体側下凹部 37 躯体側凹状溝部 40 ブラケットカ
バー 50 ブラケットカバー部材 51 端面側ブラケ
ットカバー部材 52 躯体側ブラケットカバー部材 53 一方側ブラケ
ットカバー部材 54 他方側ブラケットカバー部材 55 隙間部 60 係合手段 61 端面側係合手
段 62 躯体側係合手段 63 端面側下凸部 64 端面側中間凸部 65 端面側上凸部 66 躯体側下凸部 67 躯体側L状爪
部 68 当接片 70 ジョイント部
材 81 ドライバー差し込み溝 82 ねじ孔 83 被係合手段 84 係合手段 85 当接片 90 手摺本体 91 建物躯体 400 手摺本体 410 手摺ブラケッ
ト 420 手摺支持部 430 ねじ 440 躯体固定部 460 連結部 470 壁面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 純 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内 (72)発明者 小川 健治 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内 (72)発明者 中條 輝幸 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内 (72)発明者 中野 義則 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状の手摺本体を建物躯体に固定する
    手摺ブラケットであって、 一端側を建物躯体に固定するとともに他端側を手摺本体
    に固定するブラケット本体と、ブラケット本体の表面を
    覆うブラケットカバーとを備え、 そのブラケットカバーは、ブラケット本体の表面を複数
    に分割した各表面をそれぞれ覆うことによりブラケット
    本体の全表面を覆う複数のブラケットカバー部材とを備
    え、 隣接するブラケットカバー部材の端縁同士の間には、隙
    間を形成する隙間部を形成していることを特徴とする手
    摺ブラケット。
  2. 【請求項2】 隙間部の間には、弾性材料からなるジョ
    イント部材が挿入され、 そのジョイント部材の表面は、ブラケットカバー部材の
    表面よりも手摺ブラケットの内部側に位置するとともに
    外部から見えるように形成されていることを特徴とする
    請求項1記載の手摺ブラケット。
  3. 【請求項3】 手摺ブラケットは、手摺本体の長手方向
    の端部に形成されるエンドブラケットであって、 ブラケット本体は、手摺本体の長手方向の端部の反手摺
    本体側に位置して手摺本体の長手方向の端面を覆って支
    持する端面支持部と、その端面支持部の手摺本体側に延
    設されて手摺本体の長手方向端部の建物躯体側に位置す
    る躯体支持部とを備え、 ブラケットカバーは、端面支持部の表面を覆う端面側ブ
    ラケットカバー部材と、躯体支持部の表面を覆う躯体側
    ブラケットカバー部材とを備え、 隙間部は、端面側ブラケットカバー部材の端縁と躯体側
    ブラケットカバー部材の端縁との間に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の手摺ブラ
    ケット。
  4. 【請求項4】 手摺ブラケットは、手摺本体の長手方向
    の途中に形成される中間ブラケットであって、 ブラケット本体は、建物躯体に固定される躯体固定部
    と、その躯体固定部から手摺本体側に向かって延設され
    て手摺本体に固定される手摺固定部とを備え、 ブラケットカバーは、躯体固定部の一方側の表面を覆う
    一方側ブラケットカバー部材と、手摺本体の他方側の表
    面を覆う他方側ブラケットカバー部材とを備え、 隙間
    部は、一方側ブラケットカバー部材の端縁と他方側ブラ
    ケットカバー部材の端縁との間に形成されていることを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の手摺ブラケッ
    ト。
  5. 【請求項5】 ブラケットカバーは、セルロース系材料
    の微粉末の表面にこの微粉末よりも小径で、かつ硬い微
    粉末を担持させて作成した粉体を混合した樹脂を着色成
    形することによって木目模様を呈するように形成したこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3または請
    求項4記載の手摺ブラケット。
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