JPH09295661A - 車両用ウォッシャタンク構造 - Google Patents

車両用ウォッシャタンク構造

Info

Publication number
JPH09295661A
JPH09295661A JP8132803A JP13280396A JPH09295661A JP H09295661 A JPH09295661 A JP H09295661A JP 8132803 A JP8132803 A JP 8132803A JP 13280396 A JP13280396 A JP 13280396A JP H09295661 A JPH09295661 A JP H09295661A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide ring
tank
protrusion
tank cap
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8132803A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Kobayashi
哲也 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP8132803A priority Critical patent/JPH09295661A/ja
Publication of JPH09295661A publication Critical patent/JPH09295661A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、タンクキャップのオーバフローパ
イプの吹き出し方向を一定方向に決定させ、オーバフロ
ーの吹き出しによる他の部品への悪影響を確実に防止で
きるとともに、ガイドリングが回転方向にずれる惧れが
全くなく、しかも第1、第2突起によってガイドリング
の上下及び回転方向の位置決めを確実に行い、タンクキ
ャップの取付作業性を向上し得ることを目的としてい
る。 【構成】 このため、車両用ウォッシャタンク構造にお
いて、タンクキャップにオーバフローパイプを一体的に
形成し、ガイドリングの上下方向の位置決めを果たす第
1突起をリザーブタンクのタンクキャップ取付箇所近傍
の外周部位に設け、外周部位にガイドリングの回転方向
の位置決めを果たす第2突起を設けるとともにガイドリ
ングの内周部位に第2突起形状に合致すべく凹部を設け
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車両用ウォッシャ
タンク構造に係り、特にタンクキャップのオーバフロー
パイプの吹き出し方向を一定方向に決定させ、オーバフ
ローの吹き出しによる他の部品への悪影響を確実に防止
できるとともに、ガイドリングが回転方向にずれる惧れ
が全くなく、しかも第1、第2突起によってガイドリン
グの上下及び回転方向の位置決めを確実に行い、タンク
キャップの取付作業性を向上し得る車両用ウォッシャタ
ンク構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両においては、エンジンルーム内にエ
ンジンを搭載するとともに、このエンジンを冷却するた
めのエンジン冷却系統やバッテリ、A/C(エアコン)
コンデンサ等の電装品も多数搭載されている。
【0003】前記車両用ウォッシャタンク構造として
は、実開昭59−121364号公報に開示されるもの
がある。この公報に開示されるウォッシャータンク等の
キャップ取付構造は、キャップ本体と、キャップ本体に
連結されてタンクのネックに嵌合するリングと、キャッ
プ本体の上方に設けられた開蓋用の取手を有するキャッ
プであって、取手の凸部をキャップの中心から偏らせて
キャップ本体とリングの連結部の反対側に形成するとと
もに、リングにネック上での回転を規制する係合部を設
ける一方、ネック側にもこの係合を受ける部分を形成し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の車両
用ウォッシャタンク構造においては、図8に示す如く、
リザーブタンク120にタンクキャップ124を装着す
る際に、連結腕部126で連結されるガイドリング12
8をリザーブタンク120の筒状部122に嵌着し、次
いでリザーブタンク120の筒状部122端部にタンク
キャップ124を装着している。
【0005】そしてこのとき、前記ガイドリング128
の内周部位には、図9に示す如く、ガイドリング128
の取付性を向上させるために、切り込み140が形成さ
れている。
【0006】また、前記タンクキャップ124には、オ
ーバフローパイプ130が設けられている。
【0007】しかし、前記タンクキャップにおいて、冷
却水のオーバフロー時のオーバフローパイプからの吹き
出し方向は、書類上の取付指示はあるものの、実際には
タンクキャップの取付作業者の感覚的な判断で決定され
ている。
【0008】この結果、オーバフローパイプの吹き出し
方向が不確実となり、設計者の意図しない方向に冷却水
が吹き出される可能性が生じ、他の部品に悪影響を及ぼ
す惧れがあり、改善が臨まれていた。
【0009】また、前記タンクキャップが回転可能に装
着されていることにより、何らかの外力によってタンク
キャップが回転してしまうと、正しいタンクキャップの
取付位置が解らなくなり、オーバフローパイプからの吹
き出し方向が変化し、実用上不利であるという不都合が
ある。
【0010】更に、タンクキャップの取付作業者が、オ
ーバフローパイプからの吹き出し方向に気を配りながら
作業をする必要があることにより、タンクキャップの位
置決め作業性が悪いという不都合がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、車両のエンジンルーム内の
電装品近傍に配設されるリザーブタンクを設け、このリ
ザーブタンクにタンクキャップを配設するとともに、タ
ンクキャップにオーバフローパイプとガイドリングとを
設けた車両用ウォッシャタンク構造において、前記タン
クキャップにオーバフローパイプを一体的に形成し、前
記ガイドリングの上下方向の位置決めを果たす第1突起
を前記リザーブタンクのタンクキャップ取付箇所近傍の
外周部位に設け、この外周部位に前記ガイドリングの回
転方向の位置決めを果たす第2突起を設けるとともに前
記ガイドリングの内周部位には第2突起形状に合致すべ
く凹部を設けたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明は上述の如く発明したこ
とにより、前記リザーブタンクにタンクキャップを装着
する際には、リザーブタンクのタンクキャップ取付箇所
近傍の外周部位にガイドリングを嵌着し、第1突起によ
ってガイドリングの上下方向の位置決めを行うととも
に、第2突起にガイドリングの凹部を係合させてガイド
リングの回転方向の位置決めを行い、リザーブタンクに
嵌着されたガイドリングに合わせてリザーブタンクにタ
ンクキャップを装着し、タンクキャップのオーバフロー
パイプの吹き出し方向を一定方向に決定させ、オーバフ
ローの吹き出しによる他の部品への悪影響を確実に防止
するとともに、ガイドリングが回転方向にずれる惧れが
全くなく、しかも第1、第2突起によってガイドリング
の上下及び回転方向の位置決めを確実に行い、タンクキ
ャップの取付作業性を向上させている。
【0013】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
【0014】図1〜図7はこの発明の実施例を示すもの
である。図3において、2は車両、4は車両2のエンジ
ンルーム、6はエンジンである。
【0015】前記車両2のエンジンルーム4内には、図
3に示す如く、エンジン6やラジエータ8、電装品であ
るバッテリ10、A/C(エアコン)コンデンサ12が
搭載されている。
【0016】また、A/Cコンデンサ12の近傍には、
A/Cコンデンサ12用のファン14やA/C用のレシ
ーバ16が配設されている。
【0017】前記車両2の前方部位には、ヘッドライト
18が配設されている。
【0018】そして、一般に、前記車両2のエンジンル
ーム4内においては、電装品、例えばバッテリ10やA
/C用のレシーバ16、ヘッドライト18近傍にリザー
ブタンク20が配設されている。
【0019】このリザーブタンク20の筒状部22先端
にタンクキャップ24が装着されるとともに、タンクキ
ャップ24は連結腕部26によってガイドリング28に
連結されている。
【0020】そして、前記タンクキャップ24にオーバ
フローパイプ30を一体的に形成し、前記ガイドリング
28の上下方向の位置決めを果たす第1突起32を前記
リザーブタンク20のタンクキャップ取付箇所近傍の外
周部位に設け、この外周部位に前記ガイドリング28の
回転方向の位置決めを果たす第2突起34を設けるとと
もに、前記ガイドリング28の内周部位には第2突起3
4形状に合致すべく凹部36を設ける構成とする。
【0021】詳述すれば、前記オーバフローパイプ30
を、図1及び図4〜図6に夫々示す如く、タンクキャッ
プ24上部に一体的に形成し、オーバフローパイプ30
の先端部位を装着時に斜め下方に指向させるべく、オー
バフローパイプ30の途中部位を折曲して設ける。
【0022】また、前記リザーブタンク20の筒状部2
2の外周部位を円周等間隔に4分割する箇所の3箇所且
つ所定高さ位置に、半球状の前記第1突起32を設け
る。
【0023】更に、前記リザーブタンク20の筒状部2
2の外周部位を円周等間隔に4分割する箇所の残りの1
箇所に、第2突起34を設ける。この第2突起34を、
筒状部22の長手方向に延び且つ両端に丸みを有する断
面円弧状に形成する。
【0024】そして、前記ガイドリング28の内周部位
に、図2及び図7に夫々示す如く、第2突起34形状に
合致する円弧状の凹部36を設ける。この凹部36は、
従来の切り込みと同様に、ガイドリング28の取付性を
向上させるべく機能するとともに、前記第2突起34に
係合してガイドリング28の回転方向の位置決めを果た
す機能をも有している。
【0025】また、参考までに、前記オーバフローパイ
プ30からの冷却水の吹き出しによるダメージを回避す
る必要のある箇所を、図3において「★」印にて開示す
る。
【0026】なお符号38は、前記リザーブタンク20
に連絡するパイプである。
【0027】次に作用について説明する。
【0028】前記リザーブタンク20の筒状部22端部
にタンクキャップ24を装着する際には、先ず、リザー
ブタンク20の筒状部22端部からガイドリング28を
嵌着する。
【0029】そしてこのとき、前記第1突起32によっ
てガイドリング28の上下方向の位置決めを行うととも
に、第2突起34にガイドリング28の凹部36を係合
させてガイドリング28の回転方向の位置決めを行う。
【0030】次ぎに、リザーブタンク20の筒状部22
の所定位置に嵌着されたガイドリング28に合わせてリ
ザーブタンク20の筒状部22端部にタンクキャップ2
4を装着する。
【0031】このとき、タンクキャップ24の取付位置
は、ガイドリング28によって決定される。つまり、タ
ンクキャップ24を装着する際に、タンクキャップ24
とガイドリング28とを連結する連結腕部26に捻れが
生じない状態とすれば良いものである。
【0032】これにより、前記タンクキャップ24のオ
ーバフローパイプ30の吹き出し方向を一定方向に決定
させることができ、オーバフローの吹き出しによる他の
部品への悪影響を確実に防止し得る。
【0033】また、前記第2突起34によってガイドリ
ング28が回転方向にずれる惧れが全くないことによ
り、タンクキャップ24が回転方向にずれ難くなり、実
用上有利である。
【0034】更に、前記第1、第2突起32、34によ
ってガイドリング28の上下及び回転方向の位置決めが
確実に行われることにより、タンクキャップ24の取付
作業性を向上し得るものである。
【0035】更にまた、前記第2突起34と凹部36と
を形成するのみで対処し得ることにより、構成が徒に複
雑化する惧れがなく、コストを低廉に維持し得て、経済
的に有利である。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの発明によれ
ば、車両のエンジンルーム内の電装品近傍に配設される
リザーブタンクを設け、リザーブタンクにタンクキャッ
プを配設するとともに、タンクキャップにオーバフロー
パイプとガイドリングとを設けた車両用ウォッシャタン
ク構造において、タンクキャップにオーバフローパイプ
を一体的に形成し、ガイドリングの上下方向の位置決め
を果たす第1突起をリザーブタンクのタンクキャップ取
付箇所近傍の外周部位に設け、外周部位にガイドリング
の回転方向の位置決めを果たす第2突起を設けるととも
に、ガイドリングの内周部位に第2突起形状に合致すべ
く凹部を設けたので、前記タンクキャップのオーバフロ
ーパイプの吹き出し方向を一定方向に決定させることが
でき、オーバフローの吹き出しによる他の部品への悪影
響を確実に防止し得る。また、前記第2突起によってガ
イドリングが回転方向にずれる惧れが全くないことによ
り、タンクキャップが回転方向にずれ難くなり、実用上
有利である。更に、前記第1、第2突起によってガイド
リングの上下及び回転方向の位置決めが確実に行われる
ことにより、タンクキャップの取付作業性を向上し得
る。更にまた、第2突起と凹部とを形成するのみで対処
し得ることにより、構成が徒に複雑化する惧れがなく、
コストを低廉に維持し得て、経済的に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すリザーブタンクにタン
クキャップを装着した状態の概略斜視図である。
【図2】ガイドリングの概略平面図である。
【図3】車両のエンジンルームの概略平面図である。
【図4】リザーブタンクの正面図である。
【図5】リザーブタンクの平面図である。
【図6】図5のV〓−V〓線による拡大断面図である。
【図7】タンクキャップとガイドリングとの平面図であ
る。
【図8】この発明の従来の技術を示すリザーブタンクに
タンクキャップを装着した状態の概略斜視図である。
【図9】ガイドリングの概略平面図である。
【符号の説明】
2 車両 4 エンジンルーム 6 エンジン 8 ラジエータ 10 バッテリ 12 A/C(エアコン)コンデンサ 20 リザーブタンク 22 筒状部 24 タンクキャップ 26 連結腕部 28 ガイドリング 30 オーバフローパイプ 32 第1突起 34 第2突起 36 凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のエンジンルーム内の電装品近傍に
    配設されるリザーブタンクを設け、このリザーブタンク
    にタンクキャップを配設するとともに、タンクキャップ
    にオーバフローパイプとガイドリングとを設けた車両用
    ウォッシャタンク構造において、前記タンクキャップに
    オーバフローパイプを一体的に形成し、前記ガイドリン
    グの上下方向の位置決めを果たす第1突起を前記リザー
    ブタンクのタンクキャップ取付箇所近傍の外周部位に設
    け、この外周部位に前記ガイドリングの回転方向の位置
    決めを果たす第2突起を設けるとともに前記ガイドリン
    グの内周部位には第2突起形状に合致すべく凹部を設け
    たことを特徴とする車両用ウォッシャタンク構造。
JP8132803A 1996-04-30 1996-04-30 車両用ウォッシャタンク構造 Pending JPH09295661A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8132803A JPH09295661A (ja) 1996-04-30 1996-04-30 車両用ウォッシャタンク構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8132803A JPH09295661A (ja) 1996-04-30 1996-04-30 車両用ウォッシャタンク構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09295661A true JPH09295661A (ja) 1997-11-18

Family

ID=15089948

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8132803A Pending JPH09295661A (ja) 1996-04-30 1996-04-30 車両用ウォッシャタンク構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09295661A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017002884A (ja) * 2015-06-16 2017-01-05 スズキ株式会社 車両用リザーブタンク
DE102016211195B4 (de) * 2015-06-24 2020-11-26 Suzuki Motor Corporation Reservebehälter für ein fahrzeug, der kühlmittel aufnimmt und ein abdichtelement im kühlmittel-einlass aufweist

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017002884A (ja) * 2015-06-16 2017-01-05 スズキ株式会社 車両用リザーブタンク
DE102016211195B4 (de) * 2015-06-24 2020-11-26 Suzuki Motor Corporation Reservebehälter für ein fahrzeug, der kühlmittel aufnimmt und ein abdichtelement im kühlmittel-einlass aufweist

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5360253A (en) Fitting assembly for an air spoiler
US20070182175A1 (en) Bumper assembly with fog lamp bezel
JP2006320066A (ja) モータ端子部構造
JPH09295661A (ja) 車両用ウォッシャタンク構造
JPH08274479A (ja) コードのブッシング部の保持構造
JP2602711Y2 (ja) 点火プラグ取り付け孔のレインカバー
JPH0514670B2 (ja)
JP5075529B2 (ja) 配索体の保護カバー
CN213459530U (zh) 一种具有防雨功能的旋钮开关
JP2005240640A (ja) 送風機
KR100868140B1 (ko) 차량의 연료필러캡 장착구조
JP2003028461A (ja) 空気調和機の室外機
JPH036816Y2 (ja)
JP4009414B2 (ja) ウォッシャタンク用キャップ
KR0125828Y1 (ko) 차체의 배수 글로멧
JPH0645478Y2 (ja) マンホール蓋係止具
CN211908530U (zh) 一种易排水步进电机
CN220087610U (zh) 冷媒探测器的防护盒
JP4705010B2 (ja) チョークレバー装置
CN215596123U (zh) 一种卡扣结构
JPS6222005Y2 (ja)
CN212708941U (zh) 一种汽车加油盖执行器壳体座结构
JPH07223489A (ja) 自動車用可倒式ドアミラー及びバイザー取付部材
JPH0514402Y2 (ja)
JPS6236026Y2 (ja)