JPH09295368A - 2層構造を有する抗mrsa性人工大理石及びその製造方法 - Google Patents

2層構造を有する抗mrsa性人工大理石及びその製造方法

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JPH09295368A
JPH09295368A JP11257496A JP11257496A JPH09295368A JP H09295368 A JPH09295368 A JP H09295368A JP 11257496 A JP11257496 A JP 11257496A JP 11257496 A JP11257496 A JP 11257496A JP H09295368 A JPH09295368 A JP H09295368A
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信博 向
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抗MRSA性を有する人工大理石を提供す
る。 【解決手段】 アクリル系単量体又は不飽和ポリエステ
ル等を含む樹脂成分(a)90〜10重量部、水酸化ア
ルミニウム(b)10〜90重量部、並びに、前記樹脂
成分及び水酸化アルミニウム合計100重量部に対し、
酸化亜鉛を含む抗菌剤(c)0.1〜10.0重量部を
含んで成る組成物(M1)より形成した薄層と、樹脂成
分(a)90〜10重量部及び水酸化アルミニウム
(b)10〜90重量部を含み、抗菌剤(c)を含まな
い組成物(M2)より形成した樹脂層との2層構造を有
する抗MRSA性人工大理石;並びに、型内において、
前記組成物(M1)より薄層を形成した後前記組成物
(M2)より樹脂層を形成する工程、又はその逆の工程
を含む抗MRSA性人工大理石の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MRSA(メチシ
リン耐性黄色ブドウ球菌: Methicillin Resistant Sta
phylococcus Aureus)に対する抗菌性を有する、2層構
造を有する人工大理石及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】人工大理石は、その質感、加工性、施工
性、耐候性、強度などの点で優れた性能を備えるので、
例えば、カウンタートップ、キッチン天板、家具、サニ
タリー用途、内装材、ステーショナリー小物等、多くの
用途に幅広く用いられている。また、人工大理石が与え
る清潔感の点から、近年、病院や老人ホーム等にも使用
されている。この人工大理石は、一般に、樹脂、無機充
填物、触媒、架橋剤、顔料から成り、特有の優美な外
観、容易な加工性、優れた強度を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、日本人の生活様
式の多様化に伴い、国民の間に清潔意識なるものが若年
層を中心に広まってきた。また、病院等における院内感
染や二次感染等が問題となっている。この様な状況下に
おいて、清潔な材料または菌を繁殖しない材料の開発が
要望されている。一方、人工大理石は無孔質なので、他
の多孔質の建材等と比較して菌が繁殖し難く、かつ洗浄
等も容易な点から清潔な材料として親しまれて来てい
る。なお、一般的な樹脂材の分野においては、抗菌、抗
カビ、防臭機能を樹脂材に付与することを目的とした従
来技術は幾つか存在する(特開平5−295127号、
特開平5−140331号、特開平5−25319号、
特開平2−124949号、特開平4−93360号
等)。しかし、抗菌機能のうち、特に問題のあるMRS
Aに着目し、抗MRSA性を樹脂材に与えるには如何な
る構成を採用すべきかを検討した技術は殆ど無かった。
【0004】本発明は、上記従来技術に鑑みなされたも
のであり、抗MRSA性を有する人工大理石およびその
製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、抗MRS
A性人工大理石を提供するという新たな着眼点に基いて
鋭意検討した結果、人工大理石の無機充填物としての水
酸化アルミニウムと、酸化亜鉛を含む抗菌剤とを併用し
た場合、両成分が予想外の作用を奏し、非常に良好な抗
MRSA性を与えることを見い出し、本発明を完成する
に至った。
【0006】すなわち本発明は、樹脂成分(a)90〜
10重量部、水酸化アルミニウム(b)10〜90重量
部、ならびに、前記樹脂成分および水酸化アルミニウム
合計100重量部に対し、酸化亜鉛を含む抗菌剤(c)
0.1〜10.0重量部を含んで成る組成物(M1)よ
り形成した薄層と、樹脂成分(a)90〜10重量部お
よび水酸化アルミニウム(b)10〜90重量部を含
み、抗菌剤(c)を含まない組成物(M2)より形成し
た樹脂層との2層構造を有する抗MRSA性人工大理石
である。
【0007】また本発明は、型内において、前記組成物
(M1)より薄層を形成した後前記組成物(M2)より
樹脂層を形成する工程を含む抗MRSA性人工大理石の
製造方法;ならびに、型内において、前記組成物(M
2)より樹脂層を形成した後前記組成物(M1)より薄
層を形成する工程を含む抗MRSA性人工大理石の製造
方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて詳細に説明する。
【0009】本発明に用いる樹脂成分(a)としては、
硬化して人工大理石を構成できる樹脂であれば特に制限
されず、従来より人工大理石用の樹脂成分として知られ
る各種単量体や、単量体と重合体の混合物等を適宜使用
できる。例えば、アクリル人工大理石や不飽和ポリエス
テル人工大理石を製造する場合は、各種(メタ)アクリ
ル系単量体や不飽和ポリエステルを用いればよい。特
に、メラミン(メタ)アクリレート、グリシジル(メ
タ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレートおよび
不飽和ポリエステルから成る群より選ばれる少なくとも
一種を用いて樹脂成分(a)を構成することが望まし
い。なお本明細書において、「(メタ)アクリル」と
は、「アクリルおよび/またはメタクリル」を意味す
る。
【0010】樹脂成分(a)に用いる(メタ)アクリル
系単量体の具体例としては、メチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アク
リレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、
ベンジル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸
エステル;グリシジル(メタ)アクリレート;メラミン
(メタ)アクリレート等が挙げられる。(メタ)アクリ
ル系単量体と共に、必要に応じて共重合用ビニル単量体
を用いてもよい。この共重合用ビニル単量体としては、
スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、アク
リロニトリル、酢酸ビニル等が挙げられる。共重合用ビ
ニル単量体の使用量は、使用する単量体100重量部当
たり10重量部以下が望ましい。
【0011】更に、樹脂成分(a)を架橋させる為の架
橋剤として、エチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ト
リエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラ
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−
ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメチロ
ールプロパントリ(メタ)アクリレート、ポリブチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリ
コールジ(メタ)アクリレート等の様に分子内に複数の
重合性二重結合を有する架橋性ビニル単量体を併用する
ことが望ましい。これらのうち、特にエチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレートが好ましい。この架橋性ビニ
ル単量体の使用量は、通常0.05〜20重量部であ
る。
【0012】樹脂成分(a)にアクリル系単量体を用い
る場合は、アクリル系単量体およびその重合体の混合物
として用いることが望ましい。この混合物は、(i)ア
クリル系単量体を主成分とし、必要に応じて他の共重合
用ビニル単量体も含む単量体液に、(ii)アクリル系重
合体が溶解した所望の粘性状態の混合物(シラップ)で
あることが特に好ましい。このシラップを得る方法とし
ては、例えば、アクリル系単量体を重合させて重合の進
行をある時点で停止させる方法、また例えば、懸濁重合
によって得たアクリル系単量体を主構成単位とするビー
ズ状の重合体を、アクリル系単量体に溶解する方法等が
ある。シラップ等の混合物を用いる利点としては、例え
ば、1)樹脂成分に水酸化アルミニウムを加える際、粘
度をコントロールすることによって水酸化アルミニウム
の沈降を防ぐことができる、2)樹脂成分の硬化時間を
短くできる等が挙げられる。
【0013】樹脂成分(a)に用いる不飽和ポリエステ
ルは、不飽和多塩基酸またはその酸無水物(必要に応じ
て飽和多塩基酸またはその酸無水物も併用する)と多価
アルコール類との重縮合によって得られる。特に、α,
β−不飽和二塩基酸またはその酸無水物と、芳香族飽和
二塩基酸またはその酸無水物と、グリコール類との重縮
合によって得られた不飽和ポリエステルが望ましい。場
合によっては、脂肪族もしくは脂環族飽和二塩基酸また
はその酸無水物を併用して得た不飽和ポリエステルも望
ましい。その他に不飽和ポリエステルの末端をビニル変
性したもの、およびエポキシ骨格の末端をビニル変性し
たビニルエステルも使用できる。また、不飽和ポリエス
テルを用いる場合、通常は、この不飽和ポリエステルを
架橋する為の不飽和単量体(α,β−不飽和単量体等)
に、この不飽和ポリエステルを溶解して、いわゆる不飽
和ポリエステル樹脂として用いる。この比率は、不飽和
ポリエステル30〜80重量部、不飽和単量体70〜2
0重量部が望ましい。
【0014】不飽和ポリエステルを合成するためのα,
β−不飽和二塩基酸またはその酸無水物としては、マレ
イン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シト
ラコン酸、クロルマレイン酸およびこれらのエステル等
が挙げられ、グリコール類としては、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジ
プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,
4−ブタンジオール、2−メチルプロパン−1,3−ジ
オール、ネオペンチルグリコール、トリエチレングリコ
ール、テトラエチレングリコール、1,5−ペンタンジ
オール、1,6−ヘキサンジオール、ビスフェノール
A、水素化ビスフェノールA、エチレングリコールカー
ボネート等が挙げられる。必要に応じて併用する芳香族
飽和二塩基酸またはその酸無水物としては、フタル酸、
無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ニトロフ
タル酸、ジフェン酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ハロ
ゲン化無水フタル酸等が挙げられ、必要に応じて併用す
る脂肪族もしくは脂環族飽和二塩基酸またはその酸無水
物としては、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、アジピン
酸、セバシン酸、アゼライン酸、グルタル酸、およびこ
れらのエステル等が挙げられる。不飽和ポリエステルを
架橋する為の不飽和単量体としては、スチレン、ビニル
トルエン、α−メチルスチレン、クロルスチレン、ジク
ロルスチレン、ビニルナフタレン、エチルビニルエーテ
ル、メチルビニルケトン、メチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート等のビニル化合物およ
びジアリルフタレート、ジアリルフマレート、ジアリル
サクシネート等のアリル化合物等が挙げられる。
【0015】以上の様な樹脂成分(a)を硬化させるた
めに、通常は硬化触媒を併用する。この硬化触媒として
は、ターシャリーブチルパーオキシマレイン酸、過酸化
ベンゾイル、クメンヒドロペルオキシド、ターシャリー
ブチルヒドロペルオキシド、ジクミルペルオキシド、過
酸化アセチル、過酸化ラウロイル、アゾビスイソブチロ
ニトリル等が挙げられる。常温で重合硬化させる場合
は、例えば過酸化物とアミン類、過酸化物とスルフィン
酸類、過酸化物とコバルト化合物との組合わせ、ターシ
ャリーブチルパーオキシマレイン酸等のパーオキシ化合
物とグリコールジメルカプトアセテート等のメルカプタ
ン化合物および水(脱イオン水等)との組合せ等が挙げ
られる。また、不飽和ポリエステル樹脂を用いる場合
は、硬化触媒としては、メチルエチルケトンパーオキサ
イド等が挙げられ、硬化促進剤としては、ナフテン酸コ
バルト等が挙げられる。
【0016】本発明に用いる水酸化アルミニウム(b)
は、人工大理石に所望の外観、硬度および弾性率等を与
える無機充填物である。また本発明において、組成物
(M1)中の水酸化アルミニウム(b)は、更に酸化亜
鉛を含む抗菌剤(c)の有効性について増強作用を奏
し、抗MRSA性を与える成分でもある。組成物(M
1)および(M2)中、水酸化アルミニウム(b)は、
樹脂成分および水酸化アルミニウムの合計100重量部
に対し、10〜90重量部使用する。この使用量の下限
に関しては、更に20重量部以上が望ましく、45重量
部以上が好ましく、50重量部以上がより好ましい。上
限に関しては、88重量部以下が望ましい。水酸化アル
ミニウム(b)の粒径に関しては、樹脂成分(a)との
混合時の粘度上昇の影響を踏まえると、平均粒径10〜
100μmが好ましい。また、メタクリルシラン(γ−
メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン)等のシラ
ン系カップリング剤で表面処理されたものが好ましい。
【0017】水酸化アルミニウム以外の無機充填物も、
本発明の作用効果を損ねない範囲内で併用できる。併用
する無機充填物としては、水酸化カルシウム、水酸化マ
グネシウム、粉末タルク、粉末石英、微細シリカ、ケイ
藻土、石膏、粉末ガラス、粘土鉱物質、粉末チョーク、
大理石、石灰岩、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カルシウ
ム、ホウ砂、亜硫酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸
バリウム、二酸化ケイ素、方解石、基石、酸化チタン、
三酸化アンチモン、クレー、酸化アルミニウム、炭酸カ
ルシウム、ニッケル粉、鉄粉、亜鉛粉、銅粉、酸化鉄、
ガラスビーズ、ガラス繊維、バリウム塩や鉛塩を有する
ガラスフィラー、シリカゲル、ジルコニウム酸化物、ス
ズ酸化物などが挙げられる。
【0018】本発明に用いる抗菌剤(c)は、抗MRS
A性を与える目的で、組成物(M1)中に水酸化アルミ
ニウム(b)と併用して人工大理石中に分散させる成分
である。この抗菌剤(c)は、有効成分として酸化亜鉛
を含むものであれば特に制限されず、従来より知られる
各種の抗菌剤を使用できる。具体的には、酸化亜鉛の粉
末や、リン酸ジルコニウムと酸化銀・酸化亜鉛の混合物
(例えば東亜合成社製、商品名ノバロン)、ゼオライト
と酸化銀・酸化亜鉛の混合物(例えばシナネン社製、商
品名ゼオミックス)、リン酸カルシウムと酸化亜鉛の混
合物(例えばサンギ社製、商品名アパサイダー)等を用
いることができる。なお、酸化亜鉛の粉末を単独で使用
する場合は、その平均粒径は0.2μm〜100μmが
好ましく、0.2μm〜50μmがより好ましく、0.
2μm〜10μmが特に好ましい。組成物(M1)中の
抗菌剤(c)の使用量は、樹脂成分および水酸化アルミ
ニウム合計100重量部に対して、0.1〜10.0重
量部である。更に、この使用量の下限に関しては、0.
3重量部以上が望ましく、0.5重量部以上が好まし
い。上限に関しては、8.0重量部以下が望ましい。
【0019】本発明においては、上述の各成分以外に
も、従来より人工大理石の添加成分として知られている
各種の成分を制限無く使用できる。例えば、白色(酸化
チタン、硫化亜鉛)、黄色(酸化鉄イエロー)、黒色
(酸化鉄ブラック)、赤色(酸化鉄レッド)、青色(ウ
ルトラマリンブルー、フタロブルー)等の顔料、染料、
紫外線吸収剤、難燃剤、離型剤、流動化剤、増粘剤、重
合禁止剤、酸化防止剤等が挙げられる。
【0020】以上の各成分のうち少なくとも樹脂成分
(a)90〜10重量部、水酸化アルミニウム(b)1
0〜90重量部、ならびに、前記樹脂成分および水酸化
アルミニウム合計100重量部に対し、酸化亜鉛を含む
抗菌剤(c)0.1〜10.0重量部を含んで成る組成
物(M1)を重合硬化させることにより、主として抗M
RSA性に寄与する薄層を形成できる。また、以上の各
成分のうち少なくとも樹脂成分(a)90〜10重量部
および水酸化アルミニウム(b)10〜90重量部を含
んで成る組成物(M2)[抗菌剤(c)を含まない点が
(M1)と相違する]を重合硬化させることにより、人
工大理石の主要部等を構成する樹脂層を形成でき、本発
明の2層構造を有する抗MRSA性人工大理石が得られ
る。組成物(M1)および(M2)中の各成分[抗菌剤
(c)を除く]および組成比率は同じであることが望ま
しいが、所望に応じて異なる成分および組成比率にして
も構わない。また、各層の層厚は所望に応じて適宜決定
すればよいが、特に組成物(M1)より形成する薄層の
厚さは、1〜10mm程度が好ましく、更に1〜3mm
程度がより好ましい。また、組成物(M2)より形成す
る樹脂層の厚さは、人工大理石の所望とするサイズ等に
応じて適宜決定すればよいが、4〜10mm程度が好ま
しい。本発明の人工大理石は、この様に抗菌剤を薄層部
分のみに添加した2層構造を有するので、人工大理石本
来の諸物性(機械特性、熱的特性、耐久性等)を維持し
つつ、人工大理石全体に抗菌剤を添加したものに比べ製
造コストを削減できるという効果も奏する。
【0021】組成物(M1)および(M2)の重合方法
としては、レドックス重合や、熱開始剤添加後加熱重合
する方法もある。例えば、アクリル系単量体を主構成単
位とする重合体のレドックス重合は、ベンゾイルパーオ
キサイドなどのアシル過酸化物とN,N−ジメチルアニ
リン、N,N−ジエチルアニリン、N,N−ジメチルパ
ラトルイジンなどのアミン化合物との組合わせ、または
ターシャリーブチルパーオキシマレイン酸などのパーオ
キシル化合物とグリコールジメルカプトアセテートなど
のメルカプタン化合物との組合わせなどによって行なわ
れる。
【0022】組成物(M1)および(M2)を型内で硬
化させることにより、所望形状の2層構造を有する抗M
RSA性人工大理石が得られる。成形法としては、注型
成形、射出成形、圧縮成形等の何れの方法も適用できる
が、注型成形が好ましい。
【0023】本発明の製造方法においては、型内におい
て、組成物(M1)より薄層を形成した後組成物(M
2)より樹脂層を形成し、または型内において、組成物
(M2)より樹脂層を形成した後組成物(M1)より薄
層を形成する。これら製造方法のうち、薄層を形成した
後樹脂層を形成する場合は、まだ薄層に流動性がある状
態で2層目(樹脂層)を形成するのではなく、薄層が適
度に硬化し始めてからまたは十分に硬化してから2層目
を形成することが最適である。一方、これとは逆に樹脂
層を形成した後に薄層を形成する場合は、1層目(樹脂
層)の硬化を待たずに2層目(薄層)の形成を行っても
良い。
【0024】硬化後の成形品は、サンドペーパー、スポ
ンジ状研削材(商品名スコッチブライト)等を用いて表
面を研削することが望ましい。また、人工大理石の表面
を、所望の石目調模様あるいは砂目調模様にする目的
で、あらかじめ同材質の人工大理石をつぶ状に粉砕し、
これを組成物(M1)や(M2)に混合し、成形して、
その様な模様を呈する人工大理石を得ることもできる。
この場合、つぶ状物(クランチ)は、必ずしも抗菌剤
(c)を含む必要は無い。抗菌剤(c)無添加のつぶ状
物(クランチ)を組成物(M1)中10〜20重量%添
加した場合であっても、同様の良好な抗MRSA性は得
られる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。以下の記
載において「部」、「%」は、特記の無い限り重量基準
とする。
【0026】<実施例1および比較例1>ポリ(メチル
メタクリレート)とメチルメタクリレート(重量比2:
8)から成るシラップを調製した。このシラップの25
℃における粘度は50センチポイズであった。実施例1
においては、このシラップと、平均粒径45μmの水酸
化アルミニウム粉末(日本軽金属社製)とを合計100
部(水酸化アルミニウムの比率は表1記載)、ターシャ
リーブチルパーオキシマレイン酸(日本油脂社製、商品
名パーブチルMA)0.3部、エチレングリコールジメ
タクリレート(三菱レイヨン社製、商品名アクリエステ
ルED)0.35部、エチレングリコールジメルカプト
アセテート0.15部、脱イオン水0.1部、白色顔料
(酸化チタン)0.9部、抗菌剤として平均粒径0.5
5μmの酸化亜鉛(堺化学社製)を所定量(表1記載)
混合し、攪拌しつつ真空脱気した。この真空脱気された
混合物を型に注入し、室温で硬化させることによって、
厚さ0.5〜1.3mmの薄層を型内に成形した。この
後、抗菌剤を含まないこと以外は同じ組成から成る組成
物を型内成形して樹脂層を成形することにより、2層構
造の厚さ13mmのシート状硬化物を得た。この表面を
#120サンドペーパーで研削し、2層構造のアクリル
人工大理石を得た。この表面粗さは、1.7μmであっ
た。
【0027】比較例1においては、表1に記載の様に、
薄層において抗菌剤としての酸化亜鉛と水酸化アルミニ
ウム粉末のうち何れか一方を添加せず、それ以外は実施
例1と同様にして2層構造のアクリル人工大理石を得
た。
【0028】以上の実施例1および比較例1で得た2層
構造のアクリル人工大理石に関して、抗MRSA性およ
び抗大腸菌性について試験した。試験方法は以下に示す
通りである。 1)試験菌 Staphylococcus aureus IID 1677 (MRSA) Escherichia coli IFO 3301(大腸菌) IID 1677 については東京大学医科学研究所から、IFO 3
301については(財)発酵研究所から公的に入手可能で
ある。 2)菌液の調製 普通ブイヨン培地(栄研化学社製)で35℃、16〜2
0時間振とう培養した試験菌の培養液を、滅菌リン酸緩
衝液により10,000倍に希釈し、菌液とした。 3)試験操作 検体の試験面に菌液0.5mlを滴下して25℃で密閉
系で保存し、保存後6時間および24時間経過時の検体
の生菌数を測定した。なお菌液0.5mlを滅菌プラス
チックシャーレに滴下したものを対照試料とし、同様に
試験した。 4)生菌数 検体および対照試料をSCDLP培地(日本製薬社製)
10mlで各々洗い出し、この洗い出しについて標準寒
天培地を用いた混釈平板培養法(35℃、48時間培
養)により生菌数を測定し、検体および対照試料当たり
に換算した。
【0029】その結果を下記表1および表2に示す。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】 表1に示す様に、抗菌剤としての酸化亜鉛および水酸化
アルミニウム粉末を併用する実施例1では優れた抗MR
SA性が発現するが、一方のみしか添加しない比較例1
では、十分な抗MRSA性は得られない。また、表2に
示す結果は、酸化亜鉛と水酸化アルミニウムを併用して
も、抗大腸菌性に関しては特に優れた効果は発現しない
ことを示す。すなわち、抗大腸菌性は無いが抗MRSA
性があるという、本発明の特殊性を示している。
【0032】<実施例2および比較例2>抗菌剤として
リン酸ジルコニウムと酸化銀、酸化亜鉛の混合物(東亜
合成社製、商品名ノバロンAGZ−330、以下、「ノ
バロン」と略称する)を使用したこと以外は、実施例1
および比較例1と同様にしてアクリル人工大理石を作製
し、抗MRSA性について試験した(保存後6時間経
過)。その結果を下記表3に示す。
【0033】
【表3】 表3に示す様に、抗菌剤としてのノバロンおよび水酸化
アルミニウム粉末を併用する実施例2では優れた抗MR
SA性が発現するが、一方のみしか添加しない比較例2
では、十分な抗MRSA性は得られない。
【0034】<実施例3>粒径または純度の異なる酸化
亜鉛(イ)堺化学社製、平均粒径0.26〜0.28μ
m、純度99.5%、(ロ)平均粒径0.5〜0.6μ
m、純度99.5%、(ハ)平均粒径0.5〜0.6μ
m、純度99.0%、を使用したこと以外は、実施例1
と同様にしてアクリル人工大理石を作製し、抗MRSA
性について試験した。その結果を下記表4に示す。
【0035】
【表4】 表4に示す様に、酸化亜鉛の粒径等を変更しても、同様
の優れた抗MRSA性が発現する。
【0036】<実施例4>脱イオン水(硬化助触媒)を
使用しないこと以外は、実施例1と同様にしてアクリル
人工大理石を作製し、抗MRSA性について試験した。
その結果を下記表5に示す。
【0037】
【表5】 表5に示す様に、酸化亜鉛を含む抗菌剤と水酸化アルミ
ニウムを併用すれば、脱イオン水(硬化助触媒)の有無
に拘らず、優れた抗MRSA性が発現する。
【0038】<実施例5>予め作製した人工大理石(抗
菌剤(c)を含まないこと以外は実施例1と同じもの)
を粉砕して、7〜10メッシュのつぶ状物(クランチ)
を得た。このクランチを、混合物総量に対し10〜20
重量%(表6記載)添加したこと以外は、実施例2と同
様にしてアクリル人工大理石を作製し、抗MRSA性に
ついて試験した。その結果を下記表6示す。
【0039】
【表6】 表6に示す様に、抗菌剤(c)を含まないクランチを1
0〜20重量%添加した場合であっても、同様の良好な
抗MRSA性が得られる。
【0040】<比較例3>酸化亜鉛の代わりに、硫化亜
鉛を使用したこと以外は、実施例1と同様にしてアクリ
ル人工大理石を作製し、抗MRSA性および抗大腸菌性
について試験した。その結果を下記表7に示す。
【0041】
【表7】 表7に示す様に、硫化亜鉛を使用した場合は、本発明の
様な優れた効果は全く得られないことがわかる。
【0042】<実施例6および比較例4>無水フタル
酸、フマル酸とエチレングリコールとの重縮合により得
られる不飽和ポリエステルとスチレンとの混合物から成
る不飽和ポリエステル樹脂(昭和高分子社製、商品名リ
ゴラック)、平均粒径45μmの水酸化アルミニウム粉
末(日本軽金属社製)とを合計100部(水酸化アルミ
ニウムの比率は表8記載)、硬化触媒(55%メチルエ
チルケトンパーオキサイド)1部、硬化促進剤(6%ナ
フテン酸コバルト)0.15部、白色顔料(酸化チタ
ン)0.9部、抗菌剤として平均粒径0.55μmの酸
化亜鉛(堺化学社製)を所定量(表8記載)混合し、攪
拌しつつ真空脱気した。この真空脱気された混合物を型
に注入し、厚さ0.5〜1.3mmの薄層を型内に成形
した。この後、抗菌剤を含まないこと以外は同じ組成か
ら成る組成物を型内成形して樹脂層を成形することによ
り、2層構造の厚さ13mmのシート状の硬化物を得
た。この表面を#120サンドペーパーで研削し、2層
構造の不飽和ポリエステル人工大理石を得た。この表面
粗さは、1.7μmであった。なお本実施例において
も、実施例1と同様に硬化触媒として、ターシャリーブ
チルパーオキシマレイン酸0.35部、エチレングリコ
ールジメタクリレート0.35部、エチレングリコール
ジメルカプトアセテート0.15部、脱イオン水0.1
部を使用しても良い。
【0043】比較例4においては、表8に記載の様に、
薄層において抗菌剤としての酸化亜鉛と水酸化アルミニ
ウム粉末のうち何れか一方を添加せず、それ以外は実施
例6と同様にして2層構造の不飽和ポリエステル人工大
理石を得た。
【0044】以上の実施例6および比較例4で得た2層
構造の不飽和ポリエステル人工大理石に関して、抗MR
SA性および大腸菌性について試験した。その結果を下
記表8および表9に示す。
【0045】
【表8】
【0046】
【表9】 表8及び表9に示す様に、不飽和ポリエステル人工大理
石においても、アクリル人工大理石と同様に(表1、表
2)、本発明の抗MRSA性に関する特殊な且つ優れた
効果が発現する。
【0047】<実施例7および比較例5>抗菌剤として
ノバロンを使用したこと以外は、実施例6と同様にして
不飽和ポリエステル人工大理石を作製し、抗MRSA性
について試験した(保存後6時間経過)。その結果を下
記表10に示す。
【0048】
【表10】 表10に示す様に、不飽和ポリエステル人工大理石にお
いても、アクリル人工大理石と同様に(表3)、本発明
の抗MRSA性に関する効果が発現する。
【0049】<実施例8>粒径または純度の異なる酸化
亜鉛(イ)堺化学社製、平均粒径0.26〜0.28μ
m、純度99.5%、(ロ)平均粒径0.5〜0.6μ
m、純度99.5%、(ハ)平均粒径0.5〜0.6μ
m、純度99.0%、を使用したこと以外は、実施例6
と同様にして不飽和ポリエステル人工大理石を作製し、
抗MRSA性について試験した。その結果を下記表11
に示す。
【0050】
【表11】 表11に示す様に、不飽和ポリエステル人工大理石にお
いても、アクリル人工大理石と同様に(表4)、本発明
の抗MRSA性に関する効果が発現する。
【0051】<実施例9>脱イオン水(硬化助触媒)を
使用しないこと以外は、実施例6と同様にして不飽和ポ
リエステル人工大理石を作製し、抗MRSA性について
試験した。その結果を下記表12に示す。
【0052】
【表12】 表12に示す様に、不飽和ポリエステル人工大理石にお
いても、アクリル人工大理石と同様に(表5)、本発明
の抗MRSA性に関する効果が発現する。
【0053】<実施例10>予め作製した人工大理石
(抗菌剤(c)を含まないこと以外は実施例6と同じも
の)を粉砕して、7〜10メッシュのつぶ状物(クラン
チ)を得た。このクランチを、混合物総量に対し10〜
20重量%(表13記載)添加したこと以外は、実施例
7と同様にして不飽和ポリエステル人工大理石を作製
し、抗MRSA性について試験した。その結果を下記表
13示す。
【0054】
【表13】 表13に示す様に、不飽和ポリエステル人工大理石にお
いても、アクリル人工大理石と同様に(表6)、本発明
の抗MRSA性に関する効果が発現する。
【0055】<比較例6>酸化亜鉛の代わりに、硫化亜
鉛を使用したこと以外は、実施例6と同様にして不飽和
ポリエステル人工大理石を作製し、抗MRSA性および
抗大腸菌性について試験した。その結果を下記表14に
示す。
【0056】
【表14】 表14に示す様に、硫化亜鉛を使用した場合は、本発明
の様な優れた効果は全く得られないことがわかる。
【0057】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の人工大理石
は、従来技術では得られなかった抗MRSA性を有する
人工大理石である。また、本発明の人工大理石は、抗菌
剤を薄層部分のみに添加した2層構造を有するので、人
工大理石本来の諸物性(機械特性、熱的特性、耐久性
等)を維持しつつ、人工大理石全体に抗菌剤を添加した
ものに比べ製造コストを削減できるという効果も奏す
る。
【0058】また本発明の製造方法は、簡易且つ良好に
実施でき、しかも人工大理石全体に抗菌剤を添加する製
造方法に比べ製造コストを削減できる方法である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 33/14 LHV C08L 33/14 LHV 67/06 MSE 67/06 MSE 101/00 101/00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂成分(a)90〜10重量部、水酸
    化アルミニウム(b)10〜90重量部、ならびに、前
    記樹脂成分および水酸化アルミニウム合計100重量部
    に対し、酸化亜鉛を含む抗菌剤(c)0.1〜10.0
    重量部を含んで成る組成物(M1)より形成した薄層
    と、 樹脂成分(a)90〜10重量部および水酸化アルミニ
    ウム(b)10〜90重量部を含み、抗菌剤(c)を含
    まない組成物(M2)より形成した樹脂層との2層構造
    を有する抗MRSA性人工大理石。
  2. 【請求項2】 樹脂成分(a)は、メラミン(メタ)ア
    クリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、メチル
    (メタ)アクリレートおよび不飽和ポリエステルから成
    る群より選ばれる少なくとも一種から構成される請求項
    1記載の抗MRSA性人工大理石。
  3. 【請求項3】 型内において、樹脂成分(a)90〜1
    0重量部、水酸化アルミニウム(b)10〜90重量
    部、ならびに、前記樹脂成分および水酸化アルミニウム
    合計100重量部に対し、酸化亜鉛を含む抗菌剤(c)
    0.1〜10.0重量部を含んで成る組成物(M1)よ
    り薄層を形成した後、 樹脂成分(a)90〜10重量部および水酸化アルミニ
    ウム(b)10〜90重量部を含み、抗菌剤(c)を含
    まない組成物(M2)より樹脂層を形成する工程を含む
    2層構造を有する抗MRSA性人工大理石の製造方法。
  4. 【請求項4】 型内において、樹脂成分(a)90〜1
    0重量部および水酸化アルミニウム(b)10〜90重
    量部を含み、酸化亜鉛を含む抗菌剤(c)を含まない組
    成物(M2)より樹脂層を形成した後、 樹脂成分(a)90〜10重量部、水酸化アルミニウム
    (b)10〜90重量部、ならびに、前記樹脂成分およ
    び水酸化アルミニウム合計100重量部に対し、酸化亜
    鉛を含む抗菌剤(c)0.1〜10.0重量部を含んで
    成る組成物(M1)より薄層を形成する工程を含む2層
    構造を有する抗MRSA性人工大理石の製造方法。
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