JPH09294844A - 遊技機製造用遊技基板の供給装置 - Google Patents

遊技機製造用遊技基板の供給装置

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JPH09294844A
JPH09294844A JP10945896A JP10945896A JPH09294844A JP H09294844 A JPH09294844 A JP H09294844A JP 10945896 A JP10945896 A JP 10945896A JP 10945896 A JP10945896 A JP 10945896A JP H09294844 A JPH09294844 A JP H09294844A
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JP10945896A
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Hatsumi Takahashi
初実 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数列の搬送ラインに遊技基板を振り分けて
生産効率を高める。 【解決手段】 受けステージ4のコンベア6で搬送され
る前側の遊技基板2aが中間のストッパー7を通過した
後に、中間のストッパー7がコンベア6の上側搬送部よ
りも上方に突出するように昇降動作して後側の遊技基板
2aを停止すると共に、端のストッパー8が前側の遊技
基板2aの搬送動作を規制したら、複数の押し出し爪
9、10が遊技基板2aを受けステージ4から複数のラ
インコンベア11,12に押し出すことで、遊技基板2
aを受けステージ4から複数のラインコンベア11,1
2に対応して自動的に振り分け供給させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はパチンコ機のよう
な遊技機を製造する際に、当該遊技機用の遊技基板を複
数列の搬送ラインに自動的に振り分け供給する装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機のような遊技機の遊技盤は、
ベニヤ等のような遊技基板の片側表面に、裏面に意匠図
の描かれたセルシートが一体に結合している。
【0003】ところで、パチンコ機のような遊技機を製
造するには、木工メーカーが略方形な所定寸法に切断さ
れたベニヤのような遊技基板が例えば4枚平面的に格子
状に並べられた組をパレット上に70段〜80段程度積
み重ねて、その最上段に材料としての遊技基板を保護す
るためのダミーベニヤを被せた積層体を作り、この積層
体をパレットと一緒にバンドで荷崩れしないように結束
して遊技基板ブロックに形成し、多数個の遊技基板ブロ
ックをトラックの荷台に積んでパチンコ機メーカーの倉
庫に運送して来て、フォークリフト車でトラックの荷台
より各遊技基板ブロックを倉庫に荷下ろししている。
【0004】パチンコ機メーカーでは、遊技基板ブロッ
クを倉庫からフォークリフト車で遊技機製造ラインの最
上流に配置された供給ステージの手前に運搬して荷下ろ
しした後、作業者が遊技基板ブロックのバンドを切って
梱包を解くと共にその梱包の解かれた遊技基板ブロック
よりダミーベニヤを取り除いて遊技基板を供給ステージ
に搭載して遊技機製造ラインに供給することで、遊技基
板の片側表面に意匠図の描かれたセルシートを糊で一体
に結合するセル貼付工程、事後工程での作業の位置決め
となる基準孔やガイドレールの取付用孔を切削加工する
多軸穴空け工程、遊技釘や遊技機能部品取付用の下穴を
押し空けるゲージプレス工程、遊技機能部品取付用の開
口を切削加工するルータ工程、遊技釘を打ち込む釘打ち
工程、ガイドレールや遊技機能部品を取り付ける組み立
て工程、遊技機能部品が正常に動作するか検査する検査
工程等を順に経て遊技盤(ゲージ盤)を製造している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、各工程に要す
る加工時間であるタクトは、工数の多さ、作業の組み
方、使用する機械の性能等により、ばらばらである。こ
のタクトの異なる複数の工程を1列に繋がった製造ライ
ンに形成しただけでは、ある工程では加工対象部品であ
る遊技基板の受け入れ不足を生じたり、別の工程では遊
技基板の受け入れ過多を生じて、生産効率の低下が否め
なかった。
【0006】そこで、この発明はセルシートが貼付され
ていない遊技基板又はセルシートが貼付された遊技基板
の受け入れ過多に陥り易い工程等で、複数列に形成され
た搬送ラインに遊技基板を自動的に振り分けて、生産効
率を高めることができる遊技機製造ラインの供給装置を
提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の遊技機製造用
遊技基板の供給装置は、パチンコ機のような遊技機用の
遊技基板単体又は意匠図の描かれたセルシートを有する
遊技基板を、横方向に搬送、停止するコンベアが設けら
れた受けステージより、当該受けステージの搬送方向と
交差する搬送方向を有して受けステージの搬送方向側方
に並列配置された複数のラインコンベアに振り分け供給
する遊技機製造用遊技基板の供給装置であって、受けス
テージでのコンベアの搬送方向の一側に複数のラインコ
ンベアを所定間隔で平面的に設置し、受けステージのコ
ンベアの上側搬送部と各ラインコンベアの上側搬送部と
を略同一高さに配置する一方、受けステージが、複数の
ラインコンベアの並列された横幅と同等又はそれ以上の
横幅を有すると共に、受けステージのコンベアで搬送さ
れる複数の遊技基板のうちの前側の遊技基板が通過した
後に当該コンベアの上側搬送部よりも上方に突出するよ
うに昇降動作して後の遊技基板の搬送動作を規制する中
間のストッパーと、前記前側の遊技基板の搬送動作を規
制する端のストッパーと、これらのストッパーで搬送動
作の規制された遊技基板を受けステージから複数のライ
ンコンベアのそれぞれに押し出す複数の押し出し爪とを
備えたことを特徴としている。この請求項1の構成によ
れば、受けステージでのコンベアの搬送方向の一側に複
数のラインコンベアを所定間隔で平面的に設置し、受け
ステージのコンベアの上側搬送部と各ラインコンベアの
上側搬送部とを略同一高さに配置してあると共に、受け
ステージに各ラインコンベアに対応する複数のストッパ
ー及び押し出し爪を設けて、受けステージのコンベアで
搬送される前側の遊技基板が中間のストッパーを通過し
た後に、中間のストッパーが受けステージのコンベアの
上側搬送部よりも上方に突出するように昇降動作して後
側の遊技基板を停止すると共に、端のストッパーが前側
の遊技基板を停止したら、複数の押し出し爪が遊技基板
を受けステージから複数のラインコンベアに押し出すこ
とにより、遊技基板を受けステージから複数のラインコ
ンベアに対応して自動的に振り分けて供給することがで
きる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜3は実施形態であって、こ
の実施形態は、図1に示すように、パチンコ機のような
遊技機を製造する工場の図外の建屋の内部に設置された
倉庫1より遊技基板ブロック2を供給ステージ3に運搬
し、受けステージ4の側方に設置された把持搬送機5で
供給ステージ3上の遊技基板ブロック2の最上段より順
に遊技基板を最高4枚づつ吸引吸着して受けステージ4
に移送することにより、受けステージ4に組み込まれた
コンベア6、複数のストッパー7,8、複数の押し出し
爪9,10で複数の遊技基板を後工程に連なる2列のよ
うな複数列のラインコンベア11,12に振り分けて供
給する例を掲げてある。
【0009】この実施形態の場合、供給ステージ3上の
遊技基板ブロック2は、図2に示す略方形な遊技基板2
aが例えば4枚平面的に格子状に並べられた組をパレッ
ト2bの上に積み重ねて、図外のバンドが切られている
と共に、図外のダミーベニヤが取り除かれて、梱包が解
かれた態様になっている。
【0010】把持搬送機5は遊技基板ブロック2の同一
平面内の遊技基板2aの数に対応する複数の吸引部5a
が設けられたアーム5bを昇降及び横移動するように駆
動することで、吸引部5aで供給ステージ3上の遊技基
板ブロック2より最上段の遊技基板2aを吸着して、受
けステージ4に受け渡すように構成されている。
【0011】具体的には、アーム5bが供給ステージ3
に向けて下降し、吸引部5aが最上段の遊技基板2aに
接触すると、前記アーム5bの下降が停止すると共に、
吸引部5aが吸引動作により遊技基板2aを吸着する。
【0012】そして、吸着部5aの真空経路の圧力を検
出する真空スイッチのような圧力センサーからの信号
で、把持搬送機5の制御部が吸着を確認すると共に、把
持搬送機5の記憶部が前記吸着位置を記憶する一方、ア
ーム5bが上昇して吸引部5aに吸着された遊技基板2
aが上昇して受けステージ4よりも上位になる位置に停
止した後に、アーム5bが供給ステージ3から受けステ
ージ4側に横移動し、吸引部5aが受けステージ4の真
上に到達すると、前記アーム5bの横移動が停止する。
【0013】引き続き、アーム5bが下降して吸引部5
aの遊技基板2aが受けステージ4に近接又は接触する
下降限度位置に停止すると、吸引部5aが吸引動作を停
止すると共に吸着部5aの真空経路を大気開放させて遊
技基板2aを自重で受けステージ4上に落下又は着地搭
載する。
【0014】その後、アーム5bが下降限度位置から上
昇して前記記憶吸着位置及び受けステージ4よりも上位
になる位置の内のいずれか低い方の位置に停止した後
に、アーム5bが受けステージ4から供給ステージ3側
に横移動して供給ステージ3の真上に停止し、更に、ア
ーム5bが下降し、吸引部5aが最上段の遊技基板2a
に接触すると、アーム5bが停止し、吸引部5aが吸引
動作で遊技基板2aを吸着することを繰り返すことで、
把持搬送機5は供給ステージ3上の遊技基板ブロック2
の最上段より順に遊技基板2aを受けステージ4に運搬
する。即ち、把持搬送機5は、供給ステージ3上の遊技
基板ブロック2から遊技基板2aを受けステージ4に把
持搬送する際に、遊技基板ブロック2の最上段の遊技基
板2aを吸着した吸着位置の記憶、その吸着後の受けス
テージ4よりも上位となる位置への上昇制御、遊技基板
2aを受けステージ4に搭載した下降限度位置から記憶
吸着位置及び受けステージ4よりも上位になる位置の内
の低い方の位置への上昇制御により、最短距離を移動し
て、供給ステージ2から受けステージ4への遊技基板2
aの受け渡しタクト(受け渡し時間)を可及的に短くす
ることができる。又、把持搬送機5は、供給ステージ3
上の遊技基板ブロック2の最上段の遊技基板2aを吸着
する際に、圧力センサーからの信号で吸着を確認するこ
とにより、遊技基板2aの取り損じを防止することがで
きる。尚、この把持搬送機5における最適上昇制御を供
給ステージ3上の遊技基板ブロック2の初期高さより高
い又は受けステージ4より高い上昇限度位置を予め設定
したシーケンス制御に代えることで、制御手段を簡素化
してもよい。
【0015】受けステージ4は、ラインコンベア11,
12の並列幅L1と略同等かそれ以上の横幅L2(L1
≦L2)を有して建屋の床上に設置されている。
【0016】図2にも示すように、受けステージ4のコ
ンベア6はローラコンベアにより形成されていて、遊技
基板2aを2枚並べた縦幅L3以上の軸長L4(L3≦
L4)を有する多数のローラー6aが、装置本体4aの
上に組付けられた骨格フレーム6bに、遊技基板2aの
搬送方向Xに所定間隔を以て並列に離隔配置して回転可
能に取り付けられている。
【0017】これらのローラー6aの内で、搬送方向X
に飛び飛びの、例えば1本置き毎のローラー6aはモー
ターローラーに形成されている。
【0018】即ち、モーターローラーのシャフトが装置
フレームに取り付けられ、このシャフトが回転可能に外
嵌装着された外側ローラーを有し、この外側ローラーと
シャフトとの間に設けられた電磁変換手段に外部より電
力を供給することにより、当該電磁変換手段が電気エネ
ルギーを機械的な回転エネルギーに変換し、この回転エ
ネルギーで外側ローラーが回転駆動して遊技基板2aを
搬送方向Xに搬送するようになっている。残りのローラ
ー6aは、搬送される遊技基板2aとの接触で搬送方向
Xに自由回転するように骨格フレーム6bに支持されて
いる。
【0019】受けステージ4の複数のストッパー7,8
は、各ラインコンベア11,12毎に対応するように、
受けステージ4のローラー6a間と供給ステージ3の右
端とに配置されていて、受けステージ4のコンベア6で
搬送される遊技基板2aの搬送を規制する機能と、当該
規制した遊技基板2aを受けステージ4からラインコン
ベア11,12に移送する際に誘導する機能とを併有し
ている。
【0020】中間のストッパー7は、図外のエアーシリ
ンダーのようなアクチェエータで、ローラー6aの上側
搬送部よりも下位の下降限度位置と、当該上側搬送部よ
りも上位の上昇限度位置とに昇降動作するように形成さ
れている。
【0021】右端のストッパー8は、中間のストッパー
7と同様に昇降動作させてもよいが、この実施形態で
は、これ以上遊技基板2aを右方向に移動させる必要が
ないことから、昇降動作不能で、ローラー6aの上側搬
送部よりも上位に固定的に設置して構造を簡素化してあ
る。
【0022】受けステージ4の複数の押し出し爪9,1
0は、各ラインコンベア11,12毎に対応するよう
に、受けステージ4のローラー6a間に無端状に配置さ
れた図1に示すチェーン9a,10aに遊技基板2aを
2枚並べた縦幅L3以上の間隔を以て結合していて、チ
ェーン9a,10aが供給ステージ3側からラインコン
ベア11,12側に向けて回転駆動することで、ローラ
ー6a間の供給ステージ3側でローラー6aの上側搬送
部よりも上方に突出して、遊技基板2aを2枚並べた態
様でラインコンベア11,12に押し出した後に、ロー
ラー6a間のラインコンベア11,12側でローラー6
aの上側搬送部よりも下方に没入して、ラインコンベア
11,12側から供給ステージ3側に移動する。尚、チ
ェーン9a,10aに代えて、ロッドレスシリンダーに
押し出し爪9,10を設けて直線的に往復移動すれば、
押し出し爪9,10を駆動する機構の高さを低くするこ
とができる。
【0023】ラインコンベア11,12は建屋の床上に
設置された装置フレーム13の上に組付けられたローラ
コンベアにより形成されていて、前記遊技基板2aの搬
送方向Xと直交する搬送方向Yの両側に所定間隔を以て
左右に相対峙する骨格フレーム11a,12aに、1枚
の遊技基板2aの横幅L5よりも僅かに長い軸長L6
(L5≦L6)を有する多数のローラー11b,12b
を、搬送方向Yに所定間隔を以て並列に離隔配置して回
転可能に取り付けてある。
【0024】ローラー11b,12bの内で、搬送方向
Yに飛び飛びの、例えば1本置き毎のローラー11b,
12bはモーターローラーに形成されている。即ち、モ
ーターローラーのシャフトが骨格フレーム11a,12
aに取り付けられ、このシャフトが回転可能に外嵌装着
された外側ローラーを有し、この外側ローラーとシャフ
トとの間に設けられた電磁変換手段に外部より電力を供
給することにより、当該電磁変換手段が電気エネルギー
を機械的な回転エネルギーに変換し、この回転エネルギ
ーで外側ローラーが回転駆動して遊技基板2aを搬送方
向Yに搬送するようになっている。残りのローラー11
b,12bは、搬送される遊技基板2aとの接触で搬送
方向Yに自由回転するように骨格フレーム11a,12
aに支持されている。
【0025】骨格フレーム11a,12aの上には、左
右一対のガイドレール14,15が搬送方向Yの両側で
左右に相対峙する間隔を調整可能に取り付けてある。こ
れらのガイドレール14,15は、ラインコンベア1
1,12のローラー11b,12bに乗って搬送される
遊技基板2aの左右両側端面を摺接させて遊技基板2a
を搬送方向Yに正確に誘導するように、内のりとして調
整された間隔が遊技基板2aの搬送方向Yと直交する横
幅L5より僅かに広い寸法に定められている。
【0026】又、平面から見た際に、図1に示すよう
に、中間のストッパー7は押し出し爪9で押し出される
遊技基板2aをラインコンベア11における右側のガイ
ドレール14へ円滑に受け渡すために当該ガイドレール
14と略直線状となるように配置され、右端のストッパ
ー8は押し出し爪10で押し出される遊技基板2aをラ
インコンベア12における右側のガイドレール15へ円
滑に受け渡すために当該ガイドレール15と略直線状と
なるように配置されている。
【0027】この実施形態の構造によれば、把持搬送機
5の駆動により、図3のa図に示すように、4枚の遊技
基板2aが受けステージ4の左側部分の上に格子状に並
べられた態様に搭載されると、例えば、把持搬送機5の
アーム5bの下降限度を検出する図外のセンサ、受けス
テージ4の遊技基板2aを検出する図外のセンサのいず
れかからの信号により、右側2枚の遊技基板2aが搭載
されているローラー6a及びそれよりも右側に位置する
ローラー6aの組と、左側2枚の遊技基板2aが搭載さ
れているローラー6a及びそれよりも左側に位置するロ
ーラー6aの組とが、回転速度を異にして、4枚の遊技
基板2aを搬送方向Xに搬送する。
【0028】例えば、右側の組のローラー6aが左側の
組のローラー6aよりも高速で左右同時に回転駆動を開
始するか、又は、右側の組のローラー6aが回転駆動を
開始した後に、所定の遅れ時間後に、左側の組のローラ
ー6aが回転駆動を開始することにより、右側の2枚1
列の遊技基板2aの組と、左側の2枚1列の遊技基板2
aの組との間に、中間のストッパー7が入り得る隙間を
形成した態様で、4枚の遊技基板2aを、受けステージ
4の左側から右側に移動する。
【0029】そして、前側である右側2枚の遊技基板2
aが中間のストッパー7を通過終了したことを検出する
受けステージ4の前記とは別の図外のセンサからの信号
により、中間のストッパー7が下降限度位置から上昇限
度位置に停止する。
【0030】引き続き、図3のb図に実線で示すよう
に、右側の2枚の遊技基板2aが右端のストッパー8に
当接か又は近接すると共に、左側の2枚の遊技基板2a
が中間のストッパー7に当接か又は近接すると、それぞ
れの遊技基板2aを検出する受けステージ4の前記とは
別の図外のセンサからの信号により、チェーン9a,1
0aが一方向に回転駆動して、複数のストッパー9,1
0が受けステージ4のコンベア6の上側搬送部よりも上
方に突出する。
【0031】これにより、図3のb図に仮想線で示すよ
うに、右端のストッパー8が右端の2枚の遊技基板2a
のうちの供給ステージ3側に位置する遊技基板2aの後
端を押しながら右端のラインコンベア12側に向かって
横移動して右端2枚の遊技基板2aを右端のラインコン
ベア12に押し出す一方、左側のストッパー7が左側の
2枚の遊技基板2aのうちの供給ステージ3側に位置す
る遊技基板2aの後端を押しながら左側のラインコンベ
ア11に向かって横移動して左側の2枚の遊技基板2a
を左側のラインコンベア11に押し出す。
【0032】これらのストッパー7,8で遊技基板2a
が押し出される過程では、右側の2枚の遊技基板2aが
その右側縁を右端のストッパー8に摺接した形態で誘導
され、左側の2枚の遊技基板2aがその右側縁を中間の
ストッパー7に摺接した形態で誘導される。この場合、
右側の2枚の遊技基板2aは右端のストッパー8より右
側のラインコンベア12に到達するのに伴って当該ライ
ンコンベア12の左右一対のガイドレール15の間に誘
導収納されると共に、当該ラインコンベア12のローラ
ー12bの上に移送される。又、左側の2枚の遊技基板
2aは中間のストッパー7より左側のラインコンベア1
1に到達するのに伴って当該ラインコンベア11の左右
一対のガイドレール14の間に誘導収納されると共に、
当該ラインコンベア11のローラー11b上に移送され
る。
【0033】そして、前記チェーン9a,10aの回転
駆動の開始と同時か、又は、押し出された先頭の遊技基
板2aを検出する図外のセンサからの信号により、各ラ
インコンベア11,12が搬送駆動を開始することによ
り、前記受けステージ4から移送された2枚1組の遊技
基板2aが、各ラインコンベア11,12のローラー1
1b,12bに乗って個別にガイドレール14,15に
誘導されながら搬送方向Yに搬送され、それぞれの搬送
先で、セル貼付工程に先駆けて各ラインコンベア11,
12毎に設けられた図外の検査機構で反り、外形寸法、
厚さ、含水率、直角度等の所定の検査を受ける。
【0034】要するに、この実施形態によれば、受けス
テージ4が供給ステージ3から受け取った遊技基板2a
を複数のラインコンベア11,12に対応して自動的に
振り分けて供給することにより、セル貼付工程に対する
前段の検査工程のライン数を、後工程であるセル貼付工
程のタクトに適合するように複数列に形成して、遊技基
板2aを検査工程からセル貼付工程までよどみなく適正
に搬送し、その搬送中に、所定の検査を適正に行うこと
で、生産効率を向上することができる。
【0035】又、受けステージ4の搬送方向Xの一側に
複数のラインコンベア11,12を所定間隔で平面的に
設置し、受けステージ4のローラー6の上側搬送部と各
ラインコンベア11,12の上側搬送部とを略同一高さ
に配置したので、受けステージ4に各ラインコンベア1
1,12に対応する複数のストッパー7,8及び押し出
し爪9,10を設ける簡単な構成で、遊技基板2aを複
数のラインコンベア11,12に対応して自動的に振り
分けることができる。
【0036】前記実施形態では製造ラインの最上流であ
る倉庫1側の供給ステージ3から初期の検査工程までの
部分を例示して説明したが、セル貼付工程、多軸穴空け
工程、ゲージプレス工程、ルータ工程、釘打ち工程、部
品組み立て工程、部品動作の検査工程等の各工程のタク
トに適合するように、遊技基板2aの受け入れ過多に陥
り易い工程の上流側に、複数のストッパー7,8や押し
出し爪9,10を有する受けステージ4と、複数列に形
成されたラインコンベア11,12とを設置して、複数
の搬送ラインに遊技基板2aを自動的に振り分ければ、
遊技基板2aを先の工程から後の工程によどみなく適正
に搬送して、生産効率を向上することができる。
【0037】前記実施形態ではセルシートが貼付されて
いない遊技基板2aを図示して説明したが、セルシート
が貼付された遊技基板2aでも同様の作用効果がある。
【0038】コンベア6及びラインコンベア11,12
は、ローラー6a,11b,12bを1本おき毎にモー
ターローラーに形成する代わりに、ローラー6a,11
b,12bに相当するローラーを骨格フレーム6b,1
1a,12aに取り付けられたサーボモーターのような
モーターにより回転駆動するように構成したり、ローラ
ータイプ以外の左右一対のチェーンを有するチェーンタ
イプに構成しても同様に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態を示す平面図。
【図2】 同実施形態を示す斜視図。
【図3】 同実施形態の作用説明図。
【符号の説明】
2a 遊技基板 4 受けステージ 6 コンベア 7,8 ストッパー 9,10 押し出し爪 11,12 ラインコンベア

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ機のような遊技機用の遊技基板
    単体又は意匠図の描かれたセルシートを有する遊技基板
    を、横方向に搬送、停止するコンベアが設けられた受け
    ステージより、当該受けステージの搬送方向と交差する
    搬送方向を有して受けステージの搬送方向側方に並列配
    置された複数のラインコンベアに振り分け供給する遊技
    機製造用遊技基板の供給装置であって、受けステージで
    のコンベアの搬送方向の一側に複数のラインコンベアを
    所定間隔で平面的に設置し、受けステージのコンベアの
    上側搬送部と各ラインコンベアの上側搬送部とを略同一
    高さに配置する一方、受けステージが、複数のラインコ
    ンベアの並列された横幅と同等又はそれ以上の横幅を有
    すると共に、受けステージのコンベアで搬送される複数
    の遊技基板のうちの前側の遊技基板が通過した後に当該
    コンベアの上側搬送部よりも上方に突出するように昇降
    動作して後の遊技基板の搬送動作を規制する中間のスト
    ッパーと、前記前側の遊技基板の搬送動作を規制する端
    のストッパーと、これらのストッパーで搬送動作の規制
    された遊技基板を受けステージから複数のラインコンベ
    アのそれぞれに押し出す複数の押し出し爪とを備えたこ
    とを特徴とする遊技機製造用遊技基板の供給装置。
JP10945896A 1996-04-30 1996-04-30 遊技機製造用遊技基板の供給装置 Pending JPH09294844A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008140974A (ja) * 2006-12-01 2008-06-19 Kenyu:Kk 基板の自動分割方法、自動分割装置
JP2023079311A (ja) * 2021-11-29 2023-06-08 北海道電力株式会社 サーベイ測定システム

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