JPH09294529A - 魚体の内臓除去装置 - Google Patents

魚体の内臓除去装置

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JPH09294529A
JPH09294529A JP8114490A JP11449096A JPH09294529A JP H09294529 A JPH09294529 A JP H09294529A JP 8114490 A JP8114490 A JP 8114490A JP 11449096 A JP11449096 A JP 11449096A JP H09294529 A JPH09294529 A JP H09294529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fish body
fish
scraping
internal organs
rotating bodies
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8114490A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Ogawa
豊 小川
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Nippon Fillestar Co Ltd
Original Assignee
Nippon Fillestar Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内臓掻き落とし装置周辺での内臓の詰り防
止。 【解決する手段】 腹部を切開した魚体F1を、背腹方
向と交差する方向に沿う両側から挟持して頭尾方向へ搬
送する搬送手段と、搬送手段による魚体F1の搬送路に
侵入して設けられ、搬送される頭魚体F1から内臓を掻
き落とす内臓掻き落とし装置4とを含み、内臓掻き落と
し装置4は、外周部に周方向に凸部43と凹部44を交互に
有す一対の回転体41、41を軸心を一致させて間隔を存し
て対向配備し、回転体41、41間に回転体41、41の最大径
に略一致した円板46を回転体41、41と同心に配備して構
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、魚体から内臓を除去す
る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の魚体の内臓除去装置の平面
図、図5は図4のX−X線に沿う断面図を示している。
予め頭部をカットされた魚体F1が、一対の搬送ベルト
(6)(6)で両側から挟持され、頭尾方向に沿って矢印A
方向に供給され、腹部切取り装置(2)によって腹部がカ
ット(図6A)され、内臓掻き落とし装置(4)に導かれ
る。
【0003】内臓掻き落とし装置(4)によって内臓を掻
き落とされた魚体F1(図6B)は、搬送ベルト(6)(6)
によって更に中骨除去装置(5)に送られる。該中骨除去
装置(5)は、一対の傾斜回転刃(51)(51)が上端は近
接し、相互に角度θ1だけ下開きに配置し構成され、傾
斜回転刃(51)(51)の上端が魚体F1の中骨F2より上側の
枝骨F3を挟む高さまで魚体F1の移行路に侵入している
(図6C)。魚体F1が中骨除去装置(5)を通過する途上
で、傾斜回転刃(51)(51)によって中骨F2が魚体F1から
切り離されて落下する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記内臓掻き落とし装
置(4)は、外周部に周方向に凸部(43)と凹部(44)を交互
に有す一対の回転体(41)(41)を軸心を一致させて間隔を
存して対向配備して構成される。
【0005】上記回転体(41)(41)間には、腹部切開装置
(3)側から内臓掻き落とし装置(4)へ魚体F1を案内す
る案内板(71)の下流端と、内臓掻き落とし装置(4)から
中骨除去装置(5)へ魚体F1を案内する案内板(72)の上
流端とが侵入している。従って、魚体F1の枝骨F4の両
側の内臓は、回転体(41)(41)によって掻き落とされて、
両回転体(41)(41)の外面を滑り落ちるが、回転体(41)(4
1)間の内臓は、案内板(71)(72)に邪魔されて、円滑に滑
り落ちずに詰まってしまい、魚体F1の進行を阻止して
しまうことがある。
【0006】回転体(41)(41)の外周は交互に凹凸が形成
されているため、この回転体(41)(41)が魚体F1に食込
んだとき、魚体F1を上下、左右に蛇行させる力が働
き、両側り搬送ベルト(6)(6)の押えだけでは、魚体F
1を真っ直ぐに案内できない。このため、案内板(71)(7
2)の端部を回転体(41)(41)内に侵入させる必要がある。
【0007】案内板(71)(72)が回転体(41)(41)間に侵入
せぬ様に案内板(71)(72)の端部を切り落として短くすれ
ば、内臓掻き落とし装置(4)上を通過する魚体F1を真
っ直ぐに案内できず、掻き落とした内臓が飛散って、却
って魚体F1の移行路の目詰を速める結果となる。
【0008】本発明は、内臓掻き落とし装置(4)を通過
する魚体F1を真っ直ぐに案内でき、然も、掻き出した
内臓を回転体(41)(41)の下方に円滑に落下排出できる魚
体の内臓除去装置を明らかにするものである。
【0009】
【課題を解決する手段】本発明の魚体の内臓除去装置
は、腹部を切開した魚体F1を、背腹方向と交差する方
向に沿う両側から挟持して頭尾方向へ搬送する搬送手段
と、搬送手段による魚体F1の搬送路に侵入して設けら
れ、搬送される頭魚体F1から内臓を掻き落とす内臓掻
き落とし装置(4)とを含み、内臓掻き落とし装置(4)
は、外周部に周方向に凸部(43)と凹部(44)と凹部を交互
に有す一対の回転体(41)(41)を軸心を一致させて間隔を
存して対向配備し、回転体(41)(41)間に回転体(41)(41)
の最大径に略一致した円板(46)を回転体(41)(41)と同心
に配備して構成されている。
【0010】
【作用及び効果】搬送手段によって、背腹方向と交差す
る方向に沿う両側から挟持して頭尾方向へ搬送される魚
体F1が、内臓掻き落とし装置(4)に通過する際、回転
体(41)(41)が魚体F1の下部の枝骨F4の両側に食い込ん
で、内臓を掻き出す。このとき回転体(41)(41)と同心で
回転する円板(46)も魚体F1に侵入しており、該円板(4
6)が魚体F1の蛇行を抑えて、真っ直ぐに進行させるこ
とができる。
【0011】掻き出された内臓は、回転体(41)(41)と円
板(46)の間及び回転体(41)(41)の外面を滑って落下排出
される。回転体(41)(41)及び円板(46)は回転して遠心力
が働くため、回転体(41)(41)と円板(46)に内臓が付着し
ても、直ちに振り飛ばされ、この振り飛ばし方向は、回
転体(41)(41)の上部には魚体F1が存在するため、結果
的には下方側のみとなり、周辺を汚すことを避けること
ができる。
【0012】上記の如く、回転体(41)(41)に設けた円板
(46)によって、魚体F1の真っ直ぐな進行と、掻き出し
た内臓による詰りをなくし、魚体F1の円滑な内臓除去
処理が可能となる。
【0013】
【発明の実施の態様】図1、図2は、内臓除去装置の一
例を示しており、横長のケーシング(1)に、魚体F1
搬送手段である一対の無端状搬送ベルト(6)(6)が水平
面内にて、ケーシング(1)の長手方向に沿い、魚体F1
の通過する間隔を存して対向配備されている。
【0014】搬送ベルト(6)(6)を張設するローラには
回転駆動装置(何れも図示せず)が連繋され、搬送ベルト
(6)(6)は、該ベルト(6)(6)間の魚体F1を矢印Aで
示す方向に搬送すべく周回する。ケーシング(1)内には
搬送方向の上流側から下流側へ順に、腹部切取り装置
(2)、腹部切開装置(3)、内臓掻き落とし装置(4)及び
中骨除去装置(5)が配備されて、腹部切取り装置(2)と
腹部切開装置(3)との間、腹部切開装置(3)と内臓掻き
落とし装置(4)との間、及び内臓掻き落とし装置(4)と
中骨除去装置(5)との間にて、魚体F1の移行路の下部
に面して魚体F1を搬送方向に真っ直ぐに案内する案内
板(7)(71)(72)が配備されている。案内板(71)(72)は、
夫々一対のレール(71a)(71b)、(72a)(72b)を搬送方向に
向けて平行に配備して構成される。
【0015】又、腹部切開装置(3)、内臓掻き落とし装
置(4)及び中骨除去装置(5)の上方近傍には、夫々、作
業中の魚体F1を下方に弾発付勢して魚体F1の持上がり
を防止するための押え片(8)(81)(82)が配備されてい
る。内臓掻き落とし装置(4)を除く、他の装置(2)(3)
(5)は公知であるので、簡単に説明する。
【0016】腹部切取り装置(2)は、図3に示す如く、
搬送ベルト(6)(6)の下端よりも少し低位置にて、水平
面内で回転する一対の水平回転刃(21)(21)を刃先が搬送
ベルト(6)(6)間の移行の幅方向の中央で少し重なる様
に配備して構成され、搬送ベルト(6)(6)によって搬送
される途上の魚体F1の腹ビレより少し上方から腹部を
カットする。尚、実施例では、魚体F1は、腹部切取り
装置(2)に案内される前、予め頭部がカットされた無頭
魚体であるが、頭部をカットしない魚体でも実施可能で
ある。
【0017】腹部切開装置(3)は、図4、図6Aに示す
如く、一対の垂直回転刃(31)(31)を魚体F1の中骨F2
太さよりも少し大なる間隔を存して同軸に配備し、垂直
回転刃(31)(31)の上端を、魚体F1の中骨F2より下方の
枝骨F4を挟む高さまで魚体F1の移行路に侵入させてい
る。案内板(7)に案内され腹部切開装置(3)を通過途上
の魚体F1に対して垂直回転刃(31)(31)が魚体F1の枝骨
4の両側を切り込んで、魚体F1を腹部から切開する。
【0018】次の工程は、本発明に係る内臓掻き落とし
装置(4)による内臓掻き落としである。内臓掻き落とし
装置(4)は、図3に示す如く、一対の回転体(41)(41)を
魚体F1の中骨F2の太さよりも少し大なる間隔を存して
同心に対向配備し、回転体(41)(41)の上端が、魚体F1
の中骨F2の移行路より少し下方位置に達する様に、魚
体F1の移行の幅方向の中央部に下方から侵入させてい
る。
【0019】回転体(41)(41)は外周部に周方向に凸部(4
3)と凹部(44)を交互に有し、各回転体(41)(41)の外面
は、周縁から軸心側へ段階的に高く形成されている。各
回転体(41)(41)は、回転駆動伝達装置(45)(45)が連繋さ
れ(図4参照)、魚体F1を下流側に送る方向に回転す
る。
【0020】回転体(41)(41)間に本発明の特徴とする円
板(46)(46)が、両回転体(41)(41)の軸(42)(42)を内側に
少し延長して回転体(41)(41)と同心に該軸(42)に取付け
られている。各円板(46)の直径は、回転体(41)の最大径
に略一致しており、円板(46)(46)の間隔は、中骨F2
太さと同程度である。
【0021】腹部切開装置(3)から内臓掻き落とし装置
(4)へ魚体F1を案内する案内板(71)の下流端、及び内
臓掻き落とし装置(4)から中骨除去装置(5)へ魚体F1
を案内する案内板(72)の上流端は、夫々、内臓掻き落と
し装置(4)の回転体(41)(41)に近接しているが、回転体
(41)(41)間に侵入していない。
【0022】前記腹部切開装置(3)による腹部切開を終
え、搬送ベルト(6)(6)よって搬送される魚体F1が、
内臓掻き落とし装置(4)に通過する際、回転体(41)(41)
が魚体F1の下部の枝骨F4の両側に食い込んで、内臓を
掻き出す。このとき回転体(41)(41)と同心で回転する円
板(46)も魚体F1に侵入しており、該円板(46)が魚体F1
の蛇行を抑えて、真っ直ぐに進行させることができる。
【0023】掻き出された内臓は、回転体(41)(41)と円
板(46)の間及び回転体(41)(41)の外面を滑って落下排出
される。回転体(41)(41)及び円板(46)は回転して遠心力
が働くため、回転体(41)(41)と円板(46)に内臓が付着し
ても、直ちに振り飛ばされ、この振り飛ばし方向は、回
転体(41)(41)の上部には魚体F1が存在するため、結果
的には下方側のみとなり、周辺を汚すことを避けること
ができる。
【0024】中骨除去装置(5)は、図6Cに示す如く、
一対の傾斜回転刃(51)(51)が上端は近接し、相互に角度
θ1だけ下開きに配置し構成され、傾斜回転刃(51)(51)
の上端が魚体F1の中骨F2より上側の枝骨F3を挟む高
さまで魚体F1の移行路に侵入している(図6C)。魚体
1が中骨除去装置(5)を通過する途上で、傾斜回転刃
(51)(51)によって中骨F2が魚体F1から切り離されて落
下する。
【0025】上記の如く、本発明は、内臓掻き落とし装
置(4)の回転体(41)(41)間に設けた円板(46)によって、
魚体F1の真っ直ぐな進行と、掻き出した内臓による詰
りをなくし、魚体F1の円滑な内臓除去処理を可能にし
た。
【0026】尚、本発明の実施に際し、内臓掻き落とし
装置(4)の回転体(41)(41)間の円板(46)は、2枚に限ら
ず、1枚でも可い。本発明は、上記実施例の構成に限定
されることはなく、特許請求の範囲で種々の変形が可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】内臓除去装置の平面図である。
【図2】図1のX−X線に沿う断面図である。
【図3】内臓掻き落とし状態の断面図である。
【図4】従来例の内臓除去装置の平面図である。
【図5】図4のX−X線に沿う断面図である。
【図6】図6Aは、腹部切開途上の断面図、図6Bは、
従来の内臓掻き落とし途上の断面図、図6Cは、中骨除
去途上の断面図である。
【符号の説明】
(2) 腹部切取り装置 (3) 腹部切開装置 (4) 内臓掻き落とし装置 (41) 回転体 (43) 凸部 (44) 凹部 (45) 回転駆動伝達装置 (46) 円板 (5) 中骨除去装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 腹部を切開した魚体F1を、背腹方向と
    交差する方向に沿う両側から挟持して頭尾方向へ搬送す
    る搬送手段と、 搬送手段による魚体F1の搬送路に侵入して設けられ、
    搬送される頭魚体F1から内臓を掻き落とす内臓掻き落
    とし装置(4)とを含み、 内臓掻き落とし装置(4)は、外周部に周方向に凸部(43)
    と凹部(44)を交互に有す一対の回転体(41)(41)を軸心を
    一致させて間隔を存して対向配備し、回転体(41)(41)間
    に回転体(41)(41)の最大径に略一致した円板(46)を回転
    体(41)(41)と同心に配備して構成されていることを特徴
    とする魚体の内臓除去装置。
JP8114490A 1996-05-09 1996-05-09 魚体の内臓除去装置 Withdrawn JPH09294529A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8114490A JPH09294529A (ja) 1996-05-09 1996-05-09 魚体の内臓除去装置

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JP8114490A JPH09294529A (ja) 1996-05-09 1996-05-09 魚体の内臓除去装置

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JPH09294529A true JPH09294529A (ja) 1997-11-18

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8114490A Withdrawn JPH09294529A (ja) 1996-05-09 1996-05-09 魚体の内臓除去装置

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JP (1) JPH09294529A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100437675B1 (ko) * 2002-07-22 2004-06-30 유봉덕 멸치 내장 제거장치
CN102870857A (zh) * 2012-10-10 2013-01-16 中国水产科学研究院渔业机械仪器研究所 一种用于小型鱼类加工的内脏扯除装置

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KR100437675B1 (ko) * 2002-07-22 2004-06-30 유봉덕 멸치 내장 제거장치
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030805