JPH0126217Y2 - - Google Patents

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JPH0126217Y2
JPH0126217Y2 JP6440783U JP6440783U JPH0126217Y2 JP H0126217 Y2 JPH0126217 Y2 JP H0126217Y2 JP 6440783 U JP6440783 U JP 6440783U JP 6440783 U JP6440783 U JP 6440783U JP H0126217 Y2 JPH0126217 Y2 JP H0126217Y2
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JP
Japan
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fish
receiving conveyor
pair
bone
conveyor
Prior art date
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JP6440783U
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JPS59170481U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 イ.考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は魚体を骨なしの開きにするための装
置に関するものである。
(従来の技術) 従来この種の骨なしの開きにする作業は殆ど人
手によつて行つており、中々熟練と手数を要する
ものである。
機械化した装置としては本件考案者が先に開発
した実開昭57−183879号が知られており、一応の
成果をおさめている。
しかしながら、両側の傾斜回転円盤カツターは
突合せ接触ではなく、僅かに隙間を設けて設置す
るために、魚身は薄くではあるが僅かに切り残り
ができ、魚の種類によつては、丈夫な筋や、皮が
開いた身と中骨とを連結した状態で残ることが
まゝ起こり、分離不完全となつて開身を損傷する
こととなつて歩留の悪い作業となり、これらの作
業の機械化に今一歩の感がある。
(考案の解決しようとする課題) この考案は上述のような欠点を改善し、中骨を
挟持型コンベヤーに挟持し、一対の傾斜回転円盤
カツターで切断中に、身と骨を完全に分離できる
ようにするためのものである。
ロ.構成 (課題を解決しようとする手段) 前記課題を達成するためにこの考案は魚体の中
骨の両側際に切込みを入れたものを中骨を起立さ
せて保持し、切開かれた両側魚身を水平状態に受
コンベヤーで保持しながら一対の傾斜回転円盤カ
ツターで中骨と両側魚身の連結部を切断する装置
において、 前記受コンベヤーと、この上に前記中骨部のみ
を起立させて挟持する一対の挟持型コンベヤーが
前記受コンベヤーと同一方向同一速度で運転すべ
く設けてあり、前記受コンベヤーと、挟持型コン
ベヤーとの間においてはほゞ45゜に傾斜した前記
一対の傾斜回転円盤カツターの外周切刃部は極く
接近させ、一方の刃の上面に添い、かつ外径はこ
れよりも若干小さく、外周に凹凸のある厚みの薄
い鋸歯状円盤が前記傾斜回転円盤カツターに添つ
て設けてあり、この鋸歯状円盤の回転速度は前記
傾斜回転円盤カツターの回転速度よりも回転が遅
い正転、逆転のうちの一種となるように設けてあ
ることを特徴とする魚体身割装置における中骨分
離装置とする。
(考案の作用) 以上のように構成しているこの考案のものにお
いて、魚の開かれた身を水平にして、受コンベヤ
ー上に載せ、中骨を起立状態として挟持型コンベ
ヤー間に供給すると(第1図、第2図参照)これ
ら二組のコンベヤーによつて挟持された魚は一対
の傾斜回転円盤カツターによつて、身と中骨の連
続部分の両側より切り込まれると共に、反対方向
に回転する鋸歯状円盤によつてこれら傾斜回転円
盤カツターと同一方向又は一対の挾持型コンベヤ
ーより下側に一する中骨、つまり脊椎よりも下方
の櫛歯状の骨は上流側に掻き戻され、無理やり身
と中骨とは確実に分離させられる。
(実施例) この考案を今図示の代表的な実施例に基づいて
説明する。
図において10は水平な搬送面を持つ受コンベ
ヤーであつて、二条の無単ベルト11よりなり、
中央に若干の隙間12が設けてある。この無単ベ
ルト11の上方には魚体Aの開き身Bの厚さより
も若干大きめの間隙をおいて、左右一対挾持型コ
ンベヤー13が設けてあり、このコンベヤー13
のベルトの幅は余り広くなく、中骨部Cの一部を
挟持できるものであればよく、挟持面は摩擦抵抗
を大きくするため、タイミングベルトのような凹
凸が設けてある。
14は一対の傾斜回転円盤カツターであり、共
に反対方向に45゜傾斜し、その切断位置は前記挟
持型コンベヤー13の下で受コンベヤー10の隙
間12の真上になり、相互に極く接近させその間
隙は1mm乃至0.25mm程度にまでにできるようにし
てあり、図示のものにおいては一方の傾斜回転円
盤カツターのエツジ16が他方のカツターの外周
寄りの側面に位置するよう、正面からみてY字型
に配置してある(第4図参照)。この図において
は前記部分は誇張して記載してある。
15は鋸歯状円盤であつて、その厚みは1乃至
5mm程度で、好ましくは3mm程のものがよく、前
記傾斜回転円盤カツター14のうちの一方の傾斜
回転円盤カツター14に添つて、同心軸線位置に
設けられ、前記傾斜回転円盤カツター14とは反
対方向に回転するように設けてある。
つまり傾斜回転円盤カツター14は前記二組の
コンベヤー10と13の搬送部分において、同じ
回転方向になるように、それぞれ設けてあり、通
常600乃至1800r.p.m.程度の回転数にしてあり、
鋸歯状円盤15は反対方向に60〜600r.p.m.回転
程度の低速回転としてある。
(実施例の作用) 以上のように構成しているこの考案のものにお
いて、魚の開かれた身Bを水平にして、受コンベ
ヤー10上に載せ、中骨Cを起立状態として挟持
型コンベヤー13間に供給すると(第1図、第2
図参照)これら二組のコンベヤー10,13によ
つて挟持された魚は一対の傾斜回転円盤カツター
14によつて、身Bと中骨Cの連続部分の両側よ
り切り込まれると共に、反対方向に回転する鋸歯
状円盤15によつて、一対の挟持型コンベヤー1
3より下側に位置する中骨、つまり脊椎よりも下
方の櫛歯状の骨は上流側に掻き戻され、無理やり
身Bと中骨Cとは確実に分離させられる。
而して分離された中骨Cはそのまゝ挾持型コン
ベヤー13の搬出側まで搬送されて挟出され、開
かれた身は受コンベヤー10の搬出端において受
けとめられる。
ハ.効果 上述のように構成し、作用を為すこの考案のも
のにおいては、開かれた身Bと中骨Cとは前述の
ように切断と同時に掻きとられるから、確実に分
離され、加工品はきれいな形状となり、歩留まり
良好となる。
(実施例固有の効果) 鋸歯状円盤15を傾斜回転円盤カツター14及
びコンベヤー10,13と反対方向に回転させた
方が順方向回転より上記の分離効果はより確実で
ある。また第4図のように一対の傾斜回転円盤カ
ツター14をY字型に配置した方が切断は確実で
仕上り形状がよい。
その他、図中17は受コンベヤー10上に設け
た板ばねよりなる開きB押え部材である。
通常この考案の装置は第1図に示すように魚体
Aの中骨Cの両側に切目を入れる一対二組の回転
円盤式の第2、第3のカツター18,19及び挟
持ベルト21が設けてある魚体身割装置の搬出側
に設け、受コンベヤー10はこの前処理の魚体身
割装置から一連になつている。22は魚体Aを第
3図に示す状態とするガイド板である。
その他20は前記ベルト11の間隙12に下側
からその切刃を臨ませた、第4回転円盤カツター
であり、完全に魚体を左右に分け、いわゆる三枚
卸にするときに用い、不要なときは下方に待機さ
せておく。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案に係るものを示すものであり、
第1図はこの考案の実施例の装置を取付けた魚体
身割装置全体の斜視図、第2図は身割された魚体
の斜視図、第3図は第2図の縦断正面図、第4図
はこの装置の縦断正面図、第5図は第4図5−5
矢視図である。 符号、10……受コンベヤー、13……挟持型
コンベヤー、14……傾斜回転円盤カツター、1
5……鋸歯状円盤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 魚体の中骨の両側際に切込を入れたものを中
    骨を起立させて保持し、切開かれた両側魚身を
    水平状態に受コンベヤーで保持しながら一対の
    傾斜回転円盤カツターで中骨と両側魚身の連結
    部を切断する装置において、 前記受コンベヤーと、この上に前記中骨部の
    みを起立させて挟持する一対の挟持型コンベヤ
    ーが前記受コンベヤーと同一方向同一速度で運
    転すべく設けてあり、前記受コンベヤーと、挟
    持型コンベヤーとの間においてほゞ45゜に傾斜
    した前記一対の傾斜回転円盤カツターの外周切
    刃部は極く接近させ、一方の刃の上面に沿い、
    かつ外径はこれよりも若干小さく、外周に凹凸
    のある厚みの薄い鋸歯状円盤が前記傾斜回転円
    盤カツターに添つて設けてあり、この鋸歯状円
    盤の回転速度は前記傾斜回転円盤カツターの回
    転速度よりも回転が遅い正転、逆転のうちの一
    種となるように設けてあることを特徴とする魚
    体身割装置における中骨分離装置。 2 前記鋸歯状円盤は傾斜回転円盤カツターに対
    して低速で逆回転するものとしてあることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    魚体身割装置における中骨分離装置。
JP6440783U 1983-04-28 1983-04-28 魚体身割装置における中骨分離装置 Granted JPS59170481U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6440783U JPS59170481U (ja) 1983-04-28 1983-04-28 魚体身割装置における中骨分離装置

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JP6440783U JPS59170481U (ja) 1983-04-28 1983-04-28 魚体身割装置における中骨分離装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59170481U JPS59170481U (ja) 1984-11-14
JPH0126217Y2 true JPH0126217Y2 (ja) 1989-08-04

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ID=30194586

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6440783U Granted JPS59170481U (ja) 1983-04-28 1983-04-28 魚体身割装置における中骨分離装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6225929A (ja) * 1985-03-06 1987-02-03 佐々木 公麿 魚体切割装置

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JPS59170481U (ja) 1984-11-14

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