JPH09293777A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH09293777A
JPH09293777A JP8105597A JP10559796A JPH09293777A JP H09293777 A JPH09293777 A JP H09293777A JP 8105597 A JP8105597 A JP 8105597A JP 10559796 A JP10559796 A JP 10559796A JP H09293777 A JPH09293777 A JP H09293777A
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type diffusion
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Abstract

(57)【要約】 【課題】拡散層に接続される寄生容量増加を抑制して、
装置の高速動作を可能にする。 【解決手段】チャネルストッパーとなるP型拡散層10
が、コンタクトを介して配線層25と接続するN型拡散
層23に接触しないように配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置及びその
製造方法に係わり、特に基板上に形成されたフィールド
絶縁膜とその下に形成されたチャンネルストッパーとな
る拡散領域を有する半導体装置及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置では、基板(又は第1
導電型ウェル)上に比較的厚いフィールド絶縁膜で設定
される素子分離領域と、この素子分離領域に囲まれ区画
された活性領域の基板表面に素子の第2導電型拡散層が
形成される。
【0003】また、フィールド絶縁膜下にはチャネルス
トッパーとなる第1導電型拡散領域が設けられている。
これは、基板よりも高い不純物濃度に設定され、基板と
フィールド絶縁膜とその上部の配線で形成される寄生M
OSのしきい値電圧を高めたり、フィールド絶縁膜を挟
んで対向する拡散層間のパンチスルー耐圧を高めたりす
ることで、素子分離特性を向上させるように設定されて
いる。
【0004】以下に従来技術の一例としてスタティック
・ランダム・アクセス・メモリ(以下、SRAMと記
す)のメモリを取り上げ、図5、図6、図11,図12
〜図13を用いて説明する。
【0005】図5および図6は、高抵抗負荷型SRAM
セルの平面レイアウト図の一例である。図5は、MOS
FET部分、図6は、高抵抗負荷素子及び配線部分をそ
れぞれ描いた平面レイアウト図であり、実際には図6は
図5の上に重なって配置される。
【0006】図11は図5および図6のAーAにおける
断面図、図12から図13は図5および図6中における
各製造工程の断面図である。
【0007】図5および図6において、メモリセルは、
セルアレイを延在するワード線対101とこれに直行す
る相補型ビット線対109の交点に配置され、ワード線
101をゲート電極とする転送用トランジスタ110を
介してビット線109に接続されている。転送用トラン
ジスタ110のソース、ドレイン拡散層とビット線対1
09はコンタクト103で接続されている。この部分
(AA)の断面図が図11である。
【0008】図11に示されるように、N型シリコン基
板1に設けられたPウェル2上の素子分離領域にフィー
ルド酸化膜9が形成され、その直下にチャンネルストッ
パーとなるP型拡散領域10が形成されている。フィー
ルド酸化膜9で囲まれた活性領域の基板表面には高濃度
N型拡散層21が形成され、これが前述の転送用トラン
ジスタ110(図5)のソース、ドレインとなってい
る。
【0009】活性領域の基板表面にはゲート酸化膜が形
成され、さらに素子分離領域及び活性領域上には層間絶
縁膜12,13,14が堆積されている。層間絶縁膜1
2,13,14には図5および図6のコンタクト103
として示されているコンタクト孔が開口され、図11で
示すタングステンプラグ24が形成されている。ここで
はコンタクト孔の位置ずれが生じたため、タングステン
プラグ24が図面の右方向にずれて形成されたものが示
されている。
【0010】タングステンプラグ24が接続される基板
面にはN型拡散領域23が形成され、またタングステン
プラグ24の上にはビット線109となるアルミ線25
が形成されている。
【0011】次にこのような半導体装置の製造方法を図
12〜図13の工程断面図を用いて説明する。
【0012】先ず図12(A)に示されるように、不純
物濃度約1015cm-3のN型シリコン基板1に不純物濃
度1016〜1017cm-3程度のPウェル2が形成された
後、基板表面に厚さ5〜20nmのシリコン酸化膜3、
厚さ50〜300nmのシリコン窒化膜4が堆積され
る。次に活性領域が形成される位置にフォトレジストパ
ターン5が形成され、これをマスクに異方性エッチング
が行われシリコン窒素膜がエッチングされる。
【0013】その後、フォトレジストパターン5をマス
クにボロンイオン注入7が行われ、素子分離領域の基板
中にボロンイオン8が導入される。
【0014】この時メモリセル内ではNchMOSトラ
ンジスタが使用されているが、メモリセルを動作させる
ために周囲に配置される周辺回路内にはPchMOSト
ランジスタも使用される。
【0015】そのため、図12(A)には図示されてい
ないが、周辺回路内のPchMOSトランジスタ形成領
域では活性領域上にのフォトレジストパターン5の上に
別のフォトレジストパターンを形成してボロンイオンが
注入されないようになっている。次ぎに図12(B)に
示されるように、フォトレジストパターンがすべて除去
された後、シリコン窒化膜4をマスクとした選択酸化が
行われ素子分離領域に厚さ200〜500nmのフィー
ルド酸化膜9が形成される。この酸化工程で前述のボロ
ンイオン8は活性化されP型のPウェルより高濃度のチ
ャネルストッパーであるP型拡散領域10がフィールド
酸化膜9の直下に自己整合的に形成される。
【0016】次ぎに図13に示されるように、活性領域
の表面に厚さ5〜20nmのゲート酸化膜11が形成さ
れた後、MOSトランジスタのゲート電極とその側面に
サイドウォールが設けられ(図13には図示されない)
このゲート電極とサイドウォールをマスクにしたイオン
注入により高濃度N型拡散層21が形成される。
【0017】続いて、層間絶縁膜12,13,14が全
面に堆積される。また図13には図示されないが、層間
絶縁膜12,13の間にはGND配線105(図6参
照)が、層間絶縁膜13,14の間には高抵抗ポリシリ
107と電源配線108(図6参照)が、それぞれ形成
されている。
【0018】また、GND配線105はGNDコンタク
ト104において基板上N型拡散層に接続され、高抵抗
ポリシリ107及び電源配線108はノードコンタクト
106においてドライバーゲート102及び基板上N型
拡散層に接続されている(図5および図6参照)。
【0019】図13に戻って、層間絶縁膜14の上には
フォトレジスト15が形成され、これをマスクとした異
方性エッチングによりコンタクト16が開口される。こ
こではコンタクト孔の位置合わせずれが生じて図面の右
方向にずれて形成されたものが示されている。このため
コンタクト開口のエッチング時にフィールド酸化膜9の
一部がエッチングされ基板上の高濃度N型拡散層21と
ともに高濃度P型拡散領域10の一部が露出されてい
る。
【0020】次に図11に示されるように、開口された
コンタクト孔16内基板面にリンのイオン注入が行わ
れ、アニールにより活性化されてN型拡散層23が形成
される。このN型拡散層23は開口されたコンタクト孔
16に対して自己整合的に形成され、コンタクトがPウ
ェル2と電気的に接続されるのを防いでいる。続いて、
コンタクト孔はタングステンの堆積と異方性エッチバッ
クにより形成されるタングステンプラグ24により埋設
される。最後にビット線109となるアルミ配線25が
タングステンプラグ24に接続するように形成される。
【0021】フィールド絶縁膜とその下に形成されるチ
ャンネルストッパーの形成に関しては、このほかに特開
平2−2673号公報に開示されたものがある。
【0022】以下その内容について説明する。この従来
例は、マスクROMにおいてメモリセル部のチャネルス
トッパー濃度が周辺回路部に比べて低く設定され、さら
にメモリセル部に印加される動作電圧が周辺回路部に印
加される電圧よりも低く設定されるものである。したが
って、メモリセル内のデータ線に接続されるソース、ド
レイン(N型拡散層)とフィールド酸化膜下チャンネル
スットパー(P型拡散領域)との間に形成されるPN接
合容量が低下され、ソース、ドレインに接続されるデー
タ線の寄生容量の低減効果により動作速度の高速化が行
われる。またメモリセル部の動作電圧が下げられること
でフィールド酸化膜化の寄生MOS動作が防止される。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、従来
の技術において基板上拡散層のPN接合容量が、N型拡
散層とフィールド酸化膜下のP型のチャンネルストッパ
ーとの間に形成されるPN接合の容量増加によって増大
し、このためにこのN型拡散層にコンタクトを介して接
続される上部配線の寄生容量を増加させ回路の動作を低
下させてしまうことである。
【0024】その理由は、N型拡散層と上部配線を接続
させるコンタクトが拡散層に対して位置合わせずれを起
こし拡散層からはずれて形成されて場合には、コンタク
トがP型基板(またはPウェル)と電気的に接続するの
を防ぐためコンタクト孔直下にN型拡散領域が設けられ
る。このN型拡散層がP型のチャンネルストッパーに接
することでPN接合が増加されるからである。
【0025】一方、前述の従来例の中に記されたような
チャネルストッパーの不純物濃度低減のより接合容量増
加を抑制することは可能であるが、チャネルストッパー
の本来の目的である素子分離性能確保には少なくともP
型基板(またはPウェル)よりも高濃度が必要とされ
る。従って、チャネルストッパーがあることによるPN
接合の増加は避けられない。また、メモリセル部に印加
される動作電圧を下げることで素子分離性能を確保する
方法は、セルの記憶情報となる蓄積電荷を減少させセル
動作の不安定を引き起こす等、別の問題を発生させるこ
とになる。
【0026】第2の問題は、従来の技術において特にメ
モリ装置の場合、セルアレイ部のチャンネルスットパー
不純物濃度が下げられるとセルの蓄積容量が減少しセル
動作が不安定になるという問題がある。
【0027】その理由は、チャネルストッパー不純物濃
度の低下によりビット線(またはデータ線)に付加され
る寄生容量は低減されるが、同時にセル内の蓄積容量と
なる(または蓄積容量に接続される)N型拡散層のPN
接合容量のうちN型拡散層とP型チャネルスットパーの
間に形成される分も低減されてしまうからである。
【0028】従って本発明の目的は、上記問題点を解決
して、蓄積容量・蓄積電荷を確保し配線層の寄生容量を
低減させることにより高速化等の特性・性能の向上を実
現し、さらに製造コストを増加させない半導体装置及び
その製造方法を提供することである。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、基板上
に形成されて活性領域を区画するフィールド絶縁膜と、
前記フィールド絶縁膜下に形成されてチャネルストッパ
ーとなる第1導電型拡散領域と、前記活性領域上から前
記フィールド絶縁膜上にかけて設けられた層間絶縁膜
と、前記フィールド絶縁膜に接して前記活性領域に形成
された第2導電型拡散層と、前記層間絶縁膜に形成され
て前記第2導電型拡散層に達するコンタクト孔とを有す
る半導体装置において、前記コンタクト孔近傍で前記第
2導電型拡散層に対して接触せず間隔を有して前記第1
導電型拡散領域が配置されている半導体装置にある。こ
こで前記活性領域上を複数のゲート電極がそれぞれゲー
ト絶縁膜を介して横断し、前記ゲート電極下に位置する
チャネル領域により分離された前記活性領域の複数の箇
所にそれぞれ第2導電型拡散層が形成され、複数の前記
第2導電型拡散層のうち第1群に属する前記第2導電型
拡散層のそれぞれの上には前記コンタクト孔が形成され
て該第1群に属する前記第2導電型拡散層には前記第1
導電型拡散領域が接触しないように配置され、複数の前
記第2導電型拡散層のうち残りの第2群に属する前記第
2導電型拡散層のそれぞれの上には前記コンタクト孔が
形成されていないで該第2群に属する前記第2導電型拡
散層には前記第1導電型拡散領域が接触するように配置
されていることが好ましい。この場合、前記活性領域に
は前記ゲート絶縁膜、ゲート電極、チャネル領域および
第2導電型拡散層を有するメモリセルが配列され、前記
層間絶縁膜上を延在するビット線が前記コンタクト孔を
通して前記第1群に属する前記第2導電型拡散層に接続
し、前記第2群に属する前記第2導電型拡散層と第1導
電型拡散領域が接触することによるPN接合により蓄積
容量を形成していることができる。またこのメモリセル
はランダム・アクセス・メモリ(SRAM)もしくはダ
イナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)
であり、前記第1導電型はP型で、前記第2導電型はN
型であり、前記第2導電型拡散層はNチャネルトランジ
スタのソース、ドレインであることができる。
【0030】本発明の他の特徴は、基板上に形成されて
活性領域を区画するフィールド絶縁膜と、前記フィール
ド絶縁膜下に形成されてチャネルストッパーとなる第1
導電型拡散領域と、前記活性領域上から前記フィールド
絶縁膜上にかけて設けられた層間絶縁膜と、前記フィー
ルド絶縁膜に接して前記活性領域に形成された第2導電
型拡散層と、前記層間絶縁膜に形成されて前記第2導電
型拡散層に達するコンタクト孔とを有する半導体装置の
製造方法において、基板上に耐酸化性膜、例えばシリコ
ン窒化膜を形成する工程と、前記耐酸化性膜上に前記活
性領域の形状を定める第1のフォトレジストパターンを
形成する工程と、前記第1のフォトレジストパターンを
マスクにして前記耐酸化性膜を選択的にエッチング除去
する工程と、コンタクト孔形成領域近傍において前記第
1のフォトレジストパターン端部から一定の間隔以上外
部が覆われるように第2のフォトレジスパターンを形成
する工程と、前記第1のフォトレジストパターン及び第
2のフォトレジスパターンをマスクにイオン注入を行っ
て前記チャネルストッパーを形成するための第1導電型
の不純物、例えばボロンを前記基板中に導入する工程
と、前記第1のフォトレジストパターン及び第2のフォ
トレジスパターンをが除去した後、パターニングされた
前記耐酸化性をマスクにして選択酸化を行うことにより
前記フィールド絶縁膜を形成すると同時に前記不純物を
活性化してチャネルストッパーとなる前記第1導電型拡
散領域を前記フィールド絶縁膜下に形成する工程とを含
む半導体装置の製造方法にある。あるいは本発明の他の
特徴は、基板上に形成されて活性領域を区画するフィー
ルド絶縁膜と、前記フィールド絶縁膜下に形成されてチ
ャネルストッパーとなる第1導電型拡散領域と、前記活
性領域上から前記フィールド絶縁膜上にかけて設けられ
た層間絶縁膜と、前記フィールド絶縁膜に接して前記活
性領域に形成された第2導電型拡散層と、前記層間絶縁
膜に形成されて前記第2導電型拡散層に達するコンタク
ト孔とを有する半導体装置の製造方法において、基板上
に耐酸化性膜、例えばシリコン窒化膜を形成する工程
と、前記耐酸化性膜をパターニングし、これをマスクに
して酸化処理することにより前記フィールド絶縁膜を形
成する工程と、前記耐酸化性膜を除去した後、前記コン
タクト孔形成領域近傍をフォトレジストパターンで被覆
する工程と、前記フォトレジストパターンをマスクにし
てイオン注入を行って前記チャネルストッパーを形成す
るための第1導電型の不純物、例えばボロンを前記フィ
ールド絶縁膜を通して前記基板中に導入する工程と、活
性化熱処理を行ってチャネルストッパーとなる前記第1
導電型拡散領域を前記フィールド絶縁膜下に形成する工
程とを含む半導体装置の製造方法にある。
【0031】本発明による半導体装置では、チャネルス
トッパーとなる第1導電型拡散領域が、コンタクトを介
して配線層に接続されている第2導電型拡散層と接しな
い、特にコンタクトの位置合わせずれが発生した場合で
も接しないように、第2導電型拡散層に対してかのずれ
を見込んだ間隔をもって配置される。
【0032】従って、チャネルストッパーと拡散層間の
PN接合容量の増加が抑えられ、配線層の寄生容量が低
減される。
【0033】また、メモリ装置等においては、ビット線
(またはデータ線)に付加される寄生容量は低減される
が、 セル内の蓄積容量となる(または蓄積容量に接続さ
れる)第2導電型拡散層と第1導電型チャネルストッパ
ーの間に形成される容量は従来通り確保されるため、本
発明によりセル特性の劣化は起こらない。また、本発明
による半導体装置の製造方法ではチャネルストッパー形
成のイオン注入前にコンタクト形成領域近傍に素子分離
領域端部から素子分離領域が一定の間隔以上覆われるよ
うなフォトレジストパターンが形成された後、 これをマ
スクにいオン注入を行うことで上部配線に接続される拡
散層とチャネルストッパーの間の接合容量増加だけが抑
制される。 さらに、このフォトレジストパターンはCMOSプロセ
スやPchMOS領域をマスクするフォトレジストパタ
ーンと同時に形成できるため工程を兼ねることができ、
製造コストを増加させない。
【0034】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態の半導体
装置について図1乃至図7を参照して説明する。
【0035】図5および図6は、高抵抗負荷型SRAM
セルの平面レイアウト図の一例である。すなわち図5は
MOSFET部分、 図6は高抵抗負荷素子及び配線部分
をそれぞれ描いた平面レイアウト図であり、 実際には図
5の上に図6が重なって配置される。
【0036】また、図1は図5および図6中のA−Aに
おける断面図であり、図2は図5および図6中のBーB
における断面図である。
【0037】図5および図6のうち代表として図5のみ
に、フィールド絶縁膜をF、フィールド絶縁膜Fにより
区画された活性領域のゲート電極下のチャネル領域を
C、活性領域に形成された第2導電型拡散層(N型拡散
層)のうち、コンタクト(孔)を通してビット線に接続
される第1群に属する第2導電型拡散層(N型拡散層)
をN1、その他の第2群に属する第2導電型拡散層(N
型拡散層)をN2で示してある。そしてチャネル領域C
を間にしたN型拡散層のうち一方がソース、他方がドレ
インとなってチャネル領域、ゲート絶縁膜、ゲート電極
とともにそれぞれのNチャネル絶縁ゲート電界効果トラ
ンジスタを構成している。
【0038】すなわち、基板上に形成されたフィールド
絶縁膜(F)100により区画された活性領域のうち、
ゲート電極がそれぞれゲート絶縁膜を介して横断した箇
所がチャネル領域(C)となり、チャネル領域の両側の
活性領域の箇所がN型拡散層(N1もしくはN2)とな
り、このN型拡散層のうちその上にコンタクト孔103
が形成されるN型拡散層がN1であり、その他のN型拡
散層がN2である。そして本発明の実施の形態ではこれ
から詳述するように、フィールド絶縁膜下に形成された
チャネルストッパーとなる高濃度P型拡散領域がコンタ
クト孔が形成されて第1群に属するN型拡散層N1には
接触しないように配置され、このコンタクト孔が形成さ
れていない第2群に属するN型拡散層N2にはチャネル
ストッパーとなる高濃度P型拡散領域が接触するように
配置されている。
【0039】さらに図3乃至図4は図5および図6中の
AーAにおける製造工程断面図であり、このうち図3
(B)におけるフォトレジストのパターンの平面レイア
ウトをを図7にレジストマスクとして示してある。
【0040】図5及び図6において、メモリセルはセル
アレイを延在するワード線対101とこれと直交する相
補型ビット線109の交点に配置され、 ワード線101
をゲート電極とする転送用トランジスタ110のソー
ス、ドレイン拡散層とビット線対109はコンタクト1
03で接続されている。
【0041】転送用トランジスタ110を介してビット
線109に接続されているこの部分(AーA)の断面図
が図1である。
【0042】図1、図2に示すように、N型シリコン基
板1に設けられたP型のPウエル2上の素子分離領域に
フィールド酸化膜9が形成されて、その直下にチャネル
ストッパーとなるP型拡散領域10が形成されている。
フィールド酸化膜9で囲まれた活性領域の基板表面には
高濃度N型拡散層21が形成され、これが前述の転送用
トランジスタ110(図5)のソース、ドレインとなっ
ている。
【0043】P型拡散領域10は高濃度N型拡散層21
と接しないように間隔を置いてフィールド酸化膜9下に
形成されている。
【0044】すなわちこの実施の形態では、1016〜1
17cm-3の濃度のPウエル2に対して1012〜1014
cm-2の注入量でボロンをイオン注入し活性化熱処理に
より形成されたピーク濃度で1017〜1019cm-3のP
型拡散領域10が高濃度N型拡散層21から離間してい
る。すなわち本発明において、このコンタクト近傍で同
じ深さで比較した場合、第1導電型(P型)のウエル等
の基板領域の不純物濃度(他の拡散の影響を受けない状
態の不純物濃度)より1桁以上高い不純物濃度の第1導
電型(P型)の部分(P型拡散領域10の、上記基板領
域よりも1桁以上高い不純物濃度のP型の部分)が第2
導電型拡散層(高濃度N型拡散層21)と接続してPN
接合を形成するようなことはせず、この高濃度の第1導
電型(P型)の部分は第2導電型拡散層(高濃度N型拡
散層21)から離間して配置されている。
【0045】そして活性領域の基板上にはゲート酸化膜
11が形成され、その上には多結晶シリコン膜17、タ
ングステンシリサイド膜18からなるゲート電極が形成
されている。
【0046】このゲート電極で図5に示されたワード線
101、ドライバーゲート102が構成される。図1、
図2に戻って、ゲート電極の側面には酸化膜によるサイ
ドウォール19が形成されている。サイドウォール19
下には低濃度N型拡散層20が形成されている。
【0047】素子分離領域及び活性領域上には層間絶縁
膜12、13、14が堆積されている。図1、2には図
示されないが、層間絶縁膜13、14の間にはGND配
線105(図6参照)が形成され、層間絶縁膜13、1
4の間には高抵抗ポリシリ107と電源配線108(図
6参照)が、それぞれ形成されている。また、GND配
線105はGNDコンタクト104において基板上N型
拡散層に接続され、高抵抗ポリシリ107及び電源配線
108はノードコンタクト106においてドライバーゲ
ート102及び基板上N型拡散層に接続されている(図
5および図6参照)。
【0048】層間絶縁膜12、13には、図5および図
6に示すコンタクト孔103が開口され、タングステン
で埋設されて、図5および図6に示すタングステンプラ
グ24が形成されている。図1ではコンタクト孔の位置
合わせにずれが生じたため、タングステンプラグ24が
図面の右方向にずれて形成されたものが示されている。
タングステンプラグ24が接続される基板面にはN型拡
散領域23が形成され、コンタクトとPウェルが直接電
気的に接続されないようになっている。またタングステ
ンプラグ24の上にはこれに接続してビット線109と
なるアルミ配線25が形成されている。
【0049】P型拡散領域10は、コンタクトの位置合
わせずれとN型拡散領域23の形成領域を見込んでN型
拡散領域23と接しないように間隔をおいてフィールド
酸化膜9下に形成されている。
【0050】従って濃度の高いN型拡散領域10との間
に空乏層が拡がりPN接合容量、すなわち寄生容量の増
加が抑えられている。
【0051】続いて図3乃至図4により製造工程につい
て説明する。
【0052】先ず図3(A)に示されるように、不純物
濃度約1015cm-3のN型シリコン基板1に不純物濃度
1016〜1017cm-3程度のPウェル2が形成された
後、基板表面に厚さ5〜20nmのシリコン酸化膜3、
厚さ50〜300nmのシリコン窒化膜4が順次堆積さ
れる。
【0053】次に活性領域が形成される位置にフォトレ
ジストパターン5が形成され、これをマスクに異方性エ
ッチングが行われシリコン窒化膜4がエッチングされ
る。
【0054】次に図3(B)に示されるように、フォト
レズストパターン5が部分的に覆われるようにフォトレ
ジストパターン6が形成される。
【0055】このフォトレジストパターン6の平面レイ
アウトは図7にレジストマスク111として示されるよ
うにコンタクト孔形成領域およびその近傍を覆ってい
る。そしてフォトレジストパターン5,6をマスクに1
12〜1014cm-2程度に注入量でボロンイオン注入7
が行われ、基板中にボロンイオン8が導入される。
【0056】ここでフォトレジストパターン6はフォト
レジストパターン5(素子分離領域端部)から一定の間
隔dをもって素子分離領域を覆う形に形成される。この
間隔dは、たとえばコンタクト位置合わせずれが0.1
μmのときマージンをとって0.2μm以上に設定され
る。このマージンは、後工程の選択酸化でのフィールド
酸化膜の活性領域へのくい込み量(バーズビーク)や後
工程熱処理による拡散領域の横方向拡散幅等のプロセス
条件起因のパラメータによって決定される。また、メモ
リセル内ではNchMOSトランジスタが使用される
が、通常メモリセルを動作させるため周囲に配置される
周辺回路内にはPchMOSトランジスタも使用され
る。そのため、図3(B)には図示されていないが、周
辺回路内のPchMOSトランジスタ形成領域では活性
領域上のフォトレジストパターン5の上全面にフォトレ
ジストパターン6が形成されボロンイオンが注入されな
いようになっている。
【0057】従って、CMOS構成の半導体装置ではフ
ォトレジストパターン6は既存の製造工程内で形成され
るため、製造工程は追加されない。
【0058】次に図4(A)に示されるように、フォト
レジストパターンがすべて除去された後、シリコン窒化
膜4をマスクとした選択酸化が行われ素子分離領域に厚
さ200〜500nmのフィールド酸化膜9が形成され
る。この酸化工程で前述のボロンイオン8は活性化され
Pウエルよりは高濃度のP型拡散領域10がフィールド
酸化膜9の下に活性領域から間隔をもって形成される。
【0059】次に図4(B)に示されるように、活性領
域の基板上に厚さ5〜20nmのゲート酸化膜11が形
成された後、MOSトランジスタのゲート電極とその側
面にサイドウォールが設けられ、このゲート電極とサイ
ドウォールをマスクとしたイオン注入とアニールにより
高濃度N型拡散層21が形成される(図4(B)には図
示されない)。
【0060】続いて、層間絶縁膜12,13,14が全
面に堆積される。図4(B)には図示されないが、層間
絶縁膜12,13の間にはGND配線105(図6参
照)が、層間絶縁膜13、14の間には高抵抗ポリシリ
107と電源配線108(図6参照)がそれぞれ形成さ
れている。
【0061】また、GND配線105はGNDコンタク
ト104において基板上N型拡散層に接続され、高抵抗
ポリシリ107及び電源配線108はノードコンタクト
106においてドライバーゲート102及び基板上N型
拡散層に接続されている(図5及び図6参照)。
【0062】図4(B)に戻って、層間絶縁膜14の上
にはフォトレジスト15が形成され、これをマスクとし
た異方性エッチングによりコンタクト孔16が開口され
る。ここではコンタクト孔16の位置あわせにずれが生
じてコンタクト孔16が図面の右方向にずれて形成され
たものが示されている。コンタクト開口のエッチング時
にフィールド酸化膜9の一部がエッチングされ基板面の
高濃度N型拡散層21が一部露出されている。しかし、
P型拡散領域10はコンタクトの位置あわせずれを見込
んでフィールド酸化膜9端部から間隔を置いて形成され
ているので、コンタクト開口によって露出されない。
【0063】続いて図1および図2に示されるように、
開口されたコンタクト孔内にリンのイオン注入が行われ
アニールにより活性化されてN型拡散層領域23が形成
される。このN型拡散層領域23は開口されたコンタク
ト孔16に対して自己整合的に形成され、コンタクトが
Pウエル2と電気的に接続されるのを防いでいる。ま
た、N型拡散領域23は前述の理由でP型拡散領域10
と接することはない。続いて、コンタクト孔はタングス
テンの堆積と異方性エッチバックにより形成されるタン
グステンプラグ24により埋設される。最後にビット線
109となるアルミ配線25がタングステンプラグ24
に接続するように形成される。
【0064】次に、図8乃至図10の各製造工程断面図
を参照して本発明の第2に実施の形態について説明す
る。
【0065】図8乃至図9は図5および図6中のAーA
における各製造工程の断面図であり、図10は図5およ
び図6中のBーBにおける各製造工程の断面図である。
【0066】先ず図8(A)に示すように、不純物濃度
約1015cm-3のN型シリコン基板1に不純物濃度約1
16〜1017cm-3程度のPウエル2が形成された後、
基板表面に厚さ5〜20nmのシリコン酸化膜3、厚さ
50〜300nmのシリコン窒化膜4が順次堆積され
る。次に活性領域が形成される位置にフォトレジストパ
ターンが形成され、これをマスクに異方性エッチングが
行われシリコン窒化膜4がエッチングされる。フォトレ
ジストパターンが除去された後、シリコン窒化膜4をマ
スクとした選択酸化が行われ素子分離領域に厚さ200
〜500nmのフィールド酸化膜9が形成される。
【0067】次に図8(B)に示されるように、フォト
レジストパターン26が形成される。このフォトレジス
トパターン26に平面レイアウトは、図3(B)のフォ
トレジストパターン6と同様、図7にレジストマスク1
11として示されている。
【0068】そして、フォトレジストパターン26をマ
スクに1012〜1014cm-2程度の注入量でボロンイオ
ン注入7が行われ、基板中にボロンイオン8が導入され
る。ここでフォトレジストパターン26は素子分離領域
端部から一定の間隔dをもって素子分離領域を覆う形に
形成される。この間隔dは、例えばコンタクト位置合わ
せずれが0.1μmのときマージンをとって0.2μm
以上に設定される。マージンは工程の選択酸化でのフィ
ールド酸化膜の活性領域へのくい込み量(バーズビー
ク)や後工程熱処理による拡散領域の横方向拡散幅等の
プロセス条件起因のパラメータによって決定される。
【0069】一方、図5および図6のBーB断面では、
図10(A)に示されるように、コンタクト形成領域近
傍にフォトレジストパターン26が形成され、ボロンイ
オン注入7により活性領域の一部の基板中にボロンイオ
ン8が導入される。
【0070】このとき、メモリセル内にはNchMOS
トランジスタが使用されるが、通常メモリセルを動作さ
せるため周囲に配置される周辺回路内にはPchMOS
トランジスタも使用される。そのため図示されないが、
周辺回路内のPchMOSトランジスタ形成領域では全
面にフォトレジストパターン26が形成されてボロンイ
オンが注入されないようになっている。従って、CMO
S構成の半導体装置ではフォトレジストパターン26は
既存の製造工程内で形成され、新たな製造工程は追加さ
れない。
【0071】次に図9に示されるように、フォトレジス
トパターン26が除去された後、前述の実施の形態と同
様に活性領域の基板上に厚さ5〜20nmのゲート酸化
膜11が形成された後、MOSトランジスタのゲート電
極とサイドウォールが設けられ(図9には図示されな
い)、このゲート電極とサイドウォールをマスクとした
砒素イオン注入により高濃度N型拡散層形成のための不
純物導入が行われる。続いて、層間絶縁膜12,13,
14が全面に堆積される。
【0072】図9には図示されないが、層間絶縁膜1
3,14の間にはGND配線105(図6参照)が、層
間絶縁膜13,14の間には高抵抗ポリシリ107と電
源配線108(図6参照)が、それぞれ形成されてい
る。また、GND配線105はGNDコンタクト104
において基板上N型拡散層に接続され、高抵抗ポリシリ
107及び電源配線108はノードコンタクト106に
おいてドライバーゲート102及び基板上N型拡散層に
接続されている(図5および図6参照)。
【0073】層間絶縁膜形成時のアニールによりフィー
ルド酸化膜下のボロンイオンや高濃度N型拡散層形成の
砒素イオンが活性化されてP型拡散領域10及び高濃度
N型拡散層21が形成される。
【0074】続いて、層間絶縁膜14の上にはフォトレ
ジスト15が形成され、これをマスクとした異方性エッ
チングによりコンタクト孔16が開口される。ここでは
コンタクト孔16の位置合わせにずれが生じてコンタク
ト孔16が図面の右方向にずれて形成されたものが示さ
れている。コンタクト開口のエッチング時にフィールド
酸化膜9の一部がエッチングされ基板面の高濃度N型拡
散層21が一部露出している。しかし、P型拡散層10
はコンタクトの位置合わせずれを見込んでフィールド酸
化膜9端部から間隔を置いて形成されているにで、コン
タクト開口によって露出されない。
【0075】続いて、図1と同様に、開口されたコンタ
クト孔内に燐のイオン注入が行われアニールにより活性
化されてN型拡散領域23が形成される。このN型拡散
領域23は開口されたコンタクト孔16に対して自己整
合的に形成され、コンタクトがウエル2と電気的に接続
されるのを防いでいる。また、N型拡散領域23は前述
の理由でP型拡散領域10と接することはない。続い
て、コンタクト孔はタングステンの堆積と異方性エッチ
バックにより形成されるタングステンプラグ24により
埋設される。最後にビット線109となるアルミ配線2
5がタングステンプラグ24に接するように形成され
る。
【0076】一方、図5および図6のBーB断面では、
図10(B)に示されるように、基板面にゲート酸化膜
11が形成された後、多結晶シリコン膜17、タングス
テンシリサイド膜18からなるゲート電極が形成され、
ゲート電極に側面にはシリコン酸化膜によるサイドウォ
ール19が形成され、サイドウォール19直下には低濃
度N型拡散層20が形成され、ゲート電極及びサイドウ
ォール19をマスクにしたイオン注入により砒素イオン
が導入されて高濃度N型拡散層が形成されている。
【0077】そしてフィールド酸化膜9下にチャネルス
トッパー形成と同時にメモリセル内の蓄積容量となる高
濃度N型拡散層21直下にもP型拡散領域10が形成さ
れる。これによりメモリセル内高濃度N型拡散層21の
PN接合容量すなわち蓄積容量を増加させ、外部ノイズ
に強い安定したセル動作を得ることができる。
【0078】
【発明の効果】第1の効果は、半導体装置内で拡散層に
接続される配線に寄生容量が低減され、装置の高速動作
が得られることである。
【0079】その理由は、コンタクトを介して配線層に
接続されている第2導電型チャネルストッパーとなる第
1導電型拡散領域と接しないように形成されているから
である。
【0080】特にコンタクトに目合わせずれが発生した
場合を考えて、フィールド酸化膜端部からのずれを見込
んだ間隔をもってチャネルストッパーである第1導電型
拡散層領域が配置されている。従って、第1導電型拡散
領域と第2導電型拡散層間のPN接合容量に増加が抑え
られ、配線層の寄生容量が低減される。
【0081】第2の効果は、メモリ装置等において第1
の効果を得ることでメモリセルの特性が影響を受けない
ことである。
【0082】その理由は、メモリセルに接続するビット
線(またはデータ線)に付加される寄生容量は第1の効
果により低減されるが、セル内の蓄積容量となる(また
は蓄積容量に接続される)第2導電型拡散層の周囲のチ
ャネルストッパーである第1導電型拡散領域は従来通り
形成されるため、この第2導電型拡散層と第1導電型拡
散領域の間のPN接合容量は従来通り確保されるからで
ある。
【0083】第3の効果は、本発明の実施において余分
な製造工程が必要とされないことである。
【0084】その理由は、半導体装置の製造方法で、チ
ャネルストッパーとなる第1導電型拡散領域形成のため
のイオン注入前に、コンタクト孔形成領域近傍のみ素子
分離領域端部から素子分離領域が一定間隔以上覆われる
ようなフォトレジストパターンが形成された後、これを
マスクにイオン注入が行われる。これにより上部配線に
接続される拡散層とチャネルストッパー間のPN接合容
量だけが増加しないように抑制される。このフォトレジ
ストパターはCMOSプロセスにおいてPchMOS領
域をマスクするフォトレジストパターンと同時に形成で
きるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるSRAMセ
ルを示した断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるSRAMセ
ルを示した断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるSRAMセ
ルの製造方法を工程順に示した断面図である。
【図4】図3の続きの工程を順に示した断面図である。
【図5】本発明の実施の形態が対象するSRAMセルの
主としてMOSFET部のレイアウトを示した平面図で
ある。
【図6】本発明の実施の形態が対象するSRAMセルの
主として高抵抗負荷素子及び配線部分のレイアウトを示
した平面図である。
【図7】本発明の実施の形態におけるSRAMセルの主
としてフォトレジストマスクのレイアウトを示した平面
図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態におけるSRAMセ
ルの製造方法を工程順に示した断面図である。
【図9】図8の続きの工程を順に示した断面図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態におけるSRAM
セルの製造方法を工程順に示した断面図である。
【図11】従来技術におけるSRAMセルを示した断面
図である。
【図12】従来技術におけるSRAMセルの製造方法を
工程順に示した断面図である。
【図13】図12の続きの工程を順に示した断面図であ
る。
【符号の説明】
1 N型シリコン基板 2 Pウェル 3 シリコン酸化膜 4 シリコン窒化膜 5,6,15,26 フォトレジスト 7 ボロンイオン注入 8 ボロンイオン 9 フィールド酸化膜 10 P型拡散領域(チャンネルストッパー) 11 ゲート酸化膜 12,13,14 層間絶縁膜 16 コンタクト孔 17 多結晶シリコン膜 18 タングステンシリサイド膜 19 サイドウォール 20 低濃度N型拡散層 21 高濃度N型拡散層 22 多結晶シリコン膜 23 N型拡散領域 24 タングステンプラグ 25 アルミ配線 100 フィールド 101 ワード線 102 ドライバーゲート 103 コンタクト 104 GNDコンタクト 105 GND配線 106 ノードコンタクト 107 高抵抗ポリシリ 108 電源配線 109 ビット線 110 転送用トランジスタ 111 レジストマスク

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成されて活性領域を区画する
    フィールド絶縁膜と、前記フィールド絶縁膜下に形成さ
    れてチャネルストッパーとなる第1導電型拡散領域と、
    前記活性領域上から前記フィールド絶縁膜上にかけて設
    けられた層間絶縁膜と、前記フィールド絶縁膜に接して
    前記活性領域に形成された第2導電型拡散層と、前記層
    間絶縁膜に形成されて前記第2導電型拡散層に達するコ
    ンタクト孔とを有する半導体装置において、前記コンタ
    クト孔近傍で前記第2導電型拡散層に対して接触せず間
    隔を有して前記第1導電型拡散領域が配置されているこ
    とをことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記活性領域上を複数のゲート電極がそ
    れぞれゲート絶縁膜を介して横断し、前記ゲート電極下
    に位置するチャネル領域により分離された前記活性領域
    の複数の箇所にそれぞれ第2導電型拡散層が形成され、
    複数の前記第2導電型拡散層のうち第1群に属する前記
    第2導電型拡散層のそれぞれの上には前記コンタクト孔
    が形成されて該第1群に属する前記第2導電型拡散層に
    は前記第1導電型拡散領域が接触しないように配置さ
    れ、複数の前記第2導電型拡散層のうち残りの第2群に
    属する前記第2導電型拡散層のそれぞれの上には前記コ
    ンタクト孔が形成されていないで該第2群に属する前記
    第2導電型拡散層には前記第1導電型拡散領域が接触す
    るように配置されていることを特徴とする請求項1記載
    の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記活性領域には前記ゲート絶縁膜、ゲ
    ート電極、チャネル領域および第2導電型拡散層を有す
    るメモリセルが配列され、前記層間絶縁膜上を延在する
    ビット線が前記コンタクト孔を通して前記第1群に属す
    る前記第2導電型拡散層に接続し、前記第2群に属する
    前記第2導電型拡散層と第1導電型拡散領域が接触する
    ことによるPN接合により蓄積容量を形成していること
    を特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記メモリセルはスタティック・ランダ
    ム・アクセス・メモリ(SRAM)もしくはダイナミッ
    ク・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)であるこ
    とを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記第1導電型はP型で、前記第2導電
    型はN型であり、前記第2導電型拡散層はNチャネルト
    ランジスタのソース、ドレインであることを特徴とする
    請求項2記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 基板上に形成されて活性領域を区画する
    フィールド絶縁膜と、前記フィールド絶縁膜下に形成さ
    れてチャネルストッパーとなる第1導電型拡散領域と、
    前記活性領域上から前記フィールド絶縁膜上にかけて設
    けられた層間絶縁膜と、前記フィールド絶縁膜に接して
    前記活性領域に形成された第2導電型拡散層と、前記層
    間絶縁膜に形成されて前記第2導電型拡散層に達するコ
    ンタクト孔とを有する半導体装置の製造方法において、
    基板上に耐酸化性膜を形成する工程と、前記耐酸化性膜
    上に前記活性領域の形状を定める第1のフォトレジスト
    パターンを形成する工程と、前記第1のフォトレジスト
    パターンをマスクにして前記耐酸化性膜を選択的にエッ
    チング除去する工程と、コンタクト孔形成領域近傍にお
    いて前記第1のフォトレジストパターン端部から一定の
    間隔以上外部が覆われるように第2のフォトレジスパタ
    ーンを形成する工程と、前記第1のフォトレジストパタ
    ーン及び第2のフォトレジスパターンをマスクにイオン
    注入を行って前記チャネルストッパーを形成するための
    第1導電型の不純物を前記基板中に導入する工程と、前
    記第1のフォトレジストパターン及び第2のフォトレジ
    スパターンをが除去した後、パターニングされた前記耐
    酸化性をマスクにして選択酸化を行うことにより前記フ
    ィールド絶縁膜を形成すると同時に前記不純物を活性化
    してチャネルストッパーとなる前記第1導電型拡散領域
    を前記フィールド絶縁膜下に形成する工程とを含むこと
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記耐酸化性膜はシリコン酸化膜上のシ
    リコン窒化膜であることを特徴とする請求項6記載の半
    導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記第1導電型はP型で、前記第2導電
    型はN型であり、前記第1導電型の不純物はボロンであ
    ることを特徴とする請求項6記載の半導体装置の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 基板上に形成されて活性領域を区画する
    フィールド絶縁膜と、前記フィールド絶縁膜下に形成さ
    れてチャネルストッパーとなる第1導電型拡散領域と、
    前記活性領域上から前記フィールド絶縁膜上にかけて設
    けられた層間絶縁膜と、前記フィールド絶縁膜に接して
    前記活性領域に形成された第2導電型拡散層と、前記層
    間絶縁膜に形成されて前記第2導電型拡散層に達するコ
    ンタクト孔とを有する半導体装置の製造方法において、
    基板上に耐酸化性膜を形成する工程と、前記耐酸化性膜
    をパターニングし、これをマスクにして酸化処理するこ
    とにより前記フィールド絶縁膜を形成する工程と、前記
    耐酸化性膜を除去した後、前記コンタクト孔形成領域近
    傍をフォトレジストパターンで被覆する工程と、前記フ
    ォトレジストパターンをマスクにしてイオン注入を行っ
    て前記チャネルストッパーを形成するための第1導電型
    の不純物を前記フィールド絶縁膜を通して前記基板中に
    導入する工程と、活性化熱処理を行ってチャネルストッ
    パーとなる前記第1導電型拡散領域を前記フィールド絶
    縁膜下に形成する工程とを含むことを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記耐酸化性膜はシリコン酸化膜上の
    シリコン窒化膜であり前記一連の工程の後、前記シリコ
    ン酸化膜を全て除去してゲート絶縁膜を形成する工程を
    有することを特徴とする請求項9記載の半導体装置の製
    造方法。
  11. 【請求項11】 前記第1導電型はP型で、前記第2導
    電型はN型であり、前記第1導電型の不純物はボロンで
    あることを特徴とする請求項9記載の半導体装置の製造
    方法。
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