JPH09293661A - 半導体装置の製造方法及び露光マスク及び半導体装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法及び露光マスク及び半導体装置

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JPH09293661A
JPH09293661A JP8105584A JP10558496A JPH09293661A JP H09293661 A JPH09293661 A JP H09293661A JP 8105584 A JP8105584 A JP 8105584A JP 10558496 A JP10558496 A JP 10558496A JP H09293661 A JPH09293661 A JP H09293661A
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JP
Japan
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mask
pattern
semiconductor device
layer
exposure
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JP8105584A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Hayakawa
川 良 広 早
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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Publication date
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  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステッパ装置等を用いて露光エリアよりも大
きいパターンをチップ上に露光する場合に、ショット数
を極力少なくし、スループットを大きくし、量産能力を
向上する。 【解決手段】 サイズの大きい半導体装置の回路パター
ンを複数に分割し、これをステッパ露光装置の露光フィ
ールド内に配置し、分割された回路パターンをつなぎ合
わせるように描画することによってサイズの大きい半導
体装置のチップパターンを形成する。例えば、図1
(1)のような第1ショットマップと図1(2)のよう
な第2ショットマップの2種類のショットマップを用い
ることにより、図1(3)に示すような半導体チップを
作製する。第1ショットマップでは、a〜cのパターン
により分割し、第2ショットマップでは、A〜Cのパタ
ーンにより分割する。いずれかのショットマップを用い
て各層毎に最適なショットを行いリニアイメージセンサ
を作製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法及び露光マスク及び半導体装置に係り、特に、縮小
投影露光装置(ステッパ)を用いる場合、その露光エリ
アよりも大きいパターンをチップ上に露光することがで
きる半導体装置の製造方法、その製造方法に使用される
露光マスク、及びその製造方法・露光マスクにより製造
された半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像を読取るための固体撮像デバ
イスとしては、CCD(Charge Coupled Device) 、BB
D(Bucket Brigade Device) 、CID(Charge Injectio
n Device) 等の電荷転送デバイスが用いられている。こ
のような固体撮像デバイスのうち、特に、文字原稿や写
真等を読取るスキャナにはリニアイメージセンサが用い
られている。リニアイメージセンサは画素の読取り素
子、電荷転送素子が一次元状に配置されており、例え
ば、1024〜10000画素の画素数の製品が提供さ
れている。このようなリニアイメージセンサの長手方向
のチップ長は、例えば、18〜80mm程となり、半導
体装置としては非常に大型である。原稿に密着して画像
を読取る密着型のスキャナには、情報の取込み範囲の拡
大が求められるため、リニアイメージセンサはより長く
なる傾向にある。
【0003】このようなリニアイメージセンサを製造す
るためには、サイズの大きい設計パターンをチップに投
影することの出来る露光装置が必要である。
【0004】一般に、光縮小投影露光装置(ステッパ装
置)は、微細加工を行うために好適な露光装置である
が、縮小投影可能な露光フィールドは、例えば、17.
5mm×17.5mm程度しかない。CCD等のリニア
イメージセンサのように長手の半導体装置は、ステッパ
装置の露光エリアを越えてしまう。
【0005】そこで、従来では、以下のように、長いチ
ップ長の半導体装置であっても、ステッパ装置を用いて
パターン描画することを可能としている。すなわち、サ
イズの大きい半導体装置の全体のパターンを複数に分割
し、これを露光装置の露光フィールド内に配置し、分割
されたパターンをウエハ上でつなぎ合わせることによっ
てサイズの大きい半導体装置のチップパターンを描画す
る。その結果、露光装置の露光エリアを越えるチップ長
を有する半導体装置をウエハに多数描画することが可能
となる。
【0006】以下、このような従来の技術について図面
を参照して説明する。半導体装置の製造工程において
は、ウエハにパターンを描画するため複数のマスクが使
用される。ステッパ装置は原画パターンを光学的に縮小
転写し、ウエハに描画する。ここでは、半導体装置とし
てCCDリニアイメージセンサを製造する場合を想定し
て説明する。
【0007】図6に、リニアイメージセンサを例に、従
来のマスクイメージで作製した半導体チップの概要図を
示す。
【0008】この例は、リニアイメージセンサを複数の
パターンA〜Cに分割して作製するものである。ここで
は、このような、リニアイメージセンサ等の素子のパタ
ーン分割図をショットマップと呼ぶことにする。中間部
611 〜617 は、パターンBで露光される部分であ
り、所定数の光電変換素子と所定数の電荷転送素子とを
備えている。パターンBを複数繰り返し連結することに
よって、所望の長さのイメージセンシングエリアの大部
分を形成する。左端部62は、パターンAにより、ま
た、右端部63はパターンCによりそれぞれ露光され
る。左端部62及び右端部63は、イメージセンシング
エリアの他に、フォトゲート、トランスファゲート、リ
セットゲート、出力ゲートなどの複数の電極等を具備す
る。
【0009】つぎに、図7に、図6のようなリニアイメ
ージセンサを作製するための従来の半導体マスク概要図
を示す。ここでは、一例として、第1層マスク71から
第6層マスク76により、1セットのマスクイメージを
構成する場合を想定する。
【0010】ウエハに1チップ分のリニアイメージセン
サをパターン描画する場合について説明する。ウェハは
予めレジストが塗布され、ステッパ装置に搭載されてい
るとする。まず、各部のパターンが形成された第1層マ
スク71をステッパ装置にセットする。ステッパ装置で
は、制御コンピュータに、第1層マスク71上の分割パ
ターンの投影順序及びステップピッチ等が予めプログラ
ムされている。また、ステッパ装置では、マスクパター
ン(レクチルパターン)の投影像に対し、ウエハを規則
的に移動することができる。
【0011】ステッパ装置は、第1層マスク71のパタ
ーンAを投影するために、中間部611 〜617 及び左
端部63に対応するパターンB及びCをブラインド機能
により遮光する。そして、ウエハを載置したウエハステ
ージを移動して、第1層マスク71とウエハとの位置を
調整し、左端部62のみをウエハの基準位置に描画す
る。ここで、左端部62は、第1層マスク71のパター
ンを適宜縮小して露光される。なお、縮小せずに同サイ
ズで露光することもできる。
【0012】図8に、ブラインド機能において用いられ
るブラインドの例を示す。図8(1)は、パターンAを
露光するためのブラインドaを示すもので、斜線部分は
光を透過しない部分である。また、図8(2)及び図8
(3)は、それぞれパターンB及びCを露光するための
ブラインドb及びcである。
【0013】次に、ウエハステージを移動し、第1層マ
スク71をウエハのx方向にパターンAの幅だけ相対的
に移動する。そして、左端部62及び右端部63に対応
するパターンA及びCをブラインドbにより遮光する。
次に、中間部611 に対応するパターンBを、先ほど描
画された左端部62に隣接してウエハに露光する。同様
に、必要な画素数が得られるようにパターンBをx方向
に相対的に移動して露光を繰返すことにより、中間部6
2 〜617 を形成する。
【0014】さらに、第1層マスク71の左端部62及
び中間部611 〜617 に対応するパターンB及びAを
ブラインドcにより遮光する。そして、第1層マスク7
1をウエハのx方向に相対的に移動し、右端部63が中
間部617 の右端に隣接するように描画する。
【0015】各パターンの境界部分においては、配線等
の接続されるべきパターンが連続するように形成され
る。このようにして、ウエハ上にリニアイメージセンサ
の第1層のマスクパターンが描画される。そして、パタ
ーンが描画された後、ウエハは、フォトレジストの現像
工程により現像され、更に、エッチングや拡散等の公知
の複数の工程を経て半導体装置の第1層が作製される。
同様に、第2層マスク72から第6層マスク76を用い
て各パターンA〜Cを露光し、第2層から第6層までの
製造工程を繰り返すことにより、図6に示すようなリニ
アイメージセンサが完成される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の場合、1種類のショットマップにより素子をパタ
ーン分割して、全層について同一パターンのショットで
チップを作製しているため、どうしてもショット数が多
くなってしまう。上述の例では、各層について、パター
ンAが1ショット、パターンBが7ショット、パターン
Cが1ショット、計9ショット必要である。全6層につ
いては、合計54ショットが必要となる。だからといっ
て、マスクエリアには限界があるので、パターンAのよ
うにパターンBを長くすることはできない。
【0017】本発明は、ステッパ装置等を用いて露光エ
リアよりも大きいパターンをチップ上に露光する場合
に、2種類以上のショットマップを用いて各層毎に最適
なショットを行い半導体を作製することにより、ショッ
ト数を極力少なくし、ウェハの単位時間当たりの作製枚
数、即ちスループットを大きくし、量産能力を向上する
ことを目的とする。
【0018】
【課題解決するための手段】本発明は、第1の実施の形
態によると、露光マスクのマスクエリア以上の大きさの
半導体装置を製造する半導体装置の製造方法において、
第1ショットマップにより一つの前記半導体装置を複数
領域に分割し、該領域のパターンをマスクエリアに配置
する第1の層のマスク作製工程と、前記第1ショットマ
ップとは異なる第2ショットマップにより一つの前記半
導体装置を複数領域に分割し、該領域のパターンをマス
クエリアに配置することによる第2の層のマスク作製工
程と、前記第1又は第2の層のマスクを用いて所定の各
層のパターンを露光する露光工程とを含む半導体装置の
製造方法を提供する。
【0019】また、本発明は、第2の実施の形態による
と、露光マスクのマスクエリア以上の大きさの半導体装
置を製造する半導体装置の露光マスクにおいて、第1シ
ョットマップにより一つの前記半導体装置を複数領域に
分割し、該領域のパターンをマスクエリアに配置した第
1の層のマスクと、前記第1ショットマップとは異なる
第2ショットマップにより一つの前記半導体装置を複数
領域に分割し、該領域のパターンをマスクエリアに配置
した第2層のマスクとを備え、適宜前記第1層又は第2
層のマスクを用いて各層のパターンを露光することによ
り半導体装置を製造する半導体装置の露光マスクを提供
する。
【0020】さらに、本発明は、上記のような半導体装
置の製造方法により製造された半導体装置、及び、上記
のような半導体装置の露光マスクにより製造された半導
体装置を提供する。
【0021】
【発明の実施の形態】図1に、リニアイメージセンサを
例に、本発明のマスクイメージで作製した半導体チップ
の概要図を示す。
【0022】この例は、リニアイメージセンサを複数の
パターンに分割して作製するものである。ここでは、リ
ニアイメージセンサのパターン分割図として、図1
(1)のような第1ショットマップと図1(2)のよう
な第2ショットマップの2種類のショットマップを用い
ることにより、図1(3)に示すような半導体チップを
作製することを想定する。
【0023】第1ショットマップは、パターンa〜cに
分割することにより、主にイメージセンシングエリアを
形成するものである。この例では、第1層〜第3層及び
第6層が、この第1ショットマップにより作製される。
中間部1111 〜1113 は、パターンaで露光される
部分であり、所定数の光電変換素子及び電荷転送素子を
備えている。この場合、同一マスクの繰り返しパターン
であるパターンaについて、マスクエリアを最大限に活
用して長いパターンを形成する。このようなパターンa
を複数繰り返し連結することによって、所望の長さのイ
メージセンシングエリアの大部分を、わずかなショット
数で有効に形成することができる。左端部112は、パ
ターンbにより、また、右端部113はパターンcによ
りそれぞれ露光される。これらのパターンは、マスクエ
リアの残りの箇所に描画すればよい。
【0024】第2ショットマップは、パターンA〜Cに
分割することにより、主にフォトゲート、トランスファ
ゲート、リセットゲート、出力ゲートなどの複数の電極
等を形成するものである。この例では、第4層及び第5
層が、この第2ショットマップにより作製される。中間
部1211 〜1217 は、パターンBで露光される部分
であり、複数繰り返し連結することによって形成され
る。この例では、電極及び光電変換素子は形成されてい
ない。左端部122は、パターンAにより、また、右端
部123はパターンCによりそれぞれ露光される。左端
部122及び右端部123は、各電極等を具備する。こ
れらの内、特に電極等の回路構成が集中している左端部
122について、特定の回路構成を全部又は大部分含む
ようにすることで、マスクエリアを最大限に活用して長
いパターンを一括して形成することができる。
【0025】つぎに、図2に、図1のようにリニアイメ
ージセンサを作製するための本発明の半導体マスク概要
図を示す。ここでは、一例として、第1層マスク21か
ら第6層マスク26により、1セットのマスクイメージ
を構成する場合を想定する。ここでは、ウエハに1チッ
プ分のリニアイメージセンサをパターン描画する場合に
ついて説明する。ウェハは予めレジストが塗布され、ス
テッパ装置に搭載されているとする。
【0026】まず、第1層については、図1(1)に示
した第1ショットマップにより分割して作製される。各
部のパターンが形成された第1層マスク21をステッパ
装置にセットする。従来の技術において説明したよう
に、ステッパ装置では、制御コンピュータに、第1層マ
スク21が第1ショットマップにより制御されること、
また、第1ショットマップによる第1層マスク21上の
分割パターンの投影順序及びステップピッチ等が予めプ
ログラムされており、また、マスクパターン(レクチル
パターン)の投影像に対し、ウエハを規則的に移動する
ことができる。
【0027】ステッパ装置は、まず、第1層マスク21
のパターンbを投影するために、中間部1111 〜11
3 及び左端部113に対応するパターンa及びcをブ
ラインド機能により遮光する。そして、ウエハを載置し
たウエハステージを移動して、第1層マスク21とウエ
ハとの位置を調整し、左端部112のみをウエハの基準
位置に描画する。ここで、左端部112は、第1層マス
ク21のパターンを適宜縮小して露光される。なお、縮
小せずに同サイズで露光することもできる。ブラインド
機能において用いられるブラインドの例は、図8と同様
であり、ここでは、ブラインドbが用いられる。
【0028】次に、ウエハステージを移動し、第1層マ
スク21をウエハのx方向にパターンbの幅だけ相対的
に移動する。そして、左端部112及び右端部113に
対応するパターンb及びcをブラインドaにより遮光す
る。次に、中間部1211 に対応するパターンaを、先
ほど描画された左端部112に隣接してウエハに露光す
る。同様に、必要な画素数が得られるようにパターンa
をx方向に相対的に移動して露光を繰返すことにより、
中間部1112 〜1113 を形成する。
【0029】さらに、マスクの左端部112及び中間部
1111 〜1113 に対応するパターンb及びaをブラ
インドcにより遮光する。そして、マスクをウエハのx
方向に相対的に移動し、右端部113が中間1113
右端に隣接するように描画する。
【0030】各パターンの境界部分においては、配線等
の接続されるべきパターンが連続するように形成され
る。このようにして、ウエハ上にリニアイメージセンサ
の第1層のマスクパターンが描画される。そして、パタ
ーンが描画された後、ウエハは、フォトレジストの現像
工程により現像され、更に、エッチングや拡散等の公知
の複数の工程を経て半導体装置の第1層が作製される。
同様に、第2層マスク22から第3層マスク23を用い
て各パターンa〜cを露光し、第2層から第3層までの
製造工程を繰り返す。
【0031】つぎに、第4層については、図1(2)に
示した第2ショットマップにより分割して作製される。
各部のパターンが形成された第4層マスク24をステッ
パ装置にセットする。従来の技術において説明したよう
に、ステッパ装置では、制御コンピュータに、第4層マ
スク21が第2ショットマップにより制御されること、
また、第1ショットマップによる第1層マスク21上の
分割パターンの投影順序及びステップピッチ等が予めプ
ログラムされており、また、マスクパターン(レクチル
パターン)の投影像に対し、ウエハを規則的に移動する
ことができる。
【0032】ステッパ装置は、まず、第4層マスク24
のパターンAを投影するために、中間部1211 〜12
2 及び左端部123に対応するパターンB及びCをブ
ラインド機能により遮光する。そして、ウエハを載置し
たウエハステージを移動して、第4層マスク24とウエ
ハとの位置を調整し、左端部122のみをウエハの基準
位置に描画する。ここで、左端部122は、第4層マス
ク24のパターンを適宜縮小して露光される。なお、縮
小せずに同サイズで露光することもできる。ブラインド
機能において用いられるブラインドの例は、図8と同様
であり、ここでは、ブラインドaが用いられる。
【0033】次に、ウエハステージを移動し、第4層マ
スク24をウエハのx方向にパターンAの幅だけ相対的
に移動する。そして、左端部122及び右端部123に
対応するパターンA及びCをブラインドbにより遮光す
る。次に、中間部1211 に対応するパターンBを、先
ほど描画された左端部122に隣接してウエハに露光す
る。同様に、必要な画素数が得られるようにパターンB
をx方向に相対的に移動して露光を繰返すことにより、
中間部1212 〜1217 を形成する。
【0034】さらに、マスクの左端部122及び中間部
1211 〜1217 に対応するパターンB及びAをブラ
インドcにより遮光する。そして、マスクをウエハのx
方向に相対的に移動し、右端部123が中間1217
右端に隣接するように描画する。
【0035】その後、上述したように、境界部分におい
ては配線等の接続されるべきパターンが連続するように
し、更に公知の複数の工程を経て半導体装置の第4層が
作製される。同様に、第5層マスク25を用いて各パタ
ーンA〜Cを露光し、第5層までの製造工程を行う。
【0036】さらに、第1ショットマップにより、上述
のように第6層を作製することにより、第1層〜第6層
が製造されて、図1(3)に示すようなリニアイメージ
センサが完成される。
【0037】以上のようにリニアイメージセンサを作製
すると、第1ショットマップにおいては、第1層から第
3層及び第6層について、パターンbが1ショット、パ
ターンaが3ショット、パターンcが1ショット、計4
ショット必要である。また、第2ショットマップにおい
ては、各層について、パターンAが1ショット、パター
ンBが7ショット、パターンCが1ショット、計9ショ
ット必要である。全6層については、4ショットx4+
9ショットx2=合計34ショットが必要となり、従来
の54ショットに比べ格段に少ないショット数で作製す
ることができる。
【0038】つぎに、図3に、本発明のマスク概要図の
他の実施の形態を示す。これは、より多くのリニアイメ
ージセンサのパターンを一度に描画するようにしたもの
である。この実施の形態では、リニアイメージセンサの
パターンを画素繰返し部101、出力部102及び入力
部103の3つに分割している。さらに、ひとつのリニ
アイメージセンサのサイズは幅p、長さqであり、3つ
の部分を、1つのマスク10上にy方向に3チップ分並
べて配置した。また、縮小率を5:1に定めている。
【0039】このような場合、マスク10上に形成され
た画素繰返し部101のチップパターンのy方向のサイ
ズは、リニアイメージセンサのy方向の実際の幅pの5
倍である5pであり、x方向のサイズは実際の幅mの5
倍の5mである。出力部102のチップパターンのy方
向のサイズは、5pであり、x方向のサイズは出力部1
02の実際の幅lの5倍の5lである。入力部103の
チップパターンのy方向のサイズは、5pであり、x方
向のサイズは入力部103の実際の幅nの5倍の5nで
ある。このようなマスク10は製造工程に応じた数及び
パターンで用意される。ステッパ装置は、画素繰返し部
101、出力部102、又は入力部103を3チップ分
まとめて扱い、出力部、入力部を各1回、画素繰返し部
を4回横方向に描画することで、ウエハのx方向におい
て3チップ分のパターンを同時に描画することができ
る。
【0040】次に、効率的にリニアイメージセンサのパ
ターンを描画するようにした他の実施の形態について、
図5を参照して説明する。この実施の形態では、パター
ンを描画する順序を考慮することにより、ステッパ装置
がマスクパターンを変更する回数を減らしている。
【0041】まず、各部のパターンが形成されたマスク
10をステッパ装置にセットし、図5に示されるウェハ
5の左下の基準位置から、出力部102等のパターンを
同図中の点線に沿ってステップを繰返して描画するよう
に制御コンピュータにプログラムする。画素繰返し部1
01及び入力部103をステッパ装置のブラインド機能
により遮光し、出力部102のみをレジストが塗布され
たウェハ5の基準位置に描画する。ウェハ5に描画され
た出力部1021 は、マスク10に形成されたサイズの
1/5に縮小されて3p×lに描かれる。次に、出力部
102の投影像102をウェハ5のy方向に相対的に3
pだけ移動する。ウェハ5に描画された出力部1021
の上部に隣接して出力部102のパターンを描画するこ
とをウエハの4のy方向にに更に6回繰返して行い、ウ
ェハ5の上部左に出力部パターン1022 〜1027
描画する。
【0042】マスク10の出力部102及び入力部10
3をブラインド機能により遮光する。画素繰返し部10
1をウェハ5に描画された出力部1027 に隣接してウ
ェハ5のx方向に描画し、画素繰返し部パターン101
1 を形成する。必要な画素数が得られるように投影パタ
ーンをx方向にmだけ移動することを繰返し、画素繰返
し部パターン1012 〜1014 の描画を行う。画素繰
返し部パターン1014 から、投影パターンをy方向に
相対的に−3pだけ移動し、画素繰返し部パターン10
5 を描画する。以下同様に、画素繰返し部パターン1
016 〜10128を図中の点線で示すようにジグザグに
描画し、ウェハ5の右下のパターン10128に至る。
【0043】更に、マスク10の出力部102及び画素
繰返し部101をブラインド機能により遮光する。マス
ク10の入力部103を選択し、マスク10をウェハ5
のx方向にmだけ相対的に移動する。画素繰返し部パタ
ーン10128の右端に隣接するように描画して入力部パ
ターン1031 を形成する。マスク10をウェハ5のy
方向に3pだけ相対的に移動して入力部パターン103
1 とy方向において隣接する入力部パターン1032
描画する。このようなパターン描画を繰返して入力部パ
ターン1033 〜1037 を形成する。描画された各部
パターンのx方向における境界部分においては、配線等
の接続されるべきパターンが連続するように形成され
る。ステップ式露光装置では、マスクパターン(レクチ
ルパターン)の投影像に対し、ウェハ5をx方向及びy
方向において規則的に移動することは容易である。
【0044】こうして、1つのウェハ5に出力部102
がy方向に7回、画素繰返し部101がy方向及びx方
向に28回、入力部103がy方向に7回ショットされ
て、描画パターンが形成される。そして、ウェハ5上に
サイズp×qのx方向に長いリニアイメージセンサのパ
ターンが21個分描画される。
【0045】なお、以上のような各実施の形態におい
て、中間部の描画繰返し回数を減らすことによって、x
方向に短手のリニアイメージセンサのパターンを描画す
ることも出来る。この場合、x方向の1行に複数の半導
体チップを作製することができる。
【0046】また、図5において、説明を簡単にするた
め3つの領域(101,102,103)の各々につい
て、1度に3チップ分を投影することの出来るパターン
で形成しているが、マスクエリアの大きさにより可能な
限り複数分を投影することができる。
【0047】また、本願発明は、例えば、ステップ装置
のみならず、走査式投影露光装置、ミラーレンズ投影露
光装置、ステップ式X線露光装置等の露光装置にも適用
可能である。また、縮小サイズを適宜定めたり、同サイ
ズに設定することも適宜可能である。
【0048】また、x方向のみならず、y方向に長い半
導体装置、x方向及びy方向に大きい半導体装置にも適
用することができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ステッ
パ装置等を用いて露光エリアよりも大きいパターンをチ
ップ上に露光する場合に、2種類以上のショットマップ
を用いて各層毎に最適なショットを行い半導体を作製す
ることにより、ショット数を極力少なくし、ウェハの単
位時間当たりの作製枚数、即ちスループットを大きく
し、量産能力を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマスク(レティクル)で作製した半導
体チップの概要図。
【図2】本発明のマスクの概要図。
【図3】本発明の他の実施の態様における3チップ分の
マスクの説明図。
【図4】図3に示されたマスクにるチップ分の半導体チ
ップの説明図。
【図5】図3に示されるマスクを用いてウエハに描画し
た例を示す説明図。
【図6】従来のマスクで作製した半導体チップの概要
図。
【図7】従来のマスクの概要図。
【図8】ブラインドの説明図。
【符号の説明】
111、112 左端部 1111 〜1113 、1211 〜1217 中間部 113、123 右端部 21〜26 第1層〜第7層マスク10 マスク 10 マスク 101 画素繰返し部 102 出力部 103 入力部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】露光マスクのマスクエリア以上の大きさの
    半導体装置を製造する半導体装置の製造方法において、 第1ショットマップにより一つの前記半導体装置を複数
    領域に分割し、該領域のパターンをマスクエリアに配置
    する第1の層のマスク作製工程と、 前記第1ショットマップとは異なる第2ショットマップ
    により一つの前記半導体装置を複数領域に分割し、該領
    域のパターンをマスクエリアに配置することによる第2
    の層のマスク作製工程と、 前記第1又は第2の層のマスクを用いて所定の各層のパ
    ターンを露光する露光工程とを含む半導体装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】前記第1の層のマスク作製工程において
    は、前記第1の層のマスクが、前記第1ショットマップ
    中の繰り返し部分をマスクエリアの幅を十分に使用して
    描画した第1のパターンと、該第1のパターンを除いた
    マスクエリアに描画した第2のパターンとを備えるよう
    に作製し、 前記露光工程においては、前記第1のパターンを複数繰
    り返して長手方向に露光し、前記第2のパターンを前記
    第1のパターンと隣接して露光することにより半導体装
    置を製造することを特徴とする請求項1に記載の半導体
    装置の製造方法。
  3. 【請求項3】前記第2の層のマスク作製工程において
    は、前記第2の層のマスクが、第2ショットマップ中の
    所定の同種工程に係るパターンをマスクエリアの幅を十
    分に使用して描画した第3のパターンと、該第3のパタ
    ーンを除いたマスクエリアに描画した第4のパターンと
    を備えるように作製し、 前記露光工程においては、前記第3のパターンを所定の
    位置に露光し、前記第4のパターンを前記第3のパター
    ンと隣接して露光することにより半導体装置を製造する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置の
    製造方法。
  4. 【請求項4】前記第1又は第2の層のマスク作製工程に
    おいて、前記複数領域に対応するマスクパターンを各層
    毎に1枚のマスクに形成し、 前記露光工程において、前記複数領域の内、露光不要領
    域を遮蔽することにより、所定領域を露光することを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体装置
    の製造方法。
  5. 【請求項5】前記第1又は第2の層のマスク作製工程に
    おいて、前記半導体装置を複数領域に分割する際、左端
    部、中間部及び右端部に分割し、該中間部は所定パター
    ンを複数繰り返すことにより形成されることを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれかに記載の半導体装置の製造
    方法。
  6. 【請求項6】前記半導体装置はリニアイメージセンサで
    あり、 前記第1の層のマスク作製工程においては、主にイメー
    ジセンシング部を形成し、 前記第2の層のマスク作製工程においては、主に電極部
    を形成することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか
    に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】露光マスクのマスクエリア以上の大きさの
    半導体装置を製造する半導体装置の露光マスクにおい
    て、 第1ショットマップにより一つの前記半導体装置を複数
    領域に分割し、該領域のパターンをマスクエリアに配置
    した第1の層のマスクと、 前記第1ショットマップとは異なる第2ショットマップ
    により一つの前記半導体装置を複数領域に分割し、該領
    域のパターンをマスクエリアに配置した第2層のマスク
    とを備え、 適宜前記第1層又は第2層のマスクを用いて各層のパタ
    ーンを露光することにより半導体装置を製造する半導体
    装置の露光マスク。
  8. 【請求項8】前記第1の層のマスクは、前記第1ショッ
    トマップ中の繰り返し部分をマスクエリアの幅を十分に
    使用して描画した第1のパターンと、該第1のパターン
    を除いたマスクエリアに描画した第2のパターンとを備
    え、 前記第1のパターンを複数繰り返して長手方向に露光
    し、前記第2のパターンを前記第1のパターンと隣接し
    て露光することを特徴とする請求項7に記載の半導体装
    置の露光マスク。
  9. 【請求項9】前記第2の層のマスクは、第2ショットマ
    ップ中の所定の同種工程に係るパターンをマスクエリア
    の幅を十分に使用して描画した第3のパターンと、該第
    3のパターンを除いたマスクエリアに描画した第4のパ
    ターンとを備え、 前記第3のパターンを所定の位置に露光し、前記第4の
    パターンを前記第3のパターンと隣接して露光すること
    を特徴とする請求項7又は8に記載の半導体装置の露光
    マスク。
  10. 【請求項10】前記第1又は第2の層のマスクは、前記
    複数領域に対応するマスクパターンを各層毎に1枚のマ
    スクに形成し、 前記複数領域の内、露光不要領域を遮蔽することによ
    り、所定領域を露光することを特徴とする請求項7乃至
    9のいずれかに記載の半導体装置の露光マスク。
  11. 【請求項11】前記第1又は第2の層のマスクは、前記
    半導体装置を複数領域に分割する際、左端部、中間部及
    び右端部に分割し、該中間部は所定パターンを複数繰り
    返すことにより形成されることを特徴とする請求項7乃
    至10のいずれかに記載の半導体装置の露光マスク。
  12. 【請求項12】前記半導体装置はリニアイメージセンサ
    であり、 前記第1の層のマスクは、主にイメージセンシング部を
    形成し、 前記第2の層のマスクは、主に電極部を形成することを
    特徴とする請求項7乃至11のいずれかに記載の半導体
    装置の露光マスク。
  13. 【請求項13】請求項1乃至6のいずれかに記載の半導
    体装置の製造方法により製造された半導体装置。
  14. 【請求項14】請求項7乃至12のいずれかに記載の半
    導体装置の露光マスクにより製造された半導体装置。
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