JP2001077343A - Ccd撮像素子の製造装置及び製造方法 - Google Patents

Ccd撮像素子の製造装置及び製造方法

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JP2001077343A
JP2001077343A JP24719699A JP24719699A JP2001077343A JP 2001077343 A JP2001077343 A JP 2001077343A JP 24719699 A JP24719699 A JP 24719699A JP 24719699 A JP24719699 A JP 24719699A JP 2001077343 A JP2001077343 A JP 2001077343A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像素子の1つの撮像面を複数回のマスク露
光作業によって露光する場合に、マスクの位置決め誤差
に基づく撮像面の各分割領域の継ぎ目部分における視認
上の違和感を軽減する。 【解決手段】 マスク110のマスクパターン部116
は、縦及び横方向の両辺部が直線状でなく凹凸パターン
形状に形成されている。露光工程では、大判の撮像面1
20を縦横に分割して4つの分割領域120A〜120
Dに分け、各分割領域120A〜120Dに対してそれ
ぞれマスクの位置合わせを行い、順番に複数回の露光を
行う。各分割領域120A〜120Dの継ぎ目部分で
は、互いに隣接するマスクのマスクパターン部116
A、116Bが、互いに補完した凹凸パターン形状に形
成され、各マスクで形成される画素が互いに混在した状
態で配置されるため、各マスク毎に位置ずれがある場合
でも視認されないものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の画素をマト
リクス状に配置した撮像面を有するCCD撮像素子の製
造装置及び製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりCCDを用いた撮像素子は、各
種の映像装置に用いられ、急速に普及しているが、特に
近年のデジタル化の流れにより、高画素への要求が大き
くなってきており、この中で例えば天文用途などでは現
在の縮小露光技術で可能なサイズ以上の大判撮像素子の
要求も出てきている。すなわち、このような撮像素子を
形成する場合に用いられる露光作業では、撮像素子の撮
像面に対して1対1の露光装置を使うこともできるが、
微細パターンを形成するためには、縮小露光装置を用い
ることが有効である。しかし、上述のような大判撮像素
子の場合、1つの縮小露光装置では、撮像素子の撮像面
の方が大きいため、1回の露光作業では撮像面全体を露
光することが困難である。
【0003】そこで、この場合には、撮像面を複数の分
割領域に分割するとともに、露光作業で用いるマスクを
各分割領域に対応するサイズで形成し、各分割領域毎に
順番にマスクを位置決めして複数回の露光作業を行うこ
とにより、撮像面全体を露光することが可能となる。図
6は、このような露光作業に用いるマスクの構成例を示
す平面図であり、図6(A)は、マスクの概要を示し、
図6(B)は、図6(A)に示すマスクのコーナ部を拡
大してマスクパターンの一部を示している。このマスク
10は、例えば撮像面上に配置されるオンチップマイク
ロレンズを作成する場合に、各画素に対応する微細なレ
ンズ面を形成する際のフォトレジスト工程に用いられる
ものであり、方形状に形成された外枠12の内側に、各
画素に対応した多数の画素パターン14をマトリクス状
に配列したマスクパターン部16が形成されている。
【0004】この露光工程では、オンチップマイクロレ
ンズを形成するための有機樹脂層の上に配置したレジス
ト膜に対し、マスク10の各画素パターン14の露光を
行うことにより、各画素に対応するパターンでレジスト
膜を硬化させる。図7は、図6に示すマスク10によっ
て撮像面の分割領域を露光する様子を示す説明図であ
る。図示のように、本例では、1つの撮像面20を縦方
向と横方向にそれぞれ2分割し、合計4つの分割領域2
0A〜20Dについて、矢線A〜Dに示すように、順番
にマスク露光を行うことにより、1つの撮像素子に対す
る露光作業を行う。なお、図7は、複数の撮像素子をウ
ェーハ上に形成した状態を示している。その後、現像や
全面エッチング等の工程を経て、オンチップマイクロレ
ンズのレンズ面を形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように1つの撮像面を複数回の露光作業によって露光す
る場合、実際の製造工程においては、各分割領域毎のマ
スクの位置合わせに多少の誤差が生じるため、各分割領
域毎に露光パターンが微妙にずれてしまうという問題が
生じる。
【0006】図8は、撮像面の各分割領域の継ぎ目部分
に配置されるマスク10A、10Bの両側のマスクパタ
ーン部16A、16Bを示す部分平面図である。そし
て、上述のような複数回の露光作業において、マスク1
0A、10Bが精度よく位置決めされている場合には、
図9に示すように、各マスクパターン部16A、16B
による画素パターンは、左右両側で一致したものとな
る。しかしながら、マスク10A、10Bが位置決め誤
差を含む場合には、図10に示すように、両側の画素パ
ターンがずれた状態となる。そして、このような画素パ
ターンのずれを有する撮像素子で撮像された画像では、
微妙な誤差でも継ぎ目が直線として認識されるため、大
判撮像素子の製造上、大きな問題点となる。
【0007】そこで本発明の目的は、撮像素子の1つの
撮像面を複数回のマスク露光作業によって露光する場合
に、マスクの位置決め誤差に基づく撮像面の各分割領域
の継ぎ目部分における視認上の違和感を軽減することが
できるCCD撮像素子の製造装置及び製造方法を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、多数の画素をマトリクス状に配置した撮像面
を有するCCD撮像素子の製造装置において、1つの撮
像素子の撮像面を複数に分割した各分割領域の各画素に
対応するマスクパターンを有するマスクと、前記撮像素
子の各分割領域に対して前記マスクを順次位置合わせし
て複数回の露光を繰り返し行うことにより1つの撮像面
に対する露光作業を行う露光装置とを有し、前記マスク
は、前記撮像素子の各分割領域の継ぎ目部分に対応する
縦方向及び横方向の少なくとも一方の両側辺部が互いに
補完関係を有する凹凸パターン形状に形成されているこ
とを特徴とする。
【0009】また本発明は、多数の画素をマトリクス状
に配置した撮像面を有するCCD撮像素子の製造方法に
おいて、1つの撮像素子の撮像面を複数に分割した各分
割領域の各画素に対応するマスクパターンを有するマス
クを用いることにより、前記撮像素子の各分割領域に対
して前記マスクを順次位置合わせして複数回の露光を繰
り返し行い、1つの撮像面に対する露光作業を行う露光
工程を有し、前記露光工程に用いるマスクは、前記撮像
素子の各分割領域の継ぎ目部分に対応する縦方向及び横
方向の少なくとも一方の両側辺部が互いに補完関係を有
する凹凸パターン形状に形成されていることを特徴とす
る。
【0010】本発明のCCD撮像素子の製造装置では、
撮像素子の各分割領域に対してマスクを順次位置合わせ
して複数回の露光を繰り返し行うことにより1つの撮像
面に対する露光作業を行う。そして、この露光作業に用
いるマスクは、撮像素子の各分割領域の継ぎ目部分に対
応するの縦方向及び横方向の少なくとも一方の両側辺部
が互いに補完関係を有する凹凸パターン形状に形成され
ているため、この継ぎ目部分では、各露光作業のマスク
パターンで形成される各画素が、凹凸パターン形状に沿
って互いに入り組んだ状態に配置される。したがって、
各分割領域に対するマスクの位置に一定の誤差がある場
合でも、位置ずれした画素が1列に並ばず、凹凸パター
ン形状に沿って互いに入り組んだ状態に配置されるた
め、この位置ずれした画素による線幅の変動が直線状に
視認されることもなくなる。
【0011】一方、実際の撮像素子において、各画素か
らの信号は、微小なばらつきによる微小変形、光の揺ら
ぎによる時間的、空間的な変化を伴っており、画面上の
連続した信号の変化は認識されやすいが、連続しない、
または不規則な信号の変化は認識されにくい特徴があ
る。したがって、撮像面の各分割領域に対するマスクの
位置合わせに誤差が含まれる場合にも、撮像面の各分割
領域の継ぎ目部分における視認上の違和感を軽減するこ
とができる。この結果、大口径の撮像素子に対し、高精
度の縮小露光装置を使用した分割露光による露光作業を
実現でき、画像の筋状ムラの発生を防止し、画像の均一
性を向上することで、撮像画像の品質向上を図ることが
できる。
【0012】また、本発明のCCD撮像素子の製造方法
でも同様に、撮像素子の各分割領域に対してマスクを順
次位置合わせして複数回の露光を繰り返し行うことによ
り1つの撮像面に対する露光作業を行う。そして、この
露光作業に用いるマスクは、撮像素子の各分割領域の継
ぎ目部分に対応する縦方向及び横方向の少なくとも一方
の両側辺部が互いに補完関係を有する凹凸パターン形状
に形成されているため、この継ぎ目部分では、各露光作
業のマスクパターンで形成される各画素が、凹凸パター
ン形状に沿って互いに入り組んだ状態に配置される。し
たがって、各分割領域に対するマスクの位置に一定の誤
差がある場合でも、位置ずれした画素が1列に並ばず、
凹凸パターン形状に沿って互いに入り組んだ状態に配置
されるため、この位置ずれした画素による線幅の変動が
直線状に視認されることもなくなる。
【0013】一方、実際の撮像素子において、各画素か
らの信号は、微小なばらつきによる微小変形、光の揺ら
ぎによる時間的、空間的な変化を伴っており、画面上の
連続した信号の変化は認識されやすいが、連続しない、
または不規則な信号の変化は認識されにくい特徴があ
る。したがって、撮像面の各分割領域に対するマスクの
位置合わせに誤差が含まれる場合にも、撮像面の各分割
領域の継ぎ目部分における視認上の違和感を軽減するこ
とができる。この結果、大口径の撮像素子に対し、高精
度の縮小露光装置を使用した分割露光による露光作業を
実現でき、画像の筋状ムラの発生を防止し、画像の均一
性を向上することで、撮像画像の品質向上を図ることが
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるCCD撮像素
子の製造装置及び製造方法の実施の形態について説明す
る。図1は、この実施の形態によるCCD撮像素子の製
造装置及び製造方法で用いるマスクの構成例を示す平面
図であり、図1(A)は、マスクの概要を示し、図1
(B)は、図1(A)に示すマスクのコーナ部を拡大し
てマスクパターンの一部を示している。本例で用いるマ
スク110は、例えば撮像面上に配置されるオンチップ
マイクロレンズを作成する場合に、各画素に対応する微
細なレンズ面を形成する際のフォトレジスト工程に用い
られるものであり、方形状に形成された外枠112の内
側に、各画素に対応した多数の画素パターン114をマ
トリクス状に配列したマスクパターン部116が形成さ
れている。
【0015】そして、本例のマスク110では、マスク
パターン部116の縦方向及び横方向の両辺部が直線状
でなく、凹凸パターン形状に形成されている。例えば図
1(B)は、マスク110のマスクパターン部116に
おける右辺部のパターン形状を示しており、図示のよう
に、マスクパターン部116の一部が外枠112の方向
に、凹凸状に、はみ出した状態で形成されている。
【0016】図2は、図1に示すマスク110によって
撮像面の分割領域を露光する様子を示す説明図である。
本例の露光工程は、図2に示すように、大判の撮像面1
20を縦方向と横方向にそれぞれ2分割し、合計4つの
分割領域120A〜120Dに分け、各分割領域120
A〜120Dに対してそれぞれマスクの位置合わせを行
い、矢線A〜Dに示すように、順番に複数回の露光を行
うものである。そして、この場合の各分割領域120A
〜120Dの継ぎ目部分に、上述したマスク110のマ
スクパターン部116の上下あるいは左右の辺部が配置
され、隣接するマスクとつなぎ合わせられることにな
る。なお、このような複数回の連続した露光を行う露光
装置では、作成した撮像素子の大きさにより、マスクの
位置と露光の位置をX方向、Y方向で任意に設定するこ
とができる。
【0017】図3は、このような撮像面120の各分割
領域120A〜120Dの継ぎ目部分に配置されるマス
ク110A、110Bの両側(図では左右両側)のマス
クパターン部116A、116Bを示す部分平面図であ
る。この図3に示すように、互いに横方向(左右方向)
に隣接するマスクパターン部116Aの右側辺部とマス
クパターン部116Bの左側辺部とは、互いに補完関係
を有する凹凸パターン形状に形成されている。すなわ
ち、本例のマスクパターン部116A、116Bでは、
多数の画素からなる方形状の画素マトリクスの側辺部に
おいて、1つから3つの画素が横方向にランダムにはみ
出した状態の凹凸パターン形状となっている。そして、
各分割領域120A〜120Dの継ぎ目部分では、各マ
スクパターン部116A、116Bで形成される各画素
が、凹凸パターン形状に沿って互いに入り組んだ状態に
配置され、継ぎ合わされることになる。
【0018】図4は、このような各マスクパターン部1
16A、116Bで形成された各画素(本例ではマイク
ロレンズ)の配置を示す平面図であり、図中、斜線を施
していない画素118Aは、マスクパターン部116A
で形成された画素を示し、斜線を施した画素118B
は、マスクパターン部116Bで形成された画素を示し
ている。この図4に示すように、分割領域120A〜1
20Dの継ぎ目部分では、各マスクパターン部116
A、116Bで形成される各画素118A、118Bが
互いに混在する状態で配置されている。
【0019】そして、上述のような複数回の露光作業に
おいて、マスク110A、110Bが精度よく位置決め
されている場合には、図4に示すように、各マスクパタ
ーン部116A、116Bによる画素パターンは互いに
高精度に制御され、各画素118A、118Bの間隔
は、縦方向及び横方向に等しくなるが、各マスク110
A、110Bが位置決め誤差を含む場合には、図5に示
すように、両側の画素パターンが互いにずれた状態とな
る。しかしながら、本例では、分割領域120A〜12
0Dの継ぎ目部分で各マスクパターン部116A、11
6Bで形成される各画素118A、118Bが互いに混
在する状態で配置されているため、互いに位置ずれした
画素118A、118Bが1列に並ばず、この位置ずれ
による線幅の違いが連続した直線とはならない。
【0020】一方、実際の撮像素子において、各画素か
らの信号は、微小なばらつきによる微小変形、光の揺ら
ぎによる時間的、空間的な変化を伴っており、画面上の
連続した信号の変化は認識されやすいが、連続しない、
または不規則な信号の変化は認識されにくい特徴があ
る。このため、例えば従来の図10で示したような連続
した直線状の線幅の変動は画面上で視認され、図5で示
すような本例の不連続で不規則な線幅の変動は視認され
にくい。したがって、本例の露光作業において、各マス
ク110A、110Bが位置決め誤差に伴う、撮像面の
継ぎ目部分における視認上の違和感を軽減することがで
きる。
【0021】なお、以上の説明は、各マスク110A、
110Bの横方向(左右方向)の側辺部における各マス
クパターン部116A、116Bの凹凸パターン形状を
例に説明したが、同様に各マスク110A、110Bの
縦方向(上下方向)の側辺部についても、各マスクパタ
ーン部116A、116Bを同様の凹凸パターン形状に
形成することにより、この継ぎ目部分の違和感を軽減す
ることができるものである。また、各マスクパターン部
116A、116Bに設ける凹凸パターン形状として
は、図示のようにランダムなパターンに限らず、一定の
規則性を有する凹凸パターン形状であってもよい。
【0022】以上のようなマスクを用いた露光工程とし
ては、例えば大口径のCCD撮像素子において縮小露光
装置による複数回の露光作業を行い、高品位の撮像素子
を得る場合に有効であり、画像での筋状ムラの発生を防
止し、画像の均一性を向上することで、撮像画像の品位
を向上することができる。特にCCD撮像素子における
受光部(フォトセンサ部)の形成やオンチップマイクロ
レンズの形成のためのイオン注入やエッチング等の際に
必要となる各種の露光工程に適用することにより、大き
な効果を得られるものである。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるCCD
撮像素子の製造装置では、1つの撮像素子の撮像面を複
数に分割し、各分割領域に対してマスクを順次位置合わ
せして複数回の露光を繰り返し行うことにより1つの撮
像面に対する露光作業を行う場合に、撮像素子の各分割
領域の継ぎ目部分に対応する縦方向及び横方向の少なく
とも一方の両側辺部が互いに補完関係を有する凹凸パタ
ーン形状に形成されたマスクを用いて露光作業を行うよ
うにした。したがって、撮像面の各分割領域に対するマ
スクの位置合わせに誤差が含まれる場合にも、撮像面の
各分割領域の継ぎ目部分における視認上の違和感を軽減
することができる。この結果、例えば大口径の撮像素子
に対し、高精度の縮小露光装置を使用した分割露光によ
る露光作業を実現でき、画像の筋状ムラの発生を防止
し、画像の均一性を向上することで、撮像画像の品質向
上を図ることができる。
【0024】また本発明によるCCD撮像素子の製造方
法では、1つの撮像素子の撮像面を複数に分割し、各分
割領域に対してマスクを順次位置合わせして複数回の露
光を繰り返し行い、1つの撮像面に対する露光作業を行
う場合に、撮像素子の各分割領域の継ぎ目部分に対応す
る縦方向及び横方向の少なくとも一方の両側辺部が互い
に補完関係を有する凹凸パターン形状に形成されたマス
クを用いて露光作業を行うようにした。したがって、撮
像面の各分割領域に対するマスクの位置合わせに誤差が
含まれる場合にも、撮像面の各分割領域の継ぎ目部分に
おける視認上の違和感を軽減することができる。この結
果、例えば大口径の撮像素子に対し、高精度の縮小露光
装置を使用した分割露光による露光作業を実現でき、画
像の筋状ムラの発生を防止し、画像の均一性を向上する
ことで、撮像画像の品質向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるCCD撮像素子の製
造装置及び製造方法で用いるマスクの構成例を示す平面
図であり、(A)はマスクの概要を示し、(B)はマス
クのコーナ部を拡大してマスクパターンの一部を示して
いる。
【図2】図1に示すマスクを用いて撮像素子の分割領域
を順番に露光している様子を示す平面図である。
【図3】図2に示す撮像素子の各分割領域の継ぎ目部分
に配置されるマスクのマスクパターン部を示す部分拡大
平面図である。
【図4】図3に示すマスクを用いて露光した位置ずれの
ない場合の各画素の配置を示す平面図である。
【図5】図3に示すマスクを用いて露光した位置ずれの
ある場合の各画素の配置を示す平面図である。
【図6】従来のCCD撮像素子の製造装置及び製造方法
で用いるマスクの構成例を示す平面図であり、(A)は
マスクの概要を示し、(B)はマスクのコーナ部を拡大
してマスクパターンの一部を示している。
【図7】図6に示すマスクを用いて撮像素子の分割領域
を順番に露光している様子を示す平面図である。
【図8】図7に示す撮像素子の各分割領域の継ぎ目部分
に配置されるマスクのマスクパターン部を示す部分拡大
平面図である。
【図9】図8に示すマスクを用いて露光した位置ずれの
ない場合の各画素の配置を示す平面図である。
【図10】図8に示すマスクを用いて露光した位置ずれ
のある場合の各画素の配置を示す平面図である。
【符号の説明】
110、110A、110B……マスク、112……外
枠、114……画素パターン、116、116A、11
6B……マスクパターン部、118A、118B……画
素、120……撮像面、120A〜120D……分割領
域。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の画素をマトリクス状に配置した撮
    像面を有するCCD撮像素子の製造装置において、 1つの撮像素子の撮像面を複数に分割した各分割領域の
    各画素に対応するマスクパターンを有するマスクと、 前記撮像素子の各分割領域に対して前記マスクを順次位
    置合わせして複数回の露光を繰り返し行うことにより1
    つの撮像面に対する露光作業を行う露光装置とを有し、 前記マスクは、前記撮像素子の各分割領域の継ぎ目部分
    に対応する縦方向及び横方向の少なくとも一方の両側辺
    部が互いに補完関係を有する凹凸パターン形状に形成さ
    れている、 ことを特徴とするCCD撮像素子の製造装置。
  2. 【請求項2】 前記凹凸パターン形状は、ランダムなパ
    ターンであることを特徴とする請求項1記載のCCD撮
    像素子の製造装置。
  3. 【請求項3】 前記凹凸パターン形状は、規則的な繰り
    返しパターンであることを特徴とする請求項1記載のC
    CD撮像素子の製造装置。
  4. 【請求項4】 前記露光作業は、前記撮像素子の撮像面
    上に前記各画素に対応するマイクロレンズを形成する場
    合のフォトレジスト工程に用いるものであることを特徴
    とする請求項1記載のCCD撮像素子の製造装置。
  5. 【請求項5】 前記露光装置は、縮小露光装置であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のCCD撮像素子の製造装
    置。
  6. 【請求項6】 多数の画素をマトリクス状に配置した撮
    像面を有するCCD撮像素子の製造方法において、 1つの撮像素子の撮像面を複数に分割した各分割領域の
    各画素に対応するマスクパターンを有するマスクを用い
    ることにより、前記撮像素子の各分割領域に対して前記
    マスクを順次位置合わせして複数回の露光を繰り返し行
    い、1つの撮像面に対する露光作業を行う露光工程を有
    し、 前記露光工程に用いるマスクは、前記撮像素子の各分割
    領域の継ぎ目部分に対応する縦方向及び横方向の少なく
    とも一方の両側辺部が互いに補完関係を有する凹凸パタ
    ーン形状に形成されている、 ことを特徴とするCCD撮像素子の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記凹凸パターン形状は、ランダムなパ
    ターンであることを特徴とする請求項6記載のCCD撮
    像素子の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記凹凸パターン形状は、規則的な繰り
    返しパターンであることを特徴とする請求項6記載のC
    CD撮像素子の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記露光作業は、前記撮像素子の撮像面
    上に前記各画素に対応するマイクロレンズを形成する場
    合のフォトレジスト工程に用いるものであることを特徴
    とする請求項6記載のCCD撮像素子の製造方法。
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