JPH09292773A - トナー移送装置 - Google Patents
トナー移送装置Info
- Publication number
- JPH09292773A JPH09292773A JP8129047A JP12904796A JPH09292773A JP H09292773 A JPH09292773 A JP H09292773A JP 8129047 A JP8129047 A JP 8129047A JP 12904796 A JP12904796 A JP 12904796A JP H09292773 A JPH09292773 A JP H09292773A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- air
- transfer device
- air supply
- toner transfer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Air Transport Of Granular Materials (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 略水平方向軸回りに回転するローターと、ロ
ーターを包み込むように配置されたステーターとを有す
るスクリューポンプ部と、トナーを流動化させるための
空気をスクリューポンプ部に供給する空気供給手段とを
具備したトナー移送装置において、トナー流動化のため
の空気を吹き込むための空気供給口へのトナーの逆流を
防止する。 【解決手段】 空気供給手段からスクリューポンプ部3
30に空気を供給する供給口338aをスクリューポン
プ部330のホルダー351aの上部に配置することに
より、供給口338aへのトナーの逆流を防止し、常に
安定した送風量を確保できるようにした。
ーターを包み込むように配置されたステーターとを有す
るスクリューポンプ部と、トナーを流動化させるための
空気をスクリューポンプ部に供給する空気供給手段とを
具備したトナー移送装置において、トナー流動化のため
の空気を吹き込むための空気供給口へのトナーの逆流を
防止する。 【解決手段】 空気供給手段からスクリューポンプ部3
30に空気を供給する供給口338aをスクリューポン
プ部330のホルダー351aの上部に配置することに
より、供給口338aへのトナーの逆流を防止し、常に
安定した送風量を確保できるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式のプ
リンタ、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置におい
てトナーや回収トナーを移送するトナー移送装置に関す
るものである。
リンタ、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置におい
てトナーや回収トナーを移送するトナー移送装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の複写機などの画像形成装
置には、転写工程の後に感光体や転写ベルトなどの表面
に付着している残留トナーを清掃し回収するクリーニン
グユニットを備えたものがある。そして、この画像形成
装置には、クリーニングユニットで回収されたトナーを
現像装置あるいは外部の回収装置へ強制的に移送するた
めのトナー移送装置を備えたものがある。図11は、従
来のトナー移送装置の構造を示す縦断面図である。この
トナー移送装置700は、スクリューポンプ部701
と、ホッパー部702とを有する。スクリューポンプ部
701は、ホッパー部702内の横搬送スクリュ−70
5の回転軸706の一端に連結されたロ−タ−703
と、ロ−タ703を包囲して設けられたステ−タ704
と、このステ−タ704を包囲して保持するホルダ−7
07とからなる。ステ−タ704はゴム材料等の弾性体
で作られている。ステ−タ704の側面とホルダ−70
7の内壁面との間には1mm程度の隙間dがあり、その
隙間dは回収トナ−通路708に連通している。ホルダ
−707の側部の下側寄りの位置には、前記隙間dを通
して回収トナ−通路708に空気を吹き込めるようにエ
ア−供給口709が設けられている。エア−供給口70
9は、エアー供給パイプを介してエア−ポンプ等の図示
しない空気供給手段に接続されている。ホッパー部70
2の上部にはクリーニングユニットからの回収トナーを
ホッパー部702内に供給するトナ−ガイド部713が
設けられている。
置には、転写工程の後に感光体や転写ベルトなどの表面
に付着している残留トナーを清掃し回収するクリーニン
グユニットを備えたものがある。そして、この画像形成
装置には、クリーニングユニットで回収されたトナーを
現像装置あるいは外部の回収装置へ強制的に移送するた
めのトナー移送装置を備えたものがある。図11は、従
来のトナー移送装置の構造を示す縦断面図である。この
トナー移送装置700は、スクリューポンプ部701
と、ホッパー部702とを有する。スクリューポンプ部
701は、ホッパー部702内の横搬送スクリュ−70
5の回転軸706の一端に連結されたロ−タ−703
と、ロ−タ703を包囲して設けられたステ−タ704
と、このステ−タ704を包囲して保持するホルダ−7
07とからなる。ステ−タ704はゴム材料等の弾性体
で作られている。ステ−タ704の側面とホルダ−70
7の内壁面との間には1mm程度の隙間dがあり、その
隙間dは回収トナ−通路708に連通している。ホルダ
−707の側部の下側寄りの位置には、前記隙間dを通
して回収トナ−通路708に空気を吹き込めるようにエ
ア−供給口709が設けられている。エア−供給口70
9は、エアー供給パイプを介してエア−ポンプ等の図示
しない空気供給手段に接続されている。ホッパー部70
2の上部にはクリーニングユニットからの回収トナーを
ホッパー部702内に供給するトナ−ガイド部713が
設けられている。
【0003】上記トナー移送装置700は、駆動モータ
710を作動させることにより、駆動歯車711及び従
動歯車712を介して横搬送スクリュ−705及びロ−
タ−703を回転させる。トナ−ガイド部713よりホ
ッパー部702内に投入されたトナーは、横搬送スクリ
ュ−705によりスクリューポンプ部701へ搬送さ
れ、さらにスクリューポンプ部701のロ−タ−703
とステータ704との間を搬送されて回収トナ−通路7
08へ送り出される。そして、回収トナ−通路708を
通過したトナーは、回収トナー移送パイプ714を通し
て現像装置あるいは外部の回収装置へ移送される。この
ときエア−供給口709からは図示しないエア−ポンプ
によって前記ローター703とステータ704との隙間
dに0.5〜1リットル/分程度の送風量でエア−が吹
き込まれる。これにより、トナー移送装置700から送
出されるトナ−は流動化が促進され、トナ−移送がより
確実なものとなる。
710を作動させることにより、駆動歯車711及び従
動歯車712を介して横搬送スクリュ−705及びロ−
タ−703を回転させる。トナ−ガイド部713よりホ
ッパー部702内に投入されたトナーは、横搬送スクリ
ュ−705によりスクリューポンプ部701へ搬送さ
れ、さらにスクリューポンプ部701のロ−タ−703
とステータ704との間を搬送されて回収トナ−通路7
08へ送り出される。そして、回収トナ−通路708を
通過したトナーは、回収トナー移送パイプ714を通し
て現像装置あるいは外部の回収装置へ移送される。この
ときエア−供給口709からは図示しないエア−ポンプ
によって前記ローター703とステータ704との隙間
dに0.5〜1リットル/分程度の送風量でエア−が吹
き込まれる。これにより、トナー移送装置700から送
出されるトナ−は流動化が促進され、トナ−移送がより
確実なものとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のトナー移送装置700は、トナー流動化のための空気
を吹き込むためのエア−供給口709がスクリューポン
プ部701の下側部に設けられていたため、移送すべき
トナーがエア−供給口709内に逆流してエア−供給口
709やエアー供給パイプなどの壁面に付着しやすく、
均一な送風量で空気を吹き込むことができなくなるとい
う問題があった。本発明の課題は、スクリューポンプ部
にトナー流動化のための空気を吹き込むための空気供給
口へのトナーの逆流を防止できるトナー移送装置を提供
し、また構成が簡単で、製造コスト及び運転コストを低
減できるトナー移送装置を提供することにある。
のトナー移送装置700は、トナー流動化のための空気
を吹き込むためのエア−供給口709がスクリューポン
プ部701の下側部に設けられていたため、移送すべき
トナーがエア−供給口709内に逆流してエア−供給口
709やエアー供給パイプなどの壁面に付着しやすく、
均一な送風量で空気を吹き込むことができなくなるとい
う問題があった。本発明の課題は、スクリューポンプ部
にトナー流動化のための空気を吹き込むための空気供給
口へのトナーの逆流を防止できるトナー移送装置を提供
し、また構成が簡単で、製造コスト及び運転コストを低
減できるトナー移送装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、略水平方向に沿った軸回り
に回転することにより軸方向にトナーを移動させるロー
ターと、ローターを包み込むように配置されてそのロー
ターと接触係合する固定されたステーターとを有するス
クリューポンプ部と、トナーを流動化させるための空気
をスクリューポンプ部に供給する空気供給手段とを具備
したトナー移送装置において、前記空気供給手段から前
記スクリューポンプ部に空気を供給する供給口を前記ス
クリューポンプ部の上部に配置することにより、空気供
給口へのトナーの逆流を防止し、常に安定した送風量を
確保できるようにした。請求項2記載の発明は、請求項
1記載の装置において、前記空気供給手段から前記スク
リューポンプ部に供給する空気流量を調節する手段を備
えることで、送風量を可変とし、例えば、電源投入直後
やウォームアップ時などに送風量を増して、空気供給口
や空気供給パイプ内に入ったトナーを排除することによ
り、さらに安定した送風量を確保することができるよう
にした。請求項3記載の発明は、請求項1又は2におけ
る空気供給手段として、他の目的で使用される空気供給
手段を利用することにより、トナー移送装置専用の空気
供給手段を省略し、構成を簡単にするとともに、製造コ
スト及び運用コストを削減できるようにした。請求項4
記載の発明は、請求項3において、前記他の目的で使用
される空気供給手段が、冷却の目的で使用される空気供
給手段であることにより、熱による移送トナーの凝集や
熱融着を防ぎ、円滑にトナーを移送できるようにした。
に、請求項1記載の発明は、略水平方向に沿った軸回り
に回転することにより軸方向にトナーを移動させるロー
ターと、ローターを包み込むように配置されてそのロー
ターと接触係合する固定されたステーターとを有するス
クリューポンプ部と、トナーを流動化させるための空気
をスクリューポンプ部に供給する空気供給手段とを具備
したトナー移送装置において、前記空気供給手段から前
記スクリューポンプ部に空気を供給する供給口を前記ス
クリューポンプ部の上部に配置することにより、空気供
給口へのトナーの逆流を防止し、常に安定した送風量を
確保できるようにした。請求項2記載の発明は、請求項
1記載の装置において、前記空気供給手段から前記スク
リューポンプ部に供給する空気流量を調節する手段を備
えることで、送風量を可変とし、例えば、電源投入直後
やウォームアップ時などに送風量を増して、空気供給口
や空気供給パイプ内に入ったトナーを排除することによ
り、さらに安定した送風量を確保することができるよう
にした。請求項3記載の発明は、請求項1又は2におけ
る空気供給手段として、他の目的で使用される空気供給
手段を利用することにより、トナー移送装置専用の空気
供給手段を省略し、構成を簡単にするとともに、製造コ
スト及び運用コストを削減できるようにした。請求項4
記載の発明は、請求項3において、前記他の目的で使用
される空気供給手段が、冷却の目的で使用される空気供
給手段であることにより、熱による移送トナーの凝集や
熱融着を防ぎ、円滑にトナーを移送できるようにした。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は、本発明のトナー移送装置を備える
電子写真式の複写機及びトナー供給・回収装置を示す装
置構成図である。複写機100は、読取り光学系Aと、
作像部Bと、給紙部Cとを有する。読取り光学系Aは、
コンタクトガラス3の直下位置に於て矢印方向に進退可
能に構成された光源4と、光源4とともに移動する第1
ミラー5と(以上第1の走行体)、第1の走行体とは独
立して同方向に進退する第2の走行体を構成する第2ミ
ラー6及び第3ミラー7と、レンズ8と、レンズ8によ
り集光された原稿反射光を上記作像部Bを構成する感光
体110上に照射する為のミラー9〜11等を有する。
光源4から出射され、コンタクトガラス3上の原稿面で
反射した原稿反射光は、ミラー5、6、7、レンズ8、
ミラー9〜11を経て感光体110上に結像される。作
像部Bは、ドラム状感光体110、帯電器(プリチャー
ジャ)108、現像装置200、転写ベルト120、転
写ベルトクリーニングユニット400、感光体クリーニ
ングユニット300、定着装置130等を有する。給紙
部Cは、複数の給紙トレイ12〜14と各給紙トレイ1
2〜14から作像部Bへ転写用紙を搬送する搬送経路1
5とを有する。
て説明する。図1は、本発明のトナー移送装置を備える
電子写真式の複写機及びトナー供給・回収装置を示す装
置構成図である。複写機100は、読取り光学系Aと、
作像部Bと、給紙部Cとを有する。読取り光学系Aは、
コンタクトガラス3の直下位置に於て矢印方向に進退可
能に構成された光源4と、光源4とともに移動する第1
ミラー5と(以上第1の走行体)、第1の走行体とは独
立して同方向に進退する第2の走行体を構成する第2ミ
ラー6及び第3ミラー7と、レンズ8と、レンズ8によ
り集光された原稿反射光を上記作像部Bを構成する感光
体110上に照射する為のミラー9〜11等を有する。
光源4から出射され、コンタクトガラス3上の原稿面で
反射した原稿反射光は、ミラー5、6、7、レンズ8、
ミラー9〜11を経て感光体110上に結像される。作
像部Bは、ドラム状感光体110、帯電器(プリチャー
ジャ)108、現像装置200、転写ベルト120、転
写ベルトクリーニングユニット400、感光体クリーニ
ングユニット300、定着装置130等を有する。給紙
部Cは、複数の給紙トレイ12〜14と各給紙トレイ1
2〜14から作像部Bへ転写用紙を搬送する搬送経路1
5とを有する。
【0007】上記複写機1では、予め帯電器108によ
って帯電が施されている感光体110に読取り光学系A
からの原稿反射光を照射し潜像を形成する。この潜像は
感光体110の回転に応じて現像装置200の対向位置
に到達し、潜像に対するトナー現像が行われる。トナー
現像による可視像が転写位置に到達するのにタイミング
を合わせて、給紙トレイ12〜14からの転写用紙が給
紙され、転写ベルト120で搬送されつつ感光体110
上のトナー像が用紙に付着する。転写の終了した用紙
は、図示しない除電チャージャによって剥離された後、
定着装置130に搬入され、熱及び圧力が付与されて、
トナー像が紙面上に定着される。定着の終了した転写用
紙は、排出トレイ131へ送り出される。トナ−供給・
回収装置500は、複写機100とは別体に構成され複
写機100の傍らに設置されている。トナ−供給・回収
装置500と複写機100とはトナー供給パイプ600
及び廃トナー回収用パイプ550で接続されている。ト
ナ−供給用パイプ600は、複写機100の現像装置2
00とトナ−供給装置500のトナータンクとを連結し
ている。廃トナー回収用パイプ550は、複写機100
の転写ベルトクリーニングユニット400に接続された
トナー移送装置(廃トナー移送装置)320bとトナ−
供給装置500の廃トナータンクとを連結している。す
なわち、トナ−供給・回収装置500は、トナータンク
内の新しいトナー205をトナ−供給用パイプ600を
通して複写機100の現像装置200へ供給するととも
に、転写ベルトクリーニングユニット400で回収され
た廃トナーを廃トナー回収用パイプ550を通して廃ト
ナータンクに回収できるようになっている。トナ−供給
・回収装置500よりトナ−供給用パイプ600を通し
て移送されてきたトナ−205は、後述するトナ−捕集
装置250(図2)をへて、現像装置200に供給され
る。現像装置200内では、移送スクリュ−形状をなし
たアジテ−タ214(図2)により現像装置中央部へト
ナ−が移送され、前述の現像工程が行われる。
って帯電が施されている感光体110に読取り光学系A
からの原稿反射光を照射し潜像を形成する。この潜像は
感光体110の回転に応じて現像装置200の対向位置
に到達し、潜像に対するトナー現像が行われる。トナー
現像による可視像が転写位置に到達するのにタイミング
を合わせて、給紙トレイ12〜14からの転写用紙が給
紙され、転写ベルト120で搬送されつつ感光体110
上のトナー像が用紙に付着する。転写の終了した用紙
は、図示しない除電チャージャによって剥離された後、
定着装置130に搬入され、熱及び圧力が付与されて、
トナー像が紙面上に定着される。定着の終了した転写用
紙は、排出トレイ131へ送り出される。トナ−供給・
回収装置500は、複写機100とは別体に構成され複
写機100の傍らに設置されている。トナ−供給・回収
装置500と複写機100とはトナー供給パイプ600
及び廃トナー回収用パイプ550で接続されている。ト
ナ−供給用パイプ600は、複写機100の現像装置2
00とトナ−供給装置500のトナータンクとを連結し
ている。廃トナー回収用パイプ550は、複写機100
の転写ベルトクリーニングユニット400に接続された
トナー移送装置(廃トナー移送装置)320bとトナ−
供給装置500の廃トナータンクとを連結している。す
なわち、トナ−供給・回収装置500は、トナータンク
内の新しいトナー205をトナ−供給用パイプ600を
通して複写機100の現像装置200へ供給するととも
に、転写ベルトクリーニングユニット400で回収され
た廃トナーを廃トナー回収用パイプ550を通して廃ト
ナータンクに回収できるようになっている。トナ−供給
・回収装置500よりトナ−供給用パイプ600を通し
て移送されてきたトナ−205は、後述するトナ−捕集
装置250(図2)をへて、現像装置200に供給され
る。現像装置200内では、移送スクリュ−形状をなし
たアジテ−タ214(図2)により現像装置中央部へト
ナ−が移送され、前述の現像工程が行われる。
【0008】図2にトナ−補集装置の断面図を示す。ト
ナ−供給・回収装置500より移送されてきたトナ−2
05は、トナ−と空気の混合気の状態で移送されてお
り、このまま現像装置200に供給を行うと、空気圧に
よりトナ−が現像装置200から吹き出し、機内汚染、
粉塵による画像損傷・異常画像の発生、安全衛生面への
危惧、等の問題を生じる。これらのトラブルを防止する
ために現像装置200のトナー補給部にはトナ−捕集装
置250が組み込まれている。トナ−捕集装置250
は、トナ−と空気とを分離し、トナ−だけを現像装置2
00に補給するための装置である。この例に示すトナ−
捕集装置250の基本的な捕集方式は、従来公知のサイ
クロン方式を用いている。トナ−と空気の混合気は、ホ
ッパ−251の上部に設けられた導入口260a、26
0bよりホッパ−251内に移送される。そしてホッパ
−251の内壁に沿って回動する。この間に、重量のあ
るトナ−は沈降し排出孔253を経てアジテ−タ214
により現像装置200内に供給される。一方、空気はホ
ッパ−251の上部に設けられた空気排出部材252の
排出孔よりフィルタ254を通過し、トナ−捕集装置2
50の外へ放出される。
ナ−供給・回収装置500より移送されてきたトナ−2
05は、トナ−と空気の混合気の状態で移送されてお
り、このまま現像装置200に供給を行うと、空気圧に
よりトナ−が現像装置200から吹き出し、機内汚染、
粉塵による画像損傷・異常画像の発生、安全衛生面への
危惧、等の問題を生じる。これらのトラブルを防止する
ために現像装置200のトナー補給部にはトナ−捕集装
置250が組み込まれている。トナ−捕集装置250
は、トナ−と空気とを分離し、トナ−だけを現像装置2
00に補給するための装置である。この例に示すトナ−
捕集装置250の基本的な捕集方式は、従来公知のサイ
クロン方式を用いている。トナ−と空気の混合気は、ホ
ッパ−251の上部に設けられた導入口260a、26
0bよりホッパ−251内に移送される。そしてホッパ
−251の内壁に沿って回動する。この間に、重量のあ
るトナ−は沈降し排出孔253を経てアジテ−タ214
により現像装置200内に供給される。一方、空気はホ
ッパ−251の上部に設けられた空気排出部材252の
排出孔よりフィルタ254を通過し、トナ−捕集装置2
50の外へ放出される。
【0009】したがって、現像装置200には、トナ−
が安定して補給されるばかりでなく、混合気は減圧され
るので、現像装置200内からのトナ−飛散は生じな
い。なお、導入口260aはトナ−供給用パイプ600
を介してトナ−供給装置500と連通し、導入孔260
bは回収トナ−移送パイプ380を介して感光体クリー
ニングユニット300に接続されたトナ−移送装置(回
収トナー移送装置)320aと連通している。したがっ
て感光体クリーニングユニット300で回収されたトナ
−も、同様に現像装置200内に供給される。
が安定して補給されるばかりでなく、混合気は減圧され
るので、現像装置200内からのトナ−飛散は生じな
い。なお、導入口260aはトナ−供給用パイプ600
を介してトナ−供給装置500と連通し、導入孔260
bは回収トナ−移送パイプ380を介して感光体クリー
ニングユニット300に接続されたトナ−移送装置(回
収トナー移送装置)320aと連通している。したがっ
て感光体クリーニングユニット300で回収されたトナ
−も、同様に現像装置200内に供給される。
【0010】図3にトナー供給・回収装置の廃トナータ
ンクの上部構造を示す。同図において560は廃トナー
タンクであり、転写ローラクリ−ニングユニット400
で回収されたトナ−は、廃トナ−移送パイプ550を通
り廃トナ−タンク200へと送られる。回収されたトナ
−は移送中空気と混合されているが、廃トナ−タンク5
60の上端部に設けられたフィルタ−561により、空
気のみが外へと排出される。
ンクの上部構造を示す。同図において560は廃トナー
タンクであり、転写ローラクリ−ニングユニット400
で回収されたトナ−は、廃トナ−移送パイプ550を通
り廃トナ−タンク200へと送られる。回収されたトナ
−は移送中空気と混合されているが、廃トナ−タンク5
60の上端部に設けられたフィルタ−561により、空
気のみが外へと排出される。
【0011】図4は、本発明の実施の形態の一例として
の回収トナー移送装置及び廃トナー移送装置の斜視図で
ある。図示するように、回収トナー移送装置320a及
び廃トナー移送装置320bは、複写機100の構造体
111に並べて取り付けられている。両トナー移送装置
320a、320bの構造は同一であり、どちらも粉体
ポンプ520a、520bと、エアーポンプ360a、
360bとからなる。感光体クリ−ニングユニット30
0により回収されたトナ−は感光体クリ−ニングユニッ
ト300に設けられた回収トナ−排出部301より排出
され、回収トナ−移送装置320aの一部であるトナ−
ガイド部321aに移送される(図5参照)。トナ−ガ
イド部321aは、感光体クリ−ニングユニット300
から回収トナ−移送装置320aのホッパー部へトナ−
を送るためのトナ−の移送経路の役割を果たす。また転
写ベルトクリ−ニングユニット400により回収された
トナ−についても同様にクリ−ニングユニット400に
設けられた回収トナ−排出部401より排出され、廃ト
ナ−移送ユニット320bの一部であるトナ−ガイド部
321bに移送される。感光体クリ−ニングユニット3
00により回収されたトナーに対して転写ベルトクリ−
ニングユニット400により回収された残留トナ−には
転写用紙の紙粉等の異物が非常に多く混入している。こ
れらの異物が現像手段に混入すると、現像工程で均一な
現像ができず現像ムラをおこしたり、感光体110や帯
電器108の画像形成部材に異物が付着し様々な異常画
像を発生させる。これらの問題を解決するために、本実
施の形態では感光体クリ−ニングユニット300以外の
クリ−ニング装置からの回収トナ−は別体のトナー供給
・回収装置500に捕集し現像手段への異物混入を防止
している。
の回収トナー移送装置及び廃トナー移送装置の斜視図で
ある。図示するように、回収トナー移送装置320a及
び廃トナー移送装置320bは、複写機100の構造体
111に並べて取り付けられている。両トナー移送装置
320a、320bの構造は同一であり、どちらも粉体
ポンプ520a、520bと、エアーポンプ360a、
360bとからなる。感光体クリ−ニングユニット30
0により回収されたトナ−は感光体クリ−ニングユニッ
ト300に設けられた回収トナ−排出部301より排出
され、回収トナ−移送装置320aの一部であるトナ−
ガイド部321aに移送される(図5参照)。トナ−ガ
イド部321aは、感光体クリ−ニングユニット300
から回収トナ−移送装置320aのホッパー部へトナ−
を送るためのトナ−の移送経路の役割を果たす。また転
写ベルトクリ−ニングユニット400により回収された
トナ−についても同様にクリ−ニングユニット400に
設けられた回収トナ−排出部401より排出され、廃ト
ナ−移送ユニット320bの一部であるトナ−ガイド部
321bに移送される。感光体クリ−ニングユニット3
00により回収されたトナーに対して転写ベルトクリ−
ニングユニット400により回収された残留トナ−には
転写用紙の紙粉等の異物が非常に多く混入している。こ
れらの異物が現像手段に混入すると、現像工程で均一な
現像ができず現像ムラをおこしたり、感光体110や帯
電器108の画像形成部材に異物が付着し様々な異常画
像を発生させる。これらの問題を解決するために、本実
施の形態では感光体クリ−ニングユニット300以外の
クリ−ニング装置からの回収トナ−は別体のトナー供給
・回収装置500に捕集し現像手段への異物混入を防止
している。
【0012】図6は、図4に示すトナー移送装置の断面
図である。図6に示すように、トナー移送装置320
a、320bの粉体ポンプ520a、520bは、スク
リューポンプ部330と、ホッパー部337とを有す
る。スクリューポンプ部330は、ホッパー部337内
の横搬送スクリュ−333の回転軸325の一端に連結
されたロ−タ−331と、ロ−タ331を包囲している
固定されたステ−タ332と、このステ−タ332を包
囲して保持するホルダ−338とからなる。ステ−タ3
32はゴム材料等の弾性体で作られている。ステ−タ3
32の側面とホルダ−338の内部側面との間には1m
m程度の隙間dがあり、その隙間dは回収トナ−通路3
50に連通している。ホルダ−338の上端部には、ス
テ−タ332とホルダ−338との隙間dを通して回収
トナ−通路350a、350bに空気を吹き込めるよう
にエア−供給口351a、351b、が設けられてい
る。エア−供給口351a、351bは、図4に示すよ
うにエアー供給パイプ370a、370bを介してエア
−ポンプ360a、360bの空気吐出口361a、3
60bに接続されている。
図である。図6に示すように、トナー移送装置320
a、320bの粉体ポンプ520a、520bは、スク
リューポンプ部330と、ホッパー部337とを有す
る。スクリューポンプ部330は、ホッパー部337内
の横搬送スクリュ−333の回転軸325の一端に連結
されたロ−タ−331と、ロ−タ331を包囲している
固定されたステ−タ332と、このステ−タ332を包
囲して保持するホルダ−338とからなる。ステ−タ3
32はゴム材料等の弾性体で作られている。ステ−タ3
32の側面とホルダ−338の内部側面との間には1m
m程度の隙間dがあり、その隙間dは回収トナ−通路3
50に連通している。ホルダ−338の上端部には、ス
テ−タ332とホルダ−338との隙間dを通して回収
トナ−通路350a、350bに空気を吹き込めるよう
にエア−供給口351a、351b、が設けられてい
る。エア−供給口351a、351bは、図4に示すよ
うにエアー供給パイプ370a、370bを介してエア
−ポンプ360a、360bの空気吐出口361a、3
60bに接続されている。
【0013】横搬送スクリュ−333の回転軸325の
他端側は軸受335を介してホッパー部337本体にほ
ぼ水平軸回りに回転自在に支持されるとともにシール部
材334により気密にシールされている。回転軸325
の先端部には従動歯車336a、336b、が固定され
ている。従動歯車336a、336b、は、粉体ポンプ
520a、520bと共に支持部材540a、540b
に取り付けられた駆動モータ340a、340bによっ
て回転駆動される駆動歯車341a、341bと噛合し
ている。上記トナー移送装置320a、320bは、駆
動モータ340a、340bを作動させることにより、
駆動歯車341a、341b及び従動歯車336a、3
36bを介して前記横搬送スクリュ−333及びロ−タ
−331を回転させる。トナ−ガイド部321a、32
1bよりホッパー部337a、337b内に投入された
トナーは、横搬送スクリュ−333によりスクリューポ
ンプ部330へ搬送され、さらにスクリューポンプ部3
30のロ−タ−331とステータ332との間を搬送さ
れて回収トナ−通路350へ送り出される。そして、回
収トナ−通路350を通過したトナーは、回収トナ−移
送装置320aにおいては回収トナ−移送パイプ380
を通して現像装置200に移送され、廃トナ−移送装置
320bにおいては廃トナ−移送パイプ550を通して
トナー供給・回収装置500に移送される。
他端側は軸受335を介してホッパー部337本体にほ
ぼ水平軸回りに回転自在に支持されるとともにシール部
材334により気密にシールされている。回転軸325
の先端部には従動歯車336a、336b、が固定され
ている。従動歯車336a、336b、は、粉体ポンプ
520a、520bと共に支持部材540a、540b
に取り付けられた駆動モータ340a、340bによっ
て回転駆動される駆動歯車341a、341bと噛合し
ている。上記トナー移送装置320a、320bは、駆
動モータ340a、340bを作動させることにより、
駆動歯車341a、341b及び従動歯車336a、3
36bを介して前記横搬送スクリュ−333及びロ−タ
−331を回転させる。トナ−ガイド部321a、32
1bよりホッパー部337a、337b内に投入された
トナーは、横搬送スクリュ−333によりスクリューポ
ンプ部330へ搬送され、さらにスクリューポンプ部3
30のロ−タ−331とステータ332との間を搬送さ
れて回収トナ−通路350へ送り出される。そして、回
収トナ−通路350を通過したトナーは、回収トナ−移
送装置320aにおいては回収トナ−移送パイプ380
を通して現像装置200に移送され、廃トナ−移送装置
320bにおいては廃トナ−移送パイプ550を通して
トナー供給・回収装置500に移送される。
【0014】前記エア−ポンプ360a、360bは、
エアー供給パイプ370a、370bを通して、エア−
供給口351a、351bよりスクリューポンプ部33
0のローター332とステータ331との隙間dに0.
5〜1リットル/分程度の送風量でエア−を吹き込む。
これにより、粉体ポンプ520a、520bから送出さ
れるトナ−は流動化が促進され、トナ−移送がより確実
なものとなる。エア−供給口351a、351bがホル
ダ338a、338b、の上部に設けられているので、
搬送されるトナーがエア−供給口351a、351bを
通してエアーポンプ360a、360b側へ逆流するの
を防止し、常に安定した送風量で空気を吹き込むことが
できる。上記回収トナ−移送装置320a及び廃トナー
移送装置320bのエア−ポンプ360a、360bは
常に一定の送風量で作動させてもよいが、エア−ポンプ
360a、360bの送風量を可変とし、例えば、非コ
ピーモード時(電源投入時、ウォームアップ時など)に
送風量を増し(例えば、2リットル/分以上)、浮遊し
てエア−供給口351a、351bやエアー供給パイプ
370a、370b内に入ったトナーを排除することに
より、さらに安定した送風量を確保することができる。
エアー供給パイプ370a、370bを通して、エア−
供給口351a、351bよりスクリューポンプ部33
0のローター332とステータ331との隙間dに0.
5〜1リットル/分程度の送風量でエア−を吹き込む。
これにより、粉体ポンプ520a、520bから送出さ
れるトナ−は流動化が促進され、トナ−移送がより確実
なものとなる。エア−供給口351a、351bがホル
ダ338a、338b、の上部に設けられているので、
搬送されるトナーがエア−供給口351a、351bを
通してエアーポンプ360a、360b側へ逆流するの
を防止し、常に安定した送風量で空気を吹き込むことが
できる。上記回収トナ−移送装置320a及び廃トナー
移送装置320bのエア−ポンプ360a、360bは
常に一定の送風量で作動させてもよいが、エア−ポンプ
360a、360bの送風量を可変とし、例えば、非コ
ピーモード時(電源投入時、ウォームアップ時など)に
送風量を増し(例えば、2リットル/分以上)、浮遊し
てエア−供給口351a、351bやエアー供給パイプ
370a、370b内に入ったトナーを排除することに
より、さらに安定した送風量を確保することができる。
【0015】次に、本発明のトナー移送装置の他の実施
の形態について説明する。なお、ここでは、回収トナー
移送装置320aについてのみ説明するが、廃トナー移
送装置320bについても同様である。図7は、本発明
のトナー移送装置の他の実施の形態を示す斜視図であ
る。同図において、600はエアダクトであり、エアダ
クト600と回収トナー移送装置320aのエア−供給
口351aとがエアー供給パイプ601で接続されてい
る。このエアダクト600は、図8に示すように、複写
機1内を冷却するための冷却ファン602に接続されて
おり、0.5〜1リットル/分程度の送風量で回収トナ
ー移送装置320a内に空気を吹き込む。これにより、
粉体ポンプ520aから送出されるトナ−は流動化が促
進され、トナ−移送が確実なものとなる。
の形態について説明する。なお、ここでは、回収トナー
移送装置320aについてのみ説明するが、廃トナー移
送装置320bについても同様である。図7は、本発明
のトナー移送装置の他の実施の形態を示す斜視図であ
る。同図において、600はエアダクトであり、エアダ
クト600と回収トナー移送装置320aのエア−供給
口351aとがエアー供給パイプ601で接続されてい
る。このエアダクト600は、図8に示すように、複写
機1内を冷却するための冷却ファン602に接続されて
おり、0.5〜1リットル/分程度の送風量で回収トナ
ー移送装置320a内に空気を吹き込む。これにより、
粉体ポンプ520aから送出されるトナ−は流動化が促
進され、トナ−移送が確実なものとなる。
【0016】図8に示すように、エアダクト600は途
中で複写機1の本体に接続された分岐流路600bとト
ナー移送装置320aに接続された分岐流路600aの
二股に別れているため、冷却ファン602より供給され
る空気は本体側とトナー移送装置320a側の二つに別
れる。本体側分岐流路600bに分岐した空気は本体冷
却口603より複写機1本体へと流れ込み本体内部の冷
却に供される。
中で複写機1の本体に接続された分岐流路600bとト
ナー移送装置320aに接続された分岐流路600aの
二股に別れているため、冷却ファン602より供給され
る空気は本体側とトナー移送装置320a側の二つに別
れる。本体側分岐流路600bに分岐した空気は本体冷
却口603より複写機1本体へと流れ込み本体内部の冷
却に供される。
【0017】図9は、図8に示すエアダクト600のト
ナー移送装置320a側分岐流路600a部分の断面図
である。図示するように、トナー移送装置320a側分
岐流路600a内には空気調整用の弁(エア−弁)60
4が設けられている。エア−弁604は、図示しないソ
レノイドによって開閉駆動されるようになっている。ま
た、分岐流路600a内のエア−弁604の下流側に
は、フィルタ605が設けられている。このフィルタ6
05は、トナー移送装置320a側から冷却ファン60
2側への埃などの流入を防ぐ。
ナー移送装置320a側分岐流路600a部分の断面図
である。図示するように、トナー移送装置320a側分
岐流路600a内には空気調整用の弁(エア−弁)60
4が設けられている。エア−弁604は、図示しないソ
レノイドによって開閉駆動されるようになっている。ま
た、分岐流路600a内のエア−弁604の下流側に
は、フィルタ605が設けられている。このフィルタ6
05は、トナー移送装置320a側から冷却ファン60
2側への埃などの流入を防ぐ。
【0018】図10は、エア−弁604の開閉動作のタ
イミングを示す図である。エア−弁604は通常は閉じ
られているが、複写機1のメインモータの駆動開始と同
時にエア−弁用ソレノイドがオンすることによって開弁
し、トナー移送装置320a側に空気を導入する。そし
て、メインモ−タ−ストップ後一定時間経過後にエア−
弁用ソレノイドがオフしエア−弁602が閉じられる。
冷却ファン602はジョブ終了後さらに5分以上本体を
冷却するので、エア−弁602を閉じるタイミングをメ
インモ−タ−の停止のタイミングより一定時間遅らせる
ことによって、浮遊して回収トナー移送パイプ380内
に入ったトナ−を空気のみによって排出することがで
き、回収トナ−移送パイプ380内のトナ−詰まりを防
止することができる。
イミングを示す図である。エア−弁604は通常は閉じ
られているが、複写機1のメインモータの駆動開始と同
時にエア−弁用ソレノイドがオンすることによって開弁
し、トナー移送装置320a側に空気を導入する。そし
て、メインモ−タ−ストップ後一定時間経過後にエア−
弁用ソレノイドがオフしエア−弁602が閉じられる。
冷却ファン602はジョブ終了後さらに5分以上本体を
冷却するので、エア−弁602を閉じるタイミングをメ
インモ−タ−の停止のタイミングより一定時間遅らせる
ことによって、浮遊して回収トナー移送パイプ380内
に入ったトナ−を空気のみによって排出することがで
き、回収トナ−移送パイプ380内のトナ−詰まりを防
止することができる。
【0019】上記のように、複写機1内を冷却するため
の冷却ファン602を回収トナー移送装置320a及び
廃トナー移送装置320bの空気供給手段として利用す
ることにより、トナー移送装置専用のエアポンプを省く
ことができるので、回収トナー移送装置320a及び廃
トナー移送装置320bの構成を簡単にでき、且つ製造
コスト、運用コストを削減することができる。また、冷
却ファン602を空気供給手段として利用することで、
熱による移送トナーの凝集、熱融着を防ぐことができる
ので、円滑にトナーを移送することができる。また、複
写機1のメインモータが作動するまでは空気流量制御手
段としてのエア−弁602を開作動させないようにして
いるので、現像装置200のトナ−捕集装置250や廃
トナータンク560中のトナーを舞い上げることによる
フィルター254、561の目詰まりを防ぐことがで
き、フィルタ254、561を長持ちさせることができ
る。
の冷却ファン602を回収トナー移送装置320a及び
廃トナー移送装置320bの空気供給手段として利用す
ることにより、トナー移送装置専用のエアポンプを省く
ことができるので、回収トナー移送装置320a及び廃
トナー移送装置320bの構成を簡単にでき、且つ製造
コスト、運用コストを削減することができる。また、冷
却ファン602を空気供給手段として利用することで、
熱による移送トナーの凝集、熱融着を防ぐことができる
ので、円滑にトナーを移送することができる。また、複
写機1のメインモータが作動するまでは空気流量制御手
段としてのエア−弁602を開作動させないようにして
いるので、現像装置200のトナ−捕集装置250や廃
トナータンク560中のトナーを舞い上げることによる
フィルター254、561の目詰まりを防ぐことがで
き、フィルタ254、561を長持ちさせることができ
る。
【0020】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。例えば、上記実施の形態では、本発明
のトナー移送装置を回収トナー移送装置及び廃トナー移
送装置に適用した場合を例にとり説明したが、トナー供
給・回収装置500のトナータンクから現像装置200
へトナーを移送するためのトナー移送装置にも適用でき
ることはいうまでもない。また、トナー供給・回収装置
500を備えていない複写機において、回収トナー移送
装置にのみ適用してもよい。また、上記実施の形態では
複写機を例にとり説明したが、プリンタやファクシミリ
等、電子写真方式のその他の画像形成装置のトナー移送
装置にも適用できることはいうまでもない。
るものではない。例えば、上記実施の形態では、本発明
のトナー移送装置を回収トナー移送装置及び廃トナー移
送装置に適用した場合を例にとり説明したが、トナー供
給・回収装置500のトナータンクから現像装置200
へトナーを移送するためのトナー移送装置にも適用でき
ることはいうまでもない。また、トナー供給・回収装置
500を備えていない複写機において、回収トナー移送
装置にのみ適用してもよい。また、上記実施の形態では
複写機を例にとり説明したが、プリンタやファクシミリ
等、電子写真方式のその他の画像形成装置のトナー移送
装置にも適用できることはいうまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上要するに本発明は次のような優れた
効果を奏するものである。請求項1記載の発明では、空
気供給手段からスクリューポンプ部に空気を供給する供
給口をスクリューポンプ部の上部に配置したことによ
り、空気供給口へのトナーの逆流を防止し、常に安定し
た送風量を確保できるようになった。請求項2記載の発
明では、空気供給手段からスクリューポンプ部に供給す
る空気流量を調節する手段を備えたことで、送風量を可
変とし、電源投入直後やウォームアップ時などに送風量
を増して、空気供給口や空気供給パイプ内に入ったトナ
ーを排除することができ、さらに安定した送風量を確保
することができるようになった。
効果を奏するものである。請求項1記載の発明では、空
気供給手段からスクリューポンプ部に空気を供給する供
給口をスクリューポンプ部の上部に配置したことによ
り、空気供給口へのトナーの逆流を防止し、常に安定し
た送風量を確保できるようになった。請求項2記載の発
明では、空気供給手段からスクリューポンプ部に供給す
る空気流量を調節する手段を備えたことで、送風量を可
変とし、電源投入直後やウォームアップ時などに送風量
を増して、空気供給口や空気供給パイプ内に入ったトナ
ーを排除することができ、さらに安定した送風量を確保
することができるようになった。
【0022】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
における空気供給手段として、別の目的で使用される空
気供給手段を利用するようにしたことにより、トナー移
送装置専用の空気供給手段を省略し、構成を簡単にする
とともに、製造コスト及び運用コストを削減できるよう
になった。請求項4記載の発明では、請求項3におい
て、前記別の目的で使用される空気供給手段が、冷却の
目的で使用される空気供給手段であることにより、熱に
よる移送トナーの凝集や熱融着を防ぎ、円滑にトナーを
移送できるようになった。
における空気供給手段として、別の目的で使用される空
気供給手段を利用するようにしたことにより、トナー移
送装置専用の空気供給手段を省略し、構成を簡単にする
とともに、製造コスト及び運用コストを削減できるよう
になった。請求項4記載の発明では、請求項3におい
て、前記別の目的で使用される空気供給手段が、冷却の
目的で使用される空気供給手段であることにより、熱に
よる移送トナーの凝集や熱融着を防ぎ、円滑にトナーを
移送できるようになった。
【図1】本発明のトナー移送装置を備える電子写真式の
複写機及びトナー供給・回収装置の実施の形態を示す装
置構成図である。
複写機及びトナー供給・回収装置の実施の形態を示す装
置構成図である。
【図2】複写機の現像装置に設けられたトナ−補集装置
の構造を示す断面図である。
の構造を示す断面図である。
【図3】トナー供給・回収装置の廃トナータンクの上部
構造を示す部分斜視図である。
構造を示す部分斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態の一例としての回収トナー
移送装置及び廃トナー移送装置の全体斜視図である。
移送装置及び廃トナー移送装置の全体斜視図である。
【図5】図4に示すトナー移送装置の断面図である。
【図6】感光体クリ−ニングユニットからトナー移送装
置へのトナー搬送部の構造を示す部分断面図である。
置へのトナー搬送部の構造を示す部分断面図である。
【図7】本発明のトナー移送装置の他の実施の形態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図8】他の実施の形態における空気供給手段の例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図9】図8に示すエアダクトのトナー移送装置側の分
岐流路部分の断面図である。
岐流路部分の断面図である。
【図10】空気流量調節手段としてのエア−弁の開閉動
作のタイミングを示す図である。
作のタイミングを示す図である。
【図11】従来のトナー移送装置の構造を示す断面図で
ある。
ある。
320a.320b トナー移送装置、331 ステー
ター、332 ローター、330 スクリューポンプ
部、360a、360b エアーポンプ(空気供給手
段)、338a,338b 供給口、604 エアー弁
(空気流量調節手段)、602 冷却ファン(別の目的
で使用される空気供給手段)
ター、332 ローター、330 スクリューポンプ
部、360a、360b エアーポンプ(空気供給手
段)、338a,338b 供給口、604 エアー弁
(空気流量調節手段)、602 冷却ファン(別の目的
で使用される空気供給手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川原 真一 東京都大田区中馬込一丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 田上 亮 東京都大田区中馬込一丁目3番6号 株式 会社リコー内
Claims (4)
- 【請求項1】 略水平方向に沿った軸回りに回転するこ
とにより軸方向にトナーを移動させるローターと、該ロ
ーターを包み込むように配置されて該ローターと接触係
合する固定されたステーターとを有するスクリューポン
プ部と、該トナーを流動化させるための空気を該スクリ
ューポンプ部に供給する空気供給手段とを具備したトナ
ー移送装置において、 前記空気供給手段から前記スクリューポンプ部に空気を
供給するための供給口を前記スクリューポンプ部の上部
に配置したことを特徴とするトナー移送装置。 - 【請求項2】 前記空気供給手段から前記スクリューポ
ンプ部に供給する空気流量を調節する手段を備えたこと
を特徴とする請求項1記載のトナー移送装置。 - 【請求項3】 前記空気供給手段として、別の目的で使
用される空気供給手段を用いるようにしたことを特徴と
する請求項1又は2記載のトナー移送装置。 - 【請求項4】 前記別の目的で使用される空気供給手段
は、冷却の目的で使用される空気供給手段であることを
特徴とする請求項3記載のトナー移送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8129047A JPH09292773A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | トナー移送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8129047A JPH09292773A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | トナー移送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09292773A true JPH09292773A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=14999779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8129047A Pending JPH09292773A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | トナー移送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09292773A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5950055A (en) * | 1997-04-18 | 1999-09-07 | Ricoh Company, Ltd. | Powder pump and image forming apparatus having the powder pump and method therefor |
US6091912A (en) * | 1998-01-26 | 2000-07-18 | Ricoh Company, Ltd. | Tower supplying device and image forming apparatus using same toner supplying device |
-
1996
- 1996-04-25 JP JP8129047A patent/JPH09292773A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030128 |