JP3483110B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP3483110B2
JP3483110B2 JP05899898A JP5899898A JP3483110B2 JP 3483110 B2 JP3483110 B2 JP 3483110B2 JP 05899898 A JP05899898 A JP 05899898A JP 5899898 A JP5899898 A JP 5899898A JP 3483110 B2 JP3483110 B2 JP 3483110B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
air
circulation path
supplying
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP05899898A
Other languages
English (en)
Inventor
聡 高野
史 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP5899898U priority Critical patent/JPH11242417A/ja
Priority to JP05899898A priority patent/JP3483110B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3483110B2 publication Critical patent/JP3483110B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ装置、フ
ァクシミリ装置、複写機あるいはこれらの機能を兼ね備
えた複合機等、電子写真方式の画像形成装置に関し、特
に、粉体のトナーをエアーと混合し流動化させて現像手
段へ搬送するとともにエアーを循環利用するように構成
した画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真方式の画像形成装置
には、転写処理後、像担持体上に残留したトナーをクリ
ーニング手段で回収し、再び現像器に戻して再利用する
トナーリサイクル機構を備えたものがある。この種のト
ナーリサイクル機構として、未使用トナー及び回収トナ
ーをエアーの流れに乗せて現像手段へ搬送するように構
成したものが知られている(特公昭63−3308号等
参照)。図5は従来のトナーリサイクル機構の要部分解
斜視図、図6はトナーリサイクル機構の要部断面図であ
る。このトナーリサイクル機構は、画像担持体である感
光体等に付着して残留したトナーを回収するクリーニン
グユニット114と、回収トナーをトナー搬送系へ送り
込むためのトナー送り込み装置115と、回収トナーを
エアーと混合し流動化させて搬送するための粉体ポンプ
103とを備え、画像担持体である感光体101等に付
着して残留したトナーを、クリーニングユニット114
のクリーニングブレード114aで掻き落として回収
し、回収トナーをトナー送り込み装置115及び粉体ポ
ンプ103によりエアーと混合して移送パイプ105に
送り込むことにより現像器102に移送して再利用す
る。
【0003】その際、クリーニングユニット114の排
出管114bから排出された回収トナーは、トナー送り
込み装置115内に落とし込まれ、装置115内の底部
に沿って設けられた横搬送スクリュー115bにより粉
体ポンプ103へと送り込まれる。横搬送スクリュー1
15bは、粉体ポンプ103のロータ103bと一体的
に連結されており、駆動モータ116の回転駆動力がプ
ーリ116a及びベルト116bを介して横搬送スクリ
ュー115bに伝達されることにより、横搬送スクリュ
ー115bと粉体ポンプ103のロータ103bが同時
に回転駆動される。そして、ロータ103bの回転によ
り、粉体ポンプ103のステータ103a内にてトナー
が攪拌されつつ圧送され、ステータ103aを収容する
ホルダ103cの先端部に設けられた出口103dを通
して移送パイプ105a内に送り込まれる。このときホ
ルダ103c内にはエアポンプ104から空気移送管1
04aを通して送られてきた圧搾エアーがホルダ103
cの側壁から導入されており、トナーが出口103dか
ら吐出する際、ホルダ103cの側壁とステータ103
aとの間隙を通して流れてきたエアーと混合されること
により流動化させて移送パイプ105内に送り込まれ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の画
像形成装置においては、トナーとエアーとの混合気がそ
のまま現像器内に流入するため、現像器の内圧が高くな
り現像器の隙間や開口部からエアーとともにトナーが漏
れて飛散し画質低下を招くといった問題があった。ま
た、エアポンプ104からの圧搾エアーをホルダ103
cの側壁から粉体ポンプ103内に導入し、粉体ポンプ
103から吐出したトナーをホルダ103cの側壁とス
テータ103aとの間隙を通して流れてきたエアーと混
合して混合気を生成していたため、粉体ポンプ103を
通過する際にエアーの流れが強く阻害されて流量が低下
することになり、トナーを搬送するためのエアーを循環
経路内に円滑に循環させて安定したトナー搬送を行うこ
とが困難となる場合があった。そこで本発明が解決しよ
うとする課題は、粉体のトナーをエアーと混合し流動化
させて現像手段へ搬送するとともにエアーを循環利用す
るように構成した画像形成装置において、トナーがエア
ーとの混合状態のまま現像手段内に流入するのを防止す
ることによって現像手段の隙間や開口部等からエアーと
ともにトナーが漏れて飛散するのを防止するとともに、
トナーを搬送するためのエアーを循環経路内に円滑に循
環させて安定したトナー搬送を行えるようにすることに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、形成すべき画像に応じた
静電潜像が形成される画像担持体と、この画像担持体上
に形成された静電潜像に粉体のトナーを供給して現像す
る現像手段と、トナーをエアーと混合し流動化させて前
記現像手段へ搬送するためのトナー搬送手段と、このト
ナー搬送手段により送られてきた混合気をトナーとエア
ーとに分離しトナーのみを前記現像手段へ供給する分離
手段と、この分離手段で分離したエアーを前記トナー搬
送手段に返送して循環使用するための循環経路と、この
循環経路内にトナーを供給するトナー供給手段とを備え
た画像形成装置において、前記トナー供給手段は、回転
することによりトナーを軸方向に移動させるロータと、
このロータを包み込む通路を内部に有しかつロータと通
路内部で接触係合するステータとを有し、外気を遮断し
つつトナーのみを前記循環経路内に供給する粉体スクリ
ューポンプを備え、前記トナー搬送手段は前記トナー供
給手段より前記循環経路内に吐出されたトナーをエアー
流に乗せて搬送すべく前記循環経路内に循環するエアー
の流れを生成するエアポンプを備え、前記粉体スクリュ
ーポンプのロータの出口から吐出したトナーと前記エア
ポンプにより生成されたエアー流とを前記循環経路の途
中に設けた合流室内にて合流させるように構成したこと
を特徴としている。また、請求項2に記載の発明は、形
成すべき画像に応じた静電潜像が形成される画像担持体
と、この画像担持体上に形成された静電潜像に粉体のト
ナーを供給して現像する現像手段と、トナーをエアーと
混合し流動化させて前記現像手段へ搬送するためのトナ
ー搬送手段と、このトナー搬送手段により送られてきた
混合気をトナーとエアーとに分離しトナーのみを前記現
像手段へ供給する分離手段と、この分離手段で分離した
エアーを前記トナー搬送手段に返送して循環使用するた
めの循環経路と、この循環経路内にトナーを供給するト
ナー供給手段とを備えた画像形成装置において、前記ト
ナー供給手段は、前記循環経路の一部をなすパイプに上
方からトナーを導入すべく接続されたトナー供給路と、
このトナー供給路内に複数の羽根を放射状に保持して水
平軸回りに回転可能に設けられた羽根車と、この羽根車
と前記トナー供給路の内壁との間をシールするシール部
材とを有し、前記羽根車を回転させることにより外気を
遮断しつつトナーのみを前記循環経路内に供給するよう
に構成され、前記トナー搬送手段は前記トナー供給手段
より前記循環経路内に吐出されたトナーをエアー流に乗
せて搬送すべく前記循環経路内に循環するエアーの流れ
を生成するエアポンプを備え、前記トナー供給手段から
吐出したトナーと前記エアポンプにより生成されたエア
ー流とを前記循環経路の途中に設けた合流室内にて合流
させるように構成されていることを特徴としている。ま
た、請求項3に記載の発明は、請求項1または2におい
て、前記トナー供給手段は、前記分離手段の下流側で且
つ前記トナー搬送手段の上流側から循環経路内にトナー
を供給することを特徴としている。
【0006】上記のように構成された請求項1、2に記
載の発明では、トナー供給装置により外気を遮断しつつ
トナーのみを循環経路内に供給できるので、混合気が循
環系路から漏れて画像形成装置内へ飛散したり、現像器
の内圧が高くなって現像手段の隙間や開口部等からエア
ーとともにトナーが漏れて飛散したりするのを防止で
き、且つエアポンプにより循環経路内にエアー流を循環
させつつ循環経路の途中に設けた合流室内にてエアー流
とトナーと合流させることにより、エアポンプで生成さ
れたエアーの流れを阻害せずに済むので、安定したトナ
ー搬送を行うことができる。また、請求項3に記載の発
明では、トナー供給手段が分離手段の下流側で且つエア
ポンプの上流側の位置から循環経路内にトナーを供給す
ることにより、エアポンプで生成されたエアーの流れを
より阻害せずに済むので、より安定したトナー搬送を実
現できる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は本発明を適用した画
像形成装置の画像形成部の全体概略図であり、図2はト
ナーリサイクル機構の要部分解斜視図、図3はトナーリ
サイクル機構の要部縦断面図である。図1において、符
号1は画像担持体である感光体である。感光体1は円筒
形状に形成されており、両端部が図示しない側板により
支持されて時計回りの向き(矢印Aの向き)に回転駆動
されるようになっている。感光体1の周囲には、帯電器
2、露光装置3、現像器4、転写搬送装置5、及びクリ
ーニングユニット6が回転方向に沿って配設されてい
る。画像形成処理の際、感光体1の外周面は帯電器2に
より均一に帯電処理された後、露光装置3により画像光
が照射されることにより形成すべき画像に応じた静電潜
像が形成される。その後、感光体1上の静電潜像に対し
現像手段である現像器4からトナーが供給されることに
より静電潜像が現像されトナー像となる。感光体1上に
形成されたトナー像は、給紙部7からレジストローラ8
を経て給紙される転写紙Pに転写される。その際、転写
紙Pは感光体1上のトナー像の先端部が感光体1の回転
に伴って転写搬送装置5の転写ベルト5aとの対向位置
である転写位置に到達するタイミングに合わせてレジス
トローラ対8間より送り込まれ、転写ベルト5aにより
搬送されつつ感光体1からトナー像が転写される。そし
て、1画像分のトナー像が転写された後、転写紙Pが転
写ベルト5aにより定着ローラ対9間に送られ定着処理
されることにより、転写紙P上に出力画像が形成され
る。その後転写紙Pは排紙ローラ対10により図示しな
い排紙トレイ上に排出される。
【0008】上記一連の処理の後、感光体1上に付着し
ている残留トナーは、クリーニングユニット6のクリー
ニングブレード6aにより掻き落とされて回収される。
また、転写搬送装置5にもクリーニングユニット11が
設けられており、転写ベルト5a上に残留しているトナ
ーはクリーニングブレード11aにより掻き落とされて
回収される。そして、両クリーニングユニット6、11
により回収されたトナーTは、トナーリサイクル機構に
より現像器4内に戻され再使用される。現像器4は、感
光体1上に形成された静電潜像にトナーTを供与する現
像ローラ4a、トナーを攪拌して搬送するパドラ(攪拌
棒)4b、パドラ(攪拌棒)4c、パドラ(攪拌棒)4
d、現像ローラ周面のトナー層の高さを規制するブレー
ド4e、及び、これらを収容して保持する筐体4Aとか
らなる。
【0009】図1、図2、図3に示すように、トナーリ
サイクル機構は、クリーニングユニット6、11と、ク
リーニングユニット6、11により回収されたトナーT
をエアーと混合し流動化させて現像器4へ搬送するため
のエアーポンプ(トナー搬送装置)15と、エアーポン
プ15により送られてきた混合気をトナーTとエアーと
に分離し主にトナーTのみ現像器4へ供給するための分
離手段である分離装置13と、分離装置13で分離した
エアーをエアーポンプ15に返送して循環使用するため
の循環経路14と、循環経路14内にトナーTを供給す
るトナー供給装置12とを有する。分離装置13はその
筐体内の下部に、複数の羽根51aを放射状に保持して
水平軸回りに回転する羽根車51と、この羽根車51と
筐体13aの内壁との間をシールするシール部材52と
を備えている。すなわち、羽根車51はその羽根51a
の先端部をシール部材52に摺接させつつ回転する構造
になっており、分離装置13の筐体内に混合気として導
入されその自重により羽根車51上に堆積したトナーT
は、羽根車51が回転することにより現像器4のホッパ
部内に落とし込まれる。その際、分離室13bから現像
器4内への混合気の流入はシール部材52に接触してい
る少なくとも2つの羽根51aにより遮断される。
【0010】羽根車51を作動させるタイミングは任意
であり、図示しないコントローラが所定のコピー枚数毎
に或いは所定時間毎に駆動手段を作動させればよい。ま
た、連続コピーを行っている間は、常時羽根車51を回
転させて現像器4内にトナーTを連続的に供給するよう
にしてもよい。エアーポンプ15の運転中であっても、
羽根車51を停止することにより現像器4内への混合気
流の流入を防止できるので、現像器4の隙間や開口部等
からエアーとともにトナーTが漏れて飛散するのを防止
することができる。また、羽根車51が現像器4内の攪
拌棒などの回動部品と連動して回転するようにしておけ
ば、現像器4を取り外すことによって羽根車51の回転
が停止するので、万一現像器4が取り外されている状態
でエアポンプ15を運転したとしても、分離装置13か
らトナーTが吹き出すという事故を確実に防ぐことがで
きる。なお、図1中の一点鎖線Sは現像器4と分離装置
13との分離位置を示している。
【0011】トナー供給装置12は、図2に示すよう
に、クリーニングユニット6、11により回収された回
収トナーをトナー搬送系へ送り込むためのトナー送り込
み装置12Aと、外気を遮断しつつトナー送り込み装置
12Aから送られてくる回収トナーTのみを循環経路1
4内に供給する粉体スクリューポンプ12Bとを備えて
いる。クリーニングユニット6、11に回収された回収
トナーTはそれぞれの排出管6b、11bを通して排出
されてトナー送り込み装置12Aのケース19内に落と
し込まれる。ケース19内にはその底部に沿って横搬送
スクリュー16が設けられており、ケース19内に入っ
たトナーはこの横搬送スクリュー16により粉体スクリ
ューポンプ12Bに送り込まれる。横搬送スクリュー1
6は、粉体スクリューポンプ12Bのロータ17と一体
的に連結されており、駆動モータ20の回転駆動力がベ
ルト21及びプーリ21を介して横搬送スクリュー16
に伝達されることにより、横搬送スクリュー16と粉体
スクリューポンプ12Bのロータ17が同時に回転駆動
される。そして、ロータ17の回転により、粉体スクリ
ューポンプ12Bのステータ23内にてトナーTが攪拌
されつつ圧送され、ステータ23を収容し固定するホル
ダ24の先端部内部に形成された合流室30内に吐出さ
れる。合流室30は循環経路14の一部を構成する。
【0012】ホルダ24の先端には返送エアー流入口2
4aが設けられ、先端部下部側壁には混合エアー流出口
24bが設けられている。返送エアー流入口24aは、
循環経路14の一構成要素であるエアー返送パイプ25
を介して分離装置13のエアー出口13oに接続されて
いる。混合エアー流出口24bは、循環経路14の一構
成要素である混合エアー搬送パイプ26を介してエアー
ポンプ15のエアー吸入口15aに接続されている。す
なわち、このトナー供給装置12は、クリーニングユニ
ット6、11で回収されたトナーTと分離装置13から
エアー返送パイプ25を通して送られてきた返送エアー
とを合流室30内にて合流させることにより混合し、そ
の混合気を混合エアー搬送パイプ26を通してエアーポ
ンプ15に返送するように構成されている。エアーポン
プ15のエアー吐出口15bは循環経路14の一構成要
素である混合エアー搬送パイプ27を介して分離装置1
3の入り口13iに接続されており、合流室30内で生
成されたトナーTとエアーとの混合気がエアーポンプ1
5により混合エアー搬送パイプ27を通して分離装置1
3へと圧送されるようになっている。エアー返送パイプ
25及び混合エアー搬送パイプ26、27には可撓性を
有するパイプが使用されている。
【0013】分離装置13内で混合気はエアーとトナー
Tとに分離され、エアーはエアー返送パイプ25を通し
てトナー供給装置12の合流室30に返送され、トナー
Tは現像器4内に送られる。上記のように、粉体スクリ
ューポンプ12Bを備えたトナー供給装置12により外
気を遮断しつつトナーTのみを循環経路14内に供給す
ることにより、混合気が循環系路14から漏れて画像形
成装置内へ飛散したり、現像器4の内圧が高くなって現
像器4の隙間や開口部等からエアーとともにトナーTが
漏れて飛散したりするのを防止できる。また、エアポン
プ15により循環経路14内にエアー流を循環させつつ
循環経路14の途中に設けた合流室30内にてエアー流
とトナーと合流させるとうに構成したことにより、エア
ポンプ15で生成されたエアーの流れを阻害せずに済む
ので、安定したトナー搬送を行うことができる。
【0014】図4はトナー供給装置の別の形態例を示す
断面図である。この例のトナー供給装置12は、クリー
ニングユニット6、11により回収された回収トナーを
トナー搬送系へ送り込むためのトナー送り込み装置12
A’と、外気を遮断しつつトナー送り込み装置12Aか
ら送られてくる回収トナーTのみを循環経路14の混合
エアー搬送パイプ26内に供給するトナー供給機構部1
2B’とを備えている。クリーニングユニット6、11
に回収された回収トナーTはそれぞれの排出管6b、1
1bを通して排出されてトナー送り込み装置12A’の
ケース19’内に落とし込まれる。ケース19’内には
その底部に沿って横搬送スクリュー31が設けられてお
り、ケース19’内に入ったトナーはこの横搬送スクリ
ュー31によりトナー供給機構部12B’に送り込まれ
る。トナー供給機構部12B’は、循環経路14の一部
をなす混合エアー搬送パイプ26に上方からトナーTを
導入すべく接続されたトナー供給路33と、このトナー
供給路33内に複数の羽根34aを放射状に保持して水
平軸回りに回転可能に設けられた羽根車34と、この羽
根車34とトナー供給路33の内壁との間をシールする
シール部材35とを有し、羽根車34を回転させること
により外気を遮断しつつトナーTのみをトナー供給路3
3の下端部の混合エアー流出口24b’に接続された混
合エアー搬送パイプ26内に供給するように構成されて
いる。すなわち、羽根車34は少なくとも2つの羽根3
4aを左右のシール部材35に接触させつつ回転するこ
とにより、トナー供給路33内をトナー送り込み装置1
2A’のケース19’内に連通する上部空間と、混合エ
アー搬送パイプ26内に連通する合流室30としての下
部空間とに仕切っている。トナー供給路33の下部側壁
には、返送エアー流入口24a’が設けられており、返
送エアー流入口24a’は、循環経路14の一構成要素
であるエアー返送パイプ25を介して分離装置13のエ
アー出口13oに接続されている。混合エアー流出口2
4b’は、循環経路14の一構成要素である混合エアー
搬送パイプ26を介してエアーポンプ15のエアー吸入
口15aに接続されている。すなわち、このトナー供給
装置12’は、クリーニングユニット6、11で回収さ
れたトナーTと分離装置13からエアー返送パイプ25
を通して送られてきた返送エアーとを合流室30内にて
合流させることにより混合し、その混合気を混合エアー
搬送パイプ26を通してエアーポンプ15に送るように
構成されている。
【0015】上記のように、羽根車34を回転させるこ
とにより外気を遮断しつつトナーTのみを循環経路14
内に供給することにより、混合気が循環系路14から漏
れて画像形成装置内へ飛散したり、現像器4の内圧が高
くなって現像器4の隙間や開口部等からエアーとともに
トナーTが漏れて飛散したりするのを防止できる。ま
た、エアポンプ15により循環経路14内にエアー流を
循環させつつ循環経路14の途中に設けた合流室30内
にてエアー流とトナーと合流させるように構成したこと
により、エアポンプ15で生成されたエアーの流れを阻
害せずに済むので、安定したトナー搬送を行うことがで
きる。また、上記の実施の形態のように、トナー供給手
段12を分離装置13の下流側で且つエアポンプ15の
上流側の位置に設けて循環経路14内にトナーTを供給
することにより、エアポンプ15で生成されたエアーの
流れをより阻害せずに済むので、より安定したトナー搬
送を実現できる。なお、画像担持体はドラム形状の感光
体に限らず、無端ベルト形状の感光体であってもよい。
その他の構成も適宜変更可能である。また、分離装置1
3に関しても上記の構成に限定されるものではない。例
えば、混合エアー搬送パイプ27を通して送らてきた混
合気を受け入れ、混合気中のトナーTを降下させて現像
器4内へ導くべく形成された分離室と、この分離室から
現像器4内への混合気の流入を遮断すべく開閉可能に設
けられた仕切弁とを備えた構成としてもい。また、混合
エアー搬送パイプ27を通して送らてきた混合気を受け
入れる分離室と、この分離室内に流入した混合気をトナ
ーTと空気とに分離しつつトナーのみ現像器4内へ案内
するスクリューポンプとを備えた構成としてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、2に記
載の発明によれば、トナー供給装置により外気を遮断し
つつトナーのみを循環経路内に供給できるので、混合気
が循環系路から漏れて画像形成装置内へ飛散したり、現
像器の内圧が高くなって現像手段の隙間や開口部等から
エアーとともにトナーが漏れて飛散したりするのを防止
でき、且つエアポンプにより循環経路内にエアー流を循
環させつつ循環経路の途中に設けた合流室内にてエアー
流とトナーと合流させることにより、エアポンプで生成
されたエアーの流れを阻害せずに済むので、安定したト
ナー搬送を行うことができる。また、請求項3に記載の
発明によれば、トナー供給手段が分離手段の下流側で且
つエアポンプの上流側の位置から循環経路内にトナーを
供給することにより、エアポンプで生成されたエアーの
流れをより阻害せずに済むので、より安定したトナー搬
送を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像読取装置の実施の形態の一例
を示す画像形成部の構成説明図である。
【図2】図1の画像形成部の要部(トナーリサイクル機
構)の形態例を示す展開斜視図である。
【図3】図2中のトナー搬送装置の構造を示す断面図で
ある。
【図4】トナー搬送装置の別の形態例の構造を示す断面
図である。
【図5】従来の画像形成装置の要部を説明する展開説明
図である。
【図6】従来の画像形成装置の他の要部を説明する拡大
断面図である。
【符号の説明】 1 感光体(画像担持体)、2 帯電器、3 露光装
置、4 現像器、4A筐体、4A1 ホッパ部、4b
パドラ攪拌棒、4c 攪拌棒、4d 攪拌棒、5 転写
搬送装置、5a 転写ベルト、6 クリーニングユニッ
ト、7 給紙部、9 定着ローラ対、11 クリーニン
グユニット、12 トナー供給装置、12A トナー送
り込み装置、12B 粉体ポンプ、13 分離装置(分
離手段)、13b 分離室、13i 入り口、13o
エアー出口、14 循環経路、15 エアーポンプ、1
5a エアー吸入口、16 横搬送スクリュー、17
ロータ、23 ステータ、24 ホルダ、24a 返送
エアー流入口、24b 混合エアー流出口、30 合流
室、25 エアー返送パイプ、26 混合エアー搬送パ
イプ、51a 羽根、51 羽根車、52 シール部
材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−41414(JP,A) 特開 昭53−3240(JP,A) 特開 平10−31403(JP,A) 特開 昭60−179775(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 G03G 21/10 - 21/12 G03G 15/08 - 15/08 507

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像担持体と、この画像担持体上に形成
    された静電潜像に粉体のトナーを供給して現像する現像
    手段と、トナーをエアーと混合し流動化させて前記現像
    手段へ搬送するためのトナー搬送手段と、このトナー搬
    送手段により送られてきた混合気をトナーとエアーとに
    分離しトナーのみを前記現像手段へ供給する分離手段
    と、この分離手段で分離したエアーを前記トナー搬送手
    段に返送して循環使用するための循環経路と、この循環
    経路内にトナーを供給するトナー供給手段とを備えた画
    像形成装置であって、 前記トナー供給手段は、回転することによりトナーを軸
    方向に移動させるロータと、このロータを包み込む通路
    を内部に有しかつロータと通路内部で接触係合するステ
    ータとを有し、外気を遮断しつつトナーのみを前記循環
    経路内に供給する粉体スクリューポンプを備え、 前記トナー搬送手段は前記トナー供給手段より前記循環
    経路内に吐出されたトナーをエアー流に乗せて搬送すべ
    く前記循環経路内に循環するエアーの流れを生成するエ
    アポンプを備え、 前記粉体スクリューポンプのロータの出口から吐出した
    トナーと前記エアポンプにより生成されたエアー流とを
    前記循環経路の途中に設けた合流室内にて合流させるよ
    うに構成したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像担持体と、この画像担持体上に形成
    された静電潜像に粉体のトナーを供給して現像する現像
    手段と、トナーをエアーと混合し流動化させて前記現像
    手段へ搬送するためのトナー搬送手段と、このトナー搬
    送手段により送られてきた混合気をトナーとエアーとに
    分離しトナーのみを前記現像手段へ供給する分離手段
    と、この分離手段で分離したエアーを前記トナー搬送手
    段に返送して循環使用するための循環経路と、この循環
    経路内にトナーを供給するトナー供給手段とを備えた画
    像形成装置であって、 前記トナー供給手段は、前記循環経路の一部をなすパイ
    プに上方からトナーを導入すべく接続されたトナー供給
    路と、このトナー供給路内に複数の羽根を放射状に保持
    して水平軸回りに回転可能に設けられた羽根車と、この
    羽根車と前記トナー供給路の内壁との間をシールするシ
    ール部材とを有し、前記羽根車を回転させることにより
    外気を遮断しつつトナーのみを前記循環経路内に供給す
    るように構成され、 前記トナー搬送手段は前記トナー供給手段より前記循環
    経路内に吐出されたトナーをエアー流に乗せて搬送すべ
    く前記循環経路内に循環するエアーの流れを生成するエ
    アポンプを備え、 前記トナー供給手段から吐出したトナーと前記エアポン
    プにより生成されたエアー流とを前記循環経路の途中に
    設けた合流室内にて合流させるように構成したことを特
    徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記トナー供給手段は、前記分離手段の
    下流側で且つ前記トナー搬送手段の上流側から循環経路
    内にトナーを供給することを特徴とする請求項1または
    2に記載の画像形成装置。
JP05899898A 1998-02-24 1998-02-24 画像形成装置 Expired - Lifetime JP3483110B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5899898U JPH11242417A (ja) 1998-02-24 1998-02-24 画像形成装置
JP05899898A JP3483110B2 (ja) 1998-02-24 1998-02-24 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05899898A JP3483110B2 (ja) 1998-02-24 1998-02-24 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3483110B2 true JP3483110B2 (ja) 2004-01-06

Family

ID=13100538

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5899898U Pending JPH11242417A (ja) 1998-02-24 1998-02-24 画像形成装置
JP05899898A Expired - Lifetime JP3483110B2 (ja) 1998-02-24 1998-02-24 画像形成装置

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5899898U Pending JPH11242417A (ja) 1998-02-24 1998-02-24 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JPH11242417A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5194478B2 (ja) * 2006-05-25 2013-05-08 株式会社リコー 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11242417A (ja) 1999-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1998230B1 (en) Developing agent circulation system and image forming apparatus using same
US6122472A (en) Developing apparatus having improved developer distribution
US5848326A (en) Toner conveying method and device for an image forming apparatus
JP2003223043A (ja) トナー補給方法、トナー補給装置及び画像形成装置
JPH11143192A (ja) 現像装置
JP2008015262A (ja) 現像装置
JP3483110B2 (ja) 画像形成装置
JP3568383B2 (ja) 画像形成装置
JP3596800B2 (ja) 画像形成装置
JPH04198966A (ja) 画像形成装置
JP4779472B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2021086020A (ja) 現像室用通気路を有する画像形成システム
JP3652103B2 (ja) 画像形成装置
JP2010217462A (ja) 現像装置及びプロセスカートリッジ、画像形成装置
JP3655050B2 (ja) 画像形成装置
JP4117817B2 (ja) カラー画像形成装置
JP2001188408A (ja) 二成分系現像剤用現像装置
JP3585364B2 (ja) 画像形成装置
JP4198178B2 (ja) 画像形成装置
JP2014106423A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP3869119B2 (ja) 画像形成装置
JP3705562B2 (ja) 粉体移送ポンプ
JPH11338327A (ja) トナー搬送装置
JP2007272253A (ja) トナー搬送装置及びそれからなるトナー供給装置、それらからなる画像形成装置
JP2004271967A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071017

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081017

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081017

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091017

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101017

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131017

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term