JPH09291921A - 板と軸との連結構造 - Google Patents

板と軸との連結構造

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JPH09291921A
JPH09291921A JP10582696A JP10582696A JPH09291921A JP H09291921 A JPH09291921 A JP H09291921A JP 10582696 A JP10582696 A JP 10582696A JP 10582696 A JP10582696 A JP 10582696A JP H09291921 A JPH09291921 A JP H09291921A
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shaft
plate
shell
bolt
serration
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JP10582696A
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Akira Yamada
田 公 山
Norio Nishikawa
川 典 男 西
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板と軸との回り止め強度、気密性および抜け
強度を確保する。 【解決手段】 軸12の一端に頭部12cを形成すると
ともにこの軸の一端部にセレーション部12aを形成
し、軸のセレーション部を軸と連結すべき板10に形成
した貫通孔10aに圧入してセレーション部を板に食い
込ませる。軸の頭部の座面12dを板の一側面に当接さ
せた状態にてセレーション部12aを板の他側面から塑
性変形させ、その塑性変形部12hと頭部の座面とで軸
を板に挟着固定させる。軸の座面12dの内周部に、セ
レーション部を塑性変形させた際に板の貫通孔10aの
周縁部を入り込ませるための環状凹部を形成し、塑性変
形部12hのおれ込みを回避する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、板と軸と
の結合装置に関するものであり、例えばブレーキ倍力装
置のシェルと取付ボルトとの結合構造に適用される。
【0002】
【従来の技術】特公昭52−31266号公報には、ボ
ルト軸部の基部に形成したセレーション部を取付板に形
成した貫通孔に圧入してボルトのセレーション部を取付
板に食い込ませ、ボルト頭部端面を取付板の一側面に当
接させた状態にてボルトのセレーション部を取付板の他
側面から塑性変形させ、その塑性変形部と頭部端面とで
ボルトを取付板に挟着固定することにより、ボルトを取
付板に対し相対回転不可能に且つ気密に連結する連結構
造が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような連結構造に
おいて、取付板に対するボルトの回り止め強度と気密性
はボルトのセレーション部の塑性変形量(塑性変形させ
る長さ)を大きくすることで良くなるが、ボルトの塑性
変形部とボルトの頭部座面との間に挟み込まれた取付板
の材料の逃げ場がなくなり、塑性変形部におれ込みが発
生して塑性変形部の付け根部の肉厚が薄くなり、取付板
に対するボルトの抜け強度が悪くなる。ボルトの抜け強
度を良くするためにセレーション部の塑性変形量を小さ
くすると、取付板に対するボルトの回り止め強度と気密
性が悪くなる。
【0004】この出願の発明は、取付板に対するボルト
の回り止め強度と気密性を良くするためにボルトのセレ
ーション部の塑性変形量を大きくしても取付板に対する
ボルトの抜け強度が悪くならないようにすることを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的に従うこの出
願の発明に係る板と軸との連結構造は、請求項1に記載
したように、軸の一端に頭部を形成するとともにこの軸
の一端部にセレーション部を形成し、前記軸の前記セレ
ーション部を軸と連結すべき板に形成した貫通孔に圧入
してセレーション部を板に食い込ませ、前記軸の前記頭
部の座面を前記板の一側面に当接させた状態にて前記セ
レーション部を前記板の他側面から塑性変形させ、その
塑性変形部と前記頭部の座面とで前記軸を前記板に挟着
固定させた板と軸との連結構造であって、前記軸の前記
座面の内周部に、前記セレーション部を塑性変形させた
際に前記板の前記貫通孔の周縁部を入り込ませるための
環状凹部を形成したものである。
【0006】このような構造においては、前記セレーシ
ョン部を塑性変形させた際に前記板の前記孔の周縁部が
前記軸の頭部の座面の環状凹部に入り込むことで塑性変
形部におれ込みが発生することが回避されるので、軸の
セレーション部の塑性変形量を大きくして取付板に対す
る軸の回り止め強度と気密性を良くし、同時に取付板に
対する軸の抜け強度も良くすることができる。
【0007】また、請求項1に記載したように、前記板
の前記貫通孔の周縁部を前記環状凹部に入り込ませた状
態では前記環状凹部の入口の環状角部を前記板に食い込
ませるようにすることで、軸の回り止め強度と気密性を
更に良くすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この出願に係る板と軸との
連結構造の一実施形態について図1〜図3を参照して説
明する。
【0009】図1〜図3により示す一実施形態はブレー
キ倍力装置のシェル10と車体への取付ボルト12との
結合構造であり、図1は結合構造の完成状態の断面図で
あり、図2はシェル10と取付ボルト12を連結する工
程の取付ボルト12のセレーション部12aを塑性変形
させる直前の状態を示す図であり、図3はセレーション
部12aの塑性変形完了時の状態を示す要部拡大図であ
る。
【0010】シェル10には取付ボルト12の軸部12
bを挿通する貫通孔10aが形成されている。この貫通
孔10aの周辺部10bは上側(シェル10の内側)に
突出されている。取付ボルト12の軸部12bの上端に
は頭部12cが一体に形成されており、軸部12bの上
端部にはセレーション部12aが形成されている。この
セレーション部12aの外径は貫通孔10aの内径より
も大きい。取付ボルト12の頭部12c座面12dには
シェル10の貫通孔周辺部10bを収容させるための凹
部12eが形成され、この凹部12eの内周部には環状
凹部12fが形成されている。この環状凹部12fの入
口にはシャープな環状角部12gが形成されている。
【0011】シェル10と取付ボルト12との連結は、
図1のように、先ずシェル10をスプリング14により
支持されたストリッパー16の上に置き、次いで取付ボ
ルト12の軸部12bをシェル10の上方から貫通孔1
0aに挿通する。その後、取付ボルト12の頭部10c
の上方にあるパンチ18を下降させて取付ボルト12を
下方へ押させる。パンチ18の下降過程において、先ず
スプリング14の力により取付ボルト12のセレーショ
ン部12aを貫通孔10aに圧入させ、セレーション部
12aをシェル10に食い込ませ且つストリッパー16
とパンチ18とでシェル10を挟着し拘束させる。続い
て、シェル10、取付ボルト12、ストリッパー16お
よびパンチ18の一体的な下降によりセレーション部1
2aの下端をダイス20に当接させ、セレーション部1
2aを下端から塑性変形させて膨径した塑性変形部12
hを形成し、この塑性変形部12hと頭部12cとでシ
ェル10を挟着固定させる。
【0012】シェル10に対する取付ボルト12の回り
止めは、基本的にはセレーション部12aがシェル10
に食い込むことにより達成される。また、シェル10と
取付ボルト12と間の気密性は、基本的にはシェル10
と塑性変形部12hと接触により達成される。塑性変形
部12hを形成する際、シェル10の貫通孔10aの周
縁部が図3のように環状凹部12fに入り込む。これに
より、塑性変形部12hにおれ込みが発生すること回避
され、シェル10に対する取付ボルト12の抜け強度が
確保される。そして、環状凹部12fの入口のシャープ
な環状角部12gがシェル10に食い込むことにより、
シェル10に対する取付ボルト12の回り止め強度が向
上し、同時にシェル10と取付ボルト12と間の気密性
が向上する。
【0013】尚、貫通孔周辺部10bが上側に突出され
ているのは、塑性変形部12hの上端がシェル10の上
面から上方へ突出しないようにするためであり、塑性変
形部12hの上端がシェル10の上面から上方へ突出し
ても良い場合には省略することができる。
【0014】
【発明の効果】この出願の発明に係る板と軸との連結構
造においては、板に対する軸の回り止め強度と気密性が
良く、且つ、板に対する軸の抜け強度も良いと言う優れ
た効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の一実施形態の完成状態の断面
図である。
【図2】図1のシェルと取付ボルトとを連結する工程の
取付ボルトのセレーション部を塑性変形させる直前の状
態を示す図である。
【図3】セレーション部の塑性変形完了時の状態を示す
要部拡大図である。
【符号の説明】
10・・・シェル(板) 12・・・取付ボルト(軸) 12a・・・セレーション部 12b・・・軸部 12c・・・頭部 12d・・・座面 12e・・・凹部 12f・・・環状凹部 12g・・・環状角部 12h・・・塑性変形部 14・・・スプリング 16・・・ストリッパー 18・・・パンチ 20・・・ダイス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸の一端に頭部を形成するとともにこの
    軸の一端部にセレーション部を形成し、前記軸の前記セ
    レーション部を軸と連結すべき板に形成した貫通孔に圧
    入してセレーション部を板に食い込ませ、前記軸の前記
    頭部の座面を前記板の一側面に当接させた状態にて前記
    セレーション部を前記板の他側面から塑性変形させ、そ
    の塑性変形部と前記頭部の座面とで前記軸を前記板に挟
    着固定させた板と軸との連結構造において、 前記軸の前記座面の内周部に、前記セレーション部を塑
    性変形させた際に前記板の前記貫通孔の周縁部を入り込
    ませるための環状凹部を形成したことを特徴とする板と
    軸との連結構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の板と軸との連結構造で
    あって、前記板の前記貫通孔の周縁部を前記環状凹部に
    入り込ませた状態では前記環状凹部の入口の環状角部を
    前記板に食い込ませたことを特徴とする板と軸との連結
    構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100440879B1 (ko) * 2001-04-25 2004-07-19 한국델파이주식회사 자동차 교류 발전기용 스터드 볼트
JP2009250352A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Seki Kogyo Kk かしめねじ、かしめねじの製造方法及びかしめねじの接合構造

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