JPH09291800A - エレクタ装置 - Google Patents

エレクタ装置

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JPH09291800A
JPH09291800A JP8108849A JP10884996A JPH09291800A JP H09291800 A JPH09291800 A JP H09291800A JP 8108849 A JP8108849 A JP 8108849A JP 10884996 A JP10884996 A JP 10884996A JP H09291800 A JPH09291800 A JP H09291800A
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淳一 田中
Koichi Yoshimoto
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Masaru Murakami
賢 村上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エレクタ装置において、油圧ホースなどの弛
みをなくしてホースの損傷を防止すると共にセグメント
組付作業の安全性並びに作業性の向上を図る。 【解決手段】 スキンプレート11の後部に複数の支持
ローラ13によって旋回リング14を回転自在に支持す
ると共に油圧モータ16によって回転可能とし、この旋
回リング14に昇降ジャッキ22を介して昇降台23を
既設トンネルの径方向に沿って移動自在に支持してセグ
メントSを保持して所定の既設トンネル内壁面に組付け
る保持部材24を装着し、旋回リング14に滑車25,
26を回転自在に取付けると共にガイドレール30を取
付け、油圧ホース31,32をこのガイドレール30に
ガイドさせて各滑車25,26に掛け回し、その先端部
を旋回リング14を介して昇降ジャッキ22に連結する
ことで、油圧ホース31,32を常時弛みなく緊張した
状態で保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネル掘削機本
体の後部に装着されて既設のトンネル内壁面にセグメン
トを組付けるエレクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に一般的なシールド掘削機の概略断
面、図5にこのシールド掘削機に装着された従来のエレ
クタ装置の側面視、図6にこの従来のエレクタ装置の正
面視を示す。
【0003】図4に示すように、従来のシールド掘削機
において、掘削機本体としての円筒形状をなすスキンプ
レート101の前部にはカッタヘッド102が回転自在
に装着されており、このカッタヘッド102に放射状に
取付けられたスポーク103には多数のカッタビット1
04が固定されている。そして、カッタヘッド102の
後部にはリングギア105が固定される一方、スキンプ
レート101には油圧モータ106が取付けられ、この
油圧モータ106の駆動ギア107がこのリングギア1
05に噛み合っている。従って、油圧モータ106を駆
動して駆動ギア107を回転駆動すると、リングギア1
05を介してカッタヘッド102を回転することができ
る。
【0004】また、スキンプレート101にはカッタヘ
ッド102の後方に位置してバルクヘッド108が取付
けられており、カッタヘッド102とこのバルクヘッド
108との間にチャンバ室109が形成されている。そ
して、このチャンバ室109には一端がシールド掘削機
の外部に延設された送泥管110及び排泥管111の他
端が開口しており、排泥管111の開口部分の近傍には
掘削土砂と泥水とを攪拌、混合するアジテータ112が
設置されている。なお、カッタヘッド102には機外に
出るためのマンロック113が設けられている。
【0005】更に、スキンプレート101の後部外周辺
には円周方向に複数のシールドジャッキ114が並設さ
れており、このシールドジャッキ114がシールド掘削
機の掘進方向後方に伸長して掘削したトンネル内周面に
構築された既設のセグメントSに押し付けることで、そ
の反力によりスキンプレート101、即ち、シールド掘
削機全体を前進することができる。一方、スキンプレー
ト101の後部中央部にはセグメントエレクタ115が
装着されており、このセグメントエレクタ115はシー
ルドジャッキ114によって前進したスキンプレート1
01と既設のセグメントSとの間の空所に新しいセグメ
ントSを装着してトンネルを構築することができる。
【0006】このセグメントエレクタ115において、
図5及び図6に示すように、スキンプレート101の後
部に固定されたブラケット201によって回転自在な4
つの支持ローラ202が周方向均等間隔で取付けられて
おり、この各支持ローラ202によって旋回リング20
3が回転自在に支持され、この旋回リング203には内
歯204が形成されている。また、スキンプレート10
1の後部には図示しないブラケットによって油圧モータ
205が固定されており、この油圧モータ205の駆動
ギヤ206が旋回リング203の内歯204に噛み合っ
ている。従って、油圧モータ205を駆動して駆動ギヤ
206を回転駆動すると、この駆動ギヤ206が噛み合
う旋回リング203が回転することができる。
【0007】また、旋回リング203には支持リング2
07が固定されており、この支持リング207には左右
一対の固定台208が固定されており、U字形状をなす
移動枠体209の左右端部が各固定台208にそれぞれ
ガイドロッド210によって移動自在に支持されてお
り、それぞれ昇降ジャッキ211によって昇降自在とな
っている。そして、この移動枠体209の中央部には昇
降台212が固定されており、この昇降台212には既
設トンネルの長手方向に移動自在なセグメント保持部2
13が取付けられている。また、既設トンネルの中央部
には組立足場214が設置されており、基端部が図示し
ない油圧制御装置に接続された油圧ホース215はこの
組立足場214に沿って後方から延設され、先端部が支
持リング207内の油圧経路を通って昇降ジャッキ21
1などの油圧機器に接続されている。
【0008】従って、トンネルを掘削形成するには、図
4に示すように、まず、油圧モータ106によりカッタ
ヘッド102を回転させながら、複数のシールドジャッ
キ114を伸長し、既設のセグメントSへの押し付け反
力によってスキンプレート101を前進させことで、カ
ッタヘッド102の多数のカッタビット104が前方の
地盤を掘削する。そして、カッタビット104によって
掘削された土砂はチャンバ室109内に取り込まれ、送
泥管110から給水されてアジテータ112により掘削
土砂と送水とが攪拌、混合され、排泥管111により外
部に排出する。次に、シールドジャッキ114の何れか
一つを縮み方向に作動して既設のセグメントSとの間に
空所を形成し、セグメントエレクタ115によってこの
空所に新しいセグメントSを装着する。即ち、図5及び
図6に示すように、油圧モータ205によって旋回リン
グ203を回転すると共に昇降ジャッキ211によって
昇降台212を移動し、既設トンネル内に搬入されたセ
グメントSに対してこの昇降台212を対向させ、セグ
メント保持部213によってセグメントSを保持する。
そして、再び、昇降台212のセグメント保持部213
が保持したセグメントSをトンネル内壁面に沿って移動
すると共に径方向に移動し、所定の位置にセグメントS
を組み付ける。この作業の繰り返しによって所定長さの
トンネルを掘削形成していく。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、セグメント
エレクタ115において、前述したように、昇降台21
2は昇降ジャッキ211によって既設トンネルの径方向
に沿って移動できるようになっているが、この昇降ジャ
ッキ211は油圧制御装置から油圧ホース215を介し
て圧油が給排されて伸縮駆動するようになっている。こ
の場合、組立足場214に沿って配設された油圧ホース
215は、先端部が支持リング207内の油圧経路を通
って昇降ジャッキ211に接続されており、組立足場2
14に対して支持リング207が旋回リング203と一
体に回転するため、油圧ホース215には所定長さの弛
み量が確保されている。
【0010】従って、セグメントSの組付作業時に、セ
グメントSを保持した昇降台212(セグメント保持部
213)が旋回リング203の回転によってトンネル内
壁面に沿って移動するため、このとき、油圧ホース21
5の先端部は旋回リング203と共に移動する。そのた
め、油圧ホース215が既設トンネル内で振り回される
こととなり、セグメントSの搬入作業などの他の作業の
邪魔となっとしまう。また、このとき、油圧ホース21
5は組立足場214などの周辺部材と接触を繰り返すこ
ととなり、損傷してしまう虞れがある。
【0011】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、油圧ホースなど駆動伝達力を伝達するための連
結ホースの弛みをなくしてホースの損傷を防止すると共
にセグメント組付作業の安全性並びに作業性の向上を図
ったエレクタ装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明のエレクタ装置は、筒状をなす掘削機本体の
後部に複数の支持ローラによって旋回リングが回転自在
に支持されると共に、駆動モータによって回転可能とさ
れ、前記旋回リングに昇降機構を介して昇降台が既設ト
ンネルの径方向に沿って移動自在に支持され、該昇降台
にセグメントを保持して所定の既設トンネル内壁面に組
付ける保持機構が装着されると共に、前記掘削機本体か
ら延設された駆動伝達力を伝達するための連結ホースが
前記旋回リングを介して前記昇降機構に連結されたエレ
クタ装置において、前記旋回リングには滑車が回転自在
に取付けられると共に弧状のガイド部材が取付けられ、
掘削機本体から延設された前記連結ホースが該ガイド部
材にガイドされて前記滑車に掛け回され、その先端部が
前記旋回リングに連結されたことを特徴とするものであ
る。
【0013】従って、エレクタ装置によるセグメントの
組付時に、駆動モータによって旋回リングを回転すると
共に、昇降機構を介して昇降台が移動することで、昇降
台の保持機構が保持したセグメントを既設トンネルの周
方向及び径方向に移動し、所定の既設トンネル内壁面に
このセグメントを組付けることとなり、昇降機構に駆動
伝達力を伝達するための連結ホースは弧状のガイド部材
に案内されながら旋回リングの滑車に掛け回され、先端
部が旋回リングに連結されており、この連結ホースは弛
みなく保持され、旋回リングが回転しても、連結ホース
は常にガイド部材及び滑車に保持されて弛むことはな
い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0015】本発明のエレクタ装置は、トンネル掘削機
本体の後部に装着されて既設のトンネル内壁面にセグメ
ントを組付けるためのものである。即ち、円筒状をなす
掘削機本体の後部には内周面に複数の支持ローラが装着
されており、この複数の支持ローラによって内歯を有す
る旋回リングが回転自在に支持されている。そして、掘
削機本体に装着された駆動モータの駆動ギヤがこの旋回
リングの内歯にかみ合っている。従って、この駆動モー
タによって旋回リングを回転することができる。また、
旋回リングには昇降機構としての油圧ジャッキを介して
昇降台が既設トンネルの径方向に沿って移動自在に支持
され、この昇降台にはセグメントを保持して所定の既設
トンネル内壁面に組付ける保持部材が装着されている。
また、一端部が油圧制御装置に接続されて駆動伝達力と
しての圧油を給排するための連結ホースが掘削機本体に
支持され、旋回リング側に延設されている。この旋回リ
ングには滑車が回転自在に取付けられると共に、弧状の
ガイド部材としてのガイドレールが取付けられており、
掘削機本体から延設された連結ホースはこのガイドレー
ルにガイドされて滑車に掛け回され、その先端部が旋回
リングを介して昇降ジャッキに連結されている。
【0016】従って、このエレクタ装置によるセグメン
トの組付時に、駆動モータによって旋回リングを回転す
ることで、昇降台の保持部材が保持したセグメントを既
設トンネルの周方向に沿って移動することができ、ま
た、油圧制御装置から連結ホースを介して圧油を昇降ジ
ャッキに給排することで、この昇降ジャッキが伸縮駆動
して昇降台を移動し、この昇降台の保持部材が保持した
セグメントを既設トンネルの径方向に移動することがで
き、そして、既設トンネル内壁面の所定の位置にこの保
持部材が保持したセグメントを組付ける。このとき、昇
降ジャッキに圧油を給排する連結ホースは弧状のガイド
レールに案内されながら、旋回リングと一体の滑車に掛
け回された状態で移動することとなり、この連結ホース
は常時弛みなく保持される。
【0017】このように昇降ジャッキに圧油を給排する
連結ホースを、弧状のガイドレールにガイドさせると共
に滑車に掛け回して保持してから旋回リングに連結する
ことで、この連結ホースは常時弛みなく緊張した状態で
保持されることとなり、昇降台の移動に伴う旋回リング
の回転時に、連結ホースが作業の邪魔になったり、周辺
部材に接触することもない。
【0018】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0019】図1に本発明の一実施例に係るエレクタ装
置における油圧ホースの保持状態を表す概略、図2に本
実施例にエレクタ装置の側面視、図3に旋回リングの回
転に伴う油圧ホースの保持状態の変化を表す概略を示
す。
【0020】本実施例のエレクタ装置は、シールド掘削
機の掘削機本体の後部に装着されて既設のトンネル内壁
面にセグメントを組付けるためのものである。即ち、図
1及び図2に示すように、掘削機本体としてのスキンプ
レート11の後部には、その内周面の周方向に沿って4
つのブラケット12が等間隔で固定されており、各ブラ
ケット12にはそれぞれ支持ローラ13が回転自在に取
付けられている。そして、この4つの支持ローラ13に
よって旋回リング14が回転自在に支持されており、こ
の旋回リング14には内歯15が形成されている。ま
た、スキンプレート11の後部には図示しないブラケッ
トによって油圧モータ16が固定されており、この油圧
モータ16の駆動ギヤ17が旋回リング14の内歯15
に噛み合っている。従って、油圧モータ16が駆動して
駆動ギヤ17を回転駆動すると、この駆動ギヤ17が噛
み合う旋回リング14を回転させることができる。
【0021】また、旋回リング14の後面部には支持リ
ング18が固定され、この支持リング18の両側には左
右一対の固定台19が固定されており、U字形状をなす
移動枠体20の左右端部が各固定台19にそれぞれガイ
ドロッド21によって移動自在に支持され、それぞれ昇
降ジャッキ22によって昇降自在となっている。そし
て、この移動枠体22の中央部には昇降台23が固定さ
れており、この昇降台23には既設トンネルの長手方向
に移動自在なセグメント保持部24が取付けられてい
る。
【0022】一方、旋回リング14の前面部の下部には
左右一対の滑車25,26が連結ブラケット27によっ
て連結された状態で、各回転軸28,29によって回転
自在に取付けられている。また、旋回リング14にはそ
の内周部に沿って弧状をなすガイド部材としてのガイド
レール30が取付けられている。そして、スキンプレー
ト11の内周面に沿って駆動伝達力としての圧油を供給
するための連結ホースとしての2本の油圧ホース31,
32が付設されており、この各油圧ホース31,32は
旋回リング14の上部からガイドレール30にガイドさ
れて各滑車25,26に掛け回され、再び、ガイドレー
ル30にガイドされて上方に延設され、先端部がガイド
レール30の切欠部33を介して旋回リング14に連結
されている。なお、各連結ホース31,32は基端部が
図示しない油圧制御装置に接続される一方、先端部は前
述した旋回リング14から支持リング18内の油圧経路
を通って昇降ジャッキ22などの油圧機器に接続されて
いる。
【0023】従って、トンネルを掘削形成する場合、ま
ず、図示しないカッタヘッドを回転させながら、複数の
シールドジャッキを伸長し、既設のセグメントSへの押
し付け反力によってスキンプレート11を前進させこと
で、カッタヘッドが前方の地盤を掘削し、次に、シール
ドジャッキの何れか一つを縮み方向に作動して既設のセ
グメントSとの間に空所を形成し、本実施例のエレクタ
装置によってこの空所に新しいセグメントSを装着す
る。即ち、図2に示すように、油圧モータ16を駆動し
て旋回リング14を回転し、昇降台23を既設トンネル
の周方向に沿って移動させると共に、油圧制御装置から
油圧ホース31,32を介して昇降ジャッキ22に圧油
を給排し、昇降台23を既設トンネルの径方向に沿って
移動させる。そして、既設トンネル内に搬入されたセグ
メントSに対してこの昇降台23を対向させ、セグメン
ト保持部24によってこのセグメントSを保持する。こ
の状態で、前述と同様に、昇降台23のセグメント保持
部24が保持したセグメントSを、既設トンネルの周方
向及び径方向に沿って移動することで、既設トンネルの
内壁面における所定の位置にセグメントSを組み付け
る。この作業の繰り返しによって所定長さのトンネルを
掘削形成していく。
【0024】この本実施例のエレクタ装置において、通
常、油圧ホース31,32は滑車25,26及びガイド
レール30に緊張状態で保持されており、セグメントS
の組付作業時に、油圧モータ16によって旋回リング1
4が回転しても、図3に示すように、油圧ホース31,
32はガイドレール30に案内されながら、旋回リング
14と一体の滑車25,26に掛け回された状態で移動
することとなり、この油圧ホース31,32は弛むこと
はない。
【0025】なお、上述の実施例では、スキンプレート
11の内周面に付設された油圧ホース31,32を旋回
リング14のガイドレール30及び滑車25,26に掛
け回して保持させてからこの旋回リング14に連結する
ことで、外周側を固定して内周側を回転するようなした
が、逆でもよい。即ち、既設トンネルの中央部に設置さ
れた組立足場に付設された油圧ホースを旋回リングのガ
イドレール及び滑車に掛け回して保持させてからこの旋
回リングに連結することで、内周側を固定して外周側を
回転するようにしてもよい。また、駆動伝達力を伝達す
るための連結ホースとして油圧ホース31,32を用い
て説明したが、電力を供給する電気配線でも適用するこ
とができる。
【0026】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本発明のエレクタ装置によれば、筒状をなす掘削機
本体の後部に複数の支持ローラによって旋回リングを回
転自在に支持すると共に駆動モータによって回転可能と
し、この旋回リングに昇降機構を介して昇降台を既設ト
ンネルの径方向に沿って移動自在に支持してセグメント
を保持して所定の既設トンネル内壁面に組付ける保持機
構を装着し、旋回リングに滑車を回転自在に取付けると
共に弧状のガイド部材を取付け、掘削機本体から延設さ
れた駆動伝達力を伝達するための連結ホースをこのガイ
ド部材にガイドさせて滑車に掛け回し、その先端部を旋
回リングに連結したので、連結ホースは常時弛みなく緊
張した状態で保持されることとなり、昇降台の移動に伴
う旋回リングの回転時にも、この連結ホースはガイド部
材に案内されながら旋回リングと一体の滑車に掛け回さ
れた状態で移動することとなり、弛むことはなく、連結
ホースが作業の邪魔になったり、周辺部材に接触するこ
ともない。その結果、ホースの損傷を防止すると共にセ
グメント組付作業の安全性並びに作業性の向上を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るエレクタ装置における
油圧ホースの保持状態を表す概略図である。
【図2】本実施例にエレクタ装置の側面図である。
【図3】旋回リングの回転に伴う油圧ホースの保持状態
の変化を表す概略図である。
【図4】一般的なシールド掘削機の概略断面図である。
【図5】シールド掘削機に装着された従来のエレクタ装
置の側面図である。
【図6】従来のエレクタ装置の正面図である。
【符号の説明】
11 スキンプレート(掘削機本体) 13 支持ローラ 14 旋回リング 16 油圧モータ(駆動モータ) 22 昇降ジャッキ(昇降機構) 24 保持部材(保持機構) 25,26 滑車 30 ガイドレール(ガイド部材) 31,32 油圧ホース(連結ホース)
フロントページの続き (72)発明者 安達 慎二 兵庫県神戸市兵庫区和田宮通7丁目1番14 号 西菱エンジニアリング株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状をなす掘削機本体の後部に複数の支
    持ローラによって旋回リングが回転自在に支持されると
    共に、駆動モータによって回転可能とされ、前記旋回リ
    ングに昇降機構を介して昇降台が既設トンネルの径方向
    に沿って移動自在に支持され、該昇降台にセグメントを
    保持して所定の既設トンネル内壁面に組付ける保持機構
    が装着されると共に、前記掘削機本体から延設された駆
    動伝達力を伝達するための連結ホースが前記旋回リング
    を介して前記昇降機構に連結されたエレクタ装置におい
    て、前記旋回リングには滑車が回転自在に取付けられる
    と共に弧状のガイド部材が取付けられ、掘削機本体から
    延設された前記連結ホースが該ガイド部材にガイドされ
    て前記滑車に掛け回され、その先端部が前記旋回リング
    に連結されたことを特徴とするエレクタ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102400692A (zh) * 2011-12-06 2012-04-04 盾建重工制造有限公司 盾构机用管片拼装机的回转机构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102400692A (zh) * 2011-12-06 2012-04-04 盾建重工制造有限公司 盾构机用管片拼装机的回转机构

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