JPH09291692A - 床暖房システム - Google Patents
床暖房システムInfo
- Publication number
- JPH09291692A JPH09291692A JP8105186A JP10518696A JPH09291692A JP H09291692 A JPH09291692 A JP H09291692A JP 8105186 A JP8105186 A JP 8105186A JP 10518696 A JP10518696 A JP 10518696A JP H09291692 A JPH09291692 A JP H09291692A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor heating
- floor
- heating system
- mat
- wood
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Floor Finish (AREA)
- Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来技術における施工工程を簡略化し、木質
床基板材と床暖房マットとを一体化した床暖房システム
を提供する。 【解決手段】 適宜間隔をもって横設した複数の根太３
の上に木質床基板材４を架設したうえで床加熱手段を内
蔵する床暖房マット５を積層し、さらに床暖房マット５
を覆うごとく床仕上げ材６を敷設して形成した床暖房シ
ステムにおいて、前記木質床基材４と床暖房マット５と
を予め接合し、所望形状、寸法に一体化して床暖房ユニ
ット7 を形成した床暖房システム。
床基板材と床暖房マットとを一体化した床暖房システム
を提供する。 【解決手段】 適宜間隔をもって横設した複数の根太３
の上に木質床基板材４を架設したうえで床加熱手段を内
蔵する床暖房マット５を積層し、さらに床暖房マット５
を覆うごとく床仕上げ材６を敷設して形成した床暖房シ
ステムにおいて、前記木質床基材４と床暖房マット５と
を予め接合し、所望形状、寸法に一体化して床暖房ユニ
ット7 を形成した床暖房システム。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は建築物等において床
部の施工を容易とした床暖房システムにかかり、あるい
は更に防音機能を付与した床暖房システムに関する。
部の施工を容易とした床暖房システムにかかり、あるい
は更に防音機能を付与した床暖房システムに関する。
【０００２】
【従来技術における課題】従来の床暖房システムにおい
ては、まず床スラブ上に複数の支持脚を立脚し、その上
に木質床基板材を横架並設し、次いでその上に床加熱手
段を内蔵する床暖房マットを貼着積層し、更に上に床仕
上げ材を敷設することにより床暖房システムを完成する
ことが知られている。
ては、まず床スラブ上に複数の支持脚を立脚し、その上
に木質床基板材を横架並設し、次いでその上に床加熱手
段を内蔵する床暖房マットを貼着積層し、更に上に床仕
上げ材を敷設することにより床暖房システムを完成する
ことが知られている。
【０００３】この従来方式によれば、施工現場で支持脚
上に順次上記した手順で各板材、マット等を載置、貼着
しなければならず、施工に際する手間、時間を必要と
し、施工コストも高価なものとなる。
上に順次上記した手順で各板材、マット等を載置、貼着
しなければならず、施工に際する手間、時間を必要と
し、施工コストも高価なものとなる。
【０００４】本発明は前記施工に際する不具合、すなわ
ち施工の手間を省き、施工時間を短縮でき、施工コスト
を低減できる床暖房システム、あるいは更に防音機能を
付与した床暖房システムを提供するものである。
ち施工の手間を省き、施工時間を短縮でき、施工コスト
を低減できる床暖房システム、あるいは更に防音機能を
付与した床暖房システムを提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、適宜間隔をも
って横設した複数の根太３の上に木質床基板材４を架設
したうえで床加熱手段を内蔵する床暖房マット５を積層
し、さらに床暖房マット５を覆うごとく床仕上げ材６を
敷設して形成した床暖房システムにおいて、前記木質床
基材４と床暖房マット５とを予め接合し、所望形状、寸
法に一体化して床暖房ユニット７を形成した床暖房シス
テム、前記床暖房システムにおいて、床スラブ１上に複
数の支持脚２を介して複数の根太３を適宜間隔をもって
横設したこと、さらに支持脚２の基脚部に防振ゴムを配
したこと、加えて支持脚２の間に形成される床下空間
に、繊維マットを充填したこと、更に加えて床仕上げ材
６が、上層に木質表層材を配した木質台板であること、
あるいは床仕上げ材６が、上層の木質表層材と、底面側
より多数のスリットを配した木質台板と、下層の繊維マ
ット層とを積層一体化したこと、からなる。
って横設した複数の根太３の上に木質床基板材４を架設
したうえで床加熱手段を内蔵する床暖房マット５を積層
し、さらに床暖房マット５を覆うごとく床仕上げ材６を
敷設して形成した床暖房システムにおいて、前記木質床
基材４と床暖房マット５とを予め接合し、所望形状、寸
法に一体化して床暖房ユニット７を形成した床暖房シス
テム、前記床暖房システムにおいて、床スラブ１上に複
数の支持脚２を介して複数の根太３を適宜間隔をもって
横設したこと、さらに支持脚２の基脚部に防振ゴムを配
したこと、加えて支持脚２の間に形成される床下空間
に、繊維マットを充填したこと、更に加えて床仕上げ材
６が、上層に木質表層材を配した木質台板であること、
あるいは床仕上げ材６が、上層の木質表層材と、底面側
より多数のスリットを配した木質台板と、下層の繊維マ
ット層とを積層一体化したこと、からなる。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下実施の形態を例示して本発明
を説明する。図１は本発明の一実施形態にかかる概略側
断面図、図２は床暖房マットの配置、および通湯パイプ
の配管例を示した概略平面図、図３は床仕上材を例示し
た側断面図である。
を説明する。図１は本発明の一実施形態にかかる概略側
断面図、図２は床暖房マットの配置、および通湯パイプ
の配管例を示した概略平面図、図３は床仕上材を例示し
た側断面図である。
【０００７】図１の側断面図において、１は床スラブで
あり、３はLVL (Laminated VeneerLumber) 等の積層木
材よりなり、図面に対し前後方向に延びる長尺の根太で
ある。根太３は基脚部８および支持脚ボルト９よりなる
支持脚２により支持される。なお、基脚部８はクロロプ
レンゴム、スチレンブタジエンゴム等の合成ゴムにより
形成し、上、下一方からの振動を他方に伝播するのを防
止し、防音性を発揮することができ、該基脚部８上には
金属製または合成樹脂製の高さ調整用の支持脚ボルト９
を立設し、床材のレベル調整を可能とする。
あり、３はLVL (Laminated VeneerLumber) 等の積層木
材よりなり、図面に対し前後方向に延びる長尺の根太で
ある。根太３は基脚部８および支持脚ボルト９よりなる
支持脚２により支持される。なお、基脚部８はクロロプ
レンゴム、スチレンブタジエンゴム等の合成ゴムにより
形成し、上、下一方からの振動を他方に伝播するのを防
止し、防音性を発揮することができ、該基脚部８上には
金属製または合成樹脂製の高さ調整用の支持脚ボルト９
を立設し、床材のレベル調整を可能とする。
【０００８】４は後述床暖房マット５および床仕上げ材
６が撓むことのないよう支える木質基板材、例えばパー
ティクルボードであり、厚み10mmないし40mm程度とする
のが適当である。５は床暖房マットで厚み９mmないし12
mm、密度96kg／m3ないし 400kg／m3程度のグラスウール
よりなり、図示しないが通常ポリウレタンやポリオレフ
ィン等の合成樹脂フィルムやスパンボンド等の不織布で
被覆することにより形状を維持し、湿分の侵入を防ぎ、
また木質基板材４や、後述床仕上げ材６との接着剤によ
る接合を容易とする。また、床暖房マット５の上面は熱
伝導率の優れる金属箔 (シート) 10、例えば50μm ない
し 200μm 厚程度のアルミニウム箔で被装することによ
り、熱伝達を促進し、均熱化する。
６が撓むことのないよう支える木質基板材、例えばパー
ティクルボードであり、厚み10mmないし40mm程度とする
のが適当である。５は床暖房マットで厚み９mmないし12
mm、密度96kg／m3ないし 400kg／m3程度のグラスウール
よりなり、図示しないが通常ポリウレタンやポリオレフ
ィン等の合成樹脂フィルムやスパンボンド等の不織布で
被覆することにより形状を維持し、湿分の侵入を防ぎ、
また木質基板材４や、後述床仕上げ材６との接着剤によ
る接合を容易とする。また、床暖房マット５の上面は熱
伝導率の優れる金属箔 (シート) 10、例えば50μm ない
し 200μm 厚程度のアルミニウム箔で被装することによ
り、熱伝達を促進し、均熱化する。
【０００９】加熱手段は特定するものではないが、本実
施形態において給湯手段により床暖房する場合は、床暖
房マット５の内には５mmφないし10mmφの銅または架橋
ポリエチレン等の樹脂よりなる通湯パイプ11を内蔵す
る。
施形態において給湯手段により床暖房する場合は、床暖
房マット５の内には５mmφないし10mmφの銅または架橋
ポリエチレン等の樹脂よりなる通湯パイプ11を内蔵す
る。
【００１０】しかして木質基板材４と床暖房マット５
は、予め例えばウレタン系接着剤等の接着剤により接合
一体化して床暖房ユニット７を形成したことにより、従
来それらを順次敷設、積層し施工していた場合に比べ施
工の手間を大幅に省くことができ、また従来施工現場に
おいて木質基板材４に床暖房マット５を積層貼着する場
合の熱等による撓みを抑制できる。
は、予め例えばウレタン系接着剤等の接着剤により接合
一体化して床暖房ユニット７を形成したことにより、従
来それらを順次敷設、積層し施工していた場合に比べ施
工の手間を大幅に省くことができ、また従来施工現場に
おいて木質基板材４に床暖房マット５を積層貼着する場
合の熱等による撓みを抑制できる。
【００１１】床暖房マット５の配置、および通湯パイプ
の配管例に関し、図２の平面図には通湯パイプ11 (鎖線
で示す) を配した床暖房マット５を配置し、通湯ヘッド
(ヘッダーステーション) 12より給湯、排湯枝管を介し
て通湯パイプ11と接続して通湯するようにした例を示し
た。これに限らず、各種配置、配管を工夫設定すること
ができる。なお暖房を必要としない区画には通湯しない
ように密栓を施す等適宜工夫すればよい。
の配管例に関し、図２の平面図には通湯パイプ11 (鎖線
で示す) を配した床暖房マット５を配置し、通湯ヘッド
(ヘッダーステーション) 12より給湯、排湯枝管を介し
て通湯パイプ11と接続して通湯するようにした例を示し
た。これに限らず、各種配置、配管を工夫設定すること
ができる。なお暖房を必要としない区画には通湯しない
ように密栓を施す等適宜工夫すればよい。
【００１２】床暖房マット５の上には床仕上げ材６を敷
設する。床仕上げ材６は木質表層材を含む合板のみの場
合でもよいが、図３の側断面図に示すように、木質表層
材13／スリット14を多数刻成した木質台板15／不織布マ
ット等による緩衝材16の構成とすれば、著しい防音機能
をも発揮することができる。なお床仕上げ材６は前記通
湯ヘッド12の周囲の保守、点検のために、通湯ヘッド対
応部分を適宜剥離することができるが、その際の床暖房
マット６の破損を防ぐうえで、予め捨張材を介設してお
くことが望ましい。
設する。床仕上げ材６は木質表層材を含む合板のみの場
合でもよいが、図３の側断面図に示すように、木質表層
材13／スリット14を多数刻成した木質台板15／不織布マ
ット等による緩衝材16の構成とすれば、著しい防音機能
をも発揮することができる。なお床仕上げ材６は前記通
湯ヘッド12の周囲の保守、点検のために、通湯ヘッド対
応部分を適宜剥離することができるが、その際の床暖房
マット６の破損を防ぐうえで、予め捨張材を介設してお
くことが望ましい。
【００１３】殊に、緩衝材16と床暖房マット５が直に接
した場合に歩行時等において沈み込みが生じ、不安定感
をもよおすケースがあるが、緩衝材16と床暖房マット５
との間に前記捨張材を介設すれば、そのような不具合も
解消できる。
した場合に歩行時等において沈み込みが生じ、不安定感
をもよおすケースがあるが、緩衝材16と床暖房マット５
との間に前記捨張材を介設すれば、そのような不具合も
解消できる。
【００１４】また、前記した如く支持脚の基脚部に防振
ゴムを配し、床仕上げ材を木質表層材／木質台板／繊維
マットの積層体としたことにより、あるいは更に図１の
符号17に示すように床下空間、すなわち支持脚２の間に
無機質または有機質繊維マットを充填することにより、
一層の防音機能を発揮させることができる。なお、繊維
マット17は例えば密度10kg／m3ないし24kg／m3の繊維マ
ットを採用し、スパンボンド等の不織布やポリオレフィ
ン等の合成樹脂フィルムで被覆する等の処理を施すのが
好ましい。
ゴムを配し、床仕上げ材を木質表層材／木質台板／繊維
マットの積層体としたことにより、あるいは更に図１の
符号17に示すように床下空間、すなわち支持脚２の間に
無機質または有機質繊維マットを充填することにより、
一層の防音機能を発揮させることができる。なお、繊維
マット17は例えば密度10kg／m3ないし24kg／m3の繊維マ
ットを採用し、スパンボンド等の不織布やポリオレフィ
ン等の合成樹脂フィルムで被覆する等の処理を施すのが
好ましい。
【００１５】
【発明の効果】本発明によれば従来技術における施工工
程を簡略化し、木質床基板材と床暖房マットとを一体化
して床暖房システムを容易に形成することができるとい
う効果を奏する。加えて支持脚に防振ゴムを配し、床仕
上げ材として木質表層板、多数のスリットを配した木質
台板、繊維マット層とを積層一体化したことにより、防
音機能にも優れた床暖房システムを形成することができ
る。
程を簡略化し、木質床基板材と床暖房マットとを一体化
して床暖房システムを容易に形成することができるとい
う効果を奏する。加えて支持脚に防振ゴムを配し、床仕
上げ材として木質表層板、多数のスリットを配した木質
台板、繊維マット層とを積層一体化したことにより、防
音機能にも優れた床暖房システムを形成することができ
る。
【図１】本発明の一実施形態にかかる概略側断面図であ
る。
る。
【図２】床暖房マットの配置、通湯パイプの配管例を示
した概略平面図である。
した概略平面図である。
【図３】床仕上げ材の一例の側断面図である。
１--床スラブ ２--支持脚 ３--根太 ４--木質基板材 ５--床暖房マット ６--床仕上げ材 ７--床暖房ユニット
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ２４Ｄ 3/14 Ｆ２４Ｄ 3/14
Claims (6)
- 【請求項１】適宜間隔をもって横設した複数の根太３の
上に木質床基板材４を架設したうえで床加熱手段を内蔵
する床暖房マット５を積層し、さらに床暖房マット５を
覆うごとく床仕上げ材６を敷設して形成した床暖房シス
テムにおいて、前記木質床基板材４と床暖房マット５と
を予め接合し、所望形状、寸法に一体化して床暖房ユニ
ット7 を形成したことを特徴とする床暖房システム。 - 【請求項２】床スラブ１上に複数の支持脚２を介して複
数の根太３を適宜間隔をもって横設したことを特徴とす
る請求項１記載の床暖房システム。 - 【請求項３】支持脚２の基脚部に防振ゴムを配したこと
を特徴とする請求項２記載の床暖房システム。 - 【請求項４】支持脚２の間に形成される床下空間に、繊
維マットを充填したことを特徴とする請求項２または３
記載の床暖房システム。 - 【請求項５】床仕上げ材６が、上層に木質表層材を配し
た木質台板であることを特徴とする請求項１、２、３ま
たは４記載の床暖房システム。 - 【請求項６】床仕上げ材６が、上層の木質表層材と、底
面側より多数のスリットを配した木質台板と、下層の繊
維マット層とを積層一体化したことを特徴とする請求項
１、２、３または４記載の床暖房システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8105186A JPH09291692A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | 床暖房システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8105186A JPH09291692A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | 床暖房システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09291692A true JPH09291692A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=14400658
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8105186A Pending JPH09291692A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | 床暖房システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09291692A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2369093A2 (en) * | 2010-03-16 | 2011-09-28 | Hertig Knut AB | Heatable and vertically adjustable floor |
-
1996
- 1996-04-25 JP JP8105186A patent/JPH09291692A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2369093A2 (en) * | 2010-03-16 | 2011-09-28 | Hertig Knut AB | Heatable and vertically adjustable floor |
| EP2369093A3 (en) * | 2010-03-16 | 2012-06-20 | Hertig Knut AB | Heatable and vertically adjustable floor |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |